JP2005285914A - 電子線露光装置、及び電子線露光装置の使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 偏向器が発生する磁場を無くしたり小さくしたりして、露光特性の変動を小さく抑えることができる電子線露光装置を提供する。
【解決手段】 各電子源2が照明するレチクル6が位置する面上の位置は、各電子源2毎に定まっている。そして、図示しない成形開口により、各電子源2から放出される電子線3が照明する領域の大きさをレチクル6のサブフィールドの大きさに対応させ、各電子源2からの電子線3が、この成形開口を通して、レチクル6のサブフィールドを個別に照明するようにされている。よって、各電子源2を、順に右側から駆動すると、それらから放出される電子線3により、レチクル6のサブフィールドが順に左側から照明されることになり、従来の電子線露光装置で、偏向器により電子線を偏向し、異なるサブフィールドを照明していたのと同じ効果を奏する。すなわち、偏向器を使用せず、異なるサブフィールドを順次照明することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 各電子源2が照明するレチクル6が位置する面上の位置は、各電子源2毎に定まっている。そして、図示しない成形開口により、各電子源2から放出される電子線3が照明する領域の大きさをレチクル6のサブフィールドの大きさに対応させ、各電子源2からの電子線3が、この成形開口を通して、レチクル6のサブフィールドを個別に照明するようにされている。よって、各電子源2を、順に右側から駆動すると、それらから放出される電子線3により、レチクル6のサブフィールドが順に左側から照明されることになり、従来の電子線露光装置で、偏向器により電子線を偏向し、異なるサブフィールドを照明していたのと同じ効果を奏する。すなわち、偏向器を使用せず、異なるサブフィールドを順次照明することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、分割露光転写方式の電子線露光装置及びその使用方法に関するものである。
半導体デバイスを製造する工程においては、レチクル(本明細書、及び特許請求の範囲においてはマスクを含む意味で使用する)に形成されたパターンをウエハ等の感応基板に露光転写する工程が含まれる。近年、半導体デバイスの集積度の向上により微細化されたパターンは従来の紫外光を用いた露光方法では解像が困難になりつつあり、電子線や極短紫外線(EUV)を用いた新しい露光方法が使用されるようになってきている。中でも電子線を用いた露光装置は、電気的手段による制御性が良い、等の利点を持ち、次世代の露光手段として有望である。
電子線露光装置においては、電子線光学系の収差や歪等のために、広い領域を一度に露光転写することができない。このため、例えば1つのチップに相当する領域を、複数のサブフィールドと呼ばれる領域に分けて、サブフィールドごとに露光転写を行い、露光転写されたパターンをつなぎ合わせて1つのチップのパターンを得る、分割露光転写方式が採用されるようになってきている。
図4に分割露光転写方式の電子線露光装置の概要を示す。図4において、100はレチクル、100aはレチクル100上のサブフィールド、100bはサブフィールド100a間の境界領域、110はレジストを塗布したウエハ等の感応基板、110aは感応基板110の1チップ分の領域、110bはサブフィールド100aそれぞれに対応した感応基板110の被転写領域、AXは電子線光学系の光軸(システム軸)、EBは電子線、COは電子線光学系のクロスオーバポイントである。
レチクル100上には、感応基板110に転写すべきパターンをメンブレン上にそれぞれ備えた多数のサブフィールド100aが、パターンが存在しない境界領域100bにより区分されて存在している。そして、境界領域100bに対応する部分には、格子状の支柱(桟)が設けられ、メンブレンを熱的及び強度的に保護している。
各サブフィールド100aは、感応基板110の1チップ分の領域110aに転写すべきパターンを分割した部分パターンをそれぞれ備えており、分割した部分パターン毎に感応基板110に転写される。
感応基板110の外観形状は図4(b)に示したとおりであり、図4(a)においては、感応基板110の一部(図4(b)のVa部)を拡大して示してある。
