JP2005285586A - 面発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モアレの発生を効果的に防止でき、より輝度の均一性に優れかつ発光輝度の高い面発光装置を提供する。
【解決手段】 発光面又は反射面に複数のドットが形成された導光板と、その導光板の光入射面側に設けられた発光ダイオードと、それぞれV字型の断面を有する複数の溝が互いに平行に形成されてなるプリズムパターンを一方の主面に有してなり、導光板の発光面に対向して設けられたプリズムシートと、を備えた面発光装置であって、導光板のドットを、プリズムシートの前記溝と交差する直線上に配列した。
【選択図】図4

Description

本発明は、点光源である発光ダイオードからの光を導光板を介して出射する面発光装置に関する。
近年、液晶バックライトなどの光源として、点光源であるLEDチップからの光を面状に発光させる面発光装置が用いられている。この面発光装置は、対向する主面を有する導光板の一端面から1又は2以上の発光ダイオードからの光を入射してその導光板の一方の主面全体から光を出射させるように構成される。
このように導光板を用いて構成される面発光装置は、導光板の一端面から入射された光を一方の主面から面全体に広げて出射するものであることから、いかにして発光面全体における均一性を確保するかが重要である。
そのために、従来の面発光装置用の導光板では、発光面又は発光面に対向する反射面に所定の密度に設定されたドットを形成したり、プリズムシートを用いたりするなど種々の工夫がなされている。
特開平8−271893号公報 特開2001−108835号公報
しかしながら、導光板のドット配列やプリズムシートのプリズムパターンに起因して、発光面にモアレと呼ばれる干渉縞が発生し、発光面全体における輝度の均一性及び発光輝度の向上の妨げとなることがあった。
そこで、本発明は従来例に比較してモアレの発生を効果的に防止でき、より輝度の均一性に優れかつ発光輝度の高い面発光装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明に係る面発光装置は、発光面又は反射面に複数のドットが形成された導光板と、その導光板の光入射面側に設けられた発光ダイオードと、それぞれV字型の断面を有する複数の溝が互いに平行に形成されてなるプリズムパターンを一方の主面に有してなり、前記導光板の発光面に対向して設けられたプリズムシートと、を備えた面発光装置であって、前記導光板のドットは、前記プリズムシートの前記溝と交差する直線上に配列されていることを特徴とする。
また、前記導光板は、前記発光面と前記反射面が前記発光ダイオードから離れるにしたがって間隔が狭くなるように基準勾配を有しており、前記反射面は、前記光入射面側に位置する平坦部と、その平坦部を除く部分であって、それぞれ前記発光面に対して前記基準勾配より大きい勾配を有するプリズム反射面を備えてなる複数のプリズムが形成されたプリズム部とを有し、前記発光面における前記平坦部に対向する部分に、前記ドットが形成されるようにしてもよい。
また、前記ドットは、前記導光板の反射面又は発光面の少なくとも一部に形成されており、前記ドットのドット密度は、前記光入射面から離れるにしたがって高くなっているようにしてもよい。
以上の本発明に係る面発光装置によれば、従来例に比較してモアレの発生を効果的に防止でき、より輝度の均一性に優れかつ発光輝度の高い面発光装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態について説明する。
実施の形態1.
