JP2005289573A - テープ巻付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品を充填した袋の上部にテープを巻き付けて結束して巾着状の商品とするに際し、テープの供給を安定化して稼働率を向上することができるテープ巻付装置を提供する。
【解決手段】 ロール状のテープTを支持するロール支持部と、該支持部から繰り出されたテープTを上部が首状に絞られた袋Bの首部B3′に巻き付け、そののちテープTを切断するテープ巻付部と、該テープ巻付部における袋Bの首部B3′が移動するスリット状の通路61bに沿って設けられたテープ下流端挟持手段とを有するテープ巻付装置に関するもので、前記テープ下流端挟持手段は、揺動端部が前記通路61bに突出自在とされた第2レバー64と、通路61bを挟んで前記揺動端部64cを受ける位置に対向配置されたローラ70とで構成されており、前記ローラ70に、袋Bの移動方向へのみ回転可能、かつ、その逆方向には回転不可とするワンウェイクラッチを備えた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、物品を充填した袋の上部をテープで結束するテープ巻付装置に関し、物品包装の技術分野に属する。
従来、食品等の物品が充填されたのち上部が首状に絞られた袋の首部に、テープを巻き付けることによって結束して巾着状とした商品がある。このような商品を生産するために用いられるテープ巻付装置としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。
すなわち、図11に示すように、この特許文献1に開示されたテープ巻付装置Aは、粘着面を内側にして巻き取られた片面粘着性テープTのロールRを回転自在に支持するロール支持部A1と、該支持部A1に連設されて、供給される袋Bの首部に前記テープTを巻き付けて結束するテープ巻付部A2とを備えている。なお、図例では、便宜上、袋Bを首部の断面で示している。
ロール支持部A1近傍には、矢印aで示すように引き出されたテープTを案内する第1ガイドローラCが設けられている。そして、矢印bで示すように供給される袋Bを受け入れるテープ巻付部A2の先端には、袋Bが通過可能にスリット状の通路A2′が設けられており、該通路A2′より少し離れた側方に設けられて、前記第1ガイドローラCに案内されたテープTをテープ巻付部A2の先端方向に案内する第2ガイドローラDと、通路A2′上流の側方に設けられて、テープTを通路A2′方向に案内すると共に、支軸E′に振れ回り自在に遊嵌されて外周部が通路A2′に出没可能なリング駒Eとが備えられている。
リング駒Eと通路A2′を挟んで反対側に、支軸F′周りに揺動自在な第1レバーFが備えられ、さらに通路A2′下流には、支軸G′回りに揺動自在かつ一方の揺動端部にテープTを切断するカッタG″を有する第2レバーGと、支軸H′周りに揺動自在かつ前記第2レバーGと協働して袋Bに巻き付けられて切断されたテープTの端部を押圧してしごく第3レバーHとが備えられている。また、第1及び第3レバーF,Hは、ばねI,Jを介して揺動端部がそれぞれ矢印方向に付勢されている。一方、第2レバーGは、ばねKを介して図例の姿勢に保持されている。
これにより、まず、前回巻き付け行程時に、供給された袋Bが通路A2′を移動することによってロールRから剥離されつつ引き出されたテープTは、第2ガイドローラDを経由した上で、下流端がリング駒Eの外周部と第1レバーFの揺動端部とで挟持された状態で、袋Bの供給に待機している。
そして、袋Bが供給されると、図12に示すように、該袋Bがリング駒Eと第1レバーFとに当接してこれらを押しのけて通路A2′を移動する過程で、袋Bの首部にテープTが巻き付けられる。その場合に、袋Bがリング駒Eに当接すると、リング駒Eは衝撃を交わすように支軸E′を中心に振れ回るので、従来問題とされていたこの種のガイド部材における偏磨耗が回避されるという効果を奏するようになる。
次いで、袋Bが第2レバーGに当接してこれを押しのけて通路A2′を移動する過程で、巻き付けられたテープTがカッタG″によって切断されて上流側から分離されたのち、袋B側のテープTの上流端が第2レバーGの揺動端部と第3レバーHの揺動端部とで挟み付けられることによってしごかれて、所定長さのテープTで結束された巾着状の商品が得られる。
一方、切断された上流側のテープTの下流端は、リング駒Eの外周部と第1レバーFの揺動端部とで挟持され、次回の袋Bの供給に待機する。
