JP2005288453A - 固形状テルミット剤及び固形状テルミット剤製造装置 - Google Patents

固形状テルミット剤及び固形状テルミット剤製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】テルミット剤による加熱効率の向上を図ることにある。
【解決手段】酸化鉄含有粉末材とアルミニウム含有粉末材とを水分を含ませた状態で混合してなるテルミット原料を圧縮して固形状に形成した固形状テルミット剤を用いることにより加熱効率の向上を図っている。また、この固形状テルミット剤の製造に適する装置は、上記テルミット原料を製造する攪拌機3と、攪拌機3で製造されたテルミット原料を蓄える原料ホッパ4と、原料ホッパ4に蓄えられたテルミット原料を計量する計量機5と、計量機5で計量されたテルミット原料を圧縮して固形状テルミット剤1を成形する成形機6とを備えた構成になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、灰溶融炉内に投入することによって当該灰溶融炉内における溶融対象物の加熱に用いる固形状テルミット剤及び固形状テルミット剤製造装置に関する。
都市ごみ等の一般廃棄物や産業廃棄物は、これまで埋立処理されていたものでも、埋立地の枯渇や環境破壊等の問題から、次第に焼却処理されるようになってきている。しかし、焼却処理を行っても、例えばストーカ炉や流動床炉等の焼却炉の炉底から排出される主灰(焼却灰)や、当該焼却炉の排ガス等からフィルタ等で捕集される飛灰(これらの主灰および飛灰を焼却残渣(溶融対象物)と定義する)に、重金属類やダイオキシン類等の含まれる率が高いため、これらをそのまま埋立処理するには問題がある。
このため、近年、焼却残渣を灰溶融炉に投入し、高温雰囲気下において溶融処理することにより、ダイオキシン類等の有害物質の無害化を図るとともに、焼却残渣の減容化を図ることが行われている。
このような灰溶融炉の一つとして、化石燃料(例えば灯油)の燃焼によって加熱する方式のバーナ(加熱手段)を備え、かつ補助加熱手段としてテルミット剤を投入することによって、焼却残渣を内外から効率よく加熱して溶融処理する灰溶融炉が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
上記テルミット剤は、テルミット反応に適した量の酸化鉄の粉末とアルミニウムの粉末とを可燃性の袋に詰めたもので構成されている。
ところが、上記のようなテルミット剤を使用した場合には、上記袋が焼却残渣等に押されて破れるようなことがあると、酸化鉄やアルミニウムの粉末が焼却残渣中に散在し、テルミット反応を生じることが極めて困難になる。このため、加熱効率が低下することが想定されていた。
特開2003−27120号公報
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、テルミット反応を確実に発生させることにより加熱効率の向上を図ることのできる固形状テルミット剤及び固形状テルミット剤製造装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の固形状テルミット剤は、灰溶融炉内における溶融対象物の加熱に用いるテルミット剤であって、酸化鉄含有粉末材とアルミニウム含有粉末材とを水分を含ませた状態で混合してなるテルミット原料を圧縮して固形状に形成したことを特徴としている。
なお、テルミット剤とは、粉末状の酸化鉄と、粉末状のアルミニウムとを一定の割合(酸化鉄とアルミニウムとのモル比が1:2となる割合)で混合したものであり、所定の高温(1050〜1100℃)に加熱することにより、下記の式(1)に示すテルミット反応による発熱を生じるものである。テルミット反応式は下記の通りである。
Fe23+2Al=2Fe+Al+198.3kcal …(1)
このテルミット反応においては、酸化鉄1モルと、アルミニウム2モルから、198.3kcalの反応熱を得ることができる。
請求項2に記載の発明の固形状テルミット剤は、請求項1に記載の発明において、上記水分の含有率は、上記テルミット原料の5〜20質量%であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明の固形状テルミット剤は、請求項1又は2に記載の発明において、上記酸化鉄含有粉末材及び上記アルミニウム含有粉末材は、酸化鉄が1モル、アルミニウムが2モルとなるように配合されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明の固形状テルミット剤は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、厚さ/直径の比が1/2.5〜1/1の円板状に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明の固形状テルミット剤は、請求項4に記載の発明において、軸線方向の一方の端面と他方の端面との間の周面は、前記軸線に対するテーパ角度が1〜5度のテーパ状に形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項1〜5の何れかに記載の固形状テルミット剤を製造する固形状テルミット剤製造装置であって、上記酸化鉄含有粉末材と上記アルミニウム含有粉末材とを上記水分を含ませた状態で混合することにより上記テルミット原料を製造する攪拌機と、この攪拌機で製造されたテルミット原料を蓄える原料ホッパと、この原料ホッパに蓄えられたテルミット原料を計量する計量機と、この計量機で計量されたテルミット原料を圧縮して上記固形状テルミット剤を成形する成形機とを備えていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項6に記載の発明において、上記攪拌機は、当該攪拌機に投入される上記酸化鉄含有粉末材、上記アルミニウム含有粉末材及び上記水のそれぞれの投入量の検出が可能な投入量検出手段を備えていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項6又は7に記載の発明において、上記攪拌機の下方に上記原料ホッパを配置し、上記攪拌機の下端部に形成された投入口部から上記テルミット原料を上記原料ホッパに投入するように構成すると共に、上記投入口部をスライドゲートで開閉するように構成したことを特徴としている。
請求項9に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項8に記載の発明において、上記投入口部の開放の際に、上記攪拌機の外方に突出した状態となる上記スライドゲートの下方に、当該スライドゲートと共に排出される上記テルミット原料を回収するための原料回収部を設けたことを特徴としている。
請求項10に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項9に記載の発明において、上記原料回収部には、上記テルミット原料の回収箱が着脱自在に設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項6〜10の何れかに記載の発明において、上記計量機は、上記原料ホッパの底板部の上面に沿って旋回自在に設けられ、当該底板部上の上記テルミット原料を当該底板部に形成された開口部に連続的に掻き移動する旋回ブレードと、一部が上記底板部の下面に沿って少なくとも上記開口部を通過すべく移動自在に設けられ、上記開口部に掻き出されたテルミット原料を一定量収容する計量孔を有する計量プレートと、この計量プレートの下面を上記計量孔の下端を閉塞するようにして摺動自在に支持し、上記開口部から間隔をおいた位置に上記計量孔に収容された上記テルミット原料を上記成形機側に供給可能とする原料供給孔を有する計量用テーブルとを備えていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項11に記載の発明において、上記旋回ブレードは、上記原料ホッパの上記底板部の上面に摺動する下端から上端に向けて漸次旋回方向の先方に位置するように傾いた傾斜下面を有していることを特徴としている。
請求項13に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項11又は12に記載の発明において、上記旋回ブレードには、当該旋回ブレードと共に上記原料ホッパの内周面に沿って旋回移動するブリッジ防止手段が設けられていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項11〜13の何れかに記載の発明において、上記計量用テーブルにおける上記原料供給孔の上方には、当該原料供給孔に対応する位置に移動してきた上記計量プレートの計量孔内に突出して、当該計量孔に詰まった上記テルミット原料を上記成形機側に排出させる閉塞防止ロッドが備えられていることを特徴としている。
