JP2005287539A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガラス15を保持する透明部材保持枠16にプレート対応表示器31を配置し、プレート対応表示器31に対応してプレート32を設ける。プレート32には遊技進行を案内する案内表示と、案内表示の種別を識別する案内表示識別部34を備える。そして、案内表示識別部34の案内表示識別情報を識別情報読取センサ35によってプレート32の案内表示識別部34から読み取り、読み取った情報に基づいてプレート32の案内表示に対応してプレート対応表示器31の表示態様を制御する。これにより、プレート対応表示器31を装飾性、報知性に優れたものにし、かつその表示内容を用途に応じたものにする。
【選択図】 図2
Description
そして、遊技者に知らせる特定情報の一般的な表示手段として、該特定情報をプレートに印刷し、このプレートをガラス板保持枠に装着された2枚のガラス板の間に挿入したり、あるいはガラス板保持枠とガラス板との間に生じる隙間に挟み込むといった方法が広く浸透している。
このような従来の遊技機としては、例えば以下の特許文献に開示のものがある。
また、特許文献2に開示のものは、遊技に関連する情報を遊技者に知らせるべく、遊技機における透明部材保持枠(ガラス枠)の開口部の外周を囲むようにしてドットマトリクス表示器(情報表示装置)を設け、大当りやリーチが発生した旨をドットマトリクス表示器によって文字情報で報知する構成である。
また、この情報プレートで遊技者への報知性(遊技状態の詳細な説明とか)を高めようとしても、遊技状態と報知内容(例えば、記号とかで報知した場合)とをいちいち比較することを要求されて、遊技者にとってわかりにくかった。
さらに、遊技機の開口窓の近傍に情報表示装置を備えた場合(例えば、特許文献2の技術)には、高価であるため、遊技機の価格が高くなってしまうとともに、装置が複雑になり故障しやすくなってしまう。また、用途に応じて情報表示装置の表示内容を変更することも容易ではないという欠点があった。
前記透明部材保持枠には、
前記開口部の周りに設けられたプレート対応表示器と、
前記プレート対応表示器に対応してプレートを取付可能なプレート取付部と、を備え、
前記プレートには、
遊技進行を案内する案内表示と、
前記案内表示の種別を識別する案内表示識別部と、を備え、
前記プレート取付部には、前記プレートを取り付けた際に案内表示識別部から案内表示識別情報を読み取り可能な案内表示識別情報読取手段を備え、
前記案内表示識別情報読取手段によって読み取った案内表示識別情報に基づいて、取り付けられたプレートの案内表示に対応して前記プレート対応表示器の表示態様を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
前記透明部材保持枠には、
プレートを取付可能なプレート取付部を備え、
前記遊技盤には、前記開口部に対応する領域にプレート対応表示器を備え、
前記プレートには、
遊技進行を案内する案内表示と、
前記案内表示の種別を識別する案内表示識別部と、を備え、
前記プレート取付部には、前記プレートを取り付けた際に案内表示識別部から案内表示識別情報を読み取り可能な案内表示識別情報読取手段を備え、
前記案内表示識別情報読取手段によって読み取った案内表示識別情報に基づいて、取り付けられたプレートの案内表示に対応して前記プレート対応表示器の表示態様を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
前記案内表示識別情報に基づいて何れかの制御規則を選択し、遊技進行に基づいて前記プレート対応表示器の表示態様を決定することを特徴とする。
請求項1乃至3の何れかに従属する請求項4記載の発明は、変動表示ゲームを表示する可変表示装置を備え、
前記変動表示ゲームが特定の結果態様を導出することに関連して所定の遊技価値が付与される構成となし、
前記表示制御手段は、前記可変表示装置における前記変動表示ゲームの表示態様を前記案内表示識別情報に基づいて切り換え制御することを特徴とする。
請求項1乃至4の何れかに従属する請求項5記載の発明は、前記透明部材保持枠は、前記透明部材の周囲を装飾する装飾部材を備え、
前記プレート取付部は、前記装飾部材裏面と透明部材前面との間でプレートを挟持する構造であり、
前記装飾部材側に案内表示識別情報読取手段を配置する構成であることを特徴とする。
請求項1乃至4の何れかに従属する請求項6記載の発明は、前記透明部材保持枠は、前記透明部材の周囲を装飾する装飾部材と、前記透明部材を所定の間隙を有した2層にして保持する透明部材保持部と、を備え、
前記プレート取付部は、前記2層にした透明部材の間でプレートを挟持する構造であり、
前記装飾部材側に案内表示識別情報読取手段を配置する構成であることを特徴とする。
また、プレートの有無によって遊技機の遊技性を損なうことなく、用途に応じてプレート対応表示器の表示内容の変更が容易に可能で、遊技者や遊技場のさまざまな要求に応えることができる。さらに、本発明の構成部材は低価格であり、しかも装置は簡単であるから、故障も少ない。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する上、遊技性が変化する遊技盤に伴う表示器に対しても対応可能なので、遊技性に対応した表示を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、プレートに表示されている情報の理解がプレートの案内表示によって助けられる(つまり実際の遊技状態とプレート上の情報との対応関係がわかる)ので、遊技状態がわかりやすいという利点がある。
