JP2005295517A - ミキサ回路およびミキサ回路を用いた受信回路 - Google Patents

ミキサ回路およびミキサ回路を用いた受信回路 Download PDF

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俊典 濱崎
Kaoru Ishida
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Abstract

【課題】 少ない回路規模、周辺部品で直交復調器により生じるDCオフセット変動を低減した受信回路を提供する。
【解決手段】 第1の差動増幅器とスイッチング回路とが縦積み構造に接続されたギルバートセルからなる直交復調器と、一対の差動入力端どうしが短絡され第1の差動増幅器と並列に設けられた第2の差動増幅器からなるバイパス回路とを備える。第1の差動増幅器はトランジスタ9,10からなり、スイッチング回路はトランジスタ11〜14からなり、第2の差動増幅器はトランジスタ15,16からなる。DCオフセットは、第1の差動増幅器を非活性化し、第2の差動増幅器を活性化した状態でDCオフセットを検出して補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイレクトコンバージョン方式の受信回路もしくは、それに使用されるミキサ回路に関するものである。上記のミキサ回路は、ギルバートセルからなる直交復調器を含んで構成される。また本発明は、上記の受信回路もしくはミキサ回路を用いてDCオフセットの補正を行うDCオフセット補正方法に関するものである。特に、本発明は、上記の受信回路もしくはミキサ回路において、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化(直交復調器のDCオフセット変動)を少なくする構成および方法に関するものである。
近年、携帯電話の小型化に伴って、フィルタ等の周辺素子を減らすことが可能なダイレクトコンバージョン方式の集積化受信回路が用いられている。ダイレクトコンバージョン方式では、高周波信号を直接ベースバンド信号に変換する。そのため、扱う信号がベースバンド帯の低い周波数となり、フィルタを集積化することが可能となる。また、従来のスーパーヘテロダイン方式で用いられていた中間周波数帯のフィルタを削減することが可能となり、小型化が図れる。
しかしながら、ダイレクトコンバージョン方式においては、中間周波増幅部が無いため、高周波部およびベースバンド部において、スーパーヘテロダイン方式に比べ、高い増幅度を確保する必要がある。そのため、直交復調器およびベースバンドアンプで生じるDCオフセットを補正し、アンプの飽和を防がなくてはならないという短所を有している。
そこで、先行技術(特許文献1参照)は、高周波増幅器を非活性化させ信号を停止し、それによって直交復調器およびベースバンドアンプを無入力状態にして、DCオフセット補正を行う。このとき、ダミーの高周波増幅器を動作させ、直交復調器の入力条件を一定にし、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制する技術が提案されている。
以下、図3を参照しながら、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制するための特開2002−217769号公報に示された方法について説明する。
図3は、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制する受信回路のブロック図を示す。この受信回路において、高周波信号入力端子44から入力された受信信号である高周波信号は、第1の低雑音増幅器47で増幅され、続く第3の低雑音増幅器49でさらに増幅される。第1の低雑音増幅器47は、入力がインピーダンスZ0を介して接地されている。第3の低雑音増幅器49の出力は、直交復調器50に入力され、局部発振回路62の出力と周波数混合されることによりベースバンド信号に変換される。直交復調器50の出力は、第1の可変利得増幅器51に入力されて増幅され、続いて第1の低域フィルタ53で不要信号が除去される。第1の低域フィルタ53の出力はさらに、第2の可変利得増幅器52に入力されて増幅され、続く第2の低域フィルタ54で不要信号が除去され、信号出力端子45および逆相信号出力端子46から出力される。
受信信号のレベルが変化した場合、第3の低雑音増幅器49、第1の可変利得増幅器51および第2の可変利得増幅器52の利得が変更され、それによって信号出力端子45および逆相信号出力端子46における信号出力レベルが一定の範囲内に収まるように制御される。
このとき、一般に増幅器には、DCオフセットが存在する。特に、可変利得増幅器の場合は、その出力端におけるDCオフセットは、増幅器の利得設定によって変化する。また、第3の低雑音増幅器49の出力におけるDCオフセットは、これに続く直交復調器50により周波数変換され問題とはならない。ところが、ダイレクトコンバージョン受信回路においては、局部発振回路の発振周波数は、入力信号と同一である。そのため、局部発振回路62からの局部発振信号が何らかの理由によって第3の低雑音増幅器49の入力部へ漏洩した場合、DCオフセットとして、直交復調器50から出力される。したがって、第3の低雑音増幅器49の利得設定を変えると直交復調器50の出力におけるDCオフセットは変化する。
