JP7233047B2 - 情報管理装置及び情報管理方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成31年1月10日に下記ウェブサイト https://smarthr.jp/update/13824(平成31年1月10日公開) https://mag.smarthr.jp/guide/vision/detail/smarthr_2019kickoff_serizawa/(平成31年3月1日公開) にて掲載。
本発明は、情報管理装置及び情報管理方法、特に、ユーザの属性を属性情報として管理する情報管理装置及び情報管理方法に関する。
例えば、従業者の人事労務を情報によって管理する場合は、所属、給与、社会保険関係、勤怠等の多数の情報を管理する必要がある。これら多数の情報を遺漏なく管理する観点から、特許文献1には、従業者の人事労務の管理を効率的に行うことを目的とした情報管理装置が提案されている。
特開2004-264949公報
ところで、例えば上記の特許文献1のような情報管理装置で従業者の人事労務の管理を行う際に、管理システムに入力する情報が多くなるような場合は、作業が煩雑になることが想定される。
特に、多数の新入社員の属性に関する情報を新入社員が入社してから入力するといったように、入力作業が膨大になる場合や、社会保険や各種の手続に関する情報を月末までに入力するといったように、入力作業に期限が設定される場合には、入力作業が更に煩雑になることが懸念される。
したがって、任意の時期に入力作業が発生することが予定される情報については、時間的な余裕があるときに事前に入力できるようにしておくことが便宜である。
その一方で、人事労務に関する情報を事前に入力した場合には、情報の入力後の従業者の事情の変更等によって、入力した情報と入力後の従業者の実情とが異なって齟齬が生じる場合があり、適切な情報の管理ができなくなることが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、効率的かつ適切に情報の管理を行うことができる情報管理装置及び情報管理方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を達成するための、本発明に係る情報管理装置は、ユーザの属性を属性情報として管理する情報管理装置において、ユーザに将来的に発生することが予定されてユーザの属性を変更させるイベントが属性変更情報として予め入力される情報入力部と、情報入力部に入力された属性変更情報に基づいてイベントが発生したか否かを確認する確認情報を生成する確認情報生成部と、を備えることを特徴としている。
この情報管理装置によれば、ユーザに将来的に発生することが予定されてユーザの属性を変更させるイベントを属性変更情報として情報入力部に予め入力することによって、属性変更情報の入力作業を時期的に分散することができる。
したがって、任意の時期に多数の属性変更情報の入力作業が発生することが予定される場合であっても、属性変更情報の入力作業の集中による入力作業の負担増大を招くことがない。
しかも、情報入力部に属性変更情報が入力されると、イベントが発生したか否かを確認する確認情報を確認情報生成部が生成することから、属性変更情報の入力後のユーザの事情の変更等によって、入力した属性変更情報と入力後のユーザの実情とが異なることとなった場合であっても、確認情報に基づいて、入力した属性変更情報をユーザの実情に合わせて修正することができる。
このように、情報管理装置によれば、効率的かつ適切にユーザの属性を属性情報として管理することができる。
この情報管理装置は、確認情報生成部で生成された確認情報を予め設定された端末に通知することを特徴としており、更に、予め設定されたタイミングで確認情報を端末に通知することを特徴としている。
したがって、確認情報を適切に確認することができる端末に適切なタイミングで確認情報を通知することができる。
さらに、情報管理装置は、確認情報生成部で生成された確認情報に基づいてイベントの発生が確認された場合に確認信号を生成する確認信号生成部を備えるように構成してもよいし、属性変更情報に基づいて前記確認情報にフラグを付与するフラグ生成部を備えるように構成してもよい。
上記課題を達成するための、本発明に係る情報管理方法は、ユーザの属性を属性情報として管理する情報管理方法において、ユーザに将来的に発生することが予定されてユーザの属性を変更させるイベントを属性変更情報として情報入力部に予め入力する情報入力ステップと、情報入力ステップにおいて情報入力部に入力された属性変更情報に基づいてイベントが発生したか否かを確認する確認情報が確認情報生成部によって生成された後に確認情報を予め設定されたタイミングで予め設定された端末に送信する確認情報送信ステップと、を備えることを特徴としている。
