JP2007146569A - トイレ装置 - Google Patents

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Toshihiko Tanaka
寿彦 田中
Shoki Yamanaka
章己 山中
Kenji Moriyama
謙治 森山
Masatsugu Fujita
将継 藤田
Koichi Sakanishi
宏一 坂西
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Abstract

【課題】電波を用いたリモコン装置とトイレ装置本体間の電波通信において、人体の影響を可及的に回避すること。
【解決手段】トイレブース内に配置された便器の後方部に設けられるトイレ装置本体と、前記トイレブースの側壁面に取り付けられ、前記トイレ装置本体を制御するための電波信号を送信するリモコン装置とを備えたトイレ装置において、トイレ装置本体は、リモコン装置から送信される電波信号を受信するアンテナと、電波信号に基づいて制御を行う制御部と、アンテナと前記制御部とを内部に収納する筐体とを備え、筐体前端部を前記便器上の便座部側に配置すると共に、前記筐体後端部側に前記アンテナを配置した。
【選択図】図3

Description

本発明は、トイレ装置の技術に関し、特に衛生洗浄装置などのように便器に設置されるトイレ装置本体と、このトイレ装置本体を制御するための電波信号を送信するリモコン装置とを有するトイレ装置に関する。
近年、便器を設置したトイレブースには、その快適さから、洗浄機能、乾燥機能、脱臭機能などの各種機能を有する衛生洗浄装置と呼ばれるトイレ装置が取り付けられてきている。
この種のトイレ装置は、衛生洗浄装置本体などのトイレ装置本体とリモコン装置から構成され、トイレ装置本体は便器に取り付けられ、リモコン装置は便器の前方右側壁面或いは前方左側壁面に取り付けられるのが一般的である(たとえば、特許文献1参照。)。
そして、トイレ装置の利用者が便座に座っている状態で、前方右側壁面或いは前方左側壁面に取り付けられたリモコンを操作することによって、リモコン装置からの制御信号がトイレ装置本体へ送られ、その制御信号を受信したトイレ装置本体によって制御信号に応じた制御が行われる。
ところで、トイレ装置本体を制御するためのリモコン装置として、特許文献1のように赤外線を利用するものと、特許文献2のように電波を利用するものがある。
赤外線を利用するリモコン装置は、赤外線出力用LEDによる赤外線による通信を行っているため、その通信による消費電力が大きい。一方で、電波を用いた無線通信は、赤外線通信に比べて消費電力を低減することができることから、電波を利用したリモコン装置では、容量の小さな電池を用いることができ、それによってリモコン装置の小型化を図ることができる。
近年、トイレ装置本体を制御するリモコン装置では、その小型化、薄型化が求められており、その点で電波を用いたリモコン装置が適している。
特公平1−50730号公報 特開平5−272164号公報
ところで、上述のようにリモコン装置は、便器を使用しながら操作できるように、トイレブースの左側壁面又は右側壁面に取り付けられ、トイレ装置の利用者は便座に座った状態でリモコン装置を操作する。一方、リモコン装置からの制御信号によって操作されるトイレ装置本体は、利用者の背部側に設けられていることから、リモコン装置からの制御信号は人体の影響を受けてしまい、トイレ装置本体で制御信号が受信できないという問題が生じる。
特に、赤外線を利用するリモコン装置においては、人体が赤外線の光路を遮ると受信できない問題があることから、特許文献1に記載されているように、リモコンの赤外光を天井に反射させて送信させて人体の影響を避ける工夫をしていた。
一方、電波は赤外線に比べて指向性が高くないことから、電波を利用するリモコン装置においては、人体の影響は受けにくい。
しかしながら、人体の影響を受けにくい電波を用いるとはいえ、リモコン装置が出力する電波の強度が微弱である場合には、リモコン装置とトイレ装置本体との間の通信において、人体の影響を無視できなくなる。これは、以下のような理由によるものである。
上述のようにリモコン装置とトイレ装置本体との間に人体が存在する。リモコン装置から送信される微弱電波は、リモコン装置とトイレ装置本体との間に存在する人体によって電磁的な反射及び吸収の影響を受ける。特に、リモコン装置側からみた場合に、トイレ装置本体は便座に着座した人体の背部に隠れるように配置されるようになるために、その影響は大きくなる。
そのため、トイレ装置本体で受信するときにはその微弱電波の電波強度がさらに小さくなってしまう。しかも、この人体による影響に加えて、トイレ装置本体に内蔵されたモータ、スイッチング電源等のノイズの影響によりトイレ装置本体で受信できる電波の電波強度のS/Nが悪化してしまう。
トイレ装置本体側では、リモコン装置から送信される電波がこのように人体の影響により受信限界よりも小さくなったり、トイレ装置本体に内蔵されたモータ等のノイズにより電波強度のS/Nが悪化したりすると、リモコン装置からの制御信号を正常に受信することができなくなる。
このように、電波を利用したリモコン装置であっても、電波強度の弱い微弱電波方式を用いたリモコン装置においては、人体の影響をある程度受けてしまい、トイレ装置本体で制御信号が受信できない恐れがある。
ところで、リモコン装置において、微弱電波方式を採用する理由は、電池寿命を延ばすために消費電力を小さくする必要があるためである。すなわち、送信電波は小さいほど消費電力を小さくできるからである。このようにリモコン装置において送信電波を小さくしようとすればするほど上記のように通信における人体の影響が大きくなるのである。
