JP2005286207A - フレキシブル基板の製造方法及びフレキシブル基板 - Google Patents

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紀雄 三摩
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Abstract

【課題】露光マスクを長くすることなく長尺なフレキシブル基板を製造することができるフレキシブル基板の製造方法及びフレキシブル基板を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のフレキシブル基板の製造方法は、金属層形成工程と、レジスト層形成工程と、露光工程と、現像工程と、エッチング工程と、レジスト除去工程と、絶縁層形成工程とから構成されている。そして、露光工程で露光マスクをパターン孔の端部が順次重なるように配設してレジストフィルムを繰り返し露光する。これにより、露光マスクのパターン孔の長さより長い長尺なフレキシブル基板を製造することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、フレキシブル基板の製造方法及びフレキシブル基板に関する。
従来、フレキシブル基板の製造方法として、例えば、特開2000−294047号公報に開示されているフレキシブルケーブルの製造方法がある。このフレキシブルケーブルの製造方法は4つの工程から構成されている。第1の工程は、合成樹脂フィルムの両面に導電性に優れた銅金属の蒸着膜を形成する工程である。第2の工程は、銅の蒸着膜の上に銅めっき層を形成する工程である。第3の工程は、銅めっきされた銅の蒸着膜にエッチング加工を行い、不要な金属部分を取り除いて金属電極を形成する工程である。第4の工程は、金属電極の周囲や上部にセラミックの蒸着膜を形成する工程である。これにより、折り曲げ自在で信頼性の高いフレキシブルケーブルを製造することができる。
特開2000−294047号公報
ところで、エッチング加工は、銅めっきされた銅の蒸着膜の表面に感光性のレジストフィルムを貼付し、金属電極の形状に開口した露光マスクを用いてレジストフィルムを露光し、さらに、現像してから行われる。そのため、長尺なフレキシブルケーブルを製造する場合、フレキシブルケーブルの金属電極の長さに応じた長い露光マスクが必要になる。しかし、露光マスクが長いと露光のための露光装置が対応できず、レジストフィルムを露光できないことがある。そのため、このようなフレキシブルケーブルの製造方法では長尺のフレキシブルケーブルを製造することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、露光マスクを長くすることなく長尺なフレキシブル基板を製造することができるフレキシブル基板の製造方法及びフレキシブル基板を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、所定の長さの開口部を有する露光マスクを、開口部の端部が順次重なるように配設して繰り返し露光することにより、長尺なフレキシブル基板を製造できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載のフレキシブル基板の製造方法は、可撓性を有する帯状の絶縁基材の表面に金属層を形成する金属層形成工程と、前記金属層の表面に感光性のレジスト層を形成するレジスト層形成工程と、両端部の幅が等しい所定の長さの開口部を有する露光マスクを前記絶縁基材の長手方向に前記開口部の端部が順次重なるように配設して前記レジスト層を繰り返し露光する露光工程と、前記露光によって前記レジスト層に形成されたレジストパターンを現像する現像工程と、前記レジストパターンの形成されていない前記金属層の表面をエッチングにより除去して配線パターンを形成するエッチング工程と、前記レジストパターンを除去するレジスト除去工程と、前記配線パターンの表面を絶縁するための絶縁層を形成する絶縁層形成工程とからなることを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。
請求項2に記載のフレキシブル基板は、可撓性を有する帯状の絶縁基材と、前記絶縁基材の表面に金属層を形成し前記金属層の表面に感光性のレジスト層を形成し両端部の幅が等しい所定の長さの開口部を有する露光マスクを前記絶縁基材の長手方向に前記開口部の端部が順次重なるように配設して前記レジスト層を繰り返し露光し前記露光によって形成されたレジストパターンを現像し前記レジストパターンの形成されていない前記金属表面をエッチングにより除去し前記レジストパターンを除去して形成される配線パターンと、前記配線パターンの表面を絶縁する絶縁層とからなることを特徴とするフレキシブル基板。
請求項1に記載のフレキシブル基板の製造方法によれば、両端部の幅が等しい所定の長さの開口部を有する露光マスクを絶縁基材の長手方向に開口部の端部が順次重なるように配設してレジスト層を繰り返し露光することができる。これにより、所定の長さの開口部を有する露光マスクであっても、露光マスクの開口部の形状で絶縁基材の長手方向に連続してレジスト層を露光することができる。そのため、露光マスクを長くすることなく長尺なフレキシブル基板を製造することができる。
請求項2に記載のフレキシブル基板によれば、長尺なフレキシブル基板を構成することができる。
以下に本発明に係るフレキシブル基板の製造方法の例を挙げて具体的に説明する。本実施形態におけるフレキシブル基板の製造方法を示すフローチャートを図1に、フレキシブル基板の製造方法の工程別断面図を図2に、露光マスクの平面図及び矢視断面図を図3に、露光工程における露光マスクの配置図を図4に、露光工程における露光の状態図を図5に示す。
フレキシブル基板1の製造方法は、図1に示すように、金属層形成工程と、レジスト層形成工程と、露光工程と、現像工程と、エッチング工程と、レジスト除去工程と、絶縁層形成工程とから構成されている。フレキシブル基板1はこれらの工程をこの順番に順次経て製造される。
金属層形成工程は、図2(a)に示すように、可撓性を有する帯状の絶縁フィルム2(絶縁基材)の片面に導電性に優れた、例えば、銅箔3を貼付する工程である。レジスト層形成工程は、図2(b)に示すように、銅箔3の表面に感光性のレジストフィルム4(レジスト層)を貼付する工程である。
露光工程は、図2(c)に示すように、露光マスク5を介して後述するレジストパターン4a、4bに対応したレジストフィルム4の表面を露光する工程である。露光マスク5は、図3に示すように、4つのパターン孔5aと、2つのパターン孔5bとを有している。パターン孔5aは幅の狭い長方形の開口であり、パターン孔5bはパターン孔5aより幅の広い長方形の開口である。パターン孔5a、5bの長手方向の長さは、露光するための露光装置に対応できる最適な長さに設定されている。4つのパターン孔5aは露光マスク5の中央部に、2つのパターン孔5bは4つのパターン孔5aの両側にそれぞれ並行に配列されている。
図4に示すように、露光マスク5をレジストフィルム4の長手方向にパターン孔5a、5bの端部が順次重なるように配設してレジストフィルム4を繰り返し露光する。第1の露光の時、露光マスク5はX1の位置に配設されている。第2の露光の時、露光マスク5はパターン孔5a、5bの図中において左端部がX1の位置におけるパターン孔5a、5bの右端部とわずかに重なるX2の位置に配設されている。第3の露光の時、露光マスク5はパターン孔5a、5bの左端部がX2の位置におけるパターン孔5a、5bの右端部とわずかに重なるX3の位置に配設されている。
レジストフィルム4の表面には、図5に示すように、第1の露光によって第1の露光部40a、40bが形成される。また、第2の露光によって第2の露光部41a、41bが形成される。第2の露光部41a、41bの図中において左端部は第1の露光部40a、40bの右端部と重なっており、オーバラップ露光部400a、400bが形成される。さらに、第3の露光によって第3露光部42a、42bが形成される。第3の露光部42a、42bの左端部は第2の露光部41a、41bの右端部と重なっており、オーバラップ露光部401a、401bが形成される。これにより、露光マスク5のパターン孔5a、5bの長手方向の長さより長いレジストパターン4a、4bに対応したレジストフィルム4の表面を露光することができる。
図2に戻り説明する。現像工程は、図2(d)に示すように、露光によってレジストフィルム4の表面に形成されたレジストパターン4a、4bの潜像を現像液を用いて現像する工程である。これにより、銅箔3の表面に配線パターン3a、3bに対応したレジストパターン4a、4bが形成される。また、レジストパターン4a、4b以外の部分は銅箔露出部3cとして銅箔が露出される。エッチング工程は、図2(e)に示すように、レジストパターン4a、4bが形成されていない銅箔露出部3cの銅箔をエッチング液を用いて除去する工程である。これにより、絶縁フィルム2の表面に配線パターン3a、3bが形成される。レジスト除去工程は、図2(f)に示すように、配線パターン3a、3bの表面のレジストパターン4a、4bを除去する工程である。絶縁層形成工程は、図2(g)に示すように、配線パターン3a、3bの表面に絶縁フィルム6を加圧溶着する工程である。これにより、絶縁フィルム2、6で配線パターン3a、3bの絶縁性が確保される。
具体的効果について説明する。本実施形態によれば、フレキシブル基板1は、所定の長さの長方形のパターン孔5a、5bを有する露光マスク5で絶縁フィルム2の長手方向に連続してレジストフィルム4を露光することができる。そのため、露光マスク5を長くすることなく長尺なフレキシブル基板1を製造することができる。
なお、上述した実施形態においては、露光マスク5をレジストフィルム2の長手方向に
2回移動させて露光した例を挙げているが、これに限られるものではない。露光マスク5の移動回数を増やしてもよいし、銅箔3及びレジストフィルム4が形成された絶縁フィルム2側を移動させてもよい。
本実施形態における製造方法工程のフローチャートを示す。 本実施形態における製造方法の工程別断面図を示す。 本実施形態における露光マスクの平面図及び矢視断面図を示す。 本実施形態の露光工程における露光マスクの配置図を示す。 本実施形態の露光工程における露光の状態図を示す。
符号の説明
1・・・フレキシブル基板
2・・・絶縁フィルム(絶縁基材)
3・・・銅箔(金属層)
3a、3b・・・配線パターン
3c・・・銅箔露出部
4・・・レジストフィルム(レジスト層)
4a、4b・・・レジストパターン
40a、40b・・・第1露光部
41a、41b・・・第2露光部
42a、42b・・・第3露光部
400a、400b、401a、401b・・・オーバラップ露光部
5・・・露光マスク
5a、5b・・・パターン孔(開口部)
6・・・絶縁フィルム(絶縁層)

