JP2005297147A - エッジ研磨装置のための真空ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、真空引きに伴って混入して来たスラリーが、封水タンク内の水に混じり合うことが少なく、また、これによって、混じったスラリー成分が水封式真空ポンプの機械的摺動部分を損傷させるおそれを少なくした真空ユニットを提供することを課題とする。
【解決手段】 真空ユニット4は、封水タンク41、水封式真空ポンプ42、および、真空バッファタンク43を備えており、真空バッファタンク43内には、上部の出口431側と下部の入口432側とを隔離して、上部室434と下部室435を形成するように2次フィルタ436が設けられている。上部室434には内部に向かって開口するシャワーノズル437が設けられており、シャワーノズル437には、バルブ438を通して適宜の時間経過後、水が供給される。貯留された水により1次フィルタが形成され、パイプ4321の先端部が貯留された水の中に浸漬されて開口している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェハーエッジ研磨装置のための真空ユニットに関する。
半導体ウェハーのエッジ研磨装置は、被加工物である半導体ウェハをテーブルに保持するため、あるいはこれをハンドリングするために真空が用いられる。エッジ研磨装置の近傍には真空ユニットが設置され、パイプを通してエッジ研磨装置につながれている。
そして、この半導体ウェハーのエッジ研磨装置では、研磨媒体としてスラリーが使用される。このスラリーは化学的作用が強く、この化学的活性とポリシングパッドから及ぼされる機械的作用とが相まって半導体が研磨される。
上記真空ユニットは、半導体を吸着保持するために使用されることから、吸引に伴って吸着部からスラリーの一部が吸い込まれる。このため、エッジ研磨装置では、多くの場合、異物の吸引に対して比較的耐性のある水封式の真空ポンプが使用される。
従来からエッジ研磨装置用として使用されている真空ユニットは、水封式真空ポンプ、封水を貯留する封水タンク、このタンクの水位検知する水位センサ、このタンクの温度を検知する温度センサ、タンク内に送り込む冷却用の水の流量を調整し、タンク内の封水温度をコントロールするためのソレノイドバルブ、および、エッジ研磨装置とつながるパイプの途中に設けられた真空バッファタンクを有している。
水封式真空ポンプは、封水の温度が上昇すると性能が落ちるため、大量に新しい冷たい水をソレノイドバルブを介して供給することにより性能が維持されている。つまり、封水タンクには水を常時供給するとともに、オーバーフロー分を排出させて部分置換を行っている。
このようにして、封水タンクに供給された水は一部が排水、一部が循環する構造になっている。真空引きに伴って混入して来たスラリーは、封水タンク内の水に混じり合うため、封水は全体として定常的にスラリーを含んだものとなり、水を白濁させるだけでなく、混じったスラリー成分が水封式真空ポンプの機械的摺動部分を損傷させるという問題がある。上記水置換量を増加させれば封水内のスラリー濃度は低下するが、水をただ垂れ流すだけであるため、限りのある資源をこのような形で消費するのは好ましいことではない。
以下にこれらに関連がある文献を列記する。
特開平4−58095号公報 実開平4−50189号公報 実開平4−87704号公報 特開平6−121904号公報 特開平7−204406号公報 特開平7−204407号公報 特開平6−147167号公報 特開平9−42179号公報 特開平8−14183号公報 特開平9−45755号公報 特開平10−73079号公報 特開平11−301849号公報 特開2000−210851号公報
本発明は、上に述べた問題の解決、つまり、真空引きに伴って混入して来たスラリーが、封水タンク内の水に混じり合うことが少なく、また、これによって、混じったスラリー成分が水封式真空ポンプの機械的摺動部分を損傷させるおそれを少なくした真空ユニットを提供することを課題とするとともに、水置換量を増加させることなく所定の性能を維持できる真空ユニットを提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、封水が貯留され、オーバーフロー口が設けられた封水タンク、上記封水タンクに流入する水の流量を調整する水供給バルブ、上記封水の水位を検知する水位センサ、上記封水の温度を検知する温度センサ、上記封水タンク内に設けられた冷却コイル、上記冷却コイルに流す冷却水の流量を調整する冷却水