JP3858877B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置及び画像形成方法に関し、より具体的には、画質の劣化を抑制しつつ、所望の倍率の画像を形成できるファクシミリ装置、複写機、プリンタ及び複合機等の画像形成装置及び画像形成方法に関する。
文字及び線画等の2値画像データに対して画像の解像度を変換(拡大,縮小)する場合には、拡大する際に画素の挿入処理を、縮小する際に画素の間引き処理を、それぞれスムージング処理とともに行うことにより、画質の劣化が少ない画像を再現することができる。
しかし、疑似中間調の画像に対して解像度を変換する場合には、前述のような画素の挿入処理による画像の拡大化、又は間引き処理による画像の縮小化を行うことによって、画質が著しく劣化する虞がある。そこで、このような画質の劣化を防止するために、画像の種類によって、多値画像データを2値化した後に変倍するか、又は多値画像データの状態で変倍し、変倍した後に2値化するかを選択できる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。多値画像データの状態で変倍を行う場合には、注目画素及びその周辺画素を考慮して注目画素の補間処理を行えるため、画質の劣化を抑制することができる。
特開平8−223403号公報
しかしながら、多値画像データの状態で変倍を行うには、その変倍率に対応するような回路が必要であり、大きな倍率を有する変倍を行う場合には、回路の規模が増大してしまう問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、2値の状態で画素の挿入処理又は間引き処理により大まかな変倍(変倍率:n)を施し、さらに補間演算処理により変倍(変倍率:m)することにより、画質の劣化を抑制できるとともに、回路規模を増大させることなく、所望の倍率(変倍率:n×m)の画像を形成できる画像形成装置及び画像形成方法の提供を目的とする。
第1発明に係る画像形成装置は、2値画像データを画像形成部へ出力することにより前記2値画像データに係る画像を記録媒体上に形成する画像形成装置において、2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換する第1変換処理、及び前記2値画像データにおける各画素及び該画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換する第2変換処理を行う多値化手段と、変換した多値画像データを画素の挿入又は間引きにより変倍する第1変倍処理、及び補間演算により変倍する第2変倍処理を行う変倍手段と、変倍した多値画像データを2値画像データに変換する2値化手段と、2値画像データを前記多値化手段で第1変換処理し、該第1変換処理した2値の擬似的な多値画像データを前記変倍手段で第1変倍処理し、該第1変倍処理した多値画像データを前記2値化手段で変換し、変換した2値画像データを前記多値化手段で第2変換処理し、該第2変換処理した多値画像データを前記変倍手段で第2変倍処理し、該第2変倍処理した多値画像データを前記2値化手段で変換し、変換した2値画像データを前記画像形成部へ出力するようにしてあることを特徴とする。
第1発明に係る画像形成装置にあっては、多値化手段が2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換する第1変換処理を行い、変倍手段が多値化手段にて変換した多値画像データを画素の挿入又は間引きにより変倍する第1変倍処理を行い、多値化手段が2値画像データを2値画像データにおける各画素及びその画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換する第2変換処理を行い、変倍手段が多値化手段にて変換した多値画像データを補間演算により変倍する第2変倍処理を行う夫々を制御手段が制御する。よって、第1変倍処理によって大まかな変倍を施し、さらに第2変倍処理により変倍することにより、画質の劣化が抑制されるとともに、所望の倍率の画像が形成される。また、第1変換処理及び第2変換処理を共通の多値化手段で行えるため、回路規模の増大が防げる。
第2発明に係る画像形成方法は、2値画像データを画像形成部へ出力することにより前記2値画像データに係る画像を記録媒体上に形成する画像形成方法において、2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換し、変換した多値画像データに画素の挿入処理又は間引き処理を行った後に2値画像データに変換し、変換した2値画像データを該2値画像データにおける各画素及び該画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換し、変換した多値画像データに補間演算処理を行い、補間演算処理した多値画像データを2値化して前記画像形成部へ出力することを特徴とする。