請求項15に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項6〜14の何れかに記載の発明において、上記成形機は、上記計量機から供給される一定量のテルミット原料を受け入れる成形空孔を有する成形型と、上記テルミット原料が収容された上記成形空孔内に挿入して、テルミット原料を上記固形状テルミット剤に圧縮成形する成形プランジャと、上記固形状テルミット剤が収容された上記成形空孔内に挿入して当該固形状テルミット剤を成形空孔から排出するエジェクタと、上記成形空孔を、上記計量機からのテルミット原料の供給位置、上記成形プランジャの位置及び上記エジェクタの位置のそれぞれに移動すべく、上記成形型の下面を上記成形空孔の下端を閉塞するようにして摺動自在に支持し、上記エジェクタに対応する位置に上記固形状テルミット剤を排出可能とする製品排出口を有する成形用テーブルとを備えていることを特徴としている。
請求項16に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項15に記載の発明において、上記成形型と分離された状態で当該成形型の上方を覆うように設けられ、上記成形プランジャ及び上記エジェクタの挿入が可能な貫通孔を有するカバーと、このカバーに設けられ、上記成形型の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収するスクレーパとを備えていることを特徴としている。
請求項17に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項15又は16に記載の発明において、上記成形型は、上記成形空孔を有するシリンダブロックを複数連結したもので構成され、上記成形型の上面は、上記各シリンダブロックの上面及び各シリンダブロックの間を覆う平板部材の上面によって構成されており、上記成形型には、上記成形用テーブルの上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収する第2スクレーパが上記シリンダブロックの間に配置されていることを特徴としている。
請求項18に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項15〜17の何れかに記載の発明において、上記成形用テーブルの上面には、上記成形プランジャによる成形部位を超えた位置から上記成形空孔が製品排出口に向かって移動する軌跡に沿って、上記成形空孔の直径とほぼ同一の幅の面圧軽減溝が形成されていることを特徴としている。
請求項19に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項15〜18の何れかに記載の発明において、上記エジェクタは、複数の成形空孔のそれぞれに挿入して、当該各成形空孔から一度に上記固形状テルミット剤を排出すべく複数設けられており、上記各エジェクタは、時期をずらして上記各成形空孔に挿入されるように構成されていることを特徴としている。
請求項20に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項15〜19の何れかに記載の発明において、上記成形機は、上記成形空孔が上記成形プランジャに対して位置ずれを生じ、上記成形プランジャが上記成形空孔に挿入不能となっていることを検知する位置ずれ検知手段を備えていることを特徴としている。
請求項21に記載の発明の固形状テルミット剤製造装置は、請求項20に記載の発明において、上記位置ずれ検知手段は、上記成形型における上記成形空孔の側方に形成された位置検出孔と、上記成形プランジャと一体的に移動するブラケットと、上記成形プランジャの軸線方向と平行な方向に移動自在に上記ブラケットに設けられていると共に、上記成形プランジャが上記成形空孔に挿入可能である場合に限り上記位置検出孔に挿入可能となるように上記ブラケットに設けられ、かつ上記成形プランジャが上記成形空孔に入るより先に上記位置検出孔に入るように構成された位置ずれ検出ロッドとを備えていることを特徴としている。
以上説明したように、上記請求項1〜5に記載の固形状テルミット剤によれば、酸化鉄含有粉末材とアルミニウム含有粉末材とを水分を含ませた状態で混合して圧縮することにより、特殊なバインダ(例えば、メチルセルロース系やポリビニルブチラール系)を使用することなく固形状に成形することができる。従って、取り扱いが極めて簡単であると共に、極めて安価に製造することができる。
また、灰溶融炉内において、例えば焼却残渣に押されて割れ、小さな断片状になったとしても、その断片は酸化鉄及びアルミニウムを含有するものであるので、必ずテルミット反応を生じさせることができる。従って、加熱効率の向上を図ることができる。
そして、この加熱効率の向上によって、灰溶融炉へ投入するテルミット剤の量を低減することができると共に、従来使用していたテルミット剤を収容するための袋が不要になるので、溶融対象物を溶融処理するためのコストを低減することができる。
請求項2に記載の固形状テルミット剤によれば、水分の含有率がテルミット原料の5〜20質量%であるので、当該テルミット原料を適度な粘性のもとで混合することができると共に、圧縮により固形状に確実に成形することができる。
なお、水分の含有率をテルミット原料の5〜20質量%に設定したのは、5質量%未満であると、水分の不足により、固形状に形成した後の強度が充分に得られないためであり、20質量%を超えると、粘性が増加した状態になるため、混合が困難になると共に、圧縮して固形状に形成するために例えば成形型に供給することが困難になるためである。
請求項3に記載の固形状テルミット剤によれば、上記酸化鉄含有粉末材及び上記アルミニウム含有粉末材を、酸化鉄が1モル、アルミニウムが2モルとなるような割合で配合しているので、上述したテルミット反応を確実に生じさせることができる。
請求項4に記載の固形状テルミット剤によれば、厚さ/直径の比が1/2.5〜1/1の円板状に形成されているので、十分な強度が得られると共に、深部まで短時間で加熱することができる。
なお、厚さ/直径の比を1/2.5〜1/1に設定したのは、1/2.5未満では、厚さの低下に伴って強度が低下することになるからである。また、1/1超では、一方の端面を下にして置いた際に転倒しやすくなると共に、転倒した後に転がりやすくなり、これらの転倒や転がりによって、折損や欠け等が生じやすくなるので、結局、強度が低下したのと同様の結果になるためである。
請求項5に記載の固形状テルミット剤によれば、周面を、テーパ角度が1〜5度のテーパ状に形成しているので、圧縮して固形状に形成する例えば成形型から容易に抜き出すことができる。しかも、角部が鋭角に鋭く尖るのを充分抑えることができるので、その角部が欠けやすくなるのを防止することができる。
なお、テーパ角度を1〜5度に設定したのは、1度未満では、圧縮して固形状に形成した後の例えば成形型からの抜けが悪くなるからであり、5度超では、面積の大きな一方の端面と周面とからなる角部がより小さな鋭角状に尖って欠けやすくなるからである。なお、上記テーパ角度は、上述した理由から、1.5〜3度に設定することがより好ましい。
一方、請求項6〜21に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、原料ホッパに蓄えたテルミット原料を計量機を介して成形機に供給するように構成されているので、原料ホッパ内に残留するテルミット原料の量を一定の範囲に制御することにより、間断なく固形状テルミット剤を成形することができる。従って、灰溶融炉に投入すべき固形状テルミット剤の量を最適な状態に維持することができる。
請求項7に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、攪拌機に投入量検出手段が備えられているので、当該攪拌機において、酸化鉄含有粉末材、アルミニウム含有粉末材及び水の各量を最適な値に調整することができる。そして、当該投入量検出手段に相当する装置を酸化鉄含有粉末材やアルミニウム含有粉末材や水を供給する側に個々に設置する場合に比較して、コストの低減及び装置のコンパクト化を図ることができる。
請求項8に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、攪拌機の下方に原料ホッパを配置し、攪拌機の下端部に形成された投入口部からテルミット原料を原料ホッパに投入するように構成しているので、攪拌機で製造したテルミット原料を重力を利用して効率よく原料ホッパに供給することができる。
しかも、投入口部をスライドゲートで開閉するように構成しているので、投入口部を大きな開口面積のもので構成しても、当該投入口部を確実に開閉することができる。従ってこの点からも、攪拌機から原料ホッパへのテルミット原料の投入効率の向上を図ることができる。
請求項9に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、投入口部の開放の際に、攪拌機の外方に突出した状態となるスライドゲートの下方に、当該スライドゲートと共に排出されるテルミット原料を回収するための原料回収部を設けているので、テルミット原料が攪拌機の周囲に飛散するのを防止することができる。従って、作業環境の向上を図ることができる。
請求項10に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、原料回収部に、テルミット原料の回収箱を着脱自在に設けているので、原料回収部で回収したテルミット原料を当該原料回収部から容易に取り出すことができる。従って、このように排出されたテルミット原料を簡単に再利用することができる。