そこで、トイレ装置本体が受信できる電波強度の下限値をより小さくすることにより上記問題を解決することも考えられるが、高精度の受信回路を採用しなければならず、コスト的な問題が大きい。
また、電池寿命のため微弱電波方式を用いたリモコン装置においては、送信アンテナも電波を効率よく送信するために、送信アンテナの向きも考慮する必要がある。しかし、送信アンテナを安価にかつ簡単に構成するために、送信アンテナを、制御基板上や操作基板上にループ状の金属箔パターン(以下、「ループアンテナ」という。)として形成する場合には、送信アンテナ部分だけの方向を変えることができない。このようにループアンテナを形成した場合、送信アンテナの方向が制限されるため、従来のリモコン装置では、電波を効率よく送信する向きに送信アンテナを配置できていなかった。
そこで、電波を用いたリモコン装置とトイレ装置本体間の電波通信において、人体の影響を可及的に回避することができるトイレ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、トイレブースに配置された便器の後方部に設けられる洗浄機能部、乾燥機能部又は脱臭機能部を有するトイレ装置本体と、前記トイレ装置本体の前記機能部を制御するための電波信号を送信するリモコン装置とを備えたトイレ装置において、前記トイレ装置本体は、前記リモコン装置から送信される電波信号を受信するアンテナと、前記電波信号に基づいて制御を行う制御部と、前記アンテナと前記制御部とを内部に収納する筐体とを備え、前記筐体前端部を前記便器上の便座部側に配置すると共に、前記筐体後端部に前記アンテナを配置したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記アンテナは、前記筐体の後端上方部近傍に設けられたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記アンテナは、前記筐体の後端背面部近傍に設けられたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記アンテナは、前記筐体の後端一側面近傍から後端他側面近傍にかけてアンテナ長を延長させたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記アンテナは、前記筐体内の後端右側面部側と後端左側面部側とに少なくともそれぞれ1つ設けられ、前記制御部は、ダイバーシティ方式で前記アンテナを制御することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記リモコン装置は、前記電波信号を送信するために高周波信号を生成する無線回路と、前記無線回路から出力される高周波信号を電波信号として送信するためのループアンテナと、前記無線回路と前記ループアンテナを収納する筐体と、前記筐体前面に配置され、前記トイレ装置本体を操作するための操作ボタンとを備え、前記ループアンテナは、前記筐体背面部側から前記筐体前面部側にかけて、所定で角度下方に傾斜する基板上に設けられたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記筐体上部に配置され、前記トイレ装置本体を操作するための第2の操作ボタンを備え、前記ループアンテナを設けた基板上に前記第2の操作ボタンを配置したことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記電波信号は、微弱電波方式の搬送波周波数で無線回路より送信することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、トイレ装置本体の筐体後端部側にアンテナを配置したので、アンテナがトイレ装置の利用者と離隔することになり、よって、リモコン装置とトイレ装置本体との間での電波通信において、使用者の影響を避けて、受信状態を良好にできる。さらに、トイレ装置本体の筐体内部に収納する場合、受信周波数を考慮すると、一般的なダイポールアンテナでは、1/2波長の長さのアンテナ長が必要となるが、トイレ装置本体では横幅がほぼアンテナ長に近いので筐体内部に構成することができる。またループアンテナの場合では、より短い1/4波長の長さのアンテナ長で構成できるので、筐体内部に複数構成することも可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、アンテナはトイレ装置本体の筐体後端上方部近傍に設けられているため、筐体下方に配置され、ノイズを出すSW電源や駆動モータと離隔して配置できるので、受信状態を良好にできる。
また、請求項3に記載の発明によれば、アンテナは前記筐体の後端背面部近傍に設けられているため、トイレ装置本体の筐体背面に導電体の壁面がある場合、それの電波反射を利用できるので、受信状態を良好にできる。
また、請求項4に記載の発明によれば、筐体の後端一側面近傍から後端他側面近傍にかけてアンテナ長を延長させているため、リモコン装置を右側壁面に取り付けた場合でも、左側壁面に取り付けた場合であっても、人体がトイレ装置本体に着座して使用するときには操作信号を出すリモコン装置との間に遮断されない空間が確保されるので、トイレ装置本体においてリモコン装置から出力される電波信号を効率良く電波受信できる。
