JP2005293321A - 行政管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させる行政管理支援プログラム、行政管理支援システム - Google Patents

行政管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させる行政管理支援プログラム、行政管理支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】予算査定や行革計画にかかわる財政担当課の処理の単純化、および事務事業の実態に即した予算査定や長期財政推計の実現を図ること。
【解決手段】原課側で、事務事業ごとに、事務事業シート133に入力されたコスト・財源の年度別計画値を自動集計し(ステップS501)、歳入情報や事務事業シート133を作らない事務事業について、財務会計システム202からインポートしたデータや人口等の客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出し(ステップS502)、特定の費目について、全庁的な計画をもとに別途推計した数値や、決算統計のデータをもとに推計する(ステップS503)。財政担当課側で、歳入・歳出の費目ごとに、ステップS501〜ステップS503のいずれの推計方法を採用するかを選択し(ステップS504)、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算する(ステップS505)。
【選択図】 図5

Description

この発明は、IT(Information Technology)を活用して、行政の管理を支援する行政管理支援方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよび行政管理支援システムに関する。
地方自治体では、政策が立案され、立案された政策に沿って、施策・事務事業が計画実行されるが、そのためには、財政推計が不可欠である。財政推計をおこなうためには、財政計画と予算査定が必要となる。
一般に、財政計画および予算査定は、財政担当課でおこなわれる。財政担当課は、まず、財政計画を実行するため、(1)次年度の歳出予算総枠(マクロ的な財政計画や公債費、基金の計画をもとに算出)を設定する。(2)個別事務事業の予算要求額を積み上げて、予算要求総額を算出する。(3)そして、企画担当課の査定結果(上位目的に対する寄与度、必要性、緊急性、規模の妥当性等)を考慮して、前記(1)=(2)となるように個別事務事業を査定(満額、減額、延期、中止、廃止)する。一方で、予算査定を実行するため、原課が実施計画や事業費の積算等の資料を作成し、企画担当課がヒアリングをふまえて事務事業の査定を行い、原課に内示する。そして、原課は査定結果を考慮して予算要求を行い、財政担当課が予算を編成する。
しかしながら、従来、地方自治体の財政計画はマクロ的視点から、個別事務事業の予算査定はミクロ的視点から行われており、両者は連動していなかったため、以下のような問題が生じる。
次年度の予算査定結果に応じて、個別事務事業の中長期的な計画値が変化する(次年度は減額し次年度以降に増額、次年度は中止し以降に実施するなど)。したがって、中長期財政計画も変化させるべきだが、財政計画はもとよりマクロ的な推計値のため個別事務事業とは連動しておらず、その結果中長期の財政状況を加味した予算査定ができないという問題が生じる。また、中長期財政計画自体が実態に即さないという問題が生じる。
また、行財政改革計画では、特定事業の改革効果を積み上げて、歳入出のバランスが取れるまでシミュレーションがおこなわれるが、従来はこのシミュレーションはもっぱら手作業でおこなわれていたため非常に効率が悪いという問題もある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、個別事務事業における、歳入・歳出計画作成をルール化、綿密化、IT化して、地方自治体全体の財政計画と事務事業の管理・評価を関連付けることにより、個別計画と全体戦略の整合性を保持し、事業積上型の長期的な財政推計を可能にする行政管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、行政管理支援システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明の請求項1にかかる行政管理支援方法は、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握するための行政管理支援方法であって、事務事業ごとに、事務事業シートに入力されたコスト・財源の年度別計画値を集計する年度別計画値集計工程と、歳入情報や事務事業シートを作らない事務事業について、客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出する推計値算出工程と、特定の費目について推計する特定費目推計工程と、歳入・歳出の費目ごとに実行する推計方法を選択する推計方法選択工程と、前記推計方法選択工程で選択された方法に基づいた推計結果から、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算する中長期財政見通し試算工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握することができる。
また、請求項2にかかる行政管理支援方法は、財政バランスの保持を目的とする予算査定をおこなうための行政管理支援方法であって、個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通しが、次年度歳出予算よりどの程度超過しているかを把握する超過予算把握工程と、一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成する修正案作成工程と、前記修正案作成工程により作成された修正案が予算と一致するか否かを判断する判断工程と、前記判断工程による判断の結果、前記修正案が予算と一致した場合に、当該修正案の採用を決定する修正案採用決定工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、予算査定において、事務事業の優先順位の判断に有効なデータを参照しながら、財政バランスのとれた事務事業を選択することができる。
また、請求項3にかかる行政管理支援方法は、地方公共団体における中長期財政計画の見直しをおこなうための行政管理支援方法であって、中長期的な財政バランスを把握する財政バランス把握工程と、前記財政バランス把握工程による把握結果に基づいて予算査定をおこなう予算査定工程と、前記予算査定工程による査定結果に基づいて財政バランスの適正さを判断する財政バランス判断工程と、前記財政バランス判断工程で財政バランスが不適正であると判断された場合に、原因となる事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財源計画を修正する中長期コスト・財源計画修正工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、地方公共団体の年度間の予算配分の適正化と、その結果を反映した中長期財政計画の見直しをおこなうことができる。
