JP2005288047A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

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Takeshi Tsuru
猛志 水流
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Abstract

【課題】 食器が少量の場合、左右に配置される洗浄ノズルのうち一方の洗浄ノズルからの洗浄水の供給を停止し、片方の洗浄ノズルで洗浄する片側洗浄モードを設けることにより、洗浄水の使用量を低減することができる食器洗い乾燥機を提供すること。
【解決手段】 本体ケースと、扉と、被洗浄物を収納する洗浄槽と、該洗浄槽内の左右にそれぞれ設けられ洗浄水を噴射するための複数の洗浄ノズルと、洗浄水を給排水するための給排水通路と、必要に応じて洗浄水を加熱するための加熱手段と、乾燥空気を供給するためのファンと、各種操作スイッチが配置される操作部とを備えてなる食器洗い乾燥機において、全量洗浄モードと片側洗浄モードを設け、全量洗浄モード時には、左右の洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、片側洗浄モード時には、一方の洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、他方の洗浄ノズルは休止させる食器洗い乾燥機。
【選択図】 図2

Description

本発明は、食器洗い乾燥機に関し、特に、全量洗浄と片側洗浄とを切り換え可能な食器洗い乾燥機に関するものである。
近時、食器洗い乾燥機の需要が増え、それにつれて多くの機能が付加されるようになり、効率的な食器の洗浄及び乾燥ができる等、食器洗い乾燥機は、使い勝手の良い製品の一つとして広く利用されている。
一方、購買者は、使い勝手がよいという機能の面は勿論のこと、同じ機能を有する製品であれば、少しでも安価で且つ維持コストの安いものを求める傾向にあり、食器洗い乾燥機においても維持コストをいかに低減するかは、喫緊な課題になっている。
従来の食器洗い乾燥機を図13に基づいてその概略を説明する。食器洗い乾燥機1は、図に示すように、外壁を形成する本体ケース2と、該本体ケース2の側面部に設けられる扉3等からなる。本体ケース2内には、洗浄槽4が形成されるとともに、該洗浄槽4内にはその上下にそれぞれ下食器かご5及び上食器かご6が収納自在に設けられる。
前記下食器かご5及び上食器かご6の下方には、それぞれ下洗浄ノズル7及び上洗浄ノズル8が左右に1つずつ設けられている。また、洗浄槽4の下部には、貯留槽9が設けられ、洗浄及びすすぎ工程の際、一定量の水が貯留され、貯留された水により食器の洗浄乃至すすぎが行われる。
符号10は、洗浄ポンプであり、貯留槽9の水を下給水通路11及び上給水通路12を介して左右2つの下洗浄ノズル7及び同じく左右2つの上洗浄ノズル8に送り、これら下洗浄ノズル7及び上洗浄ノズル8から下食器かご5及び上食器かご6に入れられる各種食器に貯留槽9の水を噴射し洗浄する。
洗浄後は、自動的にすすぎ工程に切り換えられ、数回のすすぎ工程が繰り返された後、停止される。なお、引き続いて乾燥モードを選択している場合には、図示しない送風ファンが駆動され、貯留槽9内に乾燥空気を送ることにより内部の各種食器を乾燥させる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来の食器洗い乾燥機は、5、6人の家族構成を想定しており、その分の食器を洗い乾燥するのに適した容量等を有している。そのため、その分に適した量の水を洗浄槽4内に入れて用いていた。ところが、処理すべき食器が半分以下の少ないときもあり、このような食器が少量の場合、それに応じて洗う水の量は少なくてもよいところ、従来の食器洗い乾燥機は、左右方向に設けられる洗浄ノズルを使用して食器を洗浄するものであるため、例え少量の食器であっても貯留槽9内には規定の量の水を入れ、その規定量の水で洗浄していた。そのためそれだけ維持コストが嵩むという問題を有していた。
