JP2005278884A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2005278884A
JP2005278884A JP2004097051A JP2004097051A JP2005278884A JP 2005278884 A JP2005278884 A JP 2005278884A JP 2004097051 A JP2004097051 A JP 2004097051A JP 2004097051 A JP2004097051 A JP 2004097051A JP 2005278884 A JP2005278884 A JP 2005278884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
protective layer
top sheet
lotion
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004097051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4274548B2 (ja
Inventor
Tsuyoshi Maeyama
剛志 前山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2004097051A priority Critical patent/JP4274548B2/ja
Publication of JP2005278884A publication Critical patent/JP2005278884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274548B2 publication Critical patent/JP4274548B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

【課題】 少量で皮膚保護機能を発揮できる皮膚保護成分部が塗布されたトップシートを有する吸収性物品を提供する。
【解決手段】 液透過性のトップシート11と不織布で構成されたバックシート12と上記両シート11、12の間に配設される吸収体9とからなる吸収性物品において、トップシート11の表面には、第1の保護層21と皮膚保護成分層22と第2の保護層23とが積層されている。また、第1の保護層21及び第2の保護層23は親水性であり、皮膚保護成分層22は疎水性である。さらに、第2の保護層23は、その融点が第1の保護層21よりも低く、皮膚保護成分層22の融点以上であることを特徴とする。
【選択図】 図5



Description

本発明は、トップシートの表面に皮膚保護成分を含有するローション剤が塗布された使い捨てタイプの紙おむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来、尿などの排泄物を吸収する吸収性物品として使い捨てタイプの紙おむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等が数多く使用されている。これらの吸収性物品は、液透過性で着用者の皮膚と接触するトップシートと、外側の不織布で構成されたバックシートとの間に吸収体が配設されている。
上述のような吸収性物品は、着用者の皮膚と直接接触して擦れ、排泄物が接することにより、かぶれ等が生ずる原因ともなる。
そこで、着用者の皮膚を保護する目的からこれらの吸収性物品のトップシート上にローションを塗布した吸収性物品がある(特許文献1参照)。この吸収性物品に塗布されるローションは、皮膚を保護するためのエモリエント剤と所定温度で液状化する固定化剤とが混合されたものであり、疎水性である。従って、このローション組成物が融解しトップシート上に広がると、トップシートの液透過機能が低下し、結果として吸収性物品の吸収効率までも低下し、漏れにつながる。
また、上述のようなローションは、吸収性物品が着用されているときに液状化し皮膚保護機能を発揮するようにされているが、例えば、製品搬送中においても所定の温度に達し液状化することもあり、ローションが液状化し、着用者が着用する前に皮膚保護機能を十分発揮できないことがある。そこで、トップシート表面に皮膚保護成分を含有する層と保持層を積層したものがある(特許文献2参照。)。
特許文献1の吸収性物品は、ローション層が設けられているだけであり、運搬時等に高温に晒されたとき液状化してしまう。また、特許文献2の吸収性物品も、トップシートにローションが塗布されているものであるから、運搬時等に液状化すると、吸収体に吸収されてしまう。
