JP2005279638A - 製紙排水の処理方法及び製紙におけるシリカゾルの利用方法 - Google Patents

製紙排水の処理方法及び製紙におけるシリカゾルの利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製紙排水の処理方法において、懸濁物質の凝集効率が高く、更に、微細な懸濁物質が存在することなく凝集処理することができ、凝集させた沈殿物を有価資源として再利用する製紙排水の処理方法を提供する。
【解決手段】pHが5〜14の製紙排水またはpHが5〜14に調整された製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を、前記無機高分子凝集剤濃度がアルミニウム換算で1〜250(mg−Al/L)となるように含有させて上記製紙排水のpHを5〜8に制御し、次いで、有機高分子凝集剤を添加する製紙排水の処理方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、製紙排水の新規な処理方法及び製紙におけるシリカゾルの利用方法に関する。更に詳しくは、特定のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤と、有機高分子凝集剤を使用した製紙排水の処理方法、及びシリカゾルを紙の歩留向上剤に使用すると共に、該シリカゾルに硫酸アルミニウムを添加して生成されるシリカ−アルミニウム系高分子凝集剤を製紙排水の凝集剤として使用する、製紙におけるシリカゾルの利用方法に関する。
製紙工場において排出される製紙排水、例えば、古紙パルプを製造する際に排出される古紙パルプ製造排水、クラフトパルプ(KP)を製造する際に排出されるクラフトパルプ製造排水、機械パルプを製造する際に排出される機械パルプ製造排水、塗料を紙に塗工する際に排出される塗工液排水、パルプを抄紙する際に排出される抄紙工程排水等には、繊維分、填料、顔料等が含まれ、これらが懸濁した状態で存在している。
上記のような製紙排水の処理方法としては、一般に、該製紙排水に、硫酸アルミニウム、またはポリ塩化アルミニウム等の無機凝集剤を加え、懸濁物質を凝集させて処理する方法が知られている。
しかしながら、製紙排水の処理に硫酸アルミニウム等の無機凝集剤を使用した場合には、懸濁物質の凝集能力が低いため、無機凝集剤の添加量を増加させなければならず、更に、微細な懸濁物質が残存するため、凝集処理した処理水を紙の製造工程に循環利用できるまで濁度を低下させることは困難であった。また、ポリ塩化アルミニウム等の塩化物である無機凝集剤を使用した場合には、凝集させた沈殿物中の塩素濃度が高くなるため、該沈殿物の処理、廃棄が難しくなるといった問題があった。
一方、無機凝集剤と有機高分子凝集剤とを組み合わせた製紙排水の処理方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されている方法においても、濁度を十分に低下させることができず、より高度に凝集処理できる方法が望まれていた。
特開平5−302291号公報
従って、本発明は、製紙排水中の懸濁物質を凝集させる能力が高く、凝集させた沈殿物を分離した処理水の濁度を非常に低くすることができるため、処理水の再利用が可能となり、且つ凝集させた沈殿物を、セメントの原燃料、バイオ発電への有効利用等の有価資源として再利用することができる製紙排水の処理方法を提供することを目的とする。また、本発明は、紙の歩留向上剤に使用するシリカゾルからシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を製造することにより、歩留向上剤と製紙排水の処理に使用する凝集剤との両者に用いるシリカゾルを同一の工程にて製造することができる、シリカゾルの利用方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を続けてきた。その結果、製紙排水を、特定の組成を有するシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を使用して処理することにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、pHが5〜14の製紙排水またはpHが5〜14に調整されたpH調整製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を、前記無機高分子凝集剤濃度がアルミニウム換算で1〜250(mg−Al/L)となるように含有させて上記製紙排水のpHを5〜8に制御し、次いで、有機高分子凝集剤を添加することを特徴とする製紙排水の処理方法である。
また、本発明は、珪酸ソーダ水溶液とハロゲンを含まない鉱酸との反応によって生成されたシリカゾルを紙の歩留向上剤として使用すると共に、該シリカゾルに硫酸アルミニウムを添加して生成されたSi/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系高分子凝集剤を製紙排水の凝集剤として使用することを特徴とする、製紙におけるシリカゾルの利用方法である。
本発明の製紙排水の処理方法では、凝集沈殿物を分離した処理水の濁度を8以下とすることができるため、処理水が再利用できる。
また、凝集させた沈殿物は、セメントの原燃料、バイオ発電への有効利用等の有価資源として再利用することができるため、環境負荷を低減させることができる。