請求項11に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、原料ホッパの底板部の上面に沿って旋回ブレードが設けられているので、先に原料ホッパに蓄えられた下方のテルミット原料から順に、計量プレート側に払い出されることになる。従って、原料ホッパに古いテルミット原料が滞留した状態になるのを防止することができる。
また、底板部の下面に沿ってテルミット原料を収容する計量孔を有する計量プレートが設けられているので、テルミット原料を原料ホッパから計量孔に重力を利用して効率よく供給することができる。
更に、計量プレートの下面全体を摺動自在に支持し、原料ホッパの底板部に形成した開口部から間隔をおいた位置に計量孔に収容されたテルミット原料を成形機側に供給可能とする原料供給孔を有する計量用テーブルを備えているので、計量プレートを摺動させることによって計量孔を原料供給孔の位置に移動するだけで、一定量のテルミット原料を重力を利用して効率よく成形機側に供給することができる。
請求項12に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、旋回ブレードが原料ホッパの底板部の上面に摺動する下端から上端に向けて漸次旋回方向の先方に位置するように傾いた傾斜下面を有しているので、当該傾斜下面によってテルミット原料を下方に押圧する力が生じる。従って、下方に位置する計量プレートの計量孔に、テルミット原料を隙間なく一定の密度で供給することができ、当該計量孔によるテルミット原料の計量精度の向上を図ることができる。
請求項13に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、旋回ブレードと共に原料ホッパの内周面に沿って旋回移動するブリッジ防止手段が設けられているので、テルミット原料が原料ホッパの内周面を支点にして当該原料ホッパの内方まで連続的につながった状態になるいわゆるブリッジが生じるのを確実に防止することができる。従って、原料ホッパに投入されたテルミット原料を当該原料ホッパの下方に連続的に供給することができる。
請求項14に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、計量用テーブルにおける原料供給孔の上方に、当該原料供給孔に対応する位置に移動してきた上記計量プレートの計量孔内に突出して、当該計量孔に詰まった上記テルミット原料を成形機側に排出させる閉塞防止ロッドが備えられているので、上述したブリッジ等によってテルミット原料が計量孔に詰まるのを確実に防止することができる。従って、計量孔で正確に計量した後のテルミット原料を成形機側に安定的に供給することができる。
請求項15に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、計量機から供給された一定量のテルミット原料を成形型の成形空孔で受け取ることができ、このテルミット原料を成形型及び成形プランジャを用いて圧縮成形することにより、一定の質量の固形状テルミット剤を得ることができ、成形空孔内に形成された固形状テルミット剤をエジェクタによって容易に排出させることができる。
そして、成形空孔を、計量機からのテルミット原料の供給位置、成形プランジャの位置及びエジェクタの位置のそれぞれに移動させることができるので、計量機から供給されるテルミット原料に基づいて、固形状テルミット剤を連続的に生産することができる。
また、成形型を、成形空孔の形状の異なるものに交換することにより、種々の形状の固形状テルミット剤を得ることができる。
請求項16に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、成形型の上方を覆うように設けられ、成形プランジャ及び上記エジェクタの挿入が可能な貫通孔を有するカバーを備えているので、成形プランジャが成形空孔内に挿入する際に、当該成形空孔内のテルミット原料が成形型の上方に飛び出すことがあっても、この飛び出したテルミット原料が成形型の周囲に飛散するのを防止することができる。
しかも、成形型と分離された状態の上記カバーに設けられ、成形型の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収するスクレーパを備えているので、成形型の移動に伴って、当該成形型上に飛散したテルミット剤をスクレーパによって掻き集めて回収することができる。
そして、掻き集めたテルミット原料は、成形型の動きに応じて、成形空孔に再び投入することによって回収することが好ましい。この場合、これから成形プランジャに向かう位置にある成形空孔に掻き集めたテルミット原料を投入した場合でも、この掻き集めたテルミット原料の量が微小であることから、成形空孔のテルミット原料の計量精度にほとんど影響を与えることがない。また、掻き集めたテルミット原料を成形空孔から成形用テーブルの製品排出口を介して回収した場合には、当該テルミット原料を攪拌機等に送ることによって再利用することができる。
請求項17に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、成形型が成形空孔を有するシリンダブロックを複数連結したもので構成されているので、不具合を生じたシリンダブロックのみを交換することができる。従って、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、各シリンダブロックの上面及び各シリンダブロックの間を覆う平板部材を設けているので、成形型の上面に飛散したテルミット原料を上述したスクレーパによって回収することができる。
しかも、成形型には成形用テーブルの上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収する第2スクレーパがシリンダブロックの間に配置されているので、当該成形型の移動によって、成形用テーブルの上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収することができる。
そして、掻き集めたテルミット原料は、成形型の動きに応じて、成形用テーブルの製品排出口に投入することによって回収することが好ましい。この場合、製品排出口を介して回収したテルミット原料を攪拌機等に送ることによって再利用することができる。
請求項18に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、成形用テーブルの上面に、成形プランジャによる成形部位を超えた位置から成形空孔が製品排出口に向かって移動する軌跡に沿って、成形空孔の直径とほぼ同一の幅の面圧軽減溝が形成されているので、成形空孔が成形部位から面圧軽減溝に移動することによって、固形状テルミット剤の成形用テーブルに対する面圧を急激に低下させることができる。従って、成形型を駆動するためのエネルギの低減を図ることができる。
請求項19に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、複数の各エジェクタが時期をずらして各成形空孔に挿入されるように構成されているので、例えば一つの成形空孔内の固形状テルミット剤の排出が開始した後に、他の成形空孔内の固形状テルミット剤の排出が開始することになる。従って、固形状テルミット剤の排出開始時の大きな抵抗(特に静摩擦に起因して生じる大きな抵抗)が同時に発生するのを防止することができるので、エジェクタを駆動する装置の小型化、及び当該エジェクタを駆動するためのエネルギの低減を図ることができる。
請求項20に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、成形空孔が成形プランジャに対して位置ずれを生じ、成形プランジャが成形空孔に挿入不能となっていることを検知する位置ずれ検知手段を備えているので、成形プランジャが成形空孔に入らずに成形型の頂面等に当たるのを防止することができる。従って、成形プランジャ及び成形型に変形や破損等が生じるのを未然に防止することができる。
請求項21に記載の固形状テルミット剤製造装置によれば、成形プランジャが成形空孔に挿入不能な場合には位置ずれ検出ロッドが位置検出孔に挿入されることがなく、この場合、位置ずれ検出ロッドが成形型に先に当たって軸線方向に変位することになる。従って、この位置ずれ検出ロッドの軸線方向の変位を検出することにより、上記成形型の位置ずれを検出することができると共に、この検出結果に基づいて成形プランジャの移動を停止させることにより、成形プランジャ及び成形型の変形や破損等を確実に防止することができる。
以下、この発明の一実施の形態としての固形状テルミット剤及びこの固形状テルミット剤の生産に適した固形状テルミット剤製造装置について、図面を参照しながら説明する。
まず、この実施の形態で示す固形状テルミット剤1は、図1に示すように、灰溶融炉(図示せず)内における焼却残渣(溶融対象物)を例えば灯油(化石燃料)の燃焼熱によって加熱、溶融する際の補助加熱手段としてのテルミット剤であって、酸化鉄廃材粉末(酸化鉄含有粉末材)とアルミドロス粉末(アルミニウム含有粉末材)とを水分を含ませた状態で混合してなるテルミット原料を圧縮して固形状に形成した構成になっている。