特開2002−65727号公報 特開2001−204761号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、トップシートの液透過性を低下させることなく、トップシート上に塗布されたローションの皮膚保護機能を十分に発揮できるようにした吸収性物品を提供することにある。
本発明に係る吸収性物品は、液透過性のトップシートと不織布で構成されたバックシートとの間に吸収体が配設された吸収性物品であり、トップシートの外表面には、親水性の第1の保護層と疎水性のローション層と親水性の第2の保護層とが順に積層され、第2の保護層には、融点が第1の保護層よりも低いと共に、上記ローション層の融点より高いものが用いられている。着用時、皮膚に接する第2の保護層は、体温、汗等の水分等で溶解し、ローション層は、皮膚に転写される。この後、排尿等がされると、第2の保護層は、溶解し、吸収体に吸収される。
なお、上記ローション層は、上記第2の保護層に挟み込まれる構成としても良い。
また、トップシートの表面は、第1の保護層及び上記ローション層が積層された第1の領域と、第1の保護層、ローション層及び第2の保護層が積層された第2の領域とに分割し、折り畳み時に、第2の保護層同士が接し、ローション層どうしが接触しないようにしてもよい。また、無理に剥がしたとき、何れか一方の領域のローション層が剥がれてしまわないようにする。
ローション層は、皮膚の保護機能を発揮できれば、トップシートの全面に必ずしも設ける必要はない。
本発明によれば、第1の保護層と第2の保護層との間にローション層を設けており、ローション層の融点が一番低く、次いで第2の保護層の融点が低いため、着用者の肌が触れることによって融解し、ローション層を効率よく着用者の肌に転写することができる。また、第1の保護層は、その融点がローション層よりも高いため、ローション層が吸収体へ吸収されることを防止することができる。第2の保護層は、ローション層が流れ出ることを防止することができる。このため、皮膚保護成分の機能の低下を防止できるとともに、トップシートの液透過性の低下を防止することができる。
以下、本発明を適用した使い捨てのパンツ型紙おむつを図面を参照して説明する。
このパンツ型紙おむつ1は、図1及び図2に示すように、前身頃2と後身頃3とが股下部4を介して一連に連結されており、周縁部1A中央には、前身頃2と後身頃3に右脚回り部5R,5Rが凹部状に連続して設けられ、周縁部1B中央には、前身頃2と後身頃3に左脚周り部6L,6Lが凹部状に設けられ、図1中の上下に位置する各短辺1C、1Dの全長に亘って、胴回り部7W,7Wが設けられている。また、周縁部1A、1Bのそれぞれの両端部には、前身頃2と後身頃3とが互いに接合される接合部8R,8Lが設けられている。そして、パンツ型紙おむつ1は、前身頃2の接合部8Rと後身頃3の接合部8R及び前身頃2の接合部8Lと後身頃3の接合部8Lとを突き合わせて超音波溶着、熱溶着等で一体的に接合される。前身頃2と後身頃3とが接合部8R,8Lで接合されることによって、パンツ型紙おむつ1は、前身頃2と後身頃3の右脚回り部5R,5Rによって右脚開口部5が構成され、前身頃2と後身頃3の左脚周り部6L,6Lによって左脚開口部6が構成され、前身頃2と後身頃3の胴回り部7W,7Wによって胴開口部7が構成される。
前身頃2と後身頃3の胴回り部7W,7Wの近傍には、胴開口部7を着用者の胴回りに密着させるための一又は複数本の弾性糸等で構成された弾性部材10Wが設けられている。更に、前身頃2の弾性部材10Wより股下部4側には、着用者の腹部及びその背中側に前身頃2及び後身頃3を密着させるための一又は複数本の弾性部材10B,10Bが設けられている。
前身頃2と後身頃3に亘る内面の中央部には、排泄物を吸収する吸収体9が配設されている。前身頃2と後身頃3とが股下部4を介して一連に連結されたパンツ型紙おむつ1は、図3に示すように、内側になる液透過性のトップシート11と、外側になる不織布で構成されたバックシート12とで吸収体9を挟み込むように構成されている。
ここで、トップシート11は、着用者の皮膚に直接接する側の面を構成するものであり、順応性、柔軟性、非刺激性を有することが好ましいと共に、吸収体9に排泄物の水分を吸収させるため液透過性である。そこで、トップシート11には、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維が用いられ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の加工法によって製造される。
また、バックシート12は、トップシート11とは反対側の最も外側に配置され、吸収体9が吸収した水分等の液体が外部に漏れないようにし、着用者の衣服等を汚さないようにするためのものである。バックシート12には、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成繊維等をエアースルー法、スパンボンド法、ポイントボンド法等の加工法によって得られた不織布を用いる。また、バックシート12としては、ムレ防止の観点から通気性を有する遮水、透湿性シート、更には不織布と防止シートの複合シート等を用いてもよい。