また、請求項5に記載の発明によれば、アンテナが前記筐体内の後端右側面部側と後端左側面部側とに少なくともそれぞれ1つ設けられ、ダイバーシティ方式で制御されるためリモコン装置を右側壁面に取り付けた場合でも、左側壁面に取り付けた場合であっても、最低左右2つのアンテナがありリモコン装置との間に遮断されない空間が確保されるので、トイレ装置本体においてリモコン装置から出力される電波信号を効率良く電波受信できる。
また、請求項6に記載の発明によれば、電波信号を送信するリモコン装置のループアンテナがトイレ装置本体の受信アンテナに向けて傾斜して設けられており、ループアンテナで形成される平面と平行な方向の電波強度が強いので、トイレ装置本体においてリモコン装置から出力される電波信号を効率良く電波受信できる。
また、請求項7に記載の発明によれば、ループアンテナを形成した基板上に操作ボタンを設けているため、ループアンテナを形成するための基板と操作ボタンを形成するための基板とを共用させることができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、免許や技術適合証明を取得する必要がない微弱電波方式の搬送波周波数で無線回路より送信する構成で行なっても、電波が弱いのにもかかわらず、リモコン装置とトイレ装置本体との通信を良好に行うことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態におけるトイレ装置Sについて、図面を参照しながら説明する。図1は、トイレブースに設置されたトイレ装置Sを示す図、図2は衛生洗浄装置本体のブロック構成図である。
図1に示すように、本発明の実施形態におけるトイレ装置Sは、トイレブースBの後方壁面11前方に設置された便器3に設けられたトイレ装置本体1と、トイレブースBの左側壁面10にリモコンホルダ8を介して取り付けられ、このトイレ装置本体1を制御するための電波信号を送信する後述の無線回路25とループアンテナ29とを有するリモコン装置2とから構成される。
トイレ装置本体1は、便器3の後方部上面に設けられ、各種機能を制御するための後述の本体制御部81等を有する衛生洗浄装置本体4aと、衛生洗浄装置本体4aに回動可能に連結された便座5と、同じく衛生洗浄装置本体4aに回動可能に連結された便蓋6とから構成される。なお、本実施形態においては、トイレ装置本体1として衛生洗浄装置を説明するが、トイレ装置本体1はこれに限られるものではない。
衛生洗浄装置本体4aは、図2に示すように、洗浄機能、乾燥機能、脱臭機能、便座保温機能など各種機能を動作させる本体制御部81を有しており、さらにリモコン装置2から電波によって送信される制御信号(以下、「電波信号」とも呼ぶ。)を受信する受信アンテナ54a及び本体側無線回路70を備えている。そして、リモコン装置2から出力される電波信号を、受信アンテナ54aを介して本体側無線回路70で受信すると、制御部としての本体制御部81は、その電波信号に従った制御を行う。
また、衛生洗浄装置本体4aは、便座5を暖めるための便座ヒータ51と、この便座ヒータ51の温度を測定するための便座サーミスタ52と、便座ヒータ51が所定以上の高温になるとこの便座ヒータ51への通電を遮断するための便座温度ヒューズ53とを便座5の内側又は裏側に備えており、これらと本体制御部81によって便座保温機能が実現される。
また、衛生洗浄装置本体4aは、濡れた臀部等を乾燥させるために空気を暖める乾燥ヒータ73と、この乾燥ヒータ73で暖めた空気を吹き出すための乾燥モータ72と、乾燥ヒータ73の温度を検出するための乾燥サーミスタ74とを備えており、これらと本体制御部81によって乾燥機能が実現される。
また、衛生洗浄装置本体4aは、臀部等を洗浄するために温水を噴出するための洗浄ノズル82(図3参照。)を動作させるノズルモータ77と、洗浄ノズル82から噴出させる温水を作るために水を熱する温水ヒータ78と、温水ヒータ78で熱せられる水の温度を測定するための温水サーミスタ79とを有しており、これらと本体制御部81によって洗浄機能が実現される。
さらに、衛生洗浄装置本体4aは、便座5に人が着座したことを検出する着座検知センサ71、衛生洗浄装置本体4aの動作状態などを表示するための表示部75と、ブザーを出力するためのブザー部76、各種設定情報が記憶される記憶部80、衛生洗浄装置本体4a全体を制御する本体制御部81などを備えている。
図3は衛生洗浄装置本体4aの内部構成を示す図、図4(a)(b)は衛生洗浄装置本体4aの平面図及び断面図である。
図3及び図4(a)(b)に示すように、衛生洗浄装置本体4aの筐体84内部には、メイン基板83が筐体84の後端上方部側に位置するように収納されている。メイン基板83上には受信アンテナ54aを配置したサブ基板85がメイン基板83から垂直に立設するようにメイン基板83に接続されている。なお、図4(b)は、図4(a)におけるA−A線の断面図である。
メイン基板83上には、図4(c)に示すように、本体制御部81、記憶部80及び本体側無線回路70などを実装されており、このメイン基板83上にコネクタ86を介してサブ基板85が接続される。
ここで、メイン基板83及びサブ基板85は、いわゆるプリント基板と呼ばれるものであり、紙フェノール(XPC)、ガラス基材エポキシ(CEM-3)、ガラス布エポキシ(FR-4)などの材質の基板上に、銅などの金属箔で配線パターンを形成したものである。受信アンテナ54aは、ループ状に配線パターンを形成することによってループアンテナとして機能するように構成している。
本実施形態においては、受信アンテナ54aはメイン基板83とは別基板であるサブ基板85上に構成するようにしている。このように構成していることから、本体制御部81や記憶部80を実装するメイン基板83にスペースが十分に取れない場合にも基板上に受信アンテナ54aを設けることができる。