また、請求項4にかかる行政管理支援方法は、請求項3に記載の発明において、前記財政バランス把握工程は、前記請求項1に記載の方法により得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項2に記載の方法により得られた予算査定後の修正案を参照し、中長期的な財政バランスの凹凸を把握することを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の方法により得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項2に記載の方法により得られた予算査定後の修正案を参照することで、財政バランスを評価するための、各年次における歳入・歳出額を容易に把握することができる。
また、請求項5にかかる行政管理支援方法は、中長期的な視野における行財政改革案を立案するための行政管理支援方法であって、前記請求項1に記載された方法により推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案する行財政改革計画案立案工程と、前記行財政改革計画案立案工程により立案された計画案を参照して、具体的な計画案のメニューを設定するメニュー設定工程と、前記メニュー設定工程で設定されたメニューへの必要な情報の入力を受け付ける入力受付工程と、前記入力受付工程で入力された情報に基づいて複数の中長期財政見通し計画案を作成する中長期財政見通し計画案作成工程と、前記中長期財政見通し計画案作成工程で作成された計画案のなかから、最適な計画案を選択する計画案選択工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、行財政改革計画に基づく改善効果を積み上げ、中長期的に財政バランスのとれた計画立案が可能になる。
また、請求項6にかかる行政管理支援プログラムは、前記請求項1〜5のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、前記請求項1〜5のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることが可能になる。
また、請求項7にかかる行政管理支援システムは、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握するための行政管理支援システムであって、事務事業ごとに、事務事業シートに入力されたコスト・財源の年度別計画値を集計する年度別計画値集計手段と、歳入情報や事務事業シートを作らない事務事業について、客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出する推計値算出手段と、特定の費目について推計する特定費目推計手段と、歳入・歳出の費目ごとに実行する推計方法を選択する推計方法選択手段と、前記推計方法選択手段で選択された方法に基づいた推計結果から、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算する中長期財政見通し試算手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項7に記載の発明によれば、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握することができる。
また、請求項8にかかる行政管理支援システムは、財政バランスの保持を目的とする予算査定をおこなうための行政管理支援システムであって、個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通しが、次年度歳出予算よりどの程度超過しているかを把握する超過予算把握手段と、一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成する修正案作成手段と、前記修正案作成手段で作成された修正案が予算と一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断の結果、前記修正案が予算と一致した場合に、当該修正案の採用を決定する修正案採用決定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項8に記載の発明によれば、予算査定において、事務事業の優先順位の判断に有効なデータを参照しながら、財政バランスのとれた事務事業を選択することができる。
また、請求項9にかかる行政管理支援システムは、地方公共団体における中長期財政計画の見直しをおこなうための行政管理支援システムであって、中長期的な財政バランスを把握する財政バランス把握手段と、前記財政バランス把握手段による把握結果に基づいて予算査定をおこなう予算査定手段と、前記予算査定手段による査定結果に基づいて財政バランスの適正さを判断する財政バランス判断手段と、前記財政バランス判断手段で財政バランスが不適正であると判断された場合に、原因となる事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財源計画を修正する中長期コスト・財源計画修正手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項9に記載の発明によれば、地方公共団体の年度間の予算配分の適正化と、その結果を反映した中長期財政計画の見直しをおこなうことができる。
また、請求項10にかかる行政管理支援システムは、請求項9に記載の発明において、前記財政バランス把握手段は、前記請求項7に記載のシステムにより得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項8に記載のシステムにより得られた予算査定後の修正案を参照し、中長期的な財政バランスの凹凸を把握することを特徴とする。
この請求項10に記載の発明によれば、前記請求項7に記載のシステムにより得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項8に記載のシステムにより得られた予算査定後の修正案を参照することで、財政バランスを評価するための、各年次における歳入・歳出額を容易に把握することができる。