Claims (2)

  1. 可撓性を有する帯状の絶縁基材の表面に金属層を形成する金属層形成工程と、前記金属層の表面に感光性のレジスト層を形成するレジスト層形成工程と、両端部の幅が等しい所定の長さの開口部を有する露光マスクを前記絶縁基材の長手方向に前記開口部の端部が順次重なるように配設して前記レジスト層を繰り返し露光する露光工程と、前記露光によって前記レジスト層に形成されたレジストパターンを現像する現像工程と、前記レジストパターンの形成されていない前記金属層の表面をエッチングにより除去して配線パターンを形成するエッチング工程と、前記レジストパターンを除去するレジスト除去工程と、前記配線パターンの表面を絶縁するための絶縁層を形成する絶縁層形成工程とからなることを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。
  2. 可撓性を有する帯状の絶縁基材と、前記絶縁基材の表面に金属層を形成し前記金属層の表面に感光性のレジスト層を形成し両端部の幅が等しい所定の長さの開口部を有する露光マスクを前記絶縁基材の長手方向に前記開口部の端部が順次重なるように配設して前記レジスト層を繰り返し露光し前記露光によって形成されたレジストパターンを現像し前記レジストパターンの形成されていない前記金属表面をエッチングにより除去し前記レジストパターンを除去して形成される配線パターンと、前記配線パターンの表面を絶縁する絶縁層とからなることを特徴とするフレキシブル基板。
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