JP2005284731A - 画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム、および画像照合プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2つ画像を照合する画像照合装置の処理時間を短縮し、かつ消費電力を低減する。
【解決手段】 画像照合装置においては、参照対象の一方の画像の、所定の部分画像を利用して他方の画像とのテンプレートマッチングを行ない、それらの類似度を計算する(S102,S106)。得られた類似度と所定の閾値とを比較してそれらが一致とも不一致とも判定されなかった場合にのみ(S103でNO、かつS104でNO)、いずれかの結果が得られるまで、テンプレートマッチングに利用する部分画像を徐々に増やし(S1066)、再びテンプレートマッチングを行なってそれらの類似度を計算する。
【選択図】 図5
【解決手段】 画像照合装置においては、参照対象の一方の画像の、所定の部分画像を利用して他方の画像とのテンプレートマッチングを行ない、それらの類似度を計算する(S102,S106)。得られた類似度と所定の閾値とを比較してそれらが一致とも不一致とも判定されなかった場合にのみ(S103でNO、かつS104でNO)、いずれかの結果が得られるまで、テンプレートマッチングに利用する部分画像を徐々に増やし(S1066)、再びテンプレートマッチングを行なってそれらの類似度を計算する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム、および画像照合プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関し、特に、2つの画像を照合する画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム、および画像照合プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
従来の指紋画像に関する照合方法はいくつか提案されている。
たとえば、特許文献1には、以下のような照合方法を採用した画像照合装置が開示されている。すなわち、特許文献1に開示されている画像照合装置では、照合する指紋画像を複数の部分領域に分割し、各々の部分領域が、テンプレート画像内のどの位置のイメージと最も一致するかの探索を、すべてのセンシング部分領域につき行なう。そして、最も一致したセンシング画像とテンプレート画像との間の移動ベクトルの分布に基づいて、その指紋画像がテンプレート画像と同一の指紋かどうかを判定する。
つまり、特許文献1に開示されている画像照合装置では、照合対象である2つの画像のうち一方の画像内に設定された複数の部分領域画像のそれぞれについて、他方の画像において最大一致度となる部分領域画像の位置である最大一致度位置を探索し、最大一致度位置探索を行なっている。
現在、指紋照合をはじめとして、バイオメトリクス技術を適用した個人認証技術が民生機器へ普及しつつある。さらに、民生機器として、たとえば、個人が携帯する携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末にまで個人認証技術が普及しつつある。
個人認証技術においては、処理時間を短縮することは重要な課題である。特に、個人認証技術の普及段階においては、それは企業間競争において優位性を高めるため不可欠である。特に、上述のような携帯端末に個人認証技術を応用する場合には、携帯端末の電池容量が潤沢ではないことから、照合処理に要する時間に加え、使用される消費電力の低減も重要な課題となっている。
特開2003−323618号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来の照合方法を採用した個人認証技術においては、一方の画像全体を複数の部分領域に分割して、そのすべての部分領域に対して最大一致度位置を探索するといった、データ探索方法による処理を行なっているため、処理量が多く、処理時間や消費電力が多すぎるという課題がある。
ここで、従来技術によるデータ探索方法による処理量について、図7〜図10を用いて説明する。図7は、照合を行なう画像Aの具体例を示す図であって、この画像Aと画像Bとの照合を行なうときの処理について説明する。
始めに、図7に示されるように、照合対象である画像Aは、各々、幅16、高さ16である部分領域R1〜R64に分割され、部分領域R1〜R64の順に照合処理が進む。
図8は、画像Aの部分領域R1に着目して、照合対象である画像Bに対する最大一致度位置の探索を実行する処理を具体的に説明する図である。
図8に示されるように、始めに、画像Bの左上の角を基準とした座標系において、画像Bの座標(1,1)に、画像Aの部分領域R1に対応する部分領域が設定され(図8(A))、当該部分領域に対して最大一致度位置が探索される。次に、画像B上に設定された、画像Aの部分領域R1に対応する部分領域がx方向に1画素分移動され(図8(B))、当該部分領域に対して最大一致度位置が探索される。以降、画像Aの部分領域R1に対応する部分領域が、順にx方向に1画素分ずつ移動されて、当該部分に対して最大一致度位置が探索される。画像Aの部分領域R1に対応する部分領域が画像Bの右端まで移動されると、y方向に1画素分移動され、同様に、画像Bの左端から右端まで順にx方向に1画素分ずつ移動されて、当該部分に対して最大一致度位置が探索される。そして、最終的に、図8(C)に示される、画像Aの部分領域R1に対応する部分領域が画像Bの右下の角に達するまで設定されて、画像Bのすべての領域が、画像Aの部分領域R1に対応する部分領域ごとに最大一致度位置が探索される。
同様に、画像Bの座標(1,1)に画像Aの部分領域R2に対応する部分領域が設定され(図9(A))、当該部分領域に対して最大一致度位置が探索される。次に、画像B上に設定された、画像Aの部分領域R2に対応する部分領域がx方向に1画素分移動され(図9(B))、当該部分領域に対して最大一致度位置が探索される。以降、画像Aの部分領域R2に対応する部分領域が、順にx方向に1画素分ずつ移動されて最大一致度位置が探索され、画像Bの右端まで移動されると、y方向に1画素分移動され、再度、画像Bの左端から右端まで順にx方向に1画素分ずつ移動されて最大一致度位置が探索される。そして、最終的に、図9(C)に示される、画像Aの部分領域R2に対応する部分領域が画像Bの右下の角に達するまで設定されて、画像Bのすべての領域が、画像Aの部分領域R2に対応する部分領域ごとに最大一致度位置が探索される。