また、請求項11にかかる行政管理支援システムは、中長期的な視野における行財政改革案を立案するための行政管理支援システムであって、前記請求項7に記載されたシステムにより推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案する行財政改革計画案立案手段と、前記行財政改革計画案立案手段により立案された計画案を参照して、具体的な計画案のメニューを設定するメニュー設定手段と、前記メニュー設定手段で設定されたメニューへの必要な情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段で入力された情報に基づいて複数の中長期財政見通し計画案を作成する中長期財政見通し計画案作成手段と、前記中長期財政見通し計画案作成手段で作成された計画案のなかから、最適な計画案を選択する計画案選択手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項11に記載の発明によれば、行財政改革計画に基づく改善効果を積み上げ、中長期的に財政バランスのとれた計画立案が可能になる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、年度別計画値集計工程が、事務事業ごとに、事務事業シートに入力されたコスト・財源の年度別計画値を集計し、推計値算出工程が、歳入情報や事務事業シートを作らない事務事業について、客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出し、特定費目推計工程が、特定の費目について推計し、推計方法選択工程が、歳入・歳出の費目ごとに実行する推計方法を選択し、中長期財政見通し試算工程が、前記推計方法選択工程で選択された方法に基づいた推計結果から、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算するため、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握することができる行政管理支援方法が得られるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明によれば、超過予算把握工程が、個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通しが、次年度歳出予算よりどの程度超過しているかを把握し、修正案作成工程が、一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成し、判断工程が、前記修正案作成工程により作成された修正案が予算と一致するか否かを判断し、修正案採用決定工程が、前記判断工程による判断の結果、前記修正案が予算と一致した場合に、当該修正案の採用を決定するため、予算査定において、事務事業の優先順位の判断に有効なデータを参照しながら、財政バランスのとれた事務事業を選択することができる行政管理支援方法が得られるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、財政バランス把握工程が、中長期的な財政バランスを把握し、予算査定工程が、前記財政バランス把握工程による把握結果に基づいて予算査定をおこない、財政バランス判断工程が、前記予算査定工程による査定結果に基づいて財政バランスの適正さを判断し、中長期コスト・財源計画修正工程が、前記財政バランス判断工程で財政バランスが不適正であると判断された場合に、原因となる事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財源計画を修正するため、地方公共団体の年度間の予算配分の適正化と、その結果を反映した中長期財政計画の見直しをおこなうことができる行政管理支援方法が得られるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、前記財政バランス把握工程が、前記請求項1に記載の方法により得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項2に記載の方法により得られた予算査定後の修正案を参照し、中長期的な財政バランスの凹凸を把握するため、財政バランスを評価するための、各年次における歳入・歳出額を容易に把握することができる行政管理支援方法が得られるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、行財政改革計画案立案工程が、前記請求項1に記載された方法により推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案し、メニュー設定工程が、前記行財政改革計画案立案工程により立案された計画案を参照して、具体的な計画案のメニューを設定し、入力受付工程が、前記メニュー設定工程で設定されたメニューへの必要な情報の入力を受け付け、中長期財政見通し計画案作成工程が、前記入力受付工程で入力された情報に基づいて複数の中長期財政見通し計画案を作成し、計画案選択工程が、前記中長期財政見通し計画案作成工程で作成された計画案のなかから、最適な計画案を選択するため、行財政改革計画に基づく改善効果を積み上げ、中長期的に財政バランスのとれた計画立案が可能になる行政管理支援方法が得られるという効果を奏する。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることによって、請求項1〜5のいずれか一つに記載された方法をコンピュータによって実現することが可能な行政管理支援プログラムが得られるという効果を奏する。
また、請求項7に記載の発明によれば、年度別計画値集計手段が、事務事業ごとに、事務事業シートに入力されたコスト・財源の年度別計画値を集計し、推計値算出手段が、歳入情報や事務事業シートを作らない事務事業について、客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出し、特定費目推計手段が、特定の費目について推計し、推計方法選択手段が、歳入・歳出の費目ごとに実行する推計方法を選択し、中長期財政見通し試算手段が、前記推計方法選択手段で選択された方法に基づいた推計結果から、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算するため、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握することができる行政管理支援システムが得られるという効果を奏する。
また、請求項8に記載の発明によれば、超過予算把握手段が、個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通しが、次年度歳出予算よりどの程度超過しているかを把握し、修正案作成手段が、一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成し、判断手段が、前記修正案作成手段で作成された修正案が予算と一致するか否かを判断し、修正案採用決定手段が、前記判断手段による判断の結果、前記修正案が予算と一致した場合に、当該修正案の採用を決定するため、予算査定において、事務事業の優先順位の判断に有効なデータを参照しながら、財政バランスのとれた事務事業を選択することができる行政管理支援システムが得られるという効果を奏する。