以上のようなトップシート11とバックシート12とは、間に上述の吸収体9を挟み込み、周囲を超音波溶着、熱溶着等で一体的に接合される。
トップシート11とバックシート12とに挟み込まれた吸収体9の両側縁部には、図4に示すように、右脚開口部5と左脚開口部6から着用者の排泄物が横漏れすることを防止する起立カフス13が設けられている。具体的に、起立カフス13は、図1に示すように、トップシート11側であって、右脚回り部5R,5Rと左脚周り部6L,6Lに沿う吸収体9の両側縁部に設けられている。この起立カフス13は、図4に示すように、先端が吸収体9の中央に向かうように起立して設けられている。また、この起立カフス13の先端側には、着用時、着用者の大腿部の付け根付近に密着するように弾性部材13Aが設けられている。このような起立カフス13は、着用時、着用者の大腿部の付け根付近に密着することで、排泄物の水分等の液体が外に漏れないようにする。この起立カフス13は、例えば上述のトップシート11やバックシート12に用いた材料で形成されており、超音波溶着、熱溶着等で取り付けられる。勿論、起立カフス13は、トップシート11やバックシート12の側縁部を用いてトップシート11やバックシート12と一体的に設けるようにしてもよい。
ところで、上述したトップシート11の表面には、図5に示すように、トップシート11の略中央部に皮膚保護成分部20が設けられている。この皮膚保護成分部20は、吸収体9が配設された領域のトップシート11の表面上に設けられている。更に具体的に、皮膚保護成分部20は、吸収体9が存在する領域のうち、内側に傾倒している起立カフス13が接する領域を除く、図4及び図5に示す領域A内に設けられている。皮膚保護成分部20が、接着剤の役目をして起立カフス13とトップシート11とが接着してしまうことを防止するためである。皮膚保護成分部20は、トップシート11の表面に、先ず第1の保護層21が形成され、次いで、ローション層22が形成され、最も外側に第2の保護層23が形成されている。
第1の保護層21は、水溶解性を有する化合物から構成されており、トップシート11を平滑にすることができるように、トップシート11の表面の領域A内に塗布されている。
ローション層22は、皮膚を排泄物との接触によるかぶれや、トップシート11との接触による刺激から皮膚を保護するものであり、第1の保護層21の上面に塗布されている。ローション層22は、着用者の皮膚を保護するために、皮膚に油性膜を形成する化合物から形成されるものであり、例えば、植物油、動物油脂等からなる化合物である。また、ローション層22は、油性膜が排泄物等の水分により皮膚より流れ落ちないような疎水性のものである。なお、ローション層22は、上述のように油性膜を形成するもののほか、消臭効果、芳香効果等のある化合物も配合されたものであってもよい。
第2の保護層23は、水溶解性を有する化合物から構成されており、ローション層22に重ねて塗布されている。第2の保護層23は、排泄物等の水分によって融解するように、25℃以下の温度においても水溶解性を有する化合物から形成されている。
ここで、第1の保護層21、ローション層22、第2の保護層23の融点は、第1の保護層21>第2の保護層23≧ローション層22となっている。すなわち、ローション層22を挟む第1及び第2の保護層21,23は、ローション層22より融点を高くしてあるので、おむつが非使用時のうちに吸収体9等に吸収されないようにしている。
また、最もトップシート11側に積層された第1の保護層21は、最も外側に積層された第2の保護層23より融点が高い。これは、第2の保護層23は、皮膚に触れたとき、体温等で融解し、既に融解しているローション層22が皮膚に転写されるようにする必要がある。一方、第2の保護層23の融解時に最下層の第1の保護層21も融解してしまうと、既に融解しているローション層22が吸収体9に吸収されてしまう。そこで、第1の保護層21は、第2の保護層21より融点が高くなっている。すなわち、皮膚保護成分部20は、おむつ1が使用されるとき、ローション層22が融解し、次いで又は同時に、最初に皮膚に接する第2の保護層23が融解し、皮膚にローション層22が転写されるようにし、ローション層22が皮膚に転写された後、最下層の第1の保護層21が排尿等で融解し吸収体9に吸収されるようにしている。
従って、例えば皮膚に接する第2の保護層23は、融点が体温等より低めの30℃程度が好ましい。これに対して、最下層の第1の保護層21は、第2の保護層23より後に融解するのであれば特に融点は限定されない。また、ローション層22は、常温時、固体又は、ワックス状の半固体が好ましい。
