JP2005286724A - テレビ放送再送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】広いダイナミックレンジ有する高周波入力に対して低雑音、低歪みでAGC動作を行なうことができるテレビ放送再送信装置を提供する。
【解決手段】受信ユニット12a〜12nは、IFアンプ31の出力信号の一部を分岐器32で分岐し、AGC用検波器34を介してMPU35に入力する。MPU35は、AGC用検波器34で検波された信号に基づいてRF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1及びIF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2を生成し、アッテネータ23、27の減衰量を調整する。この場合、MPU35は、RF信号が設定レベル以下では、AGC−1を一定値に保持すると共にAGC−2をRF信号のレベルに応じて変化させる。また、MPU35は、RF信号が設定レベルより大きい場合には、AGC−1をRF信号のレベルに応じて変化させると共にAGC−2を一定値に保持する。
【選択図】 図2
【解決手段】受信ユニット12a〜12nは、IFアンプ31の出力信号の一部を分岐器32で分岐し、AGC用検波器34を介してMPU35に入力する。MPU35は、AGC用検波器34で検波された信号に基づいてRF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1及びIF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2を生成し、アッテネータ23、27の減衰量を調整する。この場合、MPU35は、RF信号が設定レベル以下では、AGC−1を一定値に保持すると共にAGC−2をRF信号のレベルに応じて変化させる。また、MPU35は、RF信号が設定レベルより大きい場合には、AGC−1をRF信号のレベルに応じて変化させると共にAGC−2を一定値に保持する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、地上デジタルテレビ放送を受信して難視聴地域へ再送信するテレビ放送再送信装置に関する。
地上デジタルテレビ放送(ISDB−T:Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting)は、2003年から関東、近畿及び中京広域圏で既に放送が開始され、また、2006年までにその他の地域で放送開始が予定されている。そして、現在、行なわれていアナログテレビ放送は2011年に終了し、地上デジタルテレビ放送への移行が完了する予定となっている。
地上デジタルテレビ放送では、例えばUHF等の周波数の高い電波が使用されるので、電波の回折が殆どなく、高いビルなどの障害物があると電波が遮られてしまい、サービスエリアの一部に電波を受信し難い地域を生じる。例えば図5に示すように送信局1から送信した電波は、都市部では高いビル2などの障害物により遮られ、また、山間部では山3などの障害物により遮られ、送信電波を受信し難い都市部難視聴地域4、山間部難視聴地域5等を生じる。
このような都市部難視聴地域4や山間部難視聴地域5を無くすために、都市部ではビル2の屋上等にテレビ放送再送信装置6を設置し、また、山間部では山3の頂上等にテレビ放送再送信装置6を設置し、送信局1からの電波を受信アンテナ7で受信し、増幅した後、送信アンテナ8により都市部難視聴地域4や山間部難視聴地域5へ再送信するシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−134020号公報
上記テレビ放送再送信装置を山間部あるいは半島などに設置して使用する場合、昼間あるいは夜間等で受信信号のレベル変動が大きい場合がある。特にテレビ放送再送信装置を半島に設置して使用する場合で、対岸から湾を介して送られてくるテレビ電波を受信するような場合には、海上の状態によってフェージングが発生し、受信信号のレベル変動が大きくなる。テレビ放送再送信装置では、増幅部にAGC(Automatic Gain Control)回路を設け、受信信号が変動しても一定の出力レベルが得られるようにしているが、レベル変動が大きい信号、すなわちダイナミックレンジが広い信号に対しては十分に対応できないという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、広いダイナミックレンジ有する高周波入力に対して低雑音、低歪みでAGC動作を行なうことができるテレビ放送再送信装置を提供することを目的とする。
本発明は、各チャンネル別のテレビ放送波をそれぞれ受信し増幅して出力する複数の受信ユニットを備えたテレビ放送再送信装置において、
