JP2005296962A - 粉末成形プレス機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】パンチを多段構成とした場合であっても高さ及び幅方向に大きくならず、ダイやパンチを外段取りでセットすることができ、サーボ制御の容易な粉末成形プレス機械を提供する。
【解決手段】粉末成形プレス機械1は、ダイ10を取り付けるダイプレート20a及びこれに連結される連結ロッド21aからなるダイセット2aと、パンチ11〜13を取り付けるパンチプレート20b〜20d及びこれに連結される連結ロッド21b〜21dからなるパンチセット2b〜2dと、を備えると共に、コアロッド14と連結される中心シリンダ4a及びこれを囲繞する径の異なる筒状シリンダ4b〜4dをベースプレート3上に配設し、その筒状シリンダ4b〜4dと少なくともパンチセット2b〜2dの連結ロッド21b〜21dと対応するを連結プレート20b〜20dを介して連結するようにして、液体圧で中心シリンダ4a及び筒状シリンダ4b〜4dを駆動する構成としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、焼結部品などの粉末成形品(以下、単に成形品と言う)をダイ及びパンチを用いた加圧成形によって製造する粉末成形プレス機械に関する。
粉末成形プレス機械には、成形品の厚さ(高さ)を決定するダイ及びパンチの位置を、メカニカルなストッパで決定する方式と、油圧シリンダなどを用いて制御する方式とがある。近年の成形品に対する高精度・ニアネットシェイプ化の要求が高まる中、サーボ制御技術の一般化により、油圧シリンダを備える粉末成形プレス機械の需要が高まっている。この油圧シリンダは、プレス時にパンチが受ける負荷荷重を受けるものであるが、複数のパンチを用いて多段の成形品を製造する場合、該成形品の形状によって各油圧シリンダが受けもつ負荷荷重が異なる。したがって、成形品の形状が複雑になる程、複数のパンチに対応するだけの油圧シリンダが必要になると共に粉末成形プレス機械が大型化し、成形能力よりも大きな受圧能力が要求されるようになる。一般的に、下3段成形では最外殻にダイが1つ、パンチが3本、コアロッドが1本、必要であり、受圧シリンダ機構が耐えられる受圧能力の合計は成形能力の1.5〜2倍でなければならない。
従来のこのような粉末成形プレス機械としては、複数のパンチに対応する油圧シリンダを同軸に直列で配置した構造のものが、例えば、特公平7−115233号公報に開示され、また、1つのパンチを2本のシリンダで受ける構造のものが例えば、特開2002−115003号公報に開示されている。
特公平7−115233号公報 特開2002−115003号公報 しかしながら、特許文献1に開示の粉末成形プレス機械は、油圧シリンダを同軸に直列で積層配置した構造であることから全高が非常に高いものとなる。したがって、軸方向の各構成部品へ伝わる負荷荷重の伝達距離にばらつきが生じるので、各構成部品ごとに異なる撓みや座屈が発生し、プレス機械を組み立てる場合にはその撓みや座屈要素等を細かく計算しなければならない。また、このことから部材選びも重要な要素となる。
さらに、全高が高いことから各構成部品に発生する伸びや圧縮により、ダイやパンチを取り付ける際の修正要素が増え制御性を維持するのが難しい。
しかも、この粉末成形プレス機械は、第2パンチ及び第3パンチを取り付けるパンチセット(特許文献1の図1であれば、第2パンチアダプタ22、第3パンチアダプタ23等)やコアロッドが、構造上、極端に長くなるためそれらの交換作業に長時間を要することになる。
他方、特許文献2に開示の粉末成形プレス機械は、1つのパンチに対して2本のシリンダをプレス機械幅方向に対称に配置する必要があることから、パンチの数を増やす場合には幅方向にプレス機械自体が大型化し、受圧能力不足であったり、2本のシリンダを同時制御する場合の安定性に問題がある。
したがって、上述した従来の問題点に鑑みて、本発明の目的は、多段成形の受圧能力を満たす受圧シリンダ機構を小型化し、これによってプレス機械自体を大型化することなく全高を縮め、プレス機械本体に受圧シリンダ機構を内蔵可能にし、成形品の変更に際し、ダイやパンチを取り付けるダイセット及びパンチセットの着脱が容易な粉末成形プレス機械を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、粉末成形プレス機械の各構成部品に発生する応力変形や撓みを最小化するべく、負荷荷重の合力を受圧中心部に集中させる構造を提供すると共に、ダイやパンチを外段取りで組める構成として、段取り作業、及びサーボ制御(数値制御)の容易な粉末成形プレス機械を提供することにある。
このような課題を解決する本発明の粉末成形プレス機械は、ダイを最外殻として中央にコアロッドを配し、該ダイとコアロッド間に径の異なる1以上のパンチを併置してプレス成形を行う粉末成形プレス機械において、ダイを取り付けるダイプレート及び該ダイプレートと連結される連結ロッドからなるダイセットと、パンチを取り付けるパンチプレート及び該パンチプレートに連結される連結ロッドからなる1以上のパンチセットと、を備えると共に、コアロッドと連結される中心シリンダ及び該中心シリンダを囲繞する径の異なる1以上の筒状シリンダをベースプレート上に配設し、その筒状シリンダと少なくともパンチセットの連結ロッドとを対応する連結プレートを介して連結するようにし、流体圧(気圧又は液圧)で中心シリンダ及び筒状シリンダを駆動する構成としたことを特徴とする。