JP2005286713A - 一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置 - Google Patents

一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器を提供する。
【解決手段】 一次放射器は、一の衛星信号を送信または受信するためのホーン型一次放射器としてのKuバンド用一次放射器1と、他の衛星信号を送信または受信するための誘電体型一次放射器としてのKaバンド用一次放射器2a,2bとを備える。Kuバンド用一次放射器1は、先端に断面形状がテーパ状のホーン部14を含み、Kaバンド用一次放射器2a,2bは、先端に誘電体部3を含み、誘電体部3の少なくとも一部がホーン部14の内部に配置されるように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置に関する。
衛星放送や衛星通信において、衛星信号の送信または受信には、アンテナ装置が多く用いられている。たとえば、衛星放送の受信用アンテナ装置は、衛星に向けたパラボラアンテナなどの反射鏡とダウンコンバータ装置とを備える。ダウンコンバータ装置は、反射鏡で反射して集束した電波を受信する一次放射器と、一次放射器に入射した電波を増幅したり周波数の変換を行なったりするダウンコンバータ回路とを含む。また、たとえば、衛星通信の送信用アンテナ装置は、衛星に向けた反射鏡と、トランスミッタ装置とを備える。トランスミッタ装置は、反射鏡に電波を放射するための一次放射器と、一次放射器に信号を供給するトランスミッタ回路とを含む。
近年においては、複数の衛星信号を1つの反射鏡を用いて個別に受信できるアンテナ装置が提案されている。このようなアンテナ装置は、複数の電波の指向性を有するという意味で「マルチビームアンテナ装置」と呼ばれる。
図9に、従来の技術に基づく受信用マルチビームアンテナ装置の概略図を示す。この受信用アンテナ装置は、衛星信号としての電波を表面で反射させて集束させるための反射鏡39と、複数のダウンコンバータ装置とを備える。図9に示す受信用アンテナ装置は、衛星通信で使用される周波数帯の1つである12GHz帯のKuバンドの衛星信号を受信するためのKuバンドLNB(Low Noise Block-down)コンバータ装置37と、衛星通信で使用される周波数帯の1つである20GHz帯(または30GHz帯)のKaバンドの衛星信号を受信するためのKaバンドLNBコンバータ装置38とを備える。
Kuバンド衛星35から発信された電波は、矢印51に示すように反射鏡39の表面で反射して、KuバンドLNBコンバータ装置37に形成された一次放射器40に入射する。また、Kaバンド衛星36から発信された電波は、矢印52に示すように、反射鏡39の表面で反射してKaバンドLNBコンバータ装置38に形成された一次放射器41に入射する。
図10に、複数の衛星からの衛星信号を複数のダウンコンバータ装置で受信するときの説明図を示す。図10は、図9の受信用アンテナ装置の概略断面図である。Kuバンドの電波は、矢印51に示すように一の方向から受信用アンテナ装置の反射鏡39に入射する。電波は、反射鏡39の表面で反射して集束する。Kuバンドの電波の集束点には、KuバンドLNBコンバータ装置37の一次放射器40が配置されている。すなわち、Kuバンドの電波は一次放射器40の内部で集束する。
また、Kaバンドの電波は矢印52に示すように、Kuバンドの電波とは異なる方向から反射鏡39に入射して、反射鏡39の表面で反射して集束する。Kaバンドの電波は、KaバンドLNBコンバータ装置38の一次放射器41の内部で集束する。
このように、それぞれの衛星の衛星軌道上の位置に応じて衛星信号の集束点の位置が異なるため、それぞれの電波の集束点の位置に、それぞれのダウンコンバータ装置の一次放射器が配置されている。
図11に、従来の技術に基づくマルチビームアンテナ装置のうち、他のダウンコンバータ装置の説明図を示す。図11(a)は、ダウンコンバータ装置の正面図であり、図11(b)は、(a)におけるXIB−XIB線に関する部分断面図である。
図9および図10に示した受信用アンテナ装置においては、複数のダウンコンバータ装置が配置されていたが、図11のダウンコンバータ装置は、複数の一次放射器が一体化され1つのダウンコンバータ装置で複数の衛星信号を受信できるように形成されている。
図11(a)に示すように、このダウンコンバータ装置は、筐体32を備え、筐体32の主表面から突出するように形成された一次放射器45aおよび一次放射器45bを含む。受信した電波を増幅および周波数変換するためのダウンコンバータ回路は、筐体32の内部に配置されている。筐体32の端面には、ダウンコンバータ回路で変換された信号を出力するための端子31が複数形成されている。