また、請求項9に記載の発明によれば、財政バランス把握手段が、中長期的な財政バランスを把握し、予算査定手段が、前記財政バランス把握手段による把握結果に基づいて予算査定をおこない、財政バランス判断手段が、前記予算査定手段による査定結果に基づいて財政バランスの適正さを判断し、中長期コスト・財源計画修正手段が、前記財政バランス判断手段で財政バランスが不適正であると判断された場合に、原因となる事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財源計画を修正するため、地方公共団体の年度間の予算配分の適正化、その結果を反映した中長期財政計画の見直しをおこなうことができる行政管理支援システムが得られるという効果を奏する。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明において、前記財政バランス把握手段が、前記請求項7に記載のシステムにより得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項8に記載のシステムにより得られた予算査定後の修正案を参照し、中長期的な財政バランスの凹凸を把握するため、財政バランスを評価するための、各年次における歳入・歳出額を容易に把握することができる行政管理支援システムが得られるという効果を奏する。
また、請求項11に記載の発明によれば、行財政改革計画案立案手段が、前記請求項7に記載されたシステムにより推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案し、メニュー設定手段が、前記行財政改革計画案立案手段により立案された計画案を参照して、具体的な計画案のメニューを設定し、入力受付手段が、前記メニュー設定手段で設定されたメニューへの必要な情報の入力を受け付け、中長期財政見通し計画案作成手段が、前記入力受付手段で入力された情報に基づいて複数の中長期財政見通し計画案を作成し、計画案選択手段が、前記中長期財政見通し計画案作成手段で作成された計画案のなかから、最適な計画案を選択するため、行財政改革計画に基づく改善効果を積み上げ、中長期的に財政バランスのとれた計画立案が可能になる行政管理支援システムが得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる行政管理支援方法、その方法をコンピュータに実行させる行政管理支援プログラムおよび行政管理支援システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
(行政管理支援システムの概要)
まず、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムの概要について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムの概要を示す説明図である。図1において、行政管理支援システムは、ITを活用し、政策目標を見据えた事業およびリソース(人材105・財政106・情報107)の管理を支援する。そのために、行政に目的(政策)と手段(事業)の整合性・一貫性を持たせ、評価の仕組みを取り入れることによって、より高次元の政策目標達成を可能にする。
また、行政評価(機能)100の考えを取り入れた、新しい行政のマネジメントサイクル(「PLAN」101、「DO」102、「CHECK」103、「ACTION」104)を創出する。これによって、手作業では困難な、「現実」の洗い出しが可能となり、行政サービス108の向上が住民のためのまちづくりを実現する。このように、行政に「経営」の視点を導入する。
(1)「PLAN(機能)」101
ここで、「PLAN(機能)」101においては、政策・施策・事業の計画立案を支援することによって、行政管理のベースとなる政策、財政(予算編成)、人材配置をバランスよく計画立案する。具体的には、下記に示すようなバランスを確保する。
(1−1) データシートの作成:
システムのベースとなる、基本構想121ともいえる政策を立案するための政策シート131、基本計画122ともいえる施策を立案するための施策シート132、実施計画123ともいえる事務事業を立案するための事務事業シート133を作成する。
(1−2) 政策バランスの確保:
住民満足度(都市ベンチマーク)111と、アウトカム指標(成果)112と、アウトプット指標(結果)113およびインプット指標(計画)114という、いわゆる連結ピンと、AHP(階層分析法)を用いて、都市目標の達成手段としてバランスの取れた事業構築をおこなう。ここで、AHP(階層分析法)とは、目標への貢献度、全体における優先度などを基準に、事業や政策などの「重み」を算出する。すなわち、ある選択肢(事業
や政策)の「重み」を、上位目標への関連性の視点から、他の選択肢と比較することで算出する。これによって、人間の意思決定を数値化することが可能となる。
(1−3) 財政バランスの確保:
上記(1−2)政策バランスの確保によって構築された事業体系は、人口推計や定員管理などとリンクした、個別事業のコスト計画・実績を積み上げた「長期財政シミュレーション・モデル」で、財政バランスを検証する。
(1−4) 人材配置バランスの確保:
政策および財政のバランスの取れた事業体系は、ホランド理論に基づく「HRシミュレーション・モデル」で、事業実施に必要な人材と現在の在席人材との整合性を検証する。これによって、事業ごとに求められる人材の質・量を考慮した最適配置を実現する。ここで、ホランド理論とは、各人が持つ個性(パースナリティ・タイプ)と、業務特性(ビジネス・ファミリー)を複数(たとえば6つ)に分類し、そのマッチングを図る方法である。
(2)「DO(機能)」102
つぎに、「DO(機能)」102においては、政策体系の進捗状況の情報を提供することによって、状況確認のための指標情報などを適時に提供する。これによって、目的・内容・手段・対象などの途中検証・評価をおこなうことができ、その際、現状認識のための情報をタイムリーに共有することができる。具体的には、以下のような内容を含む。
(2−1) 総合計画進行管理:
政策から事務事業に至る進行管理データ、評価データを元に、総合計画の進行状況(評価指標)をリアルタイムに表示し、庁内で共有することによって、事業や政策の進行状況は、適時、管理者に報告される。
(2−2) 懸念管理:
当初計画と大きな差異がある事業や、課題や問題点を抱えている事業などの懸念事項のある事業は、アラーム表示によって管理者に即時連絡され、これによって、迅速かつ的確な指示を促す情報を提供することができる。
(2−3) 現場情報の蓄積:
事業実施にともなって得られるさまざまな情報は、貴重なナレッジとしてデータベースに蓄積される。
(3)「CHECK(機能)」103
つぎに、「CHECK(機能)」103においては、目標達成状況の定量的・定性的観点からのチェックを実現するため、結果・成果・コストの各指標の目標達成度や他地域と比較した業績評価情報などを提供する。これによって、妥当性、効率性、有効性の評価および総合評価をすることができる。具体的には、以下の内容を含む。