このような処理が、画像Aの各部分領域R1〜R64について順に実行される。つまり、部分領域R63まで繰返された後、次いで、画像Bの座標(1,1)に画像Aの部分領域R64に対応する部分領域が設定され(図10(A))、当該部分領域に対して最大一致度位置が探索される。次いで、画像B上に設定された、画像Aの部分領域R64に対応する部分領域がx方向に1画素分移動され(図10(B))、当該部分領域に対して最大一致度位置が探索される。以降、画像Aの部分領域R64に対応する部分領域が、順にx方向に1画素分ずつ移動されて最大一致度位置が探索され、画像Bの右端まで移動されると、y方向に1画素分移動され、再度、画像Bの左端から右端まで順にx方向に1画素分ずつ移動されて最大一致度位置が探索される。そして、最後に、図10(C)に示される、画像Aの部分領域R64に対応する部分領域が画像Bの右下の角に達するまで設定されて、画像Bのすべての領域が、画像Aの部分領域R1〜R64に対応するすべての部分領域ごとに最大一致度位置が探索される。
上述の処理における総探索回数は、
総探索回数=画像Aの1部分領域に対する画像Bの部分領域探索回数×画像Aの部分領域数
であり、この例では、画像Aの1部分領域に対する画像Bの部分領域探索回数が12544回、画像Aの部分領域数が64であることから、
総探索回数=12544×64=802816
となる。
総探索回数=画像Aの1部分領域に対する画像Bの部分領域探索回数×画像Aの部分領域数
であり、この例では、画像Aの1部分領域に対する画像Bの部分領域探索回数が12544回、画像Aの部分領域数が64であることから、
総探索回数=12544×64=802816
となる。
このように、従来の照合方法では、総探索回数、すなわち探索量が多大で処理量が多く、その結果、処理時間や消費電力が多すぎるという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、処理時間を短縮でき、かつ消費電力を低減できる画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム、および画像照合プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像照合装置は、第1の画像の所定部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合手段と、照合手段における結果に基づいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることを判定する判定手段と、判定手段において、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、所定の部分画像を増加する部分画像変更手段とを備え、判定手段において、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、照合手段は、その増加された所定の部分画像を用いてさらに照合を行なう。
本発明の他の局面に従うと、画像照合装置は、第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合手段と、照合手段における結果に基づいて、第1の画像と第2の画像とが、同一画像であることと異なる画像であることとの少なくとも一方を判定する判定手段と、判定手段において、第1の画像と第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、所定の部分画像を増加する部分画像変更手段とを備え、判定手段において、第1の画像と第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、照合手段は、その増加された所定の部分画像を用いてさらに照合を行なう。
また、判定手段は、前記第1の画像と第2の画像とが同一画像であることを判定する際には第1の閾値を用い、前記第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることを判定する際には第2の閾値を用いることが好ましい。
さらに、第1の閾値と第2の閾値との少なくとも一方は、部分画像変更手段において所定の部分画像が増加されるのに伴って変化することが好ましい。
また、照合手段は、所定の部分画像を構成する複数の部分領域のそれぞれについて、一致度が最大となる第2の画像の領域の位置である最大一致度位置を探索する最大一致度位置探索手段と、所定の部分画像を構成する複数の部分領域のそれぞれについて、第2の画像における部分領域に該当する領域の位置を測るための基準位置と、最大一致度位置探索手段により探索された最大一致度位置との位置関係を示す位置関係量に基づいて、第1の画像と第2の画像との類似度を計算して出力する類似度計算手段とをさらに備え、判定手段は、類似度に基づいて判定を行なうことが好ましい。
また、画像照合装置は、第1の画像の特徴がよく現れる順番に第1の画像の部分領域を記憶する記憶手段をさらに備えることが好ましい。
なお、第1の画像および第2の画像は指紋画像であることが好ましい。
さらにその場合、記憶手段は、指紋の特徴がよく表れる部分として、指紋の中心付近に該当する第1の画像の部分領域を他の部分領域よりも早い順番に記憶することがより好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像照合方法は、第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合ステップと、照合ステップにおける結果に基づいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを備え、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、照合ステップは、その増加された所定の部分画像を用いてさらに照合を行なう。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像照合方法は、第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合ステップと、照合ステップにおける結果に基づいて、第1の画像と第2の画像とが、同一画像であることと異なる画像であることとの少なくとも一方を判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを備え、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、照合ステップは、その増加された所定の部分画像を用いてさらに照合を行なう。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像照合プログラムは、第1の画像と第2の画像との照合をコンピュータに実行させるプログラムであって、第1の画像の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合ステップと、照合ステップにおける結果に基づいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを実行させ、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、照合ステップは、その増加された所定の部分画像を用いてさらに照合を行なう。