すなわち、受圧シリンダ機構としてのシリンダを筒状にし、往復運動させるパンチに対応する筒状シリンダごとに径を異ならせて囲繞することで、これまで独立して別個に設けられていた複数のシリンダを同一箇所に集中させて設けることができ、受圧シリンダ機構を高さ方向に積層することなく低くまとめて小型化を図ることができるようになる。また、このように筒状シリンダを中央に集中させた構造から、該筒状シリンダを受圧対象のパンチに対して1対1の関係で設けて負荷荷重を中央に集中させることができるので、受圧能力に優れ、バランスの取れたプレス機械を提供することができる。さらに、本発明による粉末成形プレス機械は、プレス機械本体に設けられる受圧シリンダ機構としての筒状シリンダと1以上のパンチセットを連結プレートを介して連結する分離構造としてあるので、ダイセット及びパンチセットをユニット化して予め数セット準備しておくことで、成形品の変更に伴うダイやパンチの交換をいわゆる外段取りで行うことができるようになり、段取作業時間を大幅に短縮して生産性の向上を図ることができるようになる。
この場合、中心シリンダが、コアロッドを連結するコアピストンと、該コアピストンを駆動する作用室を形成するようにベースプレートに立設された中央円筒壁とを具備し、また、筒状シリンダが、中心シリンダの中央円筒壁を所定間隔を介して囲繞するようにしてベースプレートに立設された環状壁と、該環状壁で囲まれた内部空間を作用室として駆動される環状ピストンと、該環状ピストンに立設されて連結プレートに連結されるピストンロッドとを具備し、且つ中心シリンダのコアピストン及び筒状シリンダのピストンロッドを気密又は液密状態で貫通させ且つ各作用室を密閉する封止蓋を有する構成とする。このように環状壁で囲まれた内部空間を作用室とすれば、ベアリング構造のような独立の筒状シリンダを複数囲繞する必要がなくなるので、さらなる小型化を図ることができる。
また、ピストンには、ピストンロッドが相互に離設されて複数立設され、該複数のピストンロッドが連結プレートに連結されているとよい。この発明では、シリンダが筒状であるので、ピストンロッドの本数や配置に大きな自由度がある。したがって、負荷荷重に対する耐用応力を勘案しながらピストンロッドを増数配置する設計とすればよく、環状ピストンの周方向にピストンロッドを等間隔に立設するなどして負荷荷重の合力を受圧中心部に集中させる設計が容易となる。
このプレス機械では、パンチセットの連結ロッドが、対応する連結プレートの連結凹部に挿入されて固定具で固定される。このように連結凹部に挿入して固定具で固定する単純な構成とすれば、例えば、複数の筒状シリンダと1以上のパンチセットとの連結作業、つまり、受圧シリンダ機構と外段取りでユニット化したパンチセットとの連結作業が容易になるので、生産性がさらに向上する。この場合、パンチセットの連結ロッドには、上部シリンダからの負荷荷重と筒状シリンダからの反発力とによって圧縮力がかかるので、連結プレート上面側で固定するとよい。この固定は、挿入された連結ロッドの連結プレート上面位置に固定具嵌め込み溝を設け、該溝に嵌め込むと共に連結プレート上面に固定される固定具を用いればよい。このようにすれば、各パンチを取り付けるダイセットの固定が容易で確実なものとなる。
一方、ダイセットの連結ロッドは、ベースプレート下に設けられダイを往復運動させる下部シリンダと連結された連結プレートに連結される。このように下部シリンダと連結される連結プレートを、筒状シリンダのピストンロッドと連結される連結プレートとは別個に設ければ、ベースプレート上面に設けた筒状シリンダをパンチ用とし、ベースプレート下に設けた下部シリンダをダイ用とした構成にすることができる。
また、ダイセットの連結ロッドも、対応する連結プレートを介して筒状シリンダに連結されるようにしてもよい。これは、連結プレートを介してダイセット及びパンチセットの全てを対応する筒状シリンダと連結する構造である。例えば、最上段にダイを1つ、パンチが3段、コアロッドを1つとすれば、中心シリンダが1段で筒状シリンダが4段となる。この構造によれば、ベースプレート下の下部シリンダが不要となるので、下部シリンダ用に地面を掘り下げる必要がなく、粉末成形プレス機械の設置が容易で、プレス機械の全高をさらに短縮化することができる。また、ダイを下方に駆動する成形品の抜き出し力及び耐引張力は、筒状シリンダの環状ピストン上にピストンロッドを増やすことで解決できる。
このようなダイセットと連結プレートの連結構造では、ダイセットの連結ロッドが、対応する連結プレートの連結孔に貫挿されて固定具で固定される。この場合、ダイセットの連結ロッドをパンチセットの連結ロッドと同様に連結プレート上面側で固定しても良いが、該ダイを取り付けるダイセットの連結ロッドには、下方に大きな抜き出し力が働いて引張力がかかるので、連結プレート下面側で固定するとよい。この固定は、連結プレートが貫通した連結孔を備え、該貫通した連結孔に連結ロッドを貫挿し、連結プレート下面位置に突き出た連結ロッド部分の固定具嵌め込み溝に固定具を嵌め込み、該嵌め込んだ固定具を連結プレート下面に固定する構成とすれば、下部シリンダによる抜き出し力に耐えられる構造となる。
上記の各構成では、コアピストンを挿通させると共に、ダイセット及びパンチセットの連結ロッドを挿通させて連結プレートの連結凹部及び連結孔に案内するガイド孔を備えたミドルプレートと、ベースプレート上に設けられ、ミドルプレートを最も内側のパンチを取り付けるパンチプレートよりも筒状シリンダ側に位置させるミドルプレート支持台と、をさらに備える構成にするとよい。このようなガイド孔を備えたミドルプレートを、ミドルプレート支持台を用いて、連結プレートと、ダイセット及びパンチセットとの間に設ければ、それぞれの連結ロッドをガイド孔に差し込むだけで連結プレートに設けられた連結凹部又は連結孔に案内することができ、ユニット化したダイセット及びパンチセットの取付作業がさらに容易となって生産性が向上する。また、このミドルプレートを用いれば外段取りにおいてダイセット及びパンチセットのユニット化がさらに容易となる。