更に、本発明においては、シリカゾルからシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を製造することにより、紙の製造に使用する歩留向上剤と製紙排水の処理に使用する凝集剤との両者に用いるシリカゾルを、同一の工程にて製造することができ、設備の有効利用が可能となる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において、製紙排水とは、古紙パルプを製造する際に排出される古紙パルプ製造排水、クラフトパルプ(KP)を製造する際に排出されるクラフトパルプ製造排水、機械パルプを製造する際に排出される機械パルプ製造排水、塗料を紙に塗工する際に排出される塗工液排水、パルプを抄紙する際に排出される抄紙工程排水、塩素で漂白処理をした際に排出される晒し系排水等である。また、本発明の製紙排水は、前記製紙排水を活性汚泥処理したアクチ処理排水、アクチ処理排水の上澄み液であるクラリファイヤー処理水、及びアクチ処理排水を更に硫酸アルミニウム等で処理した排水であってもよい。尚、一般的に、前記製紙排水は、繊維分、填料、顔料等の懸濁物質を含み、カオリンを標準物質とした時の濁度が20〜3000程度のものである。
本発明において、処理する製紙排水のpHは5〜14である。製紙排水のpHがそのままで5〜14の範囲にある場合は、製紙排水中の懸濁物質の量、種類等に応じて、製紙排水そのものに、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させることもでき、またpHが5〜14の範囲内に維持されるようにハロゲンを含まない鉱酸またはアルカリでpHを調整した後、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させることもできる。
また、本発明において、pHが5未満の製紙排水を処理しようとする場合には、アルカリを添加することによって、予めpHが5〜14に調整された製紙排水に、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させる必要がある。処理する製紙排水のpHを5以上とすることによって、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させることにより製紙排水のpHの制御が容易となる。特に、pHが1.5〜2.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加することにより、製紙排水のpHを5〜8に制御することが容易となり、該無機高分子凝集剤を添加した後に、更にpHを制御する操作を省くことが可能となる。
本発明において、処理する製紙排水のpHを予め調整する必要がある場合には、該製紙排水にハロゲンを含まない鉱酸、又はアルカリが添加される。ハロゲンを含まない鉱酸を例示すれば、硫酸が挙げられる。ハロゲンを含む鉱酸を使用すると、製紙排水を処理した際に得られる沈殿物中にハロゲン含有量が高くなり、該沈殿物をセメントの原燃料等の有価資源として使用できなくなるため好ましくない。また、アルカリとしては、水酸化ナトリウム、石灰乳等が挙げられる。
本発明においては、pHが5〜14の製紙排水またはpHが5〜14に調整された製紙排水(以下、「pH調整製紙排水」とする)に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させることにより、凝集能力を高めることができ、濁度の低い処理水を得ることができる。
本発明において、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤とは、重合体であるシリカゾルとアルミニウムとを含む複合体である。このシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を使用することにより、濁度を低下させる効果を顕著に発現することができる。
また、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を使用することにより、製紙排水を処理した際に得られる沈殿物中にシリカ、アルミニウムの成分が多くなるため、セメントの原燃料として有効に利用しやすくなる。
尚、シリカ−鉄系無機高分子凝集剤を使用した場合には、鉄イオンにより、処理した製紙排水が着色してしまい、凝集沈殿物を分離した処理水は廃棄するしかなく、その処理水の有効活用ができなくなる。
本発明において、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤は、Si/Alのモル比が0.2〜1.5である。Si/Alのモル比が0.2未満であるか、1.5を超える場合には、処理水の濁度を充分に低下させることができず、好ましくない。
本発明において、前記Si/Alモル比が0.2〜1.5であるシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を調整する方法として、例えば、珪酸ソーダ水溶液とハロゲンを含まない鉱酸との反応によってシリカゾルを生成し、該シリカゾルに硫酸アルミニウムを添加することにより調整することができる。
得られるシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤が優れた効果を示すためには、例えば、特開2003−221222号公報等に記載されているような方法でシリカゾルを生成した後、該シリカゾルに硫酸アルミニウムを添加して調整することが好ましい。
