JP2005283567A - プロテインチップ - Google Patents
プロテインチップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005283567A JP2005283567A JP2005037492A JP2005037492A JP2005283567A JP 2005283567 A JP2005283567 A JP 2005283567A JP 2005037492 A JP2005037492 A JP 2005037492A JP 2005037492 A JP2005037492 A JP 2005037492A JP 2005283567 A JP2005283567 A JP 2005283567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protein
- cellulose
- array
- substrate
- protein chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
【解決手段】基板1上に水を含浸したバクテリアセルロース(BC)層を形成し、BC層上に脂質二重層51を形成し、脂質二重層51にタンパク質(プローブ生体分子)52を埋め込む。細胞膜に相当する脂質二重層51が水を含んだBCによって支えられているため、生体内と似た状態で細胞膜構成物質の研究を行うことができる。BCとしてナタデココを使用する。BCの代わりにホヤセルロースを用いることも可能である。
【選択図】図28
Description
[課題を解決するための手段の補足説明1]
[課題を解決するための手段の補足説明2]
[課題を解決するための手段の補足説明3]
[課題を解決するための手段の補足説明4]
[課題を解決するための手段の補足説明5]
[課題を解決するための手段の補足説明6]
[課題を解決するための手段の補足説明7]
[課題を解決するための手段の補足説明8]
[プロテインチップの製造方法]
1.1 製造方法その1
1.1.1 構成
図1は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の一例を示す製造工程図である。
1.1.2 作用・効果
バクテリアセルロースは、セルロース成分に対して数倍〜数百倍の重量の水分を保持できる。バクテリアセルロースは、三次元的に複雑に張り巡らされたフィブリル2fのネット(フィブリルネット)を骨格として持つ(図2(a)参照)。水分を含んだバクテリアセルロースは、その水分の大部分をフィブリルネットの網目内に保持する。タンパク質5を含む水溶液6をバクテリアセルロースに含浸させると、その水溶液6の大部分はフィブリルネットの網目内に保持される(図2(b))。水溶液6内のタンパク質5は、フィブリルネットの網目内を充たす水溶液6中に浮遊しているため、その生体分子本来の立体構造を保つことができる。
1.2 製造方法その2
1.2.1 構成
図3は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の別の例を示す製造工程図である。
1.2.2 作用・効果
バクテリアセルロースは、セルロース成分に対して数倍〜数百倍の重量の水分を保持できる。バクテリアセルロースは、三次元的に複雑に張り巡らされたフィブリル2fのネット(フィブリルネット)を骨格として持つ(図2(a)参照)。水分を含んだバクテリアセルロースは、その水分の大部分をフィブリルネットの網目内に保持する。タンパク質5を含む水溶液6をバクテリアセルロースに含浸させると、その水溶液6の大部分はフィブリルネットの網目内に保持される(図2(b))。水溶液6内のタンパク質5は、フィブリルネットの網目内を充たす水溶液6中に浮遊しているため、その生体分子本来の立体構造を保つことができる。
1.3 製造方法その3
1.3.1 構成
図4は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の更に別の例を示す製造工程図である。
1.3.2 作用・効果
バクテリアセルロースは、セルロース成分に対して数倍〜数百倍の重量の水分を保持できる。バクテリアセルロースは、三次元的に複雑に張り巡らされたフィブリル2fのネット(フィブリルネット)を骨格として持つ(図2(a)参照)。水分を含んだバクテリアセルロースは、その水分の大部分をフィブリルネットの網目内に保持する。タンパク質5を含む水溶液6をバクテリアセルロースに含浸させると、その水溶液6の大部分はフィブリルネットの網目内に保持される(図2(b))。水溶液6内のタンパク質5は、フィブリルネットの網目内を充たす水溶液6中に浮遊しているため、その生体分子本来の立体構造を保つことができる。
[プロテインチップ]
2.1 プロテインチップその1
2.1.1 構成
図5は本発明にかかるプロテインチップの形態例を示す平面図である。このプロテインチップ7は、タンパク質を含む水溶液6を含浸したバクテリアセルロースからなる多数のプローブセル3pをガラス基板1上にマトリクス状に配置して固定してなる。このプロテインチップ7は、図1の一連の工程を経て製造された物である。
2.1.2 作用・効果
このプロテインチップ7の各プローブセル3p内には、タンパク質5が水溶液6中に浮遊した状態でその活性を保ちつつ保持されている(図2(a)、(b)参照)。
2.2 プロテインチップその2
2.2.1 構成
図7は本発明にかかるプロテインチップの形態例を示す平面図である。このプロテインチップ8は、タンパク質を含む水溶液6をバクテリアセルロース層2上にマトリクス状にスポットしてなる多数の検出スポット2spを有する。このプロテインチップ8は、図4の一連の工程を経て製造された物である。
2.1.2 作用・効果
このプロテインチップ8の各検出スポット2sp内には、タンパク質5が水溶液6中に浮遊した状態でその活性を保ちつつ保持されている(図2(a)、(b)参照)。
2.3 プロテインチップその3
2.3.1 構成