バルブ、上記封水タンクとの間で封水を供給、還流する水封式真空ポンプ、上記真空ポンプの真空引き口に接続された出口と、エッジ研磨装置に接続されるべき入口を有する真空バッファタンク、および、上記封水タンク、水封式真空ポンプ、および、真空バッファタンクを収納する筐体を備えたエッジ研磨装置のための真空ユニットであって、上記真空バッファタンクは、上記出口を設けた上部室と、上記入口を設けた下部室とに隔離形成するように設けられた2次フィルタ、および、上記上部室に開口するように設けられたシャワーノズルを備えており、上記下部室に供給された水を貯留することにより1次フィルタとし、上記1次フィルタ内に入口からのびたパイプを開口させることを特徴とするエッジ研磨装置のための真空ユニットである。
第2番目の発明は、第1番目の発明のエッジ研磨装置のための真空ユニットにおいて、上記真空バッファタンクには、貯留されたスラリーを含む水を排出するためのドレーンバルブが設けられていることを特徴とするエッジ研磨装置のための真空ユニットである。
本発明によれば、水封式真空ポンプに吸引される前に、真空バッファタンク内においてスラリーのほとんどが除去されるため、水封式真空ポンプおよび封水タンクにはスラリーがほとんど到達することがない。そのため、封水にスラリーが混入する度合いが少なく、封水の白濁、ひいては水封式真空ポンプの機械的摺動部分が損傷するような問題を起きにくくすることができる。また、水の供給量および排出を少なくすることができるため、限りのある資源を有効に利用することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施例を説明する。図1は、単数あるいは複数のエッジ研磨装置1・・・、スラリー供給ユニット2、真空ユニット4からなるシステム全体を示す説明図である。また、図2は真空バッファタンク43の拡大説明図である。
エッジ研磨装置1・・は半導体ウェハーのエッジ部を研磨するための研磨装置であって、特別のものではない。
スラリー供給ユニット2は、スラリータンク21を備えており、このスラリータンク21からポンプP1と管路L1を通してこれらエッジ研磨装置1・・にスラリーが供給される。エッジ研磨装置1・・で使用されたスラリーは管路L2を通してスラリータンク21に環流される。フィルタ216は、環流するスラリーに混入した塵埃等を除去する。第1コントローラ214は、エッジ研磨装置1・・あるいは全体システムの指令を受けてポンプP1の動作を制御する。
スラリータンク21には、アジテータ211、アジテータ211を回転駆動するためのモータM1が備えられており、スラリータンク21内のスラリーを常時攪拌する。スラリータンク21には、冷却コイル212及び温度センサ213が備えられており、第1コントローラ214は工場冷却水ライン又は装置付帯のチラー(恒温循環器)から管路L3を通して冷却コイル212に供給される冷却水の流量をバルブV1で制御してスラリーの温度を一定範囲に保つ。管路L4は冷却を終えた冷却水を工場冷却水ライン又は装置付帯のチラー(恒温循環器)に戻す。
コントローラ214はスラリーの残量を液面検出装置215によって監視しており、スラリーレベルが一定の水位範囲に維持されるように監視する。残量が最低レベルLよりも少なくなったとき、スラリーの補給を促す信号を作業者あるいはスラリー補給装置(付図示)に対して行う。
真空ユニット4は、封水タンク41、水封式真空ポンプ42、および、真空バッファタンク43を備えている。封水タンク41には、封水が貯留され、あふれた封水を排出するためのオーバーフロー口411が設けられている。封水タンク41に流入する水の流量は水位センサ413の検出値に基づいて水供給バルブ412によって調整される。
封水タンク41内には、封水の温度を検知するための温度センサ414が設けられている。この検出結果に基づいて、封水タンク41内に設けられた冷却コイル415を流れる冷却水の流量が調整され、封水の温度が一定範囲に維持される。冷却水には工場で備えられている冷水又はチラー冷水が使用され、流量の調整は、冷却水バルブ416の開閉によって行われる。
水封式真空ポンプ42と封水タンク41との間で封水が供給、還流される。水封式真空ポンプ42の真空引き口421には真空バッファタンク43の出口431が接続されている。真空バッファタンク43の入口432はエッジ研磨装置1に接続される。入口432の真空バッファタンク43内側には、底部近傍までのびて開口するパイプ4321が接続されている。