即ち、珪酸ソーダ水溶液と硫酸等のハロゲンを含まない鉱酸とをY字型、T字型等の反応装置を用いて、各々の液を衝突させることにより得られる混合物を熟成させ、該熟成させた混合物を希釈してシリカゾルを生成させ、そして該シリカゾルに硫酸アルミニウムを添加して調整する方法が好ましい。尚、前記熟成とは、シリカゾルを含む混合物において、該シリカゾルの重合を進行させることを意味するものである。
また、上記方法の中間生成物である希釈したシリカゾルは、紙の歩留向上剤としても使用することができる。この場合、SiO濃度が10〜30g/L、25℃で測定される粘度が3〜6mPa・Sの範囲のものが好ましく用いられる。尚、このシリカゾルを紙の歩留向上剤として使用する場合には、公知のカチオン性、ノニオン性高分子凝集剤、澱粉等を併用して使用することができる。
本発明において、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤としては、pHが1.5〜2.5であり、且つSiO濃度が5〜25g/Lの範囲のものが、pHとSiO濃度のバランスがとれているため好ましい。また、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の粘度は、1〜5mPa・Sであることが好ましい。
前記の粘度が3〜6mPa・Sであるシリカゾルを使用して、Si/Alモル比が0.2〜1.5であるシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を調整することによって、重合度が高く、数珠状の構造が増大したシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を短時間で効率良く調整することができる。
また、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤は、ナノ粒子からなるが、ナノ粒子であることから、微細パルプ繊維と微粒子の凝集作用を増大させることができる。更に、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤は、Al3+等によるパルプ繊維等の吸着効果と、シリカ分による微粒子等の凝集沈殿効果とを同時に発揮するため、シリカゾルと硫酸アルミニウムを別々に添加する系よりも優れた効果を発揮できるものと考えられる。
本発明においては、pHが5〜14の製紙排水またはpH調整製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を、該無機高分子凝集剤の濃度がアルミニウム換算で1〜250(mg−Al/L)となるように含有させることが重要である。含有させる量が、該無機高分子凝集剤の濃度がアルミニウム換算で1(mg−Al/L)未満の場合には、製紙排水の濁度を十分低下させることができず好ましくない。一方、250(mg−Al/L)を超える場合には、過剰なシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を使用することになり、経済的でなく好ましくない。濁度を低下させる効果と経済性を考慮すると、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の濃度は、アルミニウム換算で、好ましくは1.5〜230(mg−Al/L)であり、より好ましくは2.0〜200(mg−Al/L)である。
また、本発明において、前記範囲のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させた製紙排水(以下、「処理排水」とする場合もある)は、pHを5〜8に制御しなければならない。
本発明において、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させた製紙排水のpHが5未満の場合、或いは、pHが8を超える場合には、凝集効率を十分に高めることができず、後記の有機高分子凝集剤を添加しても、濁度が低下せず、本発明の目的を達成することができない。
本発明において、前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有させた処理排水のpHを5〜8に制御する方法は、pHが5〜14の製紙排水またはpH調整製紙排水に、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加することによりpHを制御する方法、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加した後、更に、ハロゲンを含まない鉱酸またはアルカリを添加して制御する方法を採用することができる。つまり、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加した処理排水のpHが5〜8の場合は、次いでそのまま、有機高分子凝集剤を添加することができるし、また処理排水のpHを5〜8の範囲に維持したままでハロゲンを含まない鉱酸またはアルカリを添加した後、有機高分子凝集剤を添加することもできる。更に、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加しても処理排水のpHが5〜8の範囲を外れる場合には、ハロゲンを含まない鉱酸またはアルカリを添加してpHを5〜8に制御した後、有機高分子凝集剤を添加することができる。
