JP2005285013A - 取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置 - Google Patents

取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金融機関において、特定の類型に該当する取引をリアルタイムに検出するとともに、特定の端末に当該取引があった事実を警告すること。
【解決手段】金融機関の各支店(営業店)に設置された営業店端末101と、勘定系ホスト100との通信を統括する営業店サーバ102上に、アラーム表示端末104への警告の対象となる取引のパターン(類型)を定義したアラーム条件テーブルを用意しておく。そして、勘定系ホスト100から営業店端末101への取引可応答の中継時に、当該取引を上記各パターンと比較して、一致する場合にアラーム表示端末104への警告を行う。なお、アラーム表示端末104では当該取引の危険度(パターンとの類似度の高低により把握される)に応じて、危険度高なら背景色は赤、危険度中なら黄、危険度低なら青というように、アラーム表示画面を色別表示する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報処理装置により中継される金融機関の勘定系取引を監視する取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置に関する。
銀行や信用金庫といった各種金融機関において、死亡した顧客やキャッシュカードを亡失した顧客などの口座につき、届け出以降の取引を停止する措置は従来から行われていた。これにより、無権限者による預金の引き出しなどのトラブルを未然に回避することができる。
しかしながら上記措置は、現時点での確証はないものの、不正な取引である疑いの強い取引などには適用することができない。そして、特に内部者(銀行なら行員)による不正は繰り返し行われる傾向があり、継続的に監視して証拠を収集する必要があるが、従来は特定の口座についていつ誰が取引を行ったかはジャーナルなどで逐一調査しなければならず、監視負担が大きくなってしまうという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、特定の類型に該当する取引をリアルタイムに検出するとともに、特定の端末に当該取引があった事実を警告することが可能な取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置は、情報処理装置により中継される金融機関の勘定系取引を監視する取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置において、前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定するとともに、該当する場合にそのランクを判定して、このランクと前記取引を構成する各項目の値とを他の情報処理装置へ送信することを特徴とする。
この発明によれば、特定の類型に該当する取引があったときは、当該取引の詳細やランクが他の端末へと通知される。
本発明にかかる取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置によれば、特定の類型に該当する取引をリアルタイムに検出するとともに、特定の端末に当該取引があった事実を警告することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる取引監視装置を含む、取引監視システムの全体構成を示す説明図である。図中、100は勘定系APL(ホスト用)が稼働する勘定系ホストであり、後述する営業店端末101から営業店サーバ102を介して依頼された入金・出金などの各種取引の可否を判断するとともに、可の場合は指定された口座に対して指定された処理を行う。
また、101は本システムが導入される金融機関の各支店(営業店)に設置され、内部者(銀行であれば行員)であるオペレータが操作する営業店端末である。営業店端末101では勘定系APL(クライアント用)が稼働しており、勘定系ホスト100および後述する営業店サーバ102と連携して入金・出金などの各種取引を制御する。なお、図1には一つしか示していないが、実際には営業店端末101は多数存在する。
また、102は勘定系ホスト100と各営業店端末101との間の通信を統括する営業店サーバであり、この営業店サーバ102が本発明にかかる取引監視装置に相当する。営業店サーバ102では勘定系APL(サーバ用)のほか、後述するモニタリングサーバ103からアラーム条件テーブルを受信するテーブル受信APL、およびアラーム表示端末104への警告出力を制御するアラーム表示APL(サーバ用)が稼働している。