(3−1) 事後評価:
事業や施策ごとに設定した指標の実績値を測定し、目標達成度を評価(定量)した上で、3E(経済性、効率性、有効性)などの観点から定性的な評価を実施する。
(3−2) 決算管理:
決算期には、事業(政策)別成果決算報告書を作成し、当初目標の達成状況と未達成の要因を表示する。そして、決算成果報告書において、当初目標(都市〜政策〜事業)の達成状況評価を総合的かつ体系的に取りまとめし、住民へのアカウンタビリティ(説明責任)を実現する。
(4)「ACTION(機能)」104
つぎに、「ACTION(機能)」104においては、自治体では業績評価結果に基づいて、事業・施策の効果を掘り下げて原因分析をおこない、対策を検討する。これによって、事業、施策の見直し、改善方策の検討をおこなうことができる。具体的には、以下の内容を含む。
(4−1) 評価の反映:
評価の結果(蓄積したデータ)を次年度の事業計画策定(新規立案、継続、廃止など)に活用する。
(4−2) データの活用:
政策・施策・事務事業という行政全体のデータを人事異動や組織改変、次期総計の策定などの意思決定に活用する。
(行政管理支援システムのシステム構成)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムのシステム構成について説明する。図2は、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムのシステム構成の概要を示す説明図である。図2において、行政管理支援システムは、庁内LAN200と、行政評価サーバー201と、財務会計システム202と、本庁/別館/出先等システム203と、DMZ(demilitarized zone)204と、住民/公共施設システム205と、から構成される。
行政評価サーバー201は、SQLサーバー211と、SQLサーバー211に接続される行政評価データベース212と、Webシステム213とを備えている。また、財務会計システム202は、サーバー221を備え、行政評価サーバー201との情報連携をおこなう。また、本庁/別館/出先等システム203は、複数のクライアント231を備え、Webブラウザ232およびGUIアプリケーション233を起動する。
DMZ204は、評価結果公開サイトのホームページに関する情報を管理するWebサーバー241と、ファイアーウォール242備えている。さらに、DMZ204を介して、インターネット250経由で、住民/公共施設システム205の閲覧用端末装置251によって評価結果公開サイトのホームページを閲覧することができる。
(ハードウエア構成)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システム(サーバー211,241および情報端末装置231,251)のハードウエア構成について説明する。図3は、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムおよび情報端末装置のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。サーバー211、241および情報端末装置231、251は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、HDD(ハードディスクドライブ)304と、HD(ハードディスク)305と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)306と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)307と、ディスプレイ308と、I/F(インタフェース)309と、キーボード311と、マウス312と、スキャナ313と、プリンタ314と、CD−ROM(RW)315と、CD−ROMドライブ316を備えている。
ここで、CPU301は、行政管理支援システム(サーバー)211,241の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HDD304は、CPU301の制御にしたがってHD305に対するデータのリード/ライトを制御する。HD305は、HDD304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD306は、CPU301の制御にしたがってFD307に対するデータのリード/ライトを制御する。FD307は、FDD306の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD307に記録されたデータを情報処理装置へ読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体として、FD307のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ308は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
I/F(インタフェース)309は、通信回線310を通じてネットワークに接続され、ネットワークを介して、他のサーバーや情報処理装置に接続される。そして、I/F309は、庁内LAN200またはインターネット250などのネットワークと内部とのインタフェースを司り、他のサーバーや情報処理装置からのデータの入出力を制御する。I/F309は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。
キーボード311は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス312は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティック、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。
スキャナ313は、画像を光学的に読み取り、情報処理装置内に画像データを取り込む。また、プリンタ314は、画像データや文書データを印刷する。たとえば、レーザプリンタ、インクジェットプリンタなどである。また、CD−RW315は着脱可能な記録媒体である。CD−ROM(RW)ドライブ316はCD−RW315に対するデータのリード/ライトを制御する。また、300は上記各部を接続するためのバスまたはケーブルである。
(行政管理支援システムの機能的構成)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムおよびその周辺の機能的構成について説明する。図4は、この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムおよびその周辺の機能的構成を示す説明図である。図4において、400はマネジメント・政策立案(機能)を示しており、401は都市像・都市目標を示しており、402は目標達成状況評価を示しており、403は政策体系管理(機能)を示しており、404は出力部を示しており、405は決算成果報告書を示している。