そのため、可変利得増幅器の利得設定が変更された場合には、DCオフセット補正を行う必要がある。特に、ダイレクトコンバージョン受信回路においては、ベースバンド帯における増幅度が大きく、DCオフセット補正を行わないと、DCオフセットによって回路が飽和してしまい正常動作が不可能となる。
続いて、先行技術におけるDCオフセット補正動作の説明を行う。最初に、第1の低雑音増幅器47を非活性化させ信号を停止する。続いて、第1のAD変換器57を用いて、第1の可変利得増幅器51の出力DCオフセットをモニタする。そして、第1のAD変換器57による出力DCオフセットのモニタ結果を基に、第1の制御回路59を用いて第1のDA変換器55を制御し、それによって第1の可変利得増幅器51の入力に加えるDCオフセットの量を制御する。出力DCオフセットのモニタ結果を基に、第1の可変利得増幅器51の入力に加えるDCオフセットを調整することにより、第1の可変利得増幅器51の出力DCオフセットを補正することが可能である。
このとき、第1の低雑音増幅器47を非活性化せず高周波信号を停止しなかった場合、第1の可変利得増幅器51の出力には、DCオフセットと高周波信号とが重畳されたものが現れてしまう。その結果、第1の可変利得増幅器51の出力DCオフセットをモニタした時点での信号とDCオフセットとの和に対して、出力がゼロとなるように、DCオフセット補正が行われてしまう。したがって、無入力時には、DCオフセットが残留してしまい、誤ったDC補正が行われることになる。
以上のように、DCオフセット補正を行う時には、補正を行う増幅器の入力を無入力信号状態にする必要がある。
そのために、バイアス回路61のバイアス電圧の出力先をスイッチ63により切り替え、第1の低雑音増幅器47を非活性化させ信号を停止した場合、第3の低雑音増幅器49の入力条件が変化してしまい、局部発振回路62から第3の低雑音増幅器49の入力へ漏れた信号により生じる直交復調器50のDCオフセットが、通常動作時から変化するという問題がある。
この問題を避けるため、先行技術においては、第1の低雑音増幅器47と並列に、入力がインピーダンスZ1によって接地され高周波信号が入力されないダミーの第2の低雑音増幅器48を接続している。そして、DCオフセット補正中には、スイッチ63を反転させることにより、バイアス回路61を用いて、第1の低雑音増幅器47は非活性化させ、第2の低雑音増幅器48は活性化させる。このようにすることにより、第3の低雑音増幅器49の入力条件を一定に保ち、通常動作時かDCオフセット動作時かにかかわらず直交復調器50のDCオフセットが常に一定(同一)となるようにしている。
なお、第2の可変利得増幅器52の出力DCオフセットについても、第2のAD変換器58、第2の制御回路60および第2のDA変換器56を用いて、第1の可変利得増幅器51の出力DCオフセット補正と同様にして補正される。
特開2002−217769号公報
しかしながら、ダミーの高周波増幅器を持つことは、回路規模、周辺部品が増加するという問題を起こす。
したがって、本発明の目的は、少ない回路規模、周辺部品で、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができ、精度よくDCオフセット補正を行うことができるミキサ回路および受信回路、ならびにDCオフセット補正方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のミキサ回路は、第1の差動増幅器とスイッチング回路とが縦積み構造に接続されたギルバートセルからなる直交復調器と、一対の差動入力端どうしが短絡され第1の差動増幅器と並列に設けられた第2の差動増幅器からなるバイパス回路とを備えている。
この構成によれば、一対の差動入力端どうしが短絡された第2の差動増幅器からなるバイパス回路を、第1の差動増幅器と並列に設け、DCオフセット補正時には第1の差動増幅器を不活性化し、第2の差動増幅器を活性化する。これにより、DCオフセット補正時に通常動作時と同じ条件で、かつ無入力信号状態で直交復調器を動作させることができる。その結果、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができ、精度よくDCオフセット補正を行うことができる。しかも、第2の差動増幅器を追加するだけでよく、少ない回路規模、周辺部品で、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができる。
また、本発明の受信回路は、第1の差動増幅器とスイッチング回路とが縦積み構造に接続されたギルバートセルからなる直交復調器と、入力端が短絡され第1の差動増幅器と並列に接続された第2の差動増幅器からなるバイパス回路とを備えたミキサ回路と、DCオフセットキャンセル機能を有し、ミキサ回路の出力を増幅する可変利得増幅器とを備えている。
