JP2005284777A - 制御装置、電子機器及び信号処理装置 - Google Patents

制御装置、電子機器及び信号処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子機器の電源オフ時における消費電力を削減しつつ電源オフ時においても入力されたコマンドを確実に検出可能とする。
【解決手段】 電子機器Eの信号処理装置11は指示入力部12から電源オフのコマンドに対応する制御信号が入力されると、電源部3からハードウェア部2に対する電源供給を遮断すると共に、発振回路部113のスイッチ回路1131をオフにし、発振回路部113に対する電源供給を遮断する。このスイッチ回路1131は割込ポート部112からの信号入力に応じてオンとなる構成となっており、指示入力部12から制御信号が入力された時点で発振回路部113に対する電源供給を再開する。発振回路部113からCPU回路部114に対するクロック信号の供給が再開されるとCPU回路部114の動作安定後、CPU回路部114は電源部3からハードウェア部2に対する電源供給を再開させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器及び当該電子機器に搭載される制御装置、信号処理装置に関する。
従来、例えば、DVDレコーダ等の電子機器においては、電源がオンの状態(以下、「オン状態」という)において、操作パネルに設けられた電源キーを操作し電源をオフにした場合(以下、この状態を「オフ状態」という)でも、例えば、電源オンのコマンドを検出するために、完全に電源が遮断された状態とされることはなく、所謂、休止状態に保持されている。かかる休止状態においては、通常、電子機器に搭載されているマイコン(制御装置)に電源が供給され、マイコンに搭載された発振回路からCPUの動作クロック信号が発振されているため、電力が消費されている状態にある。このような消費電力は、電子機器の高機能化によるマイコンの情報処理量の増加に起因して、増加する傾向にあるため、如何にしてかかる消費電力を削減するかが問題となってきている。そこで、この休止状態における消費電力の削減を目的として、例えば、特許文献1に示す発明が提案されるに至っている。ここで、特許文献1に記載の発明においては、マイコンの動作モードとして複数のモードを設け、休止状態においてはマイコンを構成する発振回路が発振するクロック信号の周波数を低下させて、消費電力を削減する構成が採用されている。
特開平9−191569号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の発明においては、低周波数のクロック信号により電源オンのコマンドを検出する構成が採用されているため、休止状態においても動作クロックの発振を停止することができず、発振を停止した場合には電源オンのコマンドを検出することが不可能となる。このため、同発明においても、コマンド検出のために所定の動作電力が必要となっていた。
本願は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題の一例としては、電子機器の電源がオフの状態における消費電力を削減しつつ、オフ状態においても入力されたコマンドを確実に検出し、電子機器をオン状態に変更可能とする、制御装置、電子機器及び信号処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本願の一つの観点において、請求項1に記載の制御装置は、供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する、例えば、発振回路から構成される発振手段と、割込信号等の特定の信号が入力されるポートを少なくとも有する入力手段と、前記発振手段に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチング手段と、前記スイッチング手段がオンの状態にて前記発振手段により発振された前記クロック信号を動作クロックとして利用して、前記電子機器の電源のオン及びオフを少なくとも制御する、例えば、CPUから構成される制御手段と、を具備し、前記スイッチング手段は、前記発振手段に対する電源供給がオフの状態、すなわち、発振手段からクロック信号が発振されていない状態にて前記ポートに前記特定の信号が入力された場合、前記発振手段に対する電源供給をオンに切り替える、ことを特徴とする。
また、本願の他の観点において請求項5に記載の電子機器は、各種機能を実現するためのDVDドライブ等のハードウェアと、前記ハードウェアに対する電源供給を少なくとも制御する制御装置とを備えた電子機器であって、前記制御装置は、供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する、例えば、発振回路から構成される発振手段と、割込信号等の特定の信号が入力されるポートを少なくとも有する入力手段と、前記発振手段に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチング手段と、前記スイッチング手段がオンの状態にて前記発振手段により発振された前記クロック信号を動作クロックとして利用して、前記ハードウェアに供給する電源のオン及びオフを少なくとも制御する制御手段と、を具備し、前記スイッチング手段は、前記発振手段に対する電源供給がオフの状態、すなわち、発振回路からクロック信号が発振されていない状態にて前記ポートに前記特定の信号が入力された場合、前記発振手段に対する電源供給をオンに切り替える、ことを特徴とする。