この場合、いずれかのパンチセットの連結ロッドがミドルプレートに固定されてもよい。この構成とすれば、例えば、複数段のパンチのうち第1パンチを駆動しないプレス機械を提供することができるようになる。また、複数のパンチを駆動しない構成にすることもできる。
また、一のパンチセットの連結ロッドがミドルプレートに固定され、該連結ロッドが固定されたパンチ用のピストンロッドが、連結プレートを介してダイセットの連結ロッドと固定具で固定されるようにしてもよい。このようにすれば、固定されるパンチ用の筒状シリンダを遊ばせることのない構造にすることができる。例えば、最上段にダイを1つ、パンチを3段(固定が1段)、コアロッドを1つとすれば、中心シリンダが1段で筒状シリンダが3段でよい。この構成ではダイを筒状シリンダで駆動するので、ベースプレート下に設ける下部シリンダが不要となり、下部シリンダ用に地面を掘り下げる必要がない。したがって、プレス機械の全高をさらに短縮化して設置の容易なプレス機械を提供することができるようになる。また、ダイを下方に駆動する成形品の抜き出し力及び耐引張力は、筒状シリンダの環状ピストン上にピストンロッドを増やすことで解決できる。これはピストンロッドを容易に増やすことのできる本発明の構造によってのみ達成される。
これらのパンチプレートは、他のプレートに連結された連結ロッドを挿通させるガイド孔を備えているとよい。このように各パンチプレートがガイド孔を備えれば、外段取りにおけるダイセット及びパンチセットのユニット化がさらに容易となる。例えば、最上段にダイを1つ、パンチが3段であれば、ダイセットの連結ロッドはダイプレートの次に設置される第1パンチプレートのガイド孔に、第1パンチプレートの連結ロッドは該第1パンチプレートの次に配置される第2パンチプレートのガイド孔に、第2パンチプレートの連結ロッドは該第2パンチプレートの次に配置される第3パンチプレートのガイド孔に、それぞれ挿通させることでユニット化が容易になる。
本発明によれば、受圧シリンダ機構を筒状シリンダとしたので、パンチを多段としてもシリンダを高さ方向に積層することなくベースプレート上に配列することができるので、従来のプレス機械よりも小型化することができる。また、各シリンダを複数のパンチに対して1対1の関係で設けて筒状とし同一箇所に集中させた構造であるので、負荷荷重の合力を受圧中心部に集中させることが容易でシリンダ動作を介して遂行されるプレス成形加工動作の制御性を良好なものとすることができる。
プレス機械本体に設けた筒状シリンダとユニット化したダイセット及びパンチセットとの連結構造、つまり、それらの連結プレートにおける連結の構成を変更すれば、下部シリンダの不要な構造にもできるので、下部シリンダ用に地面を掘り下げる必要がなくなり、プレス機械の全高をさらに短縮化し、設置の容易な粉末成形プレス機械を提供することができる。
また、中心シリンダを囲繞して内側から外側に設けるそれぞれのシリンダを筒状構造としたことから、ピストン及びピストンロッドを任意の数、任意の位置に配置することができるので、設計の自由度が大きく、筒状シリンダにおける応力変形量を極力抑えることができる。一方、連結プレートを設けて、受圧シリンダ機構としての筒状シリンダと、ユニット化したダイプレート及びパンチプレートと、を分離構造としたので、それぞれを別個に設計することができるようになる。これにより、ダイプレート及びパンチプレートに連結される連結ロッドは、太さや長さにおける設計の自由度に幅ができるので、ダイセット側でも応力変形量を極力抑えることが可能になる。また、該分離構造としたことで、成形品の変更に際し、受圧シリンダ機構を分解することなくダイ及びパンチの交換を外段取りで行うことができ、段取時間を大幅に短縮化して生産性を向上させることができる。
さらに、油圧シリンダを同軸直列に積み重ねる構造ではないので、各構成部品の長さを短く、太くでき、撓みや応力変形の少ないプレス機械を提供することができる。これにより、サーボ制御(数値制御)における各構成部品の変形に対する補正値入力を減らすことができるので、制御性を向上させることが容易となる。
さらにまた、サーボ制御のための制御機器をダイやパンチではなく連結プレートに取り付ければ、成形品の変更に伴う制御機器の再度の取付、再配管、再配線が不要となるので、粉末成形プレス機械の立ち上げが容易になる。したがって、特許文献1のように複数の構成部品や各シリンダ毎に位置検出手段等を設置する必要がなくなるので、サーボシステムにおける制御機器の重複をなくすことができ、大幅にコストを削減したプレス機械を提供することができる。
以下、本発明に従う実施例を添付図面に基づき説明する。実施例1〜4では3段段付き成形品に対応する下パンチを用いたダイセット及び受圧機構について説明する。下記の説明では受圧シリンダ機構を液圧プレスのうち油圧プレスとして説明するが、該機構はその他の液圧プレスであってもよいし、空気のような気体からなる気圧プレスであってもよい。すなわち、液圧及び気圧の両者を含めた流体圧を利用するプレス機械に適用させることができるのである。
