JP2005293249A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機能の更新や改善をより容易に行うことができる通信端末装置を提供する。
【解決手段】 複合機10の操作部17において特定のキー操作を行うと、複合機10のMPU11が複合機10をプリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換える。この状態で複合機10にUSBインターフェースで外部コンピュータ25が接続されると、MPU11は、USBターゲット・コントローラ22がUSBホスト・コントローラ26に送信するプロダクトIDとして、ROM12のデータ書換えデバイスを表す値をUSBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに設定する。このため、データ書換えモードにおいては、複合機10は外部コンピュータ25に対しROM12のデータ書換えデバイスとして機能する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複合機10の操作部17において特定のキー操作を行うと、複合機10のMPU11が複合機10をプリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換える。この状態で複合機10にUSBインターフェースで外部コンピュータ25が接続されると、MPU11は、USBターゲット・コントローラ22がUSBホスト・コントローラ26に送信するプロダクトIDとして、ROM12のデータ書換えデバイスを表す値をUSBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに設定する。このため、データ書換えモードにおいては、複合機10は外部コンピュータ25に対しROM12のデータ書換えデバイスとして機能する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、USB(Universal Serial Bus)インターフェースを介して外部装置と接続され、この外部装置との間でデータ通信を行う通信端末装置に関するものである。
近年、コンピュータと周辺機器と接続するインターフェースとして、USBインターフェースが普及している。USBインターフェースはプラグ・アンド・プレイとなっている。そして、USBインターフェースが接続状態となると、コンピュータと周辺機器との間でデータ通信を行うために必要なドライバソフト(OSに含まれている)がコンピュータにおいて自動的にロードされる。
例えば特許文献1に記載されたインターフェースボックスは、USBインターフェースでコンピュータと接続されるとともに、同ボックスに携帯型情報機器が接続されて、携帯型情報機器とコンピュータとの接続を中継する。すなわち、携帯型情報機器がインターフェースボックスのスロットに接続されると、インターフェースボックスのCPUが、携帯型情報機器のアトリビュートメモリから同機器の製品情報を読み込み、インターフェースボックスのRAMに記憶しているディスクリプトデータをその製品情報に対応したディスクリプタ・データに書き換える。次に、インターフェースボックスがUSBインターフェースを介してコンピュータに接続されると、コンピュータからのディスクリプタ転送要求に対し、前記CPUは、前記RAMに記憶されているディスクリプトデータをコンピュータに転送する。そして、コンピュータは、このディスクリプトデータに基づいて携帯型情報機器の種別を認識し、携帯型情報機器とデータ通信するためのドライバソフトをそのオペレーティングシステムにおいてロードする。
特開2000−305890号公報
ところで、近年、ファクシミリ、コピー、プリンタ及びスキャナといった複数の機能を備えた複合機も、USBインターフェースで外部コンピュータと接続可能になっている。このような複合機は、USBインターフェースを介して外部コンピュータから画像データを受信し、この画像データをプリンタによりプリントできるようになっている。また、スキャナで原稿をスキャンし、この画像データをUSBインターフェースを介して外部コンピュータに送信できるようになっている。
また、このような複合機は、データ処理を行うためのプログラムデータが記憶されたROMを備えているが、このプログラムデータは、そのデバッグや、機能追加のために更新されることがある。例えば、特許文献1のようにUSBインターフェースに対応した端末装置(携帯型情報機器)であれば、この端末装置にUSBインターフェースを介して外部コンピュータを接続し、外部コンピュータから端末装置にプログラムデータを送信することでROMのプログラムデータを書き換えることができる。