更に、本願の他の観点において請求項6に記載の信号処理装置は、各種信号を処理する信号処理装置であって、供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する発振手段と、特定の信号が入力されるポートを少なくとも有する入力手段と、前記発振手段に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチング手段と、前記スイッチング手段がオンの状態にて前記発振手段により発振された前記クロック信号を利用して、前記入力手段に入力された信号を処理する信号処理手段とを具備し、前記スイッチング手段は、前記発振手段に対する電源供給がオフの状態にて前記ポートに前記特定の信号が入力された場合、前記発振手段に対する電源供給をオンに切り替える、ことを特徴とする。
以下、図面を参照し、本願の実施の形態について説明する。なお、係る実施形態は、本願を限定するものではなく、本願の技術思想の範囲内において任意に変更可能である。
[1]実施形態
[1.1]実施形態の構成
まず、本実施形態にかかる電子機器Eの構成を示すブロック図である図1を参照しつつ、本願の信号処理装置を搭載した電子機器Eの構成について説明することとする。同図に示すように、本実施形態にかかる電子機器Eは、システム制御装置1と、ハードウェア部2と、電源部3と、を有する。なお、例えば、「特許請求の範囲」における「電源制御装置」は「システム制御装置1」に対応し、「ハードウェア」は「ハードウェア部2」に対応する。
この電子機器Eは、電子機器Eがオフ状態の時、すなわち、電源部3からハードウェア部2に対する電源供給を遮断した際に、システム制御装置1において発生する電力消費を削減しようとするものである。以下、本実施形態にかかる電子機器Eの各要素について具体的に説明することとする。
ハードウェア部2は、電子機器Eが本来的に有する機能を実現するためのハードウェアから構成された要素であり、データバス4によって接続されたシステム制御装置1の制御の下、各種の動作を実行する。このハードウェア部2は、電子機器Eの種類によって異なる種類のハードウェアにて構成されており、異なった動作を行うものである。例えば、電子機器EがAV(Audio Visual)アンプである場合、このハードウェア部2は、DSP(Digital Signal Processor)やDAC(Digital Analog Converter)、低周波増幅器を有する音声処理装置等のハードウェアによって構成され、入力されたオーディオデータに対する信号処理を行い、これをD/A変換して増幅した後、スピーカに出力する動作を行うこととなる。
電源部3は、スイッチ33を介してハードウェア部2に接続されており、プラグ31から供給される電源を、電源回路32によって整流し、所定電圧にて安定化した後、ハードウェア部2に供給する。このスイッチ33は、システム制御装置1の制御の下、オン、オフされる構成となっており、かかるスイッチ33の機能により電源回路32から供給される電源がハードウェア部2に供給され、或いは、遮断される。この結果、スイッチ33がオンの状態において電子機器Eはオン状態となり、スイッチ33がオフの状態において電子機器Eはオフ状態となる。また、この電源部3の電源回路32は、スイッチ33を介すことなくシステム制御装置1に接続されており、常時、システム制御装置1に対して電源を供給する。
次いで、システム制御装置1は、例えば、マイコンによって構成された信号処理装置11と、この信号処理装置11に対して各種コマンドに対応する制御信号を供給する指示入力部12とを有し、更に、この信号処理装置11は、IN/OUTポート部(以下、「IN/OUT」を「I/O」と略称する)111と、割込ポート部112と、発振回路部113と、CPU回路部114と、を有している。なお、例えば、「特許請求の範囲」における「発振手段」は発振回路部113に対応し、「入力手段」はI/Oポート111及び割込ポート112に対応する。また、例えば、「制御手段」はCPU回路部114に対応し、「指示手段」は指示入力部12に対応する。
CPU回路部114は、図示せぬ記録領域に記録されている制御プログラムを実行し、電子機器Eの各部を制御する。
I/Oポート部111は、データバス4と接続されており、各種信号の入出力に用いられる。例えば、このI/Oポート部111に設けられた入力ポートの内、I/Oポート1及び2は指示入力部12のキーパネル部121に接続され、I/Oポート3は外部機器インターフェイス(以下、「インターフェイス」を「I/F」という)部122に接続され、I/Oポート4はリモコン受光部123に接続されており、指示入力部12からの制御信号はこれらのポートを介して信号処理装置11に入力されることとなる。
かかるI/Oポート部111の機能により、本実施形態にかかるCPU回路部114は、電子機器Eの各部を制御する。例えば、指示入力部12から電源オフのコマンドに対応した制御信号が入力された場合、当該制御信号は、CPU回路部114へと供給される。そして、CPU回路部114は、制御プログラムに従って、当該制御信号に応じた処理を実行し、電源部3を制御するのである。この結果、電源部3においては、スイッチ33がオフに切り替えられ、ハードウェア部2に対する電源供給が遮断されることとなる。
割込ポート部112は、キーパネル部121が接続されているポートAと、外部機器I/F部122が接続されたポートBと、リモコン受光部123が接続されたポートCと、を有しており、各ポートに入力された制御信号を発振回路部113のスイッチ回路1131に出力する。
発振回路部113は、例えば、水晶発振子の固有振動を利用して、所定周波数のクロック信号を発生し、CPU回路部114に供給する。CPU回路部114は、この発振回路部113から供給されるクロック信号を動作クロックとして利用して動作し、制御プログラムに従った処理を実行する。
また、本実施形態において、この発振回路部113には、電源供給のオン、オフを切り替えるためのスイッチ回路1131が設けられている。このスイッチ回路1131がオフの状態となると、発振回路部113に対する電源供給がオフ、すなわち、遮断されるため、発振回路部113からCPU回路部114に対するクロック信号の供給が遮断される。この結果、信号処理装置11における電力消費は、理論的に「0」となる。なお、例えば、「特許請求の範囲」における「スイッチング手段」は、このスイッチ回路1131に対応している。