請求項4記載の発明によれば、プレートからの案内表示識別情報に基づいて可変表示装置で表示する変動表示ゲームの表示態様を切り換え可能なので、プレートを利用することによって遊技状態をわかりやすく報知できるとともに、プレートの利用から遊技の興趣を得ることも期待できる。
請求項5、6記載の発明によれば、プレートの取付に際して、プレートを保持する部分及び案内表示識別情報読取手段を配置する領域を簡単に確保することができるとともに、光学的に識別情報の読み取り(センシング)を行うときの外光からの影響を避けるのに適した構造にすることができる。
また、2層にした透明部材の間でプレートを挟持すれば、しっかりと固定できる。
A.遊技機の正面構成
図1はパチンコ機(遊技機)を示す斜視図、図2はパチンコ機を示す正面図である。図1及び図2において、1は遊技機(パチンコ機)であり、遊技機1の側方にはカード式玉貸機(以下、単に玉貸機という)2が併設されている。ただし、図1では玉貸機2は図示略している。玉貸機2の前面パネルにはプリペイドカードのカード挿入口3が配置されているとともに、カードの受け付け有効の表示が可能になっている。
額縁状前面枠11の前面側には遊技領域を視認可能な開口部が形成され、この開口部を覆うガラス(透明部材)15を保持する透明部材保持枠16が額縁状前面枠11に開閉可能に配置されている。
また、透明部材保持枠16の下方には前面操作パネル17が設けられ、前面操作パネル17には上皿21、下皿22、灰皿23、発射操作ノブ24、スピーカ25a、25bが配置されている。スピーカ25aは低音用、スピーカ25bは高音用である。
そして、このプレート対応表示器31に対応して細長い形状のプレート32を取付可能なプレート取付部33(なお、後述の図3、4も参照)が両側に配置されている。図2ではプレート32を取り付けるプレート取付部33が存在する部分の透明部材保持枠16を、33の符号と共に矢印で指し示している。
プレート32は、遊技進行を案内する案内表示と、該案内表示の種別を識別する案内表示識別部34(図3参照)とを備えており、この案内表示識別部34の案内表示識別情報を読み取り可能な識別情報読取センサ35(案内表示識別情報読取手段)がプレート取付部33に設けられている。なお、プレート32の案内表示は、A、B、C、D、Eというプレート情報表示であり、これらの案内表示A〜Eは本実施の形態ではリーチの信頼度を示す記号になっている(図10参照)。
また、詳細を後述するが、プレート32はガラス15の周囲を装飾する後述の装飾部材36と前面のガラス15(詳しくはプレート押えを介して)との間のプレート取付部33で、その両端が挟持される構造である。したがって、プレート32の両端が挟持されるから、しっかりと固定することができる。
すなわち、プレート対応表示器31及びプレート32を、上記のような形状にし、かつ両者を上下に接して配置することにより、透明部材保持枠16にマッチした装飾性を有し、かつ全体的にも遊技機1の前面側から見てバランスの取れた見栄えの良い構造になっている。
透明部材保持枠16における開口部(特に、前面側)にはガラス15の周囲を装飾する装飾部材36が設けられており、識別情報読取センサ35は装飾部材36側に配置する構成になっている。装飾部材36には遊技領域の左右側にスピーカ37a、37bが配置されている。また、透明部材保持枠16の下部側には玉貸操作のための玉貸ボタン38及びプリペイドカード用のカード返却ボタン39が配置され、玉貸ボタン38と返却ボタン39の間にカードの残り度数の表示部を備えている。
なお、41はボタン支持部材(カード操作ユニット)であり、ボタン支持部材41は後部支持部材16iに固定され、前述した玉貸ボタン38及びカード返却ボタン39が設けられている。
プレート32は樹脂製で、しなる程度の弾力性があり、しなることによってガラス15の周囲を装飾する装飾部材36と前面のガラス15との間で挟持して装着できるようになっている。プレート32を挟持する近傍の装飾部材36は、プレート対応表示器31に対応してプレート32を取付可能な透明部材保持枠16のプレート取付部33に相当する。
プレート対応表示用LED基板16d(詳しくは複数のLEDを配置したLED基板)はプレート対応表示器31の構成要素の一部であり、プレート対応表示用LED43の何れか1つのLEDに通電することにより、それが点灯し、点灯した光がプレート対応表示器31におけるプレート対応表示用レンズ部42のレンズを通して遊技者に視認される。複数の案内表示(A、B、C、D、E)と複数のLEDとは、それぞれが対応関係を持って配置されているので、遊技者は点灯したLEDを見て、それに対応するプレート32の案内表示A〜Eのうちの何れが今回の案内情報があるかを知ることができるようになっている。
後部支持部材16iにはガラス保持部(透明部材保持部)16jが形成されており、ガラス保持部16jにガラス15が保持される。そして、保持されたガラス15と後部支持部材16iの樹脂部とによってプレート32が挟持される。また、後部支持部材16iには識別情報読取センサ35が配置されている。