ところが、USBインターフェースのホスト側である外部コンピュータと、デバイス側である端末装置との間において設定可能な通信回線の数は、端末装置に設けられたUSBターゲット・コントローラのエンドポイントの数によって制限される。すなわち、端末装置が前述した複合機の場合、通常、USBターゲット・コントローラには、外部コンピュータから複合機にプリント用のデータをバルクアウト転送するためのエンドポイントと、スキャナでスキャンしたデータを外部コンピュータにバルクイン転送するためのエンドポイントとのみが設けられている。これは、ROMのプログラムデータは、書換えられる頻度がそれほど高くないため、プログラムデータ書換え用のためにさらにエンドポイントを確保するとコストが高くなるためである。このため、エンドポイントの数に制限が設けられている複合機の場合は、USBインターフェースを用いて外部コンピュータからROMのデータ書換えを行うことはできず、複合機の機能の更新や改善を容易に行うことができなかった。
本発明の目的は、機能の更新や改善をより容易に行うことができる通信端末装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、外部装置が自装置のデバイス種別を認識するための情報を記憶するメモリを備えたUSBインターフェースと、USB接続の有無を検出するための検出手段と、プログラム書換えを行うためのデータ書換えモードに設定する設定手段と、前記USB接続が検出された場合、前記データ書換えモードに設定されているか否かを検出し、前記データ書換えモードに設定されている場合、データ書換えデバイスを示すデバイス種別情報を前記メモリに設定する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記USB接続が検出された場合、前記データ書換えモードに設定されているか否かを判定し、前記データ書換えモードに設定されていない場合、プリンタ及び/又はスキャナを示すデバイス種別情報を前記メモリに設定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、外部装置が自装置のデバイス種別を認識するための情報を記憶するメモリを備えたUSBインターフェースと、プログラム書換えを行うためのデータ書換えモードに設定する設定手段と、前記データ書換えモードに設定されたことに基づいて、データ書換えデバイスを示すデバイス種別情報を前記メモリに設定する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1,2に記載の発明によれば、通信端末装置においてデータ書換えモードを設定した後、USBインターフェースを介して通信端末装置に外部装置を接続することにより、外部装置に対して通信端末装置がデータ書換えデバイスとして認識される。
請求項3に記載の発明によれば、通信端末装置に、USBインターフェースを介して外部装置を接続した後、通信端末装置においてデータ書換えモードを設定することにより、外部装置に対して通信端末装置がデータ書換えデバイスとして認識される。
このため、請求項1〜3に記載の発明によれば、エンドポイントの数が少ないUSBインターフェースを備えた通信端末装置であっても、通信端末装置の機能の更新や改善を容易に行うことができる。
以下、この発明に係る通信端末装置を、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能を備えた複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、複合機10は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、モデム19、NCU(Network Control Unit)20、コーデック21及びUSBターゲット・コントローラ22から構成されている。これらは、バス23を介して接続されている。
MPU11は、複合機10を構成する各部の制御を行う。ROM12はフラッシュメモリであって、複合機10を制御するためのプログラムデータを記憶する。RAM13は、複合機10に関する各種情報を一時的に記憶する。本実施形態では、MPU11及びROM12が検出手段、設定手段及び制御手段を構成する。
読取部14は、原稿の画像を読み取って、イメージ信号を出力する。記録部15は電子写真方式のプリンタよりなり、画像データを記録紙上に記録する。
操作部16は、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)、短縮番号の登録、短縮番号から発信するための短縮キー、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキーの各種操作キーを備えている。表示部17は液晶ディスプレイよりなり、複合機10の動作状態を示す各種情報の表示を行う。
操作部16は、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)、短縮番号の登録、短縮番号から発信するための短縮キー、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキーの各種操作キーを備えている。表示部17は液晶ディスプレイよりなり、複合機10の動作状態を示す各種情報の表示を行う。
