JP4483861B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関し、特にメモリ不足の状態でも指定時間に1の装置から送信データを受信して、それを送信先である他の装置へ送信することができる通信装置に関するものである。
従来より、外部装置へ送信する送信データを複数記憶しておき、指定時間にその送信データを指定された外部装置へ送信する通信装置が知られている。特許文献1では、通信ネットワークを介して通信装置と複数の端末装置とが接続されており、ある端末装置は、外部装置へ送信データを送信する場合に、予め通信装置に送信データの送信時刻を送信する。通信装置は、送信時刻になると端末装置から送信データを受信して、指定された外部装置へ送信データを送信する技術が記載されている。
また特許文献2では、ある外部装置からデータを受信している最中に、そのデータを記憶するメモリが不足した場合は、ユーザに警告を通知して通信を切断する。そして、メモリに記憶されているデータのデータ処理を行いメモリ不足が解消されると、通信を再開し引き続き受信データを受信する技術が記載されている。
特開2002−44406号公報(0013段落など) 特開2002−32311号公報(0028段落など)
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、通信装置は、送信データの送信時刻に端末装置から送信データを受信して、指定された外部装置に送信するので、複数の端末装置から外部装置へ送信データが送信される場合に、その送信時刻が集中すると、送信データを記憶するメモリが不足してデータが受信できず、指定された送信時刻に外部装置へ送信データを送信できないという問題点があった。また、特許文献2に記載された技術では、外部装置からデータを受信している最中に、そのデータを記憶するメモリが不足した場合は、メモリ不足を解消するためのデータ処理しか行えず、いつデータの受信が再開ができるか不定であるという問題点があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、メモリ不足の状態でも指定時間に1の装置から送信データを受信して、それを送信先である他の装置へ送信することができる通信装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、1の装置から他の装置へ送信される送信データを受信するデータ受信手段と、そのデータ受信手段により受信された前記送信データを記憶する記憶手段と、前記データ受信手段により前記送信データを受信するのに先立ち、当該送信データの送信データ容量と前記送信データを前記他の装置へ送信する送信時間と前記送信データの送信先とを含む送信情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段により受信した前記送信情報を記憶する管理手段と、前記管理手段に記憶される前記送信情報に基づき、現在時刻から前記送信時間までの時間が所定時間以上である送信データの受信を禁止する禁止手段と、現在時刻から、前記管理手段に記憶されるいずれかの送信時間までの時間が所定時間未満であり、且つ、その送信時間に送信すべき送信データが前記記憶手段に記憶されていない場合、当該送信データを前記記憶手段に記憶可能か否かを、前記管理手段に記憶される前記送信データ容量に基づいて判定する判定手段と、その判定手段により前記記憶手段に記憶できないと判定された送信データの送信時間と、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データの送信時間とを比較する比較手段と、その比較手段により前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データの送信時間が、前記記憶手段に記憶できないと判定された前記送信データの送信時間よりも遅い場合、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを前記記憶手段から消去し、且つ、前記判定手段により判定された前記送信データを前記データ受信手段により受信して前記記憶手段に記憶するように制御する記憶制御手段と、その記憶制御手段により前記記憶手段に記憶された送信データをその送信データに対応する送信時間に前記他の装置へ送信する送信手段とを備えている。
請求項記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記記憶制御手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを消去する場合に、その送信データのうち、前記送信時間が最も遅い前記送信データを消去する。
請求項記載の通信装置は、請求項1または2に記載の通信装置において、前記送信情報には、前記送信データの送信元が含まれており、前記記憶制御手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを消去する場合に、その送信データを送信元へ返却する。