また、103はモニタリングサーバであり、営業店サーバ102の稼働状況などを監視するとともに、営業店サーバ102へのアクセスを代行するサーバである。営業店サーバ102を稼働中に人手で操作することはしばしば事故の原因となるため、アクセスはもっぱらモニタリングサーバ103を介して行い、操作者からの入力を受け付けたモニタリングサーバ103が、適切なアクセスのタイミングなどを判定するようにする。そして、モニタリングサーバ103で稼働するアプリケーションの一つに、後述するアラーム条件テーブルへの更新を受け付けて、更新後のテーブルを営業店サーバ102に送信するテーブル送信APLがある。
また、104はアラーム表示端末であり、取引監視要員としてあらかじめ定められた内部者(以下では「監視担当者」という)だけが使用できる端末である。アラーム表示端末104ではアラーム表示APL(クライアント用)が稼働しており、上述の営業店サーバ102のアラーム表示APL(サーバ用)からの指示を受けて、後述するアラーム表示画面をディスプレイに表示する。
次に、図2は図1に示した取引監視システムを構成する各機器(ただし勘定系ホスト100を除く)のハードウエア構成を示す説明図である。説明の便宜上、各機器はいずれも同一のハードウエア構成を有するものとする。ただし、営業店サーバ102は上述のように直接のアクセスを制限するので、以下で説明するディスプレイ208、キーボード210、マウス211などはなくてもよい。
図中、CPU201は装置全体の制御を司る。ROM202はブートプログラムなどを記憶している。RAM203はCPU201のワークエリアとして使用される。
HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。なお、FD207は着脱可能な記録媒体の一例であり、FD207の代わりにCD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。
ディスプレイ208は、カーソル、ウィンドウ、アイコンなどをはじめ、文書や画像などの各種データを表示する。ネットワークI/F209は図1に示したWANに接続され、当該ネットワークと装置内部とのデータの送受信を司る。キーボード210は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備え、押下されたキーに対応するデータを装置内部へ入力する。マウス211は本体下部のボールの回転量と回転方向、および本体上部の各ボタンのON/OFFを随時装置内部へ入力する。また、バス200は上記各部を接続する。
次に、図3は図1に示した取引監視システムにおける、入金・出金などの勘定系取引処理、および当該処理と並列に実行される取引監視処理の全体手順を示す説明図である。
取引の監視に先立って、具体的にどんな取引が営業店サーバ102を通過したときにアラーム表示端末104に警告するかを定めた「アラーム条件テーブル」を、営業店サーバ102内に用意しておく必要がある。このテーブルはモニタリングサーバ103から、上述のテーブル送信APL(モニタリングサーバ103側)・テーブル受信APL(営業店サーバ102側)の機能により営業店サーバ102へ送り込まれるものとする(図3ステップS11)。そして、これを受けた営業店サーバ102は、上述のアラーム表示APLが当該テーブルを参照するために必要な各種設定を行う(ステップS31)。
次に、いずれかの営業店端末101で勘定系取引の要求があると(ステップS21)、上記要求を受信した営業店サーバ102は、そのまま当該要求を勘定系ホスト100に中継する(ステップS32)。そして、これを受けた勘定系ホスト100では当該取引の可否を判定し(ステップS41)、可または否のいずれかの応答を営業店サーバ102に返信する(ステップS42)。なお、取引が否となるケースとは、たとえば指定された出金額に指定された口座の残高が不足するような場合である。
次に、勘定系ホスト100からの可否応答を受信した営業店サーバ102は、当該応答を営業店端末101に中継する(ステップS33)。そして、上記応答を受信した営業店端末101は、取引の内容や可否の如何により通常の勘定系取引処理を行う(ステップS22)。
一方、営業店サーバ102は上記応答の中継とともに、後述する手順によりアラーム表示端末104への警告の要否を判定して(ステップS34)、警告すべきと判定された場合に上述のアラーム表示APL(サーバ用)の機能により、アラーム表示指示をアラーム表示端末104へ送信する(ステップS35)。そして、これをそのアラーム表示APL(クライアント用)の機能により受信したアラーム表示端末104は、後述するようなアラーム表示画面をディスプレイに表示する(ステップS51)。
