JP2005282357A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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洋式 山崎
Hiroyuki Matsushita
博之 松下
Atsushi Kai
敦 甲斐
Shigeru Mizoguchi
茂 溝口
Kiyoshi Monobe
清 物部
Seiichiro Inoue
誠一郎 井上
Masaki Miura
正樹 三浦
Yoshinori Sagara
芳則 相良
Shinichi Arita
新一 有田
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Abstract

【課題】 複数のノズルを備えながら、装置の小型化や女性局部の洗浄についての不安感の解消を図る。
【解決手段】 衛生洗浄装置200は、肛門ノズル201とビデノズル210とを備える。肛門ノズル201は、便器後方に斜めに傾斜配置され、肛門洗浄の際に洗浄水を肛門に向けて斜め後方から噴出する。ビデノズル210は、便器ボール部内部において回動するよう構成され、便器ボール部内の後方側周縁付近の待機位置TPとその前方の第1ビデ洗浄位置BP1、第2ビデ洗浄位置BP2に位置するようにされている。そして、洗浄水噴出部213は、これら洗浄位置において、洗浄水を基部211に向けて噴出する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、便座に着座した人体の局部に洗浄水を噴出して局部を洗浄する衛生洗浄装置に関する。
この種の衛生洗浄装置では、一般に、肛門洗浄用の洗浄水噴出と女性局部洗浄用の洗浄水噴出ができるようにされている。そして、単一のノズルに肛門洗浄用と女性局部洗浄用の複数流路を形成した形態(単一ノズル形態)のものや、肛門洗浄用のノズルと女性局部洗浄用のノズルの複数ノズルを並列設置した形態(複数ノズル形態)のものが提案されている。
単一ノズル形態では、ノズルが単一であるため、ノズルを含むノズル装置、延いては衛生洗浄装置全体としての小型化ができるという利点がある。ところで、近年では、ハード・ソフトといった異なる洗浄感での局部洗浄が実行できるよう多機能化を図ることが要望されつつある。これには、ハード感用・ソフト感用の流路を肛門洗浄と女性局部洗浄で別々に用意する必要がある。しかし、単一のノズルでは、単一ノズル内に形成できる流路の数が制約を受けるので、肛門洗浄・女性局部洗浄についての洗浄機能の多機能化に欠けていた。
また、単一ノズル形態では、肛門洗浄時に噴出した洗浄水がノズルに跳ね返り、この跳ね返り洗浄水が女性局部洗浄用の噴出口周辺に付着する。この付着跳ね返り洗浄水による汚れは、局部洗浄に先だって噴出口周辺に洗浄水をかけるいわゆるセルフクリーニングにて除去されるようにされている。しかし、このセルフクリーニングが念入りに実施されていても、肛門洗浄時の跳ね返り洗浄水が付着した噴出口から女性局部に洗浄水の噴出を受けることに変わりはない。よって、女性局部というきわめてデリケートな場所に洗浄水の噴出を受ける都合上、この女性に衛生性に欠けるという不安感を抱かせるおそれがあった。
一方、複数ノズル形態では、肛門洗浄用ノズルと女性局部洗浄用ノズルの各ノズルでの流路形成で肛門洗浄・女性局部洗浄についての洗浄機能の多機能化を図ることができる。また、肛門洗浄時には、女性局部洗浄用ノズルを衛生洗浄装置本体に位置させれば、肛門洗浄時の跳ね返り洗浄水を当該ノズルの噴出口に比較的付着させることがない。つまり、複数ノズル形態を採ることで、単一ノズル形態での上記した問題はある程度解決できる。しかし、複数ノズルが単に並列設置してあるに過ぎないために、小型化が阻害されていた。また、複数ノズル形態では、洗浄時にノズルを洗浄位置に移動させるための駆動系をノズルごとに要するので、駆動源を含めたノズル装置としての小型化も十分ではなかった。なお、肛門洗浄のみを目的として例えばハード感用肛門洗浄ノズルとソフト感用肛門洗浄ノズルを並列設置したものであっても、小型化の問題があることに変わりはない。
女性局部の洗浄は、生理時の出血や組織老廃物を噴出洗浄水で洗い流し、女性局部を清潔に維持するものであるが、以下のような理由からこの清潔性に対する不安感を抱かせるおそれがあった。生理時が出血量や組織老廃物量は、一律ではなくその都度変化したり個人ごとに異なり、この出血や組織老廃物が女性局部周辺を越える範囲の表皮にまで付着することがある。このような事態に至ると、女性局部に洗浄水を噴出するだけでは洗浄が不十分となって清潔性に欠けるという不安感を抱かせるおそれがあった。なお、女性局部洗浄時に噴出洗浄水の当たる範囲を変えることができるものも提案されているが、このものは、女性局部の個人差に対応できるに過ぎず、女性局部周辺を越える表皮範囲までの洗浄を意図するものではなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされ、複数のノズルを備えながら、装置の小型化や女性局部の洗浄についての不安感の解消を図ることをその目的とする。