この構成によれば、一対の差動入力端どうしが短絡された第2の差動増幅器からなるバイパス回路を、第1の差動増幅器と並列に設け、DCオフセット補正時には第1の差動増幅器を不活性化し、第2の差動増幅器を活性化する。これにより、DCオフセット補正時に通常動作時と同じ条件で、かつ無入力信号状態で直交復調器を動作させることができる。その結果、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができ、精度よくDCオフセット補正を行うことができる。しかも、第2の差動増幅器を追加するだけでよく、少ない回路規模、周辺部品で、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができる。
ここで、第1の差動増幅器は、第1および第2の信号からなる第1の差動信号を増幅して第3および第4の信号を出力する。
また、スイッチング回路は、第1、第2、第3および第4のトランジスタからなる。第1のトランジスタは、第3の信号がエミッタに入力され、第5および第6の信号からなる第2の差動信号のうち第5の信号がベースに入力される。第2のトランジスタは、第3の信号がエミッタに入力され、第6の信号がベースに入力される。第3のトランジスタは、第4の信号がエミッタに入力され、第6の信号がベースに入力され、コレクタが第1のトランジスタのコレクタと共通接続されて第1の出力端となる。第4のトランジスタは、第4の信号がエミッタに入力され、第5の信号がベースに入力され、コレクタが第2のトランジスタのコレクタと共通接続されて第2の出力端となる。
そして、このスイッチング回路は、上記第1から第4までのトランジスタにより、第3の信号を、第5の信号と第6の信号の大小関係に従って、第1の出力端か第2の出力端かに切り替えて出力し、また第4の信号を、第5の信号と第6の信号の大小関係に従って、第1の出力端か第2の出力端かに第3の信号とは逆に切り替えて出力する。
また、上記の第1の差動信号が高周波信号であり、第2の差動信号が局部発振信号である。
また、本発明の第1のDCオフセット補正方法は、上記した本発明のミキサ回路を用いてDCオフセットを補正する方法であり、第1の差動増幅器を非活性状態とし、第2の差動増幅器を活性状態として、この状態でDCオフセットを検出して補正する。
また、本発明の第2のDCオフセット補正方法は、上記した本発明の受信回路を用いてDCオフセットを補正する方法であり、第1の差動増幅器を非活性状態とし、第2の差動増幅器を活性状態として、この状態でDCオフセットを検出して補正する。
本発明の第1および第2のDCオフセット補正方法によれば、第2の差動増幅器からなるバイパス回路を有するミキサ回路もしくは受信回路を用い、第1の差動増幅器を非活性状態とし、第2の差動増幅器を活性状態として、この状態でDCオフセットを補正するので、少ない回路規模、周辺部品で、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができ、精度よくDCオフセット補正を行うことができる。
以上説明したように、本発明に係るミキサ回路、受信回路およびDCオフセット補正方法によると、少ない回路規模、周辺部品で、通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセットの変化を抑制することができ、精度よくDCオフセット補正を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る受信回路について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る受信回路を構成するミキサ回路の回路図である。このミキサ回路は、ギルバートセルからなる直交復調器とバイパス回路とから構成されるものである。高周波信号入力端子1および逆相高周波信号入力端子2から高周波信号が入力される。高周波信号は、第1のトランジスタ9および第2のトランジスタ10からなる差動増幅器で増幅される。第1のインダクタ22と第2のインダクタ23とは、第1のトランジスタ9と第2のトランジスタ10のエミッタ間に挿入され、利得を決定している。
続いて、差動増幅器で増幅された高周波信号は、第3のトランジスタ11、第4のトランジスタ12、第5のトランジスタ13および第6のトランジスタ14からなるスイッチング回路に入力される。そして、この高周波信号は、局部発振入力端子3および逆相局部発振入力端子4から入力された局部発振信号と周波数混合されることにより、ベースバンド信号に変換される。第3の抵抗19および第4の抵抗20は、負荷抵抗である。
周波数混合された信号は、信号出力端子5および逆相信号出力端子6から出力される。第1切替制御入力端子7は、直交復調器を活性化する時に所定の電圧が加えられ、直交復調器を非活性化する時にはゼロ電位が加えられる。第2切替制御入力端子8は、直交復調器を非活性化する時に所定の電圧が加えられ、直交復調器を活性化する時にはゼロ電位が加えられる。
第1切替制御入力端子7に加えられた電圧は、第1の抵抗17および第2の抵抗18を通じて、第1のトランジスタ9および第2のトランジスタ10のベースに加えられる。第2切替制御入力端子8に加えられた電圧は、第5の抵抗21を通じて、第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16のベースに加えられる。第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16のエミッタは接地され、それらのコレクタは第1のトランジスタ9および第2のトランジスタ10のコレクタにそれぞれ接続され、バイパス回路を構成している。このバイパス回路を構成する第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16は、第1のトランジスタ9および第2のトランジスタ10と同じ特性であることが好ましい。