請求項記載の通信装置は、請求項1または2に記載の通信装置において、前記記憶制御手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを消去する場合に、その送信データを前記送信元以外の装置へ移動する。
請求項1記載の通信装置によれば、本通信装置を介して1の装置から他の装置へ送信データが送信される場合は、まず、1の装置から本通信装置に対してその送信データの送信情報が送信される。その送信情報は情報受信手段により受信され、一方、その送信情報に対応する送信データはデータ受信手段により受信される。送信情報には、送信データの送信データ容量と送信データの送信時間と送信データの送信先とが含まれており、判定手段は、受信した送信情報の送信データ容量に基づいて、その送信データを記憶手段に記憶可能か否かを判定する。判定手段により送信データを記憶できないと判定された場合は、記憶制御手段により記憶手段に既に記憶されている送信データが消去され、判定手段により記憶手段に記憶できないと判定された送信データが、記憶手段に記憶される。記憶制御手段により記憶手段に記憶された送信データは、送信手段によって、その送信データに対応する送信時間に送信先である他の装置へ送信されるので、メモリ不足の状態でも1の装置から送信データを受信して送信先である他の装置へ送信することができるという効果がある。
また、送信時間の所定時間前には、メモリ不足の状態でも1の装置から送信データを受信して記憶手段に記憶し、その送信データを指定された送信時間に送信先である他の装置へ送信することができるという効果がある。
また、送信情報の送信時間が記憶手段に記憶されている送信データの送信時間よりも早い場合には、記憶手段に記憶されている送信時間の遅い送信データが消去されて、記憶手段には常に送信時間の早い送信データが記憶されるので、指定された送信時間に送信データを本通信装置から送信先である他の装置へ送信することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加え、記憶制御手段は、記憶手段に既に記憶されている送信データを消去する場合に、その送信データのうち、送信時間が最も遅い送信データを消去する。よって、送信時間が近い送信データは消去されることなく記憶手段に記憶され続けるので、指定された送信時間にその送信データを送信先である他の装置へ送信することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1または2に記載の通信装置の奏する効果に加え、送信情報には、送信データの送信元が含まれており、記憶制御手段は、記憶手段に既に記憶されている送信データを消去する場合に、その送信データを本通信装置から送信元である1の装置へ返却する。送信データの返却は、メモリ不足により記憶手段に送信データが記憶ができない場合の一時的な処理であり、ある1の装置へ返却された送信データは再び本通信装置へ送信されて記憶手段に記憶される。よって、メモリ不足の状態でも送信元から送信データを受信して、それを送信先である他の装置へ送信することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1または2に記載の通信装置の奏する効果に加え、記憶制御手段は、記憶手段に既に記憶されている送信データを消去する場合に、その送信データを本通信装置から送信元以外の装置へ移動する。送信データの移動は、メモリ不足により記憶手段に送信データが記憶ができない場合の一時的な処理であり、送信元以外の装置へ移動された送信データは再び本通信装置に送信されて記憶手段に記憶される。よって、メモリ不足の状態でも送信元から送信データを受信して、それを送信先である他の装置へ送信することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態における通信装置を有した多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1とPC31との接続関係を示した接続図である。このMFP1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種の機能を有しており、ファクシミリ機能によるデータ送信を行うために電話回線網100と接続されている。図1に示すように、MFP1と端末装置であるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す)31とは、それぞれがLAN200と接続されており、そのLAN200を介してお互いにデータ通信を行うことができるように構成されている。これにより、PC31は、MFP1のファクシミリ機能を利用して外部装置へデータを送信することができる。