図4において、電子線光学系の光軸AXと平行にz軸をとり、サブフィールド100aの並び方向と平行にx軸、y軸をとる。そして、矢印Fm、Fwで示すように、レチクル100及び感応基板110をx軸方向へ互いに逆向きに連続移動させながら、電子線をy軸方向にステップ的に走査して一列のサブフィールド100aのパターンを順次転写し、その列のパターン転写が終了した後に、x軸方向に隣接する次のサブフィールド100aの列を電子線で走査し、以降同様にしてサブフィールド100a毎に転写(分割露光転写)を繰り返して1チップ分のパターンを転写する。この矢印Fm、Fwで示されるx軸方向を、ステージのスキャン方向と呼ぶ。なお、レチクル100と感応基板110をy軸方向に走査させなくても、偏向器の偏向だけで露光転写ができる一列のサブフィールドの集まりを、メインフィールドと呼んでいる。
このときのサブフィールド100aの走査順序及び感応基板110への転写順序は、それぞれ矢印Am、Awで示すとおりである。なお、レチクル100と感応基板110の連続移動方向が逆なのは、一対の投影レンズによりレチクル100と感応基板110とでx軸、y軸がそれぞれ反転するためである。
このような手順で転写(分割転写)を行う場合、y軸方向の一列のサブフィールド100aのパターンを一対の投影レンズで感応基板110にそのまま投影するだけでは、サブフィールド100aそれぞれに対応した感応基板110の被転写領域110bそれぞれの間に、境界領域100bに対応する隙間が生じる。これに対する対策として、各サブフィールド100aを通過した電子線EBを境界領域100bの幅Lyに相当する分だけy軸方向に偏向してパターン転写位置を補正している。
x軸方向に関しても、パターン縮小率比に応じた一定速度で散乱透過レチクル100と感応基板110を移動させているが、一列のサブフィールド100aの転写が終わって次の列のサブフィールド100aの転写に移る際に、境界領域100bの幅Lxだけ電子線EBをx軸方向に偏向して、被転写領域110b同士の間にx軸方向の隙間が生じないような一定速度に保たれている。
以上説明したように、分割露光転写方式においては、レチクル100上の1チップに対応するパターンが多数のサブフィールド100aに分割され、各サブフィールド100a間に形成された境界領域100bに格子状の支柱(ストラット)が設けられているので、電子線照射によるレチクル基板のたわみや熱歪みを抑制することができ、精度のよい露光転写を行うことができる。
このような、従来の分割露光転写方式の電子線露光装置における照明光学系の概要図を図5に示す。電子銃21において、カソード22からアノードによって引き出された電子線23は、加速電極24によって加速され、電子レンズ25,26を介してレチクル27のサブフィールドに対応する領域をケーラー照明する。なお、電子線の照明領域をレチクル27上のサブフィールドの大きさに合わせるためにレチクル27と共役な位置に成形開口28が設けられ、図示を省略しているが、レチクル27に入射する電子線の開き角を制限するために開口絞りが設けられている。偏向器29は、電子線23を偏向させるものであり、その偏向量を変えることにより、一つのメインフィールド内に含まれるサブフィールドを、順次露光できるようになっている。
図5に示すような電子線露光装置においては、メインフィールド内の異なったサブフィールドの照明を行うために偏向器29を用いている。そして、大偏向システムになるほど、偏向器28に大電流が必要になるが、この電流値が大きいほど制御性が悪く、安定するまでの時間も長くなり、スループットや露光時間に影響を及ぼすという問題点がある。
又、一つのカソード22から放出される電子線を使用して一つのサブフィールドを照明しているために、照明むらが発生することが避けられない。そのため、カソード22から放出される電子線の中心部のみを使用し、かつ、放出角が0度に近い電子線のみを使用するように、成形開口や開口絞りを設けているが、それでも、ある程度の照明むらが発生するのは避けられないという問題点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、偏向器が発生する磁場を無くしたり小さくしたりして、露光特性の変動を小さく抑えることができる電子線露光装置、これに加えてサブフィールドを均一に照明できる電子線露光装置、及びそれらの使用方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、電子源から放出され電子線により、レチクルに形成されたサブフィールドを照明し、照明されたサブフィールド中に形成されたパターンを、電子線投影光学系を介してウエハ等の感応基板に露光転写する分割露光転写方式の電子線露光装置であって、独立に制御可能な複数の電子源を有し、これらの各々の電子源は、レチクル面の異なる位置を照明するものであることを特徴とする電子線露光装置(請求項1)である。
