JP2005282256A - 積雪地域用落雪型建物システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人にけがをさせたり、通行の妨げとならないように落雪させることができる、積雪地域用落雪型建物システムを提供する。
【解決手段】建物1に中庭2が備えられ、中庭2を囲む各方向の屋根3…が中庭2に向けて下方に傾斜し、中庭2に落雪する、又は、落雪させることができるようになされている。中庭2には融雪槽や雪室5が備えられているとよい。雪室5の場合は、雪室5の雪を夏期の冷房に利用する空調システム6が備えられているとよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積雪地域用落雪型建物システムに関する。
北海道や東北、北陸地方などの積雪する地域では、住宅用等の建物において屋根に積もった雪が落雪して、人にけがをさせたり、通行の妨げとなることから、図3に示すように、建物51にダクト55を通し、屋根53に積もった雪54の融雪水をダクト55を通じて処理し、周囲へは落雪させないようにした建物も提供されている。
しかしながら、落雪させない構造の建物51では、屋根53に積もった雪がなかなか融けず、いつまでも屋根53の上に厚く積もったままで、春を待ってようやく屋根53から雪が消えるということも多い。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、人にけがをさせたり、通行の妨げとならないように落雪させることができる、積雪地域用落雪型建物システムを提供することを課題とする。
上記の課題は、建物に中庭が備えられ、中庭を囲む各方向の屋根が中庭に向けて下方に傾斜し、中庭に落雪する、又は、落雪させることができるようになされていることを特徴とする積雪地域用落雪型建物システムによって解決される。
この建物では、屋根に積もった雪を建物の中庭に落雪させるようになされているので、人にけがをさせるおそれが少なく、また、通行の妨げとなることがない。即ち、中庭は、積雪期において、出入が頻繁に行われるところではなく、むしろ出入がほとんどなされないところであるので、そこに落雪しても、人にけがをさせるおそれはきわめて少ない。また、中庭は、建物で囲まれているので、建物の内部を通じて中庭を挟む向こう側に行くことができ、中庭に落雪しても通行の妨げとなることはない。
そして、屋根に積もった雪を落雪させるものであるため、積雪期においても屋根の上をスッキリさせることができる。また、中庭を囲む各方向の屋根が中庭に向けて下方に傾斜しているので、自ら落雪するか、落雪作業を行う場合でも作業を容易に行うことができる。
上記の建物システムにおいて、中庭に融雪槽及び/又は雪室が備えられているとよい。融雪槽が備えられている場合には、中庭に落雪した雪を中庭で処理することができるし、雪室が備えられている場合は、雪室の雪の各種利用を中庭を囲む建物各部に対して施工容易に行うことができる。
また、融雪槽及び/又は雪室が中庭の地中に埋込み状態に備えられている場合は、一年を通じて、中庭の利用において、融雪槽及び/又は雪室が邪魔になることもない。
更に、雪室が備えられている場合において、雪室の雪を、建物内における夏期の冷房に利用する空調システムが備えられている場合は、雪室が中庭に備えられていることで、建物各部への空調配管の施工を容易に行うことができると共に、配管の短縮を実現することができる。
また、本発明は、建物に中庭が備えられ、該中庭に、中庭を囲む各方向の屋根に積もって落雪した雪または落雪させた雪を、処理する融雪槽及び/又は収容する雪室が備えられていることを特徴とする積雪地域用落雪型建物システムも内容とする。即ち、中庭を囲む各方向の屋根に積もった雪は、屋根が中庭に向けて傾斜しているか否かにかかわらず、中庭に落雪する、あるいは、落雪させることができるようになされていればよい。
本発明は、以上のとおりのものであるから、落雪させて屋根をスッキリとさせることができ、しかも、落雪によって、人にけがをさせたり、通行の妨げとなることもない。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態の建物システムにおいて、1は建物、2は中庭であり、中庭2は建物1によって四方から囲まれており、中庭2を囲む各方向の屋根3…は、中庭2に向けて下方に傾斜し、屋根3…に積もった雪4が、中庭2に落雪する、あるいは、落雪させることができるようになされている。
そして、中庭2には、雪室5が地中埋込み状態に備えられ、建物1には、雪室5の雪4を、建物1内における夏期の冷房に利用する空調システム6が備えられている。6a…は空調用の配管であり、6b…は室内機である。
上記の建物システムでは、建物1の屋根3に積もった雪4を建物1の中庭2に落雪させるようになされているので、前述したように、人にけがをさせるおそれが少なく、また、通行の妨げとなることもなく、積雪期において屋根3…をスッキリさせることができる。
そして、中庭2に雪室5が備えられ、雪室5の雪4を、建物1内における夏期の冷房に利用する空調システム6が備えられているので、夏期の冷房をコスト的に有利に行うことができるのはもちろん、建物1の各所に対する空調配管6a…の施工を容易に行うことができると共に、配管6a…の短縮を実現することができる。しかも、雪室5は中庭2の地下に埋込み状態に備えられているので、一年を通じて、中庭の利用において、雪室5が邪魔になることもない。
図2に示す第2実施形態の建物システムは、中庭2の空間を利用して雪室5を設置した場合のもので、雪室5によって中庭2への出入をしずらくなり、けがの危険性をより少なくすることができる。その他は第1実施形態と同様であり、同様の作用効果が奏される。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、中庭2が四方から建物1に囲まれている場合を示しているが、建物の本体部分で囲まれた庭であればよく、囲み形は四方に限らない。また、上記の実施形態では、中庭2に雪室5を設けると共に、建物1に、雪室5の雪を建物1内における夏期の冷房に利用する空調システム6を備えさせた場合を示しているが、雪室5の雪は、夏期等における食品類等の保冷に利用するようにしてもよいし、各種利用がなされてよい。また、雪室5に替えて、あるいは、雪室5と共に、融雪槽を中庭2に備えさせるようにしてもよく、その場合は、中庭2に落雪させた雪を、中庭2において処理することができ、処理作業を容易に行うことができる。
第1実施形態の建物システムを示すもので、図(イ)は建物の平面図、図(ロ)は断面正面図である。 第2実施形態の建物システムの断面正面図である。 従来の建物を示すもので、図(イ)は建物の平面図、図(ロ)は断面正面図である。
符号の説明
1…建物
2…中庭
3…屋根
4…雪
5…雪室
6…空調システム

Claims (4)

  1. 建物に中庭が備えられ、中庭を囲む各方向の屋根が中庭に向けて下方に傾斜し、中庭に落雪する、又は、落雪させることができるようになされていることを特徴とする積雪地域用落雪型建物システム。
  2. 前記中庭に融雪槽及び/又は雪室が備えられている請求項1に記載の積雪地域用落雪型建物システム。
  3. 前記雪室の雪を、建物内における夏期の冷房に利用する空調システムが備えられている請求項3に記載の積雪地域用落雪型建物システム。
  4. 建物に中庭が備えられ、該中庭に、中庭を囲む各方向の屋根に積もって落雪した雪または落雪させた雪を、処理する融雪槽及び/又は収容する雪室が備えられていることを特徴とする積雪地域用落雪型建物システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5211141B1 (ja) * 1967-05-12 1977-03-29
JPS5811337A (ja) * 1981-07-11 1983-01-22 Gen Oota 建物の冷房並びに消雪方法

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