図1は、ダイ10を取り付けるダイプレート20a及びダイプレート20aと連結される連結ロッド21aからなるダイセット2aと、下第1〜第3パンチ11、12、13を取り付ける第1〜第3パンチプレート20b、20c、20d及び第1〜第3パンチプレート20b、20c、20dに連結される連結ロッド21b、21c、21dからなるパンチセット2b〜2dと、ベースプレート3に設けられる受圧シリンダ機構としてのシリンダ4a〜4d(4aが中心シリンダ、4b〜4dが筒状シリンダ)及び下部シリンダ5と、を連結プレート6a〜6dを介して連結した粉末成形プレス機械1の部分縦断面図である。図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は実施例1に係る粉末成形プレス機械の斜視図である。なお、図2〜図4に示したように、各構成部品は放射状に配置されているので、その構造上、a−a中心線、b−b中心線上に配置されない構成部品もある。したがって、プレス機械の中心線に沿って縦断面図を作成すると、表記されない構成部品もある。そこで、図1では、本実施例のプレス機械全体像を掴みやすくするべく、図2、図3のc−c線上における各構成部品を中心線であるa−a線に投影し、これを基準にして各構成部品を記載してある。以下、これらの図1〜図4に基づいて実施例1を詳説する。
まず、受圧シリンダ機構としての中心シリンダ4a、筒状シリンダ4b〜4d及び下部シリンダ5について説明する。図1及び図2に示したように、この受圧シリンダ機構は、中心シリンダ4aが、コアロッド14を連結するコアピストン41aと、このコアピストン41aを駆動する作用室を形成するようにベースプレート3に立設された中央円筒壁40aとを具備し、また、筒状シリンダ4b〜4dが、中心シリンダ4aの中央円筒壁40aを囲繞するようにして所定間隔でベースプレート3に立設された環状壁40b〜40dと、この環状壁40b〜40dで囲まれた内部空間を作用室として駆動される環状ピストン41b〜41dと、この環状ピストン41b〜41dに立設されて連結プレート6a〜6cに連結されるピストンロッド42a〜42cとからなり、そして、中心シリンダ4aのコアピストン41a及び筒状シリンダ4b〜4dのピストンロッド42a〜42cを気密又は液密状態で貫通させ且つ各作用室を密閉する封止蓋43を有している。
中央円筒壁40aと環状壁40b〜40dは、ベースプレート3の上に、中央円筒壁40aが中央に配され、中央円筒壁40aより径の大きな環状壁40bが同心で配列され、環状壁40bより径の大きな環状壁40cが同心で配列され、さらに環状壁40cより径の大きな環状壁40dが同心で配列されている。そして、立設された中央円筒壁40aによって形成される作用室に、コアロッド14を往復運動させるコアピストン41aを内蔵し、各環状壁40b〜40dによって囲まれた内部空間である作用室に、下第1〜第3パンチ11〜13を往復運動させる環状ピストン41b〜41dを内蔵する。各ピストン41a〜41dにはシール部材45が設けられてピストン駆動用の圧油をシールする。本実施例では、中心シリンダ4a及び筒状シリンダ4b〜4dを同心で配列することで、負荷荷重の合力を受圧中心部に集中させる構成としてある。
環状ピストン41b〜41dのそれぞれには、ピストンロッド42a〜42cが連結されている。このピストンロッド42a〜42cは、環状ピストン41b〜41dが円周方向に比較的薄いため、その構造上、太くすることができない。そこで、本実施例では、図2に示したように、ピストンロッド42a〜42cを、各環状ピストン41b〜41dに複数本周方向に隔設することにより、断面内では放射状に配列されている。図2では、ピストンロッド42aは4本、ピストンロッド42bは8本、ピストンロッド42cは12本である。また、ピストンロッド42a〜42cの長さを、図1に示したように、環状ピストン41b〜41dのストロークに対して2倍程度と短くし、加圧成形時に上パンチを介して負荷される上部シリンダからの負荷荷重に対し応力変形の少ない構造を実現している。このピストンロッドの数、配置、構造はプレス機械の成形能力と受圧能力の関係から適宜設計変更される。なお、コアピストン41aを、筒状シリンダ4b〜4dのピストン41b〜41dとピストンロッド42a〜42cと同様に、コアピストンと、これに連結されるコア用ピストンロッドとに分けて構成してもよい。
封止蓋43には、コアピストン41a、ピストンロッド42a〜42cを突出させる穴が設けられており、コアピストン41a、ピストンロッド42a〜42cを突出させて、ベースプレート3と共にシリンダ全体を挟持して液密状態に密閉したシリンダ4a〜4dを構成する。封止蓋43にはシールハウジング44a〜44dが設けられて、コアピストン41a、ピストンロッド42a〜42cとシリンダ4a〜4dの外端面との間をシールする。また、コアピストン41a、ピストンロッド42a〜42cを上下に駆動する圧油を注入又は排出する配管口46aが封止蓋43に、同じく配管口46bがベースプレート3に設けられている。つまり、コアピストン41a、各ピストンロッド42a〜42cを上方に駆動する場合には、配管口46bから作用室内に圧油を注入すると共に配管口46aから圧油を排出し、下方に駆動する場合には、配管口46aから作用室内に圧油を注入すると共に配管口46bから圧油を排出する。
下部シリンダ5は、中心シリンダ4a及び筒状シリンダ4b〜4dとは別個にベースプレート3の下に設けられて、ダイ10を駆動する。この下部シリンダ5は、図1に示したように、ベースプレート3の下面に設けられたダイ用シリンダ壁50、ダイ10を駆動するダイ用ピストン51、ダイセット2aに連結される可動ロッド52、ダイ用ピストン51と可動ロッド52を連結するダイ用ピストンヘッド53からなる。ダイ用ピストン51にもシール用のシール部材45が設けられている。また、ベースプレート3及びダイ用シリンダ壁50の側壁にダイ用ピストン51を駆動するための圧油の配管口46c、46dが設けられている。なお、下部シリンダ5は、ベースプレート3の下面に直接設ける必要はなく、下記に説明する実施例4の図10のような別途の構成であってもよい。