図9(a)は本発明にかかるプロテインチップの形態例を示す平面図、図9(b)は縦断面図である。このプロテインチップ9は、タンパク質を含む水溶液6を含浸したバクテリアセルロース(BC)からなる多数のプローブセル3pをガラス基板1上にマトリクス状に配置して固定してなる。プロテインチップ9のガラス基板1の表面には半球状の多数のピット1pがマトリクス状に形成されている。プロテインチップ9は、各ピット1p内でバクテリアセルロース(BC)を直接培養した後、各ピット1pのバクテリアセルロース(BC)にタンパク質を含む水溶液6を含浸させることにより製造された物である。すなわち、各ピット1p内の水溶液含有バクテリアセルロース(BC)がプローブセル3pを構成している。
2.3.2 作用・効果
このプロテインチップ9の各プローブセル3p内には、タンパク質5が水溶液6中に浮遊した状態でその活性を保ちつつ保持されている(図2(a)、(b)参照)。
[プロテインチップ作成用プレート]
3.1 基板その1
3.1.1 構成
図10は本発明にかかるプロテインチップ作成用プレートの形態例を示す平面図である。このプロテインチップ作成用プレート11は、ガラス基板1上に、マトリクス状に配置された多数のアレイ要素3aからなるバクテリアセルロースアレイ3を形成してなる。このプロテインチップ作成用プレート11は、図1中の基板洗浄工程、バクテリアセルロース層形成工程、バクテリアセルロースアレイ形成工程、クリーニング工程、および湿度調節工程を経ることにより製造された物である。プロテインチップ作成用プレート11は、必要に応じて、合成樹脂製パッケージ(ケーシング)などに収められる。
3.1.2 作用・効果
このプロテインチップ作成用プレート11によれば、そのガラス基板1上に固定されたバクテリアセルロースアレイ3の各アレイ要素3aに、タンパク質を含む水溶液6を滴下することにより(図1中のプローブ生体分子固定工程に相当)、図5のプロテインチップ7を容易に作成することができる。
3.2 基板その2
3.2.1 構成
図11は本発明にかかるプロテインチップ作成用プレートの別の形態例を示す平面図である。このプロテインチップ作成用プレート12は、ガラス基板1上に、バクテリアセルロース層2を形成してなる。このプロテインチップ作成用プレート12は、図4中の基板洗浄工程、バクテリアセルロース層形成工程、湿度調節工程を経ることにより製造されたものである。プロテインチップ作成用プレート12は、必要に応じて、合成樹脂製パッケージ(ケーシング)などに収められる。
3.2.2 作用・効果
このプロテインチップ作成用プレート12によれば、バクテリアセルロース層2の上に、タンパク質5を含む水溶液6をマトリクス状にスポットすることにより(図4中のプローブ生体分子固定工程に相当)、図7のプロテインチップ7を容易に作成することができる。
3.3 基板その3
3.3.1 構成
図12(a)は本発明にかかるプロテインチップ作成用プレートの更に別の形態例を示す平面図、図12(b)は縦断面図である。このプロテインチップ作成用プレート13は、ガラス基板1の表面に多数のピット1pをマトリクス状に形成し、各ピット1p内でバクテリアセルロース(BC)を直接培養してなる。このプロテインチップ作成用プレート13は、基板洗浄工程、バクテリアセルロース層形成工程、湿度調節工程を経ることにより製造されたものである。プロテインチップ作成用プレート13は、必要に応じて、合成樹脂製パッケージ(ケーシング)などに収められる。
3.3.2 作用・効果
このプロテインチップ作成用プレート13によれば、各ピット1pのバクテリアセルロース(BC)にタンパク質を含む水溶液6を含浸させることにより、図9のプロテインチップ9を容易に作成することができる。
[補足説明1]
以上の説明では、プローブ生体分子としてタンパク質を保持したプローブセルまたは検出スポットのみをガラス基板上に形成したプロテインチップについて説明したが、タンパク質を含むプローブセルと、その他の物質(物体)たとえばペプチド、DNA、RNA、金属イオン、細胞、等を保持したプローブセルを同一基板上に形成してなるハイブリッド型のプロテインチップも本発明のプロテインチップに含まれる(図13参照)。
[プロテインチップの製造方法]
1.4 製造方法その4
1.4.1 構成
図15は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の別の例を示す製造工程図である。
1.4.2 作用・効果
ホヤセルロースは、セルロース成分に対して数倍〜数百倍の重量の水分を保持できる。ホヤセルロースは、三次元的に複雑に張り巡らされたフィブリル22fのネット(フィブリルネット)を骨格として持つ(図16(a)参照)。水分を含んだホヤセルロースは、その水分の大部分をフィブリルネットの網目内に保持する。タンパク質5を含む水溶液6をホヤセルロースに含浸させると、その水溶液6の大部分はフィブリルネットの網目内に保持される(図16(b))。水溶液6内のタンパク質5は、フィブリルネットの網目内を充たす水溶液6中に浮遊しているため、その生体分子本来の立体構造を保つことができる。
1.5 製造方法その5
1.5.1 構成
図17は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の別の例を示す製造工程図である。
1.5.2 作用・効果
ホヤセルロースは、セルロース成分に対して数倍〜数百倍の重量の水分を保持できる。ホヤセルロースは、三次元的に複雑に張り巡らされたフィブリル22fのネット(フィブリルネット)を骨格として持つ(図16(a)参照)。水分を含んだホヤセルロースは、その水分の大部分をフィブリルネットの網目内に保持する。タンパク質5を含む水溶液6をホヤセルロースに含浸させると、その水溶液6の大部分はフィブリルネットの網目内に保持される(図16(b))。水溶液6内のタンパク質5は、フィブリルネットの網目内を充たす水溶液6中に浮遊しているため、その生体分子本来の立体構造を保つことができる。
1.6 製造方法その6
1.6.1 構成
図18は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の更に別の例を示す製造工程図である。
1.6.2 作用・効果