かかる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の衛生洗浄装置は、以下の構成を有する。即ち、
便座に着座した人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置において、
肛門洗浄の際に洗浄水を肛門に向けて斜め後方から噴出する第1ノズルと、
女性局部洗浄の際に洗浄水を噴出するノズルであって、女性局部を斜め下方前方から指向し、女性局部を第1洗浄目標とする前方側位置と、女性局部から肛門に至るまでの人体表皮部分を下方後方から指向し、該人体表皮部分を第2洗浄目標とする後方側位置との間を移動可能とされた第2ノズルとを備える
ことを特徴とする。
上記構成を有する本発明の衛生洗浄装置では、肛門洗浄の際に第1ノズルから肛門に向けて斜め後方から洗浄水を噴出する。そして、女性局部洗浄にはこの第1ノズルとは別の第2ノズルを用いるので、この第2ノズルを肛門洗浄時には跳ね返り洗浄水がかからない位置に退避させておくことができる。この点から、女性局部洗浄時の不安感を解消することができる。また、第2ノズルによる女性局部洗浄時には、第1洗浄目標である女性局部はもとより、第2洗浄目標である女性局部以外の人体表皮部分にまで洗浄水を噴出して、生理時の出血や組織老廃物をこの噴出洗浄水で洗い流す。よって、出血や組織老廃物が付着することがある広い範囲を洗浄できるので、この点からも、女性局部洗浄時の不安感を解消することができる。
この本発明の衛生洗浄装置は、以下の態様を採ることもできる。即ち、 前記前方位置は、前記前方位置と前記第1洗浄目標とを結ぶ線分と女性局部付近の垂線とのなす角が約30〜39度となる位置とされ、
前記後方位置は、前記後方位置と前記第2洗浄目標とを結ぶ線分と前記垂線とのなす角が約30〜39度となる位置とされている。
こうすれば、第2ノズルを、女性局部を洗浄目標とする前方側位置と人体表皮部分を洗浄目標とする後方側位置に確実に位置させることができる。
前記第2ノズルを女性局部洗浄時に前記前方側位置と前記後方側位置との間に亘って移動制御する移動手段を有する、ものとすることができる。
こうすれば、移動手段にて第2ノズルを移動させながら上記範囲に亘って洗浄水を噴出できる。また、移動速度を調整したりして、上記範囲での洗浄を念入りに行うことができる。
また、前記移動手段は、前記第2ノズルを往復移動制御する、ものとすることができる。こうすれば、より念入りに洗浄できる。
更に、前記前方側位置を調整する手段と前記後方側位置を調整する手段のいずれかを有する、ものとすることができる。こうすれば、第2ノズルによる女性局部洗浄の洗浄範囲を女性が所望する洗浄範囲とすることができる。
また、前記移動手段は、女性局部洗浄開始当初の所定時間の間に亘っては、前記第2ノズルを前記前方側位置に止め置いてから、前記第2ノズルを移動制御する、ものとすることができる。こうすれば、出血や組織老廃物がもっとも多く付着する女性局部を最初に噴出洗浄水で洗浄できる。
次に、本発明に係る衛生洗浄装置の実施の形態を実施例に基づき説明する。まず、参考例につき説明する。この参考例は、洗浄位置にあるノズル(第1ノズル、第2ノズル)を、その進退方向に沿ったX方向と、これと直行するY方向に沿って調整可能とされている。図1は、参考例の衛生洗浄装置40Aを便器と共に示す概略斜視図、図2は、この参考例の構成を表すブロック図、図3は、ノズルの洗浄位置を便器左右方向に対して調整するノズルサブ駆動ユニット170の概略構成図、図4は、このノズルサブ駆動ユニット170による洗浄位置の調整の様子を説明する説明図である。
図示するように、変形例の衛生洗浄装置40Aは、ノズルユニット50やノズル駆動ユニット54、制御ユニット58等を有する。そして、本体カバー46の側方袖部前方に、ノズルXY調整操作部160を有する。このノズルXY調整操作部160には、図1に示すX方向(ノズル前後方向)とY方向(便器左右方向)に傾斜操作されるジョイスティック161が配設されている。このジョイスティック161は、便座に着座した使用者が無理なく把持できるようにされており、その先端には、局部洗浄時の洗浄水噴出量(水勢)の調整の際に親指で押圧操作されるトリガー162が設けられている。
