JP2014215787A - 予算計算シミュレーション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】給与業務側の担当者の作業負担を軽減し、人件費の予算計算の精度を向上させる、人事異動を考慮した予算計算シミュレーション方法を提供する。【解決手段】コンピュータが、各職員の職員情報、人事所属情報、科目情報とを記憶した人事基本DBに基いて、支給対象月を各職員の職員情報、人事所属情報、科目情報を記憶した第1の人事予算DBを作成し、人事基本DBに基いて、職員情報と、異動前及び異動後の人事所属情報及び科目情報とを記憶した異動情報DBを作成し、第1の人事予算DBと異動情報DBとに基いて、各職員の職員情報、異動後の人事所属情報及び科目情報、対象月を記憶した第2の人事予算DBを作成し、第2の人事予算DBに基いて、各職員の職員情報に対し、人事所属情報とその科目情報に基いて、複数の支給項目情報及びその科目情報を付与するとともに、各支給項目に対して支給額の合計を算出する。【選択図】 図2

Description

本発明は、人事異動の予定情報を活用して、人事異動確定前の状態で予算計算のシミュレーションを行う方法に関する。
自治体の給与業務のなかで、今年度もしくは来年度に必要となる人件費を予算計算にてシミュレーションを行い、その結果をもとに財務会計システムに人件費の予算額を要求する業務がある。そこで、人事側の業務である人事異動の予定情報に着目し、人事異動が確定する前の状態で、給与業務側に人事異動の予定情報を連携させ、未来の人事異動の情報をもとに計算された、結果を活用すれば、より精度の高い人件費の予算請求ができる可能性がある。
関連する技術として、人件費の予算計算を実行する際に、画面上から所属、職階ごとに職員の人数、及び時間外の勤務時間を入力することにより、自動計算する技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開2001−43268号公報
自治体の給与業務では、職員の採用、退職、所属異動などの人事異動の予定情報や職員の昇給予定情報、各手当の支給予定情報をもとに、今年度、もしくは来年度に必要となる人件費の予算計算を行う。近年、金融危機に伴う景気悪化などにより、自治体の予算編成の見直しが求められている。人件費の予算額についても削減可能かの議論がなされるようになり、より精度の高い人件費の予算要求が求められてきている。
精度の高い人件費の予算計算を行うためには、人事業務側で管理されている未来の職員の採用、退職、所属異動等の人事異動情報と給与業務側で管理されている昇給予定の情報などを必要とする。昇給予定情報に関しては、自治体職員の給料は給料表によって定められており、1年に決められた分だけ給料表が上がる定期昇給があるため、予定情報を管理しやすく、見込み情報として給与業務側で事前に登録しておくことが可能であり、現在でも連携できる機能は存在する。また、昇給業務は、予算計算を行う給与業務側であり、担当者が同じことが多いため、予算計算の作業が滞るような事態は発生しにくい。しかし、人事異動情報に関しては、組織の体系から職員の配置までを様々なシミュレーションを経て決める必要があり、確定するまでに時間を要する。そのため、給与業務側が必要とする人事異動情報を入手できる時期が遅れ、予算計算の作業が滞る可能性がある。また、人事業務側で入力した異動予定情報を仮の人事異動として給与業務側の予算計算に反映しようとした場合、それぞれ別の担当業務のため、担当者が異なることが多く、担当者間の情報のやり取りが発生してしまう。その際、給与業務側で異動予定情報を入手したとしても、画面上から職員単位に手入力する必要があり、異動予定情報を予算計算に反映しようとすると処理が煩雑となってしまう。そのため、人事業務担当者が予定として入力した情報を給与業務側に受け渡す仕組みがあれば、精度の高い人件費の予算計算が効率よく行えることが期待できる。
本発明では、このような事情を鑑みてなされたもので、給与業務側の作業負担を軽減し、人件費の予算計算の精度を向上させる、人事業務側が入力した人事異動の予定情報を活用した、人件費の予算計算方法およびプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための一手段について説明する。本発明は、人事業務側の予定の情報を給与業務側に受け渡すことによる、人事異動の予定情報をもととした人件費の予算計算を行う方法である。
人事業務側では、人事給与システム上の人事異動情報入力画面から、職員の採用、退職、所属異動に関する人事異動の予定の情報を入力し、それらの情報を異動予定テーブルに格納する。人事業務側では人事異動が確定するまで、これらの処理を繰り返し、入力した予定情報に対し、変更が無くなったら、人事異動情報確定画面から異動確定処理を実行し、異動予定テーブルの情報を人事基本テーブルに格納する。
給与業務側では、人事給与システム上の予算計算初期設定画面から、予算計算の対象となる年度、予算計算の種類(当初、補正)、計算対象月(補正時のみ)を選択し、予算計算に必要な情報(予算計算パラメータ)を取得する。その取得した情報に対し、人事業務側で一旦入力が完了した人事異動の予定の情報を反映したい場合は、異動予定情報反映画面で予算計算パラメータに異動予定情報を反映する。編集された予算計算パラメータをもとに予算計算を実施し、その結果を予算シミュレーション結果テーブルに格納する。そして、予算計算シミュレーション結果確認画面では、画面で予算の年度、予算計算の種類、集計単位、シミュレーションで複数実行した結果を表示するかを指定し、指定された条件で予算シミュレーション結果テーブルを検索し、予算計算の結果を財務側に受け渡す単位である科目、人事所属ごとに帳票で出力可能とし、計算結果の妥当性を検証できるようにする。計算結果が問題なければ、給与業務側の予算計算業務は終了となる。
本発明によれば、給与業務側の作業負担を軽減し、人件費の予算計算の精度を向上できる。