このようなテープ巻付装置Aにおいては、テープTの前記下流端をリング駒Eの外周部と第1レバーFの揺動端部とで挟持する構成であるので、テープTに過大な後方張力が作用する等により、リング駒Eが不用意に転動する結果、テープTの下流端位置がずれたり、さらには、テープTの下流端の挟持が解除されたりすることがある。テープTの下流端位置がずれると、次回袋Bが供給されるとき、テープTが所定位置で待機していないので、巻き付け行程時に所定長さのテープTを維持することができなくなり、商品の見栄えが低下したり、あるいは正常に結束することができなくなるという問題が生じることになる。また、テープTの下流端の挟持が解除されると、テープTがリング駒Eから外れてしまい、テープTをテープ巻付部A2に再装着しなければならず、稼働率が低下するという問題が生じることになる。
前記対策として、図13に示すように、リング駒Eの代わりに円柱状のポストPを使用したり、また、第1レバーFと協働してテープTを挟み付けたときの保持力を高めるため、該ポストPの周面にゴム層P′を形成したりすることがある。
特開2001−301716号公報
ところで、転動することのない前記ポストPを使用すると、確かに該ポストTと第1レバーFとによって切断された上流側のテープTの下流端をしっかりと保持することはできるようになるものの、供給された袋BがテープTを介してこのポストPに接触しながら通路A2′を移動する場合には抵抗となり、袋Bは円滑に移動することができなく、生産効率を低下させる惧れがある。特に、通路A2′を移動する袋Bの首部の横断面寸法が過大方向に変動する場合、問題が顕在化するようになる。
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、物品を充填した袋の上部にテープを巻き付けて結束して巾着状の商品とするに際し、テープの供給を安定化して稼働率を向上することができるテープ巻付装置の提供を課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、ロール状のテープを支持するロール支持部と、該支持部から繰り出されたテープを上部が首状に絞られた袋の首部に巻き付け、そののちテープを切断するテープ巻付部と、該テープ巻付部における袋の首部が移動するスリット状の通路に沿って設けられたテープ下流端挟持手段とを有するテープ巻付装置に関するもので、前記テープ下流端挟持手段は、揺動端部が前記通路に突出自在とされた揺動部材と、通路を挟んで前記揺動端部を受ける位置に対向配置されたローラとで構成されており、前記ローラは、袋の移動方向へのみ回転可能、かつ、その逆方向には回転不可となるようにワンウェイクラッチが備えられていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のテープ巻付装置において、前記ローラの周面に、ゴム層が形成されていることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載のテープ巻付装置において、前記通路の側方に、前記袋の首部のふくらみを規制する規制部材が備えられていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、テープ下流端挟持手段を、揺動端部が通路に突出自在とされた揺動部材と、通路を挟んで前記揺動端部を受ける位置に対向配置されたローラとで構成し、前記ローラを、袋の移動方向へのみ回転可能、かつ、その逆方向には回転不可となるようにワンウェイクラッチが備えられたものとしたので、揺動部材と協働してテープの下流端を挟持すべきときには、例えばテープに過大な後方張力が作用したとしてもローラは転動しなく、もってテープの下流端を確実に挟持することができる。すなわち、テープの下流端位置はずれることがなく、所定位置で袋の供給に待機するので、袋の首部に巻き付けられるテープの長さを安定して維持することができる。また、テープの下流端の挟持が解除されることはないので、テープをテープ巻付部に再装着する必要がなくなる。
一方、袋を移動させるべきときには、ローラは移動方向に回転するので、袋を円滑に移動させることができる。したがって、テープの供給を安定化して稼働率を向上することができるテープ巻付装置が実現される。
次に、請求項2に記載の発明によれば、ローラの周面にゴム層を形成したので、揺動部材と協働してテープの下流端を挟み付けたときの保持力が増加し、テープの下流端を一層確実に挟持することができる。
ところで、設置スペース上の理由や高速処理化を図るため、袋に巻き付けられたテープを所定箇所で切断するカッタが通路に近接して配置されている場合に、通路を移動する袋の首部の横断面寸法が過大側に変動すると、首部がカッタに接触して袋が破損するトラブルが生じる惧れがある。