図4(b)において、紙面左手方向が遊技機1の前面側であり、前面側から順次装飾部材36、後部支持部材16i、識別情報読取センサ35、プレート32、プレート押え部52、ガラス15a、ガラス押え部材53、ガラス押え部材54、ガラス15b、ガラス保持部16jが配置されている。なお、55は透明部材保持枠16を支持するヒンジ部、56、57は金属製の不正防止用の起立壁部材である。
図4(b)に示すように、額縁状前面枠11の開口部を覆うガラス15は2枚が重なり合うような形で配置され、いわゆる2層構造になっている。ガラス15a及びガラス15bの間は空間(間隙)となっている。そして、ガラス押え部材53、ガラス押え部材54を介在させることで、ガラス15a及びガラス15bが動かないように充分な支持を行う。
プレート32は、遊技場の係員または遊技者によって挿入可能であって営業時間中や遊技中であってもプレート32の交換が可能である。
次に、遊技機1の制御系統について、図5を参照して説明する。
図5において、この制御系は大きく分けると、遊技制御装置100(メイン制御装置)と、表示制御装置200(サブ制御装置)及び排出制御装置300(サブ制御装置)を初めとするその他の周辺装置等によって構成される。
遊技制御装置100は、マイクロコンピュータを含む回路で、例えば遊技機1における遊技盤14の裏面に取付けられたボードユニットにより実現されている。また、表示制御装置200も同様にマイクロコンピュータを含む回路で、例えば遊技盤14の裏面に取付けられたボードユニットにより実現されている。排出制御装置300は、例えば遊技機1の枠側に設けられた排出制御回路、排出ユニット等によって実現されている。
出力インターフェース回路113からは、普通図柄の変動表示を行う普図表示器131、普通電動入賞装置(いわゆる普電:図示略)の可動部材を駆動する普電ソレノイド132、変動入賞装置(図示略)の可動部材を駆動する大入賞口ソレノイド133、変動入賞装置のV入賞口を閉塞する切換ソレノイド134、盤用外部情報端子135及び排出制御装置300に制御信号(データ等も含む)が出力される。
排出制御装置300は遊技制御装置100から賞球データ等の信号を受けて、所要の賞球の払出し制御を行う。
表示制御装置200は通信インターフェース回路206を介して遊技制御装置100から表示制御コマンドを受けて、表示制御内容に関連した音制御を行うために必要な信号処理を行い、通信インターフェース回路206を介して音制御装置209に制御信号を出力する。音制御装置209は遊技に必要な音の出力制御を行い、例えばスピーカ25a、25b、37a、37bを鳴らす。
また、装飾制御装置212は装飾装置213に制御信号(装飾制御コマンド)を出力する。装飾装置213は装飾部材36における装飾用LED等からなり、装飾制御装置212からの制御信号に基づいて点灯・点滅して装飾の演出を行う。
ここで、表示制御装置200及び装飾制御装置212は表示制御手段を構成する。
次に、遊技制御装置100の制御フローを説明する前に、本例の遊技機1で行われる遊技の概要について説明する。
ガイドレールを介して遊技領域中に打込まれた遊技球が、特図始動口に入賞すると、表示装置210の表示画面において多数の特図(数字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した特図の組合せ)が特定の結果態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、大当りが発生し、大当り状態では変動入賞装置の大入賞口の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われ、これが大当たりラウンド数だけ繰り返される。
本実施の形態では、特図の変動表示ゲーム中にリーチが発生すると、リーチの種類(リーチ演出の態様)に対応した表示がプレート対応表示器31によってなされる。具体的には、プレート対応表示器31の5個のLEDのうちの何れか1つが点灯して、プレート32の案内表示A、B、C、D、Eの何れか1つに対応した表示を行う。これによって、遊技者がリーチの種類がどれであるかを知ることができるようになっている。
次に、前述した制御系により行われる遊技機1の制御について、図6乃至図9に示すフローチャートにより説明する。
(a)遊技制御装置のメインルーチン
まず、遊技制御装置100のメインルーチンについて説明する。なお、この処理は図6(a)に示すフローチャートに従って行われる。
遊技制御装置100が起動すると、ステップS1で初期化処理を行い、遊技用マイクロコンピュータ111におけるROMの正常判定処理、RAMにおけるワークエリアのイニシャライズ、I/Oレジスタの設定、システム内部のレジスタの設定処理、フラグのイニシャライズ等が行われる。
ステップS2は、タイマ割り込み処理の発生していない時間中に繰り返し実行される。タイマ割込みは所定時間ごとに実行されるが、タイマ割り込みの処理時間は制御内容に従い不定である。そのため、タイマ割り込み発生ごとのメイン処理実行時間は不定になり、タイマ割込みごとにステップS2の実行回数は異なる。このステップS2の実行回数は外部から推定困難であるため、乱数の更新を追跡することが難しい。また、変動表示ゲームの大当り判定用乱数を攪拌する攪拌値を生成する処理を行っている。