また、衛生洗浄装置本体4aの筐体84内部には、乾燥ヒータ73、乾燥モータ72、乾燥サーミスタ74、ノズルモータ77、温水ヒータ78、温水サーミスタ79、ブザー部76なども収納されている。
なお、受信アンテナ54aの位置は、乾燥モータ72やノズルモータ77と離隔した位置に配置することが望ましい。そのため、本実施形態においては、受信アンテナ54aを筐体84の後端部側の内部空間上方である後端上方部近傍に設けるようにしている。また、図示しないが、乾燥モータ72やノズルモータ77を筐体84の内部空間下部前方に設けるようにしている。このように配置しているため、乾燥モータ72やノズルモータ77のノイズによって、受信アンテナ54aで受信する電波の電波強度のS/Nが悪化することを可及的に回避することができる。
なお、受信アンテナ54aを図3に示すように筐体84左側面側に設け、乾燥モータ72やノズルモータ77を筐体84右側に配置することによって、受信アンテナ54aとこれらのモータ類を離隔させ、モータによる上記S/Nの悪化を回避するようにしてもよい。また、受信アンテナ54aを筐体84の左側面上方部側に配置すると共に、モータ類を筐体84の左側面下方部側に配置するようにしてもよい。
図5は、トイレ装置Sが設置されたトイレブースB内の様子を上方から見た図である。上述のように受信アンテナ54aは、衛生洗浄装置本体4aの筐体84の左側後端部側に配置されている。また、リモコン装置2は左側壁面10前方に取り付けられている。そのため、図5に示すように、リモコン装置2と衛生洗浄装置本体4aとの間での電波通信において、使用者7の影響を可及的に避けることができる。
このように、本実施形態におけるトイレ装置Sでは、衛生洗浄装置本体4aの筐体84後端部側にアンテナを配置したので、受信アンテナ54aがトイレ装置Sの使用者7と離隔することになる。したがって、リモコン装置から出力される電波を衛生洗浄装置本体4aで受信する際に、使用者7の影響を避けて、受信状態を良好にできる。
また、受信アンテナ54aをループアンテナで形成しているため、受信アンテナ54aの筐体84内への収容も容易になる。たとえば、リモコン装置2からの送信電波の周波数を300MHzとした場合、受信アンテナ54aとしてループアンテナを用いているために25cmのアンテナ長でよい。したがって、筐体84内部に構成することが容易となる。
なお、リモコン装置2からの送信電波の周波数が300MHzである場合、受信アンテナ54aとしてダイポールアンテナを用いるようにしてもよい。一般的なダイポールアンテナにおけるアンテナ長は1/2波長の長さであり、電波周波数が300MHzのときには、1/2波長の長さは50cmとなる。衛生洗浄装置本体4aでは横幅がほぼ1/2波長の長さに近いので筐体内部に構成することができる。
このように、受信アンテナ54aを衛生洗浄装置本体4aの内部に収納しているため、衛生洗浄装置本体4aの筐体84外に設けるのに比べ、構成が簡単になると共にコスト的にメリットがある。すなわち、受信アンテナ54aを衛生洗浄装置本体4aの筐体84外部であって、リモコン装置2と人体の間に配置しないことで上記問題を解決することも考えられる。しかし、衛生洗浄装置本体4aが設置されるトイレ空間はアンモニア及びトイレ洗剤等が使用される環境であるため、受信アンテナ54aをトイレ装置本体1の筐体84外部に設けようとすると、金属で構成するアンテナを保護するための部材が別途必要となり、高精度の受信回路を設ける場合と同様にコスト的な問題が大きい。本実施形態においては、受信アンテナ54aを衛生洗浄装置本体4aの内部に収納しているため、このような問題が少ない。
なお、図6に示すように、メイン基板83にフレキシブル基板で形成した接続部89と受信アンテナ54aとを接続するようにしてもよい。すなわち、受信アンテナ54aをフレキシブル基板で形成し、筐体84の後方部内側面に取り付けるのである。このように構成することにより受信アンテナスペースを確保することができる。しかも、受信アンテナ54aを取り付けたい位置付近にメイン基板83を配置することができない場合であっても、接続部89を長く形成することによって、所望の位置に受信アンテナ54aを取り付けることが容易である。さらに、プリント基板のように形状に制限がないため、受信アンテナ54aの設計も容易に行うことができる。
また、メイン基板83上に配線パターンで形成するループアンテナを配置するスペースがあるときには、サブ基板85を設けなくてもよい。すなわち、受信アンテナ54aとして、図7に示すように、メイン基板83上に受信アンテナ54aを形成する。このように構成することにより、受信アンテナを配置するための基板を別途設ける必要がなく、コストの面及び製造工程の面でメリットが大きい。
次に、リモコン装置2の具体的構成について、図面を参照して具体的に説明する。図8はリモコン装置2のブロック構成図、図9はリモコン装置2の側面図、図10はリモコン装置2の正面図、図11はリモコン装置2の内部構造を示す図である。
図8に示すように、リモコン装置2は、各種洗浄機能ボタン、乾燥ボタン、洗浄パワー制御ボタン、マッサージボタンなどのトイレ装置本体1を操作するための操作ボタンとしての入力部22と、時刻や制御内容を表示するための表示部23と、各種設定内容などを記憶する記憶部24と、衛生洗浄装置本体4aへ制御信号を送信するために制御信号に応じた高周波信号を生成する無線回路25と、無線回路25から出力される高周波信号を電波信号に変換してトイレ装置本体1へ送信するループアンテナ29と、リモコン装置2全体の制御を統括するリモコン制御部26とから構成される。