それに対して請求項3に記載の発明によれば、通路の側方に、袋の首部のふくらみを規制する規制部材を備えたので、供給される袋の首部の寸法が過大側に変動したとしても、規制部材によって首部のふくらみが規制される結果、前述したトラブルは回避される。
以下、本発明の実施の形態に係るテープ巻付装置を用いた商品生産システムについて説明する。
図1に示すように、この商品生産システムで生産する商品Xは、上下に横シール部B1,B1が形成されて下部B2に物品を充填した袋Bの上部B3の所定箇所が首状に絞られ、この首状に絞られた箇所つまり首部B3′に片面粘着性のテープTが巻き付けられて巾着状とされたものである。
図2に示すように、この商品生産システム1は、縦型の製袋包装機2と、該製袋包装機2に連設されたテープ結束機3とを備えており、製袋包装機2によって物品を充填した袋Bが連続的に生産されると、テープ結束機3は該袋Bを受け取って矢印cで示すように移送する過程で前記商品Xに仕上げるようになっている。
製袋包装機2は、周知の構成のもので、帯状包材の左右両縁部を重ね合わせて筒状に成形し、この包材を下方へ搬送する過程で、重ね合わせ部を長手方向に縦シールした上で、前後両側から挟み付けて幅方向に横シールすると共に該シール部分近傍を幅方向に切断することにより、上方の筒状包材に底部を形成して落下供給される物品を受け入れさせると同時に、下方に物品が封入された袋Bを形成するようになっている。
テープ結束機3は、前記製袋包装機2から受け取った袋Bを受取位置P1から巻付位置P2へ交互に移送するため、移送方向cの左右両側にそれぞれ配設された第1及び第2移送ユニット11,12と、袋Bの首部B3′にテープTを巻き付けるテープ巻付装置13とを有している。
まず、第1及び第2移送ユニット11,12について説明するが、これらは略同様な構成とされているため、便宜上、第2移送ユニット12を取り上げて説明する。
第2移送ユニット12には、第1支持プレート21に回動自在に立設された一対の軸22,22のそれぞれに、先端に略V字状の爪部を有する上下一対のアーム部材(上方のもののみ図示)23,23が、上下方向に所定の間隔を置いて延設されている。これらのアーム部材23…23は図示しない駆動手段を介して開閉自在とされ、閉じたとき、製袋包装機2で生産された袋Bを受け取ると共にこの袋Bの上部B3を首状に絞って把持する。
前記支持プレート21は、製袋包装機2において横シールを実行するシールジョーを支持するベース部材2′の下部に固設された取付プレート2″の下面に、レール24を介して移送方向cに移動自在に取り付けられている。したがって、第2移送ユニット12は、生産される袋Bに対して接近、離反すると共に、矢印c方向に移動する。
一方、前記レール24より下流側には、テープ結束機3のフレーム3a上に一対のレール25,25が設けられ、該レール25,25に、第2支持プレート26が移送方向cに移動自在に取り付けられている。そして、両支持プレート21,26は、2組の連結ロッド27,28で連結されている。このうち、連結ロッド28は、アーム部材23…23を開閉するための動力を伝達するものである。
前記第2移送ユニット12は、図示しない駆動手段によって第2支持プレート26がレール25,25上を移動することにより、該第2支持プレート26に連結された第1支持プレート21つまりアーム部材23…23ひいては袋Bが受取位置P1から巻付位置P2に移送されることになる。
本発明の特徴部分であるテープ巻付装置13は移送方向cの下流側に設置され、ロール支持部31と該ロール支持部31に連結されたテープ巻付部32とを有し、全体形状が平面視略L字状とされている。そして、フレーム3aに支持された一対のレール33,33を介し、実線位置すなわち待機位置P3と鎖線位置すなわち進出位置P4との間を、図示しない駆動手段によって移動自在とされている。
ロール支持部31はフレーム3aから外方に突出するように配置されており、図3に示すように、架台41と、該架台41に立設されて粘着面を内側にして巻き取られた片面粘着性テープTのロールRが載置されたリール42を回転自在に支持する回転軸43とを有している。
また、テープTを繰り出すことによってロールRが回転するとき、慣性によるいたずらな回転を制動するための摩擦ブレーキを構成するバンド44が前記回転軸43に巻き付けられている。
また、ロール支持部31とテープ巻付部32との間のテープTの供給経路に、ロール支持部31から繰り出されたテープTを案内する複数のガイドローラ45〜49が立設されている。
