JP2005291034A - エンジンの吸気構造 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】この発明の目的は、組付性を向上させることができ、エアクリーナアウトレット通路を短く形成することができ、ボンネットとエンジンとの間のスペースを確保しつつケース構造体をエンジンに支持させることにある。
【解決手段】この発明は、エンジンの吸気構造において、ケース構造体はロアケースとアッパケースとを有し、ロアケースにロア側フィルタ収容部を設け、アッパケースにレゾネータ共鳴部とアッパ側フィルタ収容部とエアクリーナ通路部とを設け、エアクリーナ通路部を介してレゾネータ共鳴部とアッパ側フィルタ収容部とを連結させ、ロア側フィルタ収容部及びアッパ側フィルタ収容部をエンジンの吸気マニホルド上方に配設するとともにレゾネータ共鳴部をエンジンのシリンダヘッド上面に配設し、ケース構造体をエンジンに支持させたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明はエンジンの吸気構造に係り、特に、組付性を向上させることができ、エアクリーナアウトレット通路を短く形成することができ、吸気マニホルド上方のスペースを利用して上下方向の厚さを有するエアクリーナを配置することができ、ボンネットとエンジンとの間のスペースを確保しつつケース構造体をエンジンに支持させることができるエンジンの吸気構造に関するものである。
車両のエンジンルームに搭載したエンジンには、エアクリーナ、レゾネータ、エアクリーナインレットダクト、レゾネータダクト等からなる吸気系部品を配設した吸気構造を設けている。
このようなエンジンの吸気構造としては、共鳴ケースをシリンダヘッドの上部に配設し、共鳴ケースの側方であってトランスミッションの上方にエアクリーナケースを配設し、エアクリーナケースとトランスミッションとの間にレゾネータを配設したものがある。
特開2002−155818号公報 また、従来のエンジンの吸気構造としては、空気流路をもつ下側部材と、下側部材と一体的に結合された上側部材と、上側部材に一体形成されたエアクリーナロアと、エアクリーナロアに着脱自在なエアクリーナアッパとからなり、前記空気流路がエアダクトを構成し、下側部材及び上側部材がエンジンカバー部を構成したものがある。 特開2001−234821号公報 さらに、従来のエンジンの吸気構造としては、エアフィルタ配置空間と吸気出口と取付手段とを有するエアクリーナ本体と、先端部に外気入口を有するとともにエアフィルタ配置空間に連通する外気導入通路を構成し且つエアクリーナ本体と一体の支持腕兼用外気導入通路部材と、支持腕兼用外気導入通路部材に一体的に設けられたレゾネータとを備えたものがある。 特開1997−158800号公報
ところで、従来のエンジンの吸気構造においては、前記特許文献1に開示されるように、エアクリーナをエンジンに支持させる場合に、エンジン上面のスペースが限られているため、エアクリーナ下流側の共鳴ケースをエンジン上面に配設し、フィルタが収容されるエアクリーナケースとエアクリーナ上流側のレゾネータとをエンジンの側方に配設している。
ところが、特許文献1に開示されるエンジンの吸気構造においては、エアクリーナ上流側のレゾネータとエアクリーナアウトレットダクトとを夫々別個にエンジンに組み付けており、組付工数が多大となる問題がある。
また、前記のようにエンジン上面のスペースが限られており、さらに近年の歩行者保護の観点からエンジンとボンネットとの間に一定の隙間の確保が要求されることからエンジン上方のスペースも制限されるため、従来の形状ではエアクリーナとレゾネータとをエンジンルーム内に配設してエンジンに支持させることが困難な問題がある。