また、411はマクロ情報データベースを示しており、412は指標データベースを示しており、413は評価基準(データ)を示しており、414は住民への情報公開(機能)を示しており、415は連携用データベース(DB)を示しており、416はEUC機能(統計・分析)を示している。
また、421は政策査定(機能)を示しており、422は財政査定(機能)を示しており、423は組織・人事査定(機能)を示しており、424は予算(機能)を示している。
マネジメント・政策立案(機能)400において立案された政策は、行政管理支援システムの政策体系管理(機能)403において、各シート131〜134に基づいて、体系的に管理され、マクロ情報データベース411などからの情報を得て、都市像・都市目標401となる。この都市像・都市目標401は、指標データベース412において記憶・管理されており、その一部は評価基準413となる。
また、政策体系管理(機能)403は、政策(総合計画の施策の方向に相当する。)情報の管理と評価をおこなう。また、施策(総合計画の施策の柱・施策に相当する。)情報の管理と立案、評価をおこなう。また、事務事業(総合計画の体系の最下位に位置する予算単位事業に相当する。)情報の管理と立案、進行管理、評価をおこなう。
また、行政管理支援システムの出力部404は、事業評価結果や、施策評価結果や、政策評価結果を、決算成果報告書405として出力する。決算成果報告書405は、行政評価(政策評価・施策評価・事務事業評価)の評価結果や行政コストを、市民に分かりやすく公表するための資料である。さらには、各結果を住民へ情報公開(する機能)414も備えている。
また、連携用DB415は、行政評価データベース212と、財務会計システム202とのデータの連携をおこなうためのものであり、また、EUC機能(統計・分析)416は、行政評価データベース212からXMLあるいはCSV形式によってデータを受信し、データの統計・解析をおこなう。具体的には、EUC機能416では、対前年比較における、年度別評価履歴、起債依存度、事業進捗率、予算支出予定、事業別総合評価のランキングなどの解析をおこなう。
また、行政管理支援システムによって評価された政策は、政策査定(機能)421によって政策目標適合度などが査定され、財政査定(機能)422によって債務償還能力の測定(地方債格付け)をおこない、また、事業積み上げ型の決算統計シミュレータによるシミュレーションをおこなう。より具体的には、全事務事業のコスト、財源情報の積み上げとトレンド推計により、財政(歳入・歳出)全体のシミュレーションをおこなう。またそれらと連携して公債や基金などについての推計もおこなう。これらが決算統計の考え方の中心となる。
さらに、組織・人事査定(機能)423によって、組織・人事マッチングをおこなう。人材マッチングとは、各事務事業で求められている人材の性質・量と現在の在籍職員情報(性質・量)についてマッチングをとることである。たとえば、その他組織体系図による人事異動シミュレーションなどである。これらによって、予算(機能)424による予算が決定されることになる。
以下、この行政管理支援システムを用いた財政推計処理について説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態1では、事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握するための財政推計方法を示す。図5は、この実施の形態1にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。
図5のフローチャートにおいて、まず、事務事業ごとに、Webブラウザ232およびGUIアプリケーション233が起動されたクライアント231の画面上に表示される事務事業シート133(図6参照)に入力されたコスト・財源の年度別計画値を自動集計する(ステップS501)。事務事業シート133には、実施計画123ともいえる事務事業を立案するための必要事項が入力されている。なお、入力された値は、AHPの適用により、この数値を重みに換算される。次に、歳入情報や事務事業シート133を作らない事務事業(実施計画対象外事業、人件費事業等)について、財務会計システム202からインポートしたデータ(過去のトレンド)や人口等の客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出する(ステップS502)。次いで、特定の費目について、全庁的な計画をもとに別途推計した数値(人件費、地方交付税、公債費等)や決算統計のデータをもとに推計(たとえば、将来の基金残高の推移を把握し、地方債償還計画を立案)する(ステップS503)。以上、ステップS501〜ステップS503の処理は、原課(事業担当課)側のシステムで実行される。続いて、歳入・歳出の費目ごとに、ステップS501〜ステップS503のいずれの推計方法を採用するかを選択する(ステップS504)。そして、選択した推計方法に基づいて、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算する(ステップS505)。以上、ステップS504、ステップS505の処理は、財政担当課側のシステムで実行される。
(実施の形態2)
この実施の形態2では、予算査定において、事務事業の優先順位の判断に有効な事務事業シートのデータを参照しながら、財政バランスの取れた事務事業を選択するための財政推計方法を示す。図7は、この実施の形態2にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。
図7のフローチャートにおいて、個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通し(ミクロ的)が、次年度歳出予算(マクロ的)よりどの程度超過しているか把握する(ステップS701)。次に、Webブラウザ232およびGUIアプリケーション233が起動されたクライアント231の画面上に表示される事務事業シート133(図6参照)の各種データ(必要性、上位目的に対する寄与度、緊急性、規模の妥当性等を示す指標など)を参照しながら、一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成する(ステップS702)。そして、作成された修正案が予算と一致するか否かを確認する(ステップS703)。ステップS703において、予算と一致しなかった場合(ステップS703:No)は、再度ステップS702へ戻り、処理を続行する。ステップS703において、予算と一致した場合(ステップS703:Yes)は、ステップS702で作成された修正案の採用を決定する(ステップS704)。以上の処理は、財政担当課側のシステムで実行される。
(実施の形態3)