ここで、本実施形態においてCPU回路部114は、電子機器Eをオフ状態とする際、すなわち、電源部3のスイッチ33をオフにする際に、スイッチ回路1131をオフにする制御を行う。しかしながら、スイッチ回路1131がオフになると、CPU回路部114は、指示入力部12から入力される電源オンのコマンドに対応する制御信号を検出することが不可能となる。換言するならば、この状態になると、電子機器Eの電源をオン状態にすることが不可能となってしまうのである。
そこで、本実施形態において、CPU回路部114は、電源オフのコマンドに対応する制御信号が入力されると、スイッチ回路1131に対してリスタート設定を施す。このリスタート設定は、指示入力部12から割込ポート部112に対して制御信号が入力された時点で、スイッチ回路1131がオンとなり、発振回路に対する電源の供給を再開するための設定である。
かかる設定がなされる結果、指示入力部12から割込ポート部112に制御信号が入力されて割込が発生した時点で、発振回路部113によるクロック信号の供給が再開され、CPU回路部114は、この供給が再開されたクロック信号を利用して制御プログラムに従った処理を実行できるようになるのである。なお、スイッチ回路1131を具体的に如何なる回路にて構成するのかは、任意である。例えば、FETを利用してスイッチングを行うようにしても良い。
次いで、キーパネル部121は、例えば、再生キー、停止キー、巻き戻しキー等の各種コマンドを指定するためのキーパネルを有し、ユーザによる入力操作を受け付ける。このキーパネルの各キーには、各々、ラダー抵抗に設けられたスイッチSW1-k(k=1、2、・・・、n)が対応付けられており、キーを押下することにより、対応するスイッチSW1-kがオンとなる構成となっている。
このラダー抵抗は、基準電圧V1が印可される端子から信号処理装置11のI/Oポート部111のI/Oポート1まで、抵抗Rk(k=1、2、・・・、n)が直列に接続されており、各抵抗Rkの接続点は、スイッチSW-kを介してI/Oポート2に接続されている。このため、キーの押下状態に応じて、I/Oポート1及び2の間に発生する電位差が変動することとなる。信号処理装置11は、このI/Oポート1、2間に生じる電位差を制御信号として受け付け、当該制御信号に基づいてユーザの入力操作を判別する。
また、このキーパネル部121に設けられたキーパネルには、電源キーも含まれており、この電源キーは、上記スイッチSW1-kと対応付けられていると共に、スイッチSW2に対応付けられている。このスイッチSW2は、信号処理装置11の割込ポート部112のポートAに印可される基準電圧V1をグランドに接続するために設けられたものである。従って、キーパネルに設けられた電源キーを押下すると、ポートAに印可されていた基準電圧V1がグランドに接続され、入力されていた制御信号が「H」レベルから「L」レベルに変化する。
外部機器I/F部122は、外部機器と接続するためのコネクタを有し、このコネクタを介して外部機器から送信されてきた制御信号を、信号処理装置11において処理可能な形式に変換して、I/Oポート部111のI/Oポート3及び割込ポート部112のポートBに出力する。
リモコン受光部123は、例えば、受光素子により構成され、リモコン装置から赤外線によって送信された制御信号を受信すると共に、当該受信した制御信号を信号処理装置11にて処理可能な形式に変換して、信号処理装置11の割込ポート部112のポートBに出力する。また、この際、リモコン受光部123は、当該制御信号をI/Oポート部111のI/Oポート4に出力する。
ここで、上述のように、本実施形態にかかる信号処理装置11は、リスタート設定がなされている状態にて割込ポート部112に制御信号が入力され、割込が発生すると、発振回路部113による動作クロックの供給が再開され、CPU回路部114が動作状態に移行することとなる。しかし、かかるCPU動作後に行うべき処理については、割込ポート部112のどのポートに対して割込が発生したかによって、異なる処理を行うことが求められる。
具体的には、ポートAに割込が発生した場合、すなわち、キーパネル部121の電源キーが押下された場合には、当該制御信号の入力をトリガとしてスイッチ33をオンに切替え、電子機器Eをオン状態に移行させることが必要となる。また、ポートBに割込が発生した場合、すなわち、外部機器I/F部122からの制御信号が入力された場合についても、外部機器からの制御を可能とするために、制御信号の入力をトリガとして電子機器Eをオン状態に移行させることが必要となる。
これに対し、ポートCに割込が発生した場合、すなわち、リモコン受光部123からの制御信号が入力された場合、当該入力をトリガとして、一律に電子機器Eをオン状態に移行させてしまうと、ユーザに違和感を与えることとなりかねない。具体的には、本実施形態においては制御信号がリモコン受光部123に受信されると、当該制御信号に対応するコマンドの内容とは無関係に当該制御信号がポートCに入力されてしまうため、例えば、電源オンのコマンドに対応する制御信号以外の制御信号がリモコン受光部123によって受信された場合にも、電子機器Eがオン状態へと移行し、ユーザの意図した動作とは異なる動作が電子機器Eにおいて実行されてしまう可能性があるのである。
従って、リモコン受光部123から制御信号が入力された場合、直ちに電子機器Eをオン状態に移行させることは、得策とはいえない。そこで、本実施形態においてCPU回路部114は、動作クロックの供給が再開された時点で制御信号が入力されたポートが割込ポート部112の、どのポートであるかを判別する。なお、この際、CPU回路部114が制御信号の入力されたポートを如何なる方法により判別するかは任意である。例えば、クロック信号の発振開始後、割り込みベクタからジャンプするベクタアドレスを予めポートA、B、C毎に設定しておき、割込ポートに対する割込の発生後、ジャンプ先のアドレスに基づいて制御信号の入力されたポートを判別するようにしても良い。また、各ポート毎に制御信号の入力の有無を示すフラグビットを設定し、当該フラグビットの状態に基づいて入力のあったポートを判別するようにしても良い。