第2発明に係る画像形成方法にあっては、2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換し、変換した多値画像データに画素の挿入処理又は間引き処理を行って2値画像データに変換する。そして、2値画像データをその2値画像データにおける各画素及びその画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換し、補間演算処理を行った後に、2値化して画像形成部へ出力する。よって、先ず挿入処理又は間引き処理を行った後に、補間演算処理を行うことにより、画質の劣化が抑制されるとともに、所望の変倍処理が行われる。
第3発明に係る画像形成方法は、第2発明において、前記挿入処理又は前記間引き処理を行う多値画像データが疑似中間調でない場合には、前記挿入処理又は前記間引き処理を行った多値画像データを2値画像データに変換して前記画像形成部へ出力することを特徴とする。
第3発明に係る画像形成方法にあっては、疑似中間調でない画像データの場合には、多値画像データに画素の挿入処理又は間引き処理を行った後に、2値化して画像形成部へ出力する。よって、画像を変倍することによって画像の劣化が生じ難い疑似中間調でない画像データの場合では、補間演算処理を行う必要がなく、画像の種類に応じて有効的な処理のみを行うことで処理効率が向上する。
本発明によれば、多値化手段が2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換する第1変換処理を行い、変倍手段が多値化手段にて変換した多値画像データを画素の挿入又は間引きにより変倍する第1変倍処理を行い、多値化手段が2値画像データを2値画像データにおける各画素及びその画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換する第2変換処理を行い、変倍手段が多値化手段にて変換した多値画像データを補間演算により変倍する第2変倍処理を行う夫々を制御手段が制御するようにしたので、第1変倍処理によって大まかな変倍(変倍率:n)を施し、さらに第2変倍処理により変倍(変倍率:m)することにより、画質の劣化を抑制できるとともに、所望の倍率(変倍率:n×m)の画像を形成できる。また、第1変換処理及び第2変換処理を共通の多値化手段で行えるため、回路規模の増大を防ぐことができる。
また本発明によれば、2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換し、変換した多値画像データに画素の挿入処理又は間引き処理を行って2値画像データに変換し、変換した2値画像データをその2値画像データにおける各画素及びその画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換し、補間演算処理を行った後に、2値化して画像形成部へ出力するようにしたので、先ず大まかな第1変倍処理(変倍率:n)を行った後に、補間演算が可能な第2変倍処理(変倍率:m)を行うことにより、画質の劣化を抑制することができるとともに、所望の変倍処理(変倍率:n×m)を行うことができる。
更に本発明によれば、疑似中間調でない画像データの場合には、多値画像データに画素の挿入処理又は間引き処理を行った後に、2値化して画像形成部へ出力するようにしたので、画像を変倍することによって画像の劣化が生じ難い疑似中間調でない画像データの場合では、補間演算処理を実行することがなく、画像の種類に応じて有効的な処理のみを行うことで処理効率を向上することができる等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態としてのファクシミリ装置の内部構成例を示すブロック図である。なお、複写機、プリンタ又は複合機等に本発明の画像形成装置を適用してもよい。
本発明に係るファクシミリ装置1は、原稿画像の読み取り、そのコピー出力(プリントアウト)及びファクシミリ通信による送信、ファクシミリ通信により受信したデータのプリントアウト等の機能を有しており、制御中枢であるMPU(Micro Proccessing Unit)10がROM12に格納されているコンピュータプログラムに従って上述のような種々の機能を実現する。
MPU10は、システムバス11を介して上述のROM12に加えて、RAM13、画像メモリ14、スキャナ15、表示部16、操作部17、LANインタフェイス(以下、LANIF)18、モデム19、回線制御部(以下、NCU)20、通信用CODEC21、プリント用CODEC22、メモリ管理回路23、画像処理回路24、及びプリンタ機構制御部25等と接続され、これら各部を制御する機能を有する。