本手段においては、独立に制御可能な複数の電子源を有し、これらの各々の電子源は、レチクル面の異なる位置を照明するものであるので、偏向器を使用せずに、これら複数の電子源を切り換えて、レチクル面の異なる位置に位置するサブフィールドを照明したり、偏向量を少なくし、偏向量を超える範囲については、これら複数の電子源を切り換えて、レチクル面の異なる位置に位置するサブフィールドを照明したりすることができる。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記独立に制御可能な電子源は、その各々が、複数の電界放出型のエミッタで構成され、各エミッタの特性のばらつきに起因する照明むらが、露光転写特性に問題とならない程度に、各エミッタの特性のばらつきが小さく抑えられ、かつ、エミッタの密度が大きくされていることを特徴とするもの(請求項2)である。
本手段においては、電子源を構成する複数のエミッタを密に配列して形成し、かつ、各エミッタに流す電流を別々に調整すること等により、各エミッタの特性をそろえて、各エミッタの特性のばらつきに起因する照明むらが、露光転写特性に問題とならないようにすることができる。よって、こうしたフィールドエミッタで電子源を構成することにより、各電子源が独立に制御可能となると共に、各電子源で照明される領域での照明むらを小さくすることができる。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段又は第2の手段である電子線露光装置の使用方法であって、前記独立に制御可能な電子源を、順次駆動して、各々の電子源に対応するレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを順次照明し、照明されたサブフィールド中に形成されたパターンを、電子線投影光学系を介してウエハ等の感応基板に露光転写する工程を有することを特徴とするもの(請求項3)である。
本手段においては、照明光学系において偏向器を使用しないで異なるサブフィールドの露光転写が行えるので、照明光学系の偏向器が投影光学系に与えるノイズを無くすることができる。
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段又は第2の手段である電子線露光装置の使用方法であって、前記独立に制御可能な電子源の一つを駆動すると共に、偏向器を使用してその電子源から放出される電子線を偏向させ、所定範囲のレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを順次照明し、偏向器の偏向限界に達したら、駆動していた電子源の駆動を停止し、それと異なる電子源を駆動すると共に、偏向器を使用してその電子源から放出される電子線を偏向させ、前記所定範囲とは異なる所定範囲のレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを順次照明する動作を繰り返して、これらの所定範囲が複数個集まってなる範囲のレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを照明し、照明されたサブフィールド中に形成されたパターンを、電子線投影光学系を介してウエハ等の感応基板に露光転写する工程を有することを特徴とするもの(請求項4)である。
本手段においては、照明光学系の偏向器の偏向量を小さくすることができるので、照明光学系の偏向器が投影光学系に与えるノイズを小さくすることができる。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第3の手段又は第4の手段である電子線露光装置の使用方法であって、前記電子源の電流量をリアルタイムに変化させて、レチクルと感応基板の走査速度を一定とした場合に、露光時のドーズ量が目標値となるように調整することを特徴とするもの(請求項5)である。
サブフィールド毎に、パターン密度やパターン形状に応じて最適な露光量が存在するが、従来はこれらのことが考慮されないか、露光時間の調整で調整されていた。露光時間で調整を行う場合、電子線光学系の設定や、レチクルと感応基板の走査速度を変則的に制御する等、システム上困難な問題が生じていた。