次に、MFP1とPC31との電気的構成について説明する。図2は、MFP1とPC31との電気的構成を示すブロック図である。MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、操作部15、表示部16、スピーカ部17、LANインターフェィス18、スキャナ部20、プリンタ部21、モデム22、回線制御部23、送受話器24、計時回路25とを主に有し、これらはバスライン26を介してお互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13やフラッシュメモリ14に記憶される固定値やプログラム或いは、MFP1が有している各機能の制御や、LANインターフェイス18や回線制御部23を介して送受信される各種信号に従って、バスライン26により接続された各部を制御するものである。ROM12は、このMFP1で実行される各種の制御プログラムを記憶する領域である制御プログラム領域12aが設けられた書換不能なメモリであり、例えば、後述する図5のフローチャートに示す通信のメイン処理のプログラムなどが記憶されている。RAM13は各種のデータを一時的に記憶するための書換可能なメモリである。
フラッシュメモリ14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ14に記憶されたデータは、MFP1の電源オフ後も保持される。このフラッシュメモリ14には、送信管理テーブルメモリ14a、送信データメモリ14b、未送信データメモリ14cなどの各種のメモリが設けられている。送信管理テーブルメモリ14aについて、詳細は後述するが、PC31からMFP1を介して外部装置に送信データが送信される場合に、まずPC31からMFP1に送信される送信要求が記憶されるメモリである。送信要求には、送信データの送信時間や送信先情報などの各種情報が含まれている。
送信管理テーブルメモリに14aには、データ保持フラグ14a1が設けられている。データ保持フラグ14a1は、PC31から送信要求を受信した場合に、その送信要求に対応するフラグが「0」と設定され、PC31から送信要求に対応する送信データを受信して、後述の送信データメモリ14bに記憶した場合に、その送信データに対応するフラグが「1」と設定される。また、送信データが送信データメモリ14bから削除された場合には、その送信データに対応するフラグが「0」と設定される。送信データメモリ14bは、PC31からMFP1を介して外部装置に送信される送信データを、PC31から受信して送信管理テーブルに記憶される送信時間まで記憶しておくメモリでり、その容量は16MBである。未送信データメモリ14は、ユーザ操作によりMFP1に直接送信データが入力された場合に、そのデータが記憶されるメモリである。
操作部15は、MFP1を操作するための操作入力キーにより構成されている。利用者は、操作入力キーの押下により、電源のオン/オフや、各機能の切り替えなどの操作を行うことができる。表示部16は、MFP1の各種情報を表示する液晶ディスプレイである。操作入力キーの押下に対応するメニューや動作状態などが表示される。利用者は、操作部15の操作入力キーを押下することにより、その操作入力キーの押下に対応する情報を表示部16に表示させ、送受信された送信データの各種情報を確認する事ができる。スピーカ部17は、操作部15の操作入力キーの操作音やエラー発生時の注意音、着信の呼出音を利用者に報知するものである。LANインターフェィス18は、LAN200と接続して、LAN200に接続されているPC31やその他の端末装置とデータ通信を行うものである。
スキャナ部20は、CPU11からの指示に基づいて、所定の読取位置(非図示)にセットされた原稿から画像の読み取りを行うと共に、この画像のイメージデータを生成するものである。このスキャナ部20により読み取られたイメージデータは、MFP1がFAXモードに設定されている場合には、フラッシュメモリ14の未送信データメモリ14cに記憶される。また、スキャナモードやコピーモードに設定されている場合には、RAM13における所定の記憶領域に格納される。
プリンタ部21は、CPU11からの指示に基づいて、所定の給紙位置(非図示)にセットされた記録紙への印刷を行うためのインクジェット方式のプリンタで構成されている。プリンタ部21は、記録紙を搬送する記録紙搬送用モータ(非図示)と、記録紙へインクを吐出する印字ヘッド(非図示)と、その印字ヘッドを搭載したキャリッジ(非図示)を移動させるキャリッジモータ(非図示)とを有している。
モデム22は、CPU11からの指示に基づいて、送信データメモリ14bに記憶される送信データを電話回線網100に伝送可能な画像信号に変調し、回線制御部23を介して送信したり、電話回線網100から回線制御部23を介して入力された画像信号を受信し、表示部16に表示したりプリンタ部21で印刷可能な画像データに復調するものである。回線制御部23は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出や、電話回線網100からの呼出信号の応答などの制御を行うものである。
送受話器24は、通話を行うための装置であり、マイクロフォンとスピーカとを有している。マイクロフォンは、音声を音声信号に変換して出力するものであり、また、スピーカは、入力された音声信号を音声に変換して報知するものである。送受話器24は、MFP1から取り外す操作(オフフック操作)が行われた際には、回線制御部23と電気的に接続される。また、送受話器24をMFP1の本体部に戻す操作(オンフック操作)が行われた際には、送受話器24と回線制御部23との接続が解除される。計時回路25は、現在の日時を刻む内部時計を有しており、計時を開始した日時と現在の日時とを比較して所要時間を算出する既知の回路である。