表示部16は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示デバイスであり、ファクシミリ装置1の動作状態を表示し、さらには、原稿の画像データ、受信した画像データ等に係る画像の表示を行う。操作部17は、ファクシミリ装置1を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種のファンクションキー等を備え、入力部をも兼ねる形態としておく。なお、表示部16をタッチパネル方式とすることにより、この操作部17の各種キーの内の一部又は全部を代用することも可能である。
RAM13は、MPU10によるコンピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶するもので、例えばSRAM又はフラッシュメモリ等により構成される。
スキャナ15は、CCD(Charge Coupled Device),CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子から構成されており、原稿を読み取り、例えば白黒2値に符号化して画像データを生成し出力する機能を有する。また、MPU10に制御されて、生成した画像データをシステムバス11を介して画像メモリ14に記憶する。この際の符号化方式として、1次元符号化方式であるMH(Modified Huffman),2次元符号化方式であるMR(Modified READ),MRを一部改良したMMR(Modified ModifiedREAD)等の符号化方式がファクシミリ通信の規格により定められている。なお、原稿読み取り時のスキャン方式としてはADF(Automatic Document Feeder)方式、FBS(Flat Bet Scanner)方式があるがいずれであってもよい。
LANIF18は、LAN40に接続された他のファクシミリ装置41、パーソナルコンピュータ(PC)42等の装置と通信を行うためのインタフェイスであり、MPU10により制御されて画像データを相手方のファクシミリ装置41、PC42等へ送信するとともに、相手方のファクシミリ装置41、PC42等から画像データを受信する機能を有する。
モデム19は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムにより構成されている。モデム19にはNCU20が直接的に接続されており、NCU20は、公衆電話交換網(PSTN)45に対する接続(閉路)及び切断(開路)を行い、必要に応じてモデム19をPSTN45に接続し、ファクシミリ装置1と外部のファクシミリ装置46との間のファクシミリ通信の制御を行う。
通信用CODEC21は、モデム19を経由して外部にデータを送信する場合には、その通信網に準拠した通信規格のデータに変換(エンコード)し、逆に、外部からデータを受信する場合には、送信時とは逆の変換(デコード)を行う機能を有する。
画像メモリ14は、DRAM等で構成され、スキャナ15にて読み取って符号化された画像データ、並びに、LANIF18及びモデム19を経由して受信した画像データ等を記憶する機能を有する。なお、画像メモリ14は、DRAMであってもよいが、高速処理が可能なSDRAM(Synchronous DRAM)又はDDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)等である方がスループット向上のため好ましい。
プリント用CODEC22は、画像メモリ14に記憶されている画像データにアクセスしてプリント用の画像データ(イメージデータ)に変換(エンコード)する機能を有する。また、プリント用CODEC22は、イメージバス31を介してイメージメモリ32と接続されており、変換したイメージデータをイメージメモリ32に記憶する。
メモリ管理回路23は、イメージバス31を介してイメージメモリ32に接続されており、MPU10に制御されてイメージメモリ32にアクセスしてイメージデータを読み取る機能を有し、読み取ったイメージデータを画像処理回路24へ出力する。
また、ファクシミリ装置1は、半導体レーザ(以下、レーザダイオードという)からのレーザ光を、回転するポリゴンミラーで反射させて走査するレーザスキャンユニット(以下、LSU)26a、その発光量に応じた量のトナーが付着される感光部26b、及び記録紙などの記録媒体を搬送する搬送部26c等で構成される画像形成部26を備えている。
LSU26aは、画像処理回路24にて処理された2値画像データを与えられることにより、2値画像データに基づいてレーザダイオードの発光が制御される。すなわち、LSU26aは光書き込み光源として機能し、LSU26aを構成するレーザダイオードの発光量により、その発光量に応じた量のトナーを記録媒体上に転写して熱及び圧力で定着し画像形成を行う。
プリンタ機構制御部25は、ドラムの回転及び記録媒体の搬送等の画像を形成するための機構動作を制御する機能を有しており、MPU10によりLSU26aの動作に同期して制御され、LSU26aによる1ラインの走査に対して、ドラムを所定の角度回転させるとともに、記録媒体を所定の距離(例えば1ライン分)搬送させる。このような動作を繰り返すことにより、記録媒体にマトリックス状の画素(ドット)が形成される。