また、図3及び図4に示すように、架台41上に設けられたブラケット50と、架台41から外方に延設された支持部材51に支軸52周りに揺動自在に支持されたアーム部材53との間に、ばね54が介設されている。そして、前記アーム部材53の揺動端部に前記ガイドローラ48が回転自在に支持されている。これにより、ガイドローラ48は、実線位置を初期位置とし、テープTの張力に応じて例えば鎖線位置に移動することが可能となる。
また、前記ブラケット50にエアシリンダ55が取り付けられており、該エアシリンダ55の進退するロッド55aの先端に、前記支軸52に揺動自在に取り付けられたアーム部材56の揺動端部が連結されている。このアーム部材56の先端56aは側面視L字状とされ、その下端部は前記アーム部材53の側端面に係合可能となっている。これにより、例えば図4において鎖線で示すようにエアシリンダ55のロッド55aが進出している状態から、実線で示すように後退することで、アーム部材53を介して該アーム部材53に支持されたガイドローラ48を細い鎖線位置から太い鎖線位置に戻すことが可能となる。
また、図3に示すように、テープ巻付部32は、略中央部に矩形状の開口部61aが設けられていると共に上流側に袋Bの首部B3′を通過させて該袋Bを前記開口部61aへ導くためのスリット状の通路61bが設けられた本体ケース61を有している。
図5に示すように、前記テープ巻付部32の本体ケース61内には、ロール支持部31から繰り出されたテープTを通路61b方向に案内するガイドローラ62と、通路61bの側方に設けられた第1〜第4レバー63〜66とが内蔵されている。その場合、前記ガイドローラ62は、ワンウェイクラッチを備え、図例上反時計方向つまり矢印d方向にのみ回転可能とされている。なお、図例では、便宜上、袋Bを首部B3′の断面で示している。
第1レバー63は、支軸63a周りに揺動自在とされ、一方の揺動端部63bと本体ケース61の所定箇所との間に、他方の揺動端部63cを矢印e方向に付勢して、通路61bに突出自在とするばね67が介設されている。また、第1レバー63と当接して、前記揺動端部63cの矢印e方向への過剰な揺動を規制するストッパ68が設けられている。
第2レバー64は、支軸64a周りに揺動自在とされ、一方の揺動端部64bと本体ケース61の所定箇所との間に、他方の揺動端部64cを矢印f方向に付勢して、通路61bに突出自在とするばね69が介設されている。そして、通路61bを挟んで前記揺動端部64cを受ける位置に、支軸70aに支持されたローラ70が配置されている。このローラ70は、ワンウェイクラッチを備え、図例上、反時計方向つまり矢印g方向にのみ回転可能とされていると共に、周面にゴム層70bが形成されている。
第3レバー65は、支軸65a周りに揺動自在とされ、一方の揺動端部65bと本体ケース61の所定箇所との間に、他方の揺動端部65cを矢印h方向に付勢して、通路61bに突出自在とするばね71が介設されている。また、第3レバー65と当接して、前記揺動端部65cの矢印h方向への過剰な揺動を規制するストッパ72が設けられている。
前記レバー63〜65に比較して複雑な形状の第4レバー66は、支軸66a周りに揺動自在とされ、第1揺動端部66bと本体ケース61の所定箇所との間に、第2揺動端部66cを矢印i方向に付勢して、通路61bに突出自在とし、かつ、突起部66dと前記第3レバー65の揺動端部65cとを対接可能に揺動させるばね73が介設されている。また、第3揺動端部66eにテープTを切断するカッタ74が支持されている。そして、第4レバー66と当接して、第2揺動端部66cの矢印i方向への過剰な揺動を規制するストッパ75が設けられている。
さらに、本体ケース61には、ガイドローラ62と第1レバー63との間のテープ供給経路にガイドピン76が、また、通路61bの側方に近接してピン77が、そして、通路61bの入り口に袋Bの導入を円滑にするためのガイド78,78が設けられている。
次に、このテープ巻付装置3を用いた商品生産システム1の作用について説明する。
図2に示したように、製袋包装機2によって袋Bが生産されると、テープ結束機3の第2移送ユニット12は、受取位置P1において、アーム部材23…23が閉じることによって前記袋Bを受け取ると共に、その上部B3を首状に絞り、該首部B3′を介して袋Bを把持した状態で、レール24,25,25上を移動自在とされた支持プレート21,26を介して巻付位置P2に移動の上、停止する。一方、第1移送ユニット11は、巻付位置P2から受取位置P1に移動し、次回の袋Bを受け取る。