連結プレート6a〜6dは、ピストンロッド42a〜42cと可動ロッド52のそれぞれと連結される。図1〜図4から確認できるように、連結プレート6a〜6dは筒状シリンダ4b〜4d及び下部シリンダ5に対応するように設けられている。すなわち、筒状シリンダ4bに対応して連結プレート6aが、筒状シリンダ4cに対応して連結プレート6bが、筒状シリンダ4dに対応して連結プレート6cが、下部シリンダ5に対応して連結プレート6dが、それぞれ設けられ、ピストンロッド42aと連結プレート6aが、ピストンロッド42bと連結プレート6bが、ピストンロッド42cと連結プレート6cが、可動ロッド52と連結プレート6dが、それぞれ連結される。
図3において、連結プレート6a〜6cは外側に向かう程、径が大きくなる環状であり、最も外側にある連結プレート6dは長方形である。しかし、この形は任意であってよい。すなわち、連結プレートの全てを円形や長方形、楕円にしてもよく、これらの組み合わせであってもよい。また、連結プレート6a〜6dの上面には以下に説明するユニット化したダイセット2a及びパンチセット2b〜2dの各連結ロッド21a〜21dを固定する連結凹部60a〜60c及び連結孔60dが設けられている。なお、連結プレート6aの中心にはコアピストン41aを案内するガイド孔61が設けられており、連結プレート6dの連結孔60dは貫通している。
上述した受圧シリンダ機構をプレス機械1本体のベースプレート3に搭載した構成で設ける。
次に、ダイ10及び下第1〜第3パンチ11〜13を取り付けるダイセット2a及びパンチセット2b〜2dについて説明する。図1、図4から確認できるように、ダイセット2a及びパンチセット2b〜2dは、最外殻のダイ10を取り付けるダイプレート20a、下第1パンチ11を取り付ける第1パンチプレート20b、下第2パンチ12を取り付ける第2パンチプレート20c、下第3パンチ13を取り付ける第3パンチプレート20d、ダイプレート20aに連結される連結ロッド21a、第1パンチプレート20bに連結される連結ロッド21b、第2パンチプレート20cに連結される連結ロッド21c、第3パンチプレート20dに連結される連結ロッド21dからなる。
ダイセット2a及びパンチセット2b〜2dは、連結ロッド21a〜21dとコアピストン41aを案内するガイド孔7a〜7eを備えたミドルプレート7をベースにして、各プレート20a〜20dに連結ロッド21a〜21dをネジ22によって連結し、この連結した連結ロッド21a〜21cを第1〜第3パンチプレート20b〜20dに設けられたガイド孔23b〜23dに挿通し、さらに、連結ロッド21a〜21dをミドルプレート7のガイド孔7a〜7dに挿通して、外段取りでユニット化される。したがって、ダイプレート2aの連結ロッド21aは第1パンチプレート20bのガイド孔23bとミドルプレート7のガイド孔7aに挿通され、第1パンチプレート20bの連結ロッド21bは第2パンチプレート20cのガイド孔23cとミドルプレート7のガイド孔7bに挿通され、第2パンチプレート20cの連結ロッド21cは第3パンチプレート20dのガイド孔23dとミドルプレート7のガイド孔7cに挿通され、第3パンチプレートの連結ロッド21dはミドルプレート7のガイド孔7dに挿通される。なお、図1のダイセット2a及びパンチセット2b〜2dは、中心線を基準に、右側が連結ロッド21a〜21cとガイド孔23b〜23dの挿通関係を、左側が各プレート20a〜20dと連結ロッド21a〜21dのネジ22による連結関係を示してあるので、左右対称の図として記載していない。しかし、実際には左右対称の構成である。図5以降も同様に示している。
ミドルプレート7において、ガイド孔7aは連結プレート6dの連結孔60dと、ガイド孔7bは連結プレート6cの連結凹部60cと、ガイド孔7cは連結プレート6bの連結凹部60bと、ガイド孔7dは連結プレート6aの連結凹部60aと、ガイド孔7eは連結プレート6aの中心に設けられたガイド孔61と、それぞれ上下方向に対応する位置で設けられている。また、連結ロッド21a〜21dの連結プレート6a〜6dと固定される部分には、固定具62a〜62d(図3参照)を嵌め込む例えば円周溝形状をした固定具嵌め込み溝24a〜24dが凹設されている。したがって、固定具62aは固定具嵌め込み溝24dに、固定具62bは固定具嵌め込み溝24c、固定具62cは固定具嵌め込み溝24bに、固定具62dは固定具嵌め込み溝24aに嵌め込まれ、それによって連結ロッド21a〜21dを連結プレート6a〜6dに固定することになる。
なお、図1でダイ10、下第1〜第3パンチ11〜13は、ダイ押え9a、ダイホルダ9b、パンチ押え9c、パンチ受け板9d等の各アダプタによって、ダイプレート20a及び第1〜第3パンチプレート20b〜20dにセットされる。
以上のダイセット2a及びパンチセット2b〜2dを、受圧シリンダ機構とは別個に、外段取りで構成してユニット化しておく。
