JP2005296833A - 電気分解整水生成装置 - Google Patents

電気分解整水生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005296833A
JP2005296833A JP2004117736A JP2004117736A JP2005296833A JP 2005296833 A JP2005296833 A JP 2005296833A JP 2004117736 A JP2004117736 A JP 2004117736A JP 2004117736 A JP2004117736 A JP 2004117736A JP 2005296833 A JP2005296833 A JP 2005296833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
electrolytic
electrolytic cell
alkaline
acidic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004117736A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Moriyama
廣満 森山
Tsunekichi Wakamura
恒吉 若村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004117736A priority Critical patent/JP2005296833A/ja
Publication of JP2005296833A publication Critical patent/JP2005296833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

【課題】 電解槽を連結管により増やし、各電解槽ごとに電気分解電力量を可変にして必要とされる生成水を得ることを目的とする。
【解決手段】 電解槽10へ原水を送り電気分解を行うことにより、電解槽10内の電解隔膜26と陰極部材28との間にアルカリ性水を生成し、電解隔膜26と陽極部材24との間に酸性水を生成し、その生成水(アルカリ性水及び酸性水)を別の電解槽10へ送ったり、別の電解槽10から生成水(アルカリ性水及び酸性水)を送られたりすることが可能となるような連結管32を備えた電気分解整水生成装置1を提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、水道水や地下水等を含めた原水に電気分解を行うことでアルカリ性水及び酸性水を生成する電気分解整水生成装置に関する。
一般に、電気分解整水生成装置は、滅菌や消毒を行うための酸性水を生成したり、健康向上のための健康飲料としてアルカリイオン水(アルカリ性水)を生成したりする。電気分解整水生成装置の酸性水及びアルカリイオン水の分離生成は、まず、水道水等の原水を活性炭等により一旦浄水した後に電解槽に送水して、その電解槽中で陰極部材と陽極部材との間に介設した電解隔膜により、両電極間に印加された電圧によって水道水等を電気分解した際に、アルカリイオン水と酸性水とに分離生成するようになっている。そして、生成されたアルカリイオン水及び酸性水はそれぞれアルカリイオン水導出流路と酸性水導出流路とを通して外部に流し出されることになる。
電気分解整水生成装置の例としては図5に示す構成のものがある。この電気分解整水生成装置100では、最初に浄水電解部300の側面に設置されている図示しないスイッチを「ON」にし、浄水電解部300を作動させる。そして、図5に示すように、水道給水管190Bより水道水である原水を供給する。原水は、矢印に示すように給水パイプ240を通り電磁給水バルブ210に到達する。つぎに電磁給水バルブ210は開かれ、連結パイプ220を経て原水は下部機構260bの注入孔260cに到達し、下部機構260b及び上部機構260aを流れ、浄化された原水は浄水槽260の上部機構260aから連結パルプ250を経て電解槽280へ移動する。
そして、図6に示すように、電解槽280に取り付けられたリード線410、420から各電極部材に電圧を印加して電解槽280内で原水の電気分解を行う。電離作用により陰極側に水素イオンが生成され、陽極側に酸素イオンが生成される。その結果、電解槽280に入ってきた原水はアルカリイオン水と酸性水とに分離される。
そして、図5及び図6に示すように、アルカリイオン水はアルカリイオン水出水口280bを通り出水パイプ340を経て浄水電解部300外に導出され、酸性水は酸性水出水口280aを通り出水パイプ320を経て浄水電解部300外に導出される。以上のようにして電気分解整水生成装置100では、アルカリイオン水及び酸性水を生成し外部へ流し出されることになる(特許文献1参照)。