ホヤセルロースは、セルロース成分に対して数倍〜数百倍の重量の水分を保持できる。ホヤセルロースは、三次元的に複雑に張り巡らされたフィブリル22fのネット(フィブリルネット)を骨格として持つ(図16(a)参照)。水分を含んだホヤセルロースは、その水分の大部分をフィブリルネットの網目内に保持する。タンパク質5を含む水溶液6をホヤセルロースに含浸させると、その水溶液6の大部分はフィブリルネットの網目内に保持される(図16(b))。水溶液6内のタンパク質5は、フィブリルネットの網目内を充たす水溶液6中に浮遊しているため、その生体分子本来の立体構造を保つことができる。
[プロテインチップ]
2.4 プロテインチップその4
2.4.1 構成
図19は本発明にかかるプロテインチップの形態例を示す平面図である。このプロテインチップ37は、タンパク質を含む水溶液6を含浸したホヤセルロースからなる多数のプローブセル23pをガラス基板1上にマトリクス状に配置して固定してなる。このプロテインチップ37は、図15の一連の工程を経て製造された物である。
2.4.2 作用・効果
このプロテインチップ37の各プローブセル23p内には、タンパク質5が水溶液6中に浮遊した状態でその活性を保ちつつ保持されている(図16(a)、(b)参照)。
2.5 プロテインチップその5
2.5.1 構成
図21は本発明にかかるプロテインチップの形態例を示す平面図である。このプロテインチップ38は、タンパク質を含む水溶液6をホヤセルロース層22上にマトリクス状にスポットしてなる多数の検出スポット22spを有する。このプロテインチップ38は、図18の一連の工程を経て製造された物である。
2.5.2 作用・効果
このプロテインチップ38の各検出スポット22sp内には、タンパク質5が水溶液6中に浮遊した状態でその活性を保ちつつ保持されている(図16(a)、(b)参照)。
2.6 プロテインチップその6
2.6.1 構成
図23(a)は本発明にかかるプロテインチップの形態例を示す平面図、図23(b)は縦断面図である。このプロテインチップ39は、タンパク質を含む水溶液6を含浸したホヤセルロース(AC)からなる多数のプローブセル23pをガラス基板1上にマトリクス状に配置して固定してなる。プロテインチップ39のガラス基板1の表面には半球状の多数のピット1pがマトリクス状に形成されている。プロテインチップ39は、各ピット1p内にホヤセルロース(AC)を充填した後、各ピット1pのホヤセルロース(AC)にタンパク質を含む水溶液6を含浸させることにより製造された物である。すなわち、各ピット1p内の水溶液含有ホヤセルロース(AC)がプローブセル23pを構成している。
2.6.2 作用・効果
このプロテインチップ39の各プローブセル23p内には、タンパク質5が水溶液6中に浮遊した状態でその活性を保ちつつ保持されている(図16(a)、(b)参照)。
[プロテインチップ作成用プレート]
3.4 基板その4
3.4.1 構成
図24は本発明にかかるプロテインチップ作成用プレートの形態例を示す平面図である。このプロテインチップ作成用プレート41は、ガラス基板1上に、マトリクス状に配置された多数のアレイ要素23aからなるホヤセルロースアレイ23を形成してなる。このプロテインチップ作成用プレート41は、図15中の基板洗浄工程、ホヤセルロース層形成工程、ホヤセルロースアレイ形成工程、クリーニング工程、および湿度調節工程を経ることにより製造された物である。プロテインチップ作成用プレート41は、必要に応じて、合成樹脂製パッケージ(ケーシング)などに収められる。
3.4.2 作用・効果
このプロテインチップ作成用プレート41によれば、そのガラス基板1上に固定されたホヤセルロースアレイ23の各アレイ要素23aに、タンパク質を含む水溶液6を滴下することにより(図15中のプローブ生体分子固定工程に相当)、図19のプロテインチップ37を容易に作成することができる。
3.5 基板その5
3.5.1 構成
図25は本発明にかかるプロテインチップ作成用プレートの別の形態例を示す平面図である。このプロテインチップ作成用プレート42は、ガラス基板1上に、ホヤセルロース層22を形成してなる。このプロテインチップ作成用プレート42は、図18中の基板洗浄工程、ホヤセルロース層形成工程、湿度調節工程を経ることにより製造されたものである。プロテインチップ作成用プレート42は、必要に応じて、合成樹脂製パッケージ(ケーシング)などに収められる。
3.5.2 作用・効果
このプロテインチップ作成用プレート42によれば、ホヤセルロース層22の上に、タンパク質5を含む水溶液6をマトリクス状にスポットすることにより(図18中のプローブ生体分子固定工程に相当)、図21のプロテインチップ38を容易に作成することができる。
3.6 基板その6
3.6.1 構成
図26(a)は本発明にかかるプロテインチップ作成用プレートの更に別の形態例を示す平面図、図26(b)は縦断面図である。このプロテインチップ作成用プレート43は、ガラス基板1の表面に多数のピット1pをマトリクス状に形成し、各ピット1p内ぶホヤセルロース(AC)を充填してなる。このプロテインチップ作成用プレート43は、基板洗浄工程、ホヤセルロース層形成工程、湿度調節工程を経ることにより製造されたものである。プロテインチップ作成用プレート43は、必要に応じて、合成樹脂製パッケージ(ケーシング)などに収められる。
3.6.2 作用・効果
このプロテインチップ作成用プレート43によれば、各ピット1pのホヤセルロース(AC)にタンパク質を含む水溶液6を含浸させることにより、図23のプロテインチップ9を容易に作成することができる。
[補足説明2]
以上の説明では、プローブ生体分子としてタンパク質を保持したプローブセルまたは検出スポットのみをガラス基板上に形成したプロテインチップについて説明したが、タンパク質を含むプローブセルと、その他の物質(物体)たとえばペプチド、DNA、RNA、金属イオン、細胞、等を保持したプローブセルを同一基板上に形成してなるハイブリッド型のプロテインチップも本発明のプロテインチップに含まれる(図13参照)。
[プロテインチップの製造方法]
1.7 製造方法その7
1.7.1 構成
図1および図3の製造方法において、互いに隣接するアレイ要素3a(プローブセル3p)間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む。