受圧シリンダ機構としての筒状シリンダ4b〜4d及び下部シリンダ5と、パンチセット2b〜2d及びダイセット2aと、を連結する組み立て操作は、まず、外段取りでユニット化したダイセット2a及びパンチセット2b〜2dのミドルプレート7をミドルプレート支持台8に載せる。ミドルプレート支持台8は、ミドルプレート7を第3パンチプレート20dと連結プレート6a〜6dの間に位置させる高さで設けられており、その上部にミドルプレート7をスライドさせるL型形状のスライド部8aが設けられている。したがって、ミドルプレート7をミドルプレート支持台8に載せる場合には、ミドルプレート7を、ミドルプレート支持台8に適宜に設けたスライド部8aまで持ち上げ、ここをスライドさせることで設置するようにすれば良い。このようにしてミドルプレート7がミドルプレート支持台8に設置されると、ガイド孔7a〜7dは連結プレート6a〜6dの連結凹部60a〜6c、連結孔60dに対応した上方位置にくるようになり、ガイド孔7eには中心シリンダ4aのコアピストン41aが挿通される。
次いで、筒状シリンダ4b〜4dと下部シリンダ5を駆動して連結プレート6a〜6dを上昇させ、連結ロッド21b〜21dを連結プレート6a〜6cの連結凹部60a〜60cに挿入し、連結ロッド21aを連結プレート6dの連結孔60dに貫挿する。そして、図3に示したように、固定具62a〜62dを、連結ロッド21a〜21dの固定具嵌め込み溝24a〜24dに嵌め込み、所定数のボルトで固定する。本実施例では、固定具62a〜62dを各プレートにつき2個のボルト63で連結プレート6a〜6d上に固定する。コアロッド14はコアピストン41aの上端に設けられたネジ溝によって連結される。
固定具62a〜62cは連結プレート6a〜6cの上面においてボルト63で固定されているが、固定具62dは連結プレート6dの下面においてボルト63で固定されされている。これは、ダイ10を取り付けるダイセット2aの連結ロッド21aもパンチ11〜13を取り付けるパンチセット2b〜2cの連結ロッド21b〜21dと同様に連結プレート6a〜6cの上面側で固定してもよいが、ダイ10に対する下部シリンダ5の抜き出し力が下方に大きく働き、ダイ10を取り付けるダイセット2aの連結ロッド21aに引張力が発生するので、連結プレート6dの下面に突き出た連結ロッド21a部分の固定具嵌め込み溝24aに固定具62dを嵌め込み、下面からボルト63で固定する構成とすれば、下部シリンダによる抜き出し力に耐えられる構造となる。
以上の簡易な取付作業で、ユニット化したダイセット2a及びパンチセット2b〜2dと、受圧シリンダ機構としての筒状シリンダ4b〜4d及び下部シリンダ5と、を連結固定することができる。
図5〜図7は図1の粉末成形プレス機械1による成形品の種々の各成形工程を示している。すなわち、図5は充てん工程を示しており、図6は加圧工程を示しており、図7は抜き出し工程を示している。
図5の充てん工程では、上部シリンダ(図示なし)によって上パンチ15を上昇させ、体積充てん(落とし込み充てんや吸い込み充てん)、オーバフィルシステム、アンダフィルシステムなどの各充てん方式に従って、ダイ10、コアロッド14、下第1〜第3パンチ11〜13を、下部シリンダ5、中心シリンダ4a及び筒状シリンダ4b〜4dで駆動制御して、充てん位置まで上昇させ、ダイ10内部、コアロッド14及び下第1〜第3パンチ11〜13間に形成された充てん空間内に粉末16を充てんする。この場合、ダイや各パンチの位置決めの基準は下第3パンチ13である。
図6の加圧工程では、上部シリンダを駆動して上パンチ15を下降させ、ダイ10、下第1〜第3パンチ11〜13、コアロッド14とともに粉末16を加圧する。この場合、下第1〜第3パンチ11〜13は上パンチ15によって負荷荷重を受ける。したがって、環状ピストン41b〜41dは、下第1〜第3パンチ11〜13の受けた負荷荷重がパンチセット2b〜2c及びピストンロッド42a〜42cを介して伝わり、図6に示した加圧位置で負荷荷重を受ける。また、上パンチ15によって、ダイ10及びコアロッド14には下向き成分の側圧が加わるので、下部シリンダ5及びコアピストン41aにも下向きの負荷荷重が若干伝わり、図6に示したようにダイ用ピストン51及びコアピストン41aは負荷荷重と油圧力との均衡位置にくる。
図7の抜き出し工程では、上部シリンダを駆動して上パンチ15を上昇させ、下部シリンダ5によってダイ10を下降させると共に、コアロッド14を中心シリンダ4aによって下降させて圧粉体の成形品17を抜き出す。その際に、下第1パンチ11及び下第2パンチ12を筒状シリンダ4b,4cによって下降させる。なお、下第3パンチ13は駆動されず、抜き出し位置の基準となる。
これら中心シリンダ4a、筒状シリンダ4b〜4d及び下部シリンダ5の駆動は、サーボ制御(数値制御)によって行われる。この場合、サーボ制御のための制御機器は連結プレート6a〜6dに取り付けてある。なお、下記の実施例2〜4においても、粉末成形プレス機械の基本的な成形工程は同一であるので、説明を省略する。
図8は、下部シリンダの不要な実施例である。図8においても図1と同様に放射状に配置された各構成部品を中心線に投影した形で図示している。
下部シリンダの不要な実施例2では、下第1パンチ11を取り付けるパンチセット2bをミドルプレート7に固定し、パンチセット2bに用いられていた筒状シリンダ4dをダイ10を取り付けるダイセット2aの駆動用に用いている。つまり、筒状シリンダ4dのピストンロッド42cとダイセット2aを連結プレート6dを介して連結した構成である。また、ピストンロッド42cは、ダイ10の抜き出し力に対応できるよう環状ピストン41d上に数多く配されている。つまり、通常、ダイの駆動には図1に示したような下部シリンダ5を用いて下方に大きな抜き出し力を発生させるので、これによる引張力に耐えられる可動ロッド52(図1)が必要であるが、本実施例では環状ピストン41d上にピストンロッド42cを数多く配置するようにして、ダイ10の抜き出し力に耐えられる構造としている。これはシリンダを筒状にしてピストンロッドを環状ピストン上に任意の数及び任意の位置、つまり、所要に応じて適宜に数を増減し、又適正に配置できる本発明の構造だから実現できるものである。この構成により下部シリンダが不要となるので、下部シリンダ用に地面を掘り下げる必要がなくなり、設置が容易で、粉末成形プレス機械1の全高を短縮化することができる。