この発明は、エアクリーナの上流にレゾネータを設け、前記エアクリーナのエアクリーナケースと前記レゾネータのレゾネータケースとを一体成形してケース構造体を設けたエンジンの吸気構造において、前記ケース構造体はロアケースとアッパケースとを有し、前記ロアケースにロア側フィルタ収容部を設け、前記アッパケースに前記レゾネータのレゾネータ共鳴部とアッパ側フィルタ収容部とこのアッパ側フィルタ収容部にエアクリーナアウトレットダクトを連絡させるエアクリーナ通路部とを設け、該エアクリーナ通路部を介して前記レゾネータ共鳴部と前記アッパ側フィルタ収容部とを連結させ、前記ロア側フィルタ収容部及びアッパ側フィルタ収容部を前記エンジンの吸気マニホルド上方に配設するとともに前記レゾネータ共鳴部を前記エンジンのシリンダヘッド上面に配設し、前記ケース構造体を前記エンジンに支持させたことを特徴とする。
この発明のエンジンの吸気構造は、エアクリーナケースとレゾネータケースとがエアクリーナ通路部を介して一体成形されるので、エアクリーナとレゾネータとエアクリーナ通路部とを一体的に組み付けた状態でエンジンに搭載することができるため組付性を向上させることができ、さらにスロットルボディに連絡するエアクリーナアウトレット通路の一部をアッパケースに一体形成しているためエアクリーナアウトレット通路を短く形成することができる。
さらに、この発明のエンジンの吸気構造は、吸気マニホルド上方のスペースを利用してフィルタエレメントが収容されるため上下方向の厚さを有するエアクリーナを配置することができ、エアクリーナケースに比べて厚さの薄いレゾネータケースをエンジン上面に配設することにより、ボンネットとエンジンとの間のスペースを確保しつつケース構造体をエンジンに支持させることができる。
この発明は、エアクリーナケースとレゾネータケースとをエアクリーナ通路部を介して一体成形することにより、組付性を向上させることができ、ボンネットとエンジンとの間のスペースを確保しつつケース構造体をエンジンに支持させることができるものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1〜図9は、この発明の実施例を示すものである。図1・図2において、2は図示しない車両のエンジンルームに横置きに搭載されたエンジン、4はエンジン2の車両幅方向一側である左側に連結されたトランスミッションである。エンジン2は、シリンダブロック6にシリンダヘッド8を搭載し、シリンダヘッド8にシリンダヘッドカバー10を取り付けている。
このエンジン2の吸気構造は、エアクリーナ12の上流にレゾネータ14を設け、エアクリーナ12のエアクリーナケース16とレゾネータ14のレゾネータケース18とを一体成形してケース構造体20を設けている。
ケース構造体20は、インジェクタ成形により一体形成され、図6・図7に示す如く、ロアケース22とアッパケース24とを有している。
ロアケース22には、ロア側フィルタ収容部26を設けている。ロア側フィルタ収容部26は、無蓋有底四角箱形状に形成され、フィルタエレメント28の下側を収容するロア側フィルタ室30を設け、右側にエアクリーナ入口部32を突出させて設けている。エアクリーナ入口部32には、図5に示す如く、上方に向かって開口するとともにロア側フィルタ室30に連絡するエアクリーナ入口通路34を設けている。また、ロアケース22は、図9に示す如く、ロア側フィルタ収容部26の左側に連結部36を介してコントローラケース38を一体に形成して設けるとともに四隅にアッパケース24を固定する固定具40を設け、ロア側フィルタ収容部26及びコントローラケース38にエンジン2への支持用ブラケット部42を設けている。
前記アッパケース24には、図3〜図5に示す如く、レゾネータ14のレゾネータ共鳴部44とアッパ側フィルタ収容部46とエアクリーナ通路部48とを設けている。レゾネータ共鳴部44は、右側に延びる無蓋有底略長四角箱形状に形成され、吸気騒音を消す共鳴室50を設け、後側の側面にアッパ側フィルタ収容部46に向かって突出するように湾曲部52を設け、この湾曲部52から右側に向かってレゾネータ入口部54を突出させて設けている。レゾネータ入口部54には、右側に向かって開口するとともに湾曲部52に沿い前側に向かって湾曲して共鳴室50に連絡するレゾネータ入口通路56を設けている。