前記各受信ユニットは、受信した高周波信号を増幅する高周波増幅部と、前記高周波増幅部で増幅された信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号を増幅する中間周波増幅部と、前記中間周波増幅部から出力される信号のレベルが一定となるように前記高周波増幅部及び中間周波増幅部の利得を制御するAGC制御手段とを具備し、
前記AGC制御手段は、受信した高周波信号のレベルが予め設定したレベル以下では高周波増幅部の利得を一定に保持すると共に中間周波増幅部の利得を受信信号に応じて制御し、受信した高周波信号のレベルが予め設定したレベルより大きい場合には高周波増幅部
の利得を受信信号に応じて制御すると共に中間周波増幅部の利得を一定に保持することを特徴とする。
前記各受信ユニットは、受信した高周波信号を増幅する高周波増幅部と、前記高周波増幅部で増幅された信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号を増幅する中間周波増幅部と、前記中間周波増幅部から出力される信号のレベルが一定となるように前記高周波増幅部及び中間周波増幅部の利得を制御するAGC制御手段とを具備し、
前記AGC制御手段は、受信した高周波信号のレベルが予め設定したレベル以下では高周波増幅部の利得を一定に保持すると共に中間周波増幅部の利得を受信信号に応じて制御し、受信した高周波信号のレベルが予め設定したレベルより大きい場合には高周波増幅部
の利得を受信信号に応じて制御すると共に中間周波増幅部の利得を一定に保持することを特徴とする。
本発明によれば、高周波増幅部及び中間周波増幅部を備えた受信ユニットにおいて、高周波入力の弱いレベルでは中間周波増幅部の利得を制御することで搬送波のC/Nを良好に保つことができ、また、高周波入力の強いレベルでは高周波増幅部の利得を制御することで歪みの発生を防止することができる。この結果、広いダイナミックレンジ有する高周波入力に対して低雑音、低歪みでAGC制御動作を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るテレビ放送再送信装置の全体の構成を示すブロック図である。図1において、11は入力フィルタで、受信アンテナ(図示せず)で受信したテレビ放送波が入力端子10を介して入力される。入力フィルタ11は、地上デジタル放送、例えば470MHz〜770MHzのUHF−TV帯域中の指定帯域6MHz×nチャンネルの信号を選択して対応する受信ユニット12a〜12nに入力する。
図1は、本発明の一実施形態に係るテレビ放送再送信装置の全体の構成を示すブロック図である。図1において、11は入力フィルタで、受信アンテナ(図示せず)で受信したテレビ放送波が入力端子10を介して入力される。入力フィルタ11は、地上デジタル放送、例えば470MHz〜770MHzのUHF−TV帯域中の指定帯域6MHz×nチャンネルの信号を選択して対応する受信ユニット12a〜12nに入力する。
受信ユニット12a〜12nは、それぞれ異なるチャンネルのテレビ放送波を受信するもので、入力フィルタ11から入力されたRF信号(高周波信号)をIF信号(中間周波信号)に変換して増幅し、その後、再び元のチャンネルの周波数に変換して出力する。また、受信ユニット12a〜12nは、詳細を後述するように、RF増幅部(高周波増幅部)及びIF増幅部(中間周波増幅部)にてAGC制御を行ない、RF信号が変動した場合でも安定した信号出力が得られるようにしている。この場合、RF入力の弱いレベルにおいては、搬送波のC/N(Carrier to Noise ratio)を確保するために雑音指数(NF特性)を重視し、AGCの利得制御をIF増幅部で行なう。また、RF入力の強いレベルにおいては、RF増幅部で歪み特性が劣化しないようにAGCの利得制御をRF増幅部で行なう。上記AGC制御は、例えばデジタル変調信号に対応した平均値動作方式が用いられる。
そして、上記受信ユニット12a〜12nから出力されるRF信号は、RFフィルタ13によりチャンネル別に取り出されて混合され、例えば100MHz程度の広帯域増幅特性を有するRF終段増幅器14に入力される。
RF終段増幅器14で増幅された各チャンネルのRF信号は、出力フィルタ15を介して出力端子16から送信アンテナ(図示せず)へ送られ、この送信アンテナから難視聴地域へ向けて再送信される。
次に、上記受信ユニット12a〜12nの詳細な構成について図2を参照して説明する。
上記図1に示した入力フィルタ11からの信号は、入力端子21よりRFアンプ22及び例えばピンダイオードを用いたアッテネータ(ATT)23からなるRF増幅部に入力される。
上記図1に示した入力フィルタ11からの信号は、入力端子21よりRFアンプ22及び例えばピンダイオードを用いたアッテネータ(ATT)23からなるRF増幅部に入力される。