ノズルXY調整操作部160は、図2に示すように、制御ユニット58と接続されている。そして、このノズルXY調整操作部160は、ジョイスティック161のX方向傾斜操作量(ノズル前方方向を+X方向)、Y方向傾斜操作量(ノズルXY調整操作部160側を+Y方向)と、トリガー162の押圧操作量をそれぞれ電気信号に変換して出力するようにされている。制御ユニット58は、このノズルXY調整操作部160からの信号を入力してノズル駆動ユニット54やノズルサブ駆動ユニット170を駆動制御し、ノズルの洗浄位置調整を行う。また、給水ユニット52を制御して水勢調整を行う。その詳細については後述する。
ノズルサブ駆動ユニット170は、上記したノズルXY調整操作部160による洗浄位置のY方向調整を可能とすべく、以下の構成を有する。図3に示すように、ノズルサブ駆動ユニット170は、ノズル駆動ユニット54と一体のノズルユニット50を下方から支持するよう、本体ベース42に配設されており、ノズルユニット支持部171と、Y方向調整駆動源のモータ172を有する。ノズルユニット支持部171は、便器ボール部41aの側に凹所173を有する。ノズルユニット50は、下方に延びた支持プレート51を有し、上記の凹所173に、下端が球面状とされた支持駒51aを嵌め込ませている。よって、ノズルサブ駆動ユニット170は、支持駒51aを回転中心とし図3の紙面と交差する方向に沿って回動自在にノズルユニット50をその下方から支持する。なお、支持プレート51の後方側にあっても、図示しない支持ブロックによりノズルユニット50は支持されている。
支持プレート51の後方下端部には、図中G方向矢視に示すように、支持駒51aを中心とする基準ピッチ円でギヤ51bが形成されている。モータ172は、正逆回転するステッピングモータとされており、このギヤ51bと噛み合うドライブギヤ部172aを有するギヤプレート172cを回転駆動する。従って、モータ172が正逆回転すると、図4に示すように、肛門洗浄位置KPにある第1ノズル31は支持駒51aを中心に左右に振られてその位置を変え、これにより洗浄位置の左右調整がなされる。
次に、この参考例における局部洗浄の様子について説明する。この参考例にあっても、肛門洗浄ボタンが操作されると、肛門洗浄位置KPへのノズル進出、洗浄水給水を行って肛門洗浄を実施する。しかし、この洗浄動作の間に、制御ユニット58が所定時間ごとにジョイスティック161やトリガー162の操作状況を割り込み検知し、その結果に応じて以下のようにして洗浄位置調整や水勢調整を行う。
図3,図4に示す正規の肛門洗浄位置KPにて洗浄水を噴出して肛門洗浄を実施しているときに、ジョイスティック161が+X方向(図1参照)に操作されたとする。制御ユニット58は、このスティック操作量に応じてノズル駆動ユニット54を駆動制御し、第1ノズル31を図3に示す肛門洗浄位置KP(+X)まで前進移動させる。これにより、第1ノズル31は、この移動後の肛門洗浄位置KP(+X)で洗浄水を噴出して肛門洗浄を継続する。ジョイスティック161が−X方向に操作された場合も同様である。また、ジョイスティック161が+Y方向(図1参照)に操作されたとすると、制御ユニット58は、このスティック操作量に応じてノズルサブ駆動ユニット170を駆動制御し、第1ノズル31を図4に示す肛門洗浄位置KP(+Y)に移動する。これにより、第1ノズル31は、この移動後の肛門洗浄位置KP(+Y)で洗浄水を噴出して肛門洗浄を継続する。ジョイスティック161が−Y方向に操作された場合も同様である。なお、ビデ洗浄ボタンが操作されてビデ洗浄を実施しているときも同様である。
一方、局部洗浄実施中に、トリガー162が押圧操作されると、制御ユニット58は、トリガー操作量に応じて給水ユニット52を制御し、第1ノズル31への洗浄水給水量を段階的に調整する。これにより、洗浄水水勢が調整される。なお、制御ユニット58は、トリガー162の押圧操作の様子に応じて水勢の増大調整か減少調整かを判断するようにされている。例えば、トリガー162が長く押圧されれば、増大調整であるとして、給水量を1段階増大調整する。トリガー162が短時間のうちに2度繰り返し押圧されれば、減少調整であるとして、給水量を1段階減少調整する。
以上説明した参考例によれば、局部洗浄位置をノズル前後方向と左右方向にきめ細かく調整でき好ましい。また、便座に着座した使用者の降ろした手が自然に届く便器側方位置にジョイスティック161を設けたので、無理な姿勢を採ることなく容易に位置調整することができる。更に、トリガー162により、容易に水勢調整を行うことができる。
この参考例では、ジョイスティック161の傾斜操作を洗浄位置の調整に用いたが、以下のようにして、洗浄開始指示の洗浄ボタン(肛門洗浄ボタン、ビデ洗浄ボタン)の代用とすることもできる。即ち、制御ユニット58は、図示しない着座センサにより使用者の着座を検出すると、このジョイスティック161の傾斜操作の有無を所定時間ごとに検出する。そして、この洗浄ボタンが操作される以前にジョイスティック161の+X方向の傾斜操作があると、この操作を契機として洗浄位置へのノズル進出・洗浄水給水を開始し、局部洗浄を開始する。こうすれば、ジョイスティック161で容易に局部洗浄を開始できる。なお、短時間のうちにジョイスティック161が2度繰り返し+X方向に傾斜操作された場合に、これを契機として局部洗浄を開始するようにすることもできる。こうすれば、子供のいたずら等による誤操作をより有効に回避できる。