前記アッパ側フィルタ収容部46は、ロア側フィルタ収容部26に合致する有蓋無底四角箱形状に形成され、前記ロア側フィルタ室30と共働してフィルタエレメント28の上側を収容するアッパ側フィルタ室58を設け、右側にアッパ側取付部60を設けている。アッパ側フィルタ収容部46は、ロア側フィルタ収容部26に上側から嵌合され、前記固定具40により固定される。アッパ側フィルタ収容部46は、前側且つ左側に前記エアクリーナ通路部48の一端側を連絡して設けている。
前記エアクリーナ通路部48は、前側に延びる無蓋有底細長四角箱形状に形成され、アッパ側フィルタ室58に連絡するエアクリーナ通路62を設けている。エアクリーナ通路部48は、アッパ側フィルタ収容部46に連絡される一端側の側面に前記レゾネータ共鳴部44の側面の湾曲部52に沿って設けられる湾曲部64が形成される。アッパケース24は、図4・図8に示す如く、このエアクリーナ通路部48を介してレゾネータ共鳴部44とアッパ側フィルタ収容部48とを連結部66により連結させる。
前記エアクリーナ通路部48の他端側には、左側に向かって開口するエアクリーナ出口部68を突出させて設けている。エアクリーナ出口部68には、エアクリーナ通路62に連絡するとともに左側に向かって開口するエアクリーナ出口通路70を設けている。エアクリーナ通路部48は、アッパ側フィルタ収容部46にエアクリーナアウトレットダクト72を連絡する。
前記エアクリーナ出口部68には、図1に示す如く、エアクリーナアウトレットダクト72の一端側を連絡している。エアクリーナアウトレットダクト72は、エアクリーナアウトレットダクト通路74を設け、他端側を後側に湾曲させてコントローラケース38の下側に配設したスロットルボディ76に連絡している。スロットルボディ76の後側には、サージタンク78を連絡して設け、サージタンク78の後側に吸気マニホルド80の一端側を連絡して設けている。吸気マニホルド80は、他端側を右側に湾曲され、シリンダヘッド8の後側に連絡して設けている。
前記アッパケース24には、無蓋有底略長四角箱形状のレゾネータ共鳴部44と無蓋有底細長四角箱形状のエアクリーナ通路部48との上側を覆うカバーケース82を設けている。カバーケース82は、レゾネータ共鳴部44とエアクリーナ通路部48とを覆うようにアッパケース24に取り付けられ、レゾネータ共鳴部44とエアクリーナ通路部48との一部を構成し、共鳴室50とエアクリーナ通路部48とを画成する。
ロアケース22とアッパケース24とを有するケース構造体20は、図1に示す如く、アッパケース24のアッパ側フィルタ収容部46とエアクリーナ通路部48とを前後方向に並設し、エアクリーナ通路部48とレゾネータ共鳴部44とを左右方向に並設している。ケース構造体20は、ロアケース22のロア側フィルタ収容部26及びアッパケース24のアッパ側フィルタ収容部46をエンジン2の吸気マニホルド80上方に配設するとともに、レゾネータ共鳴部44をエンジン2のシリンダヘッド8に取り付けたシリンダヘッドカバー10上面に配設し、支持用ブラケット部42に挿通した支持ボルト84をエンジン2に設けた支持用ボス部(図示せず)に螺着して締め付けることによりエンジン2に支持させている。
このエンジン2の吸気構造は、ケース構造体20を構成するエアクリーナケース16とレゾネータケース18とに接続されるダクト構造体86を設けている。ダクト構造体86は、ブロー成形により形成され、エアクリーナインレットダクト88とレゾネータダクト90とを有している。
エアクリーナインレットダクト88は、ケース構造体20のロアケース22に設けたエアクリーナ入口部32に接続される。エアクリーナインレットダクト88は、図4・図6に示す如く、一端側に上側に向かい開口されて大気を導入する吸気導入口92を設け、他端側に下方に向かい開口されてエアクリーナ入口部32に接続されるエアクリーナインレットダクト側接続部94を設け、このエアクリーナインレットダクト側接続部94にダクト側取付部96を設け、吸気導入口92からエアダクト入口通路34を介してロア側フィルタ室30に連絡するエアクリーナインレットダクト通路98を設けている。