次に、図4はこの発明の実施の形態にかかる取引監視装置、具体的には図1に示した営業店サーバ102の構成を機能的に示す説明図である。図示するように営業店サーバ102は、アラーム条件テーブル400、テーブル受信部401、取引中継部402、アラーム要否判定部403およびアラーム表示指示部404を備えている。また、アラーム要否判定部403はランク判定部403aを備えている。
図中、400はアラーム表示端末104への警告の対象となる取引のパターン(類型)を定義したアラーム条件テーブル、401はモニタリングサーバ103からアラーム条件テーブル400を受信するとともに、後述するアラーム要否判定部403が当該テーブルを参照できるよう、必要な設定を行うテーブル受信部である。なお、このテーブル受信部401は、上述のテーブル受信APLにより実現される。
402は取引中継部であり、営業店端末101から受信した取引要求を勘定系ホスト100へ、勘定系ホスト100から受信した取引可否応答を営業店端末101へ、それぞれ中継する機能部である。この取引中継部402は、具体的には上述の勘定系APLにより実現される。
403はアラーム要否判定部であり、取引中継部402で中継される取引が、アラーム条件テーブル400に定義されたいずれかのパターンに該当するか否かを判定するとともに、当該取引が当該パターンに該当する場合に、後述するアラーム表示指示部404に当該取引の詳細情報などを出力する機能部である。
404はアラーム表示指示部であり、アラーム要否判定部403から上記情報が入力した場合に、アラーム表示端末104に対してアラーム表示指示を送信する機能部である。なお、アラーム要否判定部403およびアラーム表示指示部404は、上述のアラーム表示APLにより実現される。
次に、図5は営業店サーバ102におけるアラーム要否判定処理(図3のステップS34)の詳細手順を示すフローチャートである。図示する処理は、図4の取引中継部402が、勘定系ホスト100から営業店端末101に対する取引可否応答を受信したときに開始される。
取引中継部402から取引可否応答の受信の事実を通知されると、営業店サーバ102のアラーム要否判定部403はまず当該応答の内容が、可または否のいずれであるかを判定する。そして否の場合(ステップS501:No)は、実際にはなされない取引を警告する必要は通常はないので、そのまま本フローチャートによる処理を終了する。
一方、上記応答の内容が可である場合は(ステップS501:Yes)、次にアラーム要否判定部403は図6に示すようなアラーム条件テーブル400を参照して、上記応答の対象となっている取引(以下では「対象取引」という)が当該テーブルに定義されたいずれかのパターンと一致するかどうか、すなわち当該取引が警告対象として定義されたいずれかの取引に該当するかどうかを判定する(ステップS502)。
そして、この判定の方法にはたとえば下記(1)(2)のようなものがある。ここでは対象取引が、たとえば図7に示すようなものであった場合を例として説明する。
(1)指定された項目の値がすべて指定された値であることをもって一致と判定する方法
たとえば図6のパターン1に該当するには、対象取引の「店番」項目の値は「123」、「科目」項目の値は「普通」、「口座番号」項目の値は「1234567」でなければならない。なお、これら3つ以外の項目の値は何であってもよい。従って図7に示す対象取引は、パターン1には該当しないと判定される(店番が異なるため)。パターン2〜10についても同様に比較してゆくと、図7の対象取引は図6中のパターン6(のみ)に該当することが分かる。
(2)値が一致する項目に対応する点数の合計を類似度とみなし、類似度が閾値以上であることをもって一致と判定する方法
たとえば対象取引の「店番」の値がパターン1の「店番」の値「123」と一致していた場合、対象取引とパターン1との類似度(初期値は0)に2ポイントを加算する。次に、「科目」の値も一致していた場合は、上記類似度に3ポイントを加算して5ポイントとする。同様に、「口座番号」の値も一致していた場合は、上記類似度に6ポイントを加算して11ポイントとする。このように各パターンについて、対象取引と値が一致する項目に対応する点数の合計を計算してゆく。
図8は、取引の各項目の値が一致した場合に類似度に加算する点数(ポイント)を示す説明図である。この場合、図7に示した対象取引と、図6に示した各パターンとの類似度は下記のようになる。
パターン1:9ポイント(=科目3+口座番号6)
パターン2:9ポイント(=科目3+口座番号6)
パターン3:10ポイント(=科目3+口座番号6+入札区分1)
パターン4:6ポイント(=口座番号6)