特開平2002−532
本発明の目的は、従来の問題を解決することであり、詳細には、食器が少量の場合、左右に配置される洗浄ノズルのうち一方の洗浄ノズルからの洗浄水の供給を停止し、片方の洗浄ノズルで洗浄する片側洗浄モードを設けることにより、洗浄水の使用量を低減することができる食器洗い乾燥機を提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、本体ケースと、扉と、被洗浄物を収納する洗浄槽と、該洗浄槽内の左右にそれぞれ設けられ洗浄水を噴射するための複数の洗浄ノズルと、洗浄水を給排水するための給排水通路と、必要に応じて洗浄水を加熱するための加熱手段と、乾燥空気を供給するためのファンと、各種操作スイッチが配置される操作部とを備えてなる食器洗い乾燥機において、全量洗浄モードと片側洗浄モードを設け、全量洗浄モード時には、前記左右の洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、片側洗浄モード時には、一方の洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、他方の洗浄ノズルは休止させる構成。
そしてこのような構成により、食器が少量の場合には、片方の洗浄ノズルで洗浄することになり、洗浄水の循環量は少なくなる。また、貯水量が同じなら、循環量は増へ、その結果、洗浄力は高まる。
請求項2に係る発明では、すすぎ工程時には、休止側の洗浄ノズルからも洗浄水を噴射させる構成。このような構成により、洗浄槽の全内壁面は常にきれいになる。
請求項3に係る発明では、前記ファンは、片側洗浄部側に設けられる構成。そしてこのような構成により、 片側洗浄時に食器かごに入れられた食器は、より強い送風により集中的に乾燥される。
請求項4に係る発明では、前記洗浄槽の下方に設けられる排水口は、片側洗浄部側に設けられる構成。このような構成により、貯留槽の水は短時間で循環されるようになる。
請求項1に係る発明では、全量洗浄モードと片側洗浄モードを設け、全量洗浄モード時には、左右の洗浄ノズルから洗浄水を噴射し、片側洗浄モード時には、一方の洗浄ノズルから洗浄水を噴射するとともに、他方の洗浄ノズルを休止させることにより、食器が少量の場合、片方の洗浄ノズルで洗浄することになり、洗浄水の循環量を少なくすることができ、それだけ使用する水量を低減することができる。また、貯水量が同じなら、循環量を増やすことができ、洗浄ノズルからの噴射力を大きくすることができるため、洗浄力を高めることができる。
請求項2に係る発明では、すすぎ工程時に、休止側の洗浄ノズルからも洗浄水を噴射させることにより、請求項1に係る発明の効果に加え、例え片側洗浄であっても洗浄後においては、洗浄槽内は全面に亘って洗剤及び残菜等が付着することになるが、このような構成により、洗浄槽の全内壁面をきれいに洗浄することができる。さらに食器のすすぎ工程時間を短くすることができるとともに、且つすすぎ効果を向上することができる。
請求項3に係る発明では、乾燥工程時に用いる送風ファンを片側洗浄部側に設けることにより、請求項1、2に係る発明の効果に加え、特に使用した片側洗浄部側により強い送風を集中的に供給することができるため、該箇所を効率的、且つ短時間で乾燥することができる。
請求項4に係る発明では、洗浄槽の下方に設けられる排水口を片側洗浄部側に設けることにより、請求項1ないし3に係る発明の効果に加え、貯留槽の水を短時間で循環させることができるため、使用水量をさらに低減することができる。
図1〜図5に本発明を適用した食器洗い乾燥機を示し、図1にその正面図を示し、図2に図1のA−A線断面図を示し、図3に開閉弁近傍の拡大断面図を示し、図4に扉のない状態の正面図を示し、図5に洗浄槽の一部平面図を示す。以下、図1の左側を左方、右側を右方と呼び、その上側を上方、下側を下方と呼び、その紙面と垂直な手前側を前方、その反対側を後方と呼ぶ。