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像照合プログラムは、第1の画像と第2の画像との照合をコンピュータに実行させるプログラムであって、第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合ステップと、照合ステップにおける結果に基づいて、第1の画像と第2の画像とが、同一画像であることと異なる画像であることとの少なくとも一方を判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを実行させ、判定ステップにおいて、第1の画像と第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、照合ステップは、その増加された所定の部分画像を用いてさらに照合を行なう。
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述の画像照合プログラムを記録する。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
ここでは2つの画像データを照合する。照合の対象となる画像データとして指紋画像データを例示しているが、これに限定されず、個体(個人)ごとに似ているが一致することはない生体の他の特徴による画像データであってもよい。あるいは、線状模様の画像データであっても、あるいはその他の画像データであってもよい。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る画像照合装置1の機能構成を表わすブロック図である。
図1は、実施の形態1に係る画像照合装置1の機能構成を表わすブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1に係る画像照合装置は、画像入力部101、メモリ624または固定ディスク626(図3)に対応のメモリ102、バス103、および照合処理部11を含んで構成される。
照合処理部11は、画像補正部104、最大一致度位置探索部105、移動ベクトルに基づく類似度計算部(以下、類似度計算部と呼ぶ)106、照合判定部107、および制御部108を含む。照合処理部11の各部は対応のプログラムが実行されることによりその機能が実現される。
画像入力部101は指紋センサを含み、該指紋センサにより読込まれた指紋に対応の指紋画像データを出力する。指紋センサには光学式、圧力式および静電容量方式のいずれを適用してもよい。
メモリ102は、参照用画像を格納する参照用メモリ1021、各種の計算結果を格納する計算用メモリ1022、照合対象として取込んだ画像を格納する取込画像用メモリ0123、および照合対象である画像の部分画像を構成する部分領域の位置情報を記憶する領域記憶部1024を含んで構成される。領域記憶部1024に記憶される部分領域の位置情報の具体例を図2に示す。図2に示されるように、領域記憶部1024には、照合対象である入力画像上に設定される部分領域R1〜R25の各々の、位置情報が記憶される。なお、部分領域R1〜R25の位置情報は、領域記憶部1024において、指紋の特徴がよく現れる順に記憶されていることが好ましい。
バス103は各部間の制御信号やデータ信号を転送するために用いられる。
画像補正部104は、画像入力部101から入力された指紋画像データについての濃淡補正を行なう。
最大一致度位置探索部105は、一方の指紋画像の複数の部分領域をテンプレートとし、該テンプレートと他方の指紋画像内とで最も一致度の高い位置を探索する、いわゆるテンプレートマッチングを行なう。そして、その検索結果である結果情報は、メモリ102に渡されて計算用メモリ1022に格納される。
類似度計算部106は、計算用メモリ1022に格納された最大一致度位置探索部105の結果情報を用いて、後述の移動ベクトルに基づく類似度を計算する。そして計算された類似度は、類似度判定部107に渡される。類似度判定部107は、類似度計算部106が算出した類似度により一致・不一致を判定する。
制御部108は、照合処理部11の各部の処理を制御する。
なお、本実施の形態において、これらの画像補正部104、最大一致度位置探索部105、類似度計算部106、照合判定部107、および制御部108のすべてあるいは一部は、処理手順をプログラムとして記憶させたメモリ624(図3)などのROMとそれを実行するためのCPU622(図3)などとを含む演算処理装置を用いて構成されてもよい。
図3は、各実施の形態に係る画像照合装置が搭載されるコンピュータの構成の具体例を表わす図である。
図3を参照して、コンピュータは、画像入力部101、CRT(陰極線管)や液晶などからなるディスプレイ610、該コンピュータ自体を集中的に管理し制御するためのCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)622、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)を含んで構成されるメモリ624、固定ディスク626、FD(フレキシブルディスク)632が着脱自在に装着されて、装着されたFD632をアクセスするFD駆動装置630、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)642が着脱自在に装着されて、装着されたCD−ROM642をアクセスするCD−ROM駆動装置640、通信ネットワークと該コンピュータとを通信接続するための通信インターフェィス680、ならびにキーボード650およびマウス660を有する入力部700を含んで構成される。そしてこれらの各部は、バスを介して通信接続される。また、外部装置であるプリンタ690に接続される。
なお、図3に示された構成は一般的なコンピュータの構成であって、本実施の形態にかかるコンピュータの構成は図3の構成に限定されない。たとえば、コンピュータには、カセット形式の磁気テープが着脱自在に装着されて磁気テープをアクセスする磁気テープ装置が設けられてもよい。
図1の画像照合装置1において、照合対象の指紋画像である画像Aと、参照用画像の指紋画像である画像Bとを照合する処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートに示される処理は、本実施の形態に係る画像照合装置が搭載されるコンピュータのCPU622がROMなどに格納される対応のプログラムを読出し、RAM上で展開して図1に示される各部を制御して実行することによって実現される。