パターン5:3ポイント(=科目3)
パターン6:16ポイント(=店番2+科目3+口座番号6+操作者5)
パターン7:2ポイント(=店番2)
パターン8:0ポイント
パターン9:3ポイント(=日付3)
パターン10:5ポイント(=取引金額5)
そして上記ポイントが、たとえば10ポイント以上である場合に、当該パターンと対象取引とが一致したと判定する。上記例では、図7の対象取引はパターン3とパターン6に該当することになる。
上記(1)(2)の方法にはそれぞれ一長一短があり、たとえば(1)はノイズは少なくなるものの、少しでも値の異なる取引は検出できないデメリットがある(たとえば金額が9千万円の対象取引は、金額が1億円以上と指定されているパターンには該当しない)。また(2)は、図7の対象取引とは店番の異なるパターン3(口座番号が同じでも店番や科目が異なれば別の口座である)が一致と判定されることからも分かるように、漏れは少ないがノイズを多く拾ってしまう欠点がある。ただし、ここでは危険な取引を漏れなく警告することを優先するので、アラーム要否判定部403における一致の判定方法としては、上記(2)を採用するものとする。
なお、ノイズを少しでも低減させる工夫としては、たとえば図9に示すように複数の項目(図示する例では「店番」「科目」「口座番号」の3つ)の値がすべて一致してはじめてポイント(同11ポイント)を付与するようにする。たとえば、もし図6のパターン7で「操作者」として「富士通太郎」、「日付」として「毎月20日」が、それぞれ指定されていた場合、図8によるポイント加算では図7の対象取引はこれに該当してしまうことになるが(店番2+操作者5+日付3=10ポイント≧10ポイント)、図9によるポイント加算では該当しないことになり(操作者5+日付3=8ポイント<10ポイント)、パターン7とは別の口座の取引であるにもかかわらず、パターン7に該当してしまうような誤りを避けることができる。
図5の説明に戻り、次に上記(2)の例のように、一致するパターンが複数あった場合は(ステップS503:Yes、ステップS504:Yes)、アラーム要否判定部403はこれらの中から最も類似度の高いパターンを選択する(ステップS505)。ここでの例では、一致と判定されたパターン3とパターン6のうち、最も類似度が高いのはパターン6(16ポイント)であるので、このパターン6が選択されることになる。なお、一致するパターンが一つだけなら(ステップS503:Yes、ステップS504:No)、そのままステップS506へと進む。
次に、アラーム要否判定部403はそのランク判定部403aにより、上記で選択したパターンの類似度が、16ポイント以上であれば対象取引の危険度をランクA(ステップS506:Yes、ステップS507)、13ポイント以上15ポイント以下であればランクB(ステップS506:No、ステップS508:Yes、ステップS509)、10ポイント以上12ポイント以下であればランクC(ステップS508:No、ステップS510)と判定し、この判定結果と対象取引の詳細情報(具体的には図7に示した各項目の値など)とを、アラーム表示指示部404に出力する(ステップS511)。
そしてこれらのデータは、アラーム表示指示とともにアラーム表示指示部404からアラーム表示端末104へ送信され(図3ステップS35)、アラーム表示端末104は図10に示すような手順に従って、後述するアラーム表示画面を表示する(図3ステップS51)。
まず、アラーム表示端末104は営業店サーバ102からアラーム表示指示を受信すると(ステップS1001:Yes)、まず上記指示に添付された取引の詳細情報を現在日時と対応づけてログファイルに保存するとともに(ステップS1002)、図11に示すようなアラーム検知画面を表示する(ステップS1003)。
そして、図示する画面で「確認」ボタン1100が押下されると(ステップS1004:Yes)、当該画面を消去するとともに(ステップS1005)、上記取引の危険度に応じて表示色を決定する(ステップS1006〜S1010)。具体的には、たとえばランクAであれば赤色(ステップS1006:Yes、ステップS1007)、ランクBであれば黄色(ステップS1006:No、ステップS1008:Yes、ステップS1009)、ランクCであれば青色(ステップS1008:No、ステップS1010)を選択する。