かかる判別の結果、制御信号が入力され、割込の発生したポートがポートCであるものと判別された場合、CPU回路部114は、電源部3のスイッチ33を切り替えることなく、I/Oポート4に入力された制御信号が電源オンのコマンドに対応するものであるか否かを判別する。そして、当該制御信号が電源オンのコマンドに対応するものである場合に、CPU回路部114は、スイッチ33をオンにする制御を行う一方、電源オンのコマンド以外に対応するものである場合には、再度、リスタート設定を行って、スイッチ回路1131をオフ状態に移行させるのである。
しかしながら、かかる処理を実行するためには、以下のような問題がある。すなわち、発振回路部113は、電源供給の開始からクロック信号の発振安定までに10mmsec程度の時間(以下、この時間を「wait time」という)を要してしまうため、このwait time中、CPU回路部114は、実質的に動作不能な状態を維持する。よって、リモコン受光部123から、単に一度だけ制御信号を割込ポート部112とI/Oポート部111の双方に対して入力しても、CPU回路部114の動作再開後に上記のような制御を行うことは不可能となる。そこで、本実施形態においてリモコン受光部123は、リモコン装置から制御信号を受信すると、割込ポート部112及びI/Oポート部111に対して、同一の制御信号を二度出力する。このように、制御信号を二度出力することにより、一度目の入力信号に応じて発振回路の発振をスタートさせ、二度目の制御信号を利用して当該制御信号の内容をCPU回路114が判別できるようになるのである。
なお、リモコン受光部123から二度目の制御信号を出力するタイミングは、任意であるが、少なくとも、wait time経過後に二度目の制御信号を出力することが必要となる。また、リモコン受光部123から、如何なる方法により同一の制御信号を二度出力するようにするのかは、任意である。例えば、以下のような方法を採用することが考えられる。
(方法1)リモコン装置において入力操作が行われた場合に、当該リモコン装置が同一の制御信号を二度送信するようにし、リモコン受光部123は、受信した制御信号をそのまま、割込ポート部112及びI/Oポート部111に出力する。
(方法2)リモコン受光部123のI/Oポート部111に対する出力部分に遅延回路を組み込み、割込ポート部112に対する制御信号の入力から、20mmsec程度の遅延時間を持ってI/Oポート部111に制御信号が入力されるようにすることにより、制御信号を擬似的に二度出力する。
[1.2]実施形態の動作
次に、図2を参照しつつ、本実施形態にかかる電子機器Eの動作について説明する。なお、図2は、本実施形態にかかる電子機器Eの状態遷移を示す図である。また、同図においては、各状態を円により表示し、各状態間の遷移を矢印により示している。
まず、電子機器Eがオン状態C1にある場合、電源部3のスイッチ33がオンに保持される結果、電源部3からシステム制御装置1及びハードウェア部2に対して電源が供給される。また、このオン状態C1においては、信号処理装置11のスイッチ回路1131がオンの状態に保持される結果、発振回路部113に電源が供給され、クロック信号が発振される。CPU回路部114は、このクロック信号を利用して制御プログラムを実行し、指示入力部12から入力される各種コマンドに対応する制御信号に応じた制御を実行する。
例えば、キーパネル部121のキーパネルに対して入力操作が行われると、ラダー抵抗の抵抗値に変化が生じ、I/Oポート部111のI/Oポート1、2間に発生する電位差に変化が生じる。かかる電位差に基づいて、CPU回路部114は、ユーザの入力コマンドを判別し、当該コマンドに応じた制御をハードウェア部2に対して行う。また、例えば、ユーザが図示せぬリモコン装置を操作すると、当該入力操作に対応する制御信号を変調した赤外線がリモコン受光部123において受光される。この結果、リモコン受光部123からI/Oポート部111に対して当該制御信号が入力され、CPU回路部114は、当該制御信号に応じた制御をハードウェア部2に対して行う。
このオン状態C1において、ユーザが、例えば、キーパネル部121の電源キーを操作し、或いは、リモコン装置の電源ボタンを操作する。すると、指示入力部12から電源オフのコマンドに対応する制御信号がI/Oポート部111に入力される。かかる制御信号の入力をトリガとして、電子機器Eはオン状態C1からリスタート設定を行う状態C2となる(ステップS1)。この状態C2においては、CPU回路部114によって電源部3のスイッチ33がオフにされ、ハードウェア部2に対する電源供給が遮断される。また、この際、CPU回路部114は、スイッチ回路1131に対するリスタート設定を施し、スイッチ回路1131をオフに切り替える。この結果、発振回路部113によるクロック信号の供給が停止され、電子機器Eは、オフ状態C3へと遷移する(ステップS2)。
その後、このオフ状態C3において割込ポート部112のポートA、B、Cの何れかのポートに対して制御信号が入力され、割込が発生すると、電子機器Eは、状態C4へと遷移する(ステップS3)。この状態C4においては、割込ポートに対して入力された制御信号に従って、スイッチ回路1131がオンとなり発振回路部113に対する電源供給が再開される。その後、wait timeを経過するまでの間、信号処理装置11においては、CPU回路部114が実質的に動作不能な状態となるが、クロック信号の供給が安定した時点で動作可能となる。
このようにして、CPU回路部114が動作可能な状態になると、CPU回路部114は、制御プログラムを実行し、当該制御プログラムのサブルーチンとして、図3にフローチャートを示す処理を実行する。この処理において、CPU回路部114は、まず、制御信号が入力され、割込の発生したポートがポートCであるか否か、すなわち、制御信号の出力元がリモコン受信部123であるか否かを判定する(ステップSa1)。なお、この際、CPU回路部114が制御信号の入力されたポートを如何なる方法により判別するかは、上述のように任意である。