エアクリーナインレットダクト88は、図6に示す如く、エアクリーナインレットダクト側接続部94をエアクリーナ入口部32に上方から挿入して接続し、ダクト側接続部96に左側に向かって挿通した取付ボルト100をアッパ側取付部60に螺着して締め付けることによりアッパ側フィルタ収容部46に取付けられる。エアクリーナインレットダクト88は、図1に示す如く、途中の屈曲部102を介してエアクリーナインレットダクト上流部88Uとエアクリーナインレットダクト下流部88Lとの二列に形成されるとともに、シリンダヘッド8に取け付られたシリンダヘッドカバー10上面に配設される。
前記レゾネータダクト90は、エアクリーナインレットダクト88から分岐させて設けている。レゾネータダクト90は、図6に示す如く、一端側をエアクリーナインレットダクト下流部88Lの途中に接続し、他端側に左側に向かい開口されてレゾネータ共鳴部44に設けたレゾネータ入口部54に接続されるレゾネータダクト側接続部104を設け、エアクリーナインレットダクト通路98から分岐してレゾネータ入口通路56を介し共鳴室50に連絡するレゾネータダクト通路106を設けている。レゾネータダクト90は、レゾネータダクト側接続部104をレゾネータ入口部54に右側から挿入して接続する。
ダクト構造体86は、エアクリーナインレットダクト88のエアクリーナインレットダクト側接続部94をロア側フィルタ収容部26のエアクリーナ入口部32に上方から接続して取付ボトル100により取り付け、エアクリーナインレットダクト88から分岐させたレゾネータダクト90のレゾネータダクト側接続部104をレゾネータ共鳴部44のレゾネータ入口部54に右側から挿入して接続することにより、エアクリーナ入口部32とレゾネータ入口部54とでエアクリーナインレットダクト88とレゾネータダクト90とをケース構造体20に支持させて設けている。
次に、この実施例の作用を説明する。
エンジン2の吸気構造は、吸気導入口92から大気をエアクリーナインレットダクト通路98に吸気として取り入れ、エアクリーナ12のロア側フィルタ室30に導く。このとき、エアクリーナインレットダクト通路98の吸気は、レゾネータダクト通路106によりレゾネータ14の共鳴室50に導かれ、吸気騒音が消される。
エアクリーナ12のロア側フィルタ室30に導かれた吸気は、フィルタエレメント28により塵埃を除去されてアッパ側フィルタ室58に流入し、エアクリーナ通路62によりエアクリーナアウトレットダクト72に導かれる。エアクリーナアウトレットダクト72の吸気は、スロットルボディ76のスロットルバルブ(図示せず)により流量を調整され、サージタンク78から吸気マニホルド80を介してエンジン2の各燃焼室(図示せず)に供給される。
このエンジン2の吸気構造は、エアクリーナ12の上流にレゾネータ14を設け、エアクリーナ12のエアクリーナケース16とレゾネータ14のレゾネータケース18とを一体成形してケース構造体20を設けている。
ケース構造体20は、ロアケース22とアッパケース24とを有し、ロアケース22にロア側フィルタ収容部26を設け、アッパケース24にレゾネータ14のレゾネータ共鳴部44とアッパ側フィルタ収容部46とこのアッパ側フィルタ収容部46にエアクリーナアウトレットダクト72を連絡させるエアクリーナ通路部48とを設け、エアクリーナ通路部48を介してレゾネータ共鳴部44とアッパ側フィルタ収容部46とを連結させ、ロア側フィルタ収容部26及びアッパ側フィルタ収容部46をエンジン2の吸気マニホルド80上方に配設するとともにレゾネータ共鳴部44をエンジン2のシリンダヘッド8上面に配設し、ケース構造体20をエンジン2に支持させている。
これにより、このエンジン2の吸気構造は、エアクリーナケース16とレゾネータケース18とがエアクリーナ通路部48を介して一体成形されるので、エアクリーナ12とレゾネータ14とエアクリーナ通路部48とを一体的に組み付けた状態でエンジン2に搭載することができるため組付性を向上させることができ、さらにスロットルボディ76に連絡するエアクリーナアウトレットダクト72のエアクリーナアウトレットダクト通路74の一部をアッパケース24に一体形成しているためエアクリーナアウトレットダクト通路74を短く形成することができる。