なかでも、多量の製紙排水を処理し、工程を簡略化するためには、pHが5〜14の製紙排水またはpH調整製紙排水に、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加して、処理排水のpHを5〜8に制御することが好ましい。即ち、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加するだけで、処理排水のpHを5〜8に制御することが好ましい。
具体的に、pHが5〜14の製紙排水またはpH調整製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加するだけで、処理排水のpHを5〜8に制御する方法は、以下通りである。
(1)製紙排水のpHが5〜14である場合、前記処理する製紙排水には、その製紙排水中の懸濁物質の量、種類等に応じて、そのままの製紙排水に、または、ハロゲンを含まない鉱酸またはアルカリでpHが5〜14の範囲内で調整された製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加することにより、処理排水のpHを5〜8に制御する。この時、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加した処理排水のpHは、前記無機高分子凝集剤を添加する前のpHよりも低くなることが好ましい。
(2)製紙排水のpHが5未満である場合、前記処理する製紙排水には、その製紙排水中の懸濁物質の量、種類等に応じて、アルカリでpHが5〜14に調整された製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加することにより、処理排水のpHを5〜8に制御する。この場合も、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加したpH調整製紙排水のpHは、前記無機高分子凝集剤を添加する前のpHよりも低くなることが好ましい。
前記(1)、または(2)の方法において、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加して、処理排水のpHを5〜8に制御するに際し、pHが5〜14の製紙排水またはpH調整製紙排水の最適なpHは、製紙排水中の懸濁物質の量、種類、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の濃度、Si/Alモル比等により変わるため、少量の製紙排水を用いて事前にテストを行い、決定することが好ましい。事前テストを行い、最適pHを決定した製紙排水またはpH調整製紙排水に、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を、該無機高分子凝集剤の濃度がアルミニウム換算で1〜250(mg−Al/L)添加することにより、処理排水のpHを5〜8に制御する。このような方法を採用することにより、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の凝集効率を向上させることができ、更に、処理排水のpHを制御する工程を簡略化することができる。
本発明において、前記Si/Alモル比が0.2〜1.5であるシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を含有するpHが5〜8の処理排水には、更に、有機高分子凝集剤が添加される。有機高分子凝集剤を更に加えることにより、凝集処理の効率を向上させることができる。
本発明に使用する有機高分子凝集剤としては、特に制限されるものではなく、公知の凝集剤を使用することができる。例えば、ポリアクリルアミドのカチオン化変性物、ポリアクリル酸ジメチルアミノエチルエステル、ポリメタクリル酸ジメチルアミノエチルエステル、ポリエチレンイミン、キトサンの如きカチオン性高分子凝集剤、ポリアクリルアミドの如きノニオン性高分子凝集剤、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド系のアニオン性高分子凝集剤、例えば、アクリルアミドとアクリル酸との共重合体及び/その塩、スルホン基等が導入されたポリアクリルアミドの如きアニオン性高分子凝集剤を使用することができる。中でも、ポリアクリルアミド系のアニオン性高分子凝集剤、ポリアクリルアミドの如きノニオン性高分子凝集剤を使用することが好ましい。
また、添加する有機高分子凝集剤の添加量は、製紙排水及び有機高分子凝集剤の種類や性質に応じて、適宜調節されるが、前記pHが5〜8に制御された処理排水量に対して、0.1〜10(mg/L)の濃度となる量である。
本発明において、前記有機高分子凝集剤を添加した後、凝集させた沈殿物を分離する方法としては、公知の方法を使用することができる。具体的な方法を例示すれば、デカンテーション、フィルタープレス、遠心分離、ベルトフィルター、多重円盤脱水機、スクリュープレス等の方法が挙げられる。
本発明において、多量の製紙排水を処理する場合には、製紙排水中の懸濁物質の量、種類等は、それぞれの製紙排水により異なるため、少量の製紙排水を用いて、事前に最適処理条件、即ち、製紙排水またはpH調整製紙排水の最適pH、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の添加量、有機高分子凝集剤の添加量等を見出した後、処理することが好ましい。