1.7.2 作用・効果
構成互いに隣接するアレイ要素3a(プローブセル3p)間の基板表面を疎水処理しておくことにより、互いに隣接するアレイ要素3a(プローブセル3p)に含まれている水溶液同士が基板表面を伝って移動し混ざり合うのを防止することができる。
1.8 製造方法その8
1.8.1 構成
図15および図17の製造方法において、互いに隣接するアレイ要素23a(プローブセル23p)間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む。
1.8.2 作用・効果
構成互いに隣接するアレイ要素23a(プローブセル23p)間の基板表面を疎水処理しておくことにより、互いに隣接するアレイ要素23a(プローブセル23p)に含まれている水溶液同士が基板表面を伝って移動し混ざり合うのを防止することができる。
1.9 製造方法その9
1.9.1 構成
図5、図6および図9のプロテインチップにおいて、互いに隣接するアレイ要素3a(プローブセル3p)間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む。
1.9.2 作用・効果
構成互いに隣接するアレイ要素3a(プローブセル3p)間の基板表面を疎水処理しておくことにより、互いに隣接するアレイ要素3a(プローブセル3p)に含まれている水溶液同士が基板表面を伝って移動し混ざり合うのを防止することができる。
1.10 製造方法その10
1.10.1 構成
図19、図20および図23のプロテインチップにおいて、互いに隣接するアレイ要素23a(プローブセル23p)間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む。
1.10.2 作用・効果
構成互いに隣接するアレイ要素23a(プローブセル23p)間の基板表面を疎水処理しておくことにより、互いに隣接するアレイ要素23a(プローブセル23p)に含まれている水溶液同士が基板表面を伝って移動し混ざり合うのを防止することができる。
1.11 製造方法その11
1.11.1 構成
図28は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の一例を示す製造工程図である。この製造方法では、基板1上に整然と並んだアレイ要素3aを形成した後、(a)各アレイ要素3a上に脂質二重層51を形成し、(b)脂質二重層51にタンパク質(膜タンパク質)52を埋め込む。アレイ要素3aは、たとえば、図1中のバクテリアセルロースアレイ形成工程または図3中のバクテリアセルロースアレイ固定工程により形成される。
1.11.2 作用・効果
水を含んだバクテリアセルロース(BC)からなるアレイ要素3a上に脂質二重層51を形成し、脂質二重層51にタンパク質(膜タンパク質)52を埋め込むことにより、タンパク質52を含んだ脂質二重層51が水を含んだバクテリアセルロース(BC)の上に形成される。タンパク質52を含んだ脂質二重層51は、バクテリアセルロース(BC)の表面に保持されている水の中に浸された状態で保持される。このようにして製造されたプロテインチップによれば、細胞膜に相当する脂質二重層51が水を含んだバクテリアセルロース(BC)によって支えられているため、生体内と似た状態で細胞膜構成物質の研究を行うことが可能になる。
1.12 製造方法その12
1.12.1 構成
図29は本発明にかかるプロテインチップの製造方法の一例を示す製造工程図である。この製造方法では、図15中のホヤセルロースアレイ形成工程または図17中のホヤセルロースアレイ固定工程により基板1上に形成した各アレイ要素23a上に脂質二重層51を形成し、その脂質二重層51にタンパク質(膜タンパク質)52を埋め込む。
1.12.2 作用・効果
水を含んだホヤセルロース(AC)からなるアレイ要素3a上に脂質二重層51を形成し、脂質二重層51にタンパク質(膜タンパク質)52を埋め込むことにより、タンパク質52を含んだ脂質二重層51が水を含んだホヤセルロース(AC)の上に形成される。タンパク質52を含んだ脂質二重層51は、ホヤセルロース(AC)の表面に保持されている水の中に浸された状態で保持される。このようにして製造されたプロテインチップによれば、細胞膜に相当する脂質二重層51が水を含んだホヤセルロース(AC)によって支えられているため、生体内と似た状態で細胞膜構成物質の研究を行うことが可能になる。
1.13 製造方法その13
1.13.1 構成
図28の製造方法において、互いに隣接するアレイ要素3a間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む。
1.13.2 作用・効果
構成互いに隣接するアレイ要素3a間の基板表面を疎水処理しておくことにより、互いに隣接するアレイ要素3aに含まれている水溶液同士が基板表面を伝って移動し混ざり合うのを防止することができる。
1.14 製造方法その14
1.14.1 構成
図29の製造方法において、互いに隣接するアレイ要素23a間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む。
1.14.2 作用・効果
構成互いに隣接するアレイ要素23a間の基板表面を疎水処理しておくことにより、互いに隣接するアレイ要素23aに含まれている水溶液同士が基板表面を伝って移動し混ざり合うのを防止することができる。
1.15 製造方法その15
1.15.1 構成
図10〜図12のプロテインチップ作成用プレートのバクテリアセルロース(BC)上に、図28と同様に、脂質二重層51を形成し、その脂質二重層51にタンパク質(膜タンパク質)52を埋め込む。図30は、図12のタイプのプロテインチップ作成用プレート13のバクテリアセルロース(BC)上に、タンパク質(膜タンパク質)52を埋め込んだ脂質二重層51を形成して得られるプロテインチップのプローブセルの構造を例示している。
1.15.2 作用・効果
このプロテインチップによれば、細胞膜に相当する脂質二重層51が水を含んだバクテリアセルロース(BC)によって支えられているため、生体内と似た状態で細胞膜構成物質の研究を行うことが可能になる。この場合も、構成互いに隣接するアレイ要素3a間の基板表面を疎水処理しておくことが望ましい。