本発明に係る一実施の形態のコンピュータネットワークシステム100の全体構成例を示す図である。 本発明に係る一実施の形態の構成101を示す図である。 図2に示した一実施の形態を説明する人事業務側のフローチャートを示す図である。 図2に示した一実施の形態を説明する給与業務側のフローチャートを示す図である。 人事異動初期設定S301の機能構成を説明する図である。 人事異動初期設定S301の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は人事異動初期設定S301実施時の人事基本DB220のデータを説明する図であり、(b)は同じく異動予定DB221のデータを説明する図である。 人事異動情報入力S302を行うための機能構成を説明する図である。 人事異動情報入力S302の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は人事異動情報入力S302実施時の異動予定DB221を説明する図、(b)は人事所属マスタDB240を説明する図、(c)は科目マスタDB241を説明する図である。 人事異動情報確定S303を行うための機能構成を説明する図である。 人事異動情報確定S303の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は人事異動情報確定S303実施時の異動予定DB221を説明する図、(b)は人事基本DB220を説明する図である。 予算計算初期設定S304を行うための機能構成を説明する図である。 予算計算初期設定S304の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は予算計算初期設定S304実施時の人事基本DB220を説明する図、(b)は人事基本(予算)DB230を説明する図である。 予算計算パラメータ入力S305を行うための機能構成を説明する図である。 予算計算パラメータ入力S305の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 予算計算パラメータ入力S305実施時の人事基本(予算)DB230の各データを説明する図である。 異動予定情報反映S306を行うための機能構成を説明する説明図を示す図である。 異動予定情報反映S306の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は異動予定情報反映S306実施時の異動予定DB221を説明する図、(b)は人事基本(予算)DB230の各データを説明する図である。 予算計算S307を行うための機能構成を説明する説明図を示す図である。 予算計算S307の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は予算計算S307実施時の人事基本(予算)DB230を説明する図、(b)は計算結果(予算)DB231の各データを説明する図である。 予算計算結果集計S308を行うための機能構成を説明する説明図を示す図である。 予算計算結果集計S308の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 (a)は予算計算結果集計S308実施時の計算結果(予算)DB231を説明する図、予算計算シミュレーション結果DB232の各データを説明する図である。 予算計算シミュレーション結果確認S309を行うための機能構成を説明する図である。 予算計算シミュレーション結果確認S309の処理手順を説明するフローチャートを示す図である。 予算計算シミュレーション結果確認S309の画面を説明する図である。 予算種類別支出一覧260の出力例を説明する図である。 予算種類別支出一覧260の出力例を説明する図である。 予算種類別支出一覧260の出力例を説明する図である。 予算種類別支出一覧260の出力例を説明する図である。
(構成の説明)
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係るコンピュータネットワークシステム100の全体構成例を示す図である。Web版人事給与システム100は、Web版人事給与システムサーバ101と人事業務側104と給与業務側105の其々のクライアントPC103とがネットワーク102に接続されて構成される。Web版人事給与システムサーバ101は、人事業務、給与業務に関する情報をDB上に格納している。人事業務側104と給与業務側105の其々のクライアントPC103の画面上からの業務処理(人事異動、予算計算等)の実行指示を受け、処理を実行し、結果をDBに反映する。また、それらの処理結果を其々のクライアントPC103に返し、クライアントPC103は結果を画面上に表示する。そのため、其々のクライアントPC103は、人事業務、給与業務に関する情報を保持する機能を有さない。
図2は、本発明に係る一実施の形態の構成を示す機能ブロック図を示している。この図1には、本発明の予算計算のシミュレーションを行う装置としてのWeb版人事給与サーバ101の概略構成が図示されている。また、図3、図4は図2に示した一実施の形態を説明するフローチャートである。ここで、本発明の特徴は、人事業務側で入力した人事異動の予定の情報をもとに、給与業務側の予算計算を人事異動が確定されていない状態で、異動後の所属、及び科目の情報をもとに実行し、人事異動の予定も加味した正確な計算結果の正当性を検証することにある。図2に示すように、Web版人事給与サーバ101は、制御部250、人事基本DB220、異動予定DB221、人事基本(予算)DB230、計算結果(予算)DB231、予算計算シミュレーション結果DB232、人事所属マスタDB240、科目マスタDB、入出力制御部251、入力部252、出力部253とを有している。また、制御部250は、異動入力初期設定処理部201、異動入力処理部202、異動確定処理部203、予算計算初期設定処理部210、予算計算パラメータ入力処理部211、異動予定情報反映処理部212、予算計算処理部213、予算計算結果集計処理部214、予算計算シミュレーション結果出力処理部215とを有している。人事基本DB220は、各職員の最新の人事情報が格納されているデータベースである。具体的には、職員番号、氏名、住所などの基本的な情報と、人事所属コード、科目コード等の人事に関する情報がデータとして格納されている。異動予定DB221は、各職員の採用、異動、退職等の人事異動の情報が格納されているデータベースである。具体的には、人事異動が発令された年月日や、異動先の人事所属コードや科目コード等の情報がデータとして格納されている。人事基本(予算)DB230は、予算計算で用いる人事情報が格納されているデータベースである。