PC31は、CPU32、ROM33、RAM34、ハードディスク35、LANインターフェイス36、操作部37、表示部38とを主に有し、これらはバスライン40を介してお互いに接続されている。CPU32は、ROM33やRAM34やハードディスク35に記憶される固定値やプログラム或いは、PC31が有している各機能の制御や、LANインターフェイス36を介して送受信される各種信号に従って、バスライン40により接続された各部を制御するものである。
ROM33は、このPC31で実行される各種の制御プログラムを記憶する書換不能なメモリであり、例えば、後述する図4のフローチャートに示す通信のメイン処理のプログラムなどが記憶されている。RAM34は各種のデータを一時的に記憶するための書換可能なメモリである。
ハードディスク35は書換可能な不揮発性のメモリであり、このハードディスク35に記憶されたデータは、PC31の電源オフ後も保持される。このハードディスク35には、FAXデータ作成ソフトを記憶する領域であるFAXデータ作成ソフト領域35aが設けられており、また、ユーザがFAXデータ作成ソフトを操作して作成した送信データが記憶される未送信データメモリ35bなどの各種のメモリが設けられている。FAXデータ作成ソフト領域35aに記憶されるFAXデータ作成ソフトは、外部装置に送信する送信データを作成するアプリケーションソフトである。そのソフトにより作成された送信データは、未送信データメモリ35bに記憶され、その送信データに関する各種情報が送信要求としてMFP1に送信される。
LANインターフェィス36は、LAN200と接続して、LAN200に接続されているMFP1やその他の端末装置とデータ通信を行うものである。操作部37は、PC31を管理したり、FAXデータ作成ソフトを利用する場合に使用するものであり、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置で構成される。表示部37は、PC31を管理したり、FAXデータ作成ソフトを利用する場合に使用するものであり、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成される。
次に、図3を参照して、PC31からMFP1を介して外部装置に送信される送信データと、PC31からMFP1に送信される送信要求について説明する。図3(a)は、MFP1の送信管理テーブルメモリ14aに記憶されている送信管理テーブルの内容の一例を示したものである。図3(b)は、PC31からMFP1に送信される送信要求の内容の一例を示したものである。図3(c)は、PC31から図3(b)の送信要求を受信し、その送信要求が図3(a)の送信管理テーブルに追加された状態を示したものである。
図3(a)は、MFP1の送信管理テーブルメモリ14aに記憶されている送信管理テーブルの内容の一例を示したものである。この送信管理テーブルは、PC31からMFP1に送信された送信要求が記憶されている。この送信管理テーブルには、送信順、送信日時、送信先、送信データ量、送信元、データ保持フラグとの情報により構成されおり、このテーブルの一行の情報は、1の送信要求と対応している。「送信順」は送信要求を送信日時の早い順に並び替えた順番を示しており、「送信日時」は送信データを外部装置に送信する送信日時を示している。「送信先」は、送信データを送信する送信先の電話番号を示しているが、ここでは説明を簡単にするために送信先名を記載している。「送信データ量」は、PC31からMFP1に送信される送信データの容量を示している。「送信元」は送信データを作成した装置番号を示しているが、ここでは説明を簡単にするために送信元名を記載している。データ保持フラグは、送信要求の送信データが送信データメモリ14bに記憶されている場合に「1」、記憶されていない場合に「0」と設定されるフラグである。
この送信管理テーブルにおいて、送信順が1番目の送信要求は「2006年11月27日10時にクライアントAから甲商事へ1MBの送信データを送信する」という内容を示しており、2番目の送信要求は「2006年11月27日12時にクライアントBから乙商事に8MBの送信データを送信する」、3番目の送信要求は「2006年11月27日15時にクライアントCから丙商事に5MBのデータを送信する」、4番目の送信要求は「2006年11月29日12時にクライアントDから丁商事に7MBの送信データを送信する」という内容を示している。
本実施形態では、送信日時が現在時刻から(一例として)6時間経過未満である送信データのみを記憶する。よって、送信データメモリ14bには、送信順が1番目と2番目と3番目とに対応する送信要求の送信データが記憶されており、そのデータ保持フラグは「1」と設定されている。