なお、上述のような層構造を持つ皮膚保護成分部20は、他に、図6、図7及び図8に示すような皮膚保護成分部30、40、50であってもよい。
以下に、皮膚保護成分部30について説明する。なお、以下皮膚保護成分部30、40、50において、皮膚保護成分部20と同様な構成には、同一の符号を付しその詳細は省略する。
皮膚保護成分部30は、吸収体9が存在する領域でトップシート11の表面上に塗布されている。皮膚保護成分部30は、吸収体9が存在する領域のうち、起立カフス13が接することが可能な領域を除く、図4及び図6に示す領域A内に形成されている。皮膚保護成分部30は、トップシート11の表面に、順に、第1の保護層21と、第2の保護層23と、ローション層22と、第2の保護層23とが積層されている。つまり、皮膚保護成分部30は、ローション層22を上述の第2の保護層23,23で挟み込む構成としている。
また、ローション層22は、第1の保護層21の全面に塗布せず、例えば、所定の間隔をあけて分散配設されている。さらに、ローション層22は、第2の保護層23、23で挟み込んで形成されている。これによって、皮膚保護成分部30は、ローション層22が着用者の皮膚に転写する状況になるまで、溶解しているローション層22の流出を防止することができ、皮膚保護機能の効果を上げることができる。また、ローション層22を少量で分散配設したとしても、第2の保護層23、23に挟まれ流出のおそれが無く、必要な量を皮膚に転写させることができる。なお、上述した皮膚保護成分部20においても、皮膚保護成分部30のようにローション層22を分散配設したものであってもよい。
次に、図7、8に示すように、皮膚保護成分部40、50について説明する。パンツ型紙おむつ1は、通常、トップシート11表面にローション層22を形成した後、2つ折り又は3つ折りに折りたたまれ、梱包されて出荷される。
皮膚保護成分部40が形成されたトップシート11は、図7(A)に示すように、折れ目線Bで、第1の領域41と、第2の領域42とに二分される。第1の領域41の皮膚保護成分部40は、皮膚保護成分部20と同様に、第1の保護層21とローション層22と第2の保護層23とが積層されている。第2の領域42の皮膚保護成分部40は、第2の保護層23を除く第1の保護層21とローション層22とが積層されている。
パンツ型紙おむつ1は、2つ折りにされたとき、第1の領域41に塗布された第2の保護層23と第2の領域42に塗布されたローション層22とが対向するように、図7(A)中矢印Xの方向に、折りたたまれている。このため、皮膚保護成分部40は、2つ折りにされたときに、第1の領域41及び第2の領域42のローション層22同士が接触することを避けることができる。また、第2の領域42に第2の保護層23を設けると、該第2の保護層23と第1の領域41の第2の保護層23とが接し接合されてしまい、一方の領域の皮膚保護成分部40が剥がれてしまうことがあるが、ここでは、第2の領域42に第2の保護層23を設けないようにしたことから、第1の領域41と第2の領域42とが重ねあわされたときにも、接合されてしまうことを防止できる。
また、皮膚保護成分部50が形成されたトップシート11は、図8に示すように、2つの折れ目線C、Dによって、第1の領域51と、第2の領域52と、第3の領域53とに分割される。第1の領域51及び第2の領域52は、皮膚保護成分部20と同様に、第1の保護層21とローション層22と第2の保護層23とが積層されている。第3の領域53は、第2の保護層23を除く、第1の保護層21とローション層22とが積層されている。
皮膚保護成分部50は、図8(A)に示す折れ目線Cにおいて、矢印Yの方向に、第3の領域53と第2の領域52とが対向するように折りたたまれる。次に、皮膚保護成分部50は、折り目線Dにおいて、矢印Zの方向に、第1の領域51が折りたたまれる。このとき、皮膚保護成分部50のローション層22は、常に第1の保護層21と第2の保護層23とに挟まれるような状態にある。このため、皮膚保護成分部50は、ローション層22同士が接触することを避けることができる。また、第3の領域53に第2の保護層23を設けると、第2の領域52の第2の保護層23と接合してしまい、一方の領域の皮膚保護成分部50が剥がれてしまうことがあるが、ここでは、第3の領域53に第2の保護層23を設けないようにしたことから、第2の領域52と第3の領域53とが重ねあわされたときにも、接合してしまうことが防止できる。なお、第1の領域51は、3つに折りたたまれたとき、バックシート12に接することから、第1の保護層21とローション層22と第2の保護層23とが設けられている。