封水タンク41、水封式真空ポンプ42、および、真空バッファタンク43は筐体に納められる。なお、筐体は、これらの周囲すべてを取り囲むものである必要はなく、上部が解放された台状のものであってもよい。
真空バッファタンク43内には、上部の出口431側と下部の入口432側とを隔離して、上部室434と下部室435を形成するように2次フィルタ436が設けられている。上部室434には内部に向かって開口するシャワーノズル437が設けられている。シャワーノズル437には、バルブ438を通して水が供給される。
真空バッファタンク43の底部には、シャワーノズル437から供給された水が貯留され、1次フィルタ44が形成される。上記パイプ4321の先端部は貯留された水の中に浸漬されて開口している。ドレーンバルブ439は貯留された水を排出するために設けられている。
エッジ研磨装置1・・から吸引されたスラリーや水滴あるいは埃を含む空気は、真空バッファタンク43内に導かれ、パイプ4321を通って下部室435に貯留された水の中に導かれ、そこから気泡となって水面上部に出る。この過程で、気泡となっている吸引空気は、水と広い面積で接触するため、スラリーや水粒子あるいは埃が分離される。それでも分離されなかったスラリーや水の粒子あるいは埃は、2次フィルタ436を通過する際にこれによって除かれる。2次フィルタ436に付着したスラリーや埃等は、シャワーノズル437から適宜の時間経過後水を流すことにより下部室435内に洗い落とされ、この水が上記1次フィルタ44を構成することになる。
こうして、本真空ユニット4によれば、水封式真空ポンプ42に吸引される前に、真空バッファタンク43内においてスラリーのほとんどが除去されるため、水封式真空ポンプ42および封水タンク41にはスラリーがほとんど到達することがない。そのため、封水にスラリーが混入する度合いが少なく、封水の白濁、ひいては水封式真空ポンプ42の機械的摺動部分が損傷するような問題は生じにくく、また、水の供給量および排出を少なくすることができるため、限りのある資源を有効に利用することができる。
本発明の実施例の真空ユニット4を含むシステム全体を示す説明図である。 真空バッファタンク43の拡大説明図である。
符号の説明
1 エッジ研磨装置
2 スラリー供給ユニット
21 スラリータンク
211 アジテータ
212 冷却コイル
213 温度センサ
214 コントローラ
215 液面検出装置
216 フィルタ
4 真空ユニット
41 封水タンク
411 オーバーフロー口
412 水供給バルブ
413 水位センサ
414 温度センサ
415 冷却コイル
416 冷却水バルブ
42 水封式真空ポンプ
421 真空引き口
43 真空バッファタンク
431 出口
432 入口
4321 パイプ
434 上部室
435 下部室
436 2次フィルタ
437 シャワーノズル
438 バルブ
439 ドレーンバルブ
44 1次フィルタ
L1〜L4 管路
M1 モータ
P1 ポンプ
V1 バルブ

Claims (2)

  1. 封水が貯留され、オーバーフロー口が設けられた封水タンク、
    上記封水タンクに流入する水の流量を調整する水供給バルブ、
    上記封水の水位を検知する水位センサ、
    上記封水の温度を検知する温度センサ、
    上記封水タンク内に設けられた冷却コイル、
    上記冷却コイルに流す冷却水の流量を調整する冷却水バルブ、
    上記封水タンクとの間で封水を供給、還流する水封式真空ポンプ、
    上記真空ポンプの真空引き口に接続された出口と、エッジ研磨装置に接続されるべき入口を有する真空バッファタンク、および、
    上記封水タンク、水封式真空ポンプ、および、真空バッファタンクを収納する筐体
    を備えたエッジ研磨装置のための真空ユニットであって、
    上記真空バッファタンクは、上記出口を設けた上部室と、上記入口を設けた下部室とに隔離形成するように設けられた2次フィルタ、および、
    上記上部室に開口するように設けられたシャワーノズル
    を備えており、上記下部室に供給された水を貯留することにより1次フィルタとし、上記1次フィルタ内に入口からのびたパイプを開口させること
    を特徴とするエッジ研磨装置のための真空ユニット。
  2. 請求項1に記載されたエッジ研磨装置のための真空ユニットにおいて、
    上記真空バッファタンクには、貯留されたスラリーを含む上記水を排出するためのドレーンバルブが設けられていること
    を特徴とするエッジ研磨装置のための真空ユニット。
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