なお、アルミドロスは、アルミニウムを溶解炉で溶融するときに、溶湯面上に生成されるアルミニウム、酸素及び窒素等を含む化合物である。
固形状テルミット剤1は、厚さ/直径の比が1/2.5〜1/1の円板状に形成されている。因みにこの実施の形態で示す固形状テルミット剤1は、厚さがほぼ20mm、直径がほぼ40mmに(厚さ/直径の比がほぼ1/2)に形成にされている。
厚さ/直径の比を上記のように1/2.5〜1/1に設定したのは、1/2.5未満では、厚さの低下に伴って強度が低下することになるからである。また、1/1超では、一方の端面1bを下にして置いた際に転倒しやすくなると共に、転倒した後に転がりやすくなり、これらの転倒や転がりによって、折損や欠け等が生じる確率が高くなるので、結局、強度が低下したのと同様の結果となるためである。
軸線方向の一方の端面1bと他方の端面1cとの間の周面1aは、軸線に対するテーパ角度αが1〜5度のテーパ状に形成されている。このようにテーパ角度αを1〜5度に設定したのは、1度未満では圧縮成形した後の成形空孔61a(後述する)からの抜けが悪くなるからであり、5度超では、面積の大きな一方の端面1bと周面1aとからなる角部がより小さな鋭角状に尖って欠けやすくなるからである。なお、上記テーパ角度αは、上述した理由から、1.5〜3度に設定することがより好ましい。
また、水分の含有率は、テルミット原料の5〜20質量%に設定されている。このように設定したのは、5質量%未満であると、水分の不足により、圧縮して固形状に形成した後の強度が不足した状態になるためであり、20質量%を超えると、粘性が増加した状態になるため、混合が困難になると共に、圧縮して固形状に形成するために例えば成形型に供給することも困難になるためである。
更に、酸化鉄廃材粉末及びアルミドロス粉末は、酸化鉄(Fe23)が1モル、アルミニウム(Al)が2モルとなるように配合されており、上述した式(1)で示すテルミット反応が生じるようになっている。
上記のように構成された固形状テルミット剤1によれば、酸化鉄廃材粉末とアルミドロス粉末とを水分を含ませた状態で混合して圧縮することにより、特殊なバインダ(例えば、メチルセルロース系やポリビニルブチラール系)を使用することなく固形状に成形することができる。従って、極めて簡単かつ安価に製造することができる。
また、灰溶融炉内において、例えば焼却残渣に押されて破断し、小さな断片状になったとしても、酸化鉄及びアルミニウムを上述の割合で含有したものとなるので、必ずテルミット反応を生じさせることができる。従って、加熱効率の向上を図ることができる。
しかも、加熱効率の向上に伴って、灰溶融炉へ投入する固形状テルミット剤1の低減を図ることができると共に、従来使用していたテルミット剤を収容するための袋が不要になるので、焼却残渣を溶融処理するためのコストを低減することができる。
固形状テルミット剤1の水分の含有率がテルミット原料の5〜20質量%であるので、当該テルミット原料を適度な粘性のもとで混合することができると共に、圧縮により固形状に確実に成形することができる。
また、酸化鉄廃材粉末及びアルミドロス粉末は酸化鉄やアルミニウムのみによって構成されたものではないが、酸化鉄が1モル、アルミニウムが2モルとなるように配合しているので、式(1)で示すテルミット反応を確実に生じさせることができる。なお、テルミット剤は、1050〜1100℃に加熱されることによって反応を開始し、3000℃程度の高温になる。
更に、厚さ/直径の比が1/2.5〜1/1の円板状に形成されているので十分な強度が得られると共に、深部まで短時間で加熱することができる。しかも、周面1aを、テーパ角度αが1〜5度のテーパ状に形成しているので、例えば成形型61(後述する)から容易に抜き出すことができる。しかも、一方の端面1bと周面1aとの角部が鋭角に鋭く尖るのを充分抑えることができるので、その角部が欠けやすくなるのを防止することができる。
次に、上記固形状テルミット剤1を製造するのに最適な固形状テルミット剤製造装置2について説明する。
この固形状テルミット剤製造装置2は、図2〜図4に示すように、上記酸化鉄廃材粉末と上記アルミドロス粉末とを上記水分を含ませた状態で混合して上記テルミット原料を製造する攪拌機3と、この攪拌機3で製造されたテルミット原料を蓄える原料ホッパ4と、この原料ホッパ4に蓄えられたテルミット原料を計量する計量機5と、この計量機5で計量されたテルミット原料を圧縮して上記固形状テルミット剤1を成形する成形機6とを備えている。なお、上記攪拌機3における混合は、酸化鉄廃材粉末とアルミドロス粉末と水とを供給した後に混合する場合と、これらを供給しながら混合する場合と、酸化鉄廃材粉末とアルミドロス粉末とを混合しながら更に水を供給しつつ混合する場合とを含む。
酸化鉄廃材粉末は、酸化鉄ホッパ71に蓄えられると共に、当該酸化鉄ホッパ71の底面部に設けられたスクリュフィーダ(他のフィーダでも可)72を介して、攪拌機3の容器31内に上方から供給されるようになっている。スクリュフィーダ72は、酸化鉄ホッパ71に蓄えられた酸化鉄廃材粉末を下方から順次排出するようになっている。また、酸化鉄ホッパ71には、蓄積された酸化鉄廃材粉末の上面レベルを検出するレベル計73が設けられている。
同様にして、アルミドロス粉末は、アルミホッパ74に蓄えられると共に、当該アルミホッパ74の底面部に設けられたスクリュフィーダ(他のフィーダでも可)75を介して、攪拌機3の容器31内に上方から供給されるようになっている。アルミホッパ74には、レベル計76が設けられている。上記スクリュフィーダ75及びレベル計76については、上記スクリュフィーダ72及びレベル計73と同様の構成になっている。
また、上記水分としての水は、ソレノイドエアバルブ77を介して攪拌機3の容器31内に上方から供給されるようになっている。
攪拌機3は、円筒状の周壁部31aを有する容器31と、この容器31の軸心部に設置された撹拌翼32と、この撹拌翼32を回転駆動するモータ33とを備えている。容器31は、周壁部31aの上端が天板31bで覆われており、この天板31bに開けられた各開口部を介して、酸化鉄廃材粉末、アルミドロス粉末及び水が供給されるようになっている。
ただし、スクリュフィーダ72、75と天板31bとは蛇腹等の柔軟性を有する管材31cによって連結されており、酸化鉄ホッパ71やアルミホッパ74の部材側から拘束力や荷重が攪拌機3に作用するのを極力防止するようになっている。同様にして、ソレノイドエアバルブ77と天板31bとは柔軟性を有するホースによって連結されており、ソレノイドエアバルブ77側から拘束力や荷重が攪拌機3に作用するのも極力防止するようになっている。
また、周壁部31aの下端部の内周面は、そのままの径で下方に開口する投入口部31dとなっている。
原料ホッパ4は、攪拌機3の下方に設けられており、当該攪拌機3の周壁部31aと同軸状に設置された円筒状の周壁部41と、この周壁部41の下端を覆う底板部42とを備えている。
周壁部41は、その内周面の径が上記周壁部31aの内周面の径以上の大きさに形成されており、上記投入口部31dから原料ホッパ4内に投入されるテルミット原料が周壁部41の上端に留まらないようになっている。
また、周壁部41には、原料ホッパ4内に蓄えられたテルミット原料の下限及び上限を検知するリミットスイッチ43が設けられている。
周壁部41の上端部は、攪拌機3の周壁部31aの下端部と、蛇腹等の柔軟性を有する管材31eによって連結されており、原料ホッパ4側から攪拌機3に、拘束力等が作用するのを極力防止するようになっている。
一方、上記攪拌機3における周壁部31aの下端部には、投入口部31dを開閉するスライドゲート34が設けられている。このスライドゲート34は、図3に示すように、平板状に形成されたものであり、ソレノイドエアバルブ35(図2参照)によって伸縮制御されるエアシリンダ36により旋回駆動されるようになっている。
即ち、スライドゲート34は、周壁部31aの下端部に軸線に直交する方向に形成されたスリット部31fに挿入されることにより、投入口部31dを閉塞し、スリット部31fから周壁部31aの外方に突出されることにより、投入口部31dを開放するようになっている。
そして、周壁部31aの外方に突出することになるスライドゲート34の下方には、投入口部31dの開放時にスライドゲート34と共に排出されるテルミット原料を回収するための原料回収部37が周壁部31aと一体的に設けられている。また、原料回収部37には、スライドゲート34に伴って排出されるテルミット原料を受け取る回収箱37aが着脱自在に設けられている。この回収箱37aは、原料回収部37に、タンスなどの引き出し状に設けられている。
上記攪拌機3は、スライドゲート34、原料回収部37等を含む全体の重量がロードセル(投入量検出手段)38によって測定されるようになっている。ロードセル38は、後述するように、攪拌機3に投入すべき酸化鉄廃材粉末、アルミドロス粉末及び水の量を検出することが可能になっている。