本発明において、製紙排水またはpH調整製紙排水から凝集沈殿物を分離した処理水の後記の測定方法による濁度は、8度以下とすることができ、好ましくは7度以下、更に好ましくは6度以下とすることができる。このように、前記凝集沈殿物を分離した処理水は、濁度が非常に低いため紙の製造工程へ循環利用することが可能となる。
また、本発明において、凝集させた沈殿物は、塩素濃度が低く、アルミニウム、シリカを含むため、セメントの原燃料、バイオ発電への有効利用等の有価資源として再利用することができる。
本発明のシリカゾルの利用方法の好ましい態様を図1に示す。シリカゾル生成工程で得られるシリカゾルの一部を製紙の歩留向上剤として使用することにより、紙製造工程、製紙排水処理工程の両方に使用することができるシリカゾルを同一工程で製造することができる。このため、設備を有効に活用することができる。更に、凝集剤調整工程において使用する硫酸アルミニウムが、紙製造工程で使用するものを用いれば、より設備の有効活用が可能となる。
以下、本発明を更に具体的に説明するため実施例を示すが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例及び比較例に掲載した測定値は、以下の方法によって測定したものである。
1)濁度(度:標準物質 カオリン)
JIS K0101に準じて、分光光度計(波長:660nm,セル長:10mm)により、凝集処理後の上澄み液の濁度を測定した。
2)pH測定
TOA−HM35V(東亜デーケーケー工業株式会社製)で測定した。
(シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の製造方法)
製造例1〜3および比較製造例1〜2
市販の珪酸ソーダ及び硫酸を水で希釈した、希釈珪酸ソーダ(SiO:257.1g/L,NaO:83.2,MR:3.19)と希釈硫酸(HSO:197.3g/L)を大きさ40mm*40mmの大きさのY字タイプの衝突反応器を用いて、珪酸ソーダ流量6.59L/min.流速15.6m/sec(ノズル径:3.0mm)と希硫酸流量5.05L/min.流速13.7m/sec.(ノズル径:2.8mm)で反応し、排出時の流速2.5m/sec.にして、13分反応し、151Lのシリカゾル(SiO:145g/L)を得た。次にこのシリカゾルを攪拌することなく、液の粘度が12mPa・sに成るまで、熟成した後、水1392Lで希釈して、SiO濃度14g/Lの希釈シリカゾルを製造した。この希釈シリカゾルのpHは1.92、粘度は3.8mPa・sと成った。
この希釈シリカゾルの一部は、そのまま抄紙工程へ添加し、歩留向上剤として使用した。その結果を実施例12に示す。
又、一部には硫酸アルミニウムを混合し、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤として製紙排水の凝集剤として使用した。
シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤で、モル比の異なる物は、表1に示す条件で製造した。尚、使用した硫酸バンド中のAl濃度は106g/Lであった。
Figure 2005279638
実施例1
抄紙工程により排出される抄紙系排水(濁度:99.17度、pH:12.54,COD濃度:84.5ppm)500mlを500mlのビーカーに採取し、攪拌速度150rpmで、攪拌しながら、希硫酸(HSO:30g/100ml)でpH調整し、pH5.63にした。次いで、製造例1に示した、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤のSi/Alモル比0.5(Al:1.52g/100ml)の溶液を0.07ml(2mg−Al/L)添加し、5分間攪拌した。この時の処理排水のpHは5.40であった。次に、0.2%濃度のポリアクリルアミド系アニオン性高分子凝集剤、クリフロックPA362(商品:栗田工業(株)製)を0.3ml(当該高分子凝集剤の濃度1mg/L相当)添加し、攪拌速度40rpmで5分間攪拌し、10分間静置し、凝集処理後の上澄み液をサンプリングし、濁度、COD濃度を測定した。この時の上澄み液の分析値は、濁度1.83、COD濃度38.6ppmであった。また、前記上澄み液60mlを、孔径1μmのろ紙を用いてろ過し、ろ紙上の残留重量を測定したが、10ppm以下であった。その結果を表2に示す。
実施例2
古紙パルプ製造排水、機械パルプ製造排水等を活性汚泥処理したアクチ処理排水(濁度:115.9度、pH:12.19)2000mlを2000mlのビーカーへ採取し、希硫酸でpH調整せず、製造例1のSi/Alモル比0.5(Al:1.52g/100ml)のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を18.4ml(140mg−Al/L)添加することにより、処理排水のpHを6.02とし、また、クリフロックPA362を1.6mlにした以外は実施例1と同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度0.46度、COD濃度 60.4ppmであった。また、実施例1と同様に上澄み液中の残留重量を測定したが10ppm以下であった。その結果を表2に示す。
実施例3