その他の構成は図1と同様であるのでその説明及び図面の符合を省略する。なお、本実施例では下第1パンチのパンチセット2bをミドルプレート7に固定しているが、他の下パンチのダイセットを固定してもよい。
図9は、下部シリンダの不要な他の実施例である。図9においても図1と同様に放射状に配置された各構成部品を中心線に投影した形で図示している。
下部シリンダの不要な他の実施例3では、中心シリンダが1段で筒状シリンダを4段に形成して、ダイ10を取り付けるダイセット2a及び下第1〜第3パンチ11〜13を取り付けるパンチセット2b〜2dの全てを筒状シリンダ4b〜4eに連結している。この筒状シリンダ4eは、環状壁40eを中央円筒壁40aに対して所定間隔を介し囲繞するようにして立設し、その環状壁40eが囲む内部空間を作用室として環状ピストン41eを内蔵し、該環状ピストン41eに複数のピストンロッド42dを立設して、液密状態で封止蓋43により密閉されている。実施例3は、筒状シリンダ4eのピストンロッド42dとダイ10を取り付けるダイセット2aを連結プレート6dで連結している点が実施例2と異なる。ピストンロッド42dはダイ10を駆動するのに用いられるので、実施例2の場合と同様に環状ピストン41e上に数多く設けられる。この構成により下部シリンダが不要となるので、粉末成形プレス機械1の設置が容易となり、その全高を短縮化することができるようになる。その他の構成は図1と同様であるのでその説明及び図面の符合を省略する。
図10は、受圧シリンダ機構としての筒状シリンダとダイセットを一体化した実施例である。図10においても図1と同様に放射状に配置された各構成部品を中心線に投影した形で図示している。
筒状シリンダとダイセットを一体化した実施例4では、第1〜第3パンチ11〜13を取り付けるパンチセット2b〜2dと筒状シリンダ4b〜4dが、連結プレート6a〜6cに直接固定されており、ダイ10を取り付けるダイセット2aはダイ用ピストンヘッド53を介して下部シリンダのダイ用ピストン52と直接固定されている。従って、図1に示したミドルプレート7、ミドルプレート支持台8、連結プレート4d、可動ロッド52、固定具62a〜62d、ボルト63等が不要となり、よりコンパクトでより単純な構造の粉末成形プレス機械1を提供することができる。その他の構成は図1と同様であるのでその説明及び図面の符合を省略する。なお、本実施例の下部シリンダは、図1のようにベースプレート3の下面にシリンダ機構を設けるのではなく、図10に示したように図示しない別途の下部シリンダによって駆動される。また、本実施例の一体化構造は、実施例2、3に適用することも可能である。
上述した実施例1〜4における粉末成形プレス機械の成形能力が2000[kN]である場合、ダイの抜き出し能力は800[kN]、下第1〜第3パンチの合計受圧能力は成形能力の1.5〜2倍程度必要となるので、各種製品に対応するため、それぞれの受圧能力は下第1パンチに対して1400[kN]、下第2パンチに対して1400[kN]、下第3パンチに対して800[kN]程度である。従って、実施例1のプレス機械の大きさは、各筒状シリンダのピストンストロークが150[mm]程度で使用油圧力が20[Mpa]とすると、幅が1000[mm]以内、ベースプレート及び下部シリンダを含む筒状シリンダの高さが1500[mm]で、ダイセットの高さが1500[mm]程度なので全高3000[mm]以下に収めることができる。同様の条件で特許文献1に開示のプレス機械の構成をとると、その全高は4000[mm]にも達する。したがって、本発明の粉末成形プレス機械は多段成形の受圧能力を落とすことなく大幅にコンパクト化がなされていることを確認できる。
実施例2及び実施例3のプレス機械では、ダイを筒状シリンダで駆動しており、下部シリンダが不要であるので、ベースプレートを含む筒状シリンダの高さは1000[mm]以下にすることができる。これによりダイの上面高さ、つまり、作業面高さを従来の一般的な粉末成形プレス機械と比べて大幅に下げることができ、しかも、下部シリンダ用に設置ピットを掘り下げる必要がないので、プレス機械の設置が容易となる。また、プレス機械の構成に要する要素数の低減によって機械全体のコスト低減を図ることもできる。
実施例4のプレス機械では、筒状シリンダとダイセットを一体化するので、実施例1〜3のようにダイセットを設置する構成部品、例えば、ミドルプレート等が不要となるので、一体化した筒状シリンダとダイセットの高さを2500[mm]程度にすることができる。これは、従来のメカニカルストッパ方式のものと同等の大きさである。
以上では、下パンチ関連の粉末成形プレス機械について説明したが、上パンチ関連を多段化する場合にもそのままの構造で転用することができる。