画像メモリ18は、画像データを一時的に記憶する。モデム19は、ファクシミリで送信するデータの変調と、受信したデータの復調とを行う。NCU20は、電話回線との接続を制御するとともに、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出するための機能を備えている。コーデック21は、画像データの圧縮符号化及び復号を行う。
USBターゲット・コントローラ22は、USBケーブル24を介して外部装置としての外部コンピュータ25とプラグ接続される。外部コンピュータ25は、USBケーブル24が接続されるUSBホスト・コントローラ26を備えている。そして、USBターゲット・コントローラ22、USBケーブル24及びUSBホスト・コントローラ26によって、複合機10と外部コンピュータ25とを接続するUSBインターフェースが構成される。
外部コンピュータ25は、MPU25a、ROM25b、RAM25c等から構成されている。そして、外部コンピュータ25は、USBインターフェースを介して画像データを複合機10に送信し、複合機10はこの画像データを記録部15において記録紙に記録させる。また、外部コンピュータ25は、複合機10の読取部14で読み取られた画像データを、USBインターフェースを介してRAM25cに取り込む。RAM25cに取り込まれたデータは、外部コンピュータ25により例えば別プリンタを用いて印刷出力される。さらに、外部コンピュータ25は、USBインターフェースを介して新たなプログラムデータを複合機10に送信し、ROM12に記憶されているプログラムデータを更新させる。この新たなプログラムデータは、外部コンピュータ25に対して転送されたり、CD−ROMから読み込まれたりしたものである。
前記USBターゲット・コントローラ22は、3つのエンドポイントを備えている。この3つのエンドポイントは、双方向でデータ通信可能なコントロール転送用のエンドポイントEP0と、バルクイン転送用のエンドポイントEP1、及び、バルクアウト転送用のエンドポイントEP2である。エンドポイントEP0は、外部コンピュータ25が複合機10の機能を認識するときのデータを双方向で転送するためのFIFO(First-In Fist-Out )バッファである。エンドポイントEP1は、読取部14が読み取った画像データをUSBホスト・コントローラ26にバルクイン転送するためのFIFOバッファである。エンドポイントEP2は、記録部15に記録させる画像データがUSBホスト・コントローラ26からバルクアウト転送されるFIFOバッファである。すなわち、本実施形態のUSBターゲット・コントローラ22は、エンドポイントEP0を含めて3つのエンドポイントを備えている。
USBターゲット・コントローラ22は、USBホスト・コントローラ26と接続された後、USBホスト・コントローラ26の起動に基づいて自動的にエンドポイントEP0に送信されるデバイス・リクエストに応答して、周知のディスクリプタ・データをUSBホスト・コントローラ26に返す。このディスクリプタ・データは、デバイス・ディスクリプタ、コンフィギュレーション・ディスクリプタ、インターフェース・ディスクリプタ及びエンドポイント・ディスクリプタから構成され、これらのデータはUSBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに記憶されている。USBホスト・コントローラ26は、デバイス・ディスクリプタのプロダクトID(PID)(デバイス識別情報)に基づいて、複合機10をデバイスとして認識する。デバイスとしての複合機10は、後述するようにプリンタ/スキャナと、ROM12のプログラムデータ書換えデバイスとに切り換えられるようになっている。すなわち、プロダクトIDは、外部コンピュータ25に対して、自装置を、データ書換えデバイス、あるいは、プリンタ/スキャナとして認識させるための情報である。
複合機10のMPU11は、USBインターフェースを介して外部コンピュータ25と複合機10とが接続されると、前記ディスクリプタ・データのプロダクトIDをUSBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに記憶させて設定する。このとき、MPU11は、ユーザによる通常の使用時には、前記プロダクトIDとして、前記プリンタ/スキャナを表す値を設定する。一方、MPU11は、サービスマンによるプログラムデータの書換え時に、前記操作部16において特定のキー操作が行なわれたときには、前記プロダクトIDとして、前記データ書換えデバイスを表す値を設定する。
この特定のキー操作とは、複合機10のユーザが通常の使用時に行うことができないキー操作であって、例えば、通常単独で押し込み操作されるキーを2つ以上同時に押し込み操作するといったものである。なお、この特定のキー操作に代えて、ユーザが操作することができない操作部を設けておき、この操作部をサービスマンが操作するようにしてもよい。