本実施の形態1の面発光装置は、図1の平面図及び図2の断面図を含む斜視図に示すように、互いに対向する発光面2と反射面3とを有し透過性樹脂からなる導光板1と、その導光板1の一方の端面である光入射面1aに対向するように設けられた発光ダイオード20と、導光板1の発光面2に対向するように設けられたプリズムシート4とが外枠30によって保持されることにより構成されている。
本実施の形態1の面発光装置において、プリズムシート4の、導光板1の発光面2に対向する面には、それぞれV字型の断面を有する複数の溝4gが互いに平行に形成されることによって構成されたプリズムパターンが設けられており、導光板1の発光面2には、発光面2における発光輝度を均一にするために多数のドットが所定のドット密度分布となるように形成されている。
ここで、特に本実施の形態1の面発光装置では、導光板1のドットは、プリズムシート4の溝と直交することなくかつ平行になることもなく斜めに交わる直線上に配列されていることを特徴とし、これにより、発光面2におけるモアレの発生を防止している。
以下、詳細に本実施の形態1の面発光装置の構成について説明する。
(プリズムシート)
実施の形態1において、プリズムシート4は、導光板1の発光面2とほぼ等しい外周形状の上面と下面(導光板1の発光面2に対向する面)とを有し、発光面2から出射される光の指向性を制御するために設けられている。本実施の形態1において、図2の断面図に示すように、プリズムシート4の下面には、指向性を制御するために断面がV字型の複数の溝4gが互いに平行に形成されており、隣接する溝4gの間の峰部によりプリズム41が構成される(図5)。また、プリズムシート4の上面には、図5に示すように、プリズム41の稜線が発光面側から観測されないように微細凹凸4aが形成されている。
プリズム41を構成するV字溝4gの角度θ4(図5に図示)は、面発光装置に要求される指向性を考慮して設定されるが、発光時の光の指向性を発光面に対してほぼ垂直に制御するためには、70°≧θ4≧60°の範囲に設定される。
このように、プリズムの角度θ4を70°≧θ4≧60°の範囲に設定して、発光時の光の指向性を発光面に対してほぼ垂直にすると、出射面における輝度を向上せることができる。
また、プリズム幅W43(プリズムの頂角間の間隔)は、好ましくは1μm〜100μmの範囲に設定される。
プリズム幅W43が100μmを超えると、発光時においてプリズム41の稜線が観測されるようになり、視認性が低下する。
また、本実施の形態1のレンズシート4における上面の微細凹凸4aは、プリズムシート4の下面のプリズムの稜線に対応するラインが出射面であるプリズムシート4の上面において視認されるのを防止するものであり、指向性を劣化させない範囲で光を散乱(拡散)させる。
すなわち、微細凹凸4aの形状(大きさ)は、指向性を変化(劣化)させない範囲で光を散乱(拡散)させるように設定され、具体的には、溝4g及びプリズム41に比較して十分小さいものである。
この実施の形態1の面発光装置は、上述のように形成された複数の溝で構成されたプリズムシート4を備えることによって、所望の指向性と高い輝度が得られる。
(導光板1)
本実施の形態1において、導光板1は、互いに対向する第1と第2の主面を有し板状に形成された透明体であり、発光面2とする第1の主面に対して反射面3とする第2の主面が傾斜するように構成されている。
すなわち、互いに対向する第1と第2の端面のうち、光入射面である一方の端面から他方の端面に向かって第1の主面と第2の主面の間隔が狭くなるように第2の主面は第1の主面に対して勾配(基準勾配)を有しており、光入射面1aから入射された光は直接又は反射面3で反射されて発光面2から出射される。
通常、この導光板の反射面3及び/又は光出射面2には、シボと呼ばれる多数のドット(微細な凹部又は凸部からなる)が形成されており、ドットの密度を発光面の輝度分布に応じて変化させることにより発光面における発光輝度の不均一を補償して発光面における輝度の均一性を確保している。発光面2又は反射面3に対して位置に応じた所定のドット密度になるようにドットの配置設計及びドットの製造を行うためには規則的にドットを配置することが好ましいが、規則的にドットを配置するとプリズムシートのプリズムパターンとの関係で光が干渉して発光面に干渉縞が発生する。
そこで、本実施の形態1では、図3に模式的に示すように、導光板1のドットを、プリズムシート4の溝4g(プリズムの稜線)が形成される方向D1と直交することなく斜めに交わる直線L1上に配列して、ドットを規則的に配列しかつ発光面2におけるモアレの発生を防止している。
すなわち、本発明に係る実施の形態1では、図4に示すように、プリズムパターンを形成するために光入射面1aに平行な方向D1に形成された複数の溝4gに対して、光入射面1aと平行でない例えばX−X’線(図3の直線L1に相当)上にドットを配列することにより、ドットの配列とプリズムシートのプリズムパターンとによる光の干渉を防止して発光面における干渉縞の発生を防止している。
尚、溝の形成方向D1とドットを配列する直線L1のなす角度θは、より効果的にモアレの発生を防止するために、5°〜45°の範囲であることが好ましい。
尚、プリズムシートは、フレキシブルなものであっても良いし、柔軟性のないものであってもよく、例えば、射出成形によって作製される透光性を有する薄い板状のものによって構成できる。
また、図4に示すドットの配列例では、光入射面1aの両側に位置する端部においては直線L1上に配列されたドットに加えさらに、ランダムにドットを追加してドット密度を高くして、その両端部における輝度の低下(すなわち、発光ダイオードの指向性に起因してその両端部では輝度が低下する傾向にある。)を補償している。
さらに、図4に示すドットの配列例では、光入射面1aから離れるに従って、ドット密度が高くなるようにドットが配列されており、発光面において光源側と光源から離れた部分との間で輝度の差が生じるのを防止している。
すなわち、一端面である光入射面から点光源からの光を入射して主面である発光面から光を放出する面発光装置では、入射された光は導光板を伝播するにしたがって減少し、光源から離れるほど光量が減少する。そこで、本実施の形態1では、光拡散用のドットの密度を光源から離れるにしたがって順次増加させることにより、光拡散ドットが占める面積を順次増加させて発光面内における輝度の均一化を図っている。
以上のように構成された実施の形態1の面発光装置では、プリズムシートのプリズムパターンを構成する溝の形成方向と規則的に配列されたドットの配列方向とが平行にならないように交差させているので、ドットの配置設計及びドットの製造が容易にでき、かつ発光面における干渉縞の発生を防ぐことができる。
以上の実施の形態1では、発光面全体にわたって溝形成方向D1に対して斜めに配列したドットを形成するようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、モアレの発生が生じ易い光入射面側の領域のみに溝形成方向D1に対して斜めに配列したドットを形成するようにして、他の部分については、ドットを他の配列の仕方若しくは不規則な配置としてもよい。
また、以上の実施の形態1では、プリズムパターンを構成する溝は、光入射面と平行になるように形成したが、本発明はこれに限られるものではなく、光入射面に対してある角度を持った斜め方向にプリズムを構成する溝を形成するようにし、その溝に対して交差するような直線上にドットを配列するようにしてもよい。
以上のようにしても、実施の形態1と同様の作用効果がえられる。
実施の形態2.