1.16 製造方法その16
1.16.1 構成
図24〜図26のプロテインチップ作成用プレートのホヤセルロース(AC)上に、図29と同様に、脂質二重層51を形成し、その脂質二重層51にタンパク質(膜タンパク質)52を埋め込む。図31は、図26のタイプのプロテインチップ作成用プレート33のホヤセルロース(AC)上に、タンパク質(膜タンパク質)52を埋め込んだ脂質二重層51を形成して得られるプロテインチップのプローブセルの構造を例示している。
1.16.2 作用・効果
このプロテインチップによれば、細胞膜に相当する脂質二重層51が水を含んだホヤセルロース(AC)によって支えられているため、生体内と似た状態で細胞膜構成物質の研究を行うことが可能になる。この場合も、構成互いに隣接するアレイ要素3a間の基板表面を疎水処理しておくことが望ましい。
本発明のプロテインチップは、その基板上のバクテリアセルロース内に生体細胞を導入もしくは培養することにより、細胞アレイとして利用することができる。すなわち、発現ベクターに挿入した状態のcDNAクローンをバクテリアセルロース(たとえば、図10に示すチップ作成用プレート11のアレイ要素3a、図11に示すチップ作成用プレート12のバクテリアセルロース層2、等)上にスポットし、その上で細胞を増殖させ、アレイされた遺伝子を導入することにより、外来遺伝子が発現した状態の細胞アレイを作成することができる。セルアレイ上の細胞に対しては蛍光免疫染色法、FISH法などの技術を使用することができる。バクテリアセルロースは含水性が極めて高いため、細胞の培養に必要な水分や栄養分を長時間保持することができる。
[ホヤセルロースを用いたプロテインチップ]
本発明のプロテインチップは、その基板上のホヤセルロース内に生体細胞を導入もしくは培養することにより、細胞アレイとして利用することができる。すなわち、発現ベクターに挿入した状態のcDNAクローンをホヤセルロース(たとえば、図24に示すチップ作成用プレート31のアレイ要素23a、図25に示すチップ作成用プレート32のバクテリアセルロース層22、等)上にスポットし、その上で細胞を増殖させ、アレイされた遺伝子を導入することにより、外来遺伝子が発現した状態の細胞アレイを作成することができる。セルアレイ上の細胞に対しては蛍光免疫染色法、FISH法などの技術を使用することができる。ホヤセルロースは含水性が極めて高いため、細胞の培養に必要な水分や栄養分を長時間保持することができる。
1p ピット
2 バクテリアセルロース層
2f フィブリル
2s シート
2sp 検出スポット
3 バクテリアセルロースアレイ
3a アレイ要素
3p プローブセル
4 レーザビーム
5 タンパク質
6 水溶液
7 プロテインチップ
8 プロテインチップ
9 プロテインチップ
11 プロテインチップ作成用プレート
12 プロテインチップ作成用プレート
13 プロテインチップ作成用プレート
22 ホヤセルロース層
22f フィブリル
22s シート
22sp 検出スポット
23 ホヤセルロースアレイ
23a アレイ要素
23p プローブセル
37 プロテインチップ
38 プロテインチップ
39 プロテインチップ
41 プロテインチップ作成用プレート
42 プロテインチップ作成用プレート
43 プロテインチップ作成用プレート
52 タンパク質(膜タンパク質)
51 脂質二重層
AC ホヤセルロース
BC バクテリアセルロース
Claims (32)
- 基板上にバクテリアセルロース層を形成する工程と、
前記バクテリアセルロース層を整然と並んだアレイ要素からなるバクテリアセルロースアレイに加工する工程と、
互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記アレイ要素に含浸させる工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - バクテリアセルロースのシートを整然と並んだアレイ要素からなるバクテリアセルロースアレイに加工する工程と、
前記バクテリアセルロースアレイを基板上に固定する工程と、
互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記アレイ要素に含浸させる工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 基板上に水を含浸したバクテリアセルロース層を形成する工程と、
前記バクテリアセルロース層上に脂質二重層を形成する工程と、
前記脂質二重層にタンパク質を埋め込む工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 基板上にバクテリアセルロース層を形成する工程と、
前記バクテリアセルロース層を整然と並んだアレイ要素からなるバクテリアセルロースアレイに加工する工程と、
前記アレイ要素上に脂質二重層を形成する工程と、
前記脂質二重層にタンパク質を埋め込む工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - バクテリアセルロースのシートを整然と並んだアレイ要素からなるバクテリアセルロースアレイに加工する工程と、
前記バクテリアセルロースアレイを基板上に固定する工程と、
前記アレイ要素上に脂質二重層を形成する工程と、
前記脂質二重層にタンパク質を埋め込む工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む請求項4または5に記載の製造方法。
- 前記バクテリアセルロースはナタデココである、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかの製造方法。
- タンパク質を含む水溶液を含浸したバクテリアセルロースからなるプローブセルを基板上に整然と並べて固定するとともに、互いに隣接するプローブセル間の基板表面を疎水処理してなるプロテインチップ。
- 水を含浸したバクテリアセルロースからなるアレイ要素を基板上に整然と並べて固定するとともに、タンパク質を埋め込んだ脂質二重層を各アレイ要素上に形成してなるプロテインチップ。
- 互いに隣接するアレイ要素間の基板表面を疎水処理してなる請求項9のプロテインチップ。