上記計量機5は、図2及び図6〜図8に示すように、原料ホッパ4の底板部42の上面に沿って旋回自在に設けられ、当該底板部42上のテルミット原料を当該底板部42に切り欠かれた開口部42aに連続的に掻き移動する旋回ブレード51と、一部が底板部42の下面に沿って少なくとも上記開口部42aを通過すべく旋回移動自在に設けられ、上記開口部42aに掻き出されたテルミット原料を一定量ずつ収容する複数の計量孔52aを有する計量プレート52と、この計量プレート52の下面を計量孔52aの下端を閉塞するようにして摺動自在に支持し、上記開口部42aから間隔をおいた位置に計量孔52aに収容された一定量のテルミット原料を成形機6側に供給すべく開けられた原料供給孔53aを有する計量用テーブル53とを備えた構成になっている。
旋回ブレード51は、図6及び図7に示すように、円形状の底板部42の軸心部に配置されたボス部51bの周方向に4等分する各位置から放射状に延在し、上記ボス部51bを中心にして、モータ51aにより旋回駆動されるようになっている。また、各旋回ブレード51は、ボス部51bから延在する長尺の帯状の板によって形成されていると共に、その一方の面が図8に示すように、原料ホッパ4の底板部42や計量プレート52の上面に摺動する下端から上端に向けて漸次旋回方向の先方に位置するように傾いた傾斜下面51cとなっている。
また、旋回ブレード51には、当該旋回ブレード51と共に原料ホッパ4の内周面に沿って旋回移動するブリッジ防止手段55が設けられている。このブリッジ防止手段55は、各旋回ブレード51における先端部近傍(原料ホッパ4の周壁部41の内周面の近傍)に立設された丸棒状のブリッジ防止バー55aと、これらのブリッジ防止バー55aを円環状に連結する補強部材55bとを備えた構成になっている。
底板部42の開口部42aは、計量プレート52の上面を計量孔52aと共に原料ホッパ4内に露出させるように、底板部42に大きく形成されている。しかも、開口部42aは、図6に示すように、計量プレート52の上面を原料ホッパ4の底板部42の上面と面一状にすべく、周壁部41に食い込むように切り欠かれている。
計量プレート52は、図6及び図7に示すように、円板状に形成されたものであり、その軸心部を中心にしてモータ52bによって回転駆動されるようになっている。計量孔52aは、円筒孔状のものが計量プレート52の半径方向に2つ並べて形成されていると共に、回転方向の複数の位置(この実施の形態では周方向に8等分した各位置)に形成されている。
計量用テーブル53に形成された原料供給孔53aは、図6に示すように、半径方向に並べられた2つの計量孔52aに対応する位置に形成されている。また、原料供給孔53aは、計量孔52aより大きな円筒孔によって形成されている。計量用テーブル53における各原料供給孔53aの位置には、当該各原料供給孔53aから排出されたテルミット原料を成形機6に案内するシュート54が接続されている。
また、計量用テーブル53における各原料供給孔53aの上方には、当該各原料供給孔53aに対応する位置に移動してきた計量プレート52の各計量孔52a内に突出して、当該計量孔52aに詰まったテルミット原料を原料供給孔53aから成形機6側に排出させる閉塞防止ロッド53bが備えられている。
各閉塞防止ロッド53bは、エアシリンダ53cによって直線方向に駆動されるようになっており、エアシリンダ53cは、計量用テーブル53の周縁部に固定されたブラケット53dによって保持されるようになっている。
上記成形機6は、図2、図4及び図5に示すように、計量機5からシュート54を介して供給される一定量のテルミット原料を受け入れる成形空孔61aを有する成形型61と、テルミット原料が収容された成形空孔61a内に挿入して、テルミット原料を固形状テルミット剤1に圧縮成形する成形プランジャ62と、固形状テルミット剤1が収容された成形空孔61a内に挿入して当該固形状テルミット剤1を成形空孔61aから排出させるエジェクタ63と、成形空孔61aを、シュート54の位置(計量機5からのテルミット原料の供給位置)、成形プランジャ62の位置及びエジェクタ63の位置のそれぞれに移動すべく、成形型61の下面を成形空孔61aの下端を閉塞した状態で摺動自在に支持し、エジェクタ63に対応する位置に固形状テルミット剤1を排出可能とする製品排出口64aを有する成形用テーブル64とを備えている。
成形型61は、軸心部を中心にしてモータ65により回転駆動されるようになっている。そして、この成形型61は、上記成形空孔61aを有するシリンダブロックCB1及び後述する位置検出孔61dを有するシリンダブロックCB2を図示しない連結手段を介して複数連結したもので構成されている。
そして、この成形型61は、図4、図5及び図9に示すように、半径方向の内側から外側に向けて、シリンダブロックCB2、CB1、CB1が順次連結されていると共に、これらの半径方向に延在するシリンダブロックCB2、CB1、CB1が上記軸心部を中心にして周方向に6等分した位置に配置された状態となるように連結されている。
また、成形空孔61aは、図4及び図5に示すように、上端開口部に、断面視で直線状のC面取(円弧状のR面取でも可)61bが形成されており、成形プランジャ62を円滑に導き入れることが可能になっている。更に、成形空孔61aの下部が、上記固形状テルミット剤1を成形する成形空間部61cとなっている。
即ち、成形空間部61cは、一定量のテルミット原料が成形プランジャ62によって圧縮されて固形状テルミット剤1となる位置に成形されている。この成形空間部61cは、成形空孔61aとしての内周面が下面に向かってテーパ状に拡径するように形成されている。このテーパ角度αは、図1で示したテーパ角度αと同じであり、固形状テルミット剤1を成形空孔61aから排出するのを容易にするための抜き勾配となっている。
成形型6の上面は、各シリンダブロックCB1、CB2の上面及び各シリンダブロックCB1、CB2の間を同一面状に覆う平板部材Pの上面によって構成されている。
そして、成形型61の周面及び上面がカバーCVによって所定の間隔をおいて覆われている。このカバーCVは、下端部が成形用テーブル64の周縁部に固定されることによって、成形型6と分離された状態で当該成形型6の周面及び上面を覆うように構成されている。
また、カバーCVの上面部CV1には、図4及び図9に示すように、成形プランジャ62が配置される成形工程部Mに対応する位置に、各成形プランジャ62及び後述する位置ずれ検出ロッド68aのそれぞれが挿入可能な貫通孔H1、H1、H2が形成されている。
更に、カバーCVの上面部CV1には、図5及び図9に示すように、エジェクタ63が配置される突出工程部Eに対応する位置に、各エジェクタ63がそれぞれ挿入可能な貫通孔H3、H3が形成されている。
そして更に、カバーCVの上面部CV1には、図9に示すように、各シュータ54の下端部にそれぞれ接続される貫通孔H4、H4が形成されている。テルミット原料は、各シュータ54、各貫通孔H4、これらの各貫通孔H4に接続された図示しないガイド筒を介して、各シリンダブロックCB1の成形空孔61aに供給されるようになっている。
また、上面部CV1の内面(下面)には、図4及び図9に示すように、突出工程部Eに対応する位置に、平板部材Pの上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収するスクレーパS1が固定されている。このスクレーパS1は、平板部材P上のテルミット原料を掻き集めて、各成形空孔61aに投入されるようになっている。この投入されたテルミット原料は、各製品排出口64a及び後述するシュート64b等を介して回収されると共に、図示しない搬送手段を介して攪拌機3に送られて再利用されるようになっている。
成形プランジャ62は、図2及び図4に示すように、成形空孔61aに摺動自在に嵌合する径で円柱状に形成されたものであり、半径方向に2つ並べて配置された各成形空孔61aに同時に挿入させるべく、2つのものがブラケット62aを介して並列に設けられている。これらの成形プランジャ62は、ブラケット62aと共に成形油圧シリンダ66によって軸線方向に駆動されるようになっている。
エジェクタ63は、図2及び図5に示すように、成形空孔61aに挿入可能な径で円柱状に形成されたものであり、2つ並べて配置された各成形空孔61aに同時に挿入させるべく、2つのものがブラケット63aを介して並列に設けられている。これらのエジェクタ63は、ブラケット63aと共にエジェクタ油圧シリンダ67によって軸線方向に駆動されるようになっている。
更に、各エジェクタ63は、図5に示すように、2つの各成形空孔61aのそれぞれに挿入して、各成形空孔61aから一度に固形状テルミット剤1を排出すべく構成されているが、この実施の形態においては、軸長の異なるエジェクタ63を用いることにより、各エジェクタ63の下端面から各成形空孔61aの上端開口位置までの寸法を異なるように構成し、これにより各エジェクタ63が時期をずらして各成形空孔61aに挿入するように構成している。
また、成形機6は、図4に示すように、成形空孔61aが成形プランジャ62に対して位置ずれを生じ、各成形プランジャ62が各成形空孔61aに挿入不能となっていることを検知する位置ずれ検知手段68を備えている。