クラフトパルプ製造工程で排出されるKP排水(濁度:519度、pH:11.09)2000mlを2000mlのビーカーへ採取し、希硫酸でpH調整せず、製造例1のSi/Alモル比0.5(1.52g/100ml)のシリカ−アルミニウム系無機高分子ム凝集剤を26.3ml(200mg−Al/L)を添加することにより、処理排水のpHを5.07とし、また、クリフロックPA362を1.6mlにした以外は実施例1と同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度1.03度、COD濃度131ppmであった。また、実施例1と同様に上澄み液中の残留重量を測定したが10ppm以下であった。その結果を表2に示す。
実施例4
アクチ処理排水の上澄み液であるクラリファイヤー処理水(濁度:20度、SS濃度:25ppm,COD濃度:57.1、pH:6.59)2000mlを2000mlのビーカーに採取し、希硫酸でpH調整せず、製造例1のSi/Alモル比0.5(Al:1.52g/100ml)のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を0.4ml(3mg−Al/L)添加することより、前記クラリファイヤー処理排水のpHを5.93とし、また、クリフロックPA362を1.6mlにした以外は実施例1と同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度2.29度、COD濃度41.3ppmであった。また、実施例1と同様に上澄み液中の残留重量を測定したが10ppm以下であった。その結果を表2に示す。
実施例5
漂白処理した際に排出される晒し系排水(濁度:110度、pH:1.82)1000mlを1000mlビーカーへ採取し、石灰乳(CaO:11.8g/100ml)でpHを11.92とし、製造例1のものを希釈して、Si/Alモル比0.5(Al:0.4g/100ml)としたシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を25ml(100mg−Al/L)添加することにより、処理排水のpH6.20とし、また、クリフロックPA362を0.9mlにした以外は実施例1と同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度3.39度であった。その結果を表2に示す。
実施例6
塗工工程において排出される塗工液排水(濁度:128度,pH:6.46)300mlを300mlのビーカーへ採取し、pH調整を行わず、製造例1のものを希釈して、Si/Alモル比0.5(Al:0.4g/100ml)としたシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を15ml(200mg−Al/L)添加することにより、処理排水のpHを5.93とし、また、クリフロックPA362を0.3mlにした以外は実施例1と同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度4.39であった。その結果を表2に示す。
実施例7
実施例6において、製造例2のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤のSi/Alモル比が1.0(Al:0.83g/100ml)のものを、添加量7.23ml(200mg−Al/L)とすることにより、処理排水のpHを5.94とした以外は同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度5.59度であった。その結果を表2に示す。
実施例8
実施例1において、希硫酸でpHを5.57に調整した抄紙系排水を処理するに際し、アニオン性高分子凝集剤に変えて、0.2%濃度のポリアクリルアミド系のノニオン性高分子凝集剤、PN161(商品:栗田工業(株)製)を0.3ml(当該高分子凝集剤の濃度1mg/L相当)添加した以外は、実施例1と同様の操作を行った。この時の上澄み液の濁度は1.63であった。その結果を表2に示す。
実施例9
実施例1において、希硫酸でpHを5.81に調整した抄紙系排水を処理するに際し、製造例1のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤に変えて、製造例3のSi/Alモル比0.26(Al:2.44g/100ml)のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤の溶液を0.06ml(3mg−Al/L)添加し、また、0.2%濃度のノニオン性高分子凝集剤、PN161(商品:栗田工業(株)製)を0.5ml(2mg/L相当)添加した以外は、実施例1と同様の操作を行った。この時の上澄み液の濁度は1.21であった。その結果を表2に示す。
比較例1
実施例6において、硫酸アルミニウム(Al:5.64g/100ml)を1.06ml(200mg−Al/L)、また、クリフロックPA362、0.3mlにした以外は同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度18.74であった。その結果を表2に示す。
比較例2
実施例6において、比較製造例1のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤のSi/Alモル比が0.09 (Al:2.12g/100ml)のものを、添加量2.83ml(200mg−Al/L)にすることにより、処理排水のpHを5.95とし、また、クリフロックPA362を0.3mlにした以外は同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度10.53度であった。その結果を表2に示す。