- 前記バクテリアセルロースはナタデココである、ことを特徴とする請求項8〜9のいずれかのプロテインチップ。
- 請求項8〜11のいずれかのプロテインチップを作成するためのプレートであって、
水(タンパク質を含む水溶液を除く。)を含浸したバクテリアセルロースまたは水を含浸する前のバクテリアセルロースを基板上に固定してなるプロテインチップ作成用プレート。 - タンパク質を埋め込んだ脂質二重層を、含水状態のバクテリアセルロース上に形成したことを特徴とするタンパク質保持方法。
- 前記バクテリアセルロースはナタデココである、ことを特徴とする請求項13のタンパク質保持方法。
- 基板上にホヤセルロース層を形成する工程と、
前記ホヤセルロース層を整然と並んだアレイ要素からなるホヤセルロースアレイに加工する工程と、
互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記アレイ要素に含浸させる工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - ホヤセルロースのシートを整然と並んだアレイ要素からなるホヤセルロースアレイに加工する工程と、
前記ホヤセルロースアレイを基板上に固定する工程と、
互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記アレイ要素に含浸させる工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 基板上にホヤセルロース層を形成する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記ホヤセルロース層上に整然と並べてスポットする工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 基板上にホヤセルロース層を形成する工程と、
前記ホヤセルロース層を整然と並んだアレイ要素からなるホヤセルロースアレイに加工する工程と、
互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記アレイ要素に含浸させる工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - ホヤセルロースのシートを整然と並んだアレイ要素からなるホヤセルロースアレイに加工する工程と、
前記ホヤセルロースアレイを基板上に固定する工程と、
互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程と、
タンパク質を含む水溶液を前記アレイ要素に含浸させる工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 基板上に水を含浸したホヤセルロース層を形成する工程と、
前記ホヤセルロース層上に脂質二重層を形成する工程と、
前記脂質二重層にタンパク質を埋め込む工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 基板上にホヤセルロース層を形成する工程と、
前記ホヤセルロース層を整然と並んだアレイ要素からなるホヤセルロースアレイに加工する工程と、
前記アレイ要素上に脂質二重層を形成する工程と、
前記脂質二重層にタンパク質を埋め込む工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - ホヤセルロースのシートを整然と並んだアレイ要素からなるホヤセルロースアレイに加工する工程と、
前記ホヤセルロースアレイを基板上に固定する工程と、
前記アレイ要素上に脂質二重層を形成する工程と、
前記脂質二重層にタンパク質を埋め込む工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 互いに隣接する前記アレイ要素間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む請求項21または22に記載の製造方法。
- タンパク質を含む水溶液を含浸したホヤセルロースからなるプローブセルを基板上に整然と並べて固定するとともに、互いに隣接するプローブセル間の基板表面を疎水処理してなるプロテインチップ。
- 水を含浸したホヤセルロースからなるアレイ要素を基板上に整然と並べて固定するとともに、タンパク質を埋め込んだ脂質二重層を各アレイ要素上に形成してなるプロテインチップ。
- 互いに隣接するアレイ要素間の基板表面を疎水処理してなる請求項24のプロテインチップ。
- 請求項24〜26のいずれかのプロテインチップを作成するためのプレートであって、
水(タンパク質を含む水溶液を除く。)を含浸したホヤセルロースまたは水を含浸する前のホヤセルロースを基板上に固定してなるプロテインチップ作成用プレート。 - タンパク質を埋め込んだ脂質二重層を、含水状態のホヤセルロース上に形成したことを特徴とするタンパク質保持方法。
- バクテリアセルロースまたはホヤセルロースをタンパク質を含む水溶液中に浸漬することにより、タンパク質を含む水溶液を含浸したセルロースを作成する工程と、
当該セルロースからなるセルロース層を基板上に固定する工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 前記セルロース層を整然と並んだプローブセルからなるプローブセルアレイに加工する工程を更に含む請求項29に記載のプロテインチップの製造方法。
- バクテリアセルロースまたはホヤセルロースをタンパク質を含む水溶液中に浸漬することにより、タンパク質を含む水溶液を含浸したセルロースを作成する工程と、
当該セルロースからなるプローブセルを基板上に整然と並べて固定する工程と、
