JP2005286607A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止すること。
【解決手段】 画像処理装置は、画像データを入力する画像読取部と、画像データから細線部分を検出する細線検出部113と、画像データを所定の解像度に変換する解像度変換部111と、解像度変換された画像データにおける細線部分を復元する細線復元部114とを備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は画像処理装置および画像処理プログラムに関し、特に画像データを解像度変換する画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
近年、スキャナなどで原稿を読取って得られる画像データ、または、デジタルカメラなどの撮影装置で撮影して得られる画像データは、ハードディスク等の記録媒体に記録され、保存される。また、そのような画像データをインターネットなどの通信回線を用いて他のコンピュータに送信される。
画像データは、鮮明な画像にするほど解像度が高くなり、それに伴ってデータ量が増える。このため、記録媒体や通信回線の資源を有効に活用するためには、データ量を減らすことが望まれる。画像データのデータ量を減らす技術として、JPEG(joint photographic experts group)等のデータ圧縮技術がある。しかしながら、データ圧縮技術を用いたとしても、圧縮して削減可能なデータ量には限界がある。そこで、画像データの画質は低下するけれども画像データの解像度を減らすことで画像データのデータ量を大幅に減らすことができる。しかしながら、解像度を低下させると画質が低下する。すなわち、データ量の削減と画質の維持とはトレードオフの関係にある。したがって、ユーザは、画質とデータ量のどちらを優先させるのかの選択を迫られることになる。
ところで、解像度を低下させることに起因する画質の低下で顕著なものは、細線の途切れである。特開平7−184043号公報には、入力多値画像データにおける注目画素を含む周辺画素の画像データの濃度値に基づいて注目画素がエッジ部か否かの判定を行なうと共にエッジ部判定のときにはさらにそのエッジ部が細線部か否かの判定を行なうエッジ検出及び細線検出部と、入力多値画像データを解像性を維持して所望の解像度に変換する解像性維持解像度変換手段と、入力多値画像データを階調性を維持して所望の解像度に変換する階調性維持解像度変換手段と、前記エッジ検出及び細線検出部出力に応動し、その検出部が細線エッジ部を判定したとき前記解像性維持解像度変換手段からの出力を選択して出力し、前記検出部が細線エッジ部以外を判定したとき前記階調性維持解像度変換手段からの出力を選択して出力する出力選択手段とを備えたことを特徴とする解像度変換装置が記載されている。
特開平7−184043号公報
しかしながら、特開平7−184043号公報では、画像データを2つの種類の方法で解像度変換するために回路構成が複雑となるといった問題がある。また、細線部分の全てを解像度を低下させる解像性維持解像度変換した場合には、変換前の画像データにおいて細線が近接している場合には、変換後の画像データにおいて細線が近接しすぎてつぶれてしまうといった問題がある。
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することが可能な画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面に従えば、画像処理装置は、画像データを入力する入力手段と、画像データから細線部分を検出する細線検出手段と、画像データを所定の解像度に変換する解像度変換手段と、解像度変換された画像データにおける検出された細線部分を復元する復元手段とを備える。
この発明に従えば、画像データから細線部分が検出され、画像データを所定の解像度に変換した画像データにおいて細線部分が復元されるので、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することが可能な画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、解像度変換された画像データのうち検出された細線部分の途切れを検出する途切部分検出手段をさらに備え、復元部は、検出された途切部分を復元する。
この発明に従えば、解像度変換された画像データにおける細線部分が復元される。細線部分だけを復元するので、解像度変換された画像データにおいて細線部分以外の領域に影響を与えることがない。このため、文字や線などが潰れて読めなくなるのを防止することができる。
この発明の他の局面に従えば、画像処理装置は、画像データを入力する入力手段と、画像データから細線部分を検出する細線検出手段と、画像データにおける検出された細線部分の画素値を補正する画素値補正手段と、補正された画像データを所定の解像度に変換する解像度変換手段とを備える。
この発明に従えば、解像度変換前に、画像データの細線部分の画素値を補正するので、解像度変換後に確実に細線を維持することができる。また、解像度変換後の画像データにおいて細線部分以外の領域に影響を与えることがない。その結果、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することが可能な画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、細線検出手段は、解像度変換手段で変換する解像度に応じた太さの細線を検出する。
この発明に従えば、解像度変換される解像度に応じた太さの細線が検出されるので、変換する解像度に応じた太さの細線のみが復元される。変換する解像度によっては、復元する必要のない太さの線がある。そのような線まで復元する必要はない。このため、不要な線が復元されるのを防止し、処理量を減少させることができる。
好ましくは、解像度変換された画像データを圧縮する圧縮手段をさらに備える。
この発明に従えば、解像度変換された画像データが圧縮されるので、画像データのデータ量を縮減することができる。また、解像度変換された画像データは、細線が維持されているので、圧縮後の画像データを伸張してもその細線を復元することができる。その結果、画像データのデータ量を削減しつつ細線が確実に復元可能に圧縮することが可能となる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理プログラムは、画像データを入力するステップと、入力された画像データから細線を検出するステップと、画像データを所定の解像度に変換するステップと、解像度変換された画像データにおける検出された細線部分を復元するステップとをコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、画像データから細線部分が検出され、画像データを所定の解像度に変換した画像データにおいて細線部分が復元されるので、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することが可能な画像処理プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理プログラムは、画像データを入力するステップと、画像データから細線部分を検出するステップと、画像データの検出された細線部分の画素値を補正するステップと、補正された画像データを所定の解像度に変換するステップとをコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、解像度変換前に、画像データの細線部分の画素値を補正するので、解像度変換後に確実に細線を維持することができる。その結果、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することが可能な画像処理プログラムを提供することができる。