第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16のベースは、互いに共通に接続され、第5の抵抗21に接続されている。この結果、第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16からなる差動増幅器の一対の差動入力は短絡され、無入力信号状態となっている。したがって、通常動作時に利得を決定するのに用いられた第1のインダクタ22および第2のインダクタ23に相当するインダクタは挿入する必要はなく、部品点数削減、また集積化を行う場合には、チップ面積削減を達成している。
以上の構成から、第1切替制御入力端子7への第1切替制御入力信号に正の電圧が加えられ、第2切替制御入力端子8への第2切替制御入力信号にゼロの電圧が加えられた場合には、第1のトランジスタ9および第2のトランジスタ10に電流が流れ、第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16には電流が流れない。したがって、直交復調器は、活性化され通常動作を行う。
一方、第1切替制御入力端子7への第1切替制御入力信号にゼロの電圧が加えられ、第2切替制御入力端子8への第2切替制御入力信号に正の電圧が加えられた場合には、第1のトランジスタ9および第2のトランジスタ10には電流が流れず、第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16に電流が流れる。したがって、直交復調器は、非活性化される。
直交復調器が非活性化された場合においても、第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16には、電流が流れており、第3のトランジスタ11、第4のトランジスタ12、第5のトランジスタ13、第6のトランジスタ14からなるスイッチング回路も通常動作している。そのため、直交復調器の出力には、活性化時と同じDCオフセットが生じる。
以上のように、本発明の第1の実施の形態のミキサ回路を用いると、DCオフセット補正時に直交復調器を非活性化した場合においても、活性化時と同じDCオフセットが発生し、直交復調器を含めた、正確なDCオフセット補正を行うことが可能となる。
さらに、本発明の第1の実施の形態のミキサ回路は、通常の直交復調器に、第7のトランジスタ15および第8のトランジスタ16、第5の抵抗21を加えただけであり、極めて少ない素子の追加で、DCオフセット変動を防止することが可能となる。
続いて図2を用いて受信回路全体の説明を行う。高周波信号入力端子24および逆相高周波信号入力端子25から高周波信号が直交復調器30に入力される。直交復調器30に入力された高周波信号は、局部発振回路35の局部発振信号と周波数混合されベースバンド信号に変換され、直交復調器30から出力される。直交復調器30の出力は、第1の可変利得増幅器31に入力され、続いて第1の低域フィルタ33に入力され不要信号が除去される。第1の低域フィルタ33の出力は、第2の可変利得増幅器32に入力され、続いて第2の低域フィルタ34に入力され不要信号が除去され、信号出力端子26および逆相信号出力端子27から出力される。
なお、図2では、図3における第1の低雑音増幅器47、第3の低雑音増幅器49に相当する要素は図示を省略している。
DCオフセット補正を行わない通常動作時には、第1のバイアス回路36から正の電圧が出力され、第2のバイアス回路37からゼロの電圧が出力される。第1のバイアス回路36の出力は図1における第1切替制御入力端子7への入力に対応し、第2のバイアス回路37の出力は図1における第2切替制御入力端子8への入力に対応する。したがって、図1を用いて説明したように、直交復調器30は、活性化され通常動作を行う。
DCオフセット補正を行う場合には、第1のバイアス回路36からゼロの電圧が出力され、第2のバイアス回路37から正の電圧が出力される。したがって、図1を用いて説明したように、直交復調器30は、非活性化される。このとき、直交復調器から発生するDCオフセットは、通常動作時と異ならず、後段の第1の可変利得増幅器31のDCオフセット補正で、正確に補正を行うことが可能である。
なお、第1の可変利得増幅器31、32の出力DCオフセットの補正の手順は図3において説明したものと同様である。図2において、符号38,39はそれぞれDAコンバータを示し、符号40,41はそれぞれADコンバータを示し、符号42,43はそれぞれ制御回路を示す。
以上説明したように、本発明は、ダイレクトコンバージョン受信回路における通常動作時とDCオフセット補正時との間の直交復調器のDCオフセット変動を抑える方法等に有用である。
第1の実施の形態に係るミキサ回路を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る受信回路を示す回路ブロック図である。 先行技術に係る受信回路を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1 高周波信号入力端子
2 逆相高周波信号入力端子
