JP2005289848A - 歯磨剤 - Google Patents

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一 松尾
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Abstract

【課題】 唾液の分泌を促して口臭、歯周病、虫歯等を予防・治療できる歯磨剤を提供すること。
【解決手段】 梅干を95重量%以上で含有していることを特徴とする。
【選択図】 なし


Description

本発明は、歯磨剤に関する。
従来、歯槽膿漏等の歯周病を予防する観点から、様々な成分の歯磨剤が製造されている。それらの中で、粒状の食塩を含有しているものが知られている。これらの技術は、炎症を起こした歯肉中の組織液を食塩が吸収し、歯肉局所における循環を改善することにより、歯周病を予防・治療するものと考えられている。
一方、近年になって、現代人の唾液の分泌量が減少しているという問題が注目されている。この問題は、加工食品の普及等により良く噛んで食事をすることが少なくなったことが原因と考えられている。唾液には、口腔内に生息する微生物の生育を抑えることにより、口臭や、歯周病、虫歯を防ぐという重要な役割がある。
また、最近では、唾液に含まれるペルオキシダーゼという酵素が発ガン性物質の抑制に関与しているという報告もなされている。
なお、本発明は、発明者独自の着想により完成されたもので、先行技術文献として記載すべきものはない。
しかしながら、食塩を含む歯磨剤は、唾液の分泌を促すという点では不充分なものであり、そのため唾液の分泌量を増加し得て、口腔内をより健康な状態に保つことができなかった。
そこで、本発明の目的は、唾液の分泌を促して口臭、歯周病、虫歯等を予防・治療できる歯磨剤を提供することにある。
ところで、梅干は、疲労回復や食欲増進をもたらす保存食品として、現在に至るまで我々日本人の食生活の中に深く浸透しており、最近では、梅干中に多量に含有されているクエン酸、リンゴ酸等の有機酸が、食欲増進や疲労回復のみならず、例えば、カルシウムの腸壁からの吸収を助けたり、食物のエネルギー代謝に役立つ等の数多くの効能を有することが明らかになっている。
すなわち、本発明は、梅干を95重量%以上で含有していることを特徴とする。
本発明の歯磨剤によれば、梅干を含んでいるので、唾液の分泌を促し、口臭、歯周病、虫歯等を予防・治療することができる。
さらに、梅干は食塩を含んでいるので、炎症を起こした歯肉中の組織液を食塩が吸収し、歯肉局所における循環を改善することにより、歯周病を予防・治療することもできる。
また、梅干は食塩を含んでいるので、腐敗することはなく、あるいは毒性の呈するおそれはないので、長期保存することができる。
また、本発明は、ポリエチレングリコールを含有していることが好ましい。
ポリエチレングリコールにより、タバコのヤニ等の歯に付着する汚れを溶解させ除去することができる。
また、本発明は、フッ素供給化合物を含有していることが好ましい。
フッ素供給化合物から生成されるフッ素イオンにより、再石灰化を促進することができる。
以上説明したように、本発明によれば、梅干を含んでいるので、唾液の分泌を促し、口臭、歯周病、虫歯等を予防・治療することができる。
さらに、梅干は食塩を含んでいるので、炎症を起こした歯肉中の組織液を食塩が吸収し、歯肉局所における循環を改善することにより、歯周病を予防・治療することもできる。
また、梅干は食塩を含んでいるので、腐敗することはなく、あるいは毒性の呈するおそれはないので、長期保存することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
上記梅干は、一般的な製造方法、条件等を用いて生産される。例えば、生梅を、生梅に対し15〜20重量%の塩を用い、塩漬けして、さらに、1ヶ月〜数ヶ月後取り出し、土用干することによって生産される。
上記梅干は、例えば、約70重量%の水分と、約7〜8重量%の食塩と、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸等の有機酸、グルコース、フラクトース等の糖質、セリン、アスパラギン酸、メチオニン、アラニン等のアミノ酸等からなっている。
上記梅干は、種を取り除かれ、梅肉と梅皮とをミキサー又はすり鉢等で潰されたものが好ましい。
上記梅干は、95重量%以上で含有されている。好ましくは97重量%以上である。95重量%未満とすると、歯肉の引き締め効果や唾液の分泌を促す効果が不充分である。
上記ポリエチレングリコールは、2〜3重量%で添加されることが好ましい。
上記フッ素供給化合物としては、無機化合物、有機化合物のいずれであってもよい。具体的には、例えば、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリ金属フッ化物、フッ化スズ、フッ化ケイ素酸ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化アルミニウム、フッ化銀、フッ化水素酸ヘキシルアミン、フッ化水素酸デカノールアミン、フッ化水素酸オクタデセニルアミン等が挙げられる。これらの中では、安全性、溶解性、風味等の点からアルカリ金属フッ化物が好ましく、フッ化ナトリウムが特に好ましい。