位置ずれ検知手段68は、各シリンダブロックCB1に対して半径方向の内側に配置されたシリンダブロックCB2に形成された位置検出孔61dと、成形プランジャ62と一体的に移動する上述したブラケット62aと、成形プランジャ62の軸線方向と平行な方向に移動自在にブラケット62aに設けられていると共に、成形空孔61aが成形プランジャ62を挿入可能とする位置にある場合に限り上記位置検出孔61dに挿入可能となるようにブラケット62aに設けられ、かつ成形プランジャ62が成形空孔61aに入るより先に位置検出孔61dに入るように構成された位置ずれ検出ロッド68aとを備えている。
位置検出孔61dには、その上端開口部に、断面視で直線状のC面取(円弧状のR面取でも可)61eが形成されており、位置ずれ検出ロッド68aを円滑に導き入れることが可能になっている。
位置ずれ検出ロッド68aは、ブラケット62aに設けられた無給油ブッシュ68bによって軸方向に摺動自在に支持されている。無給油ブッシュ68bは、ブラケット62aに固定された円筒状の軸受ホルダ68cの内面に嵌合された状態で固定されている。
また、位置ずれ検出ロッド68aには、軸受ホルダ68cの上端に当接して、軸線方向の下方(位置検出孔61d側)への移動を規制するフランジ68dが一体に形成されている。そして、位置ずれ検出ロッド68aにおけるフランジ68dの上方を囲むように、軸受ホルダ68cあるいはブラケット62aに固定されたケーシング68eが設けられており、このケーシング68e内には、フランジ68dを軸受ホルダ68cの上端に当接させるべく付勢するコイルスプリング68fが設けられている。
更に、位置ずれ検出ロッド68aの上端外周には、上方に向かって漸次縮径するテーパ部68gが形成されている。また、フランジ68dが軸受ホルダ68cの上端に当接した状態の位置ずれ検出ロッド68aのテーパ部68の近傍には、位置ずれ検出ロッド68aが上方に移動することによって作動するリミットスイッチ68hが設けられている。
即ち、リミットスイッチ68hは、下方に付勢された位置ずれ検出ロッド68aが成形型61の上面に当接して上方に移動した際に、成形プランジャ62が成形型61の上面に当たる前に、テーパ部68gから力を受けて作動し、位置ずれによる電気信号を出力するようになっている。
また、上記成形型61には、図10に示すように、成形用テーブル64の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収する第2スクレーパS2が上記シリンダブロックCB1、CB2の所定の空隙部に配置されている。なお、図10には、成形型61を示していないが、第2スクレーパS2は、成形型61と共に矢印Rの方向に旋回移動して、成形用テーブル64上のテルミット原料を集めて製品排出口64aに投入して回収するようになっている。また、この第2スクレーパS2は、成形型61における周方向に180度離れた各位置に設置されている。
製品排出口64aに投入されたテルミット原料は、後述するシュート64b等を介して回収され、図示しない搬送手段を介して攪拌機3に送られて再利用されるようになっている。
また、成形用テーブル64の上面には、各成形プランジャ62によって固形状テルミット剤1が成形される成形部位64cを超えた位置から各成形空孔61aが製品排出口64aに向かって移動する軌跡に沿って、成形空孔61aの直径とほぼ同一の幅の面圧軽減溝64dが形成されている。この面圧軽減溝64dの深さは、例えば0.1〜2mm程度に形成されている。
なお、図4において、68iはダストシールである。
また、図2において、69は、成形油圧シリンダ66及びエジェクタ油圧シリンダ67に供給する作動油の圧力や流量等を制御する油圧制御装置であり、64bは、成形空孔61aから排出された固形状テルミット剤1をコンベアCに導くためのシュートである。コンベヤCによって運ばれてきた固形状テルミット剤1は、焼却残渣と共に灰溶融炉に投入されることになる。
更に、図2において、8は、計量機5及び成形機6の周囲を囲む安全カバーである。この安全カバー8は、計量機5や成形機6等に人が触れて怪我をするのを防止すべく設けられていると共に、計量時や成形時にテルミット原料による粉塵が飛散するのを防止するようになっている。
また、安全カバー8には、計量機5や成形機6を調整するなどの作業のためにドア(図示せず)が設けられているが、このドアを開けた際には、計量機5や成形機6の作動が自動的に停止する安全装置が設けられている。このため、作業者が怪我をするのを確実に防止することができる。
更に、この固形状テルミット剤製造装置2は、上記安全カバー8を含めた全体が図示しないカバーで覆われており、更なる安全性の向上、粉塵の飛散防止が図られている。
また、モータ33、51a、52b、65、スクリュフィーダ72、75の各モータ、コンベヤCのモータ、ソレノイドエアバルブ35、77、ロードセル38、リミットスイッチ43、68h、油圧制御装置69、レベル計73、76等は、制御装置Mによって一括して制御されるようになっている。
上記のように構成された固形状テルミット剤製造装置2においては、酸化鉄ホッパ71、アルミホッパ74及びソレノイドバルブ77からそれぞれ酸化鉄廃材粉末、アルミドロス粉末及び水を時間をずらして供給する。この際、攪拌機3の重量をロードセル38で測定することにより、酸化鉄が1モルとなるように酸化鉄廃材粉末の投入量を制御することができると共に、アルミニウムが2モルとなるようにアルミドロス粉末の投入量を制御することができ、かつ水分の含有率がテルミット原料の5〜20質量%となるように水を投入することができる。なお、空気中の水分を吸収することによって、上述した範囲の含水率(例えば、5質量%近傍の含水率)が得られ、十分な強度の固形状テルミット剤1を成形することが可能な場合には、攪拌機3への水の投入を要しない場合もあり得る。
また、原料ホッパ4に蓄えたテルミット原料を計量機5を介して成形機6に供給するように構成されているので、原料ホッパ4内に残留するテルミット原料の量をリミットスイッチ43によって一定の範囲に制御することにより、間断なく固形状テルミット剤1を成形することができる。従って、灰溶融炉に投入すべき固形状テルミット剤1の量を最適な状態に維持することができる。
なお、リミットスイッチ43で、テルミット原料の下限を検知した場合には、攪拌機3内に準備されたテルミット原料が原料ホッパ4内に供給されることになる。また、テルミット原料の下限を検知した状態が長く続く場合には、例えば成形機6の作動を止めて、成形プランジャ62による空打ちを防止することもできる。
また、上記空打ちに関しては、成形プランジャ62のストロークを検出し、当該成形プランジャ62が成形位置まで移動しているにもかかわらず、成形油圧シリンダ66に供給する作動油の圧力が上昇しないことを検知することによって、検出することができる。
攪拌機3の下方に原料ホッパ4を配置し、攪拌機3の下端部に形成された投入口部31dからテルミット原料を原料ホッパ4に投入するように構成しているので、攪拌機3で製造したテルミット原料を重力を利用して効率よく原料ホッパ4に供給することができる。
しかも、投入口部31dをスライドゲート34で開閉するように構成しているので、投入口部31dが周壁部41の内周面と同径の大きなものであっても、当該投入口部31dを確実に開閉することができる。従って、この点からも、攪拌機3から原料ホッパ4へのテルミット原料の投入効率の向上を図ることができる。
また、投入口部31dの開放の際に、攪拌機3の外方に突出した状態となるスライドゲート34の下方に、当該スライドゲート34と共に排出されるテルミット原料を回収するための原料回収部37を設けているので、テルミット原料が攪拌機3の周囲に飛散するのを防止することができる。従って、作業環境の向上を図ることができる。
更に、原料回収部37に、テルミット原料の回収箱37aを着脱自在に設けているので、原料回収部37で回収したテルミット原料を当該原料回収部37から容易に取り出すことができる。従って、このように排出されたテルミット原料を簡単に再利用することができる。
一方、原料ホッパ4の底板部42の上面に旋回ブレード51が設けられているので、先に原料ホッパ4に投入されたテルミット原料から順に、計量プレート52側に払い出されることになる。従って、原料ホッパ4に古いテルミット原料が滞留するのを防止することができる。
また、底板部42の下面に沿ってテルミット原料を収容する計量孔52aを有する計量プレート52が設けられているので、テルミット原料を原料ホッパ4から計量孔52aに重力を利用して効率よく供給することができる。
更に、計量プレート52の下面を摺動自在に支持し、開口部42aから間隔をおいた位置に計量孔52aに収容されたテルミット原料を成形機6側に供給可能とする原料供給孔53aを有する計量用テーブル53を備えているので、一定量のテルミット原料を重力を利用して効率よく成形機6側に供給することができる。
成形機6では、計量機5から供給された一定量のテルミット原料を成形型61及び成形プランジャ62を用いて圧縮成形することにより、一定の質量の固形状テルミット剤1を得ることができ、成形空孔61a内に形成された固形状テルミット剤1をエジェクタ63によって容易に排出させることができる。
そして、成形空孔61aを、シュート54の位置、成形プランジャ62の位置及びエジェクタ63の位置のそれぞれに移動させることができるので、計量機5から供給されるテルミット原料に基づいて、固形状テルミット剤1を連続的に生産することができる。
また、成形型61を、成形空孔61aの形状の異なるものに交換することにより、種々の形状の固形状テルミット剤を成形することができる。