次に、本発明に係る画像処理回路24の構成について、その一例を示す図面を参照して説明する。図2は本発明に係る画像処理回路の構成例を示すブロック図である。
画像処理回路24は、多値化回路24a、変倍回路24b及び2値化回路24cを備えており、レジスタ24dを介してシステムバス11に接続されている。
多値化回路24aは、ラインバッファ24eに接続されており、メモリ管理回路23から出力された2値画像データの各画素の2値の画素値を、実質的には2値の、擬似的な多値画像データに変換する第1変換処理、及び周辺画素に応じて多値画像データに変換する第2変換処理を行う機能を有する。ここで、第1変換処理とは、入力された2値画像データの各画素において、画素データが”0”(例えば白)の画素を”0”に、画素データが”1”(例えば黒)の画素を”255”に、それぞれ変換する処理のことであり、一方、第2変換処理とは、入力された2値画像データの各画素において、その注目画素及びその周辺画素に重み係数を設定し、設定した重み係数と注目画素及び周辺画素の2値の画素値とに基づいて、注目画素を多値画像データに変換する処理のことである。なお、これらの処理に関しては、例えば、2値画像データを多値化する場合の各画素の重み係数Aij(i=−1,0,1、j=−1,0,1)が少なくとも2種類以上、記憶装置(例えばROM12)に予め記憶されており、MPU10が、操作部17にて入力された条件に従って、いずれかの重み係数Aijを選択して多値化回路24aの動作を制御する。
変倍回路24bは、多値化回路24aから出力された多値画像データを画素の挿入又は間引きにより単純に変倍する第1変倍処理、及び補間演算により変倍する第2変倍処理を行う機能を有する。なお、これらの処理に関しても、前述と同様に、MPU10が、操作部17にて入力された条件に従って変倍回路24bの動作を制御する。
2値化回路24cは、ラインバッファ24fに接続されており、変倍回路24bから出力された多値画像データに対して、それ自体公知の誤差拡散法又はディザ法等により2値画像データに変換する機能を有し、変換した2値画像データを画像形成部26の一構成要素であるLSU26aへ出力する。
以下に上述の構成のファクシミリ装置の動作を説明する。図3は本発明に係る画像形成装置の一実施の形態としてのファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。なお、その動作フローとして、スキャナから読み取った画像を記録媒体上に出力する場合について説明する。また、このような動作フローはROM12へ予めコンピュータプログラムを組み込んでおくことにより行うことができる。
先ず、印刷範囲、印刷部数、及び変倍率等のプリントアウトに関する情報を操作部17において受け付ける(S1)。プリントアウトに関する情報を受け付けた操作部17からの信号により、MPU10は原稿の読み取りをスキャナ15に指示し、スキャナ15において原稿の読み取り、つまり原稿読取処理がなされる(S2)。また、スキャナ15は、この原稿読取処理と並行して画像データの生成(画像データ生成処理)が行われる(S3)。
生成された画像データは、画像メモリ14に一旦記憶されるが、プリント用CODEC22によって画像メモリ14から読み出され、読み出された画像データは、プリント用のイメージデータ(2値画像データ)に変換(エンコード)され(S4)、イメージバス31を介してイメージメモリ32に記憶される(S5)。そして、2値画像データはメモリ管理回路23によって、イメージメモリ32から読み出され、読み出された2値画像データは画像処理回路24へ出力される(S6)。
MPU10は、画像処理回路24の多値化回路24aに図4に示す重み係数Aij(マトリックス表記するときは単にAとする)を設定し、多値化回路24aは、2値画像データの各画素の2値の画素値Pijと各画素の対応する重み係数Aijとに基づいて加重平均値Qを算出し、その加重平均値Qに所定数(例えば256階調の場合には255)を乗算し、得られる乗算値を多値の画素値とする。加重平均値Qとは、式1に示すように、各画素の注目画素及びそのその周辺画素の2値の画素値Pijと各画素の対応する重み係数Aijとの乗算値の総和を算出し、その総和を各画素に設定した重み係数の和で除算して得られる値である。注目画素に相当する要素A0 0 のみが255であり、それ以外の要素Amn(m≠0又はn≠0)が0であるため、2値画像データは多値化回路24aによって、画素データが”0”の画素を”0”に、画素データが”1”の画素を”255”に、それぞれ変換処理(第1変換処理)がなされる(S7)。
Figure 0003858877
図5は第1変換処理による2値画像データから多値画像データへ変換の具体的な算出例を示す図であり、同図(a)は変換処理の対象となる2値画像データの一例を、同図(b)は変換処理後の多値画像データの一例をそれぞれ示す。