かかる判定において、「no」と判定した場合、CPU回路部114は、電源部3に対する制御を行った後(ステップSa4)、割込ポート部112の設定を変更し(ステップSa5)、メインルーチンに復帰する。この結果、電源部3のスイッチ33がCPU回路部114によってオンに制御され、電子機器Eは、オン状態C1へと遷移することとなる(ステップS5)。また、ステップSa5における設定変更の結果、割込ポート部112に対して制御信号が入力されてもスイッチ回路1131のオン、オフが切り替えられない状態となる。
これに対して、ステップSa1において「yes」と判定した場合、CPU回路部114は、I/Oポート部111から入力される二度目以降の制御信号を判別し(ステップSa2)、当該制御信号が電源オンのコマンドに対応する制御信号であるか否かを判定する(ステップSa3)。そして、この判定の結果、「yes」と判定した場合、CPU回路部114は、電源部3に対する制御を行った後(ステップSa4)、割込ポート部112の設定を変更し(ステップSa5)、メインルーチンに復帰する。この結果、電子機器Eは、オン状態C1へと遷移することとなる(ステップS5)。
一方、ステップSa3において「no」と判定した場合、CPU回路部114は、リスタート設定を行い(ステップSa6)、スイッチ回路1131をオフに切り替えて(ステップSa7)、処理を終了する。この結果、電子機器Eは、状態C2に遷移した後に(ステップS4)、オフ状態C3へと遷移する(ステップS2)。
このように、本実施形態においてシステム制御装置1は、電子機器Eに対する電源供給を少なくとも制御する制御装置1であって、供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する発振回路部113と、制御信号が入力される割込ポート部112を少なくとも有するI/Oポート部111及び割込ポート部112と、発振回路部113に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチ回路1131と、スイッチ回路1131がオンの状態にて発振回路部113により発振されたクロック信号を利用して、電子機器Eの電源のオン及びオフを少なくとも制御するCPU回路部114と、を具備し、スイッチ回路1131は、発振回路部113に対する電源供給がオフの状態にて割込ポートに制御信号が入力された場合、発振回路部113に対する電源供給をオンに切り替える、構成となっている。
この構成により、スイッチ回路1131がオフの状態、すなわち、発振回路部113に電源が供給されていない状態において割込ポートに制御信号が入力され、割込が発生すると、スイッチ回路がオンとなり、発振回路部113に対する電源供給が再開される。この結果、発振回路部113からCPU回路部114へとクロック信号が供給されることとなるため、CPU回路部114は、動作可能な状態に遷移し、電子機器Eの電源をオン(オン状態)にする。このため、発振回路部113に対する電源供給を遮断した状態においても、入力されたコマンドを検出し、電子機器Eをオン状態に変更することが可能となり、もって、電子機器Eがオフ状態にある場合における消費電力を削減することが可能となる。
また、本実施形態においてシステム制御装置1は、ユーザの入力操作を受け付け、当該操作内容に対応する制御信号を割込ポート部112に入力した後、当該制御信号と同一の制御信号であって2回目の制御信号をI/Oポート部111に入力する指示入力部12を更に有し、CPU回路部114は、スイッチ回路1131がオンに切り替わることにより発振回路部113から発振されたクロック信号を利用して、指示入力部12から入力された2回目の制御信号に対応する操作内容を判別する。そして、CPU回路部114は、上記判別の結果、判別された操作内容が予め定められた内容と一致しているか否かを判定し、当該操作内容が予め定められた内容に一致しているものと判定された場合に、電子機器Eの電源をオンにする構成を採用している。
この構成により、指示入力部12から割込ポート部112に入力された1回目の制御信号により、発振回路部113における発振動作が再開され、この結果生成されたクロック信号がCPU回路部114へと供給される。一方、CPU回路部114は、供給されるクロック信号を利用しつつ、2回目の制御信号に基づいてユーザの操作内容を判別し、当該判別した操作内容が、例えば、電源オンのコマンドに対応するものである場合に、電子機器Eの電源をオンにするのである。このため、リモコン受光部123から割込ポート部112に制御信号が入力された場合のように、当該制御信号に対応する具体的なコマンドの内容を検出する必要があるような場合であっても、確実に当該制御信号に対応するコマンドを検出し、ユーザの意図に沿った制御を実行することが可能となる。
[1.3]変形例
(1)変形例1
上述した実施形態においては、指示入力部12のキーパネル部121をラダー抵抗により構成していた、しかし、キーパネル部121に関しては、図4に示すようなキーマトリクスにより構成するようにしても良い。ここで、このキーマトリクスのラインL1-s(s=1、2、・・・、r)は、I/Oポート部111の出力ポートに接続され、ラインL2-t(t=1、2、・・・、p)は、I/Oポート部111の入力ポートに接続されている。
また、このラインL1-s及びL2-tの間には、両ライン相互間の接続を切り替えるためのスイッチSW3-l(l=1、2、・・・、m)が設けられており、このスイッチSW3-lには、キーパネル部121の各キーが対応付けられている。なお、このスイッチSW3-lには、ラインL1-sからラインL2-tに向かう方向にのみ電流を流すべく、例えば、ダイオードからなる整流素子が接続された構成となっている。この結果、キーパネル部121のキーが押下されると、両ラインL1-s及びL2-tが接続された状態となり、CPU回路部114は、この各ラインL1-s及びL2-tの導通状態により、如何なるキーが押下されたかを判別する。