具体的には、予算計算の対象となる処理年、処理月時点の人事所属コード、科目コード等の人事に関する情報がデータとして格納されている。そのため、通常の予算(当初)の場合、月例計算処理に使用される処理月4月から3月の人事基本(予算)DB230と賞与計算処理に使用される処理月6月賞与、12月賞与の人事基本(予算)DB230の計14個が1職員に対して作成される。計算結果(予算)DB231は、予算計算の計算結果が格納されているデータベースである。具体的には、予算計算の種類(当初、補正)、処理年、処理月、職員番号、支給項目コード、人事所属コード、科目コード毎に支給金額がデータとして格納されている。予算計算シミュレーション結果DB232は、予算計算の計算結果がシミュレーション結果として加工された状態で格納されているデータベースである。具体的には、予算計算の種類(当初、補正)、予算計算の実行回数、処理年、人事所属コード、科目コード毎に支給金額がデータとして格納されている。人事所属マスタDB240は、人事所属の情報をマスタ管理しているデータベースである。具体的には、人事所属コード、人事所属名等の情報がデータとして格納されている。科目マスタDB241は、科目の情報をマスタ管理しているデータベースである。具体的には、科目コード、科目名称、人事所属コード等の情報がデータとして格納されている。科目は人事所属の下位に位置し、科目マスタDB241の人事所属コードで親子関係を管理している。予算種類別支出一覧260は、予算計算シミュレーション結果DB232の情報を、指定された条件で出力される帳票である。
ここで、科目と支出項目について説明を補足する。科目とは、地方公共団体内で支出されるお金に対して、所属や用途で設けられる項目のことである(例えば、人事課の人件費は科目Aのお金で支出する等)。自治体の予算編成では、それぞれの科目にどれだけのお金を用意すれば足りるかを算出する。そのため、科目には、お金が紐付くこととなる(例えば、科目Aには300,000円等)。計算結果(予算)DB231は、職員に支給されている給料の内訳(いつ、だれが、どの手当をいくら支給されているか)を管理しているデータベースである。そのため、この計算結果(予算)DB231のキー項目は職員番号だけではなく、年度・処理月(いつ)、職員番号(だれ)、支給項目(どの手当)の組み合わせがキー項目となる。計算結果(予算)DB231での科目の役割は、ある職員に支給された手当の金額を、どの科目から支出されているかを管理するものとなっている。一方、人事基本DB220で管理されている科目は、本務科目と呼ばれるもので、1職員対し、1科目が割り当てられ、その職員の基本的な手当を支出する場合に使用される科目である。そのため、通常の予算計算を実施すると、計算結果(予算)DB231上に作成される、「給料」等の手当は、人事基本DB220で管理されている本務科目にて支出される。本務科目では支出してはいけない手当については、別の画面にて、各手当の登録をする際に適切な科目を選択可能となっている。
支出項目とは、職員に支給される各種手当(給料や扶養手当など)の項目である。支給額は、支給項目ごとに用意されている計算式をもとに算出され(例えば、扶養親族が2名いた場合、扶養手当が11,000円支給される等)、その計算結果を年度・処理月(いつ)、職員番号(だれ)、支給項目(どの手当)ごとに計算結果(予算)DB231に格納される。
異動入力初期設定処理部201は、人事基本DB220の所属の情報をもとに、異動予定DB221を作成する処理部である。異動入力処理部202は、画面から入力された各職員の異動情報を異動予定DB221に格納する処理部である。異動確定処理部203は、異動予定DB221の情報を人事基本DB220の所属の情報に反映する処理部である。予算計算初期設定処理部210は、人事基本DB220の情報をもとに、画面上から指定された予算計算に必要な処理月分の人事基本(予算)DB230を作成する処理部である。予算計算パラメータ入力処理部211は、画面から入力された各職員の科目情報や予算計算に必要な計算パラメータを人事基本(予算)DB230に反映する処理部である。異動予定情報反映処理部212は、人事異動の予定情報が格納されている異動予定DB221の所属の情報をもとに、人事基本(予算)DB230を更新する処理部である。予算計算処理部213は、人事基本(予算)DB230に格納されている人事所属コード、科目コード、各種計算パラメータ等の情報をもとに月例計算、及び賞与計算を実施し、計算結果を計算結果(予算)DB231に格納する処理部である。予算計算結果集計処理部214は、計算結果(予算)DB231をもとに、処理年、人事所属コード、科目コード毎に支給金額を集計し、その結果を予算計算シミュレーション結果DB232に格納する処理部である。予算計算シミュレーション結果出力処理部215は、予算計算シミュレーション結果DB232の情報をもとに、画面上から指定された抽出条件で帳票を出力する処理部である。入力部252は、例えば、各職員の人事異動の情報を入力したり、その異動の情報を確定させたりする操作機能を有しており、この入力部252としてはキーボードやマウスが使用される。出力部253は、入出力制御部251を介して、制御部250内の各処理部201〜203、210〜214による処理に基づく、異動予定DB221や予算計算シミュレーション結果DB232の表示を行う表示機能を有しており、この出力部253としては、パソコンの表示画面などが適用される。制御部250は、Web版人事給与システム101の全体制御をおこなうコントローラとしての機能を備えている。
ここで、図3、4に示すように、本発明の予算計算のシミュレーションは、人事業務側の人事異動初期設定S301、人事異動情報入力S302、人事異動情報確定S303の3つの工程と、給与業務側の予算計算初期設定S304、予算計算パラメータ入力S305、異動予定情報反映S306、予算計算S307、予算計算結果抽出S308、予算計算シミュレーション結果確認S309の6つの工程から構成されている。
以下、本発明に係る各処理工程について機能構成図及びフローチャートを参照して詳細に説明する。
図5は、人事異動初期設定の機能構成図を、図6は処理手順のフローチャートを示している。この人事異動初期設定は、主に定期異動が発生する4月の約2ヶ月前に実施される処理である。