更に、成形空孔61aが成形プランジャ62に対して位置ずれを生じ、成形プランジャ62が成形空孔61aに挿入不能となっていることを検知する位置ずれ検知手段68を備えているので、成形プランジャ62が成形空孔61aに入らずに成形型61の上面等に当たるのを防止することができる。従って、成形プランジャ62及び成形型61に変形や破損等が生じるのを未然に防止することができる。
また、攪拌機3にロードセル38が備えられているので、当該攪拌機3において、酸化鉄含有粉末材、アルミドロス粉末及び水の各量を最適な値に調整することができる。そして、当該ロードセル38に代表される投入量検出手段に相当する装置を酸化鉄含有粉末材やアルミドロス粉末や水を供給する側に個々に設置する場合に比較して、コストの低減及び装置のコンパクト化を図ることができる。
更に、旋回ブレード51が原料ホッパ4の底板部42の上面に摺動する下端から上端に向けて漸次旋回方向の先方に位置するように傾いた傾斜下面51cを有しているので、当該傾斜下面51cによってテルミット原料を下方に押圧する力が生じる。従って、下方に位置する計量プレート52の計量孔52aに、テルミット原料を隙間なく一定の密度で供給することができ、当該計量孔52aによるテルミット原料の計量精度の向上を図ることができる。
しかも、旋回ブレード51に、当該旋回ブレード51と共に原料ホッパ4の周壁部41の内周面に沿って旋回移動するブリッジ防止手段55が設けられているので、テルミット原料が原料ホッパ4の内周面を支点にして当該原料ホッパ4の内方まで連続的につながった状態になるいわゆるブリッジが生じるのを確実に防止することができる。
この場合、ブリッジ防止手段55におけるブリッジ防止バー55aによって上記ブリッジを効率よく崩壊することができる。また、円環状の補強部材55bは、テルミット原料が原料ホッパ4内を上から下へ移動する妨げとなるのを極力防止しながら、各旋回ブレード51に立設されたブリッジ防止バー55aを補強することができる利点がある。
従って、原料ホッパ4に投入されたテルミット原料を当該原料ホッパ4の下方に連続的に供給することができる。
また、計量用テーブル53における原料供給孔53aの上方に、当該原料供給孔53aに対応する位置に移動してきた計量プレート52の計量孔52a内に突出して、当該計量孔52aに詰まったテルミット原料を成形型61側に排出させる閉塞防止ロッド53bが備えられているので、上述したブリッジ等によってテルミット原料が計量孔52aに詰まるのを確実に防止することができる。従って、計量孔52aで正確に計量した後のテルミット原料を成形機6側に安定的に供給することができる。
更に、成形型61の上方を覆うように設けられたカバーCVを備えているので、成形プランジャ62が成形空孔61a内に挿入する際に、当該成形空孔61a内のテルミット原料が成形型61の上方に飛び出すことがあっても、この飛び出したテルミット原料が成形型61の周囲に飛散するのを防止することができる。
しかも、成形型61と分離された状態の上記カバーCVに、成形型61の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収するスクレーパS1を備えているので、成形型61の移動に伴って、当該成形型61上に飛散したテルミット剤をスクレーパS1によって掻き集めて回収することができる。
そして、掻き集めたテルミット原料は、成形空孔61aに再び投入して、成形用テーブル64の製品排出口64aから回収し、更に攪拌機3に送ることによって再利用することができる。従って、資源を有効に活用することができる。
なお、掻き集めたテルミット原料を、これから成形プランジャ62に向かう位置にある成形空孔61a(即ち、製品排出口64aを通過した後の成形空孔61a)に投入してもよい。この場合でも、この掻き集めたテルミット原料の量が微小であることから、成形空孔61a内に供給されるテルミット原料をほぼ一定に保持することができる。
更に、成形型61が成形空孔61aを有するシリンダブロックCB1や他のシリンダブロックCB2を複数連結したもので構成されているので、不具合を生じたシリンダブロックのみを交換することができる。従って、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、成形型61をシリンダブロックCB1、CB2を連結したもので構成した場合でも、各シリンダブロックCB1、CB2の上面及び各シリンダブロックの間を覆う平板部材Pを設けているので、成形型61の上面に飛散したテルミット原料を上述したスクレーパS1によって回収することができる。
しかも、成形型61には成形用テーブル64の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収する第2スクレーパS2がシリンダブロックCB1、CB2の間に配置されているので、当該成形型61の移動によって、成形用テーブル64の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収することができる。
そして、ここで掻き集めたテルミット原料も、成形用テーブル64の製品排出口64aから回収して、攪拌機3に投入することにより再利用することができる。
また、成形用テーブル64の上面に、成形プランジャ62による成形部位64cを超えた位置から成形空孔61aが製品排出口64aに向かって移動する軌跡に沿って、成形空孔61aの直径とほぼ同一の幅の面圧軽減溝64dが形成されているので、成形空孔61aが成形部位64cから面圧軽減溝64dに移動することによって、固形状テルミット剤1の成形用テーブル64に対する面圧が高圧から低圧の状態に急激に低下することになる。従って、成形型61が旋回移動する際のエネルギの低減を図ることができる。
更に、2つの各エジェクタ63が時期をずらして各成形空孔61aに挿入されるように構成されているので、一方の成形空孔61a内に成形された固形状テルミット剤1の排出移動が開始した後に、他方の成形空孔61a内の固形状テルミット剤1の排出移動が開始することになる。従って、固形状テルミット剤1の移動を開始する際の大きな抵抗(特に静摩擦に起因する抵抗)が同時に発生することがないので、エジェクタ63を駆動するエジェクタ油圧シリンダ67等の装置の小型化、及び当該エジェクタ63を駆動するためのエネルギの低減を図ることができる。
なお、成形油圧シリンダ66及びジェクタ油圧シリンダ67は、それぞれエアシリンダによって構成してもよい。
また、成形型61において、位置合わせ用のシリンダブロックを別途設け、当該シリンダブロックに形成した円筒孔に、位置合わせロッドを挿入することにより、成形空孔61aの位置を成形プランジャ62の位置に強制的に合わせるように構成してもよい。この場合、位置合わせロッドは、先端部をテーパ状に形成して上記円筒孔に容易に挿入可能とし、このテーパ部の基端側に上記円筒孔と精密に嵌合する平行部を形成する。そして、位置合わせロッドの基端側を例えばブラケット62aに固定し、成形プランジャ62が成形空孔61aに挿入される前に、位置合わせロッドのテーパ部及び平行部が円筒孔に挿入するように構成することになる。
また、上記位置合わせロッドを位置ずれ検出ロッド68aに代えて設けてもよい。この場合には、成形空孔61aの位置を成形プランジャ62の位置に強制的に合わせることができると共に、この強制的な位置合わせができなかった場合には、位置合わせロッドが上方に移動してリミットスイッチ68hを作動させ、成形動作を停止させることができる。
この発明の固形状テルミット剤の一実施の形態として示した図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 この発明の固形状テルミット剤製造装置の一実施の形態として示した概念図である。 同固形状テルミット剤製造装置におけるスライドゲートの付近を示す図であって、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同固形状テルミット剤製造装置における成形機の成形プランジャに対応する部分を示す要部拡大図である。 同固形状テルミット剤製造装置における成形機のエジェクタに対応する部分を示す要部拡大図である。 同固形状テルミット剤製造装置における計量機を示す断面図である。 同固形状テルミット剤製造装置における計量機を示す平面図である。 同固形状テルミット剤製造装置における旋回ブレード、計量プレート等を示す断面図である。 同固形状テルミット剤製造装置における成形機を示す図であって、図4のIX−IXに沿う断面図である。 同固形状テルミット剤製造装置における成形機を示す図であって、図4のX−X線に沿う断面図である。
符号の説明
1 固形状テルミット剤
1a 周面
1b 一方の端面
1c 他方の端面
2 固形状テルミット剤製造装置
3 攪拌機
4 原料ホッパ
5 計量機
6 成形機
31d 投入口部
34 スライドゲート
37 原料回収部
37a 回収箱
38 ロードセル(投入量検出手段)
41 周壁部
42 底板部
42a 開口部
51 旋回ブレード
51c 傾斜下面
52 計量プレート
52a 計量孔
53 計量用テーブル
53a 原料供給孔
53b 閉塞防止ロッド
55 ブリッジ防止手段