特開2002−233870号公報(段落0028から段落0033、図3、図4)
しかしながら、このような電気分解整水生成装置100では、一般に電解槽280が単体(一本)であり、電解槽280も電気分解整水生成装置100内に収まるようにコンパクトな電解槽280を用いることが通常であった。そのため、そのような電解槽280から得られるアルカリ性水及び酸性水である生成水の量が限られていた。その結果、所望の容量の生成水(アルカリ性水及び酸性水)を得ることが難しかった。特に、大容量の生成水(アルカリ性水及び酸性水)を得ようとすると、電解槽280にできるだけ大量の原水を流し込まざるを得なくなり、電気分解整水生成装置100に過大の負荷がかかることになった。そのため、電気分解整水生成装置100の寿命を縮める結果を招き易いことにならざるを得ない状況であった。
また、必要とされる生成水も強アルカリ性水及び強酸性水だけに限られず、弱アルカリ性水及び弱酸性水の場合もある。これまでの電気分解整水生成装置100では、電気分解のための電力量を可変にすることができず、生成される生成水も強アルカリ性水及び強酸性水だけか、或いは、弱アルカリ性水及び弱酸性水のいずれかしか生成することができない。そのため、例えば、強アルカリ性水及び弱アルカリ性水を得ようとする場合には、これまでの電気分解整水生成装置では、強アルカリ性水及び強酸性水を得る電気分解電力量にして、強アルカリ性水及び強酸性水だけを生成し、その後に電気分解電力量を変えて弱アルカリ性水及び弱酸性水を生成するという方法と採らざるを得なかった。その結果、効率よく強アルカリ性水及び強酸性水、弱アルカリ性水及び弱酸性水を得ることが難しかった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、連結管により電解槽を増やすことを可能にし、各電解槽ごとに任意に電気分解電力量を可変にすることで必要とされる生成水を得ることが可能な電気分解整水生成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液体である原水を電解槽へ送り、前記電解槽内に設けられた、陰極部材と陽極部材と、前記陰極部材と前記陽極部材とに挟み込まれた電解隔膜とで前記原水の電気分解を行うことにより、前記電解隔膜と前記陰極部材との間にアルカリ性水を、前記電解隔膜と前記陽極部材との間に酸性水を生成することで、生成水である前記アルカリ性水及び前記酸性水を得ることが可能な電気分解整水生成装置において、前記電解槽内を循環する前記原水、或いは前記生成水を前記電解槽から流出したり、前記電解槽へ流入したりすることが可能となるように、前記電解槽の外側表面に前記電解槽内に通じる連結管が設けられていることを特徴とする。
従って、請求項1に記載の発明によれば、水道水や地下水等の原水を電解槽へ送り、電解槽内で原水の電気分解を行うことにより、電解隔膜と陰極部材との間にアルカリ性水を生成し、電解隔膜と陽極部材との間に酸性水を生成し、生成したアルカリ性水及び酸性水をこの電解槽に設けられた連結管を用いることで別の電解槽へ移動したり、別の電解槽で生成されたアルカリ性水及び酸性水をこの電解槽に設けられた連結管を用いることで、この電解槽へ移動したりすることを可能にする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記連結管は前記電解槽の長手方向の端部側に設けられ、前記電解槽の外側表面より突出していることを特徴とする。
従って、請求項2に記載の発明によれば、連結管は電解槽の長手方向の端部に設けられているので、電解槽の側面には連結管がなく電解槽同士を接近して並べることが可能になり、電解槽同士の間の隙間を減らせられるので、狭い領域でも多数の電解槽を連結することが可能になり、また、連結管は電解槽の外側表面より突出しているので、連結のための継手等を用いることで容易に連結管同士の連結を可能にする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記連結管は前記電解槽の長手方向の前記端部側に複数設けられていることを特徴とする。
従って、請求項3に記載の発明によれば、電解槽の長手方向の端部側に連結管を複数設けているので、複数の連結管を用いて電解槽同士を連結したときに原水、或いは生成水を速く電解槽へ移動することが可能になるとともに、複数の連結管にそれぞれ異なる生成水を移動させるようにすることも可能になる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成に加え、前記電解槽に設けられた複数の前記連結管のうち少なくとも一方は、前記電解隔膜と前記陰極部材との間の前記アルカリ性水を移動することが可能であり、また、複数の前記連結管のうち少なくとも他方は、前記電解隔膜と前記陽極部材との間の前記酸性水を移動することが可能であることを特徴とする。