上記アッテネータ23でレベル調整されたRF信号は、入力ミキサ24に入力される。また、この入力ミキサ24には、例えばPLLを用いて構成した局部発振器25から局部発振信号が入力されている。上記アッテネータ23でレベル調整されたRF信号は、入力ミキサ24でIF信号(中間周波信号)に変換される。すなわち、上記入力ミキサ24は、局部発振器25から与えられる所定周波数の局部発振信号によって、予め指定されたチャンネルのRF信号をIF信号に変換する。
上記入力ミキサ24で変換されたIF信号は、IFアンプ26及び例えばピンダイオードを用いたアッテネータ(ATT)27からなるIF増幅部に入力される。上記アッテネータ(ATT)27でレベル調整された信号は、SAWフィルタ28、IFアンプ29、SAWフィルタ30、IFアンプ31、分岐器32を介して出力ミキサ33に入力される。
また、上記IFアンプ31から出力されるIF信号の一部は分岐器32で分岐され、AGC用検波器34を介してMPU35に入力される。MPU35は、AGC用検波器34で検波されたIF信号のレベルに応じてRF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1を生成すると共に、IF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2を生成し、RF増幅部のアッテネータ23、IF増幅部のアッテネータ27にそれぞれ入力する。すなわち、MPU35は、IFアンプ31から常に一定レベルのIF信号が出力されるようにRF増幅部のアッテネータ23及びIF増幅部のアッテネータ27の減衰量を調整する。この場合、MPU35は、詳細を後述するように入力端子21に入力されるRF信号のレベルに応じてRF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1とIF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2の制御特性を異ならせている。
また、上記MPU35は、局部発振器25の発振周波数を制御し、予め設定された所定周波数の信号が出力ミキサ24、33に入力されるようにする。
そして、上記出力ミキサ33は、IFアンプ31から分岐器32を介して入力されるIF信号を局部発振器25からの局部発振信号とミックスすることによって元のチャンネルの周波数に変換し、RFアンプ36を介して出力端子37に出力する。
図3は、上記MPU35のAGC制御特性を示したもので、横軸にRF入力レベル(dBm)を取り、縦軸にRF増幅部及びIF増幅部の利得(dB)を取って示した。また、図中の符号aはRF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1の制御特性、符号bはIF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2の制御特性、符号cは両者の総合特性を示している。
MPU35は、入力端子21に入力されるRF信号が予め設定したレベル例えば−45dbm以下の弱いレベルでは、RF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1を上記特性aに示したように一定値に保ってRF増幅部の利得を一定に保持すると共に、IF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2を上記特性bに示すようにRF信号のレベルに応じて変化させ、IF増幅部の利得を制御する。また、MPU35は、RF信号が予め設定したレベル例えば−45dBmより大きい場合、すなわち強いレベルでは、RF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−1をRF信号のレベルに応じて変化させ、RF増幅部の利得を制御すると共に、IF増幅部に対するAGCコントロール信号AGC−2を一定値に保ってIF増幅部の利得を一定に保持する。
上記AGCコントロール信号AGC−1の特性aと、AGCコントロール信号AGC−2の特性bを総合すると直線的な特性cとなり、この特性cに基づいてRF増幅部のアッテネータ23及びIF増幅部のアッテネータ27が制御され、IFアンプ31の出力信号レベルが一定に保持される。
上記のようにRF入力の弱いレベルではIF増幅部の利得を制御することにより、搬送波のC/Nを良好に保つことができ、また、RF入力の強いレベルでは、RF増幅部の利得を制御することによって歪みの発生を防止することができる。この結果、広いダイナミックレンジ有する高周波入力に対して低雑音、低歪みでAGC制御動作を行なうことができる。
なお、上記の例では、MPU35は、RF信号のレベルが−45dBmより高いか低いかによってAGCコントロール信号AGC−1、AGC−2により制御特性を切替えるようにしたが、制御特性の切替えは−45dBmに限定されるものではなく、任意の値に設定し得るものである。
次に上記IF増幅部におけるIFアンプ26及びアッテネータ27と、そのAGC制御系統の構成例について図4を参照して説明する。図4は、IFアンプ26及びアッテネータ27を2段構成とした場合の例について示したものである。すなわち、2段のIFアンプ26a、26b及びアッテネータ27a、27bを設けている。