この発明の他の局面によれば、画象処理装置は、画像データを異なる解像度に変換する画像処理装置であって、第1解像度を有した第1画像データを第1解像度より低い第2解像度に変換して、第2画像データを得る解像度変換手段と、解像度変換手段によって変換された第2画像データにおける細線部分の途切れを検出する途切部分検出手段と、途切部分検出手段で検出された細線部分の途切れを復元する復元手段とを有する。
この発明に従えば、解像度変換された第2画像データにおける細線部分の途切れが検出され、検出された細線部分の途切れが復元されるので、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することが可能な画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、画像処理装置は、第1画像データにおける細線部分を検出する細線検出手段を有し、途切部分検出手段は、細線検出手段により検出された細線部分および解像度変換手段により変換された第2画像データに基づいて、細線部分の途切れを検出する。
この発明に従えば、第1画像データにおける細線部分および解像度変換された第2画像データに基づいて、細線部分の途切れを検出し、その細線部分の途切れを復元する。このため、解像度変換された第2画像データにおいて細線部分以外の部分は復元されないので、文字や線などが潰れて読めなくなるのを防止することができる。
好ましくは、細線検出手段は、第1解像度および第2解像度に応じて、検出する細線の太さが変わることを特徴とする。
この発明に従えば、第1解像度および第2解像度に応じて、検出する細線の太さが変わるので、解像度変換前後の解像度に応じた太さの細線のみが復元される。変換後の解像度によっては、変換前の解像度において復元する必要のない太さの線がある。そのような線まで復元する必要はない。このため、不要な線が復元されるのを防止し、処理量を減少させることができる。
好ましくは、復元手段は、途切れ部分検出手段で検出された細線部分の途切れを、その周囲の画素に応じた画素値に復元することを特徴とする。
この発明に従えば、途切部分が周囲の画素に応じた画素値に復元するので、周囲の画素と極端に異なる画素値となることがない。このため、復元した途切部分が目立つのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態においては、画像データの画素値は、0〜255の範囲内の値であり、画素値が255を黒、画素値が0を白としている。画素値が大きいほど黒色に近く、小さいほど白色に近い値としている。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像処理装置の全体概要を示す図である。図1を参照して、画像処理装置100は、それぞれがバス110に接続された、画像処理装置100の全体を制御するための制御部101と、原稿を読取るための画像読取部102と、画像データを圧縮する処理等を実行するための画像処理部103と、画像読取部102で読取られた画像を一時的に記憶する画像メモリ104と、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成部105と、画像処理装置100を通信回線と接続するための伝送制御部107と、画像データまたは圧縮された画像データなどを記憶する記憶部106と、ユーザによる操作の入力を受付ける操作パネル109と、操作パネル109を制御するためのパネル制御部108とを備えている。
画像処理装置100は、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えたマルチファンクションプロダクト(MFP:Multi Function Product)で実現される。なお、本実施の形態においては画像処理装置100をMFPとして説明するが、MFPに代えて、入力した画像データを解像度変換処理および圧縮処理する一般的なコンピュータで実現することができる。
画像読取部102は、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子と、アナログ処理部と、A/D変換部とを含む。CCDからはRGBアナログ信号が出力される。アナログ処理部は、CCDから出力されるRGBアナログ信号をクランプ調整およびゲイン調整して、A/D変換部へ出力する。A/D変換部は、RGBアナログ信号を8ビットのデジタル信号に変換する。この8ビットのデジタル信号が画像データである。また、画像読取部102は、シェーディング補正部、ライン間補正部、領域判別部およびMTF(modulation transfer function)補正部を含む。シェーディング補正部は、A/D変換部から出力される画像データに対して、原稿を走査する際の光源から原稿に照射される光の照明ムラなどに起因する主走査方向のばらつきを補正する処理を実行する。また、CCDは、R(赤)G(緑)B(青)のフォトダイオードアレイが所定の間隔で配置されている。ライン間補正部は、各色のフォトダイオードが出力する信号に対応する値を一旦メモリに格納して、所定時間だけ遅延させることで、フォトダイオードアレイが配置される間隔のズレを補正する。領域判別部は、画像データに含まれる文字部分、網点部分、写真部分等の領域を判定する。判定結果は、MTF補正部に出力される。MTF補正部は、領域判別部から入力される判定結果に応じてエッジ強調やスムージング等のその領域に適した処理を実行し、処理後の画像データを画像メモリ104に出力する。
画像メモリ104は、ランダムアクセスメモリ(RAM)であり、画像読取部102から出力される画像データ、画像処理部103で圧縮された画像データを一時的に記憶する。また、外部のコンピュータから送信され、伝送制御部107で受信される画像データを記憶する。
操作パネル109は、液晶タッチパネルと、テンキーと、画像読取開始を指示するためのスタートキーとを含む。液晶タッチパネルは、液晶表示装置と、その上に載置された透明な部材からなるタッチパネルとから構成される。タッチパネルは入力装置である。操作パネル109は、たとえば液晶表示装置にボタンを表示し、ユーザが表示されたボタンを押下する操作をタッチパネルで検出する。これにより、入力装置に固定されたスイッチボタンを用いる必要はなく、種々の操作の入力が可能となる。
パネル制御部108は、制御部101により制御され、操作パネル109の表示装置への出力制御と、操作パネル109の入力部に入力されたユーザの操作の入力を受付ける。
画像処理部103は、画像メモリ104に記憶された画像データを解像度変換および圧縮する。記憶部106は、ハードディスク等の記憶装置である。