従って、請求項4に記載の発明によれば、電解槽にて生成された生成水であるアルカリ性水及び酸性水をその生成された生成水ごとに電解槽に設けられた複数の連結管の一方でアルカリ性水を、他方で酸性水を他の電解槽へ移動することが可能になり、効率的な生成水の移動を可能にするとともに、電解槽での原水の電気分解の効率化を図ることが可能になる。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成に加え、前記電解槽同士の連結に際しては、前記アルカリ性水を移動する前記連結管同士を連結し、前記酸性水を移動する前記連結管同士を連結することを特徴とする。
従って、請求項5に記載の発明によれば、電解槽同士の連結に際しては、各電解槽に設けられた連結管を用いることになり、連結管同士の連結では、電解槽で生成された生成水である、アルカリ性水を移動することになる連結管同士を連結し、酸性水を移動することになる連結管同士を連結することで電解槽同士の連結することになるために、生成されたアルカリ性水及び酸性水が混ざり合うことなく効率よく、生成水であるアルカリ性水及び酸性水の移動を可能にする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の構成に加え、複数の前記連結管が設けられた各前記電解槽には、前記電解槽内の前記電解隔膜と前記陰極部材との間で前記アルカリ性水を生成し、前記電解隔膜と前記陽極部材との間で前記酸性水を生成することが可能なように前記陰極部材及び前記陽極部材に電圧を加えるための電解用電源が取り付けられていることを特徴とする。
従って、請求項6に記載の発明は、複数の連結管が設けられた各電解槽には、生成水であるアルカリ性水及び酸性水を生成するための電解用電源が取り付けられているため、各電解槽ごとに電解用電源から陰極部材及び陽極部材へ加える電圧を変えることが可能になり、得られる生成水についても、例えば、強アルカリ性水と弱アルカリ性水というように異なる生成水を得ることが可能になる。
本発明によれば、連結管を用いることで電解槽を複数連結することができ、大容量の生成水(アルカリ性水及び酸性水)でも得ることができる。また、電解槽を複数連結して生成水(アルカリ性水及び酸性水)を生成しているため、生成水を生成する電気分解整水生成装置にかかる負荷を減らすことができ、大容量の生成水(アルカリ性水及び酸性水)を生成しても電気分解整水生成装置の寿命に影響を与えることをほとんどなくすことができる。
また、例えば、強アルカリ性水と弱アルカリ性水を得たいような場合であっても、複数連結している各電解槽の電気分解電力量を変えることが可能になっているため、一つの電解槽は強アルカリ性水を得ることができる電気分解電力量で電気分解を行い、もう一つの電解槽は電解槽は弱アルカリ性水を得ることができる電気分解電力量で電気分解を行うことができ、効率よく生成水(アルカリ性水及び酸性水)を生成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1には、本発明である電気分解整水生成装置1の概略構成が示してある。図1において、実線が水の流れをあらわす流路(水路)を示しており、点線が電解用電源16からの電流及び制御部12等からの制御信号を示している。操作・表示部14は制御部12へ信号を送るためのスイッチ等が備えられており、制御部12に接続されている。
制御部12は、この電気分解整水生成装置1を制御するための中心的な役割を果たしており、複数の電解槽10を連結した連結電解槽を制御するための機器に接続されている。制御部12に接続されている電磁弁2では、制御部12からの信号(開信号、閉信号)により電磁弁2が開いたり、閉じたりして、水道水、或いは地下水等を含む原水を給水したり、停止したりすることになる。
電磁弁2を過ぎたところで原水が流れる流路5上には圧力センサー4が設けられており、流路5内を流れる原水の水圧を感知して、原水が流れているか否かを制御部12へ信号にて伝達することになる(原水が流れていればON信号であり、原水が流れていなければOFF信号となる)。圧力センサー4を過ぎたところで流路5は二つに分かれ、一方の流路9には流量調節弁6が設けられており、他方の流路には流量調節弁8が設けられている。この流量調節弁6、8により、電解槽10へ流す原水の流量を調節することになる。ここでは、二つの流量調節弁6、8が設けられているため、原水から生成して得るアルカリ性水及び酸性水を流量を個別に調整することが可能になっている。
そして、流量調節弁6、8を過ぎた流路7、9は一つの電解槽10につながっており、流路7、9から流れてくる原水を一つの電解槽10へ給水することを可能にしている。具体的には、電解槽10は、図2に示すように、二重のパイプ構造であり、円筒形をなしている。そして、電解槽10内には円筒形の電解隔膜26が設けられている。