図4を参照して、始めに制御部108は、画像入力部101へ画像入力開始の信号を送り、その後、画像入力終了信号を受信するまで待機する。画像入力部101は照合を行なう画像Aを入力し、バス103を通して取込画像用メモリ1023の所定アドレスへ格納する(ステップT1)。画像入力部101は、画像Aの入力が完了した後、制御部108に画像入力終了信号を送る。
次に、制御部108は、画像補正部104に画像補正開始信号を送り、その後、画像補正終了信号を受信するまで待機する。多くの場合、入力画像は画像入力部101の特性や指紋自体の乾燥度合いや指を押付ける圧力に応じて各画素の濃淡値や全体の濃度分布が変化するので画質が一様ではないため、入力画像データをそのまま照合に用いることは適当でない。そこで、画像補正部104は、画像入力時の条件の変動を抑制するように入力画像の画質を補正する(ステップT2)。具体的には、入力画像データに対応の画像全体、もしくは画像を分割した小領域ごとに、ヒストグラムの平坦化(「コンピュータ画像処理入門」総研出版P98)や画像の二値化処理(「コンピュータ画像処理入門」総研出版P66−69)などを、取込画像用メモリ1023に格納された画像Aに施す。
そして、画像補正部104は、ステップT2で入力画像である画像Aに対する画像補正処理の終了後、制御部108に画像補正処理終了信号を送る。なお、参照用画像である画像Bは参照用メモリ1021に格納されている参照用画像に限定されず、上述のステップT1の処理を行なって同様に入力された画像であってもよい。その場合、ステップT2において、画像Aと共に画像Bに対しても画像補正処理が施される。
次に、ステップT2で画像補正処理が施された画像Aと、参照用メモリ1021に格納されている参照用画像である画像Bとの類似度を計算し、照合判定を行なう処理が実行される(ステップT3)。ステップT3での処理については、後にサブルーチンを挙げて詳細に説明する。
そして、ステップT3での処理を終了すると照合判定結果である照合結果が計算用メモリ1022に格納され、照合判定部107は制御部108へ照合判定終了信号を送って処理を終了する。
最後に、制御部108が計算用メモリ1022に格納された照合結果をディスプレイ610またはプリンタ690を介して出力して(ステップT5)、画像照合を終了する。
次に、上述のステップT3における処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。
始めに制御部108は、照合判定部107へ照合判定開始信号を送り、照合判定終了信号を受信するまで待機する。
以降の処理においては、照合処理が部分領域ごとに段階的に行なわれるが、部分領域の数がたとえば2個である場合など極端に少ない場合には、画像Aと画像Bとが一致または不一致の判断をするのが難しい。そこで、本実施の形態においては、始めに所定数の部分領域を使用して第1のテンプレートマッチングを行ない、その後、使用する部分領域の数を順次増加させて第2のテンプレートマッチングを行なうことで、効率が図られている。なお、以下に説明する第1のテンプレートマッチングは必須ではなく、省略してもよい。
ここでのテンプレートマッチング処理は、画像Aと画像Bとの間で、画像Aの複数の部分領域の各々が画像Bのどの部分領域に最も一致するかの探索、つまり最大一致度位置を探索する処理である。
図4を参照して、始めにステップS101で、第1のテンプレートマッチングに用いられる部分領域Rimin〜Rimaxのインデックスiとして、最小値iminに1、最大値imaxにIMAX1が設定される。たとえば、図2に示された部分領域R1〜R25のうちの、部分領域R1〜R9が第1のテンプレートマッチングに用いられる部分領域Rimin〜Rimaxに設定される場合、部分領域Riのインデックスiの最小値iminに1、最大値imaxにIMAX1=9が設定される。
そして、ステップS102において、対象となる部分領域Rimin〜Rimaxを用いて第1のテンプレートマッチングと第1の類似度の計算とが行なわれる。なお、ここで行なわれるテンプレートマッチングおよび類似度の計算については、後にサブルーチンを挙げて詳細に説明する。
ステップS102の処理の結果として、類似度計算部106での類似度計算によって、画像Aと画像Bとの類似度が変数P(A,B)として得られる。そして、得られた変数P(A,B)は計算用メモリ1022の所定アドレスへ格納される。類似度計算部106は、制御部108へ類似度計算終了信号を送り、ステップS102の処理を終了する。
次に、ステップS1025において、第2のテンプレートマッチングに用いられる部分領域Rimin〜Rimaxのインデックスiとして、変数kの値にIMAX1+1が設定される。そして、ステップS103,S104では、それ以前の類似度計算によって得られた部分領域に関する類似度P(A,B)を用いて照合処理を行なうことにより照合判定が行なわれる。
ステップS103では、それ以前の類似度計算によって得られ、計算用メモリ1022に格納された変数P(A,B)の値で示される類似度と、予め定められた照合閾値T2とが比較される。その比較の結果、変数P(A,B)<T2ならば(S103でYES)、画像Aと画像Bとは異なる指紋から採取された画像であると判定され、計算用メモリ1022の所定アドレスへ、照合結果として「不一致」を示す値(たとえば「0」)が書込まれる(S108)。そして、照合判定部107は、制御部108へ照合判定終了信号を送り処理を終了する。そうでない場合には(S103でNO)、ステップS104の処理が行なわれる。
ステップS104では、変数P(A,B)の値で示される類似度と、予め定められた照合閾値T1とが比較される。その比較の結果、変数P(A,B)≧T1ならば(S104でYES)、画像Aと画像Bとは同一指紋から採取された画像であると判定され、計算用メモリ1022の所定アドレスへ、照合結果として「一致」を示す値(たとえば「1」)が書込まれる(S109)。そして、照合判定部107は、制御部108へ照合判定終了信号を送り処理を終了する。そうでない場合には(S104でNO)、ステップS105の処理が行なわれる。
なお、参照用メモリ1021に参照用画像が複数可能されている場合は、ほとんどの参照用画像は、照合対象である画像と不一致になる可能性が高い。また、ステップS104の処理を省略することで高速化の効果が得られる。そのため、ステップS104の処理は省略されてもよい。
続いてステップS105では、テンプレートマッチングに用いられる部分領域Rimin〜Rimaxのインデックスiの最小値iminおよび最大値imaxに、共に、変数kが設定される。そして、ステップS106において、対象となる部分領域Rimin〜Rimax(Rk)を用いて第2のテンプレートマッチングと第2の類似度の計算とが行なわれる。