トイレ装置本体1の使用者によって入力部22が操作されると、リモコン制御部26がそれを検出し、操作された入力部22のボタン種別に応じた制御信号を無線回路25へ出力する。その後、無線回路25がその制御信号を高周波変調信号へ変換し、ループアンテナ29によって、電波信号として衛生洗浄装置本体4aへ送信する。
ここで、無線回路25は、変調回路27と、増幅回路28とから構成されている。変調回路27は、リモコン制御部26から入力される制御信号を、内部の発振回路(図示せず)にて発生した所定周波数信号(例えば、44.57MHz)に基づき、周波数逓倍回路(図示せず)にて周波数の逓倍化を行い、さらに内部の帯域フィルタ回路(図示せず)で所定の高次高調波成分(例えば、7次高調波成分の312MHz帯域)のみを通過させる機能を有する回路である。また、増幅回路28は、変調回路27から出力される信号の電力を増幅するとともに、後述するループアンテナ29との整合回路(図示せず)を有する回路である。
また、方式として、免許や技術適合証明を取得する必要がない微弱電波方式を採用している(無線設備から3mの距離において、離れた地点の電界強度が322MHz以下→500μV/m以下)。よって、ここでは、微弱電波方式で312MHzの搬送波周波数で無線回路25を形成している。
また、リモコン装置2は、図9に示すように、その筐体30背面に設けられた係止部39が、トイレブースBの左側壁面10に取り付けられたリモコンホルダ8の係止部9と係合することによって、左側壁面10に着脱自在に取り付けられている。
リモコン装置2の筐体30の前面には、図10に示すように、入力部22や表示部23が設けられている。入力部22は複数の操作ボタン22a,22bとからなり、操作ボタン22aは筐体30前面に、操作ボタン22bは筐体30上面に配置される。リモコン制御部26は、トイレ装置本体1の使用者7によって入力部22が操作されると、操作された入力部22に応じた電波信号を受信アンテナ54aから出力するように制御する。
図11(a)は、図10におけるB−B線における断面図である。この図11(a)に示すように、リモコン装置2は、操作ボタン22aや表示部23が露出する開口部を有する前面カバー31と、壁面取り付け時に壁面と対向する背面カバー32とからなる箱状の筐体30と、その筐体30内に配置され、前面カバー31に取り付けられる制御基板33と、操作基板34等を備えている。
そして、この制御基板33の表面側(前面カバー31側)に、操作ボタン22a及び表示部23が設けられており、又その裏面側(背面カバー32側)には、ROMやRAMなどの記憶部24、無線回路25、及びリモコン制御部26が設けられている。
また、図11(b)に示すように、操作基板34上にはスイッチ35a〜35eと、配線パターンによって形成されたループアンテナ29とが設けられており、このループアンテナ29はスイッチ35a〜35eの外周を囲むように配置される。
制御基板33の上方には操作基板34が設けられており、この制御基板33と操作基板34とは接続部37を介して接続される。また、前面カバー31の上部内側には、操作基板34を固定するための凹部を形成する突出部38a,38bが操作ボタン22bの傾斜角度αと平行に傾斜して設けられている。そして、操作基板34の一部が、突出部38a,38bが形成する凹部に狭持されることによって、前面カバー31に操作基板34が所定の傾斜角αで固定される。
このように、リモコン装置2の上面には前方傾斜する操作ボタン22bが配置されており、この操作ボタン22bが上方から押下されることによって、それに伴いスイッチ35a〜35eが押圧され、リモコン制御部26は操作ボタン22bの操作を検出する。
図12は、トイレ装置Sが設置されたトイレブースB内の様子を前方から見た図である。上述のようにループアンテナ29は、筐体30背面部側から前記筐体30前面部側にかけて、所定角度で下方に傾斜する操作基板34上に設けられる。したがって、ループアンテナ29は、リモコン装置2が左側壁面10に取り付けられた状態で、衛生洗浄装置本体4aの方向を向くように、傾斜して配置されていることになる。
ループアンテナ29から出力される電波は、ループアンテナ29で形成される平面と平行な方向の電波強度が強い。操作基板34をリモコン装置2の背面上端部から前方下方に傾斜させているため、ループアンテナ29が形成される平面は、上述のように衛生洗浄装置本体4aの方向を向く。すなわち、衛生洗浄装置の受信アンテナ54aを、ループアンテナ29が形成する操作基板34の位置する平面上に可及的に近づけることができる。そのため、衛生洗浄装置本体4aにおいてリモコン装置2から出力される電波信号を効率良く電波受信できる。
また、ループアンテナ29を形成した操作基板34上に操作ボタン22bのスイッチ35a〜35eを設けている。したがって、ループアンテナ29を形成するための基板と操作ボタンと一つの基板で形成することができる。
このように本実施形態におけるトイレ装置Sでは、衛生洗浄装置本体4aの筐体84後端部側にアンテナを配置すると共に、衛生洗浄装置本体4aの受信アンテナ54aの方向を向くように所定角度αで傾斜するループアンテナ29を設けたので、リモコン装置2とトイレ装置本体1との間での電波通信において、受信状態を良好にすることができる。