また、本変形例においても、キーパネル部の電源キーは、上記スイッチSW3-lと対応付けられていると共に、スイッチSW2に対応付けられており、電源キーが押下された場合には、割込ポート部112のポートAに対する印可された電圧が「H」レベルから、「L」レベルに変化する。なお、他の要素については、上記実施形態と同様である。
(2)変形例2
上述した実施形態においてリモコン受光部123は、I/Oポート部111のI/Oポート4及び割込ポート部112のポートCの双方に接続された構成となっている。しかし、リモコン受光部123をポートCにのみ接続する構成を採用することも可能である。この場合、リスタート設定時にCPU回路部114がポートCを割込ポートとして設定し、ポートCに割込が発生することにより(制御信号の入力)、CPU回路部114の動作が再開された時点で、ポートCをI/Oポートに再設定する構成を採用することも可能である。また、割込ポート部112のポートCにI/Oポートとしての機能を持たせることによっても、同様の処理を行うことが可能となる。なお、外部機器I/F部122と信号処理装置11との接続関係についても、上記リモコン受光部123の場合と同様である。
(3)変形例3
図5に本変形例にかかる電子機器E1の構成を示す。なお、同図において、上記図1と同様の要素については、図1と同様の符号を付している。
ここで、本変形例にかかる電子機器E1は、電源オンのコマンド以外の所定のコマンド入力に対しても電子機器E1をオン状態に遷移させると共に、当該コマンドに対応する制御を実行するためのものである。例えば、電子機器E1がCD(Compact Disc)プレーヤの場合、キーパネル部1210やリモコン装置の再生キーに対する入力操作がなされた場合であっても、電子機器E1がオン状態となり、CDメディアの再生制御が実行されることとなる。
かかる機能を実現するため本変形例においてキーパネル部1210は、上記変形例1と同様にキーマトリクスにより構成されており、このキーマトリクスの各スイッチSW3-lには、キーパネル部1210を構成するキーパネルの各キーが対応付けられている。また、キーパネル部1210には、NPNトランジスタTが設けられており、このトランジスタTのコレクタは、所定のスイッチSW3-lに対応するラインL1-sに接続されると共に、ベースは当該スイッチSW3-lに対応するラインL2-tに接続されている。
一方、このトランジスタTのエミッタは、抵抗R11を介してグランドに接続されると共に、例えば、ダイオードのような整流素子と抵抗R12を介して割込ポート部112のポートAに接続されている。かかる構成により、トランジスタTの接続されたスイッチSW3-lがオンとなることにより、トランジスタTがオンとなり割込ポート部112のポートAに制御信号が入力されることとなる。なお、トランジスタTを、どのスイッチSW3-lに接続するかは任意であり、例えば、再生キーに対応するスイッチSW3-lにトランジスタTのベースを接続するようにすれば、再生キーの押下によってポートAに制御信号が入力されることとなる。また、トランジスタTを複数設け、各トランジスタTのベース及びコレクタに複数のスイッチSW3-lに対応するラインL1-s及びラインL2-tを接続するようにすれば、複数のスイッチSW3-lのオン、オフに応じてポートAに制御信号を入力させることも可能となる。この構成により、本実施形態においては、電源キー以外のキーが押下された場合でも、割込ポート部112に対して制御信号を入力するが可能となるのである。
また、本変形例において、CPU回路部114は、上記図3のルーチンに替えて、図6に示すルーチンを実行することにより、電源オンのコマンド以外の所定のコマンドが入力された場合にも電子機器E1をオン状態C1に遷移させると共に、当該コマンドに対応した制御を実行する。この処理において、CPU回路部114は、まず、制御信号が入力され、割込の発生したポートがポートCであるか否か、すなわち、制御信号の出力元がリモコン受信部123であるか否かを判定する(ステップSa1)。
この判定において「yes」と判定した場合、入力された制御信号に応じて如何なる処理を実行すべきかを決定することが必要となる。そこで、「yes」と判定した場合、CPU回路部114は、図3ステップSa2と同様の処理を実行し、当該入力された制御信号を判別する。そして、この判別結果に応じて、CPU回路部114は、ステップSa3と同様の処理を実行し、「no」と判定した場合には、ステップSa6及びSa7の処理を実行する。この結果、電子機器E1は、状態C2に遷移した後に(ステップS4)、オフ状態C3へと遷移する(ステップS2)。
これに対し、ステップSa3において「yes」と判定した場合、CPU回路部114は、上記図3ステップSa4及びSa5と同様の処理を実行した後、ステップSa2において判別した制御信号の内容に基づく処理が必要か否かを判定する(ステップSa13)。例えば、電子機器E1において再生コマンドの入力時にオン状態C1に遷移するように設定されている場合、CPU回路部114は、ステップSa2において判別した制御信号が再生コマンドに対応したものであるか否かを判定し、再生コマンドに対応したものである場合には、このステップSa13において「yes」と判定する。なお、この例のように再生コマンドによりオン状態C1に遷移させる場合、キーパネル部1210のスイッチSW3-lを再生キーに対応付けることが必要となる。
次いで、このステップSa13において「yes」と判定した場合、CPU回路部114は、当該コマンドに対応した制御を実行した後にメインルーチンに復帰する一方(ステップSa14)、「no」と判定した場合には、当該コマンドに対応した制御を実行することなくメインルーチンへと復帰する。