さらに、このエンジン2の吸気構造は、吸気マニホルド80上方のスペースを利用してフィルタエレメント28が収容されるため上下方向の厚さを有するエアクリーナ12を配置することができ、エアクリーナケース16に比べて厚さの薄いレゾネータケース18をエンジン2上面に配設することにより、エンジンルームを覆うボンネット(図示せず)とエンジン2との間のスペースを確保しつつケース構造体20をエンジン2に支持させることができる。
このエンジン2の吸気構造は、アッパ側フィルタ収容部46とエアクリーナ通路部48とを前後方向に並設し、エアクリーナ通路部48とレゾネータ共鳴部44とを左右方向に並設したことにより、エアクリーナケース16とレゾネータケース18とエアクリーナ通路部48とをエンジン2上方の空きスペースにコンパクトに配設することができる。
また、このエンジン2の吸気構造は、エアクリーナ通路部48のアッパ側フィルタ収容部46に連絡される側の側面にはレゾネータ共鳴部44の側面に沿って設けられる湾曲部64が形成されることにより、フィルタエレメント28を通過した吸気が湾曲部64に沿ってエアクリーナ通路62を流れるため、乱流の発生を防止でき、吸気抵抗を少なくすることができる。
さらに、このエンジン2の吸気構造は、ロアケース22にエアクリーナ入口部32を設け、エアクリーナ入口部32に接続されるエアクリーナインレットダクト88を設け、エアクリーナインレットダクト88から分岐させてレゾネータダクト90を設け、レゾネータダクト90が接続されるレゾネータ入口部54をレゾネータ共鳴部44に設け、エアクリーナ入口部32とレゾネータ入口部54とでエアクリーナインレットダクト88とレゾネータダクト90とをケース構造体20に支持させたことにより、エンジン2の振動がこれらのダクト88・90を介して車体に伝達することを防止できる。
さらにまた、このエンジン2の吸気構造は、エアクリーナインレットダクト88は屈曲部102を介して二列に形成されるとともにシリンダヘッド8上面に配設されることにより、エアクリーナインレットダクト88の長さを確保することができるとともにシリンダヘッド8上面の余剰スペースを有効活用することができる。
なお、この発明は、上述実施例に限定されることなく、種々応用改変が可能である。
例えば、上述実施例においては、ケース構造体20をロアケース22とアッパケース24とカバーケース82とから構成したが、図10に示す如く、ケース構造体20の分割線を変更してロアケース22とアッパケース24とに2分割することにより、部品数を削減することができる。
また、上述実施例においては、ロア側・アッパ側フィルタ収容部26・46をエンジン2の吸気マニホルド80上方に配設するとともにレゾネータ共鳴部44をエンジン2のシリンダヘッド8上面に配設しているが、図11に示す如く、レゾネータ共鳴部44をエンジン2の吸気マニホルド80上方に配設するとともにロア側・アッパ側フィルタ収容部26・46をエンジン2のシリンダヘッド8上面に配設し、吸気導入口92をレゾネータ共鳴部44とロア側・アッパ側フィルタ収容部26・46とエアクリーナインレットダクト88とで囲まれる位置に配設するとともにエアクリーナ入口部32とエアクリーナ出口部68とを左右方向において対抗位置するように配設することにより、吸気構造をコンパクトに配置することができるとともに、吸気導入口92を中心に吸気を一回転方向(図11においては左回り方向)に流れさせることができ、吸気の流れをスムーズにして吸気抵抗を少なくすることができる。
この発明は、エアクリーナケースとレゾネータケースとをエアクリーナ通路部を介して一体成形することにより、組付性を向上させることができ、ボンネットとエンジンとの間のスペースを確保しつつケース構造体をエンジンに支持させることができるものであり、エンジンルーム内のエンジンに関連する他部品の配置にも適用することができる。