次いで、レール33,33上を移動自在とされたテープ巻付装置13は、実線で示す待機位置P3から鎖線で示す進出位置P4に進出することにより、第2移送ユニット12の上下のアーム部材23…23間にテープ巻付部32の本体ケース61の先端が突入し、通路61bを移動することになる袋Bの首部B3′にテープTを巻き付けたのち切断し、もって図1に示した巾着状の商品Xが得られる。
すなわち、このテープ巻付装置13の動作を詳しく説明すると、まず、テープTの下流端が、図5に示したように、第2レバー64の揺動端部64cとローラ67とで挟持されているとき、ガイドローラ48が図3において鎖線で示す位置から実線で示す初期位置に移動することにより、ロール支持部31においてバンド44によって回転抵抗を付与されたロールRからテープTが引き出され、テープ供給経路上のテープTは概ね安定して所定長さに維持される。
図5に示したように、テープ巻付部32に供給された袋Bが通路61bに進入する直前には、ロール支持部31から繰り出されたテープTが、ガイドローラ62、ガイドピン76、第1レバー63を経由して、前回の巻き付け、切断によって形成された下流端を介して第2レバー64の揺動端部64cとローラ70とにより挟持され、第1レバー63の揺動端部63cによって通路61bを塞ぐように、その粘着面を袋Bに対向させる状態で待機している。
次いで、図6に示すように、通路61b内に進入してきた袋Bが第1レバー63の揺動端部63cにテープTを介して当接して押しのけるとき、該第1レバー63は、ばね67の付勢力に抗して矢印e′方向に揺動する。その過程で、通路61bを塞いでいたテープTが袋Bの首部B3′に巻き付き始める。
次いで、図7に示すように、袋Bが通過したのちの第1レバー63は、ばね67の付勢力によって矢印e方向に揺動した上で、ストッパ68に当接して停止する。そして、袋Bがさらに通路61bを移動し、第2レバー64の揺動端部64cにテープTを介して当接して押しのけるとき、該第2レバー64は、ばね69の付勢力に抗して矢印f′方向に揺動する。その過程で、テープTは、第2レバー64の揺動端部64cとローラ70とに挟持されて、袋Bの首部B3′の大半に巻き付くようになる。
その場合、ガイドローラ62とローラ70とはそれぞれ矢印d,g方向に回転し、テープTを円滑に供給する。なお、袋Bが通過したのちの前記第2レバー64は、ばね69によって揺動端部64cが矢印f′とは反対方向つまり前述した矢印f方向に付勢されるため、揺動端部64cに粘着面を向けたテープTを袋Bの首部B3′に巻き付け、この巻き付けたテープTの下流側を上流側に貼り合わせたのち、再びローラ70との間に上流側のテープTを挟み付ける。
次いで、図8に示すように、袋Bがさらに通路61bを移動すると、移動する袋Bと、ばね69によって矢印f方向に付勢される第2レバー64の揺動端部64c及びローラ70による挟持箇所との間のテープTに緊張状態が生成される。そして、袋Bが、第3レバー65の揺動端部65c及び第4レバー66の第2揺動端部66cにテープTを介して当接して押しのけるとき、第4レバー66は、ばね73の付勢力に抗して矢印i′方向に揺動し、該第4レバー66の第3揺動端部66eに支持されたカッタ74が、前述した緊張状態のテープT方向に進出する。なお、袋Bの通過に伴い、第3レバー65はばね71の付勢力に抗して矢印h′方向に揺動する。また、袋Bの移動中、ガイドローラ62とローラ70とは、それぞれ矢印d,g方向に回転する。
また、図9に示すように、袋Bが第3レバー65の揺動端部65c及び第4レバー66の第2揺動端部66cを押しのけて移動することにより、前記カッタ74によるテープTの切断は終了する。その場合、第3レバー65は、ばね71によって揺動端部65cが矢印h方向に付勢される一方、移動する袋Bが第2揺動端部66cを押しのける結果、第4レバー66の突起部66dは矢印i′方向に付勢されるため、両部65c,66dは、切断後のテープTの貼り合せが不十分な箇所を挟み付けてしごく。
テープTの巻き付け行程が終了した袋Bは、第2移送ユニット12のアーム部材23…23が開くことにより、巾着状の商品Xとして、例えば巻付位置P2に配設された図示しない排出シュート等に排出されるようになる。
そして、矢印h方向に付勢された第3レバー65は、ストッパ72に当接して停止すると共に、矢印i′方向とは反対方向つまり前述した矢印i方向に付勢された第4レバー66は、ストッパ75に当接して停止する。これにより、図5に示した状態が再び得られる。