ここで、図7(a)は、人事基本DB220に格納されている人事データ(2月初旬時)を示しており、職員番号、氏名、人事所属コード、科目コード等の変更データのフィールドを備えている。変更データとしては、所属情報の他、採用や退職の情報、昇給による基本給のアップ、家族等の扶養手当の追加、住所変更による通勤手当の増減など給与計算に影響するデータが設定される。ここで、図7(a)に示す、人事情報の変更データによると職員番号「00001」の人が人事所属コード「0102」の所属に属していることが記録されている。また、図7(b)は、異動予定DB221に格納されている職員の人事異動情報を示しており、職員番号、異動前人事所属コード、異動前科目コード、異動後人事所属コード、異動後科目コード等の人事異動前後の所属の情報のフィールドを備えている。この異動予定DB221は、人事基本DB220に格納されている人事情報(人事所属コードや科目コード等)をもとに作成される。異動予定DB221に格納されている人事情報は大きく「異動前」と「異動後」に分けられる。人事異動情報を入力する画面では、画面の左側に異動予定DB221の「異動前」の人事情報を非活性(編集不可の状態)で表示し、画面の右側には異動予定DB221の「異動後」の人事情報を活性の状態(編集可能な状態)で表示し、「異動前」の人事情報を参照して、「異動後」の人事情報を入力できるようにしている。異動予定DB221の初期状態は、人事基本DB220の人事情報を元に「異動前」と「異動後」が同一の状態で作成され、人事異動対象の職員について、人事異動入力画面の右側の「異動後」の人事情報を手入力で編集することで人事異動の情報を登録する。異動の入力が完了後、人事異動確定処理で、異動予定DB221の「異動後」の人事情報を人事基本DB220に反映する。
以下、図6のフローチャートに戻り、処理手順を説明する。図6のフローチャートに示すように、まず、異動予定DB221に格納されている全職員の異動情報をクリアする(ステップS311)。次いで、人事基本DB220から人事異動の対象となり得る現時点で在職中の職員を抽出し(ステップS312)、抽出された職員について、人事基本DB220の人事所属コードや科目コード等、人事データに関する情報を、異動予定DB221の異動前人事所属コード、異動前科目コード等の異動前の人事データにセットし(ステップS313)、同様の内容を異動予定DB221の異動後人事所属コード、異動後科目コード等の異動後の人事データにセットする(ステップS314)。
図8は、人事異動情報入力の機能構成図を、図9は処理手順のフローチャートを示している。この人事異動情報入力は、主に定期異動が発生する4月の約2ヶ月前から1ヶ月前の期間の中で実施される処理である。人事異動情報入力のオンライン画面から職員毎に人事異動の情報、すなわち異動後の人事所属、科目等の情報を入力する。この処理は、一回では終わらず、様々な人事異動の案の入力がされ、最終的に確定するまでに約1ヶ月程度の期間を要する。
図9のフローチャートに示すように、異動予定DB221内に格納されている、異動前、異動後の人事データを、人事所属マスタDB240、科目マスタDB241をもとに名称を取得して、オンライン入力画面の入力項目として表示する(ステップS321)。利用者がオンライン画面に表示された、人事所属、科目等を変更した情報を受信し(ステップS322)、変更された人事所属、科目等の人事データを、異動予定DB221の異動後人事所属コード、異動後科目コードに反映する(ステップS323)。
ここで、人事異動情報入力のオンライン画面から、人事所属が「人事課」から「財務課」への人事異動が発生し、それに伴い科目が「一般管理費 職員給与費(給与)」から「財務管理費 職員給与費(給与)」に変更となった職員番号「00001」の職員について、人事異動情報入力後の異動予定の情報を反映した状態の異動予定DB221を図10(a)に示す。また、図10(b)は、人事所属マスタDB240のデータを、図10(c)は、科目マスタDB241のデータを表している。この図10(a)に示すように、職員番号「00001」について、人事異動情報入力のオンライン画面から入力された、異動先の「財務課」の人事所属コード「0201」が異動後人事所属コードに、異動先の「財務管理費 職員給与費(給与)」の科目コード「11020304」が異動後科目コードに更新されている。
図11は、人事異動情報確定の機能構成図を、図12は処理手順のフローチャートを示している。この人事異動情報確定は、定期異動が発生する4月の月初めに実施される。人事異動情報入力のオンライン画面で人事異動対象の職員の異動情報が全て入力された状態で実施される。
図12のフローチャートに示すように、異動予定DB221から、人事異動情報入力のオンライン画面で人事異動の入力があった職員を抽出し(ステップS331)、抽出された職員の異動予定DB221の異動後人事所属コード、異動後科目コード等の異動後情報を人事基本DB220にコピーする(ステップS332)。
ここで、人事異動情報確定の処理実行後の異動予定DB221と人事基本DB220を図13(a)、図13(b)に示す。この図13(b)が示すように、人事異動情報入力のオンライン画面で入力した図13(a)の異動後人事所属コード、異動後科目コードの内容が、人事所属コード、科目コードに反映されている。
図14は、予算計算初期設定の機能構成図を、図15は処理手順のフローチャートを示している。この予算計算初期設定は、来年度の予算を計算する当初予算計算の場合、10月の上旬、今年度の予算の当初予算からの補正を行う補正計算の場合、6月、9月、12月上旬に実施される。当初予算の場合、計算対象とする処理月は来年度の4月から3月まで、補正予算の場合、今年度の補正予算を開始したい処理月から3月までを、予算計算初期設定のオンライン画面から指定して実施する。予算計算では、処理月毎に計算対象の職員の予算計算に係る情報が変更される可能性があるため、計算のインプットとなる情報を保持している人事基本DB220と同等の情報を計算対象の処理月分だけ用意する必要がある。そのため、予算計算初期設定では、人事基本DB220の情報をもとに予算計算の対象となる処理月、職員分の人事基本(予算)DB230を作成する。指定した期間内に賞与月(6月賞与、12月賞与)が含まれる場合は、賞与月用の人事基本(予算)DB230を作成する。補正予算の場合、指定されていない処理月については、計算する必要はないが、年度合計として実際に計算された結果が必要であるため、計算済みの情報から人事基本(予算)DB230と計算結果(予算)DB231を作成する(当初予算、及び補正予算の対象期間の計算結果(予算)DB231は予算計算で作成される)。また、既に経過した月については、予測計算済みの情報に代えて、月ごとに決定済みの実績値を用いてもよい。ここで、2013年度の当初予算計算を実施しようとした場合、計算対象の職員について、2013年度4月から2013年度3月までと2013年度6月賞与、2013年度12月賞与分の計14個の人事基本(予算)DB230が作成される。