次に、遊技制御装置100のタイマ割込処理について図6(b)を参照して説明する。
図6(b)は、タイマ割込処理のフローチャートである。このタイマ割込処理は、タイマ起動によって起動され、例えば1msec毎に実行される。
このタイマ割込処理では、まず、ステップS11で必要に応じてレジスタの退避や割込の禁止処理を実行した後、ステップS12で入力処理を実行する。この入力処理では、前述の各センサ類(カウントセンサ123、特図始動センサ121、入賞口センサ125.1〜入賞口センサ125.N、継続センサ124、普図始動センサ122)の検出信号の読み取りを実行する。具体的には、各センサの出力値をタイマ割込周期毎に判定し、同じレベルの出力値が規程回数(例えば、2回)以上継続した場合に、この出力値のレベルを各センサの検出信号の確定的な値として読み取る。なお、いずれかのセンサ或いはスイッチがオンしていることが読み取られると、それを示すフラグ(入力フラグ)がたてられる。
次いで、ステップS14では、設定された各制御装置(表示制御装置200、排出制御装置300)への制御情報(コマンド)を送信する処理(コマンド送信処理)を実行する。ここでは、例えば演出用コマンドの送信、排出用コマンドの編集と送信を実行する。これにより、表示制御装置200により表示装置210にて特図が変動表示される変動表示ゲームが適宜行われる。また、効果音による遊技状態の演出などが適宜行われる。
次いで、ステップS15で乱数更新処理2を行う。乱数更新処理2では、特図の乱数(変動表示ゲームの大当り乱数や大当り図柄乱数)を更新する。
次いで、ステップS17でスイッチ監視処理(センサ入力監視処理)を実行する。これは、前述したように設定される入力フラグを監視し、例えば特図始動センサ121の入力フラグが設定されていると、特図用乱数の値を抽出し記憶するなどの処理を実行するものである。
なお、ここではその他にカウントセンサ122、入賞口センサA125〜入賞口センサN126、継続センサ124の各入力フラグについても監視し、入力フラグが設定されていると、対応する処理(例えば、入賞球のカウントなど)を実行する。
次いで、ステップS20で外部情報編集処理を行う。ここでは、遊技用マイクロコンピュータ111から盤用外部情報端子135を介して外部の管理装置へ送信する外部端子情報(例えば、大当り信号等)の編集を行う。
その後、ステップS21でメインルーチンを再開すべく、退避させたレジスタを復帰させ、割込を許可し、そして割込時に中断した処理に復帰(リターン)する。
CPU201は、ステップS31において受信データの解析を行う。遊技制御装置100から表示指令信号としての変動表示コマンドを受信し、表示制御シーケンスを展開する処理を行う。この処理は、受信したコマンドに基づき変動表示に関して適宜行われる。
ところで、遊技制御装置100から表示制御装置200に発せられる変動表示のコマンドは、上述のとおり変動表示ゲームに関するもののみであり、報知図柄表示領域に表示される内容に関して遊技制御装置100はその制御を行わず、表示制御装置200の側で制御する。CPU201は、ステップS31で解析し、展開した変動表示ゲームのシーケンスに基づいて報知図柄表示領域で表示される報知図柄表示制御シーケンスを生成する。
次いで、ステップS34でサブ基板通信処理を行う。これは、表示制御装置200から装飾制御装置212に対してプレート32の案内表示識別情報に対応した表示を行うように指示する処理である。これにより、装飾制御装置212からプレート対応表示器31のプレート対応表示用LED43に制御信号が出力されてLEDが点灯し、点灯した光がプレート対応表示用レンズ部42のレンズを通して遊技者に視認され、プレート32の案内表示A〜Eのうちの何れが今回の案内情報であるかを知ることが可能になる。
CPU201はGDP205に対し、ステップS36でデータ転送を、ステップS37でアトリビュートデータ転送を行う。ここでは表示制御装置200の表示画像制御データ生成部からGDP205に表示画像制御データがキャラクタデータとともに出力され、これらのデータを受け、GDP205はVRAM(図示略)に画像データを展開する。
次いで、CPU205はステップS40で描画終了フラグをクリアし、ステップS41で垂直同期フラグをクリアして再度ステップS31の処理に戻る。
図8(b)は、画像表示装置から垂直同期信号が発せられて垂直同期割り込みが発生するのに応じてCPU201で行われる割り込み処理である。この割り込みが発生すると、ステップステップS61で垂直同期フラグをセットし、ステップS62で描画終了フラグの状態に基づいてGDP205による画像表示装置への描画が終了したことをチェックし、リターンする。