比較例3
実施例6において、比較製造例2のシリカ−アルミ系無機高分子凝集剤のSi/Alモル比が3.0(Al:0.29g/100ml)のものを、添加量を20.69ml(200mg−Al/L)にすることにより、処理排水のpHを5.98とし、クリフロックPA362を0.3mlにした以外は同様に実施した。この時の上澄み液の分析値は、濁度20.40度であった。その結果を表2に示す。
比較例4
実施例1おいて、希硫酸でのpH調整を4.5にした以外は同様に実施した。シリカ−アルミニウム系無機凝集剤を添加した処理排水のpHは4.40であった。上澄み液の分析値は、濁度10.3、残留重量は14ppmであった。その結果を表2に示す。
比較例5
実施例1において、希硫酸でのpH調整を9.5にした以外は同様に実施した。シリカ−アルミニウム系無機凝集剤を添加した処理排水のpHは9.20であった。上澄み液の分析値は、濁度16.20、残留重量は31ppmであった。その結果を表2に示す。
比較例6
実施例1において、製造例1のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を0.03
ml(0.85mg−Al/L相当)添加した。この時の処理水のpHは5.58であった。これ以外は、実施例1と同様の操作を行った。上澄み液の分析値は、濁度15.60、残留重量は27ppmであった。その結果を表2に示す。
実施例10
比較例4において、シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加したpHが4.40の処理排水に、更に、1N,NaOHを0.4ml添加し、処理排水のpHを7.22とした以外は、比較例4と同様の操作を行った。上澄み液の分析値は、濁度1.53、残留重量は10ppm以下であった。その結果を表3に示す。
実施例11
比較例5において、シリカーアルミニウム系無機高分子凝集剤を添加したpHが9.20の処理排水に、更に、希硫酸を添加し、処理排水のpHを7.34とした以外は、比較例5と同様の操作を行った。上澄み液の分析値は、濁度1.91、残留重量は10ppm以下であった。その結果を表3に示す。
Figure 2005279638
Figure 2005279638
実施例12
製造例で説明したpH1.92、粘度3.8mPa・sのシリカゾルを以下の条件で製紙の歩留向上剤として使用した。広葉樹晒クラフトパルプと針葉樹晒クラフトパルプの比が90/10である混合パルプをカナディアン・スタンダード・フーリネス400に叩解し、得られたパルプスラリー100部に炭酸カルシウム10部、硫酸アルミニウム0.5部、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(星光PMC(製)、商品名「AS263」)0.1部、両性澱粉1部を順次に添加し、次いで前記シリカゾルを0.03部添加し、均一に分散させて製紙原料スラリーとした。この製紙原料スラリーのpHは8.0であった。得られた製紙原料スラリーを、タッピ・スタンダード・シートマシンを用いて秤量65g/mとなるように抄紙し、続いて得られた湿紙を圧縮脱水し、100℃で80秒間乾燥させた。このように抄紙して得られた中性紙を23℃、相対湿度50%の条件で24時間調湿し、炭酸カルシウムの含有量を測定した。また、抄紙時の白水の透過率を測定した。炭酸カルシウムは8.7%の含有されており、白水の透過率は91.2%であった。炭酸カルシウムの使用割合が高く、かつ白水の透過率が高く、シリカゾルが歩留向上剤として優れた効果を示すことが確認された。
本発明のシリカゾルの利用方法を含む工程図である。

Claims (5)

  1. pHが5〜14の製紙排水またはpHが5〜14に調整された製紙排水に、Si/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を、前記無機高分子凝集剤濃度がアルミニウム換算で1〜250(mg−Al/L)となるように含有させて上記製紙排水のpHを5〜8に制御し、次いで、有機高分子凝集剤を添加することを特徴とする製紙排水の処理方法。
  2. 前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤を添加することだけで、製紙排水のpHを5〜8に制御する請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記シリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤のpHが1.5〜2.5であり且つSiO濃度が5〜25g/Lである請求項1または2に記載の処理方法。
  4. 珪酸ソーダ水溶液とハロゲンを含まない鉱酸との反応によって生成されたシリカゾルを紙の歩留向上剤として使用すると共に、該シリカゾルに硫酸アルミニウムを添加して生成されたSi/Alモル比が0.2〜1.5のシリカ−アルミニウム系高分子凝集剤を製紙排水の凝集剤として使用することを特徴とする、製紙におけるシリカゾルの利用方法。
  5. 前記シリカゾルの利用方法において使用するシリカ−アルミニウム系無機高分子凝集剤のpHが1.5〜2.5であり且つSiO濃度が5〜25g/Lであることを特徴とする請求項4に記載の利用方法。

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