図15のフローチャートに示すように、人事基本DB220から、予算計算初期設定の処理実施時点で在職している職員を、予算計算の対象職員として抽出する(ステップS341)。抽出した職員について、予算計算初期設定のオンライン画面から指定された処理月以前である場合(ステップS342肯定)、人事基本DB220を複写して月例月分の人事基本(予算)DB230を作成する(ステップS343)。処理対象の処理月が賞与月の場合(ステップS344肯定)、人事基本DB220を複写して賞与月分の人事基本(予算)DB230を作成する(ステップS345)。次いで、対象処理月において、該当の職員の定期昇給予定情報が存在すれば、作成された人事基本(予算)DB230に昇給情報を反映する(ステップS346)。対象処理月において、該当の職員の支給開始、及び支給終了情報が存在すれば、作成された人事基本(予算)DB230に各種手当支給情報を反映する(ステップS347)。対象処理月において、該当の職員の定年等の退職予定情報が存在すれば、作成された人事基本(予算)DB230に退職情報を反映する(ステップS348)。最後に、処理対象月を1月進め(ステップS349)、最初の処理に戻る。処理対象月が予算計算初期設定のオンライン画面から指定された処理月より後となった場合(ステップS342否定)、処理を終了する。
ここで、予算計算初期設定のオンライン画面から、対象年度を「2012」、予算種類を「当初」、処理対象月を「4月〜3月」と入力した場合の予算計算初期設定の処理実行後の人事基本DB220と人事基本(予算)DB230を図16(a)、図16(b)に示す。この図16(b)が示すように、予算計算初期設定時の図16(a)の人事情報をもとに、予算計算初期設定のオンライン画面から指定された処理月毎に、人事基本(予算)DB230が作成されている。
図17は、予算計算パラメータ入力の機能構成図を、図18は処理手順のフローチャートを示している。予算計算パラメータ入力は、予算計算初期設定後に実施され、各職員の予算計算の結果を左右する、人事所属や科目、給料の額や扶養手当の額等の項目を今後の見通しを踏まえて修正する。修正される情報は、予算初期設定処理で作成された、計算対象の処理月、職員分の人事基本(予算)DB230である。該当の職員について、給与の支給額に係るパラメータの修正を処理月単位に行う。ここで、2013年度の当初予算計算時に、ある職員が2013年度10月に人事異動や扶養手当の額の変更が想定される場合、予算計算パラメータ入力のオンライン画面にて、2013年度10月から2013年度3月、2013年度12月賞与を指定し、処理月単位に人事異動や扶養手当の額の変更を実施する必要がある(更新対象は指定処理月の人事基本(予算)DB230である)。
このように、予算計算対象期間内に職員の人事異動が判明している場合、従来だと人事異動の予定情報を画面上から職員、処理月単位に入力する必要があったが、本発明を適用することにより、人事異動に係る入力は、次工程の異動予定情報反映処理を実施することにより、不要となる。この処理は、予算計算の結果が確定するまで実施される。
図18のフローチャートに示すように、人事基本(予算)DB230内に格納されている、人事データを、人事所属マスタDB240、科目マスタDB241をもとに名称を取得して、予算計算パラメータ入力のオンライン入力画面の入力項目として表示する(ステップS351)。この入力画面では、人事データの他、給料の額や扶養手当の額等の項目についても入力項目として表示する。利用者がオンライン画面に表示された、人事所属、科目等を変更した情報を受信し(ステップS352)、変更された人事所属、科目等のデータを、人事基本(予算)DB230に反映する(ステップS353)。
ここで、予算計算パラメータ入力のオンライン入力画面から、人事所属が「総務課」から「人事課」への人事異動が発生し、それに伴い科目が「人事管理費 職員給与費(給与)」から「一般管理費 職員給与費(給与)」に変更となった職員番号「00002」の職員について、予算計算パラメータ入力の情報を反映した状態の人事基本(予算)DB230を図19に示す。この図19が示すように、予算計算パラメータ入力のオンライン入力画面から入力された、変更後の「人事課」の人事所属コード「0102」が人事所属コードに、変更後の「一般管理費 職員給与費(給与)」の科目コード「01020304」が科目コードに更新されている。
図20は、異動予定情報反映の機能構成図を、図21は処理手順のフローチャートを示している。異動予定情報反映は、予算計算初期設定後に、人事業務側で人事異動の入力がある程度完了した状態で、異動の予定情報を給与業務側の予算計算に反映したい場合に実施される。具体的には、異動入力情報が格納されている異動予定DB221から、人事異動の入力のあった職員を抽出して、その情報を予算計算初期設定、予算計算パラメータ入力で作成、更新された人事基本(予算)DB230に反映する。もし、異動の予定情報を給与業務側の予算計算に反映したくない場合、本処理を実施せずに予算計算を実施すれば、異動の予定情報を反映しない状態での予算計算をすることができる。ここで、2013年度の当初予算計算時に、ある職員が人事業務側で2013年度10月に人事異動の入力があった場合、異動予定情報反映を実施すると2013年度10月以降の当初予算計算対象期間である2013年度10月から2013年度3月、2013年度12月賞与分の人事基本(予算)DB230に異動予定情報を反映させることができる。本処理を実施することにより、予算計算パラメータ入力画面で手入力しなくとも、人事業務側で入力した異動予定情報を即座に給与業務側の予算計算に反映することができる。
図21のフローチャートに示すように、異動予定DB221から、人事異動情報入力のオンライン画面で人事異動の入力があった職員を抽出し(ステップS361)、抽出された職員の異動予定DB221の異動後人事所属コード、異動後科目コード等の異動後情報を人事基本(予算)DB230にコピーする(ステップS362)。