次のように変形もできる。図5は、ジョイスティック161に替わりグラインドパッド180を有するノズルXY調整操作部160の要部斜視図、図6は、LCDタッチパネル182を有するノズルXY調整操作部160の要部斜視図である。
図5に示すグラインドパッド180は、そのパッド表面に指先が置かれた場合に、その指先での押圧圧力とパッド表面での指先移動方向を検知するよう構成されている。この場合、押圧圧力検知には、圧力を電気信号に変換する感圧素子が用いられ、その検出結果は制御ユニット58に出力される。制御ユニット58は、この結果に応じて給水ユニット52を制御し、洗浄水水勢を調整する。つまり、トリガー162の操作に替わって、パッド表面の押圧程度により水勢調整がなされる。また、指先移動方向の検知には、人体の静電容量を利用したスイッチングデバイスをパッド表面にマトリックス状に配置したいわゆるマトリックススイッチが用いられる。そして、現在の指先位置からの+X方向、−X方向、+Y方向、−Y方向の移動方向が電気信号として制御ユニット58に出力される。制御ユニット58は、この指先移動方向に応じてノズル駆動ユニット54あるいはノズルサブ駆動ユニット170を駆動制御し、局部洗浄位置をノズル前後方向あるいは左右方向に調整する。つまり、ジョイスティック161の傾斜操作に替わって、パッド表面での指先移動方向により洗浄位置調整がなされる。なお、このグラインドパッド180によれば、指先の移動方向と共にその際の移動幅も検知可能であるので、この移動幅の程度に応じて局部洗浄位置の左右方向調整量を定め、この調整量で左右調整することもできる。また、このグラインドパッド180によれば、指先が前後あるいは左右に連続して移動されていることも検知可能であるので、このような連続移動があった場合には、ノズルを前後あるいは左右に往復動させながら局部洗浄を実施することもできる。更に、肛門洗浄ボタンの操作より先にこのグラインドパッド180に指先が置かれれば、この指先載置の契機として局部洗浄を開始することもできる。この場合、グラインドパッド180への指先載置が短時間のうちに2度繰り返されると局部洗浄を開始するようにすれば、誤操作回避の上から好ましい。
図6に示すLCDタッチパネル182は、グラインドパッド180と同様に感圧素子やマトリックススイッチにより指先での押圧圧力と指先移動方向並びにその移動幅を検知し、その検知結果を制御ユニット58に出力する。よって、グラインドパッド180と同様に、洗浄水水勢の調整と局部洗浄位置の前後・左右調整を行うことができる。また、このパネル表面への指先載置により、局部洗浄を開始することもできる。更に、このLCDタッチパネル182は、そのパネル表面に画像を表示することもできるので、以下の利点がある。
洗浄ボタンの操作やパネル表面への指先載置を経た局部洗浄の開始に先立ち、あるいは局部洗浄の実施中に、肛門洗浄位置KPあるいはビデ洗浄位置BPを、パネル表面に表示できる。例えば、パネル表面において、所定の色でこの洗浄位置をポイント表示できる。よって、使用者は、局部洗浄位置をこの表示ポイントを介して間接的に確認でき、この表示ポイントを目安としてその前後・左右に指先を置くことで、洗浄位置調整を実施できる。また、この洗浄位置のポイント表示と共に、パネル表面に洗浄箇所周辺の人体輪郭を概略表示できる。このようにすれば、間接的ではあるものの人体と洗浄位置の関係を認識した上で洗浄位置調整を実行できる。
次に、実施例について説明する。この実施例は、肛門洗浄時と女性局部洗浄時とで、洗浄水の噴出方向を異なるようにした点に特徴がある。図7は、実施例の衛生洗浄装置200の全体構成を概略的に示す概略斜視図、図8は、この衛生洗浄装置200における局部洗浄の様子を説明する説明図である。
図示するように、衛生洗浄装置200は、便器41上面に装着される本体部202を備え、その内部に、斜めに傾斜配置された肛門ノズル201と、このノズルを進退させるための第1ノズル駆動ユニット204を有する。また、上記した実施例と同様の機能を果たす給水ユニット52や乾燥ユニット56を有する。このほか、衛生洗浄装置200は、便器41の側方に位置するよう本体部202に裾部205を備え、その内部に、各ユニットの構成部材を駆動制御して局部洗浄や乾燥を実行させる制御ユニット206と、第2ノズル駆動ユニット208とを有する。