図11(b)に示すように、それぞれの一次放射器45a,45bには、それぞれの導波路43a,43bが形成されている。導波路43a,43bの先端には、外部に向かって開口するホーン部44a,44bが形成されている。ホーン部44a,44bは、外部に向かうにつれて、徐々にその開口面積が大きくなるように形成されている。すなわち、ホーン部44a,44bは、断面形状がテーパ状になるように形成されている。
図11に示す一次放射器が配置された受信用アンテナ装置においては、2つのホーン部44a,44bに異なる衛星信号が入射する。入射したそれぞれの電波は、導波路43a,43bを通ってダウンコンバータ回路に導かれ、それぞれの信号は、互いに異なる出力ポート31から出力される。
特開平11−97924号公報においては、円錐状の開口部を有する一次放射器を複数配置して、隣接する開口部の重なり合う部分をそれぞれ切欠いて、この切欠部に仕切板を配置することによって開口部の間を分離した一次放射器が開示されている。開口部の径を、導波路間の距離よりも大きく形成することができ、また、隣接する導波路同士の電波干渉を低減できると開示されている。
また、この公報には、開口部の前側にキャップが形成され、キャップの内側の面に突起部が形成された一次放射器が開示されている。突起部は、開口部のそれぞれの中央部に対応するように配置されている。突起部が形成されていることによって、指向性が高まってアンテナ効率が向上すると開示されている。
特開2000−40914号公報においては、2つの導波路が形成され、導波路の先端に、誘電体部材が配置された一次放射器が開示されている。誘電体部材は、電波の入射側に向かって径が小さくなるようなテーパ形状を有する棒状体で形成されている。また、誘電体部材は、各導波路を閉塞するように配置されている。
この一次放射器においては、2つの導波路同士の間には、ある程度の距離を有し、一の導波路と他の導波路との間には、所定の間隔が確保されるように形成されている。すなわち、それぞれの導波路の直径は、隣り合う導波路の中心軸同士の距離よりも小さくなるように形成されている。また、それぞれの誘電体部材は、それぞれの導波路に対して1つずつ配置されている。すなわち、2つの導波路に対して、2つの誘電体部材が個別に配置されている。
特開平11−27037号公報においては、一次放射器の先端に誘電体が配置され、誘電体の先端の径が細くなるように形成された一次放射器が開示されている。この一次放射器においては、複数配置された一次放射器同士の間隔を狭く配置することができるようになると開示されている。
特開平11−97924号公報 特開2000−40914号公報 特開平11−27037号公報
従来においては、上空の衛星の数が少なく衛星同士の距離が大きかった。これに対応して、マルチビームアンテナ装置における複数の一次放射器同士の間隔も大きくなっていた。近年においては、衛星放送の数や衛星通信システムの数が増え、上空に配置されている衛星の数が増えている。このため、複数の衛星同士の距離が小さくなってきている。
近接した位置にある複数の衛星からの信号をマルチビームアンテナ装置で受信する場合、各衛星からの信号が反射鏡によって集束される集束点の位置同士の距離が小さくなる。すなわち、図10において、2つの衛星信号が反射鏡39に入射した場合、それぞれの入射角度が複数の衛星信号同士の間で近くなるため、それぞれの衛星信号の集束点が互いに非常に近いものになる。
図11に示したような一次放射器や、上記の特許文献1に開示されたようなホーン型の一次放射器は、放射パターンを反射鏡の開口角に合わせるために所定の大きさが必要である。しかし、複数の一次放射器同士の間隔を小さくすると、ホーン部が互いに干渉してしまうという問題がある。このため、一次放射器の先端に形成された開口部のホーン型の形状を本来の平面形状が円形のものから変える必要性が生じる。この結果、一次放射器としての放射パターンやリターンロスに悪影響を与えるという問題があった。また、アンテナゲインの低下が生じたり、交差偏波特性の悪化を招いたりするという問題があった。
上記の特許文献2に開示された一次放射器においては、2つの導波路が互いに離れて配置され、それぞれの導波路に対してそれぞれの誘電体部材が形成されているため、生産性が悪いという問題があった。
上記の特許文献3における一次放射器においては、先端に配置された誘電体の先端の径が細くされているため、2つの一次放射器同士の距離を小さくすることができる。しかし、製造の組立工程において、それぞれの一次放射器の位置合わせを行なわなければならず、生産性が悪いという問題があった。また、2つの一次放射器を個別に形成しなければならず、生産性が悪いという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置を提供することを目的とする。さらに、生産性の優れた一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく一次放射器は、一の衛星信号を送信または受信するためのホーン型一次放射器と、他の衛星信号を送信または受信するための誘電体型一次放射器とを備える。上記ホーン型一次放射器は、先端に断面形状がテーパ状のホーン部を含み、上記誘電体型一次放射器は、先端に誘電体部を含み、上記誘電体部の少なくとも一部が上記ホーン部の内部に配置されるように形成されている。この構成を採用することにより、近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器を提供することができる。