図3(b)は、PC31からMFP1に送信される送信要求の内容の一例を示したものである。PC31を使用するユーザが、FAXデータ作成ソフト領域35aに記憶されたFAXデータ作成ソフトを使用して送信データを作成すると、そのデータはPC31の未送信データメモリ35bに記憶される。そして、その送信データに対応する送信要求が、FAXデータ作成ソフト領域35aに記憶されたFAXデータ作成ソフトによりMFP1に送信される。PC31からMFP1に送信される送信要求は、送信日時、送信先、送信データ量、及び送信元の情報により構成されている。図3(b)の送信要求は、クライアントBにより送信データが作成された場合の送信要求の一例であり、「2006年11月27日13時にクライアントBから乙商事に4MBの送信データ送信する」という内容を示している。
図3(c)は、PC31から図3(b)の送信要求を受信し、その送信要求が図3(a)の送信管理テーブルに追加された状態を示したものである。MFP1は、送信管理テーブルが図3(a)である場合に、PC31から図3(b)の送信要求を受信すると、送信管理テーブルにその送信要求を追加し、記憶されている送信要求を送信日時順に並び替える。この場合は、図3(c)に示すように、追加された送信要求が送信テーブルの3番目に挿入されて記憶される。
この時点の送信管理テーブルでは、送信順が4番目の送信要求「2006年11月27日15時にクライアントCから丙商事に5MBのデータを送信する」の送信データが、送信データメモリ14bに記憶されているので、データ保持フラグは「1」と設定されている。一方、3番目の送信要求「2006年11月27日13時にクライアントCから丙商事に5MBの送信データを送信する」の送信データは、送信データメモリ14bに記憶されていないので、データ保持フラグは「0」と設定されている。
MFP1は、追加された送信要求の送信日時が現在時刻から6時間未満であるので、追加された送信要求の送信データを送信データメモリ14bに記憶しようとする。しかしながら、送信データメモリ14bの全記憶容量は16MBであり、既に14MBが使用されており、あと記憶可能な容量は2MBである。この送信データの容量は4MBであり、記憶するためには2MB不足しているため、記憶することができない。また、3番目の送信要求の送信日時の方が、4番目の送信要求の送信日時よりも早いので、3番目の送信要求の送信データの方が重要である。このように、送信データメモリ14bがメモリ不足の状態では、重要な送信データを送信データメモリ14bに記憶することができず、指定時間に送信先へ送信データを送信することができない。
そこで、MFP1は、送信データメモリ14bから、4番目の送信要求の送信データをクライアントCに返却し、送信データメモリ14bから削除し、そのデータ保持フラグを「1」から「0」に変更する。そして、3番目の送信要求の送信データをクライアントCから受信して、送信データメモリ14bに記憶し、データ保持フラグを「0」から「1」に変更する。よって、メモリ不足の状態でも送信元から送信データを受信して記憶できるので、その送信データを送信日時に送信先へ送信することができる。
MFP1が実行する送信データの返却は、メモリ不足により送信データメモリ14bに送信データを記憶できない場合の一時的な処理である。PC31へ返却された送信データは、送信データメモリ14bのメモリ不足が解消されると再びMFP1へ送信されて、送信データメモリ14bに記憶される。
次に、図4を参照して、PC31のCPU32により実行される通信のメイン処理について説明する。図4は、PC31の通信のメイン処理を示すフローチャートであり、PC31の電源が投入されてから電源が遮断されるまで繰り返し行われる処理である。このメイン処理では、まず、初期化処理を行う(S1)。初期化処理として、CPU32やRAM34の初期化や、各機能の初期化などの処理を行う。次に、ユーザにより送信データが入力されたかを判断する(S2)。送信データは、ユーザがFAXデータ作成ソフト領域35aに記憶されるFAXデータ作成ソフトを操作することにより入力される。
S2の処理において、ユーザにより送信データが入力された場合は(S2:Yes)、その送信データを未送信データメモリ35bに記憶し(S3)、MFP1に対して送信データの送信要求を送信する(S4)。この送信要求には、送信日時と、送信先情報と、送信データ量と、信元情報とが含まれている。一方、S2の処理において、ユーザにより送信データが入力されていない場合は(S2:No)、S5の処理へ移る。
次に、MFP1より送信データの送信要求があるかを判断する(S5)。S5の処理において、MFP1より送信データの送信要求がある場合は(S5:Yes)、MFP1より要求された送信要求の送信データを送信し、その送信した送信データを未送信データメモリ35bから削除する(S6)。一方、MFP1より送信データの送信要求がない場合は(S5:No)、S7の処理へ移る。
次に、MFP1より送信データの返却要求があるかを判断する(S7)。S7の処理において、MFP1より送信データの返却要求がある場合は(S7:Yes)、MFP1より返却される送信データを受信して、送信データとして未送信データメモリ35bに記憶する(S8)。一方、MFP1より送信データの返却要求が無い場合は(S7:No)、S2の処理に戻る。この図4のフローチャートの処理により、MFP1は、MFP1の送信データメモリ14bがメモリ不足の場合でも、PC31に送信データを返却してメモリ不足を解消することができる。