そして、複合機10と外部コンピュータ25とがUSBインターフェースで接続されて通常に使用される場合、複合機10は、外部コンピュータ25に対しプリンタ/スキャナとして機能する。一方、サービスマンが前記特定のキー操作を行ってから複合機10と外部コンピュータとをUSBインターフェースで接続したときには、複合機10は、外部コンピュータ25に対してはプログラムデータ書換えデバイスとして機能する。すなわち、前記特定のキー操作が行なわれたときには、MPU11は、USBインターフェースを介して外部コンピュータ25に接続された複合機10の状態を、プリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換える。
複合機10には、複合機10をLAN(Local Area Network)に接続できるようにするためのオプションボード27が装着される。このオプションボード27は、MPU27a、ROM27b、RAM27c等から構成されている。MPU27aは、ROM27bに記憶されているプログラムデータに従い、複合機10と、LAN上の図示しない複数の端末機器との間でデータ通信を行わせる。ROM27bのプログラムデータは、前記データ書換えモードにおいて、外部コンピュータ25によって更新される。そして、複合機10とオプションボード27とにより、通信端末装置が構成される。なお、オプションボードは、ネットワーク接続用のオプションボード27に限らず、その他例えば、PCプリンタ時に、ページ記述言語であるPCL(Printer Control Language)のコマンド解析を行うためのPCLボードであってもよい。
前記MPU11は、複合機10がプリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換えられたとき、プログラムデータを書換える対象を選択するための操作を促すようにした表示を前記表示部17で行わせる。すなわち、MPU11は、プログラムデータを書換える対象が、複合機10のROM12であるか、それとも、オプションボード27のROM27bであるかユーザに選択させる。そして、MPU11は、ユーザが前記操作部16で選択した結果に基づいて、プログラムデータを書換える対象を特定する。
MPU11は、プログラムデータを書換える対象がオプションボード27のROM27bであったときには、外部コンピュータ25から受信した新たなプログラムデータを、オプションボード27に転送する。オプションボード27では、MPU27aがこのプログラムデータを受信し、ROM27bに記憶されている旧プログラムデータをこの新プログラムデータで更新する。
次に、前記のように構成された複合機10の動作を説明する。
さて、この複合機10を外部コンピュータ25のプリンタ/スキャナとして用いる場合には、MPU11の制御に基づいて、図3のフローチャートに示す処理が実行される。また、外部コンピュータ25によって複合機10のROM12またはオプションボード27のROM27bのプログラムデータを更新する場合には、MPU11の制御に基づいて、図2のフローチャートに示す処理が実行される。この各処理は、MPU11の制御のもとにROM12内のプログラムが実行されることで進行する。
さて、この複合機10を外部コンピュータ25のプリンタ/スキャナとして用いる場合には、MPU11の制御に基づいて、図3のフローチャートに示す処理が実行される。また、外部コンピュータ25によって複合機10のROM12またはオプションボード27のROM27bのプログラムデータを更新する場合には、MPU11の制御に基づいて、図2のフローチャートに示す処理が実行される。この各処理は、MPU11の制御のもとにROM12内のプログラムが実行されることで進行する。
複合機10は、起動されるとプリンタ/スキャナモードとなる。複合機10の起動後、まず、操作部16において、サービスマンにより特定のキー操作が行われたか否かが判断される(S100)。ここで、特定のキー操作が行われないときにはプリンタ/スキャナモードのままとなる(S200)。
プリンタ/スキャナモードにおいて、USBターゲット・コントローラ22のステータスから、複合機10と外部コンピュータ25とがUSBケーブル24によって接続されたか否かが判断される(S201)。そして、USBケーブル24で接続されたときには、USBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに記憶されたエンドポイント・ディスクリプタのエンドポイント・アドレスがリセットされる(S202)。