以上のような層構造を持つ皮膚保護成分部20、30、40、50が、トップシート11の外表面に設けられたパンツ型紙おむつ1では、皮膚保護成分部20、30、40、50の第1の保護層21と第2の保護層23の融点がローション層22より高いことから、融点の最も低いローション層22が溶解しても、吸収体9にローションが吸収されてしまうことを防止することができる。また、第1の保護層21と第2の保護層23との関係では、皮膚に接する第2の保護層23の融点が第1の保護層21の融点より低いことから、着用時、最初に第2の保護層23が溶解し、ローション層22が皮膚に転写塗布されることになり、排尿等がされたとき、第1の保護層21は、吸収体9に吸収される。したがって、ローション層22は、確実に皮膚に転写塗布されることになり、皮膚保護効果を十分に発揮することができる。また、ローション層20は、皮膚にすでに転写されていることから、排尿等が吸収体9に確実に吸収することになり、漏れを防止することができる。
また、上述のように、皮膚保護成分部40、50を適用したときには、折り畳み時に、相対向する領域において、外側の第2の保護層23同士が接触することがなくなり、接合されてしまうことを防止することができ、例えば、それぞれの領域に第2の保護層23を設け、第2の保護層23同士が接合することにより一方の領域の皮膚保護成分部40、50が他方の領域の皮膚保護成分部40、50と接合してしまい、他方の領域の皮膚保護成分部40、50がなくなってしまうことを防止することができる。
以上のようなパンツ型紙おむつ1に設けられた皮膚保護成分部20,30,40,50は、トップシート11の全面に設けても良いが、皮膚保護効果が得られる限度において部分的に塗布するようにしてもよい。また、上述のように、ローション層22は、パンツ型紙おむつ1が着用されると、皮膚に転写されるものであるが、パンツ型紙おむつ1は、着用時、皮膚保護成分部20が設けられた領域全てが皮膚に密着するものではなく、従って、トップシート11の表面に残存したローション層22部分では、排尿等を吸収しにくい。そこで、皮膚保護成分部20,30,40,50を所定パターンを有するように形成することで、排尿がトップシート11上を拡散して効率よく吸収体9に吸収させるようにすることができる。以下、皮膚保護成分部20を例に取り説明する。
図1及び図9(A)に示すように、皮膚保護成分部20は、トップシート11の長手方向に、波線状すなわち流水模様に形成されている。トップシート11の長手方向にストライプ状、すなわち直線状に形成した場合より、排尿をトップシート11上で拡散することができ、且つ皮膚保護成分部20の未塗布部を長くすることができ、胴周り部7W、7Wに到達する前に吸収体9に吸収させることができる。これにより、ローション層22を伝って排尿等が両端部に達することが無くなり、胴回り部7W,7Wから排尿等が漏れることを防止することができる。
また、皮膚保護成分部20は、図9(B)に示すように、トップシート11の長手方向の中心線とは非平行な、具体的に、トップシート11の長手方向の中心線と略直交する方向に流水模様に設けても良い。この場合、皮膚保護成分部20を直線状に塗布する場合より皮膚保護成分部20の未塗布部が長くなるが、その長さは長手方向と比べ短い。しかし、排尿は、ローション層22を伝っても起立カフス13にあたり、従って横漏れを防止することができる。
また、図9(C)に示すように、皮膚保護成分部20は、鼠径部の周囲に、リング状に設けても良い。鼠径部に対応する位置は、トップシート11の中で直接的に排尿等があたる位置であり、鼠径部に対向する位置を囲むように皮膚保護成分部20を設けることで、排尿等がリング内の吸収体9で吸収される。
また、皮膚保護成分部20は、図9(D)に示すように、トップシート11の長手方向の中心線とは非平行な、具体的に、トップシート11の長手方向の中心線に所定の角度傾けた直線状に設けても良い。この場合、図9(C)のトップシート11の長手方向の中心線と略直交する方向に流水模様に設けた場合と同様に、排尿は、ローション層22を伝っても起立カフス13にあたり、従って横漏れを防止することができる。
更に、図9(E)に示すように、皮膚保護成分部20は、ドット状に設けても良い。これにより排尿は、ドット状の皮膚保護成分部20が設けられていない領域に拡散し、効率よく、吸収体9に吸収されることになる。
更に、図9(F)に示すように、皮膚保護成分部20は、皮膚保護成分部20が塗布されていない未塗布部が葉脈状となるように設けても良い。このパターンによっても、排尿は、葉脈状の皮膚保護成分部20の未塗布部に拡散し、効率よく、吸収体9に吸収されることになる。
次に、皮膚保護成分部20の塗工方法について説明する。