図9において、このサブルーチンが開始されると、まずステップS81で案内表示識別情報を読み込む処理を行う。これは、装飾部材36とガラス15との間に挟持されているプレート32の案内表示識別部34の案内表示識別情報を読み取った識別情報読取センサ35から入力された信号に基づいてプレート32にどのような情報があるかを判断するものである。次いで、ステップS82では予めROM202に記憶してあるプレート対応表示用LED43の表示態様を制御する複数の制御規則(例えば、リーチ演出の種類報知、信頼度報知、回数報知など)から、いずれかの制御規則を案内表示識別情報に基づいて選択する。そして選択した制御規則と、遊技制御装置100からの表示制御コマンドとに基づいて、プレート対応表示用LED43の表示態様を決定(例えば、リーチ種類報知であれば、表示制御コマンドが指定する変動表示パタンに基づいて遊技者に報知すべきリーチの種類が決まり、該当するリーチ演出のプレート案内表示位置と対応するプレート対応表示用LED43をONして、その他のプレート対応表示用LED43をOFF)する。そして、選択した案内表示に対応するプレート対応表示器31の表示態様を装飾制御コマンドに編集してセットする。ステップS82の処理が終了するとリターンする。
一方、図10(b)に示すように、特図の表示装置210にリーチEが発生すると、このときプレート対応表示器31のLEDが点灯し、そのLEDはプレート32の「E」に対応したものとなり、表示装置210にはリーチEに対応した変動表示ゲームの内容が表示される。これにより、遊技者は今回のリーチの種類が「E」ということを容易に認識することができる。
また、「A」から「E」というリーチの種類の案内表示のあるプレート32に代えて、「信頼度A」から「信頼度E」の5段階評価でリーチの信頼度を案内表示したプレートに差し替えると、変動表示ゲームにおけるリーチ信頼度の報知をすることもできる。
このように、表示態様を決定する制御規則はプレート32の案内表示識別部34にある案内表示識別情報に従い切り換えられ、表示態様は変動表示ゲームの変動表示コマンドの種類に基づいて決定される。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11は第2の実施の形態を示すもので、特に演出モード選択処理のサブルーチンを示している。
第2の実施の形態では、図7に示したステップS33の処理が前記第1の実施の形態と異なり、その他は第1の実施の形態と同様であるから、全体的な構成は省略している。
なお、本実施形態に限らず、ROM202に格納されている演出選択制御テーブルを切り替えるようにしてもよく、リーチ発生率、キャラクタ出現率などの選択時の選択確率を変更するようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図12は第3の実施の形態を示すもので、特にプレートの挟み込み構造を示している。
図12は透明部材保持枠16の断面を示しながらプレート151の挟持構造を説明する図である。図12(a)は透明部材保持枠16の正面図であり、この正面図において矢視B−B’で切断した部分の断面が図12(b)に示すものである。
図12(b)の説明において前述した第1の実施の形態(図4)に示すものと同一部材には同一番号を付して重複説明を略す。
このような第3の実施の形態は、複数のガラス15a、15bの間にプレート32を挟持する構成であるから、見栄えが良く、ガラス15aの前面に直接にプレート32が現れず、いたずらもされにくいという利点がある。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図13、図14は第4の実施の形態を示す図であり、この実施の形態はプレートの構造を変更した例である。
図13は第4の実施の形態の遊技盤161を示す図である。まず、図13(a)において、遊技盤161は変動表示装置162、普通電動始動口163、変動入賞装置164等を備え(細部は略)、変動表示装置162に特図を表示させて変動表示ゲームを行い、大当りが発生すると変動入賞装置164を開閉制御してパチンコ遊技を行うものである。遊技盤161の図中右側下方にはプレート配置部165が設けられており、プレート配置部165には7セグメントのLED表示器166、167が配置されている。各LED表示器166、167は、それぞれが一対のLEDを備え、2桁の数字を表示可能である。そして、図13(b)に示すように、プレート配置部165に対してコーナ用のプレート168を被せるような構成になっている。
プレート168には矩形状の表示窓169、170が形成されており、各表示窓169、170は透明あるいは透過色(透明でなくLEDの光を透過させる色にうすく着色された状態)に形成され、LED表示器166、167の表示光を通過させて、遊技者がLED表示器166、167の表示内容を前面から見ることができるようになっている。なお、プレート168における表示窓169、170は単にLED表示器166、167の表示光を通過させるだけではなく、例えばLED表示器166、167そのものが見えるような加工にしてもよい。つまり、表示窓169、170を通してLED表示器166、167自体が透けて見えるような構成にしてもよい。
なお、ここではプレート168に矩形状の表示窓169、170を形成しているが、これに限るものではなく、例えばプレート168の一辺をコ字状に切り欠いて窓と同じようにLED表示器166、167の表示光を通過させる構成にしてもよい。