ステップS106の処理の結果として、類似度計算部106での類似度計算によって、画像Aと画像Bとの類似度が変数P(A,B)として得られる。そして、得られた変数P(A,B)は計算用メモリ1022の所定アドレスへ格納される。類似度計算部106は、制御部108へ類似度計算終了信号を送り、ステップS106の処理を終了する。
この段階で、第2のテンプレートマッチングに用いられる部分領域Rimin〜Rimaxのインデックスiとして設定された変数kの値が部分領域Riの総数n未満である場合(S1065でYES)、ステップS1066で変数kは1インクリメントされ、再び処理がステップS103に戻される。
なお、ステップS1066で変数kのインクリメントされる数は1に限定されず、1以上の所定数であってもよい。たとえば、ステップS1066においてk=k+dとしてdずつインクリメントする場合は、ステップS105においてをインデックスiの最小値iminにk、最大値imaxにk+d−1を設定すればよい。
そして、第2のテンプレートマッチングに用いられる部分領域Rimin〜Rimaxのインデックスiとして設定された変数kの値が部分領域Riの総数n以上になると(S1065でNO)、ステップS107において、計算用メモリ1022に格納された変数P(A,B)の値で示される類似度と、予め定められた照合閾値T1とが比較される。その比較の結果、変数P(A,B)≧T1ならば(S107でYES)、画像Aと画像Bとは同一指紋から採取された画像であると判定され、計算用メモリ1022の所定アドレスへ、照合結果として「一致」を示す値(たとえば「1」)が書込まれる(S109)。そして、照合判定部107は、制御部108へ照合判定終了信号を送り処理を終了する。
さらに、上述のステップS102,S106における部分領域Rimin〜Rimaxを用いたテンプレートマッチングと類似度の計算とについて、図6のフローチャートを用いて説明する。ステップS102とステップS106とでは、テンプレートマッチングに用いられる画像Aの部分領域Rimin〜Rimaxのインデックスiの値が異なるだけで、以降に説明される同じ処理が実行される。
始めに制御部108は、最大一致度位置探索部105へテンプレートマッチング開始信号を送り、テンプレートマッチング終了信号を受信するまで待機する。最大一致度位置探索部105では、ステップS201からステップS207に示されるようなテンプレートマッチング処理が開始される。
ここでのテンプレートマッチング処理は、画像Aと画像Bとの間で、画像Aの複数の部分領域の各々が画像Bのどの部分領域に最も一致するかの探索、つまり最大一致度位置を探索する処理である。
テンプレートマッチング処理が開始すると、始めに、ステップS201で、カウンタの変数iが、マッチングに用いる画像Aの、部分領域Riのインデックスの最小値imin(ステップS102では、imin=1)に初期化される。
次に、ステップS201で、画像Aのうちの部分領域Riとして規定される部分領域に該当する画像が、テンプレートマッチングに用いるテンプレートとして設定される。ここでは、部分領域Riは計算を簡単にするために矩形状としているが、これに特定されない。
次に、ステップS203で、ステップS202で設定されたテンプレートに対し、画像B内で最も一致度の高い、つまり画像内のデータが最も一致する場所が探索される。具体的には、テンプレートとして用いる部分領域Riの左上の角を基準とした座標(x,y)の画素濃度をRi(x,y)、画像Bの左上の角を基準とした座標(s,t)の画素濃度をB(s,t)、部分領域Riの幅をw,高さをh、また、画像Aと画像Bとの各画素の取り得る最大濃度をV0とし、画像Bにおける座標(s,t)での一致度Ci(s,t)が、たとえば以下の式(1)にしたがって各画素の濃度差を基に計算される。
画像B内において座標(s,t)を順次更新して座標(s,t)における一致度C(s,t)が計算される。そして、その中で最も大きい値を取る位置が最も一致度が高いとし、その位置での部分領域の画像を部分領域Miとし、その位置での一致度を最大一致度Cimaxとする。
ステップS204では、ステップS203で算出された部分領域Riの画像B内における最大一致度Cimaxが計算用メモリ1022の所定アドレスに記憶される。また、ステップS205で、移動ベクトルViが以下の式(2)にしたがって計算され、計算用メモリ1022の所定アドレスに記憶される。
Vi=(Vix,Viy)=(Mix−Rix,Miy−Riy) ・・・式(2)
ここで、上述のように、画像Aに設定された位置Pに対応する部分領域Riに基づいて、画像B内をスキャンして部分領域Riと最も一致度が高い位置Mの部分領域Miが特定されたとき、位置Pから位置Mへの方向ベクトルを、移動ベクトルと呼ぶ。このような移動ベクトルが得られるのは、指紋センサにおける指の置かれ方は一様でないことから、一方の画像、たとえば画像Aを基準にすると他方の画像Bは移動したように見えることによる。
ここで、上述のように、画像Aに設定された位置Pに対応する部分領域Riに基づいて、画像B内をスキャンして部分領域Riと最も一致度が高い位置Mの部分領域Miが特定されたとき、位置Pから位置Mへの方向ベクトルを、移動ベクトルと呼ぶ。このような移動ベクトルが得られるのは、指紋センサにおける指の置かれ方は一様でないことから、一方の画像、たとえば画像Aを基準にすると他方の画像Bは移動したように見えることによる。
式(2)で、変数Rixおよび変数Riyは部分領域Riの基準位置のx座標およびy座標であり、たとえば画像A内における部分領域Riの左上角の座標に対応する。また変数Mixおよび変数Miyは部分領域Miの探索結果である最大一致度Cimaxの位置でのx座標およびy座標であり、たとえば画像B内におけるマッチングした位置での部分領域Miの左上角の座標に対応する。
次に、ステップS206で、カウンタ変数iが、マッチングに用いる画像Aの、部分領域Riのインデックスの最大値imax(ステップS102では、imax=9)未満か否かが判定され、変数iの値が最大値imax未満であれば処理をS207に進め、そうでなければ処理をS208に進める。
ステップS207では、変数iが1インクリメントされる。以降、変数iの値が部分領域の最大値imax未満の間はステップS202〜S207の処理が繰返されて、すべての部分領域Riに関しテンプレートマッチングが実行され、それぞれの部分領域Riの最大一致度Cimaxと、移動ベクトルViとが計算される。
最大一致度位置探索部105は、上記のように順次計算されるすべての部分領域Riに関する最大一致度Cimaxと移動ベクトルViとを計算用メモリ1022の所定アドレスに格納した後、テンプレートマッチング終了信号を制御部108に送って処理を終了する。