ここで、人事業務側で人事異動情報入力のオンライン画面から、人事所属が「人事課」から「財務課」への人事異動が発生し、それに伴い科目が「一般管理費 職員給与費(給与)」から「財務管理費 職員給与費(給与)」に変更となった職員番号「00001」の職員の異動情報が格納されている異動予定DB221を図22(a)、給与業務側で人事異動情報入力後の異動予定の情報を反映した状態の人事基本(予算)DB230を図22(b)に示す。この図22(b)が示すように、人事異動情報入力のオンライン画面から入力された、職員番号「00001」について、異動先の「財務課」の人事所属コード「0201」が人事所属コードに、異動先の「財務管理費 職員給与費(給与)」の科目コード「11020304」が科目コードに更新されている。ここで、人事業務側で人事異動情報の入力がなかった職員番号「00002」について、人事所属コード、科目コードは更新されていない。
図23は、予算計算の機能構成図を、図24は処理手順のフローチャートを示している。予算計算は、予算計算パラメータ入力、及び異動予定情報反映を用いて、予算計算対象期間の対象職員の計算に関わる情報の修正が完了した状態で実施される。この処理は、予算計算の結果が確定するまで実施される。予算計算は、予算計算初期設定、予算計算パラメータ入力、異動予定情報反映で作成、更新された計算対象の処理月、職員毎の人事基本(予算)DB230をインプットとして計算処理が実施される。計算結果は、処理月、職員毎に計算結果を格納する計算結果(予算)DB231に格納する。
図24のフローチャートに示すように、予算計算のオンライン画面から指定された処理月以前である場合(ステップS371肯定)、人事基本(予算)DB230から、該当処理つき時点で在職している職員を、予算計算の対象職員として抽出し、職員リストに格納する(ステップS372)。次いで、職員リストを職員単位に処理するために用いるポインタNに「0」を設定する(ステップS373)。作成した職員リストのN番目に職員が格納されている場合(ステップS374肯定)、職員リストのN番目から職員の情報を取り出し(ステップS375)、該当の処理月における対象職員の月例計算を実施し(ステップS376)、その計算結果を給与や扶養手当、通勤手当等の支給項目ごとに計算結果(予算)DB231へ格納する(ステップS377)。処理対象の処理月が賞与月の場合(ステップS378肯定)、該当の処理月における対象職員の賞与計算を実施し(ステップS377)、その計算結果を期末手当や勤勉手当等の支給項目ごとに計算結果(予算)DB231へ格納する(ステップS380)。対象の職員の計算が完了後、次の職員の処理をするために、ポインタNに「1」を加算し(ステップS381)、次の職員の計算処理に移る。職員リストからN番目の職員情報が取り出せなくなった場合(ステップS374否定)、処理対象月を1月進め(ステップS382)、最初の処理に戻る。処理対象月が予算計算のオンライン画面から指定された処理月より後となった場合(ステップS371否定)、処理を終了する。
ここで、予算計算のオンライン画面から、処理対象月を「4月〜翌3月」と入力した場合の予算計算の処理実行後の人事基本(予算)DB230と計算結果(予算)DB231を図25(a)、図25(b)に示す。この図25(b)が示すように、年度、処理月、予算種類、職員番号、支給項目ごとに計算結果が格納されている。ここで、計算結果(予算)DB231に格納されている科目コードは、予算計算パラメータ入力、及び異動予定情報反映を用いて、変更した値が格納されている。
図26は、予算計算結果集計の機能構成図を、図27は処理手順のフローチャートを示している。予算計算結果集計は、予算計算が完了した状態で計算結果を科目ごとに集計したい場合に実施される。この処理は、予算計算の結果が確定するまで実施される。指定された年度、予算種類(当初・補正)において、予算計算を複数回実施して、それぞれの結果を予算計算シミュレーション結果として保持するために、予算計算シミュレーション結果DB232上に予算計算シミュレーションを何回実施したかを記憶するカウンタとして、「SQ」という項目を設ける。ここで、2013年度の当初予算計算を実施した状態で、予算計算抽出を実施した結果、SQに「2」が設定された場合、2013年度の当初予算計算のシミュレーション結果が1回目と2回目の2つ格納されていることを意味する。
図27のフローチャートに示すように、予算計算初期設定のオンライン画面から指定された「年度」、「予算種類」に該当する計算結果を、計算結果(予算)DB231から抽出する(ステップS391)。次いで、同様に指定された「年度」、「予算種類」に該当する科目毎の集計結果を、予算計算シミュレーション結果DB232を検索し、その結果から最大のSQの値を取得する(ステップS392)。最大のSQの値を取得できた場合(ステップS393肯定)、SQに「1」を加算する(ステップS394)。最大のSQの値を取得できなかった場合(ステップS393否定)、SQに「1」を設定する(ステップS395)。次いで、計算結果(予算)DB231から抽出した計算結果を科目毎に金額を集計する(ステップS396)。集計した結果を科目と一緒に、科目毎に予算計算シミュレーション結果リストに格納し、その際、予算計算初期設定のオンライン画面から指定された「年度」と「予算種類」、編集したSQについても合わせて格納する(ステップS397)。次いで、予算計算シミュレーション結果リストを科目単位に処理するために用いるポインタNに「0」を設定する(ステップS398)。作成した予算計算シミュレーション結果リストのN番目に科目毎の集計結果が格納されている場合(ステップS390肯定)、予算計算シミュレーション結果リストのN番目から科目毎の集計結果の情報を取り出す(ステップS400)。該当の科目について、科目マスタDB241から科目コードに対応する人事所属コード、科目名称を検索し、その情報を予算計算シミュレーション結果リストに格納し(ステップS401)、また、人事所属マスタDB240から人事所属コードに対応する人事所属名称を検索し、その情報を予算計算シミュレーション結果リストに格納する(ステップS402)。最後に、更新してきた予算計算シミュレーション結果リストを予算計算シミュレーション結果DB232に追加する(ステップS403)。対象の科目毎の集計結果の処理が完了後、次の科目毎の集計結果の処理をするために、ポインタNに「1」を加算し(ステップS404)、次の科目毎の集計結果の処理に移る。予算計算シミュレーション結果リストからN番目の科目毎の集計結果が取り出せなくなった場合(ステップS399否定)、処理を終了する。