第1ノズル駆動ユニット204は、上記した実施例と同様に、肛門ノズル201を図示する本体部内の待機位置TPと便器ボール部内の肛門洗浄位置KPとの間に亘って進退させる。つまり、肛門洗浄ボタンが操作されると、第1ノズル駆動ユニット204は、肛門ノズル201を待機位置TPから肛門洗浄位置KPまで進出させ、給水ユニット52からこの肛門ノズル201に洗浄水が給水される。よって、肛門ノズル201は、図8にも示すように、洗浄水をその洗浄目標である肛門に向けて斜め後方から噴出し、この噴出洗浄水により肛門洗浄が行われる。第2ノズル駆動ユニット208は、図示しないステッピングモータを有し、このモータ駆動を通して、ビデノズル210を便器ボール部内部において回動するよう構成されている。この場合、上記の肛門洗浄実行時には、第2ノズル駆動ユニット208がビデノズル210を回動させることはなく、ビデノズル210は、便器ボール部内の後方側周縁付近の待機位置TPに位置したままである。
ビデノズル210は、裾部205から便器内に延びた基部211と、この基部から便器ボール部内に至るまで湾曲形成されたノズル部212と、このノズル部の先端側に設置された洗浄水噴出部213とを有する。ビデノズル210は、基部211を中心として回動自在とされており、基部211に第2ノズル駆動ユニット208のモータの正逆回転が伝達される。よって、ビデノズル210のノズル部212は、その待機位置TPから便器前方側に向けて、基部211を中心に回動する。ビデノズル210は、制御ユニット206による第2ノズル駆動ユニット208の制御により、図8に示すように、上記の待機位置TPとその前方の第1ビデ洗浄位置BP1、第2ビデ洗浄位置BP2に位置するようにされている。そして、洗浄水噴出部213は、これら洗浄位置において、洗浄水を基部211に向けて噴出する。従って、ビデノズル210が第2ビデ洗浄位置BP2に位置すると、着座した女性の女性局部は図8に示すように基部211付近にくることから、洗浄水噴出部213は、女性局部を斜め下方前方から指向してこの女性局部に洗浄水を噴出する。また、ビデノズル210が第1ビデ洗浄位置BP1に位置する場合は、洗浄水噴出部213は、女性局部から肛門に至るまでの人体表皮部分を下方後方から指向してこの人体表皮部分に洗浄水を噴出する。
この場合、図8に示すように、基部211を通る垂線に対して第2ビデ洗浄位置BP2がなす角度αは、約35度とされ、第1ビデ洗浄位置BP1がなす角度βは、約35度とされている。この角度α、βは、制御ユニット206に備え付けられた位置調整ボタンの操作に応じて変更可能であり、角度αは約30〜39度の範囲で、角度βは約30〜39度の範囲でそれぞれ変更される。つまり、制御ユニット206は、所定時間ごとにこの位置調整ボタンの操作状況をスキャンし、その操作状況に応じて女性局部洗浄の際の第2ノズル駆動ユニット208のモータ駆動量を調整する。これにより、ビデノズル210は、女性局部洗浄の際、上記の第1、第2洗浄位置を採って局部洗浄を行う。
次に、ノズル移動の様子を洗浄水噴出と併せて説明する。制御ユニット206に備え付けられたビデ洗浄ボタンが操作されると、制御ユニット206は、第2ノズル駆動ユニット208を駆動制御して、ビデノズル210を待機位置TPから第2ビデ洗浄位置BP2まで移動させる。その後、制御ユニット206は、給水ユニット52を制御してビデノズル210への洗浄水給水を開始し、停止ボタンが操作されるまで給水を継続する。これにより、ビデ洗浄開始当初は、女性局部にその斜め下方前方から洗浄水が噴出されて、この噴出洗浄水により女性局部洗浄が行われる。停止ボタンが操作されると、制御ユニット206は、給水ユニット52を制御して給水を停止すると共に、第2ノズル駆動ユニット208を駆動制御してビデノズル210を待機位置TPに復帰させる。
また、上記のビデ洗浄ボタンと共に所定のボタン(例えば、「しっかり洗浄ボタン」、「ムーブ洗浄ボタン」等)が操作されると、まず、制御ユニット206は、上記のようにビデノズル210を待機位置TPから第2ビデ洗浄位置BP2まで移動させて洗浄水を給水し、ビデノズル210による女性局部洗浄を開始する。その後、制御ユニット206は、洗浄水給水を継続したまま、ビデノズル210をこの第2ビデ洗浄位置BP2に所定時間(例えば、約3〜5秒程度)だけ止め置き、次いで第2ノズル駆動ユニット208を駆動制御して、ビデノズル210を第2ビデ洗浄位置BP2と第1ビデ洗浄位置BP1との間において往復移動させる。これにより、ビデノズル210による女性局部洗浄時には、その主要の洗浄目標である女性局部はもとより、この女性局部より肛門側の人体表皮部分にまで洗浄水が噴出される。停止ボタンが操作されると、制御ユニット206は、給水ユニット52を制御して給水を停止すると共に、第2ノズル駆動ユニット208を駆動制御してビデノズル210を待機位置TPに復帰させる。なお、ビデノズル210を第2ビデ洗浄位置BP2に止め置くことなく、即座にビデノズル210を往復動させるようにすることもできる。