なお、本実施形態においては、衛生洗浄装置本体4aの筐体84後端上方部側のうち左側方に受信アンテナ54aを配置したが、リモコン装置2が右側壁面に取り付けられるような場合には、衛生洗浄装置本体4aの筐体84後端上方部側のうち右側方に受信アンテナ54aを配置するようにする。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態においては、衛生洗浄装置本体4aの筐体84後端部側方側に受信アンテナ54aを配置するものであるが、本第2実施形態における衛生洗浄装置本体4bでは、受信アンテナ54bを筐体84の後端部背面側である後端背面部近傍に設けるものである。
以下、第2実施形態のトイレ装置S1について、図面を参酌しながら具体的に説明する。なお、第2実施形態のトイレ装置S1は、衛生洗浄装置本体4bの受信アンテナ部分を除いて、第1実施形態のトイレ装置Sと同様の構成であるため、衛生洗浄装置本体4b以外の機能及び構成の説明は省略するものとする。また、同一機能のものについては、同一符号を付すものとする。
図13(a)は衛生洗浄装置本体4bの平面図、図13(b)はその側面図、図13(c)はその斜視図であり、それぞれ受信アンテナ54bの配置を示すものである。これらの図に示すように、受信アンテナ54bは、衛生洗浄装置本体4bの筐体84の後端背面部の上部近傍に設けられる。
このように、受信アンテナ54bが衛生洗浄装置本体4bの筐体84後端背面部近傍に配置されているため、トイレブースBの後方壁面11(トイレ装置の背面方向の壁面)が導電体などの電波を反射するように形成されているとき、受信状態を良好にできる。この理由を以下に述べる。
トイレ装置S1では、リモコン装置2との通信に電波を用いる。電波は導電部材によって反射する。したがって、トイレブースBの壁面が塩ビ鋼板などから構成されているときには、リモコン装置2から出力される電波が壁面により様々に反射する。そのため、リモコン装置2からの送信電波とその壁面による反射電波とからなる定在波が衛生洗浄装置本体4bの受信アンテナ54bで受信されることになる。
ところが、この定在波は、壁面が塩ビ鋼板等の導電部材によって、壁面部分での電界成分が0となると考えられる。したがって、受信アンテナ54bが壁面から1/2波長(λ/2)の距離に位置するときには、受信アンテナ54bで受信する電波強度が小さくなる。
特に、衛生洗浄装置本体4bの受信アンテナ54bで受信される定在波は、主にリモコン装置2から送信される電波と衛生洗浄装置本体4bの後方にある壁面11によって反射される電波とにより生成される。
そこで、本実施形態においては、受信アンテナ54bは後方壁面11から1/4波長(λ/4)の距離に位置となるように、衛生洗浄装置本体4bの筐体84後端背面部近傍に配置することによって、衛生洗浄装置本体4bにおける電波の受信状態を良好にしている。
このように配置したトイレ装置S1を図14に示す。この図においては、便宜的に、定在波の距離による電界強度レベルをxとして表しており、C−C´線上で後方壁面11からλ/2の位置では電界強度が小さくなることを示している。
なお、後方壁面11から1/4波長(λ/4)の距離は、電波の周波数によって変わることになることから、トイレ装置S1においては、リモコン装置2が出力する電波の周波数と衛生洗浄装置本体4bが受信できる周波数とをそれぞれ可変にするように構成し、定在波の電界強度が大きい距離に受信アンテナ54bを配置するようにすることもできる。
なお、図15に示すように、メイン基板83にフレキシブル基板で形成した接続部89と受信アンテナ54bとを接続するようにしてもよい。すなわち、受信アンテナ54bをフレキシブル基板で形成し、筐体84後端背面部の上部近傍の筐体84内背面に取り付けるのである。このように構成することにより受信アンテナスペースを確保することができる。しかも、受信アンテナ54bを取り付けたい位置付近にメイン基板83を配置することができない場合であっても、接続部89を長く形成することによって、所望の位置に受信アンテナ54bを取り付けることが容易である。さらに、プリント基板のように形状に制限がないため、受信アンテナ54bの設計も容易に行うことができる。
また、メイン基板83上に配線パターンで形成するループアンテナを配置するスペースがあるときには、サブ基板85を設けなくてもよい。すなわち、受信アンテナ54bとして、図16に示すように、メイン基板83上に受信アンテナ54bを形成する。このように構成することにより、受信アンテナを配置するための基板を別途設ける必要がなく、コストの面及び製造工程の面でメリットが大きい。
(第3実施形態)
上述の第1実施形態においては、衛生洗浄装置本体4aの筐体84後端側方部に受信アンテナ54aを配置するものであるが、本第3実施形態における衛生洗浄装置本体4cでは、受信アンテナ54cを筐体84の後端一側面近傍から後端他側面近傍にかけて設けるものである。
以下、第3実施形態のトイレ装置S2について、図面を参酌しながら具体的に説明する。なお、第3実施形態のトイレ装置S2は、衛生洗浄装置本体4cの受信アンテナ部分を除いて、第1実施形態のトイレ装置Sと同様の構成であるため、衛生洗浄装置本体4c以外の機能及び構成の説明は省略するものとする。また、同一機能のものについては、同一符号を付すものとする。
図17(a)は衛生洗浄装置本体4cの平面図、図17(b)はその側面図、図17(c)はその斜視図であり、それぞれ受信アンテナ54cの配置を示すものである。図17(c)に示すように、受信アンテナ54cは、衛生洗浄装置本体4c の筐体84の後端一側面側から後端他側面側かけて設けられる。
このように、衛生洗浄装置本体4cの筐体84の後端一側面近傍から後端他側面近傍にかけて受信アンテナ54cのアンテナ長を延長させている。したがって、リモコン装置2を左側壁面10に取り付けた場合でも、右側壁面12に取り付けた場合であっても、使用者7が衛生洗浄装置本体4cに着座して使用するときにリモコン装置2との間に遮断されない位置が確保され、衛生洗浄装置本体4cにおいてリモコン装置2から出力される電波信号を効率良く電波受信できる。
