JP2005278713A - 便器装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明では、使用者が着座する便座部と、電波を送信波として送信し、物体によって跳ね返された反射波を受信波として受信し、前記送信波と前記受信波により得られるドップラ信号または干渉により生じる定在波を検波して得られた検波信号に基づいて使用者を検知する物体検知手段を少なくとも備えた便器装置において、
前記物体検知手段は、前記便座部中央よりも後方に、前記便座部先端方向に向けて配置され、前記物体検知手段の主たる指向性は、水平方向に広い偏平なパターンとする。
【選択図】 図1
Description
しかしながら光電式の場合、焦点距離の問題で検知距離が異なる場合には、その検知したい領域毎に物体検知手段を用意する必要があり、また赤外線を利用するという特性上、赤外線を透過可能なフィルタ部を外観に露出させる必要があり、便器装置に物体検知手段を組み込む穴を設ける必要があり、被水や結露等対策のために、組み込む穴の周囲にパッキン等の便器装置内部への水の浸入を防止する構造が必要である。
これらの場合において、無指向性で配置した場合には検知したい領域に対して、不要な周囲にまで同様な電波を送信してしまったり、トイレ外への電波の送信を防止するため、指向性を持たせるために、鉛直方向と水平方向は同等もしくは水平方向を狭くしている。 このような場合において、トイレへの入室方向が正面であれば、いずれの検知領域でも確実に使用者を検知することは可能であるが、側面に入室口があるトイレの場合には、いずれも検知のタイミングが遅れ、さらに使用者のアプローチの仕方が斜めであった場合には、いきなり近距離の人体検知に至ってしまうため、適切な便器装置の制御ができなくなるという問題点があった。
しかしこの場合においては、物体検知手段の構成が複雑となる上、さらにその制御も同様に煩雑となりやすく、安価でコンパクトなものを実現することができないという問題があった。
図1は、本発明の第1実施例の便器装置を示す外観斜視図であり、図2は、便器装置の全体構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施例の便器装置1に組み込んだ物体検知手段Sは、使用者の入室、入室後の便器装置1に接近して便器装置1前に立った状態、および便器装置1の便座部1aに着座する状態を検知可能に配置されており、さらには便器装置1前に立った状態の男性使用者が放出する尿を検知可能に構成されている。
図4に示した指向特性を持つ前記物体検知手段Sは、便座部1aおよび便蓋部1cの回転自在に固定しているヒンジ部間の中央に、アンテナ面の中心Scの位置P0が床面からの高さH0の位置に配置され、便器装置1の便座部1a先端からL1離れた位置に立つ、一人で小用利用可能な子供Hucの胸部中央付近に主たる送信波が到達するよう、仰角δにてやや上向きに配置されている。
図6は、標準的なトイレ内に設置した際の物体検知手段から送信される送信波の水平方向の到達レベルを示す等高線図である。
図4に示した指向特性では任意の等距離における角度に対する送信波の到達レベルをグラフとして表現しているが、この図では、同じレベルの送信波が到達可能な距離がどのようになるかを示す等高線的に表現している。ただし、半値角より外側については説明に不要なため省略している。
第2実施例の便器装置2は、第1実施例の便器装置1と同様、便座部2aおよび便蓋部2cと、これら2つを回転自在に固定し、様々な機能生成手段と前記機能生成手段を制御する制御手段Aおよび物体検知手段Sを収納する本体部2bと、さらに便器部2dが一体となったものである。さらに後方には収納部2eを備えている。前記収納部2eは、便器部2dの洗浄タンクを隠蔽するフロントパネル2m、掃除ブラシ等の小物を収納する収納部2fやスポット的に点灯する間接照明部2gを組み込んだサイドパネル2nと天板2tから構成されている。前記間接照明部2gは夜中等に使用者が入室した際に、物体検知手段Sで検知し、床等を照らして明るい天井照明を点灯しなくても良いようにするためのものである。この実施例では、前記物体検知手段Sは前記フロントパネル2m内に配置しており、前記第1実施例よりも高い、前記便座部2aを開放状態にした際に開口内を送信波が通り抜けられる程度の位置に配置しており、正面を向けて、主たる送信波の指向方向を水平に向けて配置している。この場合、前記第1実施例の場合よりも最大検知距離LMAXが長く設定されるため、前記物体検知手段Sの水平方向の半値角θhは、やや狭く設定するのが望ましい。その他の具体的な配置の考え方は第1実施例と同様である。
1a…便座部、1b…本体部、1c…便蓋部、1d…便器部
S…物体検知手段、Sa…アンテナとして有効な領域
Sb…平面アンテナ、Sc…アンテナ面の中心点、Sd…給電ライン
θh…水平方向の半値角、θv…鉛直方向の半値角
P0…アンテナ面の中心Scの位置、
P1…最長検知距離上方1mの点
Huc…一人で小用利用可能な子供
H0…床面からの高さ
H1…一人で小用利用可能な子供の身長
H2…一人で小用利用可能な子供の肩の高さ
H3…一人で小用利用可能な子供の胸部中央の高さ
HS…便座部1aの先端部の高さ
L0…P0から便座部1a先端までの距離
L1…便座部1a先端からの入室位置における検知距離
δ…仰角
α…P0とP1とを結ぶ線と鉛直方向の指向方向とのなす角
β…P0から延長した便座部先端上面と接する接線と鉛直方向の指向方向とのなす角
D0…トイレ奥行き
W0…トイレ横幅
LMAX…最長検知距離
Lθh/2…LMAXにおける到達レベルと同等となる距離
CL…中心線