以上説明した実施例の衛生洗浄装置200によれば、肛門洗浄の際には、肛門ノズル201を肛門洗浄位置KPに進出させて、この肛門ノズル201から肛門に向けて斜め後方から洗浄水を噴出する。そして、この肛門洗浄時には、蘇生局部洗浄用のビデノズル210を待機位置TPに退避させておく。よって、肛門ノズル201による肛門洗浄時の跳ね返り洗浄水をビデノズル210にかけることがないので、ビデノズル210についての衛生感を高めることができ、これを通して、ビデノズル210による女性局部洗浄時の不安感を解消することができる。
また、ビデノズル210による女性局部洗浄時には、その主要な洗浄目標である女性局部はもとより、女性局部より肛門側の人体表皮部分にまで洗浄水を噴出して、生理時の出血や組織老廃物をこの噴出洗浄水で洗い流す。よって、出血や組織老廃物が付着することがある広い範囲を洗浄できるので、この点からも、女性局部洗浄時の不安感を解消することができる。しかも、女性局部にその斜め下方前方から洗浄水を直接噴出する第2ビデ洗浄位置BP2と、上記の人体表皮部分にその斜め下方後方から洗浄水を噴出する第1ビデ洗浄位置BP1との間に亘ってビデノズル210を往復移動させながら、洗浄水を継続噴出する。よって、女性局部と上記の人体表皮部分との間を念入りに洗浄でき、生理時の出血や組織老廃物をより確実に洗い流すことができ好ましい。この際、ノズル往復動の速度を調整するボタンを設け、このボタン操作に応じてノズル移動速度を調整するようにすれば、より念入りに局部洗浄ができ好ましい。
更に、本実施例では、女性局部洗浄の際にノズル往復動を行うに当たり、洗浄開始当初の所定時間の間に亘っては、ビデノズル210を第2ビデ洗浄位置BP2に止め置いてから、このビデノズル210を往復移動させるようにした。よって、出血や組織老廃物がもっとも多く付着する女性局部を最初に噴出洗浄水で洗浄でき好ましい。
また、第1ビデ洗浄位置BP1と第2ビデ洗浄位置BP2とを調整できるようにしたので、女性局部洗浄の際の洗浄範囲を使用者である女性が所望する範囲とでき、使用感を高めることができる。更に、第1ビデ洗浄位置BP1をそのなす角βが垂線から約30〜39度となる位置とし、第2ビデ洗浄位置BP2をそのなす角αが垂線から約30〜39度となる位置とした。よって、女性局部には、その斜め下方前方から確実に洗浄水を噴出でき、この女性局部より肛門側の人体表皮部には、その斜め下方後方から確実に洗浄水を噴出できる。
この実施例の衛生洗浄装置200は、肛門ノズル201とビデノズル210について、上記の衛生洗浄装置40Aのように、局部洗浄位置をX方向・Y方向に調整するように変形できる。この場合、洗浄位置調整指示を制御ユニット206に出力するには、衛生洗浄装置40Aと同様にノズルXY調整操作部160とジョイスティック161あるいはグラインドパッド180、LCDタッチパネル182を裾部205に設ければよい。肛門ノズル201のX方向位置調整は第1ノズル駆動ユニット204の駆動量調整を行えばよく、Y方向位置調整については、衛生洗浄装置40Aと同様にノズルサブ駆動ユニット170を配設すればよい。そして、ビデノズル210のX方向位置調整は第2ノズル駆動ユニット208の駆動量調整を行えばよく、Y方向位置調整は、例えば以下のように構成すればよい。
図9は、実施例の変形例におけるビデノズル210の先端部をその内部を透視して概略的に表した要部概略透視斜視図、図10は、その51−51線概略断面図である。これら図面に示すように、ビデノズル210の先端部は、噴出口駆動ユニット220が収納配置される収納空所214とされている。なお、この噴出口駆動ユニット220の配置の際は、先端部蓋体215が外され、収納空所214が開放される。
噴出口駆動ユニット220は、収納空所214から外部に突出した洗浄水噴出駒221を備える。そして、噴出口駆動ユニット220は、この洗浄水噴出駒221を図示する+Y、−Y方向(便器左右方向)に移動することで、女性局部の洗浄位置(ビデ洗浄位置BP)を便器左右方向に調整すべく以下の構成を有する。なお、図9,51は、洗浄水噴出駒221が−Y方向に移動した状態を示している。
噴出口駆動ユニット220は、洗浄水噴出駒221が長穴状の案内孔216に沿って便器左右方向に移動できるよう、この洗浄水噴出駒221をその両側で板バネ222により支持する。この板バネ222は、洗浄水噴出駒221が−Y方向に移動すると、この洗浄水噴出駒221を+Y方向に付勢力を及ぼすようにされている。洗浄水噴出駒221は、その下端に連設された円筒体部221aと、貫通形成された噴出孔221bを有する。そして、この噴出孔221bには、収納空所214の仕切壁217からの伸縮配管221cが固定されている。よって、仕切壁217に至るまでのノズル内流路218を通過した洗浄水は、洗浄水噴出駒221の噴出孔221bから噴出される。