そして、アラーム表示端末104は図12に示すようなアラーム表示画面を表示する(ステップS1011)。図中、斜線部分の背景色は上記で選択された色(図示する例ではランクAなので赤)となっている。なお、画面全体の背景色はグレーであるが、斜線部分だけでなく、画面全体の背景色を赤としてもよい。その後「確認」ボタン1200が押下されると(ステップS1012:Yes)、上記画面を消去して(ステップS1013)本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明した実施の形態によれば、不正の疑いがある取引を実行時にリアルタイムに検出できるので、たとえばアラーム表示端末104の監視担当者から各支店の責任者に通報して、挙動不審なオペレータの行動パターンなどを密かに監視することができる。これにより証拠を収集し、不正を摘発できる可能性が高まる一方で、監視担当者の負担は最小限に抑えられる。また、監視システムの存在を内外に周知することにより、内部者に対しては不正の牽制効果、外部者(顧客)に対してはイメージアップなどの宣伝効果も期待できる。
なお、上述した実施の形態では主に内部者による継続的な不正の検出を想定したが、外部者(顧客)による不正取引に応用することももちろん可能である。また、不正取引は営業店端末101からなされることを想定したが、このほかたとえばATMからの取引要求も同様に監視するようにしてもよい。
なお、本実施の形態で説明した取引監視方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク205、フレキシブルディスク207、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)情報処理装置により中継される金融機関の勘定系取引を監視する取引監視方法において、
前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定する警告要否判定工程と、
前記警告要否判定工程で前記取引が前記類型に該当すると判定された場合に前記取引のランクを判定するランク判定工程と、
前記ランク判定工程で判定された前記取引のランクおよび前記取引を構成する各項目の値を他の情報処理装置へ送信する送信工程と、
を含むことを特徴とする取引監視方法。
(付記2)前記警告要否判定工程では、前記取引が前記類型に該当するか否かを前記取引を構成する各項目の値と前記類型を構成する各項目の値とが一致する場合に加算される点数の合計により判定することを特徴とする前記付記1に記載の取引監視方法。
(付記3)前記他の情報処理装置は、前記送信工程で送信されたランクにもとづいて警告の表示形態を決定することを特徴とする前記付記1または付記2に記載の取引監視方法。
(付記4)前記他の情報処理装置は、前記送信工程で送信されたランクにもとづいて表示する警告の背景色を決定することを特徴とする前記付記1または付記2に記載の取引監視方法。
(付記5)情報処理装置により中継される金融機関の勘定系取引を監視する取引監視プログラムにおいて、
前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定させる警告要否判定工程と、
前記警告要否判定工程で前記取引が前記類型に該当すると判定された場合に前記取引のランクを判定させるランク判定工程と、
前記ランク判定工程で判定された前記取引のランクおよび前記取引を構成する各項目の値を他の情報処理装置へ送信させる送信工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする取引監視プログラム。
(付記6)前記警告要否判定工程では、前記取引が前記類型に該当するか否かを前記取引を構成する各項目の値と前記類型を構成する各項目の値とが一致する場合に加算される点数の合計により判定させることを特徴とする前記付記5に記載の取引監視プログラム。
(付記7)前記他の情報処理装置は、前記送信工程で送信されたランクにもとづいて警告の表示形態を決定させることを特徴とする前記付記5または付記6に記載の取引監視プログラム。
(付記8)前記他の情報処理装置は、前記送信工程で送信されたランクにもとづいて表示する警告の背景色を決定させることを特徴とする前記付記5または付記6に記載の取引監視プログラム。
(付記9)金融機関の勘定系取引を中継および監視する取引監視装置において、
前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定する警告要否判定手段と、
前記警告要否判定手段により前記取引が前記類型に該当すると判定された場合に前記取引のランクを判定するランク判定手段と、
前記ランク判定手段により判定された前記取引のランクおよび前記取引を構成する各項目の値を他の情報処理装置へ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする取引監視装置。
(付記10)前記警告要否判定手段は、前記取引が前記類型に該当するか否かを前記取引を構成する各項目の値と前記類型を構成する各項目の値とが一致する場合に加算される点数の合計により判定することを特徴とする前記付記9に記載の取引監視装置。