上記発明において好ましくは、上記ホーン部の開口を覆うように形成されたレドームを備え、上記レドームが誘電体で形成され、上記レドームと上記誘電体部とが一体的に形成されている。この構成を採用することにより、上記一次放射器の構成を簡単にすることができ、生産性に優れ、安価な一次放射器を提供することができる。
上記目的を達成するため、本発明に基づく一次放射器は、一の衛星信号を送信または受信するための第1誘電体型一次放射器と、他の衛星信号を送信または受信するための第2誘電体型一次放射器とを備える。上記第1誘電体型一次放射器は、第1導波路を閉塞するように形成された第1誘電体部を含み、上記第2誘電体型一次放射器は、第2導波路を閉塞するように形成された第2誘電体部を含む。上記第1導波路と上記第2導波路とは一体的に形成され、上記第1誘電体部と上記第2誘電体部とは一体的に形成されている。この構成を採用することにより、近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器を提供することができる。また、生産性の優れた一次放射器を提供することができる。
上記目的を達成するため、本発明に基づく衛星信号用ダウンコンバータ装置または本発明に基づく衛星信号用トランスミッタ装置は、上述の一次放射器を備える。この構成を採用することにより、近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する、衛星信号用ダウンコンバータ装置または衛星信号用トランスミッタ装置を提供することができる。
本発明によれば、近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置、および衛星信号用トランスミッタ装置を提供することができる。さらに、生産性の優れた一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置を提供することができる。
(実施の形態1)
(構成)
図1から図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1における一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置について説明する。
図1は、本実施の形態における第1の一次放射器の説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)におけるIB−IB線に関する矢視断面図、(c)は(a)におけるIC−IC線に関する矢視断面図である。
本実施の形態における一次放射器は、断面形状がテーパ状のホーン部を含むホーン型一次放射器と、先端に誘電体部が形成された誘電体型一次放射器とを備える。本実施の形態における一次放射器は、Kuバンド帯域の電波とKaバンド帯域の電波を送信または受信の対象にしている。
図1(a)および(b)に示すように、本実施の形態における一次放射器は、導波部9とレドーム10とを備える。導波部9は、円柱状に形成されている。導波部9の内部には、導波路13が形成されている。導波路13は、導波部9の内部に形成された円柱形状の空洞の部分である。導波路13は、導波部9と同軸状になるように形成されている。
導波部9の先端部には、導波部9の軸方向に沿って断面の形状がテーパ状のホーン部14が形成されている。ホーン部14は、導波部9の内部に形成された空洞の部分である。ホーン部14は、導波部9の軸方向に垂直な断面の形状が円形になるように形成されている。ホーン部14は、導波部9の外側に向かうにつれて、連続的に広がるように形成されている。
導波路13およびホーン部14は、互いに連通して、同軸状になるように形成されている。本実施の形態においては、導波路13およびホーン部14によって、Kuバンド用一次放射器1が形成されている。本実施の形態においては、Kuバンド用一次放射器1は、ホーン型一次放射器である。図1(b)および(c)を参照して、Kuバンド用一次放射器1の中心軸61は、導波部9の中心軸と一致するように形成されている。
導波部9の先端には、ホーン部14の開口を覆うように、レドーム10が形成されている。本実施の形態におけるレドーム10は、誘電体で形成されている。レドーム10は、平板状の部分と端部の屈曲している部分とを含む。レドーム10の屈曲している部分は、導波部9の側面に密着するように形成され、ホーン部14が密閉されている。レドーム10は、ホーン部14の内部に、雨水などが進入しないように形成されている。