を含むプロテインチップの製造方法。 - 互いに隣接するプローブセル間の基板表面を疎水処理する工程を更に含む請求項30または31に記載のプロテインチップの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005037492A JP2005283567A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | プロテインチップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005037492A JP2005283567A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | プロテインチップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005283567A true JP2005283567A (ja) | 2005-10-13 |
JP2005283567A5 JP2005283567A5 (ja) | 2008-03-27 |
Family
ID=35182083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005037492A Pending JP2005283567A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | プロテインチップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005283567A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008130597A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Nikon Corp | 表面処理方法及び表面処理装置、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 |
JP2008525797A (ja) * | 2004-12-23 | 2008-07-17 | ナノキシス アーベー | 装置及びその使用 |
JP2010054214A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 生体分子機能解析用基板、生体分子機能解析用試料体および生体分子機能解析方法 |
JP2010531988A (ja) * | 2007-07-03 | 2010-09-30 | エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト | 分析要素の製造方法 |
WO2011093491A1 (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-04 | 学校法人立教学院 | 加工ナタデココの形成方法、加工ナタデココの復元方法、及び加工ナタデココ |
JP2013066460A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-04-18 | Rikkyo Gakuin | 加工セルロースエアロゲルおよびその製造方法、ならびに復元セルロースハイドロゲルの製造方法 |
JP2013118852A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 脂質二分子膜基板、脂質二分子膜基板の製造方法、及びハイドロゲル基板 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002065274A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Canon Inc | 検体試料中の対象成分の検出方法、およびそれに用いる検出用基板 |
JP2003028864A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | Dnaチップ用基板及びその製造方法並びにdnaチップの製造方法 |
JP2003511679A (ja) * | 1999-10-08 | 2003-03-25 | ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オブ・ザ・レランド・スタンフォード・ジュニア・ユニバーシティ | 脂質二重層アレイおよびその製造および使用方法 |
WO2004025262A2 (en) * | 2002-09-11 | 2004-03-25 | Synamem Corporation | Membrane-based assays |
JP2004271540A (ja) * | 2004-07-05 | 2004-09-30 | Kenji Sato | プロテインチップ |
-
2005
- 2005-02-15 JP JP2005037492A patent/JP2005283567A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511679A (ja) * | 1999-10-08 | 2003-03-25 | ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オブ・ザ・レランド・スタンフォード・ジュニア・ユニバーシティ | 脂質二重層アレイおよびその製造および使用方法 |
JP2002065274A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Canon Inc | 検体試料中の対象成分の検出方法、およびそれに用いる検出用基板 |
JP2003028864A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | Dnaチップ用基板及びその製造方法並びにdnaチップの製造方法 |
WO2004025262A2 (en) * | 2002-09-11 | 2004-03-25 | Synamem Corporation | Membrane-based assays |
JP2004271540A (ja) * | 2004-07-05 | 2004-09-30 | Kenji Sato | プロテインチップ |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008525797A (ja) * | 2004-12-23 | 2008-07-17 | ナノキシス アーベー | 装置及びその使用 |