Hua…使用者
Wd…入室口の幅、Wm…使用者の幅
2…第2実施例の便器装置
2a…便座部、2b…本体部、2c…便蓋部、2d…便器部、2e…収納部
2m…フロントパネル、2f…収納部、2g…間接照明部
2n…サイドパネル、2t…天板
Claims (7)
- トイレ室内に設置され、使用者が着座する便座部と、電波を送信波として送信し、物体によって跳ね返された反射波を受信波として受信し、前記送信波と前記受信波により得られるドップラ信号または干渉により生じる定在波を検波して得られた検波信号に基づいて使用者を検知する物体検知手段を少なくとも備えた便器装置であって、
前記物体検知手段は、前記便座部中央よりも後方に、前記便座部先端方向に向けて配置され、前記物体検知手段の指向性は、水平方向に広い偏平なパターンとしたことを特徴とする便器装置。
- 前記便器装置を側方から見た際に、前記物体検知手段の電波の送受信を行うアンテナ面の中心点と、水平方向の最長検知距離における床面から上方1mの点とを結ぶ線と、前記物体検知手段の鉛直方向の指向方向とのなす角よりも、前記物体検知手段の指向性を示す鉛直方向の半値角の1/2が狭いことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
- 前記便器装置を側方から見た際に、前記物体検知手段は前記便座部よりも上方に配設し、前記物体検知手段の電波の送受信を行うアンテナ面の中心点から引かれる前記便座部の前方先端上面に接する接線と、前記物体検知手段の鉛直方向の指向方向とのなす角よりも、前記物体検知手段の指向性を示す鉛直方向の半値角の1/2が狭いことを特徴とする請求項1または請求項2記載の便器装置。
- 前記物体検知手段の前記水平方向の最長検知距離1.5m以内、水平方向の半値角を40°〜100°とすることで、トイレ室内への使用者の入室と、前記便器装置の使用者が、前記便座部に着座して利用する領域と、前記便座部前方に立って利用する領域とを、各々検知可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の便器装置。
- 前記物体検知手段の前記鉛直方向の半値角は35°以内であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載の便器装置。
- 前記便器装置を側方から見た際に、前記物体検知手段の鉛直方向の指向方向の延長線と、前記水平方向の最長検知距離における鉛直線との交点が床面から80cm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載の便器装置。
- 前記便器装置を上方から見た際に、前記便器装置の前後方向に引かれる中心線に対して、前記物体検知手段はいずれかの方向にずれて配置されるとともに、電波の指向方向を前方かつ前記中心線に向けて配置されており、前記電波の指向方向の延長線と前記中心線の延長線の交点が、前記便座部先端より前方、かつ最長検知距離よりも前記便器装置側に位置するよう配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかに記載の便器装置。
Priority Applications (1)
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JP2004093565A JP2005278713A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 便器装置 |
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Publications (1)
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JP2005278713A true JP2005278713A (ja) | 2005-10-13 |
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ID=35177753
Family Applications (1)
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JP2004093565A Pending JP2005278713A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 便器装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020130862A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | Toto株式会社 | トイレ用音声案内装置 |
JP2021085771A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 嘉満 長尾 | レーダ装置 |
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2004
- 2004-03-26 JP JP2004093565A patent/JP2005278713A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7274120B2 (ja) | 2019-02-25 | 2023-05-16 | Toto株式会社 | トイレ用音声案内装置 |
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