案内表示識別部171の案内表示識別情報はプレート配置部165に設けられた識別情報読取センサ172(案内表示識別情報読取手段)によって読み取られて表示制御装置に入力されるようになっている。なお、識別情報読取センサ172は接触式で識別部171(ICチップ)の情報を読み取ってもよいし、あるいは非接触式で読み取ってもよい。また、識別部171はICチップに限らず、例えば磁気コードによって構成し、識別情報読取センサ172は磁気コードの情報を読み取るようにしてもよい。表示制御装置は図14に示すフローチャートに従ってLED表示器166、167の表示を制御する。
図14において、このサブルーチンが開始されると、まずステップS101で案内表示識別情報を読み込む処理を行う。これは、プレート168の端部にある案内表示識別部171の情報を読み取った識別情報読取センサ172から入力された信号に基づいてプレート168にどのような情報があるかを判断するものである。次いで、ステップS102では読み取った案内表示識別部171の案内表示識別情報に基づいて、LED表示器166、167を表示させるかの選択を行う。また、表示内容は遊技制御装置からの制御信号や表示制御装置の制御結果に基づいて行う。具体的には、プレート168には大当り回数及びリーチ信頼度を示すA、Bという案内表示(プレート情報表示)が設けられており、これらに対応した案内表示識別情報を案内表示識別部171から読み取っている。そして、案内表示識別情報に対応するプレート情報対応表示用情報を選択してLED表示器166、167によって表示する。
ステップS101〜ステップS103の処理を行うことにより、LED表示器166、167では、例えば以下のような表示が行われ、プレート168を通して遊技者に表示される。
(イ)大当り回数
プレート168の表示窓169を通してLED表示器166の点灯光が透過し、案内表示A、例えば「大当たり回数」に対応して大当り回数が2桁で表示される。これにより、遊技者はいままでの累積の大当り回数を簡単に知ることができる。
(ロ)リーチ信頼度
プレート168の表示窓170を通してLED表示器167の点灯光が透過し、案内表示B、例えば「リーチ信頼度」に対応してリーチ信頼度が2桁で%表示される。これにより、遊技者は今回のリーチがどの程度の%で大当りになるかのリーチ信頼度を簡単に知ることができる。
また、プレート168に描く記号はA、Bという文字での案内表示に限らず、例えば図形からなる案内表示であってもよい。
次に、図15(a)は本発明の第5の実施の形態を示す図である。第5の実施の形態は、プレートに配置する識別部を変更した例である。
図15(a)において、251はプレートであり、プレート251は前記第1の実施の形態と同様に細長い形状に形成されているが、プレート251の図中右側端部に案内表示識別部252が配置されている。案内表示識別部252はICチップではなく、バーコードによって構成されている。そして、このバーコードからなる案内表示識別部252の情報は光学的なセンシングを行う図示しない識別情報読取センサ(案内表示識別情報読取手段)によって読み取られるようになっている。そして、プレート251の両端部が透明部材保持枠とガラスとの間に挟まれて支持されるようになっている。
プレート251には第1実施の形態と同様に情報表示領域にA、B、C、D、Eという案内表示(プレート情報表示)が印刷して設けられている。これらの案内表示A〜Eは、例えばリーチの信頼度を示す記号になっており、遊技者へ報知するためのものである。このような実施の形態では、案内表示識別部252がバーコードであるから、製造が簡単で低コストで済むという利点がある。
なお、案内表示は文字だけでなく、文字と図形の組み合せ、あるいは図形であってもよい。また、バーコードは一次元バーコードに限らず、二次元バーコードなどでもよく、またその他の光学的読み取り情報であってもよい。本実施形態によれば、透明部材保持枠により外光が遮断されるため、遊技機特有の派手な装飾表示があっても良好なセンシング環境が確保できる。
次に、図15(b)は本発明の第6の実施の形態を示す図である。第6の実施の形態も同じくプレートに配置する識別部を変更した例である。
図15(b)において、261はプレートであり、プレート261は前記第1の実施の形態と同様に細長い形状に形成されているが、プレート261の図中右側端部に案内表示識別部262が配置されている。案内表示識別部262はICチップではなく、プレート素材自体に所定の切り欠きを複数形成した構成になっている。そして、この複数の切り欠きからなる案内表示識別部262の情報は光学的なセンシングを行う図示しない識別情報読取センサ(案内表示識別情報読取手段)によって読み取られるようになっている。そして、プレート261の両端部が透明部材保持枠とガラスとの間に挟まれて支持されるようになっている。
プレート261には第1実施の形態と同様に情報表示領域にA、B、C、D、Eという案内表示(プレート情報表示)が印刷して設けられ、これらの案内表示A〜Eは例えばリーチの信頼度を示す記号になっており、遊技者へ報知するためのものである。このような実施の形態であっても、案内表示識別部262が切り欠きであるから、製造が簡単で低コストで済むという利点がある。
次に、図16は本発明の第7の実施の形態を示す図である。第7の実施の形態はプレートの形状を変更した例である。図16に示すプレート271は、前述した第4の実施の形態の遊技盤に適用する場合の変形例である。プレート271は矩形状に形成され、薄い厚さの不透過色の樹脂製で、しなやかさを備えている。なお、プレート271はカード(例えば、プリペイドカードや会員カード)と同じ大きさのカード型に形成してもよい。