食器洗い乾燥機20は、外郭を本体ケース21と扉22とから形成される。本体ケース21は、前方側を開口した縦長の矩形状の中空体からなり、その下面には脚23が取り付けられる。前記扉22は、本体ケース21の前方側の開口を開閉するためのもので、図2に示すように下部に設けられるヒンジ24を支点にしてその上端が下方に回動し、解放時には略水平状態になる。そして、その開放は、図1に示すようにワンプッシュボタン25を押すことにより図示しないバネの力により行われる。なお、扉は前方側に開くものを示すが、左右に開くものであっても良い。
本体ケース21内には、洗浄槽26が配設されるとともに、該洗浄槽26の下方には、洗浄ポンプ40等が配置される機械室27が形成される。洗浄槽26は、前方側を開口し、本体ケース21より若干小さな縦長の矩形状の中空体からなり、その前方側の開口は、本体ケース21の前方側の開口端に一体に取り付けられ、扉22により開閉される。
また、洗浄槽26内の左右側には、ほぼ対称に各種洗浄ノズルが取り付けられる。即ち、洗浄槽26内の下方には、図4及び図5に示すようにその左右側に、左下洗浄ノズル29及び右下洗浄ノズル30がそれぞれ設けられる。左下洗浄ノズル29及び右下洗浄ノズル30は同じもので、上面に複数のノズル口28を有し、水が噴出される際の反力により回転し、ノズル口28から噴出される洗浄水を、後記の下段に設けられる食器かご内の食器の下側から吹き付け食器を洗浄する。
また、洗浄槽26内の後方側である背面には、図4に示すようにその左右側に、左背面ノズル31、右上背面ノズル32及び右下背面ノズル33がそれぞれ設けられる。左背面ノズル31、右上背面ノズル32及び右下背面ノズル33はほぼ同じもので、その前方側に複数のノズル口28を有し、ノズル口28から噴出される洗浄水を、後記の上下段に設けられる食器かご内の食器の背面側から吹き付けることにより食器を洗浄する。なお、左側のノズルを1個、右側のノズルを2個として示したが、左右同数にしても良いし、片側洗浄モード時に使われる左側のノズルを右側より多くしても良い。
さらに、洗浄槽26内の上方には、図4に示すようにその左右側に、左上洗浄ノズル34及び右上洗浄ノズル35がそれぞれ設けられる。左上洗浄ノズル34及び右上洗浄ノズル35は同じもので、その下方側に複数のノズル口28を有し、水が噴出される際の反力により回転し、ノズル口28から噴出される洗浄水を、後記の上段に設けられる食器かご内の食器の上側から吹き付けることにより食器を洗浄する。
前記洗浄槽26の下方には、水を溜めるための貯留槽36が形成される。この貯留槽36には、洗浄工程時、或いは1回のすすぎ工程時に所定量の水が貯留され、貯留された所定量の水で洗浄或いはすすぎが行われる。また、貯留槽36には、加熱手段としてのヒータ37が設けられており、必要に応じて洗浄用の水及びすすぎ用の水を加熱し、洗浄或いはすすぎを行う。さらに、貯留槽36の上方には、残菜フィルター38が取り外し自在に配置され、食器から洗い落とされた残菜をその上面に留め、この後方の貯留槽36内に流れ出ないようにする。
また、貯留槽36の下方には、図5に示すようにその左側寄りに排水口39が設けられており、排水時、洗浄ポンプの逆転によって、洗浄用の水或いはすすぎ用の水を排出する。なお、この排水口39を洗浄槽26の左側寄りに設けることにより、左側の洗浄槽26が使用される片側洗浄モード時の排水を短時間で且つ効率よく行うことができる。
前記機械室27には、洗浄ポンプ40、給水電磁弁41及び送風ファン42等が設けられる。洗浄ポンプ40は、正逆回転可能なポンプで、正回転時には、貯留槽36内の洗浄水或いはすすぎ水を前記各種ノズルに送り、逆回転時には、貯留槽36内の洗浄水或いはすすぎ水を前記排水口39より外部に排出する。