本発明に係る実施の形態2の面発光装置は、実施の形態1の導光板1に代えて、図6に示す導光板10を用いて構成した以外は、実施の形態1と同様に構成される。
以下、実施の形態2の面発光装置に使用される導光板10の特徴について詳細に説明する。
本実施の形態2の導光板10は、互いに対向する第1と第2の主面を有し板状に形成された透明体であり、光入射面から他方の端面に向かって発光面2と反射面3の間隔が狭くなるように反射面が発光面に対して勾配(基準勾配)を有している点については、実施の形態1の導光板1と同様である。
しかし、本実施の形態2の導光板10において、反射面3は、実施の形態1とは異なり、光が入射される入射面側に位置する平坦部3aと、他方の端面側に位置し、それぞれ発光面2に対して基準勾配θrより大きい勾配θ1を有する光反射面R11を備えた複数のプリズムが形成されたプリズム部3pとからなっている。
このように、反射面3がプリズムが形成されていない平坦部3aとプリズム11等が形成されたプリズム部3pとによって構成された本実施の形態2の導光板1では、比較的長手方向の長さの長い導光板であっても、発光ダイオードから遠く離れた部分(他方の端面側)に効果的に光を伝達できるという特徴を有している。
すなわち、本実施の形態2の導光板10は、幅の狭い、棒状、線状の導光板に適用でき、その場合でも優れた発光面の輝度均一性が確保できる。
例えば、図7において11kの符号を付して示すように、仮に平坦部3aにプリズム11kが形成されているとすると、発光ダイオード20から入射された光L1はプリズム11kによって反射されて、発光ダイオード20に比較的近い発光面から出射される。
しかしながら、本実施の形態2の導光板10のように、プリズムが形成されていない平坦部3aが設けられていると、光L1はプリズムではなく反射面3(平坦部3a)によって反射されてより発光ダイオードから離れた部分の発光面から出射される。
このように、本実施の形態2の導光板10では、平坦部3aを設けることによって、比較的長手方向に長い導光板であっても、より遠方への光の伝達を可能としている。
また、本実施の形態2の導光板10において、図6に示すように、プリズム部3pはさらに、平坦部3a側に位置する(平坦部3aに隣接する)第1プリズム部3bと第1プリズム部を除いた他方の端面側に位置する第2プリズム部3cからなっている。
そして、第1プリズム部3bでは他方の端面に向かう方向に光反射面R11の面積が徐々に大きくなるようにプリズム形状が設定されている。
その際、プリズム形状は第2の端面に向かう方向に相似形状で大きくなるように形成されることが好ましく、これによりプリズム形状の設計が容易となる。
このように、他方の端面に向かう方向に光反射面R11の面積が徐々に大きくなるようにプリズムが形成された第1プリズム部3bを設けることにより、発光面2において不連続に輝度が変化して平坦部3aとプリズム部3pとの境界に対応して輝線又は暗線の形成を防止できる。
すなわち、第1プリズム部3bはプリズムの無い平坦部から急に大きなプリズムが出現することにより形成される境界が記発光面側から観測されにくくするために設けたものである。
さらに、実施の形態2の導光板10において、第2プリズム部3cでは、第2の端面に向かう方向にプリズムピッチが徐々に小さくなるように設定して、発光面内における輝度の均一性をより向上させている。
ここで、本明細書において、プリズムピッチとは、プリズム幅xとプリズム間の間隔yとを合計した長さをいい、第2プリズム部3cでは、例えば、以下の手順で、第2の端面に向かう方向にプリズムピッチが徐々に小さくなるように設定することができる。
尚、以下の例は、全長が50mmの導光板1において光源から25mm〜50mmの部分のプリズムピッチを設定するものであり、光源から20mm〜25mmの部分には、上述した第1プリズム部3bが設けられている。また、図10に示すように、図10の点P1〜点P2の間(すなわち、光源からの距離が25mm〜30mmの間)のプリズムピッチは一定に設定されている。さらに、プリズム幅xは50μm(一定)に設定されている。
このピッチ設定方法では、まず、