この情報管理方法によれば、効率的かつ適切にユーザの属性を属性情報として管理することができる。
この発明によれば、効率的かつ適切にユーザの属性を属性情報として管理することができる。
本発明の実施の形態に係る情報管理装置の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置の管理サーバの構成の概略を説明するブロック図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置の管理サーバのストレージの構成の概略を説明するブロック図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、人事労務担当者が新入社員の属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、人事労務担当者が新入社員の属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、人事労務担当者が新入社員の属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、従業者がその属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、従業者がその属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、従業者がその属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、従業者がその属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、従業者がその属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る情報管理装置を用いて、従業者がその属性を属性情報として管理する場合の手順の概略を説明する図である。
次に、図1~図12に基づいて、本発明の実施の形態に係る情報管理装置について説明する。
なお、本実施の形態において、情報管理装置が従業者の人事労務の管理に用いられる場合を例として説明する。
図1は、本実施の形態に係る情報管理装置の概略を説明する図である。図示のように、情報管理装置10は、人事労務担当者1が管理する管理サーバ20、管理サーバ20にインターネット網100を介してアクセス可能なユーザである従業者2の従業者端末30、及び管理サーバ20にインターネット網100を介してアクセス可能な上席者3の上席者端末40を備える。
この情報管理装置10は、本実施の形態では、従業者2の人事労務を管理するに際して、従業者2の性別、氏名、住所、個人番号(マイナンバー)、社会保険番号、家族構成、所属等の属性を属性情報d1として管理する。なお、本実施の形態においては、上述した従業者2に関する情報を「属性」という言葉で定義したが、「属性」の語は、上記に列挙した内容にかかわらず、従業者2に関連する情報全般を含む広義の意味を有するものとする。
図2は、管理サーバ20の構成の概略を説明するブロック図である。図示のように、管理サーバ20は、プロセッサ21、メモリ22、ストレージ23、送受信部24、及び入出力部25を主要構成として備え、これらが互いにバス26を介して電気的に接続される。
プロセッサ21は、サーバ20の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御や、アプリケーションプログラムの実行に必要な処理等を行う演算装置である。
このプロセッサ21は、本実施の形態では例えばCPU(Central Processing Unit)であり、後述するストレージ23に格納されてメモリ22に展開されたアプリケーションプログラムを実行して各処理を行う。
メモリ22は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶装置、及びフラッシュメモリやHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶装置を備える。
このメモリ22は、プロセッサ21の作業領域として使用される一方、管理サーバ20の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、及び各種の設定情報等が格納される。
ストレージ23は、プログラムや各種の処理に用いられる情報等が格納されている。このストレージ23の構成については、後述する。