3 局部発振信号入力端子
4 逆相局部発振信号入力端子
5 信号出力端子
6 逆相信号出力端子
7 第1切替制御入力端子
8 第2切替制御入力端子
9 第1のトランジスタ
10 第2のトランジスタ
11 第3のトランジスタ
12 第4のトランジスタ
13 第5のトランジスタ
14 第6のトランジスタ
15 第7のトランジスタ
16 第8のトランジスタ
17 第1の抵抗
18 第2の抵抗
19 第3の抵抗
20 第4の抵抗
21 第5の抵抗
22 第1のインダクタ
23 第2のインダクタ
24 高周波信号入力端子
25 逆相高周波信号入力端子
26 信号出力端子
27 逆相信号出力端子
28 第1切替制御入力端子
29 第2切替制御入力端子
30 復調器
31 第1の可変利得増幅器
32 第2の可変利得増幅器
33 第1の低域フィルタ
34 第2の低域フィルタ
35 局部発振回路
36 第1のバイアス回路
37 第2のバイアス回路
38 第1のDA変換器
39 第2のDA変換器
40 第1のAD変換器
41 第2のAD変換器
42 第1の制御回路
43 第2の制御回路
44 高周波信号入力端子
45 信号出力端子
46 逆相信号出力端子
47 第1の低雑音増幅器
48 第2の低雑音増幅器
49 第3の低雑音増幅器
50 復調器
51 第1の可変利得増幅器
52 第2の可変利得増幅器
53 第1の低域フィルタ
54 第2の低域フィルタ
55 第1のDA変換器
56 第2のDA変換器
57 第1のAD変換器
58 第2のAD変換器
59 第1の制御回路
60 第2の制御回路
61 バイアス回路
62 局部発振回路

Claims (6)

  1. 第1の差動増幅器とスイッチング回路とが縦積み構造に接続されたギルバートセルからなる直交復調器と、
    一対の差動入力端どうしが短絡され前記第1の差動増幅器と並列に設けられた第2の差動増幅器からなるバイパス回路とを備えたミキサ回路。
  2. 前記第1の差動増幅器は、第1および第2の信号からなる第1の差動信号を増幅して第3および第4の信号を出力し、
    前記スイッチング回路は、
    前記第3の信号がエミッタに入力され、第5および第6の信号からなる第2の差動信号のうち前記第5の信号がベースに入力される第1のトランジスタと、
    前記第3の信号がエミッタに入力され、前記第6の信号がベースに入力される第2のトランジスタと、
    前記第4の信号がエミッタに入力され、前記第6の信号がベースに入力され、コレクタが前記第1のトランジスタのコレクタと共通接続されて第1の出力端となる第3のトランジスタと、
    前記第4の信号がエミッタに入力され、前記第5の信号がベースに入力され、コレクタが前記第2のトランジスタのコレクタと共通接続されて第2の出力端となる第4のトランジスタとからなり、
    前記スイッチング回路は、前記第3の信号を、前記第5の信号と前記第6の信号の大小関係に従って、前記第1の出力端か前記第2の出力端かに切り替えて出力し、前記第4の信号を、前記第5の信号と前記第6の信号の大小関係に従って、前記第1の出力端か前記第2の出力端かに前記第3の信号とは逆に切り替えて出力する請求項1記載のミキサ回路。
  3. 前記第1の差動信号が高周波信号であり、前記第2の差動信号が局部発振信号である請求項2記載のミキサ回路。
  4. 請求項1、2または3記載のミキサ回路と、
    DCオフセットキャンセル機能を有し、前記ミキサ回路の出力を増幅する可変利得増幅器とを備えた受信回路。
  5. 請求項1、2または3記載のミキサ回路を用いてDCオフセットを補正するDCオフセット補正方法であって、
    前記第1の差動増幅器を非活性状態とし、前記第2の差動増幅器を活性状態とし、この状態でDCオフセットを検出して補正するDCオフセット補正方法。
  6. 請求項4記載の受信回路を用いてDCオフセットを補正するDCオフセット補正方法であって、
    前記第1の差動増幅器を非活性状態とし、前記第2の差動増幅器を活性状態とし、この状態でDCオフセットを検出して補正するDCオフセット補正方法。
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JP2005058811A Withdrawn JP2005295517A (ja) 2004-03-08 2005-03-03 ミキサ回路およびミキサ回路を用いた受信回路

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155729A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 St Microelectronics Srl 特にマイクロ電気機械形式の容量センサを読み取るための装置及び方法
JPWO2009099052A1 (ja) * 2008-02-04 2011-05-26 日本電気株式会社 信号処理回路、信号処理方法、及び記録媒体
JP2014007618A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Mitsubishi Electric Corp 無線通信装置

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