図1(a)および(c)に示すように、導波路13の側方であって、導波部9の内部には、Kaバンド用一次放射器2a,2bが形成されている。本実施の形態においては、Kaバンド用一次放射器2a,2bは、誘電体型一次放射器である。本実施の形態においては、Kaバンド用一次放射器が2個形成されている。Kaバンド用一次放射器2a,2bは、導波部9の平面形状である円の直径上に並ぶように形成されている。
図1(c)に示すように、Kaバンド用一次放射器2aは、誘電体部3と導波路25aとを含む。Kaバンド用一次放射器2bは、誘電体部3と導波路25bとを含む。導波路25a,25bは、導波部9に形成された空洞であり、導波部9の軸方向に垂直な断面形状が円になるようにそれぞれ形成されている。導波路25a,25bは、導波路13の側方に配置されている。導波路25a,25bの先端は、ホーン部14の表面で開口している。
導波路25a,25bの先端には、導波路25a,25bのそれぞれの開口を塞ぐように、誘電体部3が配置されている。誘電体部3は、誘電体で形成された棒状の部材である。誘電体部3は、導波路25a,25bの開口に嵌め込まれている。誘電体部3は、図1(c)に示すように、断面が三角形の円錐形状の部分と、断面の形状が台形の部分とを有する。誘電体部3は、円錐形状の尖った部分が導波路25a,25bの内側に向かうように配置されている。すなわち、誘電体部3は、導波路25a,25bに向かう側の先端が細くなるように形成されている。誘電体部3は、レドーム10で密閉された空間の内部に収まるように配置されている。
本実施の形態における一次放射器は、Kuバンド用一次放射器1とKaバンド用一次放射器2a,2bとが一体的に形成されている。また、Kaバンド用一次放射器2a,2bの誘電体部3の一部が、Kuバンド用一次放射器1のホーン部14の内部に配置されるように形成されている。また、Kaバンド用一次放射器2a,2bの中心軸62が、ホーン部14の内部を通るように形成されている。
このように、本実施の形態においては、低い周波数帯の衛星信号を受信するためのホーン型一次放射器の内側に、高い周波数の衛星信号を受信するための誘電体型一次放射器が配置されている。ホーン型一次放射器のホーン部および誘電体型一次放射器の誘電体部が、アンテナ装置の反射鏡に対向するように配置されることは、従来の技術に基づく一次放射器と同様である(図9参照)。
図2に、本実施の形態における第2の一次放射器の概略断面図を示す。導波部9に、導波路13,25a,25bが形成され、導波路13に連通するように、ホーン部14が形成されていることは、第1の一次放射器と同様である。ホーン型一次放射器が1つ形成され、誘電体型一次放射器が2つ形成されていることも第1の一次放射器と同様である。
第2の一次放射器においては、レドーム11と誘電体部8とが一体的に形成されている。レドーム11および誘電体部8は、共に誘電体で形成されている。レドーム11が、ホーン部14の開口を覆うように形成されていることは、第1の一次放射器と同様である。誘電体部8は、導波部9に形成されている導波路25aおよび導波路25bの位置に対応するように形成されている。
誘電体部8は、第1の一次放射器における誘電体部と同様に、導波路25a,25bを塞ぐように形成されている。また、誘電体部8は、棒状に形成され、導波路25a,25bの内部に向かう側の先端が細くなるように形成されている。その他の構成については、第1の一次放射器と同様である。
図3に、本実施の形態における第3の一次放射器の平面図を示す。第3の一次放射器においては、Kaバンド用一次放射器2a,2bの一部分がKuバンド用一次放射器の内部に配置され、他の部分がKuバンド用一次放射器の外部に配置されるように形成されている。すなわち、Kaバンド用一次放射器2a,2bの一部が、Kuバンド用一次放射器から飛び出すように形成されている。レドーム12は、Kuバンド用一次放射器およびKaバンド用一次放射器2a,2bを覆うように形成されている。図示しないKaバンド用一次放射器2a,2bの導波路は、導波部から突出する部分が管状になるように形成されている。
誘電体型一次放射器としてのKaバンド用一次放射器2a,2bが、誘電体部を含み、誘電体部は、導波部に形成された導波路を塞ぐように配置されていることは、第1の一次放射器と同様である。その他の構成については第1の一次放射器と同様である。
次に、図4から図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1における衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置について説明する。本実施の形態における衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置は、本実施の形態における第1の一次放射器を備える。
図4に、本実施の形態における衛星信号用ダウンコンバータ装置の説明図を示す。図4(a)は、衛星信号用ダウンコンバータ装置の正面図であり、(b)は、(a)におけるIVB−IVB線に関する部分断面図である。ダウンコンバータ装置は、筐体と、ダウンコンバータ回路と、一次放射器とを備える。
本実施の形態においては、筐体32は、直方体状の箱型に形成されている。一次放射器は、筐体32の表面から突出するように配置されている。一次放射器は、長手方向(導波路の延在方向)が筐体32の表面に垂直になるように形成されている。ダウンコンバータ回路は、筐体32の内部に配置されている。筐体32の端面には、衛星信号を出力するための端子31が複数形成されている。
図4(b)に示すように、本実施の形態においては、Kuバンド用一次放射器の導波路13およびKaバンド用一次放射器の導波路25a,25bの配列する方向が、水平方向と平行になるように形成されている。それぞれの導波路13,25a,25bは、筐体32の内部に配置されたダウンコンバータ回路の入力ポートに接続されている。ダウンコンバータ回路の出力ポートは、端子31に接続されている。
図5に、ダウンコンバータ回路のブロック図の一例を示す。それぞれの型の一次放射器は、ダウンコンバータ回路の入力ポート27a〜27cに接続されている。図5においては、入力ポート27aおよび入力ポート27cが、誘電体型一次放射器としてのKaバンド用一次放射器に接続され、入力ポート27bが、ホーン型一次放射器としてのKuバンド用一次放射器に接続されている。
それぞれの入力ポート27a〜27cは、RF(高周波)回路ブロック15に接続されている。RF回路ブロック15は、それぞれの入射した電波をLNA(Low Noise Amplifier)で増幅した後に、BPF(Band Pass Filter)で必要な帯域のみを抽出するフィルタリングを行なって、MIX(Mixer)でIF(中間周波)信号に変換するように形成されている。
RF回路ブロック15は、スイッチ回路16に接続され、スイッチ回路16は、IF回路ブロック17に接続されている。スイッチ回路16は、図示しないスイッチ制御部によって制御され、スイッチ制御部によって指示された所定の信号のみを選択して取出せるように形成されている。IF回路ブロック17は、IF信号を増幅するように形成されている。IF回路ブロック17は、出力ポート28a〜28dに接続されている。
このように、ダウンコンバータ回路は、電波の周波数が変更され、さらに増幅された衛星信号が出力ポート28a〜28dからそれぞれ出力されるように形成されている。それぞれの出力ポート28a〜28dは、信号を出力するための端子(図4参照)に接続されている。
次に、本実施の形態における衛星信号用トランスミッタ装置について説明する。筐体を備え、筐体から突出するように一次放射器が配置されていることや、筐体の端面に端子が配置されていることは、本実施の形態における衛星信号用ダウンコンバータ装置と同様である(図4参照)。
本実施の形態における衛星信号用トランスミッタ装置は、衛星信号用ダウンコンバータ装置のうち、筐体の内部に配置された回路部が異なる構成を有する。すなわち、衛星信号用ダウンコンバータ装置におけるダウンコンバータ回路の代わりにトランスミッタ回路が形成されている。トランスミッタ装置の端子は、発信する衛星信号をトランスミッタ回路に入力するために形成され、また、一次放射器は、パラボラアンテナに向かって電波を発信するために形成されている。
図6に、筐体の内部に形成されたトランスミッタ回路のブロック図の例を示す。衛星信号用トランスミッタ装置の端子は、トランスミッタ回路の入力ポート29a〜29dに接続されている。それぞれの入力ポート29a〜29dは、HPF(High Pass Filter)23を介してIF回路ブロック20に接続されている。HPFは、高い周波数の信号のみを通すフィルタである。IF回路ブロック20は、IF(中間周波)信号を増幅するように形成されている。
IF回路ブロック20は、BPF(Band Pass Filter)22を介して、スイッチ回路19に接続されている。スイッチ回路19は、図示しないスイッチ制御部によって制御され、スイッチ制御部に指示された所定の信号を選択できるよう形成されている。スイッチ回路19は、RF回路ブロック18に接続されている。RF回路ブロック18は、MIXで信号をRF信号に変換した後に、BPFで必要な帯域のみを抽出して、さらに、アンプによって信号を増幅するように形成されている。
RF回路ブロック18は、出力ポート30a〜30cに接続され、スイッチ回路19とRF回路ブロック18との間、およびRF回路ブロック18と出力ポート30a〜30cとの間には、BPF22が配置されている。それぞれの出力ポート30a〜30cは、それぞれの一次放射器に接続されている。本実施の形態においては、出力ポート30a,30cが誘電体型一次放射器に接続され、出力ポート30bがホーン型一次放射器に接続されている。
このように、トランスミッタ装置は、端子から入力された信号に対して、トランスミッタ回路で必要な信号の変換および信号の増幅を行なった後に一次放射器に伝え、さらに一次放射器からパラボラアンテナに向けて電波を発信できるように形成されている。
(作用・効果)
本実施の形態の一次放射器においては、一の衛星信号としてのKuバンドの衛星信号は、ホーン型一次放射器であるKuバンド用一次放射器で受信または発信され、他の衛星信号としてのKaバンドの衛星信号は、誘電体型一次放射器であるKaバンド用一次放射器で受信または発信される。
図1に示すように、本実施の形態における一次放射器は、ホーン型一次放射器と誘電体型一次放射器とを備え、誘電体型一次放射器に形成された誘電体部の少なくとも一部が、ホーン型一次放射器に形成されたホーン部の内部に配置されるように形成されている。この構成を採用することにより、ホーン型一次放射器の中心軸と誘電体型一次放射器の中心軸との距離を近くすることができ、衛星軌道上において近接した衛星からの信号を感度よく受信することができる。
ホーン型一次放射器において、ホーン部のテーパ状の形状を損なう部分は、誘電体型一次放射器の誘電体が配置されている部分のみである。ホーン部全体の外形は、誘電体型一次放射器がない場合と同様の形状を有する。すなわち、本実施の形態における一次放射器は、ホーン部の形状を損なう部分が小さい。このため、ホーン型一次放射器の放射パターンやリターンロスに与える悪影響が小さい状態で一次放射器同士を近接させることができる。また、アンテナゲインおよび交差偏波特性が向上する。
誘電体型一次放射器においては、その形状を損なう部分がないために、良好な送信または受信を行なうことができる。
たとえば、3つの一次放射器をホーン型にすると、それぞれの一次放射器が形状的に干渉するため、互いに干渉する部分について外形の一部を切り欠くなど、ホーン型の形状を大きく変形させなくてはならず、それぞれの一次放射器の放射パターンが乱れてしまう。本実施の形態における一次放射器のように、誘電体型一次放射器がホーン型一次放射器の内部に配置されることによって、ホーン型一次放射器同士の形状的な干渉が無くなって、ホーン型一次放射器の放射パターンの乱れを小さくすることができる。
また、本発明に基づく一次放射器は、ホーン型一次放射器と誘電体型一次放射器とを一体的に形成することができ、生産性が向上する。また、従来の技術に基づく一次放射器に比べて、その構成を簡単にすることができる。さらに、それぞれの複数の一次放射器同士の位置合わせを製造段階で行なうことができるため、組立時の位置調整が不要になって生産性が向上する。
図2に示す第2の一次放射器においては、レドームと誘電体部とが一体的に形成されている。この構成を採用することにとよって、組立が容易になり生産性が向上する。また、レドームと誘電体部とをそれぞれ個別に形成するよりも製造工程を少なくすることができ、安価な一次放射器を提供することができる。また、レドームが誘電体から形成されていることによって、さらに、放射パターンに優れ、リターンロス(反射損失)を小さくすることができる。
図3に示す第3の一次放射器においては、誘電体型一次放射器の一部が、ホーン型一次放射器の外部に配置されている。この構成を採用することにより、ホーン型一次放射器と誘電体型一次放射器との間隔を大きくすることができ、該間隔の調整幅を大きくすることができる。このように、本実施の形態の第1の一次放射器においては、誘電体部がホーン型一次放射器の内部に配置されていたが、特にこの形態に限られず、誘電体部の一部が、ホーン部の内部に配置されるように形成されていてもよい。または、誘電体型一次放射器の誘電体部の一部が、ホーン部に連通するように形成された導波路の内部に配置されるように形成されていてもよい。
本実施の形態においては、低い周波数帯の衛星信号用にホーン型一次放射器を形成し、高い周波数帯の衛星信号用に誘電体型一次放射器を形成したが、特にこの形態に限られず、低い周波数帯の衛星信号用に誘電体型一次放射器を形成して、高い周波数帯の衛星信号用にホーン型一次放射器を形成しても構わない。また、受信または送信する電波の帯域についても特に制限は無く、任意の帯域の電波について本発明を適用することができる。
また、本実施の形態においては、1つのホーン型一次放射器に対して、2つの誘電体型一次放射器を形成したが、特に形成される一次放射器の数に限定はない。たとえば、1つのホーン型一次放射器に対して、1つの誘電体型一次放射器が形成されていても構わない。また、本実施の形態におけるレドームは、平板状であるが、特にこの形態に限られず、任意の形状を適用することができる。レドームの形状を最適化することによって、一次放射器の放射パターンの制御やリターンロス(反射損失)を小さくすることができる。
本発明に基づく衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置は、上述の一次放射器を備えている。この構成を採用することにより、近接した複数の衛星信号を受信または発信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置を提供することができる。特に、良好な放射パターンを有し、リターンロスを小さくすることができる衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置を提供することができる。
(実施の形態2)
(構成)
図7および図8を参照して、本発明に基づく実施の形態2における一次放射器、衛星信号用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置について説明する。
図7は、本実施の形態における一次放射器の説明図であり、(a)は平面図、(b)は、(a)におけるVIIB−VIIB線に関する矢視断面図である。本実施の形態における一次放射器は、一の衛星信号を送信または受信するための第1誘電体型一次放射器としてのKuバンド用一次放射器5と、他の衛星信号を送信または受信するための第2誘電体型一次放射器としてのKaバンド用一次放射器6a,6bとを備える。Kuバンド用一次放射器は1つ形成され、Kaバンド用一次放射器は2つ形成されている。Kuバンド用一次放射器5とKaバンド用一次放射器6a,6bとは一体的に形成されている。
図7に示すように、Kuバンド用一次放射器5は、Kaバンド用一次放射器6a,6bに挟まれるように配置されている。Kuバンド用一次放射器5とKaバンド用一次放射器6a,6bとは、平面的に見たときに一直線状になるように配置されている。
Kuバンド用一次放射器5は、導波路13と第1誘電体部としての誘電体部4aとを含む。誘電体部4aは、導波路13を閉塞するように形成されている。Kaバンド用一次放射器6aは、導波路25aと第2誘電体部としての誘電体部4bとを含む。Kaバンド用一次放射器6bは、導波路25bと第2誘電体部としての誘電体部4bとを含む。1つの誘電体部4aと2つの誘電体部4bとは、同一の誘電体材料で一体的に形成されている。
図7(b)に示すように、導波部7の内部には3つの空洞が形成され、これらの空洞によって第1導波路としての導波路13と、第2導波路としての導波路25a,25bとが形成されている。それぞれの導波路13,25a,25bは、それぞれの長手方向に垂直な断面の形状が円形になるように形成されている。すなわち、導波路13,25a,25bは、それぞれが円筒状になるように形成されている。導波路13は、導波路25aおよび導波路25bと隣接するように形成され、導波路13、導波路25aおよび導波路25bが一体的に形成されている。
それぞれの誘電体部4a,4bは、先端が細くなる形状を有し、この先端の部分がそれぞれの導波路13,25a,25bに挿入されるように配置されている。換言すると、誘電体部4a,4bは、円錐形状の部分を含み、円錐形状の頂点が、それぞれの導波路13,25a,25bの内部に位置するように配置されている。
図8に、本実施の形態における衛星信号用ダウンコンバータ装置または衛星信号用トランスミッタ装置の説明図を示す。図8(a)は、衛星信号用ダウンコンバータ装置または衛星信号用トランスミッタ装置の平面図であり、(b)は、(a)におけるVIIIB−VIIIB線に関する部分断面図である。
本実施の形態における衛星用ダウンコンバータ装置および衛星信号用トランスミッタ装置は、本実施の形態における一次放射器を含む。本実施の形態における一次放射器が筐体32の表面から突出するように形成されている。一次放射器は、導波路13,25a,25bの延在方向(長手方向)が、筐体32の主表面と垂直になるように形成されている。
また、Kuバンド用一次放射器とKaバンド用一次放射器とが配列する方向が、水平方向と平行になるように形成されている。すなわち、導波部4a,4bの配列する方向が水平方向と平行になるように形成されている。
筐体32の内部には、導波路13,25a,25bと接続されるようにダウンコンバータ回路またはトランスミッタ回路が形成されている。ダウンコンバータ回路またはトランスミッタ回路は、外部の回路と接続を行なうための端子31に接続されている。筐体32の内部に形成されたダウンコンバータ回路またはトランスミッタ回路の例については、実施の形態1と同様である(図5および図6参照)。
その他の構成については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(作用・効果)
図7に示すように、本実施の形態における一次放射器は、第1導波路としての導波路13と第2導波路としての導波路25a,25bとが隣接するように一体的に形成され、さらに、第1誘電体部としての誘電体部4aと第2誘電体部としての誘電体部4bとが一体的に形成されている。この構成を採用することにより、複数の一次放射器同士の間隔を小さいものにすることができる。また、衛星軌道上において近接した複数の衛星から信号を受信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器を提供することができる。
また、誘電体部4aと誘電体部4bとが一体的に形成されていることによって、製造において生産性が向上して、安価な一次放射器を提供することができる。一次放射器の組立においても、作業量を減らすことができ、安価な一次放射器を提供することができる。
本実施の形態においては、すべての一次放射器として、誘電体型のものが採用されている。誘電体は、空気よりも高い比誘電率を有するため、一次放射器の小型化を図ることができる。また、誘電体部として、誘電体損失の小さいものを選定することによって、一次放射器に入射する電波の損失を小さくすることができる。
本実施の形態における衛星信号用ダウンコンバータ装置または衛星信号用トランスミッタ装置は、上述の一次放射器を備える。この構成を採用することにより、複数の一次放射器同士の間隔を小さいものにすることができ、また、衛星軌道上において近接した複数の衛星から信号を受信する際に、優れた受信特性または優れた送信特性を有する一次放射器を提供することができる。
その他の作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
実施の形態1における第1の一次放射器の説明図であり、(a)は平面図、(b)および(c)は断面図である。 実施の形態1における第2の一次放射器の概略断面図である。 実施の形態1における第3の一次放射器の平面図である。 実施の形態1における衛星信号用ダウンコンバータ装置または衛星信号用トランスミッタ装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)は部分断面図である。 実施の形態1におけるダウンコンバータ回路のブロック図である。 実施の形態1におけるトランスミッタ回路のブロック図である。 実施の形態2における一次放射器の説明図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 実施の形態2における衛星信号用ダウンコンバータ装置または衛星信号用トランスミッタ装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)は部分断面図である。 従来の技術に基づく衛星信号用アンテナ装置の説明図である。 従来の技術に基づく衛星信号用アンテナ装置の機能の説明図である。 従来の技術に基づく衛星信号用ダウンコンバータ装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)は部分断面図である。
符号の説明
1,5 Kuバンド用一次放射器、2a,2b,6a,6b Kaバンド用一次放射器、3,4,4a,4b,8 誘電体部、7,9 導波部、10,11,12 レドーム、13 導波路、14 ホーン部、15,18 RF回路ブロック、16,19 スイッチ回路、17,20 IF回路ブロック、22 BPF、23 HPF、25a,25b,26 導波路、27a〜27c 入力ポート、28a〜28d 出力ポート、29a〜29d 入力ポート、30a〜30c 出力ポート、31 端子、32 筐体、35 Kuバンド衛星、36 Kaバンド衛星、37 KuバンドLNBコンバータ装置、38 KaバンドLNBコンバータ装置、39 反射鏡、40,41 一次放射器、43a,43b 導波路、44a,44b ホーン部、45a,45b 一次放射器、51,52 矢印、61,62 中心軸。

Claims (5)

  1. 一の衛星信号を送信または受信するためのホーン型一次放射器と、
    他の衛星信号を送信または受信するための誘電体型一次放射器と
    を備え、
    前記ホーン型一次放射器は、先端に断面形状がテーパ状のホーン部を含み、
    前記誘電体型一次放射器は、先端に誘電体部を含み、
    前記誘電体部の少なくとも一部が前記ホーン部の内部に配置されるように形成された、一次放射器。
  2. 前記ホーン部の開口を覆うように形成されたレドームを備え、
    前記レドームが誘電体で形成され、前記レドームと前記誘電体部とが一体的に形成された、請求項1に記載の一次放射器。
  3. 一の衛星信号を送信または受信するための第1誘電体型一次放射器と、
    他の衛星信号を送信または受信するための第2誘電体型一次放射器と
    を備え、
    前記第1誘電体型一次放射器は、第1導波路を閉塞するように形成された第1誘電体部を含み、
    前記第2誘電体型一次放射器は、第2導波路を閉塞するように形成された第2誘電体部を含み、
    前記第1導波路と前記第2導波路とが一体的に形成され、
    前記第1誘電体部と前記第2誘電体部とが一体的に形成された、一次放射器。
  4. 請求項1または3に記載の一次放射器と、
    ダウンコンバータ回路と
    を備えた、衛星信号用ダウンコンバータ装置。
  5. 請求項1または3に記載の一次放射器と、
    トランスミッタ回路と
    を備えた、衛星信号用トランスミッタ装置。
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