送受信部24は、管理サーバ20をインターネット網100に接続する。この送受信部24は、Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy)といった近距離通信インターフェースを具備するものであってもよい。
入出力部25には、必要に応じて、キーボードやマウスといった情報入力機器やディスプレイ等の出力機器が接続される。
バス26は、接続したプロセッサ21、メモリ22、ストレージ23、送受信部24及び入出力部25の間において、例えばアドレス信号、データ信号及び各種の制御信号を伝達する。
図1で示すように、従業者端末30は、コンピュータ、タブレット型端末あるいはスマートフォンといったインターネット網100に接続可能な機器によって構成され、同様に、上席者端末40も、コンピュータ、タブレット型端末あるいはスマートフォンといったインターネット網100に接続可能な機器によって構成される。
図3は、ストレージ23の構成の概略を説明するブロック図である。図示のように、ストレージ23は、情報管理プログラム50及びデータベース60を備える。
情報管理プログラム50は、情報入力部51、確認情報生成部52、確認情報通知部53、通知先設定部54、日付設定部55、確認入力部56、確認信号生成部57及びフラグ生成部58を備える。
この情報管理プログラム50は、管理サーバ20、従業者端末30及び上席者端末40で入出力が可能なインターフェースによって実装される。
情報入力部51は、従業者2の属性情報d1及び属性変更情報d2が入力されるモジュールであって、本実施の形態では、属性情報d1及び属性変更情報d2が入力可能なインターフェースによって実装される。
属性変更情報d2は、本実施の形態では、現時点で従業者2に将来的に発生することが予定されているイベントであって、従業者2の属性を変更させるイベントによって構成される。
例えば、「結婚」というイベントは、「家族構成」という属性情報d1が「従業者本人、両親」という属性で構成される場合は、この属性を「従業者本人、配偶者及び両親」という属性に変更させることから、属性変更情報d2を構成するイベントである。
属性情報d1を構成する従業者2の属性を変更させるイベントであって属性変更情報d2を構成するイベントとしては、他には例えば「入社」、「出産」、「引越し」、「転勤」等の各種のイベントが想定される。
確認情報生成部52は、本実施の形態では、情報入力部51に入力された属性変更情報d2に基づいて属性変更情報d2を構成するイベントが発生したか否かを確認する確認情報d3を生成するモジュールである。
確認情報通知部53は、確認情報生成部52で生成した確認情報d3を、次述する通知先設定部54で予め設定された端末に通知するモジュールである。
通知先設定部54は、本実施の形態では、確認情報通知部53で確認情報d3を通知する端末を、管理サーバ20、従業者端末30及び上席者端末40のいずれかあるいは全てとして設定するモジュールである。
日付設定部55は、通知先設定部54で予め設定された管理サーバ20、従業者端末30及び上席者端末40のいずれかあるいは全てに確認情報d3を通知する日付を設定するモジュールである。
確認入力部56は、確認情報d3が通知された管理サーバ20、従業者端末30及び上席者端末40のいずれかあるいは全てにおいて確認情報d3が確認された場合に、確認済信号s1を生成するモジュールである。
確認入力部56が確認済信号s1を生成すると、本実施の形態では、確認済信号s1を生成した旨が上席者端末40に通知される。
確認信号生成部57は、確認信号s2を生成するモジュールである。この確認信号生成部57は、本実施の形態では、上席者3が上席者端末40から管理サーバ20にアクセスした場合に限って、上席者3が入力することが可能となるように構成される。
確認信号生成部57への入力は、例えば、確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドが上席者端末40に限ってアクティブ化されるといった手法によって入力が可能となる。
確認信号生成部57が確認信号s2を生成すると、本実施の形態では、確認信号s2を生成した旨が通知先設定部54で設定した端末(管理サーバ20、従業者端末30あるいは上席者端末40)に通知される。
フラグ生成部58は、属性変更情報d2に基づいて確認情報d3に付与するフラグを生成するモジュールである。本実施の形態では、例えば、属性情報d1を構成する「定期券代」が変更となるイベントである「引越し」が属性変更情報d2として入力された場合に、確認する重要度が高い確認情報d3であるとして、この確認情報d3にフラグが付与される。
本実施の形態においては、上記重要度を確認情報d3の内容に応じて適宜設定、変更、更新を可能としてもよい。重要度は、数値又は階級等のスコア等、順序や優劣を表現できるものであればどのようなものでもよく、当該重要度に応じて、上述したフラグの付与の要否、付与のタイミング等を決めることができる。