次に、USBホスト・コントローラ26からのデバイス・リクエストに応答するプロダクト・ディスクリプタのプロダクトIDとして、プリンタ/スキャナを表す値がUSBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに設定される。また、エンドポイント・ディスクリプタのエンドポイント・アドレスとして、エンドポイントEP1,EP2が同メモリ22aに設定される。そして、このプロダクトID及びエンドポイント・アドレスが更新されたディスクリプタ・データが、USBターゲット・コントローラ22からUSBホスト・コントローラ26に転送される(S203)。この結果、複合機10は、外部コンピュータ25に対し、プリンタ/スキャナとして認識される。
次に、USBケーブル24の接続が遮断されたか否かが判断される(S204)。そして、USBケーブル24の接続が遮断されないときには、複合機10は、外部コンピュータ25のプリンタ/スキャナとして動作する。
一方、複合機10の起動後に、操作部16で特定のキー操作が行われたときには、複合機10は、プリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換わる(S101)。
データ書換えモードとなると、表示部17において、操作部16を操作してデータの書換え対象を、複合機10本体またはオプションボード27から指定することをサービスマンに促すように表示がなされる(S102)。このとき、複合機10にオプションボード27が接続されているか否かにより、表示部17での表示形態が変わるようになっており、オプションボード27の有無をサービスマンが表示部17を見て容易に認識することができる。さらに、操作部16を操作してデータの書換え対象を指定した後は、表示部17において、「USBケーブルを抜き差して、ROMデータを転送してください。」という案内表示が行われるようになっている。
次に、USBターゲット・コントローラ22のステータスから、複合機10と外部コンピュータ25とがUSBケーブル24によって接続されたか否かが判断される(S103)。ここで、USBケーブル24が接続されたとは、複合機10がプリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換わった後、USBケーブル24が非接続状態から接続状態となったことを意味する。すなわち、プリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードへの切換時点で接続されていなかったUSBケーブル24がモード切換後に接続された場合と、プリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードへの切換時点で接続されていたUSBケーブル24がモード切換後に一旦非接続状態とされた後、改めて接続状態とされた場合とを含む。そして、USBケーブル24で接続されたときには、USBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに記憶されたエンドポイント・ディスクリプタのエンドポイント・アドレスがリセットされる(S104)。
次に、USBホスト・コントローラ26からのデバイス・リクエストに応答するプロダクト・ディスクリプタのプロダクトIDとして、データ書換えデバイスを表す値がUSBターゲット・コントローラ22のメモリ22aに設定される。また、エンドポイント・ディスクリプタのエンドポイント・アドレスとして、バルクアウト転送を行うためのエンドポイントEP2が同メモリ22aに設定される。そして、このプロダクトID及びエンドポイント・アドレスが更新されたディスクリプタ・データが、USBターゲット・コントローラ22からUSBホスト・コントローラ26に転送される(S105)。この結果、複合機10は、外部コンピュータ25に対し、データ書換えデバイスとして認識される。
次に、USBケーブル24の接続が遮断されたか否かが判断される(S106)。そして、USBケーブル24の接続が遮断されていないときには、外部コンピュータ25から送信されるROM12またはROM27bのプログラムデータが受信される(S107)。プログラムデータの受信中は、表示部17において、「データ受信中」の表示が所定周期毎になされるとともに、そのときの受信データ量が逐次表示される。
プログラムデータの受信が完了すると、前記操作部16からの入力(S102)に基づき、プログラムデータの書換えを行う対象が、複合機10本体のROM12であるか否かが判断される(S108)。
プログラムデータの書換え対象が、複合機10本体のROM12であったときには、外部コンピュータ25から受信したプログラムデータにより、ROM12のプログラムデータが書き換えられる(S109)。プログラムデータの書換え中は、表示部17において、「データ書換中」の表示が所定周期毎になされる。
また、プログラムデータの書換え対象が、オプションボード27のROM27bであったときには、外部コンピュータ25から受信したプログラムデータが、オプションボード27に転送される(S110)。そして、オプションボード27に転送されたプログラムデータは、MPU27aによりROM27bに記憶される。プログラムデータの転送中は、表示部17において、「データ転送中」の表示が所定周期毎になされるとともに、そのときの転送データ量が逐次表示される。さらに、オプションボード27におけるプログラムデータの書換え中には、表示部17において、「データ書換え中」の表示が所定周期毎になされる。