次に、図5を参照して、MFP1のCPU11により実行される通信のメイン処理について説明する。図5は、MFP1の通信のメイン処理を示すフローチャートであり、MFP1の電源が投入されてから電源が遮断されるまで繰り返し行われる処理である。このメイン処理では、まず、初期化処理を行う(S11)。初期化処理として、CPU32やRAM34の初期化や、各機能の初期化などの処理を行う。次に、ユーザにより送信データが入力されたかを判断する(S12)。MFP1は、PC31と同様に送信データを作成して、そのデータを外部装置に送信することができる。送信データは、ユーザがMFP1を操作して原稿を読み込ませることにより入力される。
S12の処理において、ユーザにより送信データが入力された場合は(S12:Yes)、その送信データを未送信データメモリ14cに記憶する(S13)。そして、その記憶した送信データの送信要求を送信管理テーブルメモリ14aに記憶し、その送信要求のデータ保持フラグを「0」と設定する(S14)。一方、S12の処理において、ユーザにより送信データが入力されていない場合は(S12:No)、S15の処理に移る。
次に、送信元(PC31)より新たな送信要求があるかを判断する(S15)。S15の処理において、送信元より新たな送信要求がある場合は(S15:Yes)、送信元より送信された送信要求を受信し、送信管理テーブルメモリ14aに記憶し、その送信要求のデータ保持フラグを「0」と設定する(S16)。一方、S15の処理において、送信元より新たな送信要求が無い場合は(S15:No)、S17の処理に移る。
次に、送信管理テーブルメモリ14aにおいて、送信日時の所定時間経過前(本実施形態では、6時間経過前)であり、且つ、データ保持フラグが「0」の送信要求があるかを判断する(S17)。S17の処理において、送信日時の所定時間前であり、且つ、データ保持フラグが「0」の送信要求がある場合は(S17:Yes)、その送信要求の送信データを受信すると、送信データメモリ14bがフル(16MBを超える)となるかを判断する(S18)。一方、S17の処理において、送信日時の所定時間前であり、且つ、データ保持フラグが「0」の送信要求がない場合は(S17:No)、S26の処理に移る。
S18の処理において、送信データを受信すると送信データメモリ14bがフルになる場合は(S18:Yes)、受信する送信データの送信日時が、送信データメモリ14bに記憶されている送信データの送信日時よりも早いかを判断する(S19)。S19の処理において、受信する送信データの送信日時が、送信データメモリ14bに記憶されている送信データの送信日時よりも早い場合は(S19:Yes)、送信データメモリ14bに記憶されている送信データのうち、最も送信日時が遅い送信データを送信元へ返却して(S20)、返却した送信データの情報を削除し(S21)、送信管理テーブルメモリ14aにおいて、返却した送信データの送信要求のデータ保持フラグを「0」と設定する(S22)。そして、S18の処理に戻る。
一方、S18の処理において、送信データを受信しても送信データメモリ14bがフルとならない場合は(S18:No)、送信データをMFP1に送信するように送信元に要求する(S23)。そして、送信元から送信データを受信し、送信データメモリ14bに記憶する(S24)。さらに、送信管理テーブルメモリ14aにおいて、受信した送信データの送信要求のデータ保持フラグを「1」と設定する(S25)。
次に、送信管理テーブルメモリ14aにおいて、送信日時であり、且つ、データ保持フラグが「1」である送信データがあるかを判断する(S26)。S26の処理において、送信日時であり、且つ、データ保持フラグが「1」である送信データがある場合は(S26:Yes)、その送信先へ送信データを送信し(S27)、送信管理テーブルメモリ14a及び送信データメモリ14bから、送信した送信データの情報を削除し(S28)、S12の処理に戻る。一方、S26の処理において、送信日時であり、且つ、データ保持フラグが「1」である送信データが無い場合は(S26:No)、S12の処理に戻る。
本実施の形態により、PC31からMFP1を介して外部装置に送信データが送信される場合に、MFP1がメモリ不足の状態でも、送信時間の遅い送信データをPC31に返却してメモリ不足を解消し、送信時間の早い送信データをPC31から受信して記憶することが可能である。よって、PC31から受信した送信データを指定された送信時間に送信先である外部装置へ送信することができる。