重要度の設定により、例えば、会社として直ちに対処すべき変更(「引越し」や「転勤等」)については、確認情報d3が直ちに(又は所定期間内に)通知することが可能となる。また、所定の期限までに対処すべき変更(「出産」等の異動に関する変更等」)については、例えば、毎月末までに生じた変更を蓄積しておき、所定の日にまとめて確認情報d3を通知することとしてもよい。更に、一年を通じて生じる日や生じる回数が確定している変更(「入社」、「昇降給」等)などについても、当該期限を迎えたのち、所定の日に確認情報d3をまとめて通知することとしてもよい。
かかる構成によれば、例えば、各種の情報変更に効率的に対処することができ、例えば、確認情報d3の通知が溢れることによる確認漏れを防ぐことができる。
データベース60は、ストレージ23が提供する記憶領域の一部によって実現され、本実施の形態では、属性情報d1及び属性変更情報d2が格納される。
次に、本実施の形態に係る情報管理装置10を使用する手順について説明する。
まず、新入社員が従業者2として入社する場合に、人事労務担当者1が新入社員の属性を属性情報d1として管理する場合の手順について、図4~図6を用いて説明する。
図4で示すように、新入社員A~F・・・が従業者2として20××年4月1日に入社予定の場合において、人事労務担当者1は、例えば20××年3月1日に、新入社員A~F・・・の所属(例えば「未入社」)を属性情報d1として情報入力部50を介して入力する。
このとき、本実施の形態では、予め判明している新入社員A~F・・・の他の属性情報d1(例えば「住所」、「家族構成」、「個人番号」等)も併せて入力しておく。
続いて、人事労務担当者1は、新入社員A~F・・・の属性である所属(「未入社」)を変更させるイベント(例えば状態「入社予定」、入社予定日「20××/4/1」)である属性変更情報d2を、情報入力部50を介して予め入力しておく(情報入力ステップ)。
情報入力部50に属性変更情報d2を入力すると、確認情報生成部52によって、確認情報d3が生成される。なお、確認情報d3は、属性変更情報d2の入力直後に生成される必要はなく、それが端末に送信されるなどして利用されるまでに生成されるようにしてもよい。
生成された確認情報d3は、新入社員A~F・・・の所属(「未入社」)を変更させるイベントが発生するか否かを確認するものであるから、確認する重要度が高い確認情報d3であると判断して、フラグ生成部58でフラグを付与する。
確認情報d3が生成された後、通知先設定部54で確認情報d3を通知する端末を設定し、日付設定部55で確認情報d3を通知するタイミング(月日)を設定する。これにより、確認情報通知部53が確認情報d3を予め設定されたタイミングで予め設定された端末に送信する(確認情報送信ステップ)。
なお、通知のタイミングの設定の仕方としては、例えば、通知日(時間)を直接設定することのほか、イベント予定日の所定期間前後の日(予定日が決まっていない場合にはイベント発生日の所定期間後の日)、イベント予定日の前後所定期間内のいずれかの日(予定日が決まっていない場合にはイベント発生日から所定期間内の日)等のように用途に応じて適宜設定することが可能である。
本実施の形態では、確認情報d3を通知する端末を管理サーバ20に設定し、確認情報d3を通知するタイミングを、入社予定日の直前である20××年3月28日に設定する。
このように、属性情報d1及び属性変更情報d2を入力し、確認情報d3を通知する端末及び確認情報d3を通知するタイミングを設定することによって、新入社員情報D1が構成される。
図5で示すように、管理サーバ20において情報管理プログラム50を起動して新入社員管理画面S1を立ち上げると、この新入社員管理画面S1に新入社員情報D1が表示される。
一方、確認情報d3を通知するタイミングである20××年3月28日が到来すると、新入社員管理画面S1には確認情報d3がコマンドC1として表示される。
このコマンドC1には、本実施の形態では例えば「新入社員の入社状況を確認してください」等の表記がなされるとともに、コマンドC1にフラグFが付与されることから、新入社員A~F・・・の所属(「未入社」)を変更させるイベントが発生するか否かを確認するように、人事労務担当者1に注意喚起がなされる。
本実施の形態では、確認情報d3が生成された後に、入社予定であった氏名C及びFが内定を辞退したことから、図6で示すように、人事労務担当者1は新入社員情報D1から氏名C及びFの属性情報d1及び属性変更情報d2を削除するとともに、新入社員A、B、D、E・・・の所属を「未入社」から「人事部付」に変更する。