電解隔膜26で仕切られた電解槽10の外側には、管状(パイプ状)の陽極部材24が設けられており、電解隔膜26の内側には、棒状の陰極部材28が設けられている。ただし、陰極部材28は棒状の形状に限定されることなく、陽極部材24と同様に管状(パイプ状)の形状にすることも可能である。そして、陽極部材24及び陰極部材28はチタンからできている。
そして、図2に示すように、流路7から流れてくる原水は陽極部材24と電解隔膜26との間に給水することになり、流路9から流れてくる原水は陰極部材28と電解隔膜26との間に給水することになる。この電解槽10は、図1に示すように、複数設けられており、各電解槽10には、陽極部材24及び陰極部材28に電圧を加えるための電解用電源16が接続されている。
複数設けられた電解槽10の連結は、図3に示すように、連結管30、32を用いることで行っている。連結管30、32は電解槽10の外側表面に電解槽10内に通じるように設けられており、電解槽10内を循環する生成水(アルカリ性水及び酸性水)を電解槽10から流出したり、電解槽10へ流入したりすることが可能となっている。
そして、具体的には、複数の連結管30、32は、図3に示すように、電解槽10の長手方向の端部側に設けられ、前記電解槽の外側表面より突出している。一方の連結管32は、電解隔膜26と陰極部材28との間で生成されるアルカリ性水を移動することが可能になっている。また、他方の連結管30は電解隔膜26と陽極部材24との間で生成される酸性水を移動することが可能になっている。
電解槽10同士の連結に際しては、図3に示すように、アルカリ性水を移動する連結管32同士を連結し、酸性水を移動する連結管30同士を連結することで電解槽10同士の連結を行っている。本例においては、図3に示すように、連結管32同士の連結に際しては、継手34を用いることで連結を行っている。また、連結管30同士の連結に際しては、継手36を用いることで連結を行っている。ただし、連結管30、32の構造によっては、継手34、36を用いることなく直接に連結管30同士、連結管32同士の連結を行うことも可能である。このようにして、複数の電解槽10を電解槽10に設けられた連結管30同士、連結管32同士を連結することで複数、本例では四つの電解槽10の連結を行っている。
複数連結された電解槽10の最後の電解槽10に接続されてる流路17、19は、複数の電解槽10を循環した生成水(アルカリ性水及び酸性水)を導出することになる。そのため、流路17には、陽極部材24と電解隔膜26との間で生成された酸性水が送出され、流路19には、陰極部材28と電解隔膜26との間で生成されたアルカリ性水が送出されることになっている。そして、流路17に設けられている3方電磁弁22及び、流路19に設けられている3方電磁弁20が制御部から送られる信号により、3方電磁弁20、22を開いたり、閉じたりすることにより酸性水、アルカリ性水を送出することになる。
つぎに、本発明である電気分解整水生成装置1の動作について説明する。まず、操作・表示部14を操作することにより、制御部12へ作動するための信号を送ることで電磁弁2を開き水道水、或いは地下水等を含む原水を電気分解整水生成装置1内へ給水する。具体的には、流路5へ原水を流す。原水が流路5を流れることで圧力センサー4が作動し、原水の水圧を感知して制御部12へ原水が流れているという信号(ON信号)を送る。
そして、制御部12は圧力センサーのON信号を受け、各電解槽10に接続されている電解用電源16を作動させる。このとき、原水は流路5を通り、二つに分かれた流路7、9に分かれ、流路7を通る原水は流量調節弁8を通り、流路9を通る原水は流量調整弁6を通り電解槽10へ向かう。流路7を通る原水は電解槽10の陽極部材24と電解隔膜26との間を流れていき、流路9を通る原水は電解隔膜26と陰極部材28との間を流れていく。
そして、流路7、流路9を流れ出た原水は電解槽10内を流れる。このとき、電解槽10に接続してある電解用電源16は作動しているため、陽極部材24及び陰極部材28に電圧が印加され、電解槽10内での原水の電気分解が行われる。その結果、電離作用により、陰極部材28側に水素イオンが生成され、陽極部材24側に酸素イオンが生成される。そして、電解槽10に入ってきた原水はアルカリ性水と酸性水とに分離される。具体的には、電解隔膜26と陰極部材28との間にはアルカリ性水が生成され、電解隔膜26と陽極部材24との間には酸性水が生成される。
以上のように、原水から生成されたアルカリ性水と酸性水とは、電解槽10内を流れ、電解槽10の長手方向の端部側の連結管30、32へ到達し、電解槽10の長手方向の端部側に設けられた、連結管30へ酸性水が流れ、連結管32へアルカリ性水が流れ、継手34、36内を流れ、連結された別の電解槽10の連結管30へ酸性水が流れ、連結管32へアルカリ性水が流れる(図3参照)。そして、酸性水、アルカリ性水は、連結した別の電解槽10内を流れる。このとき、別の電解槽10に接続してある電解用電源16も作動しているため、電解隔膜26と陰極部材28との間にはアルカリ性水が、電解隔膜26と陽極部材24との間には酸性水が維持される。