本発明の実施例1に係る粉末成形プレス機械の部分縦断面図。 図2のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 本発明の実施例1に係る粉末成形プレス機械の斜視図。 成形品の成形工程のうちの充てん工程を示した本発明の実施例1に係る粉末成形プレス機械の縦断面図。 成形工程のうちの加圧工程を示した本発明の実施例1に係る粉末成形プレス機械の縦断面図。 成形工程のうちの抜き出し工程を示した本発明の実施例1に係る粉末成形プレス機械の縦断面図。 本発明の実施例2に係る粉末成形プレス機械の縦断面図。 本発明の実施例3に係る粉末成形プレス機械の縦断面図。 本発明の実施例4に係る粉末成形プレス機械の縦断面図。
符号の説明
1 粉末成形プレス機械
2a ダイセット
2b〜2d パンチセット
3 ベースプレート
4a 中心シリンダ
4b〜4e 筒状シリンダ
5 下部シリンダ
6a〜6d 連結プレート
7 ミドルプレート
7a〜7e ガイド孔
8 ミドルプレート支持台
8a スライド部
9a ダイ押え
9b ダイホルダ
9c パンチ押え
9d パンチ受け板
10 ダイ
11 下第1パンチ
12 下第2パンチ
13 下第3パンチ
14 コアロッド
15 上パンチ
16 粉末
17 成形品
20a ダイプレート
20b〜20d パンチプレート
21a〜21d 連結ロッド
22 ネジ
23b〜23d ガイド孔
24a〜24d 固定具嵌め込み溝
40a 中央円筒壁
40b〜40e 環状壁
41a コアピストン
41b〜41e 環状ピストン
42a〜42d ピストンロッド
43 封止蓋
44a〜44d シールハウジング
45 シール部材
46a〜46d 配管口
50 ダイ用シリンダ壁
51 ダイ用ピストン
52 可動ロッド
53 ダイ用ピストンヘッド
60a〜60c 連結凹部
60d 連結孔
61 ガイド孔
62a〜62d 固定具
63 ボルト

Claims (11)

  1. ダイを最外殻として中央にコアロッドを配し、該ダイとコアロッド間に直径の異なる1以上のパンチを併置してプレス成形を行う粉末成形プレス機械において、
    前記ダイを取り付けるダイプレート及び該ダイプレートと連結される連結ロッドからなるダイセットと、前記パンチを取り付けるパンチプレート及び該パンチプレートに連結される連結ロッドからなる1以上のパンチセットと、を備えると共に、コアロッドと連結される中心シリンダ及び該中心シリンダを囲繞する径の異なる1以上の筒状シリンダをベースプレート上に配設し、その筒状シリンダと少なくともパンチセットの連結ロッドとを対応する連結プレートを介して連結するようにし、流体圧で前記中心シリンダ及び前記筒状シリンダを駆動する構成としたことを特徴とする粉末成形プレス機械。
  2. 前記中心シリンダが、コアロッドを連結するコアピストンと、該コアピストンを駆動する作用室を形成するようにベースプレートに立設された中央円筒壁とを具備し、また、前記筒状シリンダが、中心シリンダの中央円筒壁を所定間隔を介して囲繞するようにしてベースプレートに立設された環状壁と、該環状壁で囲まれた内部空間を作用室として駆動される環状ピストンと、該環状ピストンに立設されて連結プレートに連結されるピストンロッドとを具備し、且つ前記中心シリンダのコアピストン及び筒状シリンダのピストンロッドを気密又は液密状態で貫通させ且つ各作用室を密閉する封止蓋を有する構成とした請求項1記載の粉末成形プレス機械。
  3. 前記環状ピストンには、前記ピストンロッドが相互に離設されて複数立設され、該複数のピストンロッドが前記連結プレートに連結されている請求項2記載の粉末成形プレス機械。
  4. パンチセットの連結ロッドが、対応する連結プレートの連結凹部に挿入されて固定具で固定される請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の粉末成形プレス機械。
  5. ダイセットの連結ロッドが、ベースプレート下に設けられダイを往復運動させる下部シリンダと連結された連結プレートに連結される請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の粉末成形プレス機械。
  6. ダイセットの連結ロッドも、対応する連結プレートを介して筒状シリンダに連結される請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の粉末成形プレス機械。
  7. ダイセットの連結ロッドが、対応する連結プレートの連結孔に貫挿されて固定具で固定される請求項5又は請求項6記載の粉末成形プレス機械。
  8. 前記コアピストンを挿通させると共に、前記ダイセット及びパンチセットの連結ロッドを挿通させて連結プレートの連結凹部及び連結孔に案内するガイド孔を備えたミドルプレートと、前記ベースプレート上に設けられ、該ミドルプレートを最も内側のパンチを取り付けるパンチプレートよりも筒状シリンダ側に位置させるミドルプレート支持台と、をさらに備える構成とした請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の粉末成形プレス機械。
  9. いずれかのパンチセットの連結ロッドが前記ミドルプレートに固定される請求項8記載の粉末成形プレス機械。
  10. 一のパンチセットの連結ロッドがミドルプレートに固定され、該連結ロッドが固定されたパンチ用のピストンロッドが、連結プレートを介してダイセットの連結ロッドと固定具で固定される請求項9記載の粉末成形プレス機械。
  11. パンチプレートが、他のプレートに連結された連結ロッドを挿通させるガイド孔を備えている請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の粉末成形プレス機械。
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