なお、図18に示すように、メイン基板83にフレキシブル基板で形成した接続部89と受信アンテナ54cとを接続するようにしてもよい。すなわち、受信アンテナ54cをフレキシブル基板で形成し、筐体84後端一側面から後端他側面にかけて取り付けるのである。このように構成することにより受信アンテナスペースを確保することができる。しかも、受信アンテナ54cを取り付けたい位置付近にメイン基板83を配置することができない場合であっても、接続部89を長く形成することによって、所望の位置に受信アンテナ54cを取り付けることが容易である。さらに、プリント基板のように形状に制限がないため、受信アンテナ54cの設計も容易に行うことができる。
また、メイン基板83上に配線パターンで形成するループアンテナを配置するスペースがあるときには、サブ基板85を設けなくてもよい。すなわち、受信アンテナ54cとして、図19に示すように、メイン基板83上に受信アンテナ54cを形成する。このように構成することにより、受信アンテナを配置するための基板を別途設ける必要がなく、コストの面及び製造工程の面でメリットが大きい。
(第4実施形態)
上述の第3実施形態においては、衛生洗浄装置本体4cにおける筐体84の後端一側面近傍から後端他側面近傍かけて受信アンテナ54cを配置するものであるが、本第4実施形態における衛生洗浄装置本体4dでは、第1受信アンテナ54d1と第2受信アンテナ54d2を筐体84の後端右側面部側と後端左側面部側とにそれぞれ設けるものである。
以下、第4実施形態のトイレ装置S3について、図面を参酌しながら具体的に説明する。なお、第4実施形態のトイレ装置S3は、衛生洗浄装置本体4dの受信アンテナ部分及びその関連部分を除いて、第3実施形態のトイレ装置S2と同様の構成であるため、同様の機能及び構成の説明は省略するものとする。また、同一機能のものについては、同一符号を付すものとする。
図20(a)は衛生洗浄装置本体4dの平面図、図20(b)はその側面図、図20(c)はその斜視図であり、第1受信アンテナ54d1と第2受信アンテナ54d2の配置を示すものである。この図に示すように、受信アンテナ54d1,54d2は、衛生洗浄装置本体4dの筐体84の後端右側面部側と後端左側面部側に設けられる。
なお、図21に示すように、メイン基板83a,83bにそれぞれフレキシブル基板で形成した接続部89a,89bと受信アンテナ54d1,54d2とを接続するようにしてもよい。すなわち、受信アンテナ54d1,54d2をフレキシブル基板で形成し、筐体84の後端右側面と後端左側面とにそれぞれ設ける。このように構成することにより受信アンテナスペースを確保することができる。しかも、受信アンテナ54d1,54d2を取り付けたい位置付近にメイン基板83a,83bを配置することができない場合であっても、接続部89a,89bを長く形成することによって、所望の位置に受信アンテナ54d1,54d2を取り付けることが容易である。さらに、プリント基板のように形状に制限がないため、受信アンテナ54d1,54d2の設計も容易に行うことができる。
また、メイン基板83a,83b上に配線パターンで形成するループアンテナを配置するスペースがあるときには、サブ基板85を設けなくてもよい。すなわち、受信アンテナ54d1,54d2として、図22に示すように、メイン基板83a,83b上に受信アンテナ54d1,54d2を形成する。このように構成することにより、受信アンテナを配置するための基板を別途設ける必要がなく、コストの面及び製造工程の面でメリットが大きい。
受信アンテナ54d1,54d2は、本体制御部81によって制御するようにしてもよい。すなわち、図23に示すように、第1受信アンテナ54d1と本体側無線回路70との間、及び第2受信アンテナ54d2と本体側無線回路70との間に、切替スイッチ87を設けて、電波信号を受信するアンテナを選択する。この場合、受信アンテナの選択の方法として、切替スイッチ87を手動で切り替える方法と、自動で切り替える方法がある。
手動で切替スイッチ87を切り替える方法は、筐体84から切替スイッチ87の操作部分を露出させ(図示せず)、リモコン装置2を左側壁面10に取り付けたときには第1受信アンテナ54d1が動作するように、リモコン装置2を右側壁面12に取り付けたときには第2受信アンテナ54d2が動作するように、トイレ装置S3の利用者がその切替スイッチ87を手動で切り替える。
また、自動で切替スイッチ87を切り替える方法として、たとえば、制御部26が、切替スイッチ87を所定時間毎に制御することによって第1受信アンテナ54d1での電波受信と、第2受信アンテナ54d2での電波受信とを交互に時分割で入れ替える方法がある。また、第1受信アンテナ54d1と第2受信アンテナ54d2のいずれが電波受信状況を優れているかを本体制御部81によって判定し、波受信状況を優れた受信アンテナを電波受信用として使用する、いわゆるアンテナダイバーシティーと呼ばれる方式がある。このような構成を採用することによって、リモコン装置2を右側壁面12に取り付けたときでも、リモコン装置2を左側壁面10に取り付けたときでも、衛生洗浄装置本体4dに近い距離で電波信号を送信でき、また利用者の人体を避けることができるので、リモコン装置2と衛生洗浄装置本体4dとの通信を良好に行うことができる。