また、噴出口駆動ユニット220は、防水処置が施された噴出駒駆動モータ223と、そのモータ出力軸223aに偏心して嵌合固定された偏心カム224とを有する。この偏心カム224は、その外縁カム部を洗浄水噴出駒221の円筒体部221aに当接するようにされている。よって、噴出駒駆動モータ223の回転に伴って偏心カム224が回転すると、洗浄水噴出駒221は、偏心カム224の外縁カム部に倣って案内孔216に沿って便器左右方向に移動する。より詳しく説明すると、図示するように偏心カム224の厚肉側の外縁カム部が洗浄水噴出駒221と相対した状態から噴出駒駆動モータ223が回転すると、偏心カム224はその外縁カム部が洗浄水噴出駒221から離れる側に回転する。しかし、板バネ222が洗浄水噴出駒221に上記の付勢力を及ぼすので、洗浄水噴出駒221は、外縁カム部に倣うように案内孔216に沿って+Y方向に移動する。また、偏心カム224がその外縁カム部で洗浄水噴出駒221を押すように回転すると、洗浄水噴出駒221は、外縁カム部に倣うようにして案内孔216に沿って−Y方向に移動する。こうして、洗浄水噴出駒221は、案内孔216の中央を中心に、+Y方向・−Y方向に沿って移動する。なお、噴出駒駆動モータ223を連続で回転駆動すれば、洗浄水噴出駒221は、案内孔216の中央を挟んで左右に繰り返し往復移動するので、洗浄水噴出駒221からは、左右に繰り返し往復移動するように洗浄水が噴出される。
次に、この変形例におけるビデ洗浄の際の洗浄位置左右調整の様子について説明する。この変形例にあっても、ビデ洗浄ボタンが操作されると、上記の第6実施例と同様に、図8に示す第1ビデ洗浄位置BP1と第2ビデ洗浄位置BP2の間でビデノズル210を往復動させつつ洗浄水給水を行ってビデ洗浄を実施することに変わりはない。しかし、この洗浄動作の間に、この変形例では、制御ユニット206が所定時間ごとにジョイスティック161等の操作状況を割り込み検知し、その結果に応じて以下のようにしてビデ洗浄についての洗浄位置調整を行う。
上記のビデ洗浄の間に、ジョイスティック161が+Y方向(図1参照)に操作されたとすると、制御ユニット206は、このスティック操作量に応じて噴出口駆動ユニット220の噴出駒駆動モータ223を駆動制御する。これにより、偏心カム224の回転を経て洗浄水噴出駒221の位置が+Y方向に調整され、この洗浄水噴出駒221から洗浄水を噴出してビデ洗浄を継続する。なお、ビデノズル210は上記両ビデ洗浄位置の間を継続して往復移動する。ジョイスティック161が−Y方向に操作された場合も同様であり、この場合は−Y方向に移動後の位置で洗浄水噴出駒221から洗浄水が噴出される。
以上説明した変形例によっても、局部洗浄位置を便器における前後方向と左右方向にきめ細かく調整でき好ましい。しかも、ビデノズル210の往復移動を介して広範囲なビデ洗浄を行っている場合でも、その洗浄位置を左右方向に調整できるので、ビデ洗浄の際の洗浄感や使用感を高めることができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、実施例のビデノズル210を、細菌生育の障害となる金属(Ag、Ni・Cr合金等)の微粒子を洗浄水噴出口周辺にコーティングしたものとできる。こうすれば、噴出口周辺に細菌を生育しにくくできるので、ビデノズルについての清潔感が増して安心感がより高まり好ましい。また、上記のビデノズルを、洗浄水噴出口周辺に光触媒の微粒子をコーティングしたものとできる。この光触媒は、照射された光のエネルギにより励起電子と正孔を生成して触媒として機能し、触媒表面の水分又は水分と酸素の存在下での水酸ラジカルの生成を経て水酸基を生成するものである。このような光触媒がコートされたビデノズルでは、コート領域表面に光照射下で常に水酸基を高密度で存在させて当該表面を高い親水性表面とすることができる。よって、洗浄水噴出口周辺に汚れが付着しても、セルフクリーニングの際にかけられた洗浄水によりこの汚れを速やかにかつ確実に除去できるので、ビデノズルについての清潔感がより一層増大して安心感が一層高まり好ましい。この光触媒としては、TiOやZnO,SnO等を挙げることができ、TiOはその調達が容易である点で好ましい。
参考例の衛生洗浄装置40Aを便器と共に示す概略斜視図である。 この参考例の構成を表すブロック図である。 ノズルの洗浄位置を便器左右方向に対して調整するノズルサブ駆動ユニット170の概略構成図である。 このノズルサブ駆動ユニット170による洗浄位置の調整の様子を説明する説明図である。 ジョイスティック161に替わりグラインドパッド180を有するノズルXY調整操作部160の要部斜視図である。 LCDタッチパネル182を有するノズルXY調整操作部160の要部斜視図である。 実施例の衛生洗浄装置200の全体構成を概略的に示す概略斜視図である。 この衛生洗浄装置200における局部洗浄の様子を説明する説明図である。 実施例の変形例におけるビデノズル210の先端部をその内部を透視して概略的に表した要部概略透視斜視図である。 その51−51線概略断面図である。