上記フッ素イオン供給化合物の含有量は、フッ素換算で0.002〜1重量%であり、0.01〜0.2重量%であることが好ましく、風味、物性に影響を与えず、再石灰化効果を得ることができる。
本発明の歯磨剤は、顆粒、粘結剤、湿潤剤、香料、薬効成分、甘味料、界面活性剤、水等の、一般に歯磨剤に用いられる各種成分を適宜配合して製造されることができる。
上記粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲナン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、トラガントガム、澱粉、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられる。これらは単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。
上記湿潤剤としては、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、キシリトール、マルチトール等が挙げられる。これらは単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。
上記香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、丁字油、セージ油、ユーカリ油、肉桂油、ライム油、レモン油、オレンジ油、ウインダーグリーン油、サッサフラス油、マヨナラ油等の天然香料や、メントール、アネトール、オイゲノール、チモール、サリチル酸メチル、カルボン等の合成香料が挙げられる。これらは単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。
上記甘味料としては、サッカリン、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸塩、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ベルラルチン、P−メトキシシンナミックアルデヒド、アスパルテーム等が挙げられる。これらは単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。
上記界面活性剤としては、カルボベタイン、ヒドロキシカルボベタイン、ホスホベタイン、ヒドロキシホスホベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、モノアルキルリン酸エステル塩、N−アシルザルコシン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキサイド等を挙げることができる。これらは単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。
さらに、本発明の歯磨剤に配合することができる成分としては、ビタミンC、ビタミンE、トラネキサム酸、ニコチン酸エステル、アズレン、塩化リゾチーム、ヒノキチオール、クロロフィル化合物、ε−アミノカプロン酸、プロテアーゼ、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、生薬抽出物、各種色素、シリコーン等を挙げることができる。
また、歯磨剤の剤型は、特に限定されず、練歯磨剤、粉歯磨剤、液状歯磨剤等の種々の態様を採用することができる。
このようにして得られた歯磨剤の使用方法は、従来の歯磨剤の場合と同様に用いられることができる。例えば、少し柔らかい歯ブラシ等により、軽く短時間、歯磨剤で歯と歯茎を磨くだけでよい。
次に、本発明の歯磨剤の製造方法の一例を説明する。
(1)梅干の種を取り除き、梅肉と梅皮をミキサー又はすり鉢等で潰す。
(2)ポリエチレングリコール及びフッ化ナトリウムを適当量混和する。
(3)混合物を歯磨チューブ等に密封して、製品とする。
本発明の歯磨剤によれば、従来の歯磨剤に少量の梅干又は梅酢を添加したものに比べも、歯の汚れやヤニの除去、消毒、口臭の排除、歯石の溶解、虫歯の予防、歯茎の強化、歯槽膿漏の予防等の面ではるかに優れた効果を発揮する。
生梅を塩漬けし、塩漬けの梅を得た。次に、土用干した梅の種を取り除き、ミキサーで潰した。潰された梅干97重量%に、ポリエチレングリコール2.8重量%、フッ化ナトリウム0.2重量%を配合して目的の歯磨剤(練歯磨剤)を製造した。
実施例1に係る歯磨剤を、30名のパネラーに試用してもらったところ、従来の歯磨剤よりも唾液の分泌が活発になり、使用後の歯茎の引締感も優れているとの回答を得た。

Claims (3)

  1. 梅干を95重量%以上で含有していることを特徴とする歯磨剤。
  2. ポリエチレングリコールを含有している請求項1記載の歯磨剤。
  3. フッ素供給化合物を含有している請求項1又は2記載の歯磨剤。
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