以上のように、前記ローラ70を、袋Bの移動方向へのみ回転可能、かつ、その逆方向には回転不可となるようにワンウェイクラッチが備えられたものとし、第2レバー64の揺動端部64cと協働してテープTの下流端を挟持すべきときには、例えばテープTに過大な後方張力が作用したとしてもローラ70は転動しなく、もってテープTの下流端を確実に挟持することができる。すなわち、テープTの下流端位置はずれることがなく、所定位置で袋Bの供給に待機するので、袋Bの首部B3′に巻き付けられるテープTの長さを安定して維持することができる。また、テープTの下流端の挟持が解除されることはないので、テープTをテープ巻付部32に再装着する必要がなくなる。
一方、袋Bを移動させるべきときには、ローラ70は移動方向に回転するので、袋Bを円滑に移動させることができる。したがって、テープTの供給を安定化して稼働率を向上することができるテープ巻付装置13が実現される。
また、ローラ70の周面にゴム層70aを形成したので、揺動部材64cと協働してテープTの下流端を挟み付けたときの保持力が増加し、テープTの下流端を一層確実に挟持することができる。
ところで、設置スペース上の理由や高速処理化を図るため、袋Bに巻き付けられたテープTを所定箇所で切断するカッタ74が通路61bに近接して配置されている場合に、通路61bを移動する袋Bの首部B3′の横断面寸法が過大側に変動すると、首部B3′がカッタ74に接触して袋Bが破損するトラブルが生じる惧れがある。
これに対処するものとして、図10に示すように、通路61bの側方に近接して、袋Bの首部B3′のふくらみを規制するピン77を備えたので、供給される袋Bの首部B3′の寸法が過大側に変動したとしても、ピン77によって首部B3′のふくらみが規制される結果、前述したトラブルは回避される。特に、本実施の形態のように、カッタ74が、ばね73で付勢される第4レバー66と連動して動作する場合、袋Bが第4レバー66の第2揺動端部66cを押しのけて移動するのに伴って、矢印jで示すようなばね73の振動に起因するカッタ74の振動が生じ、移動する袋Bがカッタ74に接触する可能性が高くなるが、前記ピン77を設けることによって当該接触を効果的に回避することができる。
以上説明したように、本発明は、物品を充填した袋の上部にテープを巻き付けて結束して巾着状の商品とするに際し、テープの供給を安定化して稼働率を向上することができるテープ巻付装置を提供する。すなわち、本発明は、物品包装の技術分野に広く好適である。
本発明の実施の形態に係るテープ巻付装置を備えた商品生産システムによって生産される商品の正面図である。 商品生産システムの概略構成を示す平面図である。 テープ巻付装置の平面図である。 テープ引出機構の要部側面図である。 テープ巻付部の構成を示す一部を破断した平面図である。 テープ巻付部の作用を説明するための図5に対応する平面図である。 同じく平面図である。 同じく平面図である。 同じく平面図である。 ピンによる袋の首部の規制作用を示す説明図である。 従来のテープ巻付装置の平面図である。 テープ巻付行程を説明するための要部拡大平面図である。 テープ巻付行程を説明するための要部拡大平面図である。
符号の説明
13 テープ巻付装置
31 ロール支持部
32 テープ巻付部
61b 通路
64 揺動部材(第2レバー)
70 ローラ
70b ゴム層
77 規制部材(ピン)
B 袋
B3′ 首部
T テープ

Claims (3)

  1. ロール状のテープを支持するロール支持部と、該支持部から繰り出されたテープを上部が首状に絞られた袋の首部に巻き付け、そののちテープを切断するテープ巻付部と、該テープ巻付部における袋の首部が移動するスリット状の通路に沿って設けられたテープ下流端挟持手段とを有するテープ巻付装置であって、前記テープ下流端挟持手段は、揺動端部が前記通路に突出自在とされた揺動部材と、通路を挟んで前記揺動端部を受ける位置に対向配置されたローラとで構成されており、前記ローラは、袋の移動方向へのみ回転可能、かつ、その逆方向には回転不可となるようにワンウェイクラッチが備えられていることを特徴とするテープ巻付装置。
  2. 前記ローラの周面に、ゴム層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ巻付装置。
  3. 前記通路の側方に、前記袋の首部のふくらみを規制する規制部材が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープ巻付装置。
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