続いて制御部108は、類似度計算部106に類似度計算開始信号を送り、類似度計算終了信号を受信するまで待機する。類似度計算部106は、計算用メモリ1022に格納されているテンプレートマッチングで得られた各部分領域Riの移動ベクトルViや最大一致度Cimaxなどの情報を用いて、ステップS208〜S220の処理を行なって類似度計算を行なう。ここで、類似度計算処理とは、上述のテンプレートマッチング処理で求められた複数の部分領域の各々に対応する最大一致度位置を用いて、2つの画像Aと画像Bとの類似度を計算する処理である。
まず、ステップS208で、類似度P(A,B)が0に初期化される。ここで類似度P(A,B)とは、画像Aと画像Bとの類似度を格納する変数とする。次に、ステップS209で、基準とする移動ベクトルViのインデックスiが1に初期化される。また、ステップS210で、基準となる移動ベクトルViに関する類似度Piが0に初期化される。また、ステップS211で、移動ベクトルVjのインデックスjが1に初期化される。
ステップS212で、基準移動ベクトルViと移動ベクトルVjとのベクトル差dVijが以下の式(3)にしたがい計算される。
dVij=|Vi−Vj|=sqrt{(Vix−Vjx)2+(Viy−Vjy)2} ・・・式(3)
ここで、変数VixおよびViyは移動ベクトルViのx方向成分およびy方向成分を示し、変数VjxおよびVjyは移動ベクトルVjのx方向成分およびy方向成分を示し、変数sqrt(X)はXの平方根、X2はXの二乗を計算する計算式である。
ここで、変数VixおよびViyは移動ベクトルViのx方向成分およびy方向成分を示し、変数VjxおよびVjyは移動ベクトルVjのx方向成分およびy方向成分を示し、変数sqrt(X)はXの平方根、X2はXの二乗を計算する計算式である。
ステップS213で、移動ベクトルViとVjとのベクトル差dVijが所定の定数εと比較されて、移動ベクトルViと移動ベクトルVjとが、実質的に同一の移動ベクトルとみなすことが可能か否かが判断される。すなわち、ベクトル差dVijが定数εより小さければ(S213でYES)、移動ベクトルViと移動ベクトルVjとが実質的に同一と見されて処理をステップS214に進め、逆に大きければ(S213でNO)、実質的に同一とは見なされずステップS214をスキップして処理をステップS215に進める。ステップS214では類似度Piを以下の式(4)〜式(6)を用いて増加させる。
Pi=Pi+α ・・・式(4)
α=1 ・・・式(5)
α=Cjmax ・・・式(6)
式(4)における変数αは類似度Piを増加させる値である。そこで、変数αを式(5)に示されるようにα=1とした場合には、類似度Piは基準とした移動ベクトルViと同一の移動ベクトルを持つ部分領域の個数となる。また、変数αを式(6)に示されるようにα=Cjmaxとした場合には、類似度Piは基準とした移動ベクトルViと同一の移動ベクトルを持つ部分領域に関するテンプレートマッチング時の最大一致度の総和となる。またベクトル差dVijの大きさに応じて変数αの値を小さくするなどしても構わない。
α=1 ・・・式(5)
α=Cjmax ・・・式(6)
式(4)における変数αは類似度Piを増加させる値である。そこで、変数αを式(5)に示されるようにα=1とした場合には、類似度Piは基準とした移動ベクトルViと同一の移動ベクトルを持つ部分領域の個数となる。また、変数αを式(6)に示されるようにα=Cjmaxとした場合には、類似度Piは基準とした移動ベクトルViと同一の移動ベクトルを持つ部分領域に関するテンプレートマッチング時の最大一致度の総和となる。またベクトル差dVijの大きさに応じて変数αの値を小さくするなどしても構わない。
ステップS215で、インデックスjが部分領域のインデックスの最大値imaxより小さいかどうかが判定され、インデックスjが部分領域のインデックスの最大値imaxより小さいと判定された場合は(S215でYES)、処理をステップS216に進め、大きいと判定された場合には(S215でNO)、処理をステップS217に進める。すなわち、ステップS216では、インデックスjの値を1インクリメントさせる。
上述のステップS210〜S216の処理により、基準とした移動ベクトルViに関して、同じ移動ベクトルを持つと判定される部分領域の情報を用いた類似度Piが計算される。そして、ステップS217で、移動ベクトルViを基準とした場合に得られた類似度Piと変数P(A,B)とが比較され、類似度Piが現在までの最大の類似度(変数P(A,B)の値)より大きければ(S217でYES)処理をS218に進め、小さければ(S217でNO)ステップS218をスキップして処理をS219に進める。
すなわち、ステップS218では、変数P(A,B)に移動ベクトルViを基準とした場合に得られた類似度Piの値が設定される。ステップS217,S218では、移動ベクトルViを基準とした場合に得られた類似度Piが、この時点までに計算された他の移動ベクトルを基準にした場合に得られた類似度の最大値(変数P(A,B)の値)と比べ大きい場合には、基準としている移動ベクトルViが現在までのインデックスiの中で最も基準として正当であるとしている。
次に、ステップS219では、基準とする移動ベクトルViのインデックスiの値と、マッチングに用いられる部分領域のインデックスの最大値imaxとが比較される。インデックスiが最大値imaxより小さければ(S219でYES)、処理をステップS220に進めてインデックスiを1インクリメントさせ、処理をステップS212へ戻す。
上述のステップS210〜S220の処理がインデックスiが最大値imax以上となるまで繰返されることにより(S219でNO)、画像Aと画像Bとの類似度が変数P(A,B)の値として計算される。類似度計算部106は、上記のように計算した変数P(A,B)の値を計算用メモリ1022の所定アドレスに格納して、制御部108に類似度計算終了信号を送り、処理が終了する。
本実施の形態にかかる画像照合装置において上述の処理が実行されることで、一方の画像の一部分のみを用いて他方の画像と照合を行なって同一または相違の判断ができる場合はそこで照合処理を終了し、残りの部分の画像の照合処理を省略することにより、画像照合の計算量が削減される。
さらに、照合を、特徴のよく現れる部分、すなわち、照合対象の画像が指紋画像の場合であれば、指紋の中心付近の画像から照合処理を行なうことにより、照合処理の最初の段階で一致または不一致の判断ができる場合を多くすることができ、さらに計算量の削減ができる。
そのため、画像特徴量の有無や数や鮮明度、また画像入力時の環境変化やノイズ等の影響を受けにくい精度の高い画像照合が、より照合時間が短く、消費電力の低減可能な上で実現される。
なお、上述のステップS104,S107で使用される閾値T1は、照合の結果を「一致」と判断するための類似度の最小値であり、上述のステップS103で使用される閾値T2は、「不一致」とするための類似度の最大値である。