その後、人事労務担当者1が確認情報d3を確認したとしてコマンドC1を押下すると、確認入力部56で確認済信号s1が生成されて、確認済信号s1が生成された旨が上席者端末40に通知される。
確認済信号s1が生成された旨の通知に基づいて、上席者3が上席者端末40から管理サーバ20にアクセスすると、情報管理プログラム50の確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドがアクティブ化される。
人事労務担当者1による氏名C及びFの属性情報d1及び属性変更情報d2の新入社員情報D1からの削除及び新入社員A、B、D、E・・・の所属の変更を承認する場合は、上席者3は確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドを押下する。
このコマンドを押下すると、確認信号生成部57で確認信号s2が生成されて、確認信号s2が生成された旨が管理サーバ20に通知される。
確認信号s2が生成された旨の通知に基づいて、人事労務担当者1は、氏名C及びFの属性情報d1及び属性変更情報d2の新入社員情報D1からの削除及び新入社員A、B、D、E・・・の所属の変更を登録する。
これにより、図6で示すように、従業者2として入社する新入社員A、B、D、E・・・の新入社員情報D1を構成する属性情報d1が、データベース60に格納される。
次に、従業者2が引越しによって定期券代や通勤経路等が変更される場合に、従業者2がその属性を属性情報d1として管理する場合の手順について、図7~図9を用いて説明する。
図7で示すように、従業者2が2018年11月30日に引越し予定の場合において、従業者2は、例えば引越しよりも前の2018年11月15日に、従業者2の属性である定期券代を変更させるイベント(例えば通勤経路「葛西-日本橋」、変更理由「葛西に引越し」、引越し予定日「2018/11/30」等)を、属性変更情報d2として情報入力部50を介して予め入力しておく(情報入力ステップ)。
情報入力部50に属性変更情報d2を入力すると、確認情報生成部52によって、確認情報d3が生成される。
生成された確認情報d3は、従業者2の属性である定期券代や通勤経路等を変更させるイベントが発生するか否かを確認するものであるから、確認する重要度が高い確認情報d3であると判断して、フラグ生成部58でフラグを付与する。
確認情報d3が生成された後、通知先設定部54で確認情報d3を通知する端末を設定し、日付設定部55で確認情報d3を通知するタイミング(月日)を設定する。これにより、確認情報通知部53が確認情報d3を予め設定されたタイミングで予め設定された端末に送信する(確認情報送信ステップ)。
本実施の形態では、確認情報d3を通知する端末を従業者端末30に設定し、確認情報d3を通知するタイミングを、引越し予定日の翌日である2018年12月1日に設定する。
このように、属性変更情報d2を入力し、確認情報d3を通知する端末及び確認情報d3を通知するタイミングを設定することによって、従業者情報D2が構成される。
図8で示すように、従業者端末300において情報管理プログラム50を起動して従業者管理画面S2を立ち上げると、この従業者管理画面S2に従業者情報D2が表示される。
一方、確認情報d3を通知するタイミングである2018年12月1日が到来すると、従業者管理画面S2には確認情報d3がコマンドC2として表示される。
このコマンドC2には、本実施の形態では例えば「引越しの状況を確認してください」等の表記がなされるとともに、コマンドC2にフラグFが付与されることから、従業者2の定期券代や通勤経路等を変更させるイベントが発生するか否かを確認するように、従業者2に注意喚起がなされる。
本実施の形態では、引越しの予定日である2018年11月30日に従業者2の引越しが予定どおりに行われたことから、図9で示すように、従業者2は従業社情報D2の引越し日に「2018年11月30日」を入力する。
その後、従業者2が確認情報d3を確認したとしてコマンドC2を押下すると、確認入力部56で確認済信号s1が生成されて、確認済信号s1が生成された旨が上席者端末40に通知される。
確認済信号s1が生成された旨の通知に基づいて、上席者3が上席者端末40から管理サーバ20にアクセスすると、情報管理プログラム50の確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドがアクティブ化される。
従業者2の引越しによる定期券代や通勤経路等の変更を承認する場合は、上席者3は確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドを押下する。
このコマンドを押下すると、確認信号生成部57で確認信号s2が生成されて、確認信号s2が生成された旨が従業者端末30に通知される。