(1)図10に示すプリズムピッチグラフを作成する。具体的にはプリズムピッチを徐変すべき領域において、数点選び各点における必要なプリズムピッチを設定し、各点間を結ぶ。本例では、図10に示すように、4点(P1〜P4)を選び、点P1とP2においてはプリズムピッチを0.3mmに設定し、点P3はプリズムピッチ0.2mmとし、点P4におけるプリズムピッチは0.1mmとした。尚、本発明では、選択する点は4点に限られるものではなく、4点以上であってもよいし(4点以上にするとより細かな変化をつけることができる)、4点より少なくてもよい。
(2)次に、隣接する点間の各距離L(点P1と点P2間、点P2と点P3間、及び点P3と点P4間の各距離L)を算出後、次の式(A)に示す等差数列の式から、n’を求め、そのn’を整数化することにより、距離Lを分割する分割数nをそれぞれ求める。
n’=2L/(a+l)・・・(A)
ここで、式(A)中、aは、隣接する点間における光源側の設定ピッチであり、l(アルファベットのLの小文字)は、隣接する点間における光源から離れた側の設定ピッチである。
すなわち、図10に示す例で説明すると、点P2と点P3間では、aは点P2における設定ピッチの0.3mmであり、lは点P3における設定ピッチの0.2mmである。また、点P3と点P4間では、aは点P3における設定ピッチの0.2mmであり、lは点P4における設定ピッチの0.1mmである。
尚、nは上述のように、指定された距離Lの中を何分割するかを指定する値であり、数列でいう項数にあたる。
(3)次に、以下の等差数列の式(B)から各点間(点P2と点P3間、及び点P3と点P4間)における公差dをそれぞれ求める。
d=2(L−an)/〔n(n+1)〕・・・(B)
以上のようにして求めた公差dを基に、各点間(点P2と点P3間、及び点P3と点P4間)においてそれぞれ、光源から離れるに従って、プリズムピッチを順次、公差dずつ減少させる。
本発明では、以上のように構成された第2プリズム部3cを有しているので、より発光面内の均一性を確保することができる。
すなわち、発光面2のプリズム部3に対向する部分において、光源側から離れた他方の端面に近い発光面では輝度が低下する傾向がある。
従って、本実施の形態2の導光板では、他方の端面に近い発光面における輝度の低下を防止するために、輝度の低下を補うようにプリズム11を密に形成することにより、プリズムの光反射面により反射される光の量を多くしている。
これによって、発光面2のプリズム部3に対向する部分における輝度の均一性をより高めることができる。
さらに、本実施の形態2の導光板10では、発光面における平坦部3aに対向する光源側の領域2aに凹部又は凸部からなる複数のドットを形成しており、これにより、発光面2における領域2aにおける平坦部3aが形成されたことによる輝度の減少を補うことができる。
すなわち、平坦部3にはプリズムが形成されていないので、プリズムに反射されて上方の発光面2から出射される光(例えば、図7における光L5)がない分、領域2aの輝度は低下する(この様子を図8において破線52によって示している。)。
これに対応して、本実施の形態2では、発光面2において平坦部3aに対向する部分であって、平坦部が形成されたことによる輝度の減少が生じる部分に、その輝度の減少を補うために凹部又は凸部からなる多数のドット12を形成している。
特に本実施の形態2では、輝度の低下が著しいところほど、ドット12の密度を高くして、領域2a全体が均一な輝度になるようにしている。
すなわち、図8に模式的に示すように、ドット12がない場合には、光源に近いところほど輝度が低下する(図8においてドット12がない場合の輝度は破線52で示している。)ので、光源に近い部分ほどドットの密度を高くしている。
これによって、本実施の形態2の導光板10では、図8において実線51で示すように、光源からの距離にかかわらず輝度を一定にできる。
またさらに、本実施の形態2の導光板10では、発光面2には、プリズム11に直交する方向(すなわち、入射面である一方の端面及び他方の端面に直交する方向)に光を散乱させる複数の筋(プリズム11に比べると十分細く、ドットの径に比べても十分小さい、例えば、研削目)が形成されている。
この研削目はプリズム11の稜線が発光面において観測されるのを防止しており、よりいっそう発光面における輝度の均一性及び視認性を向上させることができる。