上記初段のIFアンプ26aには、図2の入力ミキサ24で周波数変換されたIF信号が入力端子41及びIFフィルタ42を介して入力される。上記IFアンプ26aで増幅された信号は、コンデンサ43を介してアッテネータ27aに入力され、その出力信号がコンデンサ44を介して次段のIFアンプ26bに入力される。このIFアンプ26bで増幅された信号は、コンデンサ45を介してアッテネータ27bに入力され、その出力信号がコンデンサ46及びIFフィルタ47を介して出力端子49から出力され、図2に示したSAWフィルタ28へ送られる。
上記アッテネータ27a、27bは、AGC制御系の電圧比較回路50から与えられるAGC信号によって減衰量が制御される。
上記電圧比較回路50は、例えばNPN形のトランジスタTr1、Tr2及びコンパレータ51を主体として構成される。コンパレータ51の+入力端子には、図2に示したMPU35から送られてくるAGCコントロール信号AGC−2が抵抗52を介して入力される。
上記電圧比較回路50は、例えばNPN形のトランジスタTr1、Tr2及びコンパレータ51を主体として構成される。コンパレータ51の+入力端子には、図2に示したMPU35から送られてくるAGCコントロール信号AGC−2が抵抗52を介して入力される。
また、コンパレータ51の+入力端子と接地間には、AGC調整用の可変抵抗53が設けられる。コンパレータ51の−入力端子は、抵抗54を介して接地され、一定の基準電位に保持される。また、コンパレータ51の出力端子と−入力端子との間には、抵抗55及びコンデンサ56を並列接続した負帰還回路が設けられる。
コンパレータ51は、−入力端子の基準電位と+入力端子に入力されるAGCコントロール信号AGC−2とを比較し、そのレベル差に応じたAGC信号を出力する。このコンパレータ51の出力信号は、抵抗57、58を介してトランジスタTr2のベースに入力される。上記抵抗57、58の接続点と接地間には、抵抗59及びコンデンサ60の並列回路が設けられる。
そして、上記トランジスタTr2のコレクタから取り出されるAGC信号は、AGCライン62を介してアッテネータ27a、27bへ供給される。また、このAGCライン62には、動作電圧調整回路61で調整された信号がダイオードD5を介して供給される。
また、上記トランジスタTr2のエミッタ及びトランジスタTr1のコレクタには、+Vの電源ラインより動作電圧が供給される。このトランジスタTr1のコレクタと接地間にAGC調整用の可変抵抗63が接続され、この可変抵抗63の摺動端子から出力される電圧が抵抗64を介してトランジスタTr1のベースに供給される。そして、このトランジスタTr1のエミッタから出力される信号がアッテネータ27a、27bに供給される。
上記動作電圧調整回路61には、NPN形のトランジスタTr3が設けられ、そのコレクタに上記+Vの電源ラインより動作電圧が供給される。また、上記+Vの電源ラインは、コンデンサ65を介して接地されると共に、抵抗66、可変抵抗67、抵抗68を直列接続した分圧回路が設けられ、可変抵抗67の摺動端子から出力される分圧電圧がトランジスタTr3のベースに供給される。そして、このトランジスタTr3のエミッタから出力される信号がダイオードD5を介してAGCライン62に供給される。
上記アッテネータ27aは、ピンダイオードD1〜D4を用いて構成され、ピンダイオードD1、D2のアノード間が接続されると共に、ピンダイオードD3、D4のアノード間が接続される。そして、前段のIFアンプ26aから出力されるIF信号がコンデンサ43を介してピンダイオードD1、D3のカソードに入力され、ピンダイオードD2、D4のカソードから出力される信号がコンデンサ44を介してIFアンプ26bへ送られる。
上記ピンダイオードD1、D2のアノードには、上記電圧比較回路50のトランジスタTr2からAGCライン62を介して供給されるAGC信号が抵抗73及び高周波コイル74を介してバイアス電圧として与えられる。上記抵抗73と高周波コイル74の接続点は、コンデンサ75を介して接地される。また、ピンダイオードD3、D4のアノードには、上記電圧比較回路50のトランジスタTr1のエミッタから出力される信号が抵抗76を介してバイアス電圧として与えられる。また、ピンダイオードD3、D4のアノードは、コンデンサ77を介して接地される。
そして、上記ピンダイオードD1、D3のカソードは、高周波コイル78及び抵抗79を直列に介して接地され、この抵抗79に並列にコンデンサ80が接続される。また、上記ピンダイオードD2、D4のカソードは、高周波コイル81及び抵抗82を直列に介して接地され、この抵抗82に並列にコンデンサ83が接続される。