確認信号s2が生成された旨の通知に基づいて、従業者2は、開始日、終了日、定期券代、通勤経路等の変更を登録する。
これにより、図9で示すように、従業者2の従業者情報D2を構成する属性情報d1が、データベース60に格納される。
次に、従業者2が出産によって家族構成や扶養手当等が変更される場合に、従業者2がその属性を属性情報d1として管理する場合の手順について、図10~図12を用いて説明する。
図10で示すように、従業者2が2019年3月8日に出産予定の場合において、従業者2は、例えば出産前の2018年12月10日に、従業者2の属性である家族構成や扶養手当等を変更させるイベント(例えば状態「妊娠中」、出産予定日「2019/3/8」等)を、属性変更情報d2として情報入力部50を介して予め入力しておく(情報入力ステップ)。
情報入力部50に属性変更情報d2を入力すると、確認情報生成部52によって、確認情報d3が生成される。
生成された確認情報d3は、従業者2の属性である家族構成や扶養手当等を変更させるイベントが発生するか否かを確認するものであるから、確認する重要度が高い確認情報d3であると判断して、フラグ生成部58でフラグを付与する。
確認情報d3が生成された後、通知先設定部54で確認情報d3を通知する端末を設定し、日付設定部55で確認情報d3を通知するタイミング(月日)を設定する。これにより、確認情報通知部53が確認情報d3を予め設定されたタイミングで予め設定された端末に送信する(確認情報送信ステップ)。
本実施の形態では、確認情報d3を通知する端末を従業者端末30に設定し、確認情報d3を通知するタイミングを、出産予定日の属する月の月末である2019年3月31日に設定する。
このように、属性変更情報d2を入力し、確認情報d3を通知する端末及び確認情報d3を通知するタイミングを設定することによって、従業者情報D2が構成される。
図11で示すように、従業者端末300において情報管理プログラム50を起動して従業者管理画面S2を立ち上げると、この従業者管理画面S2に従業者情報D2が表示される。
一方、確認情報d3を通知するタイミングである2019年3月31日が到来すると、従業者管理画面S2には確認情報d3がコマンドC3として表示される。
このコマンドC3には、本実施の形態では例えば「出産の状況を確認してください」等の表記がなされるとともに、コマンドC3にフラグFが付与されることから、従業者2の家族構成や扶養手当等を変更させるイベントが発生するか否かを確認するように、従業者2に注意喚起がなされる。
本実施の形態では、引越しの予定日である2019年3月5日に従業者2の出産が行われたことから、図12で示すように、従業者2は従業者情報D2の出産日に「2019年3月5日」を入力する。
その後、従業者2が確認情報d3を確認したとしてコマンドC3を押下すると、確認入力部56で確認済信号s1が生成されて、確認済信号s1が生成された旨が上席者端末40に通知される。
確認済信号s1が生成された旨の通知に基づいて、上席者3が上席者端末40から管理サーバ20にアクセスすると、情報管理プログラム50の確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドがアクティブ化される。
従業者2の出産による家族構成や扶養手当等の変更を承認する場合は、上席者3は確認信号生成部57への入力を受け付けるコマンドを押下する。
このコマンドを押下すると、確認信号生成部57で確認信号s2が生成されて、確認信号s2が生成された旨が従業者端末30に通知される。
確認信号s2が生成された旨の通知に基づいて、従業者2は、家族構成や扶養手当等の変更を登録する。
これにより、図12で示すように、従業者2の従業者情報D2を構成する属性情報d1が、データベース60に格納される。
このように、従業者2(従業者2となる新入社員を含む。以下同様である。)に将来的に発生することが想定されて従業者2の属性を変更させるイベントを属性変更情報d2として情報入力部51に予め入力することによって、属性変更情報d2の入力作業を時期的に分散することができる。
これにより、任意の時期に多数の属性変更情報d2の入力作業が発生することが想定される場合であっても、属性変更情報d2の入力作業の集中による入力作業の負担増大を招くことがない。
しかも、情報入力部51に属性変更情報d2が入力されると、イベントが発生したか否かを確認する確認情報d3を確認情報生成部52が生成することから、属性変更情報d2の入力後の従業者2の事情の変更等によって、入力した属性変更情報d2と入力後の従業者2の実情とが異なることとなった場合であっても、確認情報d3に基づいて、入力した属性変更情報d2を従業者2の実情に合わせて修正することができる。