皮膚保護成分部20は、図10に示すように、ロール状に巻回されたロール61からトップシート11となる基材が供給され、その基材の表面にコーター62から第1の保護層21が塗布される。次に、形成された第1の保護層21上に、コーター63から皮膚保護成分層22が塗布され、その形成された皮膚保護成分層22上に、コーター64から第2の保護層23が塗布され、皮膚保護成分部20が形成される。皮膚保護成分部20の塗布パターンは、例えば、各コーター62、63、64のコーターヘッドに揺動装置を取り付けることによって、流水模様等の直線状以外の塗布パターンに塗布することができる。
なお、皮膚保護成分部20の塗工方法としては、上述に限らず、例えば印刷技術の応用によるグラビア塗工やフレキソ塗工や、ホットメルト接着剤の接着技術を応用した塗工方法などを用いてもよい。
以上、本発明を適用したパンツ型紙おむつ1を例に取り説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、新生児用のテープ式おむつや、生理用ナプキン、失禁パッド等にも適用することができる。
なお、上述のように、皮膚保護成分部20、30、40、50の塗布パターンとして、図9(A)〜(F)に示すような塗布パターンに限らず、直線状のものを含めた種々の塗布パターンを適用してもよい。
以下、上述した皮膚保護成分部20を所定パターンに塗布した実施例、及び実施例に対して比較するための比較例について説明する。
<実施例1>
実施例1では、図9(A)に示すように、皮膚保護成分部20がトップシート11の長手方向の中心線に、流水模様に形成されている。
<実施例2>
実施例2では、図9(B)に示すように、皮膚保護成分部20がトップシート11の長手方向の中心線とは非平行な、具体的に、トップシート11の長手方向と略直交する方向に流水模様に形成されている。
<実施例3>
実施例3では、図9(C)に示すように、皮膚保護成分部20が鼠径部の周囲に、リング状に形成されている。
<実施例4>
実施例4では、図9(D)に示すように、皮膚保護成分部20がトップシート11の長手方向の中心線とは非平行な、具体的に、トップシート11の長手方向の中心線に所定の角度傾けた直線状に形成されている。
<実施例5>
実施例5では、図9(E)に示すように、皮膚保護成分部20がトップシート11上にドット状に形成されている。
<実施例6>
実施例6では、図9(F)に示すように、トップシート11の皮膚保護成分部20が塗布されていない部分が葉脈状となるように形成されている。
<比較例1>
比較例1では、トップシート11上に何も塗られていない。
<比較例2>
比較例2では、皮膚保護成分部20がトップシート11の長手方向の中心線に平行にストライプ状に形成されている。
次に、得られた各実施例及び各比較例に対して、液流れの長さについて計測した。
以下、表1に、各実施例及び各比較例における液流れの長さについて計測した結果を示す。
Figure 2005278884
なお、液流れの長さは、次のように計測した。図11に示すように、まず、水平面に対して45°に傾斜した傾斜板100に、実施例1〜6及び比較例1、2のパターンに皮膚保護成分部20が塗布されたパンツ型紙おむつ1をバックシート12が傾斜板100と対向し、前身頃2が傾斜板100の上方で、後身頃3が傾斜板100の下方に位置するようにセットする。滴下点101は、縦方向中心線上で前身頃2側の吸収体9の長手方向端部から後身頃3へ10cm移動した位置である。また、滴下器102は、パンツ型紙おむつ1の滴下点101から鉛直方向に1cm離間した位置において、人工尿を12.5ml/secで70mlを約5.6秒でパンツ型紙おむつ1に滴下する。滴下器102への人工尿の注入は、25ml/secで図示しない注入器によって行われる。液流れの長さは、トップシート11の滴下点101からトップシート11表面を傾斜板100下方に液状に流れた最高到達距離を計測する。また、上記作業を10分間隔にて計3回行い、それぞれの最高到達距離を計測する。各実施例サンプル計測時には、同じパンツ型紙おむつ1を使用し、トップシート11のみを張り替えて計測を行った。表1は、それぞれの実施例及び比較例についての液流れの長さ(mm)を示した。
なお、各実施例は、人工尿が吸収体9の幅方向に流れ、起立カフス13によって塞き止められる場合も同様の測定を行った。また、その際の計測結果は、表1中で斜線太字で示した。また、液流れの長さを計測する際のパンツ型紙おむつ1は、大王製紙社製GOO.NのMサイズを使用した。
表1に示す計測結果から、皮膚保護成分部20が塗布されている実施例1〜6及び比較例2は、皮膚保護成分部20が塗布されていない比較例1に比べ、液流れの長さは長いことがわかる。また、皮膚保護成分部20が所定のパターンに塗布されている実施例1〜6は、皮膚保護成分部20がトップシート11の長手方向に平行にストライプ状に塗布されている比較例2に比べ、液流れの長さがいずれの計測においても150mmを上回ることはないことがわかる。