アッテネータ27bは、上記アッテネータ27aと同様の構成であるので詳細な説明は省略する。上記アッテネータ27bには、IFアンプ26bから出力されるIF信号がコンデンサ45を介してピンダイオードD1、D3のカソードに入力され、ピンダイオードD2、D4のカソードから出力される信号がコンデンサ46及びIFフィルタ47を介して出力端子48へ送られる。
上記の構成において、電圧比較回路50のコンパレータ51は、+入力端子に入力されるMPU35からのAGCコントロール信号AGC−2と−入力端子の基準電位とを比較し、そのレベル差に応じた信号を出力する。このコンパレータ51の出力信号は、トランジスタTr2で増幅され、コレクタからAGCライン62を介してアッテネータ27a、27bへ送られ、それぞれ抵抗73及び高周波コイル74を介してピンダイオードD1、D2のアノードに入力され、そのバイアス電圧を変化させる。これによりピンダイオードD1、D2のインピーダンスが変化し、アッテネータ27a、27bを通過する信号のレベルが制御される。
上記コンパレータ51に対するAGCコントロール信号AGC−2の入力レベルは、可変抵抗53によって調整することができる。
また、電圧比較回路50のトランジスタTr2のコレクタが接続されているAGCライン62の電位は、動作電圧調整回路61の可変抵抗67を調整することで、任意に設定することができる。
また、電圧比較回路50のトランジスタTr2のコレクタが接続されているAGCライン62の電位は、動作電圧調整回路61の可変抵抗67を調整することで、任意に設定することができる。
更に、トランジスタTr1のエミッタ出力電圧は、可変抵抗63によりベース電圧を調整することで任意に設定することができる。上記Tr1のエミッタ出力電圧によってアッテネータ27a、27bのピンダイオードD3、D4のバイアス電圧が変化するので、ピンダイオードD3、D4を通過する信号のレベルを任意に設定することができる。
上記のように電圧比較回路50の可変抵抗53、63、及び動作電圧調整回路61の可変抵抗67によってアッテネータ27a、27bの動作レベルを微細に調整することができる。
なお、上記図4では、IF増幅部におけるアッテネータ27(27a、27b)及びAGC制御系統について詳細を示したが、RF増幅部におけるアッテネータ23及びAGC制御系統においても同様にして構成することができる。
また、上記実施形態では、MPU35においてAGC制御を行なう場合、RF増幅部のアッテネータ23及びIF増幅部のアッテネータ27の減衰量を制御するようにしたが、RFアンプ22及びIFアンプ26の利得を制御するようにしてもよい。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
1…送信局、2…ビル、3…山、4…都市部難視聴地域、5…山間部難視聴地域、6…テレビ放送再送信装置、7…受信アンテナ、8…送信アンテナ、10…入力端子、11…入力フィルタ、12a〜12n…受信ユニット、13…RFフィルタ、14…RF終段増幅器、15…出力フィルタ、16…出力端子、21…入力端子、22…RFアンプ、23、27…アッテネータ、24…入力ミキサ、25…局部発振器、26、26a、26b…IFアンプ、27、27a、27b…アッテネータ、28、30…SAWフィルタ、29、31…IFアンプ、32…分岐器、33…出力ミキサ、34…AGC用検波器、35…MPU、36…RFアンプ、37…出力端子、50…電圧比較回路、51…コンパレータ、61…動作電圧調整回路。
Claims (1)
- 各チャンネル別のテレビ放送波をそれぞれ受信し増幅して出力する複数の受信ユニットを備えたテレビ放送再送信装置において、
前記各受信ユニットは、受信した高周波信号を増幅する高周波増幅部と、前記高周波増幅部で増幅された信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号を増幅する中間周波増幅部と、前記中間周波増幅部から出力される信号のレベルが一定となるように前記高周波増幅部及び中間周波増幅部の利得を制御するAGC制御手段とを具備し、
前記AGC制御手段は、受信した高周波信号のレベルが予め設定したレベル以下では高周波増幅部の利得を一定に保持すると共に中間周波増幅部の利得を受信信号に応じて制御し、受信した高周波信号のレベルが予め設定したレベルより大きい場合には高周波増幅部の利得を受信信号に応じて制御すると共に中間周波増幅部の利得を一定に保持することを特徴とするテレビ放送再送信装置。
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Legal Events
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Effective date: 20061205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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