(付記11)前記他の情報処理装置は、前記送信手段により送信されたランクにもとづいて警告の表示形態を決定することを特徴とする前記付記9または付記10に記載の取引監視装置。
(付記12)前記他の情報処理装置は、前記送信手段により送信されたランクにもとづいて表示する警告の背景色を決定することを特徴とする前記付記9または付記10に記載の取引監視装置。
以上のように、本発明にかかる取引監視方法、取引監視プログラム、および取引監視装置は、金融機関における不正取引の監視および摘発に有用であり、特に当該不正が内部者によるものであって、類似するパターンの取引が継続的に繰り返される場合に適している。
この発明の実施の形態にかかる取引監視装置を含む、取引監視システムの全体構成を示す説明図である。 図1に示した取引監視システムを構成する各機器のハードウエア構成を示す説明図である。 図1に示した取引監視システムにおける勘定系取引処理、および当該処理と並列に実行される取引監視処理の全体手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる取引監視装置(具体的には営業店サーバ102)の構成を機能的に示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる取引監視装置(具体的には営業店サーバ102)におけるアラーム要否判定処理(図3のステップS34)の詳細手順を示すフローチャートである。 アラーム条件テーブル400の内容を模式的に示す説明図である。 勘定系取引の内容の一例を示す説明図である。 パターンとの一致判定に使用される点数(ポイント)の一例を示す説明図である。 パターンとの一致判定に使用される点数(ポイント)の他の一例を示す説明図である。 アラーム表示端末104におけるアラーム表示処理(図3のステップS51)の手順を示すフローチャートである。 アラーム表示端末104で表示されるアラーム検知画面の一例を示す説明図である。 アラーム表示端末104で表示されるアラーム表示画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 勘定系ホスト
101 営業店端末
102 営業店サーバ
103 モニタリングサーバ
104 アラーム表示端末
400 アラーム条件テーブル
401 テーブル受信部
402 取引中継部
403 アラーム要否判定部
403a ランク判定部
404 アラーム表示指示部

Claims (3)

  1. 情報処理装置により中継される金融機関の勘定系取引を監視する取引監視方法において、
    前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定する警告要否判定工程と、
    前記警告要否判定工程で前記取引が前記類型に該当すると判定された場合に前記取引のランクを判定するランク判定工程と、
    前記ランク判定工程で判定された前記取引のランクおよび前記取引を構成する各項目の値を他の情報処理装置へ送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とする取引監視方法。
  2. 情報処理装置により中継される金融機関の勘定系取引を監視する取引監視プログラムにおいて、
    前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定させる警告要否判定工程と、
    前記警告要否判定工程で前記取引が前記類型に該当すると判定された場合に前記取引のランクを判定させるランク判定工程と、
    前記ランク判定工程で判定された前記取引のランクおよび前記取引を構成する各項目の値を他の情報処理装置へ送信させる送信工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする取引監視プログラム。
  3. 金融機関の勘定系取引を中継および監視する取引監視装置において、
    前記取引があらかじめ用意された取引の類型の少なくとも一つに該当するか否かを判定する警告要否判定手段と、
    前記警告要否判定手段により前記取引が前記類型に該当すると判定された場合に前記取引のランクを判定するランク判定手段と、
    前記ランク判定手段により判定された前記取引のランクおよび前記取引を構成する各項目の値を他の情報処理装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする取引監視装置。

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