実施例を示すエンジンの吸気構造の平面図である。 図1の矢印IIによる側面図である。 図1のIII−III線による断面図である。 図2のIV−IV線による断面図である。 図2のV−V線による断面図である。 エンジンの吸気構造の組立斜視図である。 エンジンの吸気構造の分解斜視図である。 図7の矢印VIIIによるアッパケースの底面図である。 図7の矢印IXによるロアケースの平面図である。 第1の変形例を示すケース構造体の縦断面図である。 第2の変形例を示すケース構造体の横断面図である。
符号の説明
2 エンジン
4 トランスミッション
8 シリンダヘッド
12 エアクリーナ
14 レゾネータ
16 エアクリーナケース
18 レゾネータケース
20 ケース構造体
22 ロアケース
24 アッパケース
26 ロア側フィルタ収容部
28 フィルタエレメント
30 ロア側フィルタ室
32 エアクリーナ入口部
44 レゾネータ共鳴部
46 アッパ側フィルタ収容部
48 エアクリーナ通路部
54 レゾネータ入口部
58 アッパ側フィルタ室
62 エアクリーナ通路
64 湾曲部
68 エアクリーナ出口部
72 エアクリーナアウトレットダクト
76 スロットルボディ
78 サージタンク
80 吸気マニホルド
82 カバーケース
86 ダクト構造体
88 エアクリーナインレットダクト
90 レゾネータダクト
92 吸気導入口
94 エアクリーナインレットダクト側接続部
102 屈曲部
104 レゾネータダクト側接続部

Claims (5)

  1. エアクリーナの上流にレゾネータを設け、前記エアクリーナのエアクリーナケースと前記レゾネータのレゾネータケースとを一体成形してケース構造体を設けたエンジンの吸気構造において、前記ケース構造体はロアケースとアッパケースとを有し、前記ロアケースにロア側フィルタ収容部を設け、前記アッパケースに前記レゾネータのレゾネータ共鳴部とアッパ側フィルタ収容部とこのアッパ側フィルタ収容部にエアクリーナアウトレットダクトを連絡させるエアクリーナ通路部とを設け、該エアクリーナ通路部を介して前記レゾネータ共鳴部と前記アッパ側フィルタ収容部とを連結させ、前記ロア側フィルタ収容部及びアッパ側フィルタ収容部を前記エンジンの吸気マニホルド上方に配設するとともに前記レゾネータ共鳴部を前記エンジンのシリンダヘッド上面に配設し、前記ケース構造体を前記エンジンに支持させたことを特徴とするエンジンの吸気構造。
  2. 前記アッパ側フィルタ収容部と前記エアクリーナ通路部とを前後方向に並設し、該エアクリーナ通路部と前記レゾネータ共鳴部とを左右方向に並設したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気構造。
  3. 前記エアクリーナ通路部の前記アッパ側フィルタ収容部に連絡される側の側面には前記レゾネータ共鳴部の側面に沿って設けられる湾曲部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気構造。
  4. 前記ロアケースにエアクリーナ入口部を設け、該エアクリーナ入口部に接続されるエアクリーナインレットダクトを設け、該エアクリーナインレットダクトから分岐させてレゾネータダクトを設け、該レゾネータダクトが接続されるレゾネータ入口部を前記レゾネータ共鳴部に設け、前記エアクリーナ入口部と前記レゾネータ入口部とで前記エアクリーナインレットダクトと前記レゾネータダクトとを前記ケース構造体に支持させたことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気構造。
  5. 前記エアクリーナインレットダクトは屈曲部を介して二列に形成されるとともに前記シリンダヘッド上面に配設されることを特徴とする請求項4に記載のエンジンの吸気構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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