JP2008130597A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Nikon Corp | 表面処理方法及び表面処理装置、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 |
JP2010531988A (ja) * | 2007-07-03 | 2010-09-30 | エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト | 分析要素の製造方法 |
JP2010054214A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 生体分子機能解析用基板、生体分子機能解析用試料体および生体分子機能解析方法 |
WO2011093491A1 (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-04 | 学校法人立教学院 | 加工ナタデココの形成方法、加工ナタデココの復元方法、及び加工ナタデココ |
JP2011155909A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Rikkyo Gakuin | 加工ナタデココの形成方法、加工ナタデココの復元方法、及び加工ナタデココ |
JP2013066460A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-04-18 | Rikkyo Gakuin | 加工セルロースエアロゲルおよびその製造方法、ならびに復元セルロースハイドロゲルの製造方法 |
JP2013118852A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 脂質二分子膜基板、脂質二分子膜基板の製造方法、及びハイドロゲル基板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005283567A (ja) | プロテインチップ | |
CN103131625B (zh) | 用于构建三维微环境的方法及装置 | |
CN105861309B (zh) | 一种超疏水微坑阵列芯片及其制备方法与应用 | |
CN101312756B (zh) | 神经导管 | |
JP6714080B2 (ja) | 微小粒子を内包する三次元薄膜構造体およびその製造方法 | |
JP2005027598A (ja) | 細胞培養チップ及び培養器、それらを用いた細胞培養方法、球状細胞組織体を担持させた細胞担持モジュール、球状細胞組織体 | |
JPH04500455A (ja) | 浮遊細胞培養装置と方法 | |
JP4604216B2 (ja) | タンパク質の固定方法とタンパク質チップならびに細胞の固定方法および細胞チップ | |
JP2002511792A (ja) | チップ及びライブラリの大量製造における物質溶液の静電噴霧 | |
JP2008543302A (ja) | 細胞および組織の培養装置 | |
CA2503186A1 (en) | Biological assays using gradients formed in microfluidic systems | |
Zhou et al. | Constructing silk fibroin-based three-dimensional microfluidic devices via a tape mask-assisted multiple-step etching technique | |
JP5334006B2 (ja) | プロテインチップ | |
RU2466401C1 (ru) | Способ определения упругости клеток крови | |
EP1390139B1 (de) | Verfahren zur herstellung eines arrays zur detektion von komponenten aus einer biologischen probe | |
KR100891946B1 (ko) | 세포의 고정화를 위한 기판의 표면 처리 방법 | |
US20190300831A1 (en) | Biomaterial having decreased surface area, degradable scaffolds of same, and methods of making | |
JP5240816B2 (ja) | 細胞接着制御用フィルム | |
CN102502477A (zh) | 一种硅藻在pdms表面的图案化键合加工方法 | |
CN102643446A (zh) | 一种在pet基材表面制备蛋白微图案的工艺 | |
EP4317401A1 (en) | Device containing a macroporous elastomeric material for the enrichment and cultivation of microorganisms in situ | |
CN107988196A (zh) | 一种用聚甲基丙烯酸甲酯包覆的羧基碳纳米管固定化漆酶的制备方法 | |
KR20140091118A (ko) | 세포단위로 미세조류를 지지체에 고정하는 방법 | |
US20100056380A1 (en) | Combinatorial biomineralization arrays | |
Aime | High-Throughput Tuning of Ovarian Cancer Spheroids for On-Chip Invasion Assays |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20050823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080122 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100824 |