プレート271は遊技盤の右下側の領域で、透明部材保持枠とガラスとの間に挟み込むようにして挿入し、固定する(第4の実施の形態と同様)。そして、遊技盤の右下側のプレート配置部(図示略)に7セグメントのLED表示器(図示略)を配置するようになっている。
なお、ここではプレート271に矩形状の表示窓272を形成しているが、これに限るものではなく、例えばプレート271の一辺をコ字状に切り欠いて窓と同じようにLED表示器の表示光を通過させる構成にしてもよい。
プレート271の端部にはプレート271の種別を識別する案内表示識別部273が設けられており、案内表示識別部273は例えばICチップにより構成される。表示窓272の下方にはA、例えばリーチ回数という案内表示が描かれており、この案内表示は案内表示識別部272の案内表示識別情報に対応した情報を区別して遊技者に示すためのものである。ここでは、Aはリーチ回数を2桁の数字でLED表示器にて表示するようになっている。案内表示識別部273の情報は、図示しない識別情報読取センサによって読み取られて表示制御装置に入力され、表示制御装置はLED表示器の表示を制御する。これにより、プレート271の表示窓272を通してLED表示器の点灯光が透過し、リーチ回数が2桁で表示される。したがって、遊技者はいままでの累積のリーチ回数を簡単に知ることができる。このようなプレート271は小さな矩形状であるから、小型で済むのと見栄えが良いという利点がある。
また、案内表示識別部273はICチップで構成されるが、このICチップをデータの書換え可能なもので構成してもよく、必要に応じて各種情報(例えば、案内表示識別情報をリーチ信頼度や大当たり回数など)に書き換え可能にしてもよい。また、案内表示部は書き換え可能な表示部としてもよい。
この実施の形態では、遊技者に報知する情報としてリーチ回数を表示しているが、これに限らず、例えば大当り回数やリーチ信頼度を表示してもよい。あるいは、遊技者が欲しい情報を登録しておき、当該遊技者に対して会員カードと兼用のプレート271の案内表示識別部273に記憶させ、記憶させた情報をLED表示器に表示させるようにしてもよい。
(a)上記実施の形態では、遊技機に向って右側にプレートの案内表示識別部から案内表示識別情報を読み取る識別情報読取センサ(案内表示識別情報読取手段)を設けているが、右側に限らず、識別情報読取センサは左側に設けてもよい。左側に設けると、透明部材保持枠の軸着側なので、配線上都合がよいという利点がある。
(b)上記実施の形態のプレートのA、B、C、D、Eという案内表示(プレート情報表示)は、遊技内容(例えば、リーチの信頼度)を示す説明に換えて、説明図とすると、より分かりやすくなる。
そこで、実施の形態のような例に限らず、プレートに当該遊技機で表示されるリーチのリーチ種類説明図を案内表示識別部の情報として種類ごとに列挙して配置しておき、表示制御手段(例えば、表示制御装置200及び装飾制御装置212で実現)によって発生したリーチと対応するリーチ種類説明図(プレートに配置した案内表示識別部の情報)を指し示すための表示を行うようにしてもよい。
前記プレートには、当該遊技機で表示されるリーチのリーチ種類説明図が案内表示識別部の情報として種類ごとに列挙されてなり、
前記表示制御手段は、発生したリーチと対応するリーチ種類説明図を指し示すための表示を行うように前記プレート対応表示器の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機、という概念になる。
このようにすると、遊技者にリーチの種類に対応させて詳しい説明を行うことができ、便利で遊技の興趣も高まるという効果がある。
(c)プレート対応表示器は、実施の形態のようなLEDに限るものではなく、例えばランプ、7セグメント表示器、ドットマトリクス表示器の他、LCDなどのような表示手段であってもよい。
また、プレート対応表示器では、その表示手段を点灯・消灯する制御に限らず、例えば表示手段を点滅させたり、あるいは点灯色を変えたりするなどの点灯態様の制御の他、プレート対応表示器の表示手段を文字や図形等を表示可能なように構成してもよい。
そのような変形例の概念を請求項の形式で示すと、以下のようになる。
前記プレートには、当該遊技機で表示されるリーチのリーチ種類説明図が案内表示識別部の情報として種類ごとに列挙されてなるとともに、
リーチの種類別の発生回数を表示する発生回数表示器を前記透明部材保持枠に設け、
前記表示制御手段は、発生したリーチと対応するリーチ種類説明図を指し示すとともに、前記発生回数表示器をリーチ種類説明図に対応させて示すための表示を行うように前記プレート対応表示器の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機、という概念になる。
このようにすると、遊技者に対してリーチの種類別の発生回数をリーチ種類説明図に対応させて知らせることができ、リーチの説明をより分かりやすくできるという効果がある。
そのような変形例の概念を請求項の形式で示すと、以下のようになる。
前記プレートは複数のものがあり、
該複数のプレートの案内表示識別部には、当該遊技機で表示されるリーチのリーチ種類説明図が情報として種類ごとに列挙してなり、