この実施の形態3では、地方公共団体の年度間の予算配分の適正化、その結果を反映した中長期財政計画の見直しをおこなうための財政推計方法を示す。図8は、この実施の形態3にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。
図8のフローチャートにおいて、まず、中長期的な財政バランスを把握する(ステップS801)。この工程では、実施の形態1の方法により得られた中長期財政見通しの試算と実施の形態2の方法により得られた予算査定後の修正案を参照し、たとえば、図9に示すような、財政バランスを評価するための、各年次における歳入・歳出額を示すグラフを作成して、中長期的な財政バランスの凹凸を把握する。次に、ステップS801の結果に対する予算査定をおこなう(ステップS802)。この工程における予算査定とは、たとえば、次年度が歳出超過の場合には、一部の事業予算の減額や、一部事業の延期を促す。そして、歳入超過が見込まれる年度に当該事業予算の増額や、当該事業の実施を促す査定をおこなう。そして、財政バランスの適正さを判断する(ステップS803)。財政バランスが適正である場合(ステップS803:Yes)は、処理終了となる。一方、財政バランスが適正でない場合(ステップS803:No)は、ステップS804へ進む。以上、ステップS801〜ステップS803の処理は、財政担当課側のシステムで実行される。財政バランスが適正でない場合は、原因となった事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財政計画を修正する(ステップS804)。このステップS803の処理は、原課側のシステムで実行される。
(実施の形態4)
この実施の形態4では、行財政改革計画に基づく改善効果を積み上げ、中長期的に財政バランスのとれる計画立案を実施するための財政推計方法を示す。図10は、この実施の形態4にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。
図10のフローチャートにおいて、まず、実施の形態1で示した方法により推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案する(ステップS1001)。次に、具体的な計画のメニュー(たとえば、人件費の一律カットや体育館使用料のアップなど)を設定し(ステップS1002)、必要な情報の入力を受け付ける(ステップS1003)。そして、複数の中長期財政見通し計画案を作成し(ステップS1004)、最適な計画案を選択する(ステップS1005)。以上、ステップS1001〜ステップS1005の処理は、財政担当課側のシステムで実行される。
さらに、実施の形態1〜4で示した方法による処理の結果(たとえば、財政推計や行革計画の結果(試算表))は、一般的なデータベースソフトや表計算ソフトを利用することで、たとえば、図11に示すような、データ分析やグラフ作成をおこなうことが可能になる。このようにすることで、財政推計や行革計画の結果を用いて、容易に予算の傾向分析や財政指標の計算をしたり、プレゼンテーションのための資料を作成したりすることが可能になる。
以上説明したように、この発明にかかる行政管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させる行政管理支援プログラム、行政管理支援システムによれば、個別事務事業における、歳入・歳出計画作成をルール化、綿密化、IT化して、地方自治体全体の財政計画と事務事業の管理・評価を関連付けることにより、個別計画と全体戦略の整合性を保持し、事業積上型の長期的な財政推計を可能にすることができる。特に、予算査定や行革計画にかかわる財政担当課の処理の単純化を図ることができる。また、事務事業の実態に即した予算査定や長期財政推計を実現することで、財政分析のより綿密化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した行政管理支援方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる行政管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させる行政管理支援プログラム、行政管理支援システムは、ITを活用して、行政の管理を支援するのに有用であり、特に、事務事業の実態に即した予算査定や長期財政推計を実現するのに適している。
この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムの概要を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムのシステム構成の概要を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムを構成する情報端末装置(サーバーおよびクライアント装置)のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。 この発明の本実施の形態にかかる行政管理支援システムの機能的構成を示す説明図である。 実施の形態1にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。 事務事業を立案するための必要事項が入力された事務事業シートの一例を示す図である。 実施の形態2にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。 財政バランスを評価するための、各年次における歳入・歳出額を示すグラフである。 実施の形態4にかかる財政推計処理の手順を示すフローチャートである。 財政推計処理結果を基にしたデータ分析やグラフ作成の一例を示す図である。
符号の説明
101 PLAN(機能)
102 DO(機能)
103 CHECK(機能)
104 ACTION(機能)
111 都市ベンチマーク
200 庁内LAN
201 行政評価サーバー
202 財務会計システム
203 本庁/別館/出先等システム
204 DMZ(demilitarized zone)
205 住民/公共施設システム
212 行政評価データベース
131 政策シート
132 施策シート
133 事務事業シート
134 細事業シート
401 都市像・都市目標
403 政策体系管理(機能)
405 決算成果報告書

Claims (11)

  1. 事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握するための行政管理支援方法であって、
    事務事業ごとに、事務事業シートに入力されたコスト・財源の年度別計画値を集計する年度別計画値集計工程と、
    歳入情報や事務事業シートを作らない事務事業について、客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出する推計値算出工程と、
    特定の費目について推計する特定費目推計工程と、