図に示すように、第1変換処理された画像データ(多値画像データ)は、各画素の値が”0”又は”255”のいずれかを有する擬似的なデータに変換されたことが分かる。なお、重み係数Aijに対応する画素値Pijが存在しない場合は、存在しない画素値Pijに係る項を加重平均の対象とせずに処理を行う。例えば、同図に示した画素X1に対しては、その周囲の画素の内のP-1 -1 ,P-1 0,P-1 1,P0 -1,P1 -1が存在しないため、加重平均値Qは、Q=(255+0+0+0)/(255+0+0+0)=1となり、第1変換処理後の画像X2における多値の画素値は、所定数255を乗算して255となる。
第1変換処理された多値画像データは、変倍回路24bによって、画素の挿入又は間引きによる単純な変倍処理、つまり第1変倍処理がなされる(S8)。そして、第1変倍処理された多値画像データは、2値化回路24cによって2値化処理がなされる(S9)。2値化処理された画像データは、メモリ管理回路23に制御されてイメージメモリに一旦記憶される(S10)。
そして、第1変換処理、第1変倍処理及び2値化処理がなされた画像データは、メモリ管理回路23によって、再度イメージメモリ32から読み出され、読み出された2値画像データは画像処理回路24へ出力される(S11)。
MPU10は、画像処理回路24の多値化回路24aに図6に示す重み係数Aijを設定し、多値化回路24aは、2値画像データの各画素の2値の画素値Pijと各画素の対応する重み係数Aijとに基づいて加重平均値Qを算出し、その加重平均値Qに所定数(例えば256階調の場合には255)を乗算し、得られる乗算値を多値の画素値とする。つまり、2値画像データの各画素において、その注目画素及びその周辺画素に重み係数を設定し、設定した重み係数と注目画素及び周辺画素の2値の画素値とに基づいて、注目画素を多値画像データに変換処理(第2変換処理)がなされる(S12)。
図7は、この第2変換処理による2値画像データから多値画像データへ変換の具体的な算出例を示す図であり、同図(a)は変換処理の対象となる2値画像データの一例を、同図(b)は変換処理後の多値画像データの一例をそれぞれ示す。
図に示すように、第2変換処理された画像データ(多値画像データ)は、各画素の値が”0”〜”255”の範囲内の値を有するデータに変換されたことが分かる。なお、重み係数Aijに対応する画素値Pijが存在しない場合は、存在しない画素値Pijに係る項を加重平均の対象とせずに処理を行う。例えば、同図に示した画素Y1に対しては、その周囲の画素の内のP-1 -1 ,P-1 0,P-1 1,P0 -1,P1 -1 が存在しないため、加重平均値Qは、Q=(127+0+24+8)/(127+24+24+8)=0.869となり、第2変換処理後の画像Y2における多値の画素値は、所定数255を乗算して略222となる。
第2変換処理された多値画像データは、変倍回路24bによって、それ自体公知の補間演算による変倍処理、つまり第2変倍処理がなされる(S13)。そして、第2変倍処理された多値画像データは、2値化回路24cによって、2値画像データに変換処理、つまり2値化処理がなされる(S14)。
そして、2値化処理された画像データは、画像形成部26の一構成要素であるLSU26aへ出力される(S15)。そして、LSU26aは、画像処理回路24から出力された画像データに基づいて、レーザダイオードの発光が制御され、その発光量に応じた量のトナーを感光部26bに付着させ、付着させたトナーを熱及び圧力で記録媒体上に転写して画像形成がなされる。
上述した如く、制御部であるMPU10が、多値画像データに対して画素の挿入処理又は間引き処理を行うような場合には、第1の重み係数を選択して多値化回路24aの動作を制御して2値の擬似的な多値画像データに変換させ、多値画像データに対して補間演算処理を行う場合には、第2の重み係数を選択して各画素及び該画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換させることができる。また、異なるモード(パターン)の画像を変倍できるため、大まかな第1変倍処理(変倍率:n)を行った後に、補間演算が可能な第2変倍処理(変倍率:m)を行うことにより、画質の劣化を抑制し、所望の変倍処理(変倍率:n×m)を行うことができる。
なお、画像の解像度を変換することによる画像の劣化は、疑似中間調の画像の場合に顕著に見られ、疑似中間調でない場合には発生しない。従って、疑似中間調でない画像の場合には、画像処理回路24で第1変換処理及び第1変倍処理を行った2値画像データを、直接的に画像形成部26へ出力することが効率的である。その場合には、画像判別信号に基づいて処理対象の画像が疑似中間調画像であるか否かを判定し、画像が疑似中間調でないと判定した場合には、第2変換処理及び第2変倍処理をスキップして画像形成部へ出力するようにすればよく、一方、画像が疑似中間調であると判定した場合には、前述の動作フローの如く第2変換処理及び第2変倍処理を施して画像形成部へ出力するようにすればよい。
また、実施の形態では、スキャナから読み取った画像を記録媒体上に出力する場合について説明したが、動作フローは一例でありこれに限るものではなく、例えば、スキャナから出力される画像データが2値画像データである場合には、その2値画像データを直接的に画像処理回路24へ出力するようにし、上述した動作フローのS7〜S15の処理を行って画像データに基づく画像を記録媒体上に出力することができる。また、LANIF18及びモデム19を経由して受信した画像データ等は、画像メモリに14に記憶されており、画像メモリ14に記憶されている画像データに対して上述と同様の動作フローを行うことにより、すなわち、S4〜S15の処理を行って画像データに基づく画像を記録媒体上に出力することができる。また、上述した動作以外の機能をさらに組み込ませることも可能であり、その場合には機能に応じたサブルーチンを適宜コンピュータプログラムに追加すればよい。
さらに、実施の形態では、重み係数Aijを3×3のマトリックス、多値画像データの階調数を256階調として説明したが、これはあくまでも一例であり、重み係数Aij及び多値画像データの階調数については限定されるものではなく、画像の種類及び大きさ、並びに画像の変倍率に応じて適宜設定を変更するようにしてもよいことはもちろんである。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態としてのファクシミリ装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理回路の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の一実施の形態としてのファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。 多値化回路に設定される第1変換処理の場合の重み係数の具体例を示す図である。 第1変換処理による2値画像データから多値画像データへ変換の具体的な算出例を示す図である。 多値化回路に設定される第2変換処理の場合の重み係数の具体例を示す図である。 第2変換処理による2値画像データから多値画像データへ変換の具体的な算出例を示す図である。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
10 MPU
23 メモリ管理回路
24 画像処理回路
24a 多値化回路
24b 変倍回路
24c 2値化回路
24d レジスタ
24e,24f ラインバッファ
26 画像形成部
26a レーザスキャンユニット(LSU)
26b 感光部
26c 搬送部
32 イメージメモリ

Claims (3)

  1. 2値画像データを画像形成部へ出力することにより前記2値画像データに係る画像を記録媒体上に形成する画像形成装置において、
    2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換する第1変換処理、及び前記2値画像データにおける各画素及び該画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換する第2変換処理を行う多値化手段と、
    変換した多値画像データを画素の挿入又は間引きにより変倍する第1変倍処理、及び補間演算により変倍する第2変倍処理を行う変倍手段と、
    変倍した多値画像データを2値画像データに変換する2値化手段と、
    2値画像データを前記多値化手段で第1変換処理し、該第1変換処理した2値の擬似的な多値画像データを前記変倍手段で第1変倍処理し、該第1変倍処理した多値画像データを前記2値化手段で変換し、変換した2値画像データを前記多値化手段で第2変換処理し、該第2変換処理した多値画像データを前記変倍手段で第2変倍処理し、該第2変倍処理した多値画像データを前記2値化手段で変換し、変換した2値画像データを前記画像形成部へ出力するようにしてあることを特徴とする画像形成装置。
  2. 2値画像データを画像形成部へ出力することにより前記2値画像データに係る画像を記録媒体上に形成する画像形成方法において、
    2値画像データを2値の擬似的な多値画像データに変換し、変換した多値画像データに画素の挿入処理又は間引き処理を行った後に2値画像データに変換し、変換した2値画像データを該2値画像データにおける各画素及び該画素の周辺画素に基づいて多値画像データに変換し、変換した多値画像データに補間演算処理を行い、補間演算処理した多値画像データを2値化して前記画像形成部へ出力することを特徴とする画像形成方法。
  3. 前記挿入処理又は前記間引き処理を行う多値画像データが疑似中間調でない場合には、前記挿入処理又は前記間引き処理を行った多値画像データを2値画像データに変換して前記画像形成部へ出力することを特徴とする請求項2に記載の画像形成方法。
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