本実施の形態においては、類似度P(A,B)は、部分領域Riに対する計算ごとに累算される値であるため、テンプレートマッチングごとに、閾値T1,T2として異なる値が用いられてもよい。また、類似度P(A,B)を補正して、毎回、閾値T1,T2として同じ値が用いられてもよい。
なお、閾値T1,T2の定め方として、いくつかの方法が考えられる。具体的に、以下に、2つ方法について述べる。
第1の方法として、閾値T1を予め定められた不変の値Tとし(ここではT1は定数)、閾値T2をT2=T+(k−1−n)×α(nは部分領域の数、kはステップS1025で使用される変数、αは式(4)で使用され式(5),式(6)などで規定される値)を満たす値とする。なお、図5の処理では、変数kを照合判定前に1インクリメントしているため、上の式では1デクリメントして補正している。
このような方法で閾値T1,T2を定めることで、未計算の残りの部分領域Riに関する移動ベクトルが画像Aと画像Bとですべて一致したとしても、全体として「不一致」と判定される。このため、従来技術として先述の特許文献1に開示されている照合方法を用いた場合と同一の照合結果を得ることができる。
第2の方法として、テンプレートマッチングに用いる部分領域に重付けをする場合の閾値T1,T2の定め方について述べる。
たとえば、図2に示されたような領域記憶部1024に記憶される部分領域R1〜R25の位置情報の順序は、照合対象の画像として指紋画像を扱う場合、指紋の特徴が現れやすい部分が他の部分に優先して先に使用されるような順序になっている。このような場合には、すべての部分領域に対する計算を待たずに早期に一致、不一致の判断をしても照合精度には大きく影響しない。
そこで、たとえば、閾値T1を、T1=T+(k−1−n)×α1(0<α1<T/n)を満たす値とすると、(k−1−n)は負であるから閾値T1の値は第1の方法で定められた閾値T1よりも小さくなり、特に変数kが小さい場合(つまり、テンプレートマッチングで用いる部分領域の数が少ない初期の段階)に、その効果が大きい。
このような方法で閾値T1を定めることで、指紋画像としての特徴の現れやすい部分領域を処理している初期段階において、画像Aと画像Bとが一致していると判断できる場合が多くなり、計算量がより削減されることが期待できる。
また、閾値T2をT2=T+(k−1−n)×α2(ここで 0<α2<α)を満たす値とすると、(k−1−n)は負であるから閾値T2の値は第1の方法で定められた閾値T1よりも大きくなり、特に変数kが小さい場合(つまり、テンプレートマッチングで用いる部分領域の数が少ない初期の段階)に、その効果が大きい。
このような方法で閾値T2を定めることで、指紋画像としての特徴の現れやすい部分領域を処理している初期段階において、画像Aと画像Bとが不一致であると判断できる場合が多くなり、計算量がより削減されることが期待できる。
[実施の形態2]
第1の実施の形態において説明された画像照合のための画像照合装置1の各処理機能は、プログラムで実現される。本実施の形態では、このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納される。
第1の実施の形態において説明された画像照合のための画像照合装置1の各処理機能は、プログラムで実現される。本実施の形態では、このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納される。
本実施の形態では、この記録媒体として、図2に示されているコンピュータで処理が行なわれるために必要なメモリ、たとえばメモリ624のようなそのものがプログラムメディアであってもよいし、また該コンピュータの外部記憶装置に着脱自在に装着されて、そこに記録されたプログラムが該外部記憶装置を介して読取り可能な記録媒体であってもよい。このような外部記憶装置としては、磁気テープ装置(図示せず)、FD駆動装置630およびCD−ROM駆動装置640などであり、該記録媒体としては磁気テープ(図示せず)、FD632およびCD−ROM642などである。いずれの場合においても、各記録媒体に記録されているプログラムはCPU622がアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムが該記録媒体から一旦読出されて図2の所定のプログラム記憶エリア、たとえばメモリ624のプログラム記憶エリアにロードされて、CPU624により読出されて実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは、予め当該コンピュータに格納されているものとする。
ここで、上述の記録媒体はコンピュータ本体と分離可能に構成される。このような記録媒体としては、固定的にプログラムを担持する媒体が適用可能である。具体的には、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、FD632や固定ディスク626などの磁気ディスク、CD−ROM642/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)(R)、フラッシュROMなどによる半導体メモリが適用可能である。
また、図2のコンピュータはインターネットを含む通信ネットワーク300と通信接続可能な構成が採用されているように、通信ネットワーク300からプログラムがダウンロードされて流動的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。なお、通信ネットワーク300からプログラムがダウンロードされる場合には、ダウンロード用プログラムは予め当該コンピュータ本体に格納されていてもよく、あるいは別の記録媒体から予め当該コンピュータ本体にインストールされてもよい。
なお記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像照合装置、101 画像入力部、102 メモリ、103 バス、104 画像補正部、105 最大一致度位置探索部、106 移動ベクトルに基づく類似度計算部、107 照合判定部、108 制御部、610 ディスプレイ、622 CPU、624 メモリ、626 固定ディスク、630 FD駆動装置、632 FD、640 CD−ROM駆動装置、642 CD−ROM、650 キーボード、660 マウス、680 通信インターフェィス、690 プリンタ、700 入力部、1021 参照用メモリ、1022 計算用メモリ、1023 取込画像用メモリ、1024 領域記憶部。
Claims (13)
- 第1の画像の所定部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合手段と、
前記照合手段における結果に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることを判定する判定手段と、