55a ブリッジ防止バー
61 成形型
61a 成形空孔
61d 位置検出孔
62 成形プランジャ
62a ブラケット
63 エジェクタ
64 成形用テーブル
64a 製品排出口
64c 成形部位
64d 面圧軽減溝
68 位置ずれ検知手段
68a 位置ずれ検出ロッド
CB1、CB2 シリンダブロック
CV カバー
H1、H2、H3 貫通孔
P 平板部材
S1 スクレーパ
S2 第2スクレーパ
α テーパ角度

Claims (21)

  1. 灰溶融炉内における溶融対象物の加熱に用いるテルミット剤であって、
    酸化鉄含有粉末材とアルミニウム含有粉末材とを水分を含ませた状態で混合してなるテルミット原料を圧縮して固形状に形成したことを特徴とする固形状テルミット剤。
  2. 上記水分の含有率は、上記テルミット原料の5〜20質量%であることを特徴とする請求項1に記載の固形状テルミット剤。
  3. 上記酸化鉄含有粉末材及び上記アルミニウム含有粉末材は、酸化鉄が1モル、アルミニウムが2モルとなるように配合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固形状テルミット剤。
  4. 厚さ/直径の比が1/2.5〜1/1の円板状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の固形状テルミット剤。
  5. 軸線方向の一方の端面と他方の端面との間の周面は、前記軸線に対するテーパ角度が1〜5度のテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の固形状テルミット剤。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の固形状テルミット剤を製造する固形状テルミット剤製造装置であって、
    上記酸化鉄含有粉末材と上記アルミニウム含有粉末材とを上記水分を含ませた状態で混合することにより上記テルミット原料を製造する攪拌機と、
    この攪拌機で製造されたテルミット原料を蓄える原料ホッパと、
    この原料ホッパに蓄えられたテルミット原料を計量する計量機と、
    この計量機で計量されたテルミット原料を圧縮して上記固形状テルミット剤を成形する成形機とを備えていることを特徴とする固形状テルミット剤製造装置。
  7. 上記攪拌機は、当該攪拌機に投入される上記酸化鉄含有粉末材、上記アルミニウム含有粉末材及び上記水のそれぞれの投入量の検出が可能な投入量検出手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  8. 上記攪拌機の下方に上記原料ホッパを配置し、上記攪拌機の下端部に形成された投入口部から上記テルミット原料を上記原料ホッパに投入するように構成すると共に、上記投入口部をスライドゲートで開閉するように構成したことを特徴とする請求項6又は7に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  9. 上記投入口部の開放の際に、上記攪拌機の外方に突出した状態となる上記スライドゲートの下方に、当該スライドゲートと共に排出される上記テルミット原料を回収するための原料回収部を設けたことを特徴とする請求項8に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  10. 上記原料回収部には、上記テルミット原料の回収箱が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  11. 上記計量機は、
    上記原料ホッパの底板部の上面に沿って旋回自在に設けられ、当該底板部上の上記テルミット原料を当該底板部に形成された開口部に連続的に掻き移動する旋回ブレードと、
    一部が上記底板部の下面に沿って少なくとも上記開口部を通過すべく移動自在に設けられ、上記開口部に掻き出されたテルミット原料を一定量収容する計量孔を有する計量プレートと、
    この計量プレートの下面を上記計量孔の下端を閉塞するようにして摺動自在に支持し、上記開口部から間隔をおいた位置に上記計量孔に収容された上記テルミット原料を上記成形機側に供給可能とする原料供給孔を有する計量用テーブルとを備えていることを特徴とする請求項6〜10の何れかに記載の固形状テルミット剤製造装置。
  12. 上記旋回ブレードは、上記原料ホッパの上記底板部の上面に摺動する下端から上端に向けて漸次旋回方向の先方に位置するように傾いた傾斜下面を有していることを特徴とする請求項11に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  13. 上記旋回ブレードには、当該旋回ブレードと共に上記原料ホッパの内周面に沿って旋回移動するブリッジ防止手段が設けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  14. 上記計量用テーブルにおける上記原料供給孔の上方には、当該原料供給孔に対応する位置に移動してきた上記計量プレートの計量孔内に突出して、当該計量孔に詰まった上記テルミット原料を上記成形機側に排出させる閉塞防止ロッドが備えられていることを特徴とする請求項11〜13の何れかに記載の固形状テルミット剤製造装置。
  15. 上記成形機は、
    上記計量機から供給される一定量のテルミット原料を受け入れる成形空孔を有する成形型と、
    上記テルミット原料が収容された上記成形空孔内に挿入して、テルミット原料を上記固形状テルミット剤に圧縮成形する成形プランジャと、
    上記固形状テルミット剤が収容された上記成形空孔内に挿入して当該固形状テルミット剤を成形空孔から排出するエジェクタと、
    上記成形空孔を、上記計量機からのテルミット原料の供給位置、上記成形プランジャの位置及び上記エジェクタの位置のそれぞれに移動すべく、上記成形型の下面を上記成形空孔の下端を閉塞するようにして摺動自在に支持し、上記エジェクタに対応する位置に上記固形状テルミット剤を排出可能とする製品排出口を有する成形用テーブルとを備えていることを特徴とする請求項6〜14の何れかに記載の固形状テルミット剤製造装置。
  16. 上記成形型と分離された状態で当該成形型の上方を覆うように設けられ、上記成形プランジャ及び上記エジェクタの挿入が可能な貫通孔を有するカバーと、
    このカバーに設けられ、上記成形型の上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収するスクレーパとを備えていることを特徴とする請求項15に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  17. 上記成形型は、上記成形空孔を有するシリンダブロックを複数連結したもので構成され、上記成形型の上面は、上記各シリンダブロックの上面及び各シリンダブロックの間を覆う平板部材の上面によって構成されており、
    上記成形型には、上記成形用テーブルの上面に飛散したテルミット原料を掻き集めて回収する第2スクレーパが上記シリンダブロックの間に配置されていることを特徴とする請求項15又は16に記載の固形状テルミット剤製造装置。
  18. 上記成形用テーブルの上面には、上記成形プランジャによる成形部位を超えた位置から上記成形空孔が製品排出口に向かって移動する軌跡に沿って、上記成形空孔の直径とほぼ同一の幅の面圧軽減溝が形成されていることを特徴とする請求項15〜17の何れかに記載の固形状テルミット剤製造装置。
  19. 上記エジェクタは、複数の成形空孔のそれぞれに挿入して、当該各成形空孔から一度に上記固形状テルミット剤を排出すべく複数設けられており、
    上記各エジェクタは、時期をずらして上記各成形空孔に挿入されるように構成されていることを特徴とする請求項15〜18の何れかに記載の固形状テルミット剤製造装置。
  20. 上記成形機は、上記成形空孔が上記成形プランジャに対して位置ずれを生じ、上記成形プランジャが上記成形空孔に挿入不能となっていることを検知する位置ずれ検知手段を備えていることを特徴とする請求項15〜19の何れかに記載の固形状テルミット剤製造装置。
  21. 上記位置ずれ検知手段は、
    上記成形型における上記成形空孔の側方に形成された位置検出孔と、
    上記成形プランジャと一体的に移動するブラケットと、
    上記成形プランジャの軸線方向と平行な方向に移動自在に上記ブラケットに設けられていると共に、上記成形プランジャが上記成形空孔に挿入可能である場合に限り上記位置検出孔に挿入可能となるように上記ブラケットに設けられ、かつ上記成形プランジャが上記成形空孔に入るより先に上記位置検出孔に入るように構成された位置ずれ検出ロッドとを備えていることを特徴とする請求項20に記載の固形状テルミット剤製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102442762B1 (ko) * 2021-08-02 2022-09-14 주식회사 제이케이메탈소재 폐 슬래그를 재활용한 구 형상의 알루미나 볼 제조 시스템

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