ここで、予算計算初期設定のオンライン画面から、年度に「2012」、予算種類に「当初」を指定し、初めて予算計算結果集計の処理を実行した場合、集計元となった計算結果(予算)DB231を図28(a)、予算計算結果集計の結果を格納した予算計算シミュレーション結果DB232を図28(b)に示す。この図28(b)が示すように、図28(a)の科目コード「11020304」の計算結果について、他の同一科目コードの計算結果を集計されて、合算された後の金額が格納されている。年度と予算種類については、算計算初期設定のオンライン画面から、指定された「2012」と「当初」が格納されている。SQについては、初めて予算計算結果集計の処理を実行したので、最大のSQは取得できないため、「1」が格納される。科目名称、人事所属コードについては、図10(c)に示した科目マスタDB241から、科目コード「11020304」に該当する、科目名称「財務管理費 職員給与費(給与)」、人事所属コード「0201」を取得し、その値が格納されている。人事所属名称については、図10(b)に示した人事所属マスタDB240から、人事所属コード「0201」に該当する、人事所属名称「財務課」を取得し、その値が格納されている。
図29は、予算計算シミュレーション結果確認の機能構成図を、図30は処理手順のフローチャートを示している。予算計算シミュレーション結果確認は、予算計算結果抽出が完了した状態で、前回の予算の計算結果と比較したい実施される。この処理は、予算計算の結果が確定するまで実施される。
図30のフローチャートに示すように、予算計算シミュレーション結果確認画面で指定した「年度」「予算種類」に該当する集計結果を予算計算シミュレーション結果DB232から抽出し(ステップS411)、予算計算シミュレーション結果確認画面で「複数実行結果」がチェックされている場合は(ステップS412肯定)、抽出した結果をすべて出力対象リストに格納する(ステップS414)。予算計算シミュレーション結果確認画面で「複数実行結果」がチェックされていない場合は(ステップS412否定)、抽出した結果から最大のSQの集計結果のみを出力対象リストに格納する(ステップS413)。次いで、予算計算シミュレーション結果確認画面で「集計方法」に「科目毎」が設定されている場合は(ステップS415否定)、出力対象リストから科目毎に集計結果を取り出し、予算種類、SQ順に並べた棒グラフを作成する(ステップS416)。このとき、「複数実行結果」がチェックされていない場合は、1科目について画面で指定され年度の予算種類ごとの金額の推移が確認できる帳票「科目毎 予算種類別支出一覧」が作成される。「複数実行結果」がチェックされている場合は、1科目について画面で指定され年度の予算種類に加え、同条件で複数実行した場合の金額の推移が確認できる帳票「科目毎 予算種類別支出一覧(複数実行結果有)」が作成される。予算計算シミュレーション結果確認画面で「集計方法」に「人事所属毎」が設定されている場合は(ステップS415肯定)、出力対象リストの金額を人事所属毎に集計し(ステップS417)、出力対象リストを一旦クリアし、人事所属毎に集計した結果をもとに再作成し(ステップS418)、再作成した出力対象リストから人事所属毎に集計結果を取り出し、予算種類、SQ順に並べた棒グラフを作成する(ステップS419)。このとき、「複数実行結果」がチェックされていない場合は、1人事所属について画面で指定され年度の予算種類ごとの金額の推移が確認できる帳票「人事所属毎 予算種類別支出一覧」が作成される。「複数実行結果」がチェックされている場合は、1人事所属について画面で指定され年度の予算種類に加え、同条件で複数実行した場合の金額の推移が確認できる帳票「人事所属毎 予算種類別支出一覧(複数実行結果有)」が作成される。
ここで、予算計算シミュレーション結果確認画面500の画面イメージを図31に示す。年度501は、予算計算結果抽出を実施した年度が、コンボボックス形式で表示される。予算種類502は、予算計算結果抽出を実施した予算種類が、コンボボックス形式で表示される。予算種類503も予算計算結果抽出を実施した予算種類が、コンボボックス形式で表示され、選択すると複数の予算種類を指定することが可能となる。集計方法504は、「人事所属毎」と「科目毎」の何れかを選択可能なコンボボックス形式で表示される。複数実行結果505は、複数実行した結果を表示するかしないかを選択可能なチェックボックス形式で表示される。印刷506は、ボタン形式で表示され、押下すると、年度501から複数実行結果505までの入力項目を抽出条件とした予算種類別支出一覧260を出力可能となる。
ここで、予算計算シミュレーション結果確認のオンライン画面から、年度に「2012」、予算種類に「当初」〜「2次補正」、集計方法に「科目毎」、複数実行結果をチェックしない指定し、印刷ボタンを押下した場合の予算種類別支出一覧260を図32(a)に示す。図32(a)が示すように、「一般管理費 職員給与費(給与)」1科目について、左から当初予算、1次補正予算、2次補正予算の集計の結果が棒グラフで表示されている。集計方法を「人事所属毎」変更して、印刷ボタンを押下した場合の予算種類別支出一覧260を図32(b)に示す。図32(b)が示すように、「総務課」1科目について、左から当初予算、1次補正予算、2次補正予算の集計の結果が棒グラフで表示されている。次いで、集計方法に「科目毎」、複数実行結果をチェックする指定し、印刷ボタンを押下した場合の予算種類別支出一覧260を図32(c)に示す。図32(c)が示すように、「一般管理費 職員給与費(給与)」1科目について、1次補正予算が2回実行されていた場合、左から当初予算、1次補正予算(1回目)、1次補正予算(2回目)の集計の結果が棒グラフで表示されている。集計方法を「人事所属毎」変更して、印刷ボタンを押下した場合の予算種類別支出一覧260を図32(d)に示す。図32(d)が示すように、「総務課」1人事所属について、左から当初予算、1次補正予算(1回目)、1次補正予算(2回目)の集計の結果が棒グラフで表示されている。このようにして、異なる条件でのシミュレーション値を、比較することができる。