前記判定手段において、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、前記所定の部分画像を増加する部分画像変更手段とを備え、
前記判定手段において、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、前記照合手段は、前記増加された所定の部分画像を用いてさらに前記照合を行なう、画像照合装置。 - 第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合手段と、
前記照合手段における結果に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが、同一画像であることと異なる画像であることとの少なくとも一方を判定する判定手段と、
前記判定手段において、前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、前記所定の部分画像を増加する部分画像変更手段とを備え、
前記判定手段において、前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、前記照合手段は、前記増加された所定の部分画像を用いてさらに前記照合を行なう、画像照合装置。 - 前記判定手段は、前記前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることを判定する際には第1の閾値を用い、前記前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることを判定する際には第2の閾値を用いる、請求項1または2に記載の画像照合装置。
- 前記第1の閾値と前記第2の閾値との少なくとも一方は、前記部分画像変更手段において前記所定の部分画像が増加されるのに伴って変化する、請求項3に記載の画像照合装置。
- 前記所定の部分画像は複数の部分領域から構成され、
前記照合手段は、
前記部分領域のそれぞれについて、一致度が最大となる前記第2の画像の領域の位置である最大一致度位置を探索する最大一致度位置探索手段と、
前記部分領域のそれぞれについて、前記第2の画像における前記部分領域に該当する領域の位置を測るための基準位置と、前記最大一致度位置探索手段により探索された前記最大一致度位置との位置関係を示す位置関係量に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との類似度を計算して出力する類似度計算手段とをさらに備え、
前記判定手段は、前記類似度に基づいて前記判定を行なう、請求項1または2に記載の画像照合装置。 - 前記部分画像変更手段は、
前記第1の画像の特徴がよく現れる順番に前記第1の画像の部分領域を記憶する記憶手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の画像照合装置。 - 前記第1の画像および前記第2の画像は指紋画像である、請求項1〜6のいずれかに記載の画像照合装置。
- 前記記憶手段は、指紋の特徴がよく表れる部分として、指紋の中心付近に該当する前記第1の画像の部分領域を他の部分領域よりも早い順番に記憶する、請求項7に記載の画像照合装置。
- 第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合ステップと、
前記照合ステップにおける結果に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、前記所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを備え、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、前記照合ステップは、前記増加された所定の部分画像を用いてさらに前記照合を行なう、画像照合方法。 - 第1の画像の所定の部分画像を用いて、第1の画像と第2の画像との照合を行なう照合ステップと、
前記照合ステップにおける結果に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが、同一画像であることと異なる画像であることとの少なくとも一方を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、前記所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを備え、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、前記照合ステップは、前記増加された所定の部分画像を用いてさらに前記照合を行なう、画像照合方法。 - 第1の画像と第2の画像との照合をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の画像の部分画像を用いて、前記第1の画像と前記第2の画像との照合を行なう照合ステップと、
前記照合ステップにおける結果に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、前記所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを実行させ、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが異なる画像であることが判定されなかった場合に、前記照合ステップは、前記増加された所定の部分画像を用いてさらに前記照合を行なう、画像照合プログラム。 - 第1の画像と第2の画像との照合をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の画像の所定の部分画像を用いて、前記第1の画像と前記第2の画像との照合を行なう照合ステップと、
前記照合ステップにおける結果に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが、同一画像であることと異なる画像であることとの少なくとも一方を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、前記所定の部分画像を増加する部分画像変更ステップとを実行させ、
前記判定ステップにおいて、前記第1の画像と前記第2の画像とが同一画像であることも、異なる画像であることも判定されなかった場合に、前記照合ステップは、前記増加された所定の部分画像を用いてさらに前記照合を行なう、画像照合プログラム。 - 請求項11または12に記載の画像照合プログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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