そして、この別の電解槽10をアルカリ性水及び酸性水が流れ、電解槽10の長手方向の端部側の連結管30、32へ到達する。そして、同様に、連結管30へ酸性水が流れ、連結管32へアルカリ性水が流れる。図3では図示していないが、同様に継手34、36内を流れ、さらに別の電解槽10の連結管30へ酸性水が流れ、連結管32へアルカリ性水が流れる。以上ようにして、本例においては、四つの電解槽10が充填されるだけの原水が給水される。ただし、流量調節弁6、8を個別に調整して、原水を生成して得られる酸性水及びアルカリ性水の流量を調節することも可能である。
四つの電解槽10で原水の電気分解が終了すると、操作・表示部を操作して制御部12から3方電磁弁20、22へ信号を送り、閉じていた3方電磁弁20、22を開いて酸性水及びアルカリ性水を取り出すことになる。具体的には、図4に示すように、流路17により、陽極部材24と電解隔膜26との間で生成された酸性水が送出され、流路19により、陰極部材28と電解隔膜26との間で生成されたアルカリ性水が送出される。
(例2)
また、一つの電解槽10内を流れる原水を電気分解するための電解用電源16からの電圧と、その一つの電解槽10に連結されている別の電解槽10内を流れる原水を電気分解するための電解用電源16からの電圧とを変えるということも可能である。
上記と同様に、原水が流路5を通り、二つに分かれた流路7、9に分かれ、流路7を通る原水は流量調節弁8を通り、流路9を通る原水は流量調整弁6を通り電解槽10へ向かう。流路7を通る原水は電解槽10の陽極部材24と電解隔膜26との間を流れていき、流路9を通る原水は電解隔膜26と陰極部材28との間を流れていく(図2参照)。そして、流路7、流路9を流れ出た原水は電解槽10内を流れる。このとき、電解槽10に接続してある電解用電源16は作動しており、陽極部材24及び陰極部材28に弱い電圧を印加して、電解槽10内での原水の電気分解が行われる。
その結果、電離作用により、陰極部材28側に水素イオンが生成され、陽極部材24側に酸素イオンが生成される。そして、電解槽10に入ってきた原水は弱アルカリ性水と弱酸性水とに分離される。具体的には、電解隔膜26と陰極部材28との間には弱アルカリ性水が生成され、電解隔膜26と陽極部材24との間には弱酸性水が生成される。
そして、原水から生成された弱アルカリ性水と弱酸性水とは、電解槽10内を流れ、電解槽10の長手方向の端部側の連結管30、32へ到達し、電解槽10の長手方向の端部側に設けられた、連結管30へ酸性水が流れ、連結管32へアルカリ性水が流れ、継手34、36内を流れ、連結された別の電解槽10の連結管30へ弱酸性水が流れ、連結管32へ弱アルカリ性水が流れる(図3参照)。
そして、弱酸性水、弱アルカリ性水は、連結した別の電解槽10内を流れる。このとき、別の電解槽10に接続してある電解用電源16も作動しており、陽極部材24及び陰極部材28に強い電圧を印加して、電解隔膜26と陰極部材28との間には弱アルカリ性水を強アルカリ性水へ変え、また、電解隔膜26と陽極部材24との間には弱酸性水を強酸性水へ変える。
その結果、この別の電解槽10内では、強アルカリ性水及び強酸性水が充填されることになり、弱アルカリ性水及び弱酸性水を充填した電解槽10と強アルカリ性水及び強酸性水を充填した電解槽10を作り出すことが可能になる。
本発明である電気分解整水生成装置の概略構成を示す説明図である。 電解槽と流路との関係を示す電解槽の端部近傍の説明図である。 電解槽同士の連結を示す説明図である。 最後に連結された電解槽と流路との関係を示す電解槽の端部近傍の説明図である。 従来の電気分解整水生成装置における原水の流れを示す説明図である。 従来の電気分解整水生成装置の電解槽を示す説明図である。
符号の説明
1…電気分解整水生成装置、2…電磁弁、4…圧力センサー、5、7、9、17、19…流路、6、8…流量調節弁、10…電解槽、12…制御部、14…操作・表示部、16…電解用電源、20、22…3方電磁弁、30、32…連結管、34、36…継手

Claims (6)

  1. 液体である原水を電解槽へ送り、前記電解槽内に設けられた、陰極部材と陽極部材と、前記陰極部材と前記陽極部材とに挟み込まれた電解隔膜とで前記原水の電気分解を行うことにより、前記電解隔膜と前記陰極部材との間にアルカリ性水を、前記電解隔膜と前記陽極部材との間に酸性水を生成することで、生成水である前記アルカリ性水及び前記酸性水を得ることが可能な電気分解整水生成装置において、
    前記電解槽内を循環する前記原水、或いは前記生成水を前記電解槽から流出したり、前記電解槽へ流入したりすることが可能となるように、前記電解槽の外側表面に前記電解槽内に通じる連結管が設けられていることを特徴とする電気分解整水生成装置。