比較例1は、皮膚保護成分部20が一切塗布されていないことから、トップシート11が着用者の皮膚と直接接触して擦れ、排泄物が接することにより、かぶれ等が生ずる原因になる。
比較例2は、2回目の計測時の液流れの長さが160mmであり、3回目の計測時の液流れの長さが215mmである。液流れの長さが150mm以上になると、胴回り部7Wからの漏れの原因となるといわれ、比較例2は、2回目の計測時から150mmを超えていることがわかる。
これらの比較例に対し、各実施例は、縦方向の中心線とは非平行となるように皮膚保護成分部20を設けているので、胴回り部7Wからの漏れにつながる液流れの長さを抑えることができ、且つ、ローション剤の塗布によるかぶれを抑えることができる。
以上のことから、縦方向中心線とは非平行となるように皮膚保護成分部20を設けることは、胴回り部7Wからの漏れを防ぐ上で大変重要であることがわかる。
本発明を適用したパンツ型紙おむつの展開図である。 本発明を適用したパンツ型紙おむつの正面図である。 図1中のIII−III切断面に相当する要部断面図である。 起立カフスの一部切抜き斜視図である。 トップシート表面に塗布されたローション層の要部拡大断面図である。 トップシート表面に塗布された別のローション層の要部拡大断面図である。 トップシート表面に塗布されたローション層の要部拡大断面図であり、(A)は、トップシートが2つ折りに折りたたまれる前のローション層の要部拡大断面図であり、(B)は、トップシートを2つ折りにした状態のローション層の要部拡大断面図である。 トップシート表面に塗布されたローション層の要部拡大断面図であり、(A)は、トップシートが3つ折りに折りたたまれる前のローション層の要部拡大断面図であり、(B)は、トップシートを3つ折りにした状態のローション層の要部拡大断面図である。 (A)〜(F)は、トップシート表面に塗布されたローション層のそれぞれ他の塗布パターンを模式的に示した平面図である。 トップシート表面にローション層を形成する工程を説明する概略側面図である。 皮膚保護成分部が形成された塗布パターンにおける液流れの長さを計測する方法を説明するための概略図である。
符号の説明
1 パンツ型紙おむつ、2 前身頃、3 後身頃、4 股下部、5 右脚開口部、5R 右脚周り部、6 左脚開口部、6L 左脚周り部、7 胴開口部、7W 胴周り部、8R,8L 接合部、9 吸収体、10W,10B 弾性部材、11 トップシート、12 バックシート、13 起立カフス、20,30,40,50 皮膚保護成分部、21 第1の保護層、22 ローション層、23 第2の保護層、41、51 第1の領域、42,52 第2の領域、53 第3の領域

Claims (4)

  1. 液透過性のトップシートと不織布で構成されたバックシートとの間に吸収体が配設された吸収性物品において、
    上記トップシートの外表面には、親水性の第1の保護層と疎水性のローション層と親水性の第2の保護層とが順に積層されており、
    上記第2の保護層は、融点が上記第1の保護層よりも低いと共に、上記ローション層の融点より高いことを特徴とする吸収性物品。
  2. 上記ローション層は、上記第2の保護層に挟み込まれていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  3. 上記トップシートの表面には、上記第1の保護層及び上記ローション層が積層された第1の領域と、上記第1の保護層、ローション層及び第2の保護層が積層された第2の領域とが設けられており、
    少なくとも上記第1の領域は、上記第2の領域と対向するように折りたたまれていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  4. 少なくとも上記ローション層は、上記トップシートの表面に部分的に配設されていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
JP2004097051A 2004-03-29 2004-03-29 吸収性物品 Expired - Fee Related JP4274548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004097051A JP4274548B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004097051A JP4274548B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 吸収性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005278884A true JP2005278884A (ja) 2005-10-13