符号の説明
40A...衛生洗浄装置
41...便器
41a...便器ボール部
42...本体ベース
43...ユニット群
44...便座
45...便蓋
46...本体カバー
47...便器洗浄水タンク
50...ノズルユニット
51...支持プレート
51a...支持駒
51b...ギヤ
52...給水ユニット
54...ノズル駆動ユニット
56...乾燥ユニット
58...制御ユニット
58A...電子制御装置
160...ノズルXY調整操作部
161...ジョイスティック
162...トリガー
170...ノズルサブ駆動ユニット
171...ノズルユニット支持部
172...モータ
172a...ドライブギヤ部
172c...ギヤプレート
173...凹所
180...グラインドパッド
182...LCDタッチパネル
200...衛生洗浄装置
201...肛門ノズル
202...本体部
204...第1ノズル駆動ユニット
205...裾部
206...制御ユニット
208...第2ノズル駆動ユニット
210...ビデノズル
211...基部
212...ノズル部
213...洗浄水噴出部
214...収納空所
215...先端部蓋体
216...案内孔
217...仕切壁
218...ノズル内流路
220...噴出口駆動ユニット
221...洗浄水噴出駒
221a...円筒体部
221b...噴出孔
221c...伸縮配管
222...板バネ
223...噴出駒駆動モータ
223a...モータ出力軸
224...偏心カム
BP...ビデ洗浄位置
BP1...第1ビデ洗浄位置
BP2...第2ビデ洗浄位置
KP...肛門洗浄位置
TP...待機位置

Claims (6)

  1. 便座に着座した人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置において、
    肛門洗浄の際に洗浄水を肛門に向けて斜め後方から噴出する第1ノズルと、
    女性局部洗浄の際に洗浄水を噴出するノズルであって、女性局部を斜め下方前方から指向し、女性局部を第1洗浄目標とする前方側位置と、女性局部から肛門に至るまでの人体表皮部分を下方後方から指向し、該人体表皮部分を第2洗浄目標とする後方側位置との間を移動可能とされた第2ノズルとを備える
    ことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 請求項1記載の衛生洗浄装置であって、
    前記前方位置は、前記前方位置と前記第1洗浄目標とを結ぶ線分と女性局部付近の垂線とのなす角が約30〜39度となる位置とされ、
    前記後方位置は、前記後方位置と前記第2洗浄目標とを結ぶ線分と前記垂線とのなす角が約30〜39度となる位置とされている、衛生洗浄装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の衛生洗浄装置であって、
    前記第2ノズルを女性局部洗浄時に前記前方側位置と前記後方側位置との間に亘って移動制御する移動手段を有する、衛生洗浄装置。
  4. 請求項3記載の衛生洗浄装置であって、
    前記移動手段は、前記第2ノズルを往復移動制御する、衛生洗浄装置。
  5. 請求項3または請求項4記載の衛生洗浄装置であって、
    前記前方側位置を調整する手段と前記後方側位置を調整する手段のいずれかを有する、衛生洗浄装置。
  6. 請求項1ないし請求項5いずれか記載の衛生洗浄装置であって、
    前記移動手段は、女性局部洗浄開始当初の所定時間の間に亘っては、前記第2ノズルを前記前方側位置に止め置いてから、前記第2ノズルを移動制御する、衛生洗浄装置。
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JP2012107478A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Toto Ltd 衛生洗浄装置
CN103015512A (zh) * 2012-12-31 2013-04-03 广东梦佳陶瓷实业有限公司 旋转运作式冲洗喷头
CN104420524A (zh) * 2013-08-23 2015-03-18 李飞宇 一种可左右摆动的卫生功能装置

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