  2. 前記連結管は前記電解槽の長手方向の端部側に設けられ、前記電解槽の外側表面より突出していることを特徴とする請求項1に記載の電気分解整水生成装置。
  3. 前記連結管は前記電解槽の長手方向の前記端部側に複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気分解整水生成装置
  4. 前記電解槽に設けられた複数の前記連結管のうち少なくとも一方は、前記電解隔膜と前記陰極部材との間の前記アルカリ性水を移動することが可能であり、また、複数の前記連結管のうち少なくとも他方は、前記電解隔膜と前記陽極部材との間の前記酸性水を移動することが可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気分解整水生成装置。
  5. 前記電解槽同士の連結に際しては、前記アルカリ性水を移動する前記連結管同士を連結し、前記酸性水を移動する前記連結管同士を連結することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気分解整水生成装置。
  6. 複数の前記連結管が設けられた各前記電解槽には、前記電解槽内の前記電解隔膜と前記陰極部材との間で前記アルカリ性水を生成し、前記電解隔膜と前記陽極部材との間で前記酸性水を生成することが可能なように前記陰極部材及び前記陽極部材に電圧を加えるための電解用電源が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電気分解整水生成装置。
JP2004117736A 2004-04-13 2004-04-13 電気分解整水生成装置 Pending JP2005296833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117736A JP2005296833A (ja) 2004-04-13 2004-04-13 電気分解整水生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117736A JP2005296833A (ja) 2004-04-13 2004-04-13 電気分解整水生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005296833A true JP2005296833A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35329026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004117736A Pending JP2005296833A (ja) 2004-04-13 2004-04-13 電気分解整水生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005296833A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102475480B1 (ko) 전해수 생성장치
WO2018199099A1 (ja) 電解水生成装置及び電解水生成方法
JP2003278931A (ja) イオン水生成機の転換バルブ
JP2005296833A (ja) 電気分解整水生成装置
JP2000317451A (ja) アルカリイオン整水器
JP4106788B2 (ja) アルカリイオン整水器
JP2009154122A (ja) 複数電解槽式電解水生成装置
JP2008055400A (ja) 二重電解による殺菌用水生成法
JPH0889965A (ja) 電解水生成装置
JP4936423B2 (ja) 電解水生成装置及びそれを備えた流し台
WO2023145505A1 (ja) 生成装置
WO2012132600A1 (ja) 電解水生成装置
JP7267655B1 (ja) 生成装置
JPH06312189A (ja) 電解殺菌水製造装置
KR200184610Y1 (ko) 이온수 생성기의 전환밸브
JPH09122652A (ja) 電解水生成装置
JP6885776B2 (ja) 電解水生成装置
JPH06238280A (ja) 電解整水方法及び装置
JPH10309580A (ja) アルカリイオン整水器
JPS6097088A (ja) 殺菌用銀イオン水製造装置
JP4591001B2 (ja) アルカリイオン整水器
JP2000189970A (ja) 電解水生成装置
KR20060115079A (ko) 전해조, 이를 채용한 이온 정수기 및 전해조 원료수공급방법
JP2000334457A (ja) アルカリイオン整水器
JP2003145155A (ja) ミネラル水生成装置