複合機10本体のROM12、または、オプションボード27のROM27bのプログラムデータの書き換えが終了すると、データ書き換えモードが終了され、プリンタ/スキャナモードに戻る(S111)。
なお、USBケーブル24が一旦接続された後、ROM12またはROM27bのプログラムデータの書き換え前にUSBケーブル24の接続が遮断されると、複合機10がデータ書換えモードからプリンタ/スキャナモードに戻る(S106)。
以上のように、複合機10をプリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換えた後、複合機10と外部コンピュータ25とをUSBケーブル24で接続することにより、PCプリント用のエンドポイントを利用して、外部コンピュータ25からROM12またはROM27bのプログラムデータを書き換えることができる。このため、複合機10及びオプションボード27の機能の更新や改善を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、複合機10をプリンタ/スキャナモードからデータ書換えモードに切り換えた後、複合機10と外部コンピュータ25とをUSBインターフェースで接続すれば、複合機10が外部コンピュータ25のデータ書換えデバイスとして機能するようにした。これを、プリンタ/スキャナモードのままで複合機10と外部コンピュータ25とをUSBインターフェースで接続させ、複合機10を外部コンピュータ25にプリンタ/スキャナとして一旦認識させる。この後、操作部16に対する特定のキー操作によりデータ書換えモードが設定され、データ書換えモードが設定されたことを検出したMPU11が、データ書換デバイスを示すプロダクトID(デバイス種別情報)をメモリ22aに設定する構成としてもよい。この場合には、操作部16、MPU11及びROM12が設定手段を構成し、MPU11及びROM12が制御手段を構成する。
また、プリンタ/スキャナモードをデータ書換えモードに切り換えるための前記特定のキー操作に代えて、サービスマンが持つ鍵でのみ操作可能な操作部に対する操作に基づいてプロダクトIDを設定する構成としてもよい。
また、本発明は、プリンタ/スキャナモードを備えた複合機10に具体化したが、プリンタモードまたはスキャナモードのみを備えた複合機に具体化してもよい。
10…通信端末装置を構成する複合機、11…検出手段、設定手段、制御手段を構成するMPU、12…検出手段、設定手段、制御手段を構成するROM、16…操作部、22…USBインターフェースを構成するUSBターゲット・コントローラ、22a…メモリ、24…USBインターフェースを構成するUSBケーブル、25…外部装置としての外部コンピュータ、26…USBインターフェースを構成するUSBホスト・コントローラ、27…通信端末装置を構成するオプションボード。
Claims (3)
- 外部装置が自装置のデバイス種別を認識するための情報を記憶するメモリを備えたUSBインターフェースと、
USB接続の有無を検出するための検出手段と、
プログラム書換えを行うためのデータ書換えモードに設定する設定手段と、
前記USB接続が検出された場合、前記データ書換えモードに設定されているか否かを検出し、前記データ書換えモードに設定されている場合、データ書換えデバイスを示すデバイス種別情報を前記メモリに設定する制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記制御手段は、前記USB接続が検出された場合、前記データ書換えモードに設定されているか否かを判定し、前記データ書換えモードに設定されていない場合、プリンタ及び/又はスキャナを示すデバイス種別情報を前記メモリに設定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 外部装置が自装置のデバイス種別を認識するための情報を記憶するメモリを備えたUSBインターフェースと、
プログラム書換えを行うためのデータ書換えモードに設定する設定手段と、
前記データ書換えモードに設定されたことに基づいて、データ書換えデバイスを示すデバイス種別情報を前記メモリに設定する制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009230685A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Seiko Epson Corp | Usbホスト、その制御方法、コンピュータプログラム、usbハブ及びusbデバイス |
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