なお、請求項に記載の情報受信手段は、図5に示すフローチャートのS16の処理が該当し、データ受信手段は、図5に示すフローチャートのS23,S24の処理が該当し、判定手段は、図5に示すフローチャートのS18の処理が該当し、記憶制御手段は、図5に示すフローチャートのS18,S19,S20,S21,S22の処理が該当し、比較手段は、図5に示すフローチャートのS19の処理が該当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、送信データメモリ14bのメモリ不足を解消するために、送信データを一時的に送信元に返却して、その送信データを削除することでメモリ不足を解消しているが、送信データを一時的に他の外部装置へ移動してメモリ不足を解消しても良い。MFP1から送信元へ返却される送信データを、送信元の装置がメモリ不足となったり、データ通信が行えないなどにより記憶できない場合は、他の外部装置へ移動することにより、MFP1の送信データメモリ14bのメモリ不足を解消することができる。この送信データの移動は、メモリ不足により送信データメモリ14bに送信データを記憶できない場合の一時的な処理である。他の外部装置へ移動した送信データは、送信データメモリ14bのメモリ不足が解消されると、MFP1により受信して、再び送信データメモリ14bに記憶する。
MFPとPCとの接続関係を示す接続図である。 MFPとPCとの電気的構成を示すブロック図である。 MFPに記憶される送信管理テーブルと、PCからMFPに送信される送信要求とを概略的に示した図である。 PCの通信のメイン処理を示すフローチャートである。 MFPの通信のメイン処理を示すフローチャートである。
1 MFP(通信装置)
14a 送信管理テーブルメモリ
14b 送信データメモリ(記憶手段)
31 PC(1の装置)
S16 MFPの通信のメイン処理(情報受信手段)
S18 MFPの通信のメイン処理(判定手段)
S19 MFPの通信のメイン処理(比較手段)
S23、S24 MFPの通信のメイン処理(データ受信手段)
S18、S19、S20、S21、S22 MFPの通信のメイン処理(記憶制御手段)

Claims (4)

  1. 1の装置から他の装置へ送信される送信データを受信するデータ受信手段と、
    そのデータ受信手段により受信された前記送信データを記憶する記憶手段と、
    前記データ受信手段により前記送信データを受信するのに先立ち、当該送信データの送信データ容量と前記送信データを前記他の装置へ送信する送信時間と前記送信データの送信先とを含む送信情報を受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段により受信した前記送信情報を記憶する管理手段と、
    前記管理手段に記憶される前記送信情報に基づき、現在時刻から前記送信時間までの時間が所定時間以上である送信データの受信を禁止する禁止手段と、
    現在時刻から、前記管理手段に記憶されるいずれかの送信時間までの時間が所定時間未満であり、且つ、その送信時間に送信すべき送信データが前記記憶手段に記憶されていない場合、当該送信データを前記記憶手段に記憶可能か否かを、前記管理手段に記憶される前記送信データ容量に基づいて判定する判定手段と、
    その判定手段により前記記憶手段に記憶できないと判定された送信データの送信時間と、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データの送信時間とを比較する比較手段と、
    その比較手段により前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データの送信時間が、前記記憶手段に記憶できないと判定された前記送信データの送信時間よりも遅い場合、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを前記記憶手段から消去し、且つ、前記判定手段により判定された前記送信データを前記データ受信手段により受信して前記記憶手段に記憶するように制御する記憶制御手段と、
    その記憶制御手段により前記記憶手段に記憶された送信データをその送信データに対応する送信時間に前記他の装置へ送信する送信手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記記憶制御手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを消去する場合に、その送信データのうち、前記送信時間が最も遅い前記送信データを消去することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記送信情報には、前記送信データの送信元が含まれており、
    前記記憶制御手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを消去する場合に、その送信データを送信元へ返却することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記記憶制御手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記送信データを消去する場合に、その送信データを前記送信元以外の装置へ移動することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
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