本手段においては、電子源が複数あって単独に調整が可能な電子線露光装置を使用しているので、電子源の電流量をリアルタイムに変化させて、露光時のドーズ量を、電子線光学系の条件を一定とし、レチクルと感応基板の走査速度を定速に制御した場合でも、露光時のドーズ量が目標値となるように調整することができる。これにより、露光時のシステム上の制御にかかる負担を減らすことができる。
本発明によれば、偏向器が発生する磁場を無くしたり小さくしたりして、露光特性の変動を小さく抑えることができる電子線露光装置、これに加えてサブフィールドを均一に照明できる電子線露光装置、及びそれらの使用方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1例である電子線露光装置の照明光学系の概要を示す図である。電子線源1には、複数の電子源2が設けられており、各電子源2は、後に図2において説明するような構造を有する、フィールドエミッタから構成されており、全体としてフィールドエミッタアレイの構造を有している。
各電子源2から放出された電子線3は、加速電極4にかけられた電圧により加速され、電子レンズ5を介して、各電子源2の位置に対応するレチクル6上の位置を照明する。すなわち、各電子源2が照明するレチクル6が位置する面上の位置は、各電子源2毎に定まっている。そして、図示しない成形開口により、各電子源2から放出される電子線3が照明する領域の大きさをレチクル6のサブフィールドの大きさに対応させ、各電子源2からの電子線3が、この成形開口を通して、レチクル6のサブフィールドを個別に照明するようにされている。
よって、図1に示される各電子源2を、順に右側から駆動すると、それらから放出される電子線3により、レチクル6のサブフィールドが順に左側から照明されることになり、従来の電子線露光装置で、偏向器により電子線を偏向し、異なるサブフィールドを照明していたのと同じ効果を奏する。すなわち、偏向器を使用せず、異なるサブフィールドを順次照明することができる。
図2に、電子源2の例を示す。なお、以下の図においては、本欄における前出の図に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してその説明を省略することがある。図2(a)においては、電子源2が3個示されている。各々の電子源2はフィールドエミッタから構成されており、絶縁体11の中に形成されたカソード電極12上に、円錐状のエミッタ13が複数形成されている。絶縁体11の上部にはアノード14が設けられており、アノード14にかけられた正電位により、エミッタ13から電子を放出させるようになっている。
カソード電極12には、配線を介してFET15がつながれており、FET15のゲート電圧を制御することにより、カソード電極12へ供給できる電流量を制限し、エミッタ13から放出される電子の数を調節している。このとき、カソード電極12の電位が、電流量が常にFETゲート電圧で制限を受ける範囲に収まるように、FETのソース電圧を適切に設定する。
図2(a)は断面図であるが、エミッタ13が形成される凹部は円形又は正方形をしており、この中に複数のエミッタ13が形成されている。エミッタ13から放出された電子は、エミッタ13の先端から少し離れた位置で集合しクロスオーバを形成するが、エミッタ13を密に配列し、かつ、その特性をそろえることにより、このクロスオーバ位置での電子線の分布を、レチクル6を照明するときに照明均一性が問題とならない程度に均一化する。そして、このクロスオーバ位置がレチクル6面と共役になるように、電子レンズ5の特性を合わせる。
図2(a)においては、3個のフィールドエミッタを示しているが、実際にはこれを多数配列してフィールドエミッタアレイを構成する。なお、フィールドエミッタを2次元的に配置し、2次元フィールドエミッタアレイとしてもよい。
図2(b)は、電子源2の他の例を示す図である。この電子源の構造は、基本的には図2(a)に示したものと同じであるが、一つのエミッタ13に対して一つのカソード電極12が設けられ、その各々のエミッタからの電子放出量を、FET15で調節できるようになっているところが異なっている。
図2(a)に示すものでは、クロスオーバ位置における電子線の分布は、エミッタ13の機械的な構造でほぼ決まってしまう場合があり、十分均一な分布が得られない場合がある。このような場合に図2(b)に示すような構造とし、個々のエミッタ13からの電子放出量を調整可能にしておけば、クロスオーバ位置における電子線の分布を均一化することが可能になる。
図3に、本発明の実施の形態の他の例である電子線露光装置の照明光学系の概要を示す。この投影光学系は図1に示すものとほぼ同じであるが、電子源2の数が少なく、電子源2同士の間隔が広くされており、かつ、偏向器7が設けられているところが異なっている。