JP4274548B2 JP4274548B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=35177911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004097051A Expired - Fee Related JP4274548B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4274548B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532164A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 波形模様を備える婦人衛生物品
JP2009542402A (ja) * 2006-07-28 2009-12-03 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ローションを含む吸収性物品及び拭き取り用品
WO2018100650A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
CN114615962A (zh) * 2019-11-20 2022-06-10 大王制纸株式会社 一次性穿着物品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532164A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 波形模様を備える婦人衛生物品
JP2009542402A (ja) * 2006-07-28 2009-12-03 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ローションを含む吸収性物品及び拭き取り用品
WO2018100650A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JPWO2018100650A1 (ja) * 2016-11-29 2019-04-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
CN114615962A (zh) * 2019-11-20 2022-06-10 大王制纸株式会社 一次性穿着物品
CN114615962B (zh) * 2019-11-20 2023-07-04 大王制纸株式会社 一次性穿着物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP4274548B2 (ja) 2009-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101439560B1 (ko) 몸에 접착하는 개인 위생 제품
JP4627473B2 (ja) 男性用尿吸収物品
KR102430702B1 (ko) 허리 샘방지 부재를 구비한 흡수 용품 및 이의 제조 방법
JP4627472B2 (ja) 男性用尿吸収物品
JP2009532170A (ja) 漏出バリアを備えた吸収用品
JP4732497B2 (ja) 吸収性物品
JP2008307298A (ja) 吸収性物品
JP2008307298A5 (ja)
JP2008079866A (ja) 吸収性物品
JP4522281B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5529688B2 (ja) 吸収性物品
JP4583686B2 (ja) バリア手段を有する使い捨て吸収性物品およびその製造方法
JP2004516070A (ja) 漏出バリヤーを含む吸収製品
JP4814835B2 (ja) 体液吸収性物品
JP4860082B2 (ja) 改良された漏出保護を有する吸収物品
JP6834079B2 (ja) パンツタイプ吸収性物品
JP4370193B2 (ja) 吸収性物品
JP4274548B2 (ja) 吸収性物品
JP5610801B2 (ja) 吸収性物品
JP2020049017A (ja) 吸収性物品
JP2004216124A (ja) 吸収性物品および製造方法
JP5191300B2 (ja) 吸収性物品の製造方法、及び吸収性物品
JP2019030399A (ja) 吸収性物品
JP2011177427A (ja) おむつ
JP2000254171A (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4274548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees