JP2005291056A - 故障診断装置付きegrシステムを備えたエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】 EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方においてEGR弁を含むEGRシステムの挙動に正確に連動して高精度で以ってEGRガス温度を検出可能として、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知し得るEGRシステムを備えたエンジンを提供する。
【解決手段】 エンジンのEGRガスを、EGR弁によって開閉されるEGR通路を通して吸気通路に還流するEGRシステムを備えたエンジンにおいて、前記EGR通路の吸気通路との合流部の近傍にEGRガスの温度を検出するEGRガス温度センサを設けるとともに、前記吸気通路における吸気温度を検出する吸気温度センサを設け、EGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差に基づきEGRシステムの故障の有無を診断するEGR故障診断装置を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 エンジンのEGRガスを、EGR弁によって開閉されるEGR通路を通して吸気通路に還流するEGRシステムを備えたエンジンにおいて、前記EGR通路の吸気通路との合流部の近傍にEGRガスの温度を検出するEGRガス温度センサを設けるとともに、前記吸気通路における吸気温度を検出する吸気温度センサを設け、EGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差に基づきEGRシステムの故障の有無を診断するEGR故障診断装置を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両用、産業用等のEGR(排気ガス再循環)システムを備えたエンジンに適用され、EGRガス温度の検出値を用いてEGRシステムの故障の有無を診断するEGR故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジンに関する。
エンジンの排気ガスの一部で構成されるEGRガスを、EGR弁によって開閉されるEGR通路を通して吸気通路に還流するEGR(排気ガス再循環)システムを備えたエンジンにおいては、前記EGR弁の作動不良や破損等のEGRシステムにおける故障の発生を検知して、迅速な対処を行うための手段として、例えば特許文献1(特開2000−34954号公報)に開示されているように、EGR通路におけるEGR弁下流側(吸気通路側)のEGRガス温度を検出して、該EGRガス温度の検出値がEGRシステムにおける故障判定条件にあるか否かで、EGRシステムの故障の有無を判断する技術が提案されている。
前記特許文献1の技術においては、EGR通路のEGR弁の下流側(吸気通路側)にEGRガス温度を検出するEGRガス温度センサを設置し、該EGRガス温度センサからのEGRガス温度の検出値をEGR故障診断を行うコントローラに入力し、該コントローラにおいて予めEGR弁の故障判定の基準値としてEGR弁開時の最低温度を設定し、EGR弁の開弁信号が出されている時に、EGRガス温度の検出値が前記最低温度よりも低い状態が一定時間以上続いたら、EGR弁が閉弁状態でスティックしているものと判断するように構成されている。
前記特許文献1の技術にあっては、EGRガス温度を検出するEGRガス温度センサは、EGR通路のEGR弁の下流側(吸気通路側)に設置してはいるが、設置場所は特定されていないため、EGR弁に近い位置等、設置場所によってはEGR弁の閉弁時におけるEGRガス温度の低下あるいはEGR弁の開弁時におけるEGRガス温度の上昇の検出量が小さくなって、かかる小さな温度検出量では、EGR弁の挙動を正確に検知してEGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知するのが困難となる。
また、かかる従来技術にあっては、EGR弁の開弁信号が出されている時に、EGRガス温度の検出値が、予め設定されたEGR弁開時の前記最低温度よりも低い状態が一定時間以上続いたときEGR弁に故障を判断しているにとどまり、つまりEGR弁の開弁時においてEGR弁の故障診断をしているにとどまり、EGR弁が閉弁した後におけるEGRガス温度の変化を用いてEGR弁を含むEGRシステムの故障診断を行うようになってはいない。
従って、本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方においてEGR弁を含むEGRシステムの挙動に正確に連動して、高精度で以ってEGRガス温度を検出可能として、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知し得るEGRシステムを備えたエンジンを提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、エンジンの排気ガスの一部で構成されるEGRガスを、EGR弁によって開閉されるEGR通路を通して吸気通路に還流するEGR(排気ガス再循環)システムを備えたエンジンにおいて、前記EGR通路の前記吸気通路との合流部の近傍に前記EGRガスの温度を検出するEGRガス温度センサを設けるとともに、前記吸気通路における吸気の温度を検出する吸気温度センサを設け、さらに、該EGRガス温度センサから入力されるEGRガス温度の検出値と前記吸気温度センサから入力される吸気温度の検出値との温度差に基づき前記EGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断するEGR故障診断装置を備えたことを特徴とする。
EGRシステムを備えたエンジンにおいて、EGRシステムの故障、特にEGR弁の故障を正確に検知する手段としては、前記特許文献1のように、EGR通路におけるEGRガス温度の変化を検出する手段が多く用いられているが、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知するには、かかる手段のみでは十分ではない。
そこでかかる発明においては、EGRガスの温度を検出するEGRガス温度センサを、EGR通路の吸気通路との合流部の近傍に設置するとともに、前記吸気通路に吸気の温度を検出する吸気温度センサを設置し、該EGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いてかかる課題を解決している。
即ち、かかる発明によれば、EGR弁の閉弁により、EGR通路における該EGR弁の下流側つまり該EGR弁とEGR通路の吸気通路への合流部との間におけるEGRガスの温度が低下する過程で、前記合流部近傍のEGR通路内におけるEGRガスが吸気通路を流れる低温の吸気によって冷却されることから、該合流部近傍のEGR通路の温度低下量が大きくなり、かかる部位にEGRガス温度センサを設置してEGRガス温度を検出し、このEGRガス温度の検出値を用いることにより、EGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度を検出できる。
そして、EGR故障診断装置において、前記のようにEGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いてEGRシステムの故障の有無を判定するので、吸気温度の変動があっても、これの影響を受けることなくEGRガス温度の変動のみを明確に検出可能となって、かかる温度差を用いて、EGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断することにより、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知することができる。
即ち、かかる発明によれば、EGR弁の閉弁により、EGR通路における該EGR弁の下流側つまり該EGR弁とEGR通路の吸気通路への合流部との間におけるEGRガスの温度が低下する過程で、前記合流部近傍のEGR通路内におけるEGRガスが吸気通路を流れる低温の吸気によって冷却されることから、該合流部近傍のEGR通路の温度低下量が大きくなり、かかる部位にEGRガス温度センサを設置してEGRガス温度を検出し、このEGRガス温度の検出値を用いることにより、EGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度を検出できる。
そして、EGR故障診断装置において、前記のようにEGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いてEGRシステムの故障の有無を判定するので、吸気温度の変動があっても、これの影響を受けることなくEGRガス温度の変動のみを明確に検出可能となって、かかる温度差を用いて、EGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断することにより、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知することができる。
従ってかかる発明によれば、吸気の冷却によって、EGR通路の温度低下量及び温度低下速度がEGR弁寄りの部位よりも大きくなる吸気通路との合流部近傍のEGR通路におけるEGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いてEGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断するので、EGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度を用いることができるとともに、吸気温度の変動の影響を受けることなく、EGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断することが可能となって、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知することができる。
さらに、かかる発明によれば、EGR弁の開弁時においても、EGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いて、EGR弁の開弁による温度上昇が少なく前記温度差が予め設定された前記温度差の目標値よりも小さくなっているとき、前記EGRシステムの故障を判定することもできる。
よってかかる発明によれば、EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方において、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知することが可能となる。
さらに、かかる発明によれば、EGR弁の開弁時においても、EGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いて、EGR弁の開弁による温度上昇が少なく前記温度差が予め設定された前記温度差の目標値よりも小さくなっているとき、前記EGRシステムの故障を判定することもできる。
よってかかる発明によれば、EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方において、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知することが可能となる。
かかる発明において好ましくは、EGR故障診断装置は、前記EGR弁の閉弁時にはEGRガス温度の検出値と前記吸気温度の検出値との温度差が予め設定された目標温度差よりも大きくなったとき、あるいは前記EGR弁の開弁時にはEGRガス温度の検出値と前記吸気温度の検出値との温度差が目標温度差よりも小さくなったときに前記EGRシステムの故障を判定するように構成されてなる。
このように構成すれば、EGR故障診断装置において、EGRシステムの故障時におけるEGRガス温度と吸気温度と温度差の基準値(目標値)を予め設定しておき、常時、前記のように高い検出精度及び検出速度で検出されたEGRガス温度と吸気温度との温度差の検出値と前記温度差の基準値とを比較してEGRシステムの故障判定を行うので、EGRシステムの故障を正確に検知することができる。
このように構成すれば、EGR故障診断装置において、EGRシステムの故障時におけるEGRガス温度と吸気温度と温度差の基準値(目標値)を予め設定しておき、常時、前記のように高い検出精度及び検出速度で検出されたEGRガス温度と吸気温度との温度差の検出値と前記温度差の基準値とを比較してEGRシステムの故障判定を行うので、EGRシステムの故障を正確に検知することができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記EGRガス温度センサを、前記合流部の近傍における吸気流下流側の部位に設ける。
このように構成すれば、吸気の冷却によってEGR通路の温度低下量及び温度低下速度が最も大きくなる、EGR通路の吸気通路との合流部の吸気流下流側の部位にEGRガス温度センサを設置したので、EGRシステムの故障によるEGRガス温度と吸気温度との温度差の変化の検出精度及び検出速度を、より上げることができる。
このように構成すれば、吸気の冷却によってEGR通路の温度低下量及び温度低下速度が最も大きくなる、EGR通路の吸気通路との合流部の吸気流下流側の部位にEGRガス温度センサを設置したので、EGRシステムの故障によるEGRガス温度と吸気温度との温度差の変化の検出精度及び検出速度を、より上げることができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記EGRガス温度センサを、前記合流部の近傍における吸気流下流側の部位を含む2箇所に設ける。
このように構成すれば、一方側のEGRガス温度センサが故障した場合でも、前記合流部の近傍設置した他のEGRガス温度センサで、故障したEGRガス温度センサと同程度の検出精度及び検出速度で以ってEGRシステムの故障検知を補完できる。
このように構成すれば、一方側のEGRガス温度センサが故障した場合でも、前記合流部の近傍設置した他のEGRガス温度センサで、故障したEGRガス温度センサと同程度の検出精度及び検出速度で以ってEGRシステムの故障検知を補完できる。
また、かかる発明において好ましくは、前記EGR故障診断装置に、該EGR故障診断装置における前記EGRシステムの故障判定結果を表示する表示装置を接続する。
このように構成すれば、EGR故障診断装置の判定によるEGRシステムの故障の有無を、時々刻々表示装置に表示することにより、作業者は迅速にEGRシステムの故障を検知して対策を行うことができる。
このように構成すれば、EGR故障診断装置の判定によるEGRシステムの故障の有無を、時々刻々表示装置に表示することにより、作業者は迅速にEGRシステムの故障を検知して対策を行うことができる。
本発明によれば、吸気の冷却によって、EGR通路の温度低下量及び温度低下速度がEGR弁寄りの部位よりも大きくなる吸気通路との合流部近傍のEGR通路におけるEGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いてEGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断するので、EGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度を用いることができるとともに、吸気温度の変動の影響を受けることなく、EGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断することが可能となって、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知することができる。
さらに、本発明によれば、EGR弁の開弁時においても、EGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いて、該温度差が予め設定された前記温度差の目標値よりも小さくなっているとき、前記EGRシステムの故障を判定することもできる。
よって本発明によれば、EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方において、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知することが可能となる。
よって本発明によれば、EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方において、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知することが可能となる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例に係る故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジンの全体構成図、図2は制御ブロック図、図3はEGRシステムの故障診断作用説明用の線図である。
図1は本発明の実施例に係る故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジンの全体構成図、図2は制御ブロック図、図3はEGRシステムの故障診断作用説明用の線図である。
実施例を示す図1(A)において、100はエンジン、105は該エンジン100の吸気通路、104は排気通路である。102は前記排気通路104の途中から分岐されて前記吸気通路105に接続されるEGR通路で、前記排気通路104を通流する排気ガスの一部で構成されるEGRガスを前記吸気通路105へ還流する。106は該EGR通路102の前記吸気通路105への合流部を示す。
前記EGR通路102には、上流側(排気通路104側)から順に、該EGR通路102に導入された前記EGRガスを冷却するEGRクーラ103及び該EGR通路102を開閉するEGR弁101が配設されている。前記EGR弁101は、前記EGRガスの流量を調整する機能も備えている。
前記EGR通路102には、上流側(排気通路104側)から順に、該EGR通路102に導入された前記EGRガスを冷却するEGRクーラ103及び該EGR通路102を開閉するEGR弁101が配設されている。前記EGR弁101は、前記EGRガスの流量を調整する機能も備えている。
1は前記EGR通路102に設置された下流側温度センサで、前記EGR通路102の吸気通路105との合流部106の近傍つまり該合流部106の直上流部位に設置されてEGRガスの温度を検出するものである。該下流側温度センサ1は、図1(B)に示すように、前記合流部106の近傍における吸気流(矢印)の下流側の部位に設置されている。
2は前記EGR通路102に設置された上流側温度センサで、前記EGR通路102の吸気通路105との合流部106の近傍に設置されてEGRガスの温度を検出するものである。該上流側温度センサ2は、図1(B)に示すように、前記合流部106の近傍における前記下流側温度センサ1と同一断面位置に、該下流側温度センサ1に対して円周方向に所定角度(この例では90°)ずらして設けられている。尚、該上流側温度センサ2は必要に応じて省略することもできる。
6は前記吸気通路105に取り付けられて吸気温度を検出する吸気温度センサである。
3は前記エンジン100の回転数(エンジン回転数)を検出する回転検出器、4は前記EGR弁101の開閉タイミング(EGR弁101の開弁、閉弁の時間変化)を検出するEGR弁開度センサである。また、7はアクセル開度検出器である。
2は前記EGR通路102に設置された上流側温度センサで、前記EGR通路102の吸気通路105との合流部106の近傍に設置されてEGRガスの温度を検出するものである。該上流側温度センサ2は、図1(B)に示すように、前記合流部106の近傍における前記下流側温度センサ1と同一断面位置に、該下流側温度センサ1に対して円周方向に所定角度(この例では90°)ずらして設けられている。尚、該上流側温度センサ2は必要に応じて省略することもできる。
6は前記吸気通路105に取り付けられて吸気温度を検出する吸気温度センサである。
3は前記エンジン100の回転数(エンジン回転数)を検出する回転検出器、4は前記EGR弁101の開閉タイミング(EGR弁101の開弁、閉弁の時間変化)を検出するEGR弁開度センサである。また、7はアクセル開度検出器である。
10はEGR故障診断装置で、前記下流側温度センサ1及び上流側温度センサ2からEGRガス温度の検出値が、前記吸気温度センサ6から吸気温度の検出値がそれぞれ入力されるとともに、前記EGR弁開度センサ4からEGR弁101の開閉タイミングの検出値が入力され、さらに前記回転検出器3からエンジン回転数の検出値が入力され、アクセル開度検出器7からアクセル開度の検出値が入力され、前記EGRガス温度、吸気温度、EGR弁101の開閉タイミング、エンジン回転数及びアクセル開度等の検出値に基づき、後述するような演算、制御を行って、前記EGR弁101を含むEGRシステムの故障の有無を診断するものである。5は該EGR故障診断装置10に接続された表示装置で、該EGR故障診断装置10におけるEGRシステムの故障判定結果を表示するものである。
次に、図2に基づきかかる故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジンの動作を説明する。前記下流側温度センサ1及び上流側温度センサ2からのEGRガス温度の検出値、並びに前記吸気温度センサ6からの吸気温度の検出値は前記EGR故障診断装置10の温度比較部11に入力される。また、前記EGR弁開度センサ4からのEGR弁101の開閉タイミングの検出値も前記温度比較部11に入力される。一方、前記回転検出器3からのエンジン回転数の検出値及びアクセル開度検出器7からのアクセル開度の検出値は前記EGR故障診断装置10の温度設定部12に入力される。
ここで、図3の(A)は前記EGR弁101の開弁、閉弁の時間変化を示している。また、図3の(B)及び(C)は、前記EGR弁101の開弁、閉弁に伴う下流側温度センサ1設置部近傍と前記EGR弁101の直下流部位とのEGRガス温度の時間変化の比較を示している。また、図3の(D)は吸気温度Tsの時間変化を示している。
前記温度設定部12においては、EGR弁101の閉弁後(図3の(A))において、EGRガスの温度T1及び該温度T1からΔT低下後の温度T2(図3の(B))と前記吸気温度Tsとの温度差ΔTsの、EGRシステムが故障していると判断される基準値(目標値)ΔTs0、つまりEGR弁101の閉弁後にEGRガス温度Tの低下が小さく該EGRガス温度Tと吸気温度Tsとの温度差ΔTsが該基準値ΔTs0よりも大きくなったとき、EGRシステムが故障していると判断される温度差(ΔTs0)が、エンジン回転数に対応して設定されている。
前記温度設定部12においては、EGR弁101の閉弁後(図3の(A))において、EGRガスの温度T1及び該温度T1からΔT低下後の温度T2(図3の(B))と前記吸気温度Tsとの温度差ΔTsの、EGRシステムが故障していると判断される基準値(目標値)ΔTs0、つまりEGR弁101の閉弁後にEGRガス温度Tの低下が小さく該EGRガス温度Tと吸気温度Tsとの温度差ΔTsが該基準値ΔTs0よりも大きくなったとき、EGRシステムが故障していると判断される温度差(ΔTs0)が、エンジン回転数に対応して設定されている。
また、前記温度設定部12においては、EGR弁101の開弁後において、EGRガスの温度T2及び該温度T2からΔT上昇後の温度T1と前記吸気温度Tsとの温度差ΔTsの、EGRシステムが故障していると判断される基準値(目標値)ΔTs0、つまりEGR弁101の開弁後にEGRガス温度Tの上昇が小さく該EGRガス温度Tと吸気温度Tsとの温度差ΔTsが該基準値ΔTs0よりも小さくなったとき、EGRシステムが故障していると判断される温度差(ΔTs0)が、エンジン回転数に対応して設定されている。
そして前記温度比較部11においては、前記EGR弁開度センサ4からのEGR弁101の閉弁信号発信後の、前記下流側温度センサ1からのEGRガスの温度T1からΔT低下後の温度T2と前記吸気温度Tsとの検出温度差ΔTsと前記温度設定部12に設定されているEGRシステムが故障していると判断される基準値(目標値)ΔTs0とを比較し、その比較結果をEGR故障判定部13に入力する。
EGR故障判定部13においては、前記EGR弁101閉弁後の温度降下が小さく、前記検出温度差ΔTsが前記基準値(目標値)ΔTs0よりも大きくなっているとき(ΔTs>ΔTs0)、EGR弁101を含むEGRシステムに故障が発生しているものと判定して、その判定結果を前記表示装置5に出力する。該表示装置5は、前記EGR故障診断装置10におけるEGRシステムの故障判定結果を表示する。
尚、前記EGRガス温度及び吸気温度の検出値による前記検出温度差ΔTsが前記基準値(目標値)ΔTs0よりも小さくなっているとき(ΔTs≦ΔTs0)、前記EGRシステムは故障を発生することなく順調に運転されているものと判定する。
EGR故障判定部13においては、前記EGR弁101閉弁後の温度降下が小さく、前記検出温度差ΔTsが前記基準値(目標値)ΔTs0よりも大きくなっているとき(ΔTs>ΔTs0)、EGR弁101を含むEGRシステムに故障が発生しているものと判定して、その判定結果を前記表示装置5に出力する。該表示装置5は、前記EGR故障診断装置10におけるEGRシステムの故障判定結果を表示する。
尚、前記EGRガス温度及び吸気温度の検出値による前記検出温度差ΔTsが前記基準値(目標値)ΔTs0よりも小さくなっているとき(ΔTs≦ΔTs0)、前記EGRシステムは故障を発生することなく順調に運転されているものと判定する。
また、次の動作により、EGRシステムの故障発生の有無の判定を行うこともできる。
即ち、前記温度比較部11においては、前記EGR弁101の開弁信号発信後の、前記下流側温度センサ1からのEGRガス温度の検出値における温度上昇ΔT後の最高温度T1と前記吸気温度Tsとの最高検出温度差ΔTs1と前記温度設定部12に設定されている最高検出温度差の基準値(目標値)ΔTs10とを比較し、その比較結果をEGR故障判定部13に入力する。