電子源2からの電子線は、偏向器7により偏向され、その偏向量に応じてレチクル6の異なったサブフィールドを照明する。しかし、図5に示した従来の照明光学系とは異なり、偏向量は少なく、レチクル6面における偏向量8も小さくされている。
一つの電子源2を使用して、偏向器7により範囲Aのサブフィールドを順次照明し、この動作を終了したとき、偏向器7を初期状態に戻し、隣に位置する電子源2を駆動して、同様に範囲Bに位置するサブフィールドの照明を行う。続いて、さらにその隣に位置する電子源2を使用して範囲Cに位置するサブフィールドの照明を行う。
このようにして、狭い範囲のサブフィールドを順次露光する際には偏向器7により照明位置を変更し、それ以上の範囲の露光位置の切換には、電子源2を切り換え使用する。これにより、電子源2の数を少なくできる。そして、偏向器7が発生する磁界を小さくすることができるので、この磁界に起因して投影光学系に発生するノイズを小さくすることができる。
なお、図2に示されるように、各電子源2は、FET15によって制御されるため、それらから発生する電子線の電流値を調節することができる。よって、サブフィールド毎に必要とされる露光量が異なる場合でも、この電流量を調整することにより、レチクル6や感応基板の走査速度を一定に保ちながら露光を行い、かつ露光量を目的とする値にすることができる。よって、レチクル6や感応基板の走査速度を一定に保ちながら露光を行うことができる。
1…電子線源、2…電子源、3…電子線、4…加速電極、5…電子レンズ、6…レチクル、7…偏向器、8…偏向量
Claims (5)
- 電子源から放出され電子線により、レチクルに形成されたサブフィールドを照明し、照明されたサブフィールド中に形成されたパターンを、電子線投影光学系を介してウエハ等の感応基板に露光転写する分割露光転写方式の電子線露光装置であって、独立に制御可能な複数の電子源を有し、これらの各々の電子源は、レチクル面の異なる位置を照明するものであることを特徴とする電子線露光装置。
- 前記独立に制御可能な電子源は、その各々が、複数の電界放出型のエミッタで構成され、各エミッタの特性のばらつきに起因する照明むらが、露光転写特性に問題とならない程度に、各エミッタの特性のばらつきが小さく抑えられ、かつ、エミッタの密度が大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の電子線露光装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の電子線露光装置の使用方法であって、前記独立に制御可能な電子源を、順次駆動して、各々の電子源に対応するレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを順次照明し、照明されたサブフィールド中に形成されたパターンを、電子線投影光学系を介してウエハ等の感応基板に露光転写する工程を有することを特徴とする電子線露光装置の使用方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の電子線露光装置の使用方法であって、前記独立に制御可能な電子源の一つを駆動すると共に、偏向器を使用してその電子源から放出される電子線を偏向させ、所定範囲のレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを順次照明し、偏向器の偏向限界に達したら、駆動していた電子源の駆動を停止し、それと異なる電子源を駆動すると共に、偏向器を使用してその電子源から放出される電子線を偏向させ、前記所定範囲とは異なる所定範囲のレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを順次照明する動作を繰り返して、これらの所定範囲が複数個集まってなる範囲のレチクル面の照明位置にあるサブフィールドを照明し、照明されたサブフィールド中に形成されたパターンを、電子線投影光学系を介してウエハ等の感応基板に露光転写する工程を有することを特徴とする電子線露光装置の使用方法。
- 請求項3又は請求項4に記載の電子線露光装置の使用方法であって、前記電子源の電流量をリアルタイムに変化させて、レチクルと感応基板の走査速度を一定とした場合に、露光時のドーズ量が目標値となるように調整することを特徴とする電子線露光装置の使用方法。
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