    歳入・歳出の費目ごとに実行する推計方法を選択する推計方法選択工程と、
    前記推計方法選択工程で選択された方法に基づいた推計結果から、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算する中長期財政見通し試算工程と、
    を含んだことを特徴とする行政管理支援方法。
  2. 財政バランスの保持を目的とする予算査定をおこなうための行政管理支援方法であって、
    個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通しが、次年度歳出予算よりどの程度超過しているかを把握する超過予算把握工程と、
    一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成する修正案作成工程と、
    前記修正案作成工程により作成された修正案が予算と一致するか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程による判断の結果、前記修正案が予算と一致した場合に、当該修正案の採用を決定する修正案採用決定工程と、
    を含んだことを特徴とする行政管理支援方法。
  3. 地方公共団体における中長期財政計画の見直しをおこなうための行政管理支援方法であって、
    中長期的な財政バランスを把握する財政バランス把握工程と、
    前記財政バランス把握工程による把握結果に基づいて予算査定をおこなう予算査定工程と、
    前記予算査定工程による査定結果に基づいて財政バランスの適正さを判断する財政バランス判断工程と、
    前記財政バランス判断工程で財政バランスが不適正であると判断された場合に、原因となる事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財源計画を修正する中長期コスト・財源計画修正工程と、
    を含んだことを特徴とする行政管理支援方法。
  4. 前記財政バランス把握工程は、
    前記請求項1に記載の方法により得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項2に記載の方法により得られた予算査定後の修正案を参照し、中長期的な財政バランスの凹凸を把握することを特徴とする請求項3に記載の行政管理支援方法。
  5. 中長期的な視野における行財政改革案を立案するための行政管理支援方法であって、
    前記請求項1に記載された方法により推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案する行財政改革計画案立案工程と、
    前記行財政改革計画案立案工程により立案された計画案を参照して、具体的な計画案のメニューを設定するメニュー設定工程と、
    前記メニュー設定工程で設定されたメニューへの必要な情報の入力を受け付ける入力受付工程と、
    前記入力受付工程で入力された情報に基づいて複数の中長期財政見通し計画案を作成する中長期財政見通し計画案作成工程と、
    前記中長期財政見通し計画案作成工程で作成された計画案のなかから、最適な計画案を選択する計画案選択工程と、
    を含んだことを特徴とする行政管理支援方法。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させる行政管理支援プログラム。
  7. 事務事業ごとに、コスト・財源情報を年度別に積み上げ、地方自治体全体の歳入出を把握するための行政管理支援システムであって、
    事務事業ごとに、事務事業シートに入力されたコスト・財源の年度別計画値を集計する年度別計画値集計手段と、
    歳入情報や事務事業シートを作らない事務事業について、客観的推計値をもとに費目ごとの推計値を算出する推計値算出手段と、
    特定の費目について推計する特定費目推計手段と、
    歳入・歳出の費目ごとに実行する推計方法を選択する推計方法選択手段と、
    前記推計方法選択手段で選択された方法に基づいた推計結果から、個別事務事業の計画をベースとする中長期財政見通しを試算する中長期財政見通し試算手段と、
    を備えたことを特徴とする行政管理支援システム。
  8. 財政バランスの保持を目的とする予算査定をおこなうための行政管理支援システムであって、
    個別事務事業の計画をベースとする次年度歳出見通しが、次年度歳出予算よりどの程度超過しているかを把握する超過予算把握手段と、
    一部事業の廃止・延期・予算減額の修正案を作成する修正案作成手段と、
    前記修正案作成手段で作成された修正案が予算と一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果、前記修正案が予算と一致した場合に、当該修正案の採用を決定する修正案採用決定手段と、
    を備えたことを特徴とする行政管理支援システム。
  9. 地方公共団体における中長期財政計画の見直しをおこなうための行政管理支援システムであって、
    中長期的な財政バランスを把握する財政バランス把握手段と、
    前記財政バランス把握手段による把握結果に基づいて予算査定をおこなう予算査定手段と、
    前記予算査定手段による査定結果に基づいて財政バランスの適正さを判断する財政バランス判断手段と、
    前記財政バランス判断手段で財政バランスが不適正であると判断された場合に、原因となる事業を洗い出し、当該事業の中長期のコスト・財源計画を修正する中長期コスト・財源計画修正手段と、
    を備えたことを特徴とする行政管理支援システム。
  10. 前記財政バランス把握手段は、
    前記請求項7に記載のシステムにより得られた中長期財政見通しの試算結果と、前記請求項8に記載のシステムにより得られた予算査定後の修正案を参照し、中長期的な財政バランスの凹凸を把握することを特徴とする請求項9に記載の行政管理支援システム。
  11. 中長期的な視野における行財政改革案を立案するための行政管理支援システムであって、
    前記請求項7に記載されたシステムにより推計された中長期財政推計から算出される、年度ごとの赤字幅の見通しを参照して、行財政改革計画案を立案する行財政改革計画案立案手段と、
    前記行財政改革計画案立案手段により立案された計画案を参照して、具体的な計画案のメニューを設定するメニュー設定手段と、
    前記メニュー設定手段で設定されたメニューへの必要な情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力受付手段で入力された情報に基づいて複数の中長期財政見通し計画案を作成する中長期財政見通し計画案作成手段と、
    前記中長期財政見通し計画案作成手段で作成された計画案のなかから、最適な計画案を選択する計画案選択手段と、
    を備えたことを特徴とする行政管理支援システム。

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