給水電磁弁41は、洗浄工程時或いはすすぎ工程時に貯留槽36内に所定量の水を供給するためのもので、その一方端は図示しない水道栓に連結され、他方端は貯留槽36に連結され、電磁弁が洗浄、すすぎ給水時に開放され、水道水圧によって貯留槽36に給水する。また、給水電磁弁41は、全量洗浄モード時には、5、6人用の食器を洗うために必要な水量が供給されるが、片側洗浄モード時には、それよりも少ない量の水が供給される。
送風ファン42は、乾燥時に駆動されるファンで、シロッコファン等が用いられる。送風ファン42の一方側の図示しない空気取入口は、機械室27に連通され、本体ケース21の底部に設けられる図示しない開口より外気を導入する。また、送風ファン42の他方側は、乾燥ヒータ43を内設する送風路44を介して本体ケース21と洗浄槽26との側面間に形成される送風路に連通される。この送風路は、垂直な上向送風路45、水平送風路46及び垂直な下向送風路47からなる逆U字形のもので、下向送風路47の下方には、洗浄槽26の下部内に開口する吐出口48が設けられる。
そして、洗浄後の乾燥時、送風ファン42が駆動されるとともに、必要に応じて乾燥ヒータ43に通電され、乾燥空気を上向送風路45、水平送風路46及び下向送風路47を介して下向送風路47の下方に設けられる吐出口48より、洗浄槽26の下部内に導入し、洗浄後の食器を乾燥する。乾燥後の空気は、図示しない送風路を介して図1に示すように扉22の上方に設けられる排気孔49より排出される。なお、片側洗浄モード時では、食器の数が少ないためその送風量も少なくする。
前記機械室27の前方の本体ケース21面には、操作部50が形成される。操作部50には、オンオフの切り換えを行うスタートスイッチ51、標準モードを設定する標準スイッチ52、食器の汚れがひどいときに設定する念入りスイッチ53、食器の汚れが少ないときに設定する簡単スイッチ54、予洗いを必要とするときに設定するおこのみスイッチ55、全量洗浄モード或いは片側洗浄モードを設定する容量スイッチ56、乾燥を設定する乾燥スイッチ57及び表示部58等を備えている。
操作部50のこれら各種操作スイッチと反対側には、図2に示すように各種制御素子59を搭載したマイコン基板60が設けられ、各種操作スイッチを操作することにより、洗浄ポンプ40、給水電磁弁41、或いは送風ファン42等が駆動され、所定のモード、例えば、容量スイッチ56を押すことにより給水電磁弁41が貯留槽36へ供給する水量を少な目にするとともに、左側に設けられる各種ノズルから水を噴出し、片側洗浄部側である洗浄槽26の左側だけで片側洗浄を行う。
図2に下段に設置される下食器かご61及び上段に設置される上食器かご62を示す。下食器かご61及び上食器かご62は、洗浄槽26内の両側面に水平に取り付けられる図示しないレールに沿って前後方向に出し入れ可能とされ、扉22を開け、下食器かご61及び上食器かご62を引き出し、その中に各種皿63、コップ64及び茶碗65等を入れ、次いで下食器かご61及び上食器かご62を押し込んでセットし、洗浄を開始する。洗い乾燥の終了後は、逆の手順で食器を取り出す。
次に、全量洗浄モードと片側洗浄モード時の水の切り換えについて説明する。前記洗浄ポンプ40と左下洗浄ノズル29、右下洗浄ノズル30、左背面ノズル31、右上背面ノズル32、右下背面ノズル33、左上洗浄ノズル34及び右上洗浄ノズル35の各ノズルとを連通する給水経路には、上流側に弁収納室70が、その弁収納室70直下流には後記の各種給水口71が形成されるとともに、この各種給水口71は、同じく後記の各種給水通路を介して前記各種ノズル29〜35に連通される。
前記各種給水口71は、図8に示すように隔壁80により4つに区画形成される給水口で、下ノズル用左給水口72、下ノズル用右給水口73、上ノズル用左給水口74及び上ノズル用右給水口75からなり、その下端部は平坦とされ、後記の開閉弁が当接可能な弁座部を形成する。
また、4つの各種給水口71のそれぞれの上端部は、4つの各種給水通路に連通される。即ち、各種給水通路は、下ノズル用左給水通路76、下ノズル用右給水通路77、上ノズル用左給水通路78及び上ノズル用右給水通路79からなり、下ノズル用左給水口72には、下ノズル用左給水通路76が連通され、図5で矢印aで示すように水が流れるとともに、該水aは左下洗浄ノズル29に供給される。また、下ノズル用右給水口73には、下ノズル用右給水通路77が連通され、図5で矢印bで示すように水が流れるとともに、該水bは、右下洗浄ノズル30に供給される。
さらに、上ノズル用左給水口74には、上ノズル用左給水通路78が連通され、図5で矢印cで示すように水が流れるとともに、該水cは、左背面ノズル31及び左上洗浄ノズル34に供給され、上ノズル用右給水口75には、上ノズル用右給水通路79が連通され、図5で矢印dで示すように水が流れるとともに、該水dは、右上背面ノズル32、右下背面ノズル33及び右上洗浄ノズル35に供給される。
前記弁収納室70には、左開閉弁81及び右開閉弁82が配設される。左開閉弁81及び右開閉弁82は、図6及び図7に示すように、同形のものでそれぞれ弁体83、中空円筒部84及びL字状板体85からなる。弁体83は、半円形の板体で前記各種給水口71の下端の弁座としての機能を有する平坦部に当接可能とされ、弁収納室70から各種給水口71への洗浄水を流通させたり、遮断したりする。その状態を図3に示す。即ち、左右開閉弁81、82がR位置にあるときには、給水口71を開放しており、水は矢印で示すように流れ、S位置にあるときには、両方或いはいずれかの給水口71を遮断している。
前記中空円筒部84は、左右開閉弁81、82を上下方向のみの動きをさせるための案内部材であり、弁収納室70内の底面より立設される案内棒87に嵌合され、弁収納室70内に洗浄水が流れ込むとその水流により弁体83を案内棒87に沿って上動させる。また、前記L字状板体85は、その先端に水平方向に突き出た係止リブ86を有する部材で、後記のソレノイドが係合可能とされる。
符号88、89は左ソレノイド、右ソレノイドであり、左ソレノイド88及び右ソレノイド89は、図9に示すように弁収納室70の側壁に水平方向に取り付けられるとともに、その先端の係合突起90、90は、それぞれ弁収納室70内に侵入されており、両ソレノイド88、89のそれぞれ、或いは同時の通電により、係合突起90は、弁収納室70内へより突き出され、左右開閉弁81、82のL字状板体85の先端に水平方向に突き出た係止リブ86に係合し、左右開閉弁81、82をR位置に保持して水流による左右開閉弁81、82の上動を禁止し、洗浄水の各種ノズルへの流れを許容する。
図10は、片側洗浄モードが選択されるときの下段の下食器かご61及び上段の上食器かご62内に各種皿63、コップ64及び茶碗65等を入れた状態を示すものである。このように下食器かご61及び上食器かご62は、左側領域X及び右側領域Yに区画されており、片側洗浄モード時には、左側領域Xのみに各種食器を入れて洗浄槽26内に収納する。このように食器を収納配置しておくことにより、片側洗浄モード時の食器洗浄が有効に行われる。
図11は、その変形例であり、下食器かご61及び上食器かご62ともその左側領域Xと右側領域Yとに2分割可能とするとともに、左側領域Xと右側領域Yとの間に区画壁91を介在させるものである。この区画壁91は、取り外し自在の平板状の部材からなり、区画壁91を設けることにより洗浄水を左側の洗浄槽26に集中させることができるため、その洗浄効果を高めることができる。
図12に食器洗い乾燥機20の制御装置100を示す。制御装置100は、メモリ102に予め格納しているプログラムを実行し、洗浄及び乾燥制御を行うマイクロコンピュータ101によって制御される。マイクロコンピュータ101には、操作部50に配置されるスタートスイッチ51、標準モードを設定する標準スイッチ52、食器の汚れがひどいときに設定される念入りスイッチ53、食器の汚れが少ないときに設定される簡単スイッチ54、予洗いを必要とするときに設定されるおこのみスイッチ55、全量洗浄或いは片側洗浄を設定する容量スイッチ56、乾燥を設定する乾燥スイッチ57からなる各種スイッチ103が連結され、選定された信号に基づいた洗浄、乾燥制御が実行される。
マイクロコンピュータ101には、洗浄水の水位を感知する水位センサ104、ドアセンサ105、洗浄水の温度を感知する水温センサ106、過熱センサ107からの検知信号が入力され、各信号に応じた適正な洗浄及び乾燥制御が行われる。即ち、洗浄工程時及びすすぎ工程時では、洗浄ポンプ40が駆動されるとともに、所定時間給水電磁弁41が開放され、所定の水量が貯留槽36に貯留される。
また、片側洗浄モードが選定されると、全量洗浄モード時より少ない所定時間給水電磁弁41が開放され、全量洗浄モード時より少ない所定の水量が貯留槽36に貯留されるとともに、左側の各種ノズルのみに水が供給され、その少ない水量で片側洗浄モードが実行される。なお、片側洗浄モード時では、左側の洗浄槽のみで洗浄が行われるが、使用しない右側の洗浄槽内も汚れるため、片側洗浄モード時のすすぎ工程では、全てのノズルから水を噴出して洗浄槽26の全体を洗うように設定される。
洗浄工程及びすすぎ工程後では、洗浄ポンプ40が逆転し、 排水口39から洗浄及びすすぎ後の水が排水される。さらに、乾燥工程時では、送風ファン42が駆動され、洗浄後の各種食器を乾燥させる。そして、制御状態等を表示部58に表示し、制御終了等をブザー108により報知する。
次いで、全量洗浄モードと片側洗浄モードについての洗浄水の流れについて説明する。全量洗浄モードが選択されると、所定時間給水電磁弁41が開放され、所定の水量が貯留槽36に貯留される。次いで、洗浄ポンプ40が駆動され貯留槽36内の水が給水経路に供給される。この時左ソレノイド88及び右ソレノイド89は通電され、係合突起90、90を押し出しているため、左右開閉弁81、82は上動を禁止されている。その結果、洗浄ポンプ40からの水は、4つの給水通路である下ノズル用左給水通路76、下ノズル用右給水通路77、上ノズル用左給水通路78及び上ノズル用右給水通路79に流れ、全てのノズルである左下洗浄ノズル29、右下洗浄ノズル30、左背面ノズル31、右上背面ノズル32、右下背面ノズル33、左上洗浄ノズル34及び右上洗浄ノズル35から洗浄槽26全体に噴射される。
洗浄後は数回のすすぎ工程が同様に実行され、全ての食器を洗浄する。なお、必要に応じて乾燥工程が行われる。乾燥は、乾燥ヒータ43を必要に応じて通電し、送風ファン42を駆動することにより行われる。乾燥空気は、送風路44、垂直な上向送風路45、水平送風路46及び垂直な下向送風路47を経て、下向送風路47の下方に設けられる吐出口48より洗浄槽26内に供給され、洗浄槽26内の食器を乾燥させる。乾燥後の空気は、扉22の上方に設けられる排気孔49より排出される。
そして、片側洗浄モードが選択されると、全量洗浄モード時より少ない所定時間給水電磁弁41が開放され、全量洗浄モード時より少ない所定の水量が貯留槽36に貯留される。次いで、洗浄ポンプ40が駆動され貯留槽36内の水が給水経路に供給される。この時左ソレノイド88は通電され、右ソレノイド89は非通電とされる。そのため、左開閉弁81は上動を禁止され、洗浄ポンプ40からの水は、下ノズル用左給水通路76及び上ノズル用左給水通路78へ流れ、左下洗浄ノズル29、左背面ノズル31及び左上洗浄ノズル34から左側の洗浄槽26に噴射される。そして、右側の各種ノズルからの噴射は休止される。その場合、図10及び図11に示すように予め少ない食器が上下段の食器かご61、62の左側にセットされているため、これら左側にセットされている食器を少ない水で有効に洗浄する。
洗浄後は数回のすすぎ工程が行われるが、この場合、左ソレノイド88に加え、右ソレノイド89も通電し、4つの給水通路である下ノズル用左給水通路76、下ノズル用右給水通路77、上ノズル用左給水通路78及び上ノズル用右給水通路79に水を流し、全てのノズルから水を噴出し、洗浄槽26の全てを食器とともに洗浄する。また、すすぎ工程後の乾燥工程では、送風量を少なくし、少ない送風で乾燥させる。
本願発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
本願発明の食器洗い乾燥機の正面図 図1のA−A線断面図 本願発明の開閉弁近傍を示す拡大断面図 本願発明の食器洗い乾燥機の扉のない状態を示す正面図 本願発明の食器洗い乾燥機の洗浄槽の一部を示す平面図 本願発明の開閉弁の平面図 図6のD−D線断面図 図3のB−B線断面図 図3のC−C線断面図 片側洗浄モード時の食器かごへの食器の搭載状態を示す平面図 片側洗浄モード時の食器かごへの食器の搭載状態を示す変形例の平面図 本願発明の食器洗い乾燥機の制御装置を示す概略図 従来例の食器洗い乾燥機の断面図
符号の説明
20…食器洗い乾燥機 21…本体ケース
22…扉 23…脚
24…ヒンジ 25…ワンプッシュボタン
26…洗浄槽 27…機械室
28…ノズル口 29…左下洗浄ノズル
30…右下洗浄ノズル 31…左背面ノズル
32…右上背面ノズル 33…右下背面ノズル
34…左上洗浄ノズル 35…右上洗浄ノズル
36…貯留槽 37…ヒータ
38…残菜フィルター 39…排水口
40…洗浄ポンプ 41…給水電磁弁
42…送風ファン 43…乾燥ヒータ
44…送風路 45…上向送風路
46…水平送風路 47…下向送風路
48…吐出口 49…排気孔
50…操作部 51…スタートスイッチ
52…標準スイッチ 53…念入りスイッチ
54…簡単スイッチ 55…スイッチ
56…容量スイッチ 57…乾燥スイッチ
58…表示部 59…種制御素子
60…マイコン基板 61…下食器かご
62…上食器かご 63…皿
64…コップ 65…茶碗
70…弁収納室 71…給水口
72…下ノズル用左給水口 73…下ノズル用右給水口
74…上ノズル用左給水口 75…上ノズル用右給水口
76…下ノズル用左給水通路 77…下ノズル用右給水通路
78…上ノズル用左給水通路 79…上ノズル用右給水通路
80…隔壁 81…左開閉弁
82…右開閉弁 83…弁体
84…中空円筒部 85…L字状板体
86…係止リブ 87…案内棒
88…左ソレノイド 89…右ソレノイド
90…係合突起 91…区画壁
100…制御装置 101…マイクロコンピュータ
102…メモリ 103…操作スイッチ
104…水位センサ 105…ドアセンサ
106…水温センサ 107…過熱センサ
108…ブザー

Claims (4)

  1. 本体ケースと、扉と、被洗浄物を収納する洗浄槽と、該洗浄槽内の左右にそれぞれ設けられ洗浄水を噴射するための複数の洗浄ノズルと、洗浄水を給排水するための給排水通路と、必要に応じて洗浄水を加熱するための加熱手段と、乾燥空気を供給するためのファンと、各種操作スイッチが配置される操作部とを備えてなる食器洗い乾燥機において、全量洗浄モードと片側洗浄モードを設け、全量洗浄モード時には、前記左右の洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、片側洗浄モード時には、一方の洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、他方の洗浄ノズルは休止させることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. すすぎ工程時には、休止側の洗浄ノズルからも洗浄水を噴射させることを特徴とする請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 前記ファンは、片側洗浄部側に設けられることを特徴とする請求項1、2記載の食器洗い乾燥機。
  4. 前記洗浄槽の下方に設けられる排水口は、片側洗浄部側に設けられることを特徴とする請求項1ないし3記載の食器洗い乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113598678A (zh) * 2021-08-18 2021-11-05 重庆贻晨兴工业设计有限责任公司 一种洗碗装置及使用方法

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