以上説明したように、本発明の一実施の形態によれば、人事業務側の異動予定情報を給与側業務の予算計算実施中にも適に反映することができ、その時の結果を比較できる帳票を出力可能であるため、予算計算の正当性を容易にかつ確実に検証することができる。
100・・・ネットワークシステム
101・・・Web版人事給与サーバ
102・・・ネットワーク
103・・・クライアントPC
104・・・人事業務側
105・・・給与業務側
201・・・異動入力初期設定処理部
202・・・異動入力処理部
203・・・異動確定処理部
210・・・予算計算初期設定処理部
211・・・予算計算パラメータ入力処理部
212・・・異動予定情報反映処理部
213・・・予算計算処理部
214・・・予算計算結果集計処理部
215・・・予算計算シミュレーション結果出力処理部
220・・・人事基本DB
221・・・異動予定DB
230・・・人事基本(予算)DB
231・・・計算結果(予算)DB
232・・・予算計算シミュレーション結果DB
240・・・人事所属マスタDB
241・・・科目マスタDB
250・・・制御部
251・・・入出力制御部
252・・・入力部
253・・・出力部
260・・・予算種類別支出一覧
500・・・予算計算シミュレーション結果確認の画面
501・・・入力項目「年度」
502・・・入力項目「予算種類(始)」
503・・・入力項目「予算種類(終)」
504・・・入力項目「集計方法」
505・・・入力項目「複数実行結果」
506・・・ボタン「印刷」

Claims (11)

  1. コンピュータが、
    各職員の職員情報と、人事所属情報と、その科目情報とを対応付けて記憶した人事基本DBに基いて、支給対象月を前記各職員の職員情報と、前記人事所属情報と、前記科目情報とに対応付けて記憶した第1の人事予算DBを作成する工程と、
    前記人事基本DBに基いて、職員の異動後の人事所属情報及び科目情報の入力を受付け、職員情報と、異動前及び異動後の人事所属情報及び科目情報とが対応付けて記憶された異動情報DBを作成する工程と、
    前記第1の人事予算DBと、前記異動情報DBとに基いて、前記各職員の職員情報と、前記異動後の人事所属情報と、前記異動後の科目情報と、前記対象月と、を対応付けて記憶した第2の人事予算DBを作成する工程と、
    前記第2の人事予算DBに基いて、各職員の職員情報に対し、前記人事所属情報とその科目情報に基いて、複数の支給項目情報及びその科目情報を付与するとともに、各支給項目に対して支給額の計算を、前記支給対象月ごとにシミュレーション対象期間に対して行う工程と、
    前記各支給額の合計を、算出する工程と、
    を行う予算計算シミュレーション方法。
  2. 請求項1において、
    前記支給対象月に対応させて記憶したイベント情報に基いて、前記支給額計算を行うことを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  3. 請求項2において、
    前記支給項目情報の項目には、給与が含まれており、
    前記イベント情報にかかるイベントには、賞与または昇給が含まれることを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記支給額の合計を、前記異動後の人事所属情報の科目情報ごとに算出することを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記支給額の合計を、前記支給項目の科目情報ごとに算出することを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記支給額の計算は、前記シミュレーション対象期間である年度の全支給対象月について、前記第2の人事予算DBに基いて行うことを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記異動情報DBを反映させる支給対象月の入力を受け付けるとともに、
    当該反映させる支給対象月より後の支給対象月の支給額計算を、前記第2の人事予算DBに基いて行い、
    当該反映させる支給対象月より前の支給対象月の支給額計算を、前記第1の人事予算DBに基いて、各職員の職員情報に対し、前記人事所属情報と前記その科目情報に基いて、複数の支給項目情報及びその科目情報を付与するとともに、各支給項目に対して支給額の計算を、前記支給対象月ごとに行い、
    それらの支給額の合計を算出することを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  8. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記異動情報DBを反映させる支給対象月の入力を受け付けるとともに、
    当該反映させる支給対象月より後の支給対象月の支給額計算を、前記第2の人事予算DBに基いて行い、
    当該反映させる支給対象月より前の支給対象月の支給額計算を、実績値に基いて算出し、
    それらの支給額の合計を算出することを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記人事異動DBへ入力される職員の異動後の人事所属情報及び科目情報の入力を、異なる内容で複数受付け、各々の入力に対して支給額の合計を算出するとともに、それらの複数の合計額を、同じ画面に比較可能に出力することを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  10. 請求項6に記載の方法で算出した支給額の合計と、
    請求項7または8に記載の方法で算出した支給額の合計と、
    を同じ画面に比較可能に出力することを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
  11. 請求項10において、
    前記請求項6に記載の方法で算出した支給額の合計の一つに対応する請求項7または8に記載の方法で算出した支給額の合計が、複数であることを特徴とする予算計算シミュレーション方法。
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