一方、上記ステップSa1において「no」と判定した場合、CPU回路部114は、制御信号が入力され、割込の発生したポートがポートAであったか否かを判定する(ステップSa11)。かかるステップSa11において「no」と判定した場合、CPU回路部114は、電源部3に対する制御を行った後(ステップSa15)、割込ポート部112の設定を変更して(ステップSa16)、メインルーチンに復帰する。
これに対して、ステップSa11において「yes」と判定した場合、当該入力された制御信号に応じて如何なる処理を実行すべきかを決定することが必要となる。そこで、「yes」と判定した場合、CPU回路部114は、当該入力された制御信号を判別する処理を行う(ステップSa12)。
次いで、CPU回路部114は、ステップSa4及びSa5を実行した後、ステップSa12において判別した制御信号の内容に基づく処理が必要か否かを判定する(ステップSa13)。そして、このステップSa13において「yes」と判定した場合には、当該コマンドに対応した制御を実行した後にメインルーチンに復帰する一方(ステップSa14)、「no」と判定した場合には、当該コマンドに対応した制御を実行することなくメインルーチンへと復帰する。
このようにして、本変形例においてCPU回路部114は、入力された制御信号に対応する操作内容が電源オン以外の操作内容に対応している場合に、予め定められた内容と一致しているものと判定する。このため、電源オンのコマンド以外のコマンドが入力された場合にも、電子機器E1をオン状態へと遷移させた後に当該コマンドに対応する制御を実行することが可能となる。
(4)変形例4
上記実施形態においては、電子機器Eがオフ状態の場合にCPU回路部114に対するクロック信号の供給を遮断して、信号処理装置11における電力消費を論理的に「0」とするためのものであった。これに対して本変形例は、電子機器E2がオフ状態の場合においても、時刻管理及びタイマ管理を行い、例えば、DVDレコーダやビデオテープレコーダのような電子機器E2において録画予約を行うためのものである。
かかる機能を実現するための本変形例にかかる電子機器E2の構成を図7に示す。なお、同図において上述した図1に記載の各要素と同様の要素については、同様の符号を付している。従って、特に示さない限り図7において上記図1と同様の符号が付されている各要素は、上記実施形態と同様の構成を有し、同様の機能を有するものである。
同図に示すように本変形例にかかる電子機器E2は、上記図1に記載の各要素と共に、割込ポート112のポートDに接続されると共にデータバス4に接続されたタイマ制御部5が設けられている。このタイマ制御部5は、電子機器E2がオフ状態にある場合においても常時クロック信号の発振を継続する発振回路を有しており、この発振回路から発生されるクロック信号を利用して、時計機能が実現される。なお、このタイマ制御部5において利用されるクロック信号の発信周波数は、例えば、32kHzとなっており、CPU回路部114が利用するクロック信号よりも低周波数のものとなっている。
また、このタイマ制御部5はメモリを有しており、信号処理装置11による制御の下、例えば、番組の録画予約を受け付け、当該予約内容を、このメモリに記録する。そして、電子機器E2がオフ状態にあり、CPU回路部114に対するクロック信号の供給が遮断されている状態において、当該予約内容に基づいて所定の制御信号を信号処理部11の割込ポート112のポートDに出力する。
一方、本変形例においてスイッチ回路1131は、上記実施形態と異なり割込ポート部112の割込ポートA、B、C及びポートDに対する制御信号の入力により、オフからオンに切り替えられる。このため、本変形例においては、タイマ制御部5からの制御信号の入力によりスイッチ回路1131がオンに切り替わり、発振回路部113によるクロック信号の発振がスタートする。
また、本変形例においてタイマ制御部5は、上記予約内容に対応した処理をCPU回路部114に実行させるべく、割込ポート部112に対する上記制御信号の入力に際して、I/Oポート部111に対しても制御信号を出力する。
但し、信号処理装置11の発振回路部113からのクロック信号の発振が停止している状態において、タイマ制御部5による割込が発生した場合であっても、やはり上記waittimeが必要となる。このため、割込ポート部112に対する割込信号の出力時にI/Oポート部111に対して制御信号を入力したとしても、CPU回路部114は当該制御信号に従った処理を実行することができない。
そこで、本変形例においてタイマ制御部5は、割込ポート部112に対する制御信号の入力後所定の時間が経過してから、再度、I/Oポート部111に対して制御信号を入力する。この点、上記実施形態においてリモコン受光部123が制御信号を二度出力するのと同様である。なお、この際、如何なる方法により、制御信号を二度出力するのかは、上記リモコン受光部123における場合と同様に任意である。
実際に予約内容に従った処理をCPU回路部114に実行させる場合、割込ポート部112に対して制御信号が入力され、発振回路部113によるクロック信号の発振が安定化すると、CPU回路部114は割込の発生したポートがポートDであるか否かを判定する。そして、CPU回路部114は、当該ポートがポートDであると判定した場合、I/Oポート部111に入力された制御信号を判別して、電源部3のスイッチ33をオンにした後、当該制御信号に従った処理を実行することとなる。
このようにして、本変形例にかかる電子機器E2においては、ユーザによる入力操作を受け付け、当該入力操作に対応する時刻に割込ポート部112のポートDに制御信号を出力した後、当該制御信号と同一の制御信号であって2回目の制御信号をI/Oポート部111に入力するタイマ制御部5を更に有し、CPU回路部114は、スイッチ回路1131がオンに切り替わることにより発振回路部113から発振されたクロック信号を利用して、2回目の制御信号に対応する操作内容を判別する判別し、当該判別結果に基づいて、制御信号に対応する処理を実行する構成となっている。