このように、受信アンテナが前記筐体内の後端右側面部側と後端左側面部側とに少なくともそれぞれ1つ設けられ、たとえば、ダイバーシティ方式で制御されるため、左側壁面に取り付けた場合であっても、最低左右2つの受信アンテナがありリモコン装置との間に遮断されない位置が確保され、トイレ装置本体においてリモコン装置から出力される電波信号を効率良く電波受信できる。
なお、第1〜第4実施形態において、受信アンテナを形成したフレキシブル基板を筐体84内部の左右側面や背面に取り付けることとして説明したが、筐体84内部上面に取り付けることによって受信アンテナの性能が上がる場合には、筐体84内部上面に取り付けるようにしてもよい。
本発明の実施形態おけるトイレ装置Sを示す図。 衛生洗浄装置本体のブロック構成図。 衛生洗浄装置本体の内部構成を示す図。 衛生洗浄装置本体の受信アンテナ位置を示す図。 トイレ装置が設置されたトイレブース内の様子を上方から見た図。 フレキシブル基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 メイン基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 リモコン装置のブロック構成図。 リモコン装置の側面図。 リモコン装置の正面図。 リモコン装置の内部構造を示す図。 トイレ装置が設置されたトイレブース内の様子を前方から見た図。 別のトイレ装置における衛生洗浄装置本体の受信アンテナ位置を示す図。 別のトイレ装置が設置されたトイレブース内の様子を上方から見た図。 フレキシブル基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 メイン基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 さらに他のトイレ装置における衛生洗浄装置本体の受信アンテナ位置を示す図。 フレキシブル基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 メイン基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 さらに別のトイレ装置における衛生洗浄装置本体の受信アンテナ位置を示す図。 フレキシブル基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 メイン基板で形成した受信アンテナ位置を示す図。 図20の衛生洗浄装置本体の内部構成を示す図。
符号の説明
1 トイレ装置本体
2 リモコン装置
3 便器
4a〜4d 衛生洗浄装置本体
5 便座
22b 操作ボタン
29 ループアンテナ
30 リモコン装置の筐体
34 操作基板
54a〜54c,54d1,54d2 受信アンテナ
81 制御部
83 メイン基板
84 衛生洗浄装置本体の筐体
85 サブ基板

Claims (8)

  1. トイレブースに配置された便器の後方部に設けられる洗浄機能部、乾燥機能部又は脱臭機能部を有するトイレ装置本体と、前記トイレ装置本体の前記機能部を制御するための電波信号を送信するリモコン装置とを備えたトイレ装置において、
    前記トイレ装置本体は、
    前記リモコン装置から送信される電波信号を受信するアンテナと、
    前記電波信号に基づいて制御を行う制御部と、
    前記アンテナと前記制御部とを内部に収納する筐体とを備え、
    前記筐体前端部を前記便器上の便座部側に配置すると共に、前記筐体後端部側に前記アンテナを配置したことを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記アンテナは、前記筐体の後端上方部近傍に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 前記アンテナは、前記筐体の後端背面部近傍に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
  4. 前記アンテナは、前記筐体の後端一側面近傍から後端他側面近傍にかけてアンテナ長を延長させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  5. 前記アンテナは、前記筐体内の後端右側面部側と後端左側面部側とに少なくともそれぞれ1つ設けられ、前記制御部は、ダイバーシティ方式で前記アンテナを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  6. 前記リモコン装置は、
    前記電波信号を送信するために高周波信号を生成する無線回路と、
    前記無線回路から出力される高周波信号を電波信号として送信するためのループアンテナと、
    前記無線回路と前記ループアンテナを収納する筐体と、
    前記筐体前面に配置され、前記トイレ装置本体を操作するための操作ボタンとを備え、
    前記ループアンテナは、前記筐体背面部側から前記筐体前面部側にかけて、所定角度で下方に傾斜する基板上に設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  7. 前記筐体上部に配置され、前記トイレ装置本体を操作するための第2の操作ボタンを備え、
    前記ループアンテナを設けた基板上に前記第2の操作ボタンを配置したことを特徴とする請求項6に記載のトイレ装置。
  8. 前記電波信号は、微弱電波方式の搬送波周波数で無線回路より送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のトイレ装置。
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