伝送制御部107は、画像処理装置100を通信回線と接続するための通信インターフェイスである。伝送制御部107は、通信回線に接続された他のコンピュータ、MFPなどとの通信を制御する。伝送制御部107は、ネットワークインターフェースであってもよく、他のコンピュータまたはMFPに直接接続するシリアルインターフェースまたはパラレルインターフェースであってもよい。伝送制御部107は、通信回線との接続形態に応じたインターフェースが用いられる。通信回線は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネットまたは一般公衆回線等を用いることができ、有線または無線を問わない。
本実施の形態における画像処理装置100は、ユーザが操作パネル109を操作して、原稿を画像読取部102で読取る。すると、画像読取部102から出力される画像データが画像メモリ104に記憶される。また、伝送制御部107により、外部のコンピュータまたはMFP等から送信された画像データが画像メモリ104に記憶される。画像処理部103では、ユーザによる操作パネル109の操作により画像メモリ104に記憶されている画像データを解像度変換し、さらに解像度変換した画像データを圧縮した後、記憶部106に記憶する。または圧縮された画像データをコンピュータまたはMFP等の他の装置に送信する。
図2は、第1の実施の形態における画像処理装置の画像処理部の機能の概要を示す機能ブロック図である。図2を参照して、画像処理部103は、画像メモリ104に記憶された画像データを読出して所定の解像度に変換する解像度変換部111と、画像データから細線部分を検出する細線検出部113と、解像度変換部111により解像度が変換された画像(以下「解像度変換画像」という)における細線部分を復元する細線復元部114と、細線部分が復元された解像度変換画像を圧縮する画像圧縮部115と、圧縮された解像度変換画像(以下「圧縮画像」という)を記憶部106または伝送制御部107に出力する出力部116とを含む。
解像度変換部111は、画像メモリ104から読出した画像データをパネル制御部108が出力する解像度(以下「指定解像度」ともいう)に変換する。すなわち、ユーザは、操作パネル109を操作することにより、所望の解像度を指定することができる。なお、変換する解像度をユーザが指定するのではなく、予め定められた解像度を用いるようにしてもよい。予め定められた解像度は、初期値として定めるようにしてもよいし、画像データの解像度から求めるようにしてもよいし、画像データの属性によって定めるようにしてもよい。画像データの属性は、画像データが、写真が表わされた領域を含むのか、文字が表わされた領域を含むのか、図形が表わされた領域を含むのか等により定まる。また、送信する形態に応じた解像度に変更してもよい(たとえば、電話回線網を利用したファクシミリであれば、ファックスの200dpi、さらに詳しく言えば、ファクシミリの規格に応じた解像度に変更してもよい)。
細線検出部113は、画像メモリ104から読出した画像データから細線を検出する。細線検出部113には、パネル制御部108が出力する解像度が入力される。細線検出部113は、入力された解像度に応じた太さの細線を、画像データから検出する。
細線復元部114は、解像度変換部111から解像度変換画像が入力され、細線検出部113から細線部分の情報が入力される。細線復元部114は、解像度変換画像の細線部分のうち、細線が連続せずに途切れた部分(途切部分)を検出する。そして、検出した途切部分の画素値を補正して、細線を復元する。
画像圧縮部115には、細線が復元された解像度変換画像が入力される。画像圧縮部115は、入力された解像度変換画像を、パネル制御部108から入力される圧縮方式で圧縮する。なお、圧縮方式をユーザが指定するのではなく、予め定められた圧縮方式を用いるようにしてもよい。画像圧縮部115は、解像度変換画像を圧縮した圧縮データを出力部116に出力する。また、画像圧縮部115は、圧縮データを記憶部106に出力する。
出力部116には、画像圧縮部115から圧縮データが入力される。出力部116は、圧縮データを、伝送制御部107から通信回線を介して他の装置に送信する。送信先は、操作パネル109からユーザにより直接入力されるようにしてもよいし、また、記憶部106に送信先のネットワークアドレスを予め記憶しておき、そこから読出すようにしてもよい。ネットワークアドレスは、たとえば、電子メールアドレス、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどである。
次に、解像度変換部111で実行される解像度変換処理について、図3〜図5を用いて説明する。ここでは、説明のため解像度を縦横それぞれ1/2に変換する処理を説明する。解像度変換部111は、解像度を低下させる解像度変換処理の場合、隣接する画素の平均を解像度変換処理後の画素値とする。この変換処理は、画像の階調性を維持する特性を有する。また、ここでは細線を、線幅が画像データの画素で2つ分以下のものとして説明する。
図3は、画像データの一例を示す図である。図3(A)は画像データを画素値の配列で示し、図3(B)は画像データを視覚的に示している。
なお、図3(B)、図4(B)および図5(B)では、画素値が70以下の画素を空欄で示し、画素値が70を超え100以下の画素を△で示し、画素値が100を超え180以下の画素を○で示し、画素値が180を超える画素を□で示している。画素値が70以下の画素は、表示または印刷した場合に人の目でその画素を認識することが困難である。したがって、図3(B)、図4(B)および図5(B)において、空欄の画素は人に認識されない。
図4は、画像データを主走査方向(図面左右方向)に画素数を半減した主走査縮小変換画像を示す図である。図4(A)は主走査縮小変換画像を画素値の配列で示し、図4(B)は主走査縮小変換画像を視覚的に示している。主走査縮小変換画像は、画像データの主走査方向に隣接する2つの画素の画素値の平均を主走査縮小変換画像の画素に割当てる処理である。図3(A)に示す画像データにおける最左の第1列と、その右隣の第2列の同じ行の2つの画素の画素値の平均が、図4(A)に示す主走査縮小変換画像の最左の第1列の同じ行の画素値に割当てられる。同様に、画像データの第3列と第4列の同じ行の2つの画素の画素値の平均が、主走査縮小変換画像の第2列の同じ行の画素値に、画像データの第5列と第6列の同じ行の2つの画素の画素値の平均が、主走査縮小変換画像の第3列の同じ行の画素値に、画像データの第7列と第8列の同じ行の2つの画素の画素値の平均が、主走査縮小変換画像の第4列の同じ行の画素値に、画像データの第9列と第10列の同じ行の2つの画素の画素値の平均が、主走査縮小変換画像の第5列の同じ行の画素値に割当てられる。画像データの第11の画素値が、主走査縮小変換画像の第6列の同じ行に割当てられる。
図4(A)および図4(B)から明らかなように、画像データにおける細線は左右の画素値が低いために、主走査縮小変換画像において、細線に対応する画素の画素値が低い値となっている。
図5は、主走査方向縮小変換画像を副走査方向(図面上下方向)に画素数を半減した解像度変換画像を示す図である。図5(A)は解像度変換像を画素値の配列で示し、図5(B)は解像度変換画像を視覚的に示している。解像度変換画像は、主走査縮小変換画像の副走査方向に隣接する2つの画素の画素値の平均を解像度変換画像の画素に割当てる処理である。図4(A)に示す主走査縮小変換画像における最上の第1行と、その下隣の第2行の同じ列の2つの画素の画素値の平均が、図5(A)に示す解像度変換画像の最上の第1行の同じ列の画素値に割当てられる。同様に、主走査縮小変換画像の第3行と第4行の同じ列の2つの画素の画素値の平均が、解像度変換画像の第2行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第5行と第6行の同じ列の2つの画素の画素値の平均が、解像度変換画像の第3行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第7行と第8行の同じ列の2つの画素の画素値の平均が、解像度変換画像の第4行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第9行と第10行の同じ列の2つの画素の画素値の平均が、解像度変換画像の第5行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第11行と第12行の同じ列の2つの画素の画素値の平均が、解像度変換画像の第6行の同じ列の画素値に割当てられる。
ここでは解像度を1/2にする解像度変換処理を説明したが、1/2とは異なる解像度に変換する場合も同様にして変換することができる。
図6は、細線検出部113の機能を詳細に示す機能ブロック図である。図6を参照して、細線検出部113は、画像データを2値化して2値化画像を生成する2値化部121と、2値化画像中の線を細くして細線化画像を生成する細線化部122と、細線化画像中の線を太くして太線化画像を生成する太線化部123と、2値画像と太線化画像から細線の位置を示す細線画像を生成する細線画像生成部124とを含む。
2値化部121は、画像データの画素値を所定のしきい値と比較して、しきい値より小さい画素値を「0」とし、しきい値を超える画素値を「1」とする。
細線化部122は、2値化画像の画素を順に走査して、細線化フィルタを用いたフィルタ処理を行うことにより、細線化画像を生成する。
太線化部123は、細線化画像の画素を順に走査して、太線化フィルタを用いたフィルタ処理を行うことにより、太線化画像を生成する。
細線画像生成部124は、2値画像と太線化画像との差分である細線画像を生成する。
図7は、細線化部122で用いられる細線化フィルタの一例を示す図である。この細線化フィルタは、縦×横が3×3の大きさの最大化フィルタである。中心の画素V22が処理対象画素である。この細線化フィルタにより、処理対象画素V11の画素値が、細線化フィルタ内の全ての画素V11〜V33の画素値の最大値に置換される。
細線化部122で生成される細線化画像は、線幅が2画素分細くなる。このため、線幅が1画素分の細線と、2画素分の細線は削除される。
図8は、太線化部123で用いられる太線化フィルタの一例を示す図である。この太線化フィルタは、縦×横が3×3の大きさの最大化フィルタである。中心の画素V22が処理対象画素である。この太線化フィルタにより、処理対象画素V11の画素値が、太線化フィルタ内の全ての画素V11〜V33の画素値の最小値に置換される。
太線化部123で生成される太線化画像は、線幅が2画素分太くなる。細線化画像を処理するので、太線化画像は、2値画像のうちで線幅が3画素分より太い線のみを含む。
ここで重要な点は、細線化フィルタと太線化フィルタのサイズが同じであることである。また、太線化フィルタと細線化フィルタのサイズは、検出する細線の太さにより定まる。この検出する細線の太さは、変換する解像度によって定まる。したがって、太線化フィルタと細線化フィルタのサイズは、変換する解像度によって定まる。
上述したように解像度変換処理で解像度を縦横それぞれ1/2にする場合には、1行または1列の画素が間引かれる。このため、線幅が1画素分または2画素分の細線は、解像度変換後に途切れる可能性が高い。したがって、線幅が2画素分前後の細線を検出すれば十分であり、この場合に用いる太線化フィルタと細線化フィルタのサイズは、3行3列である。
また、解像度変換処理で解像度を縦横それぞれ1/3にする場合には、線幅が2画素分または3画素分の細線が解像度変換度に途切れる可能性が高い。したがって、線幅が3画素分前後の細線を検出すれば十分であり、この場合に用いる太線化フィルタと細線化フィルタのサイズは、3行3列である。
すなわち、解像度変換処理で解像度を縦横それぞれ1/N(変換後の解像度/変換前の解像度であり、変換後の解像度を1としたときの変換前解像度をNで表わしている)にする場合には、線幅がN画素分前後の細線を検出すれば十分であり、この場合に用いる太線化フィルタと細線化フィルタのサイズは、Nが偶数の場合は(N+1)行(N+1)列であり、Nが奇数の場合は(N)行(N)列であることが好ましい。
以上より、解像度変換前の画像データから検出する細線の太さは、解像度変換前後の画像データの解像度により定まる。解像度変換前後の画像データの解像度に応じたフィルタを用いることで、解像度変換前後の画像データの解像度に応じて検出する細線の太さを変えることができる。
次に細線検出部113で実行される処理を図9〜図13を用いて説明する。図9は、画像データを示す図である。図9は、画像データを画素値の配列で示している。図10は、2値画像を示す図である。この2値画像は、2値化部121で生成される。図10(A)は、2値画像を画素値の配列で示し、図10(B)は、2値画像を視覚的に示す。
図11は、細線化画像を示す図である。図11(A)は、細線化画像を画素値の配列で示し、図11(B)は、細線化画像を視覚的に示す。細線化画像は、2値データを細線化部122で細線化した画像である。図11を参照して、2値画像のうち線幅が2画素分より細い細線が消去され、線幅が3画素分であった線が、線幅が1画素分の線として残る。
図12は、太線化画像を示す図である。図12(A)は、太線化画像を画素値の配列で示し、図12(B)は、太線化画像を視覚的に示す。太線化画像は、細線化画像を太線化部123で太線化した画像である。図12を参照して、2値画像のうち線幅が2画素分より細い細線が消去され、線幅が3画素分の線のみを含む。
このように、画像データを2値化した2値化データから細線化画像を生成し、その細線化画像から太線化画像を生成すると、太線化画像は2値化データから細線を削除した画像となる。
図13は、細線画像を示す図である。図13(A)は、細線画像を画素値の配列で示し、図13(B)は、細線画像を視覚的に示す。細線画像は、2値化画像と太線化画像との差分から求められる。図13を参照して、細線画像は2値画像のうち線幅が2画素分より細い細線のみを含む。
このように、細線検出部113では、所望の線幅未満の細線の画像データ中の位置を示す細線画像を生成する。
図14は、細線復元部の機能の詳細を示す機能ブロック図である。図14を参照して、細線復元部114には、画像メモリから画像データが入力され、解像度変換部111から解像度変換画像が入力され、細線検出部113から細線画像が入力される。細線復元部114は、入力された画像データを細線保存方により解像度を変換して縮小画像を生成する細線保存縮小部131と、入力された解像度変換画像から細線の途切部分を検出する途切部分検出部132と、解像度変換画像の途切部分を復元する途切部分復元部133とを含む。
細線保存縮小部131は、解像度変換部111と異なる方式で画像データを解像度変換する。解像度変換部111では、隣接する画素の平均を解像度変換処理後の画素値としたが、細線保存縮小部131は、隣接する画素の最大値を解像度変換処理後の画素値とする点で異なる。その他の構成は解像度変換部111と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。細線保存縮小部131は、隣接する画素の最大値を解像度変換処理後の画素値とするので、細線保存縮小後の縮小画像には、画像データに存在する細線が残る。
途切部分検出部132は、解像度変換部111から入力された解像度変換画像の画素のうち、細線画像の細線に該当し、かつ、細線保存縮小部131から入力される縮小画像の対応する画素の画素値との差が所定のしきい値を超える画素を途切部分として検出する。途切部分検出部132は、検出した途切部分の解像度変換画像中の位置を途切部分復元部133に出力する。
途切部分復元部133には、解像度変換部111から解像度変換画像が入力され、途切部分検出部132から途切部分の解像度変換画像中の位置が入力される。途切部分復元部133は、解像度変換画像中の途切部分の画素の画素値を周辺の8画素の最大の画素値とする。これにより、途切部分が周辺の画素の画素値に基づいて補正されるので、解像度変換画像において細線の途切れていた部分のとぎれが修正されて、細線が復元される。途切部分復元部133により細線が復元された復元画像は、画像圧縮部115に出力される。
細線保存縮小部131で実行される縮小処理について図15〜図17を用いて具体的に説明する。図15は、細線保存縮小変換により画像データを主走査方向(図面左右方向)に画素数を半減した主走査縮小変換画像を示す図である。図15(A)は細線保存縮小変換された主走査縮小変換画像を画素値の配列で示し、図15(B)は細線保存縮小変換された主走査縮小変換画像を視覚的に示している。細線保存縮小変換処理は、画像データの主走査方向に隣接する2つの画素の画素値の最大値を主走査縮小変換画像の画素に割当てる処理である。図3(A)に示す画像データにおける最左の第1列と、その右隣の第2列の同じ行の2つの画素の画素値の最大値が、図15(A)に示す主走査縮小変換画像の最左の第1列の同じ行の画素値に割当てられる。同様に、画像データの第3列と第4列の同じ行の2つの画素の画素値の最大値が、主走査縮小変換画像の第2列の同じ行の画素値に、画像データの第5列と第6列の同じ行の2つの画素の画素値の最大値が、主走査縮小変換画像の第3列の同じ行の画素値に、画像データの第7列と第8列の同じ行の2つの画素の画素値の最大値が、主走査縮小変換画像の第4列の同じ行の画素値に、画像データの第9列と第10列の同じ行の2つの画素の画素値の最大値が、主走査縮小変換画像の第5列の同じ行の画素値に割当てられる。画像データの第11列の画素値が、主走査縮小変換画像の第6列の同じ行の画素値に割当てられる。
図15(A)および図15(B)から明らかなように、画像データにおける細線は左右の画素値が低にもかかわらず、主走査縮小変換画像において、細線に対応する画素の最大の画素値となる。
図16は、図15に示した主走査方向縮小変換画像を細線保存縮小変換により副走査方向(図面上下方向)に画素数を半減した解像度変換画像を示す図である。図16(A)は細線保存縮小変換された解像度変換像を画素値の配列で示し、図16(B)は細線保存縮小変換された解像度変換画像を視覚的に示している。細線保存縮小変換された解像度変換画像は、主走査縮小変換画像の副走査方向に隣接する2つの画素の画素値の最大値を解像度変換画像の画素に割当てる処理である。図15(A)に示す主走査方向縮小変換画像における最上の第1行と、その下隣の第2行の同じ列の2つの画素の画素値の最大値が、図16(A)に示す解像度変換画像の最上の第1行の同じ列の画素値に割当てられる。同様に、主走査縮小変換画像の第3行と第4行の同じ列の2つの画素の画素値の最大値が、解像度変換画像の第2行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第5行と第6行の同じ列の2つの画素の画素値の最大値が、解像度変換画像の第3行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第7行と第8行の同じ列の2つの画素の画素値の最大値が、解像度変換画像の第4行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第9行と第10行の同じ列の2つの画素の画素値の最大値が、解像度変換画像の第5行の同じ列の画素値に、主走査縮小変換画像の第11行と第12行の同じ列の2つの画素の画素値の最大値が、解像度変換画像の第6行の同じ列の画素値に割当てられる。
ここでは解像度を1/2にする細線保存縮小変換による解像度変換処理を説明したが、これと同様にして異なる解像度に変換することができる。
図17は、本実施の形態における画像処理装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図17を参照して、画像処理装置100には、画像データが入力される(ステップS01)。画像データは、画像読取部102による原稿の読取り、または、通信回線に接続された他のコンピュータまたはMFPからの受信により、画像メモリ104に記憶される。この画像メモリ104に記憶された画像データが読出される。
そして、読出した画像データをユーザから指定された、または、予め定められた解像度(以下「指定解像度」ともいう)に変換する(ステップS02)。ここで行われる解像度変換は、解像度変換部111で実行される。すなわち、画像の階調性を維持する特性を有する解像度変換が実行される。これにより、解像度変換画像が生成される。
つぎに、画像メモリ104から読出した画像データから細線が検出される(ステップS03)。ここで検出される細線の線幅は、ステップS02で解像度変換された解像度に応じて定められる。
そして、ステップS02で生成された解像度変換画像の画素のうち、ステップS03で検出された細線に該当し、かつ、細線の途切部分に該当する画素の画素値を補正することにより細線を復元する(ステップS04)。細線が復元された解像度変換画像を、ユーザにより指定された圧縮方式で圧縮する(ステップS05)。なお、圧縮方式をユーザが指定するのではなく、予め定められた圧縮方式を用いるようにしてもよい。そして、圧縮された圧縮データを通信回線を介して他の装置に送信する(ステップS06)。送信先は、操作パネル109からユーザにより直接入力されるようにしてもよいし、また、予め定められた送信先に送信するようにしてもよい。
本実施の形態における画像処理装置100では、画像データの解像度を低下させた後、圧縮して記憶または送信するので、記憶領域の削減または送信するデータ量を削減することができる。
図18は、図17のステップS03で実行される細線検出処理の流れを示すフローチャートである。図18を参照して、画像処理装置100は、画像データを2値化して2値化画像を生成する(ステップS11)。
そして、2値化画像の画素を順に走査して、細線化フィルタを用いて2値化画像を細線化して細線化画像を生成する(ステップS12)。ここでは縦横3行3列の細線化フィルタを用いるので、2値画像中の線は線幅が2画素分細くなる。このため、線幅が1画素分の細線と、2画素分の細線は削除される。
さらに、細線化画像の画素を順に走査して、細線化フィルタと同じサイズの太線化フィルタを用いて細線化画像を太線化して細線化画像を生成する(ステップS13)。ここでは縦横3行3列の太線化フィルタを用いるので、細線画像中の線は線幅が2画素分太くなる。このため、太線化画像は、2値画像中で線幅が3画素分を超える線のみを含む画像となる。また、太線化フィルタと細線化フィルタのサイズは、変換する解像度によって定まる。解像度変換処理で変換する前の解像度と変換した後の解像度とから解像度変換により途切れる細線の線幅が定まるからである。
このように、画像データを2値化した2値化データから細線化画像を生成し、その細線画像から太線化画像を生成すると、太線化画像は2値化データから細線を削除した画像となる。
そして、2値画像と太線化画像との差分である細線画像を生成する(ステップS14)。これにより、所望の線幅未満の細線の画像データ中の位置を示す細線画像が生成される。
図19は、図17のステップS04で実行される細線復元処理の流れを示すフローチャートである。画像処理装置100は、画像データを細線保存法により解像度を変換して縮小画像を生成する(ステップS21)。そして、解像度変換画像の画素を順にスキャンするために、解像度変換画像に含まれる画素を処理対象画素に設定する(ステップS22)。
そして、処理対象画素が細線部分に該当するか否かが判断される(ステップS23)。細線部分に該当するとされた場合にはステップS24に進み、該当しないとされた場合にはステップS27に進む。細線部分に該当するか否かは、図17のステップS03で生成された細線画像に基づいて判断される。細線画像と差分画像とはサイズが異なるが、たとえば、細線画像を細線保存縮小した画像を用いればよい。
ステップS24では、処理対象画素の画素値と縮小画像の対応する画素の画素値との差分Dを算出する。そして、差分Dが所定のしきい値Refを超えるか否かが判断される(ステップS25)。差分Dがしきい値Refを超える場合にはステップS26に進み、そうでない場合にはステップS27に進む。差分Dがしきい値Refを超える場合は、その画素は、解像度変換画像における細線部分が途切れた途切部分と判断するものである。
ステップS26では、処理対象画素の画素値を処理対象画素の周辺の画素の最大の画素値に置換える。これにより、途切部分が補正され、細線が復元される。途切部分の画素の画素値が周辺の画素の最大値に置換するので、周辺画素と極端に異なる画素値となることがない。このため、途切部分が周辺から目立つのを防止することができる。
そして、次のステップS27では、解像度変換画像中に未だ処理対象画素に設定されていない画素があるか否かが判断され、処理対象画素とするべき画素が存在する場合にはステップS28に進み、そのような画素が存在しない場合には処理を終了する。ステップS28では、処理対象画素とするべき画素を次の処理対象画素に設定し、ステップS23に進む。
<細線復元部の変形例>
次に細線復元部114の変形例を説明する。図20は、変形された細線復元部の機能を示す機能ブロック図である。図20を参照して、変形された細線復元部114Aには、解像度変換部111から解像度変換画像が入力され、細線検出部113から細線画像が入力される。変形された細線復元部114Aは、細線補正部141を含む。細線補正部141は、解像度変換画像のうち、細線画像で特定される細線部分の画素の画素値を、所定のしきい値Ref2と比較する。そして、細線部分の画素の画素値がしきい値Ref2以上でなければ、細線部分の画素値を、周辺画素の画素値のうち最大の画素値に置換える。
このように、変形された細線復元部114Aは、細線部分の画素の画素値がしきい値Ref2以上でない場合に、その細線部分の画素を途切部分と判断する。また、途切部分と判断した画素の画素値を、周辺画素の画素値のうち最大の画素値に置換えることにより、細線を復元する。なお、周辺が素の画素値の最大値に置換えるのに代えて、周辺の画素の画素値に応じた値に置換えるようにしてもよい。たとえば、周辺画素の所定の値以上の画素の平均値、それらの画素の中間値などを用いることができる。
図21は、変形された細線復元部114Aを有する画像処理装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図17のステップS04で実行される処理に相当する。図21を参照して、まず、解像度変換画像の画素を順にスキャンするために、解像度変換画像に含まれる画素を処理対象画素に設定する(ステップS31)。
そして、処理対象画素が細線部分に該当するか否かが判断される(ステップS32)。細線部分に該当するとされた場合にはステップS33に進み、該当しないとされた場合にはステップS35に進む。細線部分に該当するか否かは、図17のステップS03で生成された細線画像に基づいて判断される。細線画像と解像度変換画像とはサイズが異なるが、たとえば、細線画像を細線保存縮小した画像を用いればよい。また、細線画像を通常の解像度変換した画像を用いてもよい。
ステップS33では、処理対象画素の画素値がしきい値Ref1を超えるか否かが判断される。処理対象画素の画素値がしきい値Ref1を超える場合にはステップS35に進み、そうでない場合にはステップS34に進む。処理対象画素の画素値がしきい値Ref1を超える場合は、その画素は、解像度変換画像における細線部分が途切れた途切部分と判断するものである。
ステップS34では、処理対象画素の画素値を処理対象画素の周辺画素の最大の画素値に置換える。これにより、途切部分が補正され、細線が復元される。
そして、次のステップS35では、解像度変換画像中に未だ処理対象画素に設定されていない画素があるか否かが判断され、処理対象画素とするべき画素が存在する場合にはステップS36に進み、そのような画素が存在しない場合には処理を終了する。ステップS36では、処理対象画素とするべき画素を次の処理対象画素に設定し、ステップS32に進む。
以上説明したように、本実施の形態における画像処理装置100は、画像データから細線部分が検出され、画像データを所定の解像度に変換した解像度変換画像において細線部分が復元されるので、画像データを解像度変換する際に、細線部分が途切れるのを防止することができる。
また、細線復元部114では、解像度変換画像のうちから細線の途切部分を検出し、途切部分だけを復元するので、解像度変換画像において細線部分以外の領域に影響を与えることがない。このため、文字や線などが潰れて読めなくなったり、写真の画質が低下するのを防止することができる。
さらに、復元される細線の太さは、解像度変換される解像度に応じてさだめるので、解像度変換画像では不要な線が復元されるのを防止し、画質が低下するのを防止することができる。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態における画像処理装置について説明する。第1の実施の形態における画像処理装置100では、解像度変換画像中の細線の途切部分を補正するものであった。これに対して、第2の実施の形態における画像処理装置100Aは、画像データ中の細線を解像度変換前に補正する。
第2の実施の形態における画像処理装置の全体概要は、図1に示される第1の実施の形態におけるそれと同じである。異なる点は、画像処理部103の機能である。
図22は、第2の実施の形態における画像処理装置の画像処理部の機能の概略を示すブロック図である。図22を参照して、画像処理部103は、画像メモリ104に記憶された画像データを読出して、その画像データから細線部分を検出する細線検出部113と、画像データの細線部分を補正する画像データ補正部151と、補正された画像データを所定の解像度に変換する解像度変換部111と、解像度変換部111により解像度が変換された解像度変換画像を圧縮する画像圧縮部115と、圧縮された圧縮画像を記憶部106または伝送制御部107に出力する出力部116とを含む。
画像データ補正部151は、画像データ中の画素のうち、細線検出部113で生成される細線画像の細線部分に該当する画素が、途切部分か否かを判断し、途切れ分と判断された画素の画素値を補正する。途切部分か否かは、画素値を所定のしきい値と比較することにより判断される。所定のしきい値は、画像データの解像度と変換後の解像度とにしたがって変動させるようにしてもよい。このしきい値は、解像度変換後に画素値が低下することが予測される画素を特定することが可能な値であればよい。
図23は、第2の実施の形態における画像処理装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図23を参照して、画像処理装置100には、画像データが入力される(ステップS51)。画像データは、画像読取部102による原稿の読取り、または、通信回線に接続された他のコンピュータまたはMFPから受信により、画像メモリ104に記憶される。この画像メモリ104に記憶された画像データが読出される。
そして、画像メモリ104から読出した画像データから細線が検出される(ステップS52)。この細線の検出処理は、図18を用いて説明した細線検出処理と同じである。
次に、画像データの画素を順にスキャンするために、画像データに含まれる画素を処理対象画素に設定する(ステップS53)。
そして、処理対象画素が細線部分に該当するか否かが判断される(ステップS54)。細線部分に該当するとされた場合にはステップS55に進み、該当しないとされた場合にはステップS57に進む。細線部分に該当するか否かは、ステップS52で生成された細線画像に基づいて判断される。
ステップS55では、処理対象画素の画素値がしきい値Ref2を超えるか否かが判断される。処理対象画素の画素値がしきい値Ref2を超える場合にはステップS57に進み、そうでない場合にはステップS56に進む。処理対象画素の画素値がしきい値Ref2を超える場合は、解像度変換後に細線が途切れた途切部分となることが予測される。
そして、ステップS56では、処理対象画素の画素値を処理対象画素の周辺画素の最大の画素値に置換える。これにより、画像データの細線部分であって、かつ、解像度変換後に途切部分となることが予測される画素が補正されるので、解像度変換後に細線が途切れるのを防止することができる。
次のステップS57では、画像データ中に未だ処理対象画素に設定されていない画素があるか否かが判断され、処理対象画素とするべき画素が存在する場合にはステップS58に進み、そのような画素が存在しない場合にはステップS59に進む。ステップS58では、処理対象画素とするべき画素を次の処理対象画素に設定し、ステップS54に進む。
ステップS59では、補正されたが層データをユーザから指定された、または、予め定められた解像度に変換する。これにより、解像度変換画像が生成される。
そして、解像度変換画像を、ユーザにより指定された圧縮方式で圧縮する(ステップS60)。なお、圧縮方式をユーザが指定するのではなく、予め定められた圧縮方式を用いるようにしてもよい。そして、圧縮された圧縮データを通信回線を介して他の装置に送信する(ステップS61)。送信先は、操作パネル109からユーザにより直接入力されるようにしてもよいし、また、予め定められた送信先に送信するようにしてもよい。
第2の実施の形態における画像処理装置によれば、解像度変換前に、画像データの細線部分の画素値を補正するので、解像度変換後に確実に細線を維持することができる。また、解像度変換後の画像データにおいて細線部分以外の領域に影響を与えることがない。
<第3の実施の形態>
以上、第1〜第2の実施の形態における画像処理装置について説明したが、これらの画像処理装置で実行される処理は、一般的なコンピュータで実現することも可能である。
図24は、コンピュータのハード構成の概略を示すブロック図である。図24を参照して、コンピュータ300は、それぞれバス307に接続された、CPU(Central Processing Unit)301と、オペレーティングシステムに送られたプログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)302と、実行されるプログラムをロードするための、およびプログラム実行中のデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)303と、ハードディスク304と、コンピュータ300を通信回線314に接続するための通信部306と、マウス308と、キーボード309と、表示部310と、イメージスキャナ311と、プリンタ312と、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)ドライブ305とを含む。CD−ROMドライブ305には、CD−ROM313が装着される。このように構成されるコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
図1に示した画像処理装置100の操作パネル109は、表示部310と、マウス308またはキーボード309とに、画像読取部102はイメージスキャナ311に、記憶部106はハードディスク304に、画像メモリ104はRAM303に、画像処理部103、制御部101およびパネル制御部108はCPU301に、伝送制御部107は通信部306に、画像形成部105はプリンタ312にそれぞれ相当する。
コンピュータ300は、画像処理プログラムがCPU301で実行されることにより、図17、図18、図19、図21および図23に示した処理が実行される。
一般的にこうしたプログラムは、CD−ROM313などの記録媒体に格納されて流通し、CD−ROMドライブ305などにより記録媒体から読取られてハードディスク304に一旦格納される。さらにハードディスク304からRAM303に読出されてCPU301により実行される。
なお、記録媒体としては、CD−ROM313、ハードディスク304に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPU301により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
上述した実施の形態における画像処理装置には、以下の概念も含まれる。
(1) 前記細線検出手段は、前記画像データを2値化する2値化手段と、
前記2値化された画像データの画素値を所定範囲にある画素の画素値の最小の値に置換した第1の画像データを生成する細線化手段と、
前記第1の画像データの画素値を前記所定範囲にある画素の画素値の最大の値に置換した第2の画像を生成す太線化手段と、
前記2値化された画像データと前記第2の画像との差分を算出して細線画像を生成する細線画像生成手段とを含む、請求項1に記載の画像処理装置。
この発明に従えば、維持する細線を確実に検出することができる。
(2) 前途切部分検出手段は、前記画像データを前記解像度変換手段で変換した解像度で定まる範囲の複数の画素を、該範囲にある最大の画素値とする画素に置換した細線保存縮小画像を生成する細線保存縮小手段と、
前記解像度変換手段により解像度が変換された画像データの画素の画素値と前記細線保存縮小画像の対応する画素の画素値との差分が所定の値を超える画素であって、かつ、前記細線検出手段で検出された細線部分の画素を途切部分として検出する、請求項3に記載の画像処理装置。