尚、本発明におけるプリズムの典型的な例は、図9に示すような反射面の発光面に対する基準勾配より発光面に対する勾配が大きく光源側に位置する光反射面R11と、それとある角度を持って交わる対向面B11とによって構成され、光反射面R11と対向面B11とが交わる稜線が導光板10の光入射面に平行に形成されたものである。
また、プリズムの大きさ(幅x)、光反射面の発光面に対する角度θ1及びプリズム間の間隔yは、導光板の大きさ及び縦横比等との関連で最適化して設定されるが、それらのパラメータは以下の範囲内で設定されることが好ましい。
(1)光反射面R11の発光面に対する角度θ1:1°〜60°,
この範囲外であると、効果的に光を反射させることができない。
(2)プリズム幅x:0.1μm〜300μm,
この範囲より大きくなると、発光面においてプリズムの稜線が観測されやすくなり、この範囲より小さいとプリズム加工が難しくなる。
(3)プリズム間の間隔y:0〜1mm,
この範囲を超えると、発光面において稜線が観測されやすくなり、視認性が低下する。
(4)対向面B11の発光面に対する角度θ2:1°〜90°(より好ましくは、θ1以上で90°以下),
90°を超えると金型からの離型が困難となる。
以上のように形成された実施の形態2の面発光装置において、導光板10の領域2aに形成されたドットは、その配置設計及び形成を容易にしかつ領域2aにおけるモアレの発生を防止するために、プリズムシート4の溝4gが形成される方向D1と斜めに交わる直線上に配列している。
これにより、特にモアレが生じやすい発光面の光入射面側において効果的にモアレの発生を防止できる。
以上の実施の形態2の面発光装置によれば、比較的長い導光板を用いた面発光装置であっても発光輝度の均一性を確保できかつモアレの発生を防止できる。
本発明に係る実施の形態1の面発光装置の平面図である。 実施の形態1の面発光装置の断面図を含む斜視図である。 実施の形態1における導光板上のドット配列とプリズムの形成方向を模式的に示す平面図である。 実施の形態1における導光板のドット配列を示す平面図である。 実施の形態1におけるプリズムシートの断面図である。 本発明に係る実施の形態2における導光板の断面図である。 実施の形態2における導光板内の光の進行を模式的に示す断面図である。 実施の形態2における導光板の発光面の輝度分布を模式的に示すグラフである。 実施の形態2におけるプリズムの形状を示す断面図である。 実施の形態2のプリズムピッチ設定方法における導光板の光源からの距離に対するプリズムピッチを示すグラフである。
符号の説明
1,10 導光板、1a 光入射面、2 発光面、3 反射面、4 プリズムシート、4a 微細凹凸、4g 溝、11 プリズム、12 ドット、20 発光ダイオード、30 外枠、41 プリズム。

Claims (3)

  1. 発光面又は反射面に複数のドットが形成された導光板と、
    その導光板の光入射面側に設けられた発光ダイオードと、
    それぞれV字型の断面を有する複数の溝が互いに平行に形成されてなるプリズムパターンを一方の主面に有してなり、前記導光板の発光面に対向して設けられたプリズムシートと、を備えた面発光装置であって、
    前記導光板のドットは、前記プリズムシートの前記溝と交差する直線上に配列されていることを特徴とする面発光装置。
  2. 前記導光板は、前記発光面と前記反射面が前記発光ダイオードから離れるにしたがって間隔が狭くなるように基準勾配を有しており、
    前記反射面は、
    前記光入射面側に位置する平坦部と、
    その平坦部を除く部分であって、それぞれ前記発光面に対して前記基準勾配より大きい勾配を有するプリズム反射面を備えてなる複数のプリズムが形成されたプリズム部とを有し、
    前記発光面における前記平坦部に対向する部分に、前記ドットが形成されている請求項1記載の面発光装置。
  3. 前記ドットは、前記導光板の反射面又は発光面の少なくとも一部に形成されており、
    前記ドットのドット密度は、前記光入射面から離れるにしたがって高くなっている請求項1記載の面発光装置。
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