したがって、効率的かつ適切に従業者2の属性を属性情報d1として管理することができる。本実施の形態では、従業者2の人事労務に関する属性情報d1に基づいて、従業者2の人事労務を効率的かつ適切に管理することができる。
生成された確認情報d3は、通知先設定部54で通知する端末(管理サーバ20、従業者端末30及び上席者端末40のいずれかあるいは全て)を設定し、日付設定部55で確認情報d3を通知するタイミング(月日)を設定することができることから、確認情報d3を適切に確認することができる端末に適切なタイミングで確認情報d3を通知することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。上記実施の形態では、確認情報d3が新入社員管理画面S1及び従業者管理画面S2においてコマンドC1~C3として表示される場合を説明したが、例えば、チェックボックスウインドウにチェック(例えばレ点)を入れるようにしたり、メールで通知するようにしたりすることも可能である。更には、図5に図示したように情報の通知や確認個人毎に行うのみならず、例えば、複数人の社員の情報を一覧表示して(リスト表示して)、処理することができるようにしてもよい。
上記実施の形態では、情報管理プログラム50が管理サーバ20のストレージ23に格納される場合を説明したが、例えば、管理サーバ20、従業者端末30及び上席者端末40がアクセス可能なクラウドサーバに格納されるように構成してもよい。
1 人事労務担当者
2 従業者(ユーザ)
3 上席者
10 情報管理装置
20 管理サーバ
23 ストレージ
30 従業者端末
40 上席者端末
50 情報管理プログラム
51 情報入力部
52 確認情報生成部
54 通知先設定部
55 日付設定部
57 確認信号生成部
58 フラグ生成部
C1~C3 コマンド
D1 新入社員情報
D2 従業者情報
F フラグ
d1 属性情報
d2 属性変更情報

Claims (8)

  1. 情報処理装置が、
    ユーザの属性を属性情報として管理する処理と、
    前記ユーザに将来的に発生することが予定されているイベントであって、前記ユーザの前記属性を変更させるイベントを属性変更情報として記憶する処理と、
    前記属性変更情報に基づいて前記イベントが発生したか否かを確認するための確認情報を生成する処理と、
    前記確認情報を予め設定されたタイミングで所定の情報処理端末に送信する処理と、
    を実行する情報処理方法。
  2. 前記所定の情報処理端末は、前記ユーザに対応付けられた情報処理端末を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記所定の情報処理端末は、前記ユーザに対応付けられたユーザであって、前記ユーザとは異なるユーザに対応付けられた情報処理端末を含む、請求項1または2に記載の情報処理方法。
  4. 前記情報処理装置が、前記確認情報により前記イベントの発生が確認された場合に、前記ユーザの属性を変更する処理をさらに実行する、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  5. 前記情報処理装置が、前記確認情報に重要度を付与する処理をさらに実行する、請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  6. 前記予め設定されたタイミングは、前記イベントに基づいて決定される、請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  7. ユーザの属性を属性情報として管理する手段と、
    前記ユーザに将来的に発生することが予定されているイベントであって、前記ユーザの前記属性を変更させるイベントを属性変更情報として記憶する手段と、
    前記属性変更情報に基づいて前記イベントが発生したか否かを確認するための確認情報を生成する手段と、
    前記確認情報を予め設定されたタイミングで所定の情報処理端末に送信する手段と、
    を備える情報処理装置。
  8. 情報処理装置に、
    ユーザの属性を属性情報として管理する処理と、
    前記ユーザに将来的に発生することが予定されているイベントであって、前記ユーザの前記属性を変更させるイベントを属性変更情報として記憶する処理と、
    前記属性変更情報に基づいて前記イベントが発生したか否かを確認するための確認情報を生成する処理と、
    前記確認情報を予め設定されたタイミングで所定の情報処理端末に送信する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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