この発明に従えば、細線の途切部分を確実に検出することができる。
(3) 前記復元手段は、前記途切部分の画素の画素値を、周辺の画素の最大値に置換する、請求項3に記載の画像処理装置。
この発明に従えば、途切部分の画素の画素値が周辺の画素の最大値に置換するので、周辺画素と極端に異なる画素値となることがない。このため、途切部分が周辺から目立つのを防止することができる。
(4) 前記圧縮された画像データを他の装置に送信する送信手段をさらに備えた、請求項6に記載の画像処理装置。
(5) 前記入力手段段は、原稿を光学的に読取って電子データとしての画像データを出力する光学スキャナである、請求項1に記載の画像処理装置。
(6) 前記画像処理装置は、前記入力された画像データを記録媒体に画像形成する画像形成手段をさらに備えた、請求項1に記載の画像処理装置。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける画像処理装置の全体概要を示す図である。 第1の実施の形態における画像処理装置の画像処理部の機能の概要を示す機能ブロック図である。 画像データの一例を示す図である。 画像データを主走査方向(図面左右方向)に画素数を半減した主走査縮小変換画像を示す図である。 主走査方向縮小変換画像を副走査方向(図面上下方向)に画素数を半減した解像度変換画像を示す図である。 細線検出部の機能を詳細に示す機能ブロック図である。 細線化部で用いられる細線化フィルタの一例を示す図である。 太線化部で用いられる太線化フィルタの一例を示す図である。 画像データを画素値の配列で示す図である。 2値画像を示す図である。 細線化画像を示す図である。 太線化画像を示す図である。 細線画像を示す図である。 細線復元部の機能の詳細を示す機能ブロック図である。 細線保存縮小変換により画像データを主走査方向(図面左右方向)に画素数を半減した主走査縮小変換画像を示す図である。 図15に示した主走査方向縮小変換画像を細線保存縮小変換により副走査方向(図面上下方向)に画素数を半減した解像度変換画像を示す図である。 第1の実施の形態における画像処理装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図17のステップS03で実行される細線検出処理の流れを示すフローチャートである。 図17のステップS04で実行される細線復元処理の流れを示すフローチャートである。 変形された細線復元部の機能を示す機能ブロック図である。 変形された細線復元部を有する画像処理装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における画像処理装置の画像処理部の機能の概略を示すブロック図である。 第2の実施の形態における画像処理装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 コンピュータのハード構成の概略を示すブロック図である。
符号の説明
100,100A 画像処理装置、101 制御部、102 画像読取部、103 画像処理部、104 画像メモリ、105 画像形成部、106 記憶部、107 伝送制御部、108 パネル制御部、109 操作パネル、110 バス、111 解像度変換部、113 細線検出部、114,114A 細線復元部、115 画像圧縮部、116 出力部、121 値化部、122 細線化部、123 太線化部、124 細線画像生成部、131 細線保存縮小部、132 途切部分検出部、133 途切部分復元部、141 細線補正部、151 画像データ補正部、300 コンピュータ、304 ハードディスク、305 ドライブ、306 通信部、307 バス、308 マウス、309 キーボード、310 表示部、311 イメージスキャナ、312 プリンタ、314 通信回線。

Claims (11)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    前記画像データから細線部分を検出する細線検出手段と、
    前記画像データを所定の解像度に変換する解像度変換手段と、
    前記解像度変換された画像データにおける前記検出された細線部分を復元する復元手段とを備えた、画像処理装置。
  2. 前記解像度変換された画像データのうち前記検出された細線部分の途切れを検出する途切部分検出手段をさらに備え、
    前記復元部は、前記検出された途切部分を復元する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像データを入力する入力手段と、
    前記画像データから細線部分を検出する細線検出手段と、
    前記画像データにおける前記検出された細線部分の画素値を補正する画素値補正手段と、
    前記補正された画像データを所定の解像度に変換する解像度変換手段とを備えた、画像処理装置。
  4. 前記細線検出手段は、前記解像度変換手段で変換する解像度に応じた太さの細線を検出する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記解像度変換された画像データを圧縮する圧縮手段をさらに備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 画像データを入力するステップと、
    前記入力された画像データから細線を検出するステップと、
    前記画像データを所定の解像度に変換するステップと、
    前記解像度変換された画像データにおける前記検出された細線部分を復元するステップとをコンピュータに実行させる、画像処理プログラム。
  7. 画像データを入力するステップと、
    前記画像データから細線部分を検出するステップと、
    前記画像データの前記検出された細線部分の画素値を補正するステップと、
    前記補正された画像データを所定の解像度に変換するステップとをコンピュータに実行させる、画像処理プログラム。
  8. 画像データを異なる解像度に変換する画像処理装置であって、
    第1解像度を有した第1画像データを前記第1解像度より低い第2解像度に変換して、第2画像データを得る解像度変換手段と、
    前記解像度変換手段によって変換された第2画像データにおける細線部分の途切れを検出する途切部分検出手段と、
    前記途切部分検出手段で検出された細線部分の途切れを復元する復元手段とを有する、画像処理装置。
  9. 前記画像処理装置は、第1画像データにおける細線部分を検出する細線検出手段を有し、
    前記途切部分検出手段は、前記細線検出手段により検出された細線部分および前記解像度変換手段により変換された第2画像データに基づいて、細線部分の途切れを検出する、請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記細線検出手段は、前記第1解像度および前記第2解像度に応じて、検出する細線の太さが変わることを特徴とする、請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記復元手段は、前記途切れ部分検出手段で検出された細線部分の途切れを、その周囲の画素に応じた画素値に復元することを特徴とする、請求項8に記載の画像処理装置。
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