この構成により、タイマ制御部5による制御信号の入力によりスイッチ回路1131がオンとなりCPU回路部114にクロック信号が供給されると共に、CPU回路部114によって2回目の制御信号に対応する処理が実行される。このため、DVDレコーダやビデオテープレコーダにおける録画予約機能のようにタイマ機能を必要とする電子機器E2においても信号処理装置11の消費電力を論理的に「0」とすることが可能となり、電子機器E2がオフ状態における消費電力を削減することが可能となる。
実施形態における電子機器Eの構成を示すブロック図である。 同実施形態における電子機器Eの状態遷移を示す図である。 同実施形態におけるCPU回路部114の実行する処理を示すフローチャートである。 変形例1におけるキーパネル部121の構成を示すブロック図である。 変形例3における電子機器E1の構成を示すブロック図である。 同変形例におけるCPU回路部114の実行する処理を示すフローチャートである。 変形例4における電子機器E2の構成を示すブロック図である。
符号の説明
E・・・電子機器
1・・・システム制御装置
12・・・指示入力部
2・・・ハードウェア部
3・・・電源部

Claims (6)

  1. 供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する発振手段と、
    特定の信号が入力されるポートを少なくとも有する入力手段と、
    前記発振手段に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチング手段と、
    前記スイッチング手段がオンの状態にて前記発振手段により発振された前記クロック信号を利用して、前記電子機器の電源のオン及びオフを少なくとも制御する制御手段と、
    を具備し、
    前記スイッチング手段は、前記発振手段に対する電源供給がオフの状態にて前記ポートに前記特定の信号が入力された場合、前記発振手段に対する電源供給をオンに切り替える、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. ユーザの入力操作を受け付け、当該操作内容に対応する制御信号を前記ポートに入力した後、当該制御信号と同一の制御信号であって2回目の制御信号を前記入力手段に入力する指示手段を更に有し、
    前記制御手段は、
    前記スイッチング手段がオンに切り替わることにより前記発振手段から発振された前記クロック信号を利用して、前記2回目の制御信号に対応する操作内容を判別する判別手段と、
    前記判別手段にて判別された操作内容が予め定められた内容と一致しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記操作内容が予め定められた内容に一致しているものと判定された場合に、前記電子機器の電源をオンにする電源制御手段と
    を少なくとも有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記判別手段にて判別された操作内容が電源オン以外の操作内容に対応している場合に、前記予め定められた内容と一致しているものと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. ユーザによる入力操作を受け付け、当該入力操作に対応する時刻に前記ポートに制御信号を出力した後、当該制御信号と同一の制御信号であって2回目の制御信号を前記入力手段に入力するタイマ制御手段を更に有し、
    前記制御手段は、
    前記スイッチング手段がオンに切り替わることにより前記発振手段から発振された前記クロック信号を利用して、前記2回目の制御信号に対応する操作内容を判別する判別手段と、
    前記判別手段における判別結果に基づいて、前記制御信号に対応する処理を実行する処理実行手段と
    を少なくとも有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 各種機能を実現するためのハードウェアと、
    前記ハードウェアに対する電源供給を少なくとも制御する制御装置とを備えた電子機器であって、
    前記制御装置は、
    供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する発振手段と、
    特定の信号が入力されるポートを少なくとも有する入力手段と、
    前記発振手段に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチング手段と、
    前記スイッチング手段がオンの状態にて前記発振手段により発振された前記クロック信号を利用して、前記ハードウェアに供給する電源のオン及びオフを少なくとも制御する制御手段と、
    を具備し、
    前記スイッチング手段は、前記発振手段に対する電源供給がオフの状態にて前記ポートに前記特定の信号が入力された場合、前記発振手段に対する電源供給をオンに切り替える、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 各種信号を処理する信号処理装置であって、
    供給された電源により、所定周波数のクロック信号を発振する発振手段と、
    特定の信号が入力されるポートを少なくとも有する入力手段と、
    前記発振手段に対する電源供給のオン及びオフを切り替えるスイッチング手段と、
    前記スイッチング手段がオンの状態にて前記発振手段により発振された前記クロック信号を利用して、前記入力手段に入力された信号を処理する信号処理手段と
    を具備し、
    前記スイッチング手段は、前記発振手段に対する電源供給がオフの状態にて前記ポートに前記特定の信号が入力された場合、前記発振手段に対する電源供給をオンに切り替える、
    ことを特徴とする信号処理装置。
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