EGR故障判定部13においては、前記最高検出温度差ΔTs1が前記基準値(目標値)ΔTs10よりも小さくなっているとき(ΔTs10>ΔTs1)、EGR弁101を含むEGRシステムに故障が発生しているものと判定して、その判定結果を前記表示装置5に出力する。該表示装置5は、前記EGR故障診断装置10におけるEGRシステムの故障判定結果を表示する。
尚、前記最高検出温度差ΔTs1が前記基準値(目標値)ΔTs10よりも上昇しているとき(ΔTs10≦ΔTs1)、前記EGRシステムは故障を発生することなく順調に運転されているものと判定する。
以上のような、EGR故障診断装置10による演算、制御により、EGR弁101を含むEGRシステムの故障を正確に検知することができる。
即ち、前記温度比較部11においては、前記EGR弁101の開弁信号発信後の、前記下流側温度センサ1からのEGRガス温度の検出値における温度上昇ΔT後の最高温度T1と前記吸気温度Tsとの最高検出温度差ΔTs1と前記温度設定部12に設定されている最高検出温度差の基準値(目標値)ΔTs10とを比較し、その比較結果をEGR故障判定部13に入力する。
EGR故障判定部13においては、前記最高検出温度差ΔTs1が前記基準値(目標値)ΔTs10よりも小さくなっているとき(ΔTs10>ΔTs1)、EGR弁101を含むEGRシステムに故障が発生しているものと判定して、その判定結果を前記表示装置5に出力する。該表示装置5は、前記EGR故障診断装置10におけるEGRシステムの故障判定結果を表示する。
尚、前記最高検出温度差ΔTs1が前記基準値(目標値)ΔTs10よりも上昇しているとき(ΔTs10≦ΔTs1)、前記EGRシステムは故障を発生することなく順調に運転されているものと判定する。
以上のような、EGR故障診断装置10による演算、制御により、EGR弁101を含むEGRシステムの故障を正確に検知することができる。
かかる実施例によれば、EGR弁101の閉弁により、EGR通路102におけるEGR弁101とEGR通路102の吸気通路105への合流部106との間におけるEGRガスの温度が低下する過程で、前記合流部106近傍のEGR通路102内におけるEGRガスが吸気通路を流れる低温の吸気によって冷却されることから、該合流部106近傍のEGR通路の温度低下量が大きくなり、かかる部位に下流側温度センサ1あるいは上流側温度センサ2を設置してEGR弁の挙動に正確に追従したEGRガス温度を検出し、EGR故障診断装置において、前記のようにEGR弁101の挙動に正確に追従したEGRガス温度の検出値と吸気温度の検出値との温度差を用いてEGRシステムの故障の有無を判定するので、吸気温度の変動があっても、これの影響を受けることなくEGRガス温度の変動のみを明確に検出可能となる。
従って実施例によれば、前記温度差を用いて、EGR弁101を含むEGRシステムの故障の有無を診断することにより、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知することができる。
従って実施例によれば、前記温度差を用いて、EGR弁101を含むEGRシステムの故障の有無を診断することにより、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知することができる。
さらに、かかる実施例によれば、前記のように、EGR弁101の開弁時においても、下流側あるいは上流側温度センサ1、2の検出値を用いて、前記EGR弁101の開弁信号発信後における温度上昇ΔT後の最高温度T1と前記吸気温度Tsとの最高検出温度差ΔTs1と最高検出温度差の基準値(目標値)ΔTs10とを比較し、前記最高検出温度差ΔTs1が前記基準値ΔTs10よりも低くなったことを検知することにより、前記EGRシステムの故障を判定することもできる。
従ってかかる実施例によれば、EGR弁101の閉弁時及び開弁時の双方において、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知することが可能となる。
従ってかかる実施例によれば、EGR弁101の閉弁時及び開弁時の双方において、EGRシステムの故障を迅速かつ正確に検知することが可能となる。
本発明によれば、EGR弁の閉弁時及び開弁時の双方においてEGR弁を含むEGRシステムの挙動に正確に連動し、高精度で以ってEGRガス温度を検出可能として、EGRシステムの故障を正確かつ迅速に検知し得るEGRシステムを備えたエンジンを提供できる。
1 下流側温度センサ
2 上流側温度センサ
3 回転検出器
4 EGR弁開度センサ
5 表示装置
6 吸気温度センサ
7 アクセル開度検出器
10 EGR故障診断装置
100 エンジン
101 EGR弁
102 EGR通路
103 EGRクーラ
104 排気通路
105 吸気通路
106 合流部
2 上流側温度センサ
3 回転検出器
4 EGR弁開度センサ
5 表示装置
6 吸気温度センサ
7 アクセル開度検出器
10 EGR故障診断装置
100 エンジン
101 EGR弁
102 EGR通路
103 EGRクーラ
104 排気通路
105 吸気通路
106 合流部
Claims (5)