前記表示制御手段は、前記複数のプレートのうちの何れかのプレートが前記プレート取付部に取り付けられた場合に、読み取った案内表示識別部の情報に基づいて、前記取り付けられたプレートのリーチ種類説明図に対応するリーチを当該遊技機で表示するように前記プレート対応表示器の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機、という概念になる。
このようにすると、複数のプレートに多くのリーチ説明情報を予め用意しておいて、自由にプレートを選択できるから、リーチの種類や説明に関する多くの情報を遊技者に知らせることができるという効果がある。
(f)第3の実施の形態では、2枚のガラス15a、15bの間にプレート32を配置し、2枚のガラス15a、ガラス15bの空間(間隙)にプレート32を挿入して挟持し、プレート32の両端部を保持するという構成である。
このような変形例の概念を請求項の形式で示すと、以下のようになる。
前記プレートの取付は、
複数の前記透明部材の間でプレートを挟持し、かつ該プレートの両端部を保持する構造であることを特徴とする請求項請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機、という概念になる。
11 額縁状前面枠
14、161 遊技盤
15 ガラス(透明部材)
16 透明部材保持枠
31 プレート対応表示器
32、151、168、251、261、271 プレート
33 プレート取付部
34、252、262、273 案内表示識別部
35、153、172 識別情報読取センサ(案内表示識別情報読取手段)
36 装飾部材
100 遊技制御装置
200 表示制御装置
210 表示装置(特別図柄表示装置)
212 装飾制御装置
Claims (6)
- 遊技領域を視認可能な開口部が形成され該開口部を覆う透明部材を保持する透明部材保持枠を備えた遊技機において、
前記透明部材保持枠には、
前記開口部の周りに設けられたプレート対応表示器と、
前記プレート対応表示器に対応してプレートを取付可能なプレート取付部と、を備え、
前記プレートには、
遊技進行を案内する案内表示と、
前記案内表示の種別を識別する案内表示識別部と、を備え、
前記プレート取付部には、前記プレートを取り付けた際に案内表示識別部から案内表示識別情報を読み取り可能な案内表示識別情報読取手段を備え、
前記案内表示識別情報読取手段によって読み取った案内表示識別情報に基づいて、取り付けられたプレートの案内表示に対応して前記プレート対応表示器の表示態様を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 遊技領域を形成するとともに遊技機枠から着脱可能な遊技盤と、前記遊技領域を視認可能な開口部が形成され該開口部を覆う透明部材を保持する透明部材保持枠と、を備えた遊技機において、
前記透明部材保持枠には、
プレートを取付可能なプレート取付部を備え、
前記遊技盤には、前記開口部に対応する領域にプレート対応表示器を備え、
前記プレートには、
遊技進行を案内する案内表示と、
前記案内表示の種別を識別する案内表示識別部と、を備え、
前記プレート取付部には、前記プレートを取り付けた際に案内表示識別部から案内表示識別情報を読み取り可能な案内表示識別情報読取手段を備え、
前記案内表示識別情報読取手段によって読み取った案内表示識別情報に基づいて、取り付けられたプレートの案内表示に対応して前記プレート対応表示器の表示態様を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記表示制御手段は、前記プレート対応表示器にて表示態様を制御する複数の制御規則を有していて、
前記案内表示識別情報に基づいて何れかの制御規則を選択し、遊技進行に基づいて前記プレート対応表示器の表示態様を決定することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。 - 変動表示ゲームを表示する可変表示装置を備え、
前記変動表示ゲームが特定の結果態様を導出することに関連して所定の遊技価値が付与される構成となし、
前記表示制御手段は、前記可変表示装置における前記変動表示ゲームの表示態様を前記案内表示識別情報に基づいて切り換え制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。 - 前記透明部材保持枠は、前記透明部材の周囲を装飾する装飾部材を備え、
前記プレート取付部は、前記装飾部材裏面と透明部材前面との間でプレートを挟持する構造であり、
前記装飾部材側に案内表示識別情報読取手段を配置する構成であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。 - 前記透明部材保持枠は、前記透明部材の周囲を装飾する装飾部材と、前記透明部材を所定の間隙を有した2層にして保持する透明部材保持部と、を備え、
前記プレート取付部は、前記2層にした透明部材の間でプレートを挟持する構造であり、
前記装飾部材側に案内表示識別情報読取手段を配置する構成であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
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