- エンジンの排気ガスの一部で構成されるEGRガスを、EGR弁によって開閉されるEGR通路を通して吸気通路に還流するEGR(排気ガス再循環)システムを備えたエンジンにおいて、前記EGR通路の前記吸気通路との合流部の近傍に前記EGRガスの温度を検出するEGRガス温度センサを設けるとともに、前記吸気通路における吸気の温度を検出する吸気温度センサを設け、さらに、該EGRガス温度センサから入力されるEGRガス温度の検出値と前記吸気温度センサから入力される吸気温度の検出値との温度差に基づき前記EGR弁を含むEGRシステムの故障の有無を診断するEGR故障診断装置を備えたことを特徴とする故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジン。
- 前記EGR故障診断装置は、前記EGR弁の閉弁時にはEGRガス温度の検出値と前記吸気温度の検出値との温度差が予め設定された目標温度差よりも大きくなったとき、あるいは前記EGR弁の開弁時にはEGRガス温度の検出値と前記吸気温度の検出値との温度差が目標温度差よりも小さくなったときに前記EGRシステムの故障を判定するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジン。
- 前記EGRガス温度センサを、前記合流部の近傍における吸気流下流側の部位に設けたことを特徴とする請求項1記載の故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジン。
- 前記EGRガス温度センサを、前記合流部の近傍における吸気流下流側の部位を含む2箇所に設けたことを特徴とする請求項1記載の故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジン。
- 前記EGR故障診断装置に、該EGR故障診断装置における前記EGRシステムの故障判定結果を表示する表示装置を接続したことを特徴とする請求項1記載の故障診断装置付きEGRシステムを備えたエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004105825A JP2005291056A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 故障診断装置付きegrシステムを備えたエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004105825A JP2005291056A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 故障診断装置付きegrシステムを備えたエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005291056A true JP2005291056A (ja) | 2005-10-20 |
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ID=35324280
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2004105825A Pending JP2005291056A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 故障診断装置付きegrシステムを備えたエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005291056A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008223554A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気再循環装置 |
| JP2011157936A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Mitsubishi Motors Corp | 排気再循環装置の診断装置 |
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-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004105825A patent/JP2005291056A/ja active Pending
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| CN102652218A (zh) * | 2010-12-09 | 2012-08-29 | 丰田自动车株式会社 | Egr 装置的异常检测装置 |
| JP5282848B2 (ja) * | 2010-12-09 | 2013-09-04 | トヨタ自動車株式会社 | Egr装置の異常検出装置 |
| US8631691B2 (en) | 2010-12-09 | 2014-01-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Abnormality detection device for EGR device |
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