JP2005278221A - 画像読取装置 - Google Patents

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真義 宮本
Masayuki Ishigami
正之 石上
Teruyuki Maruyama
輝幸 丸山
Yuichi Araumi
雄一 荒海
Hiroshi Kakii
弘 柿井
Iwao Saeki
巌 佐伯
Takashi Yoshikawa
隆 吉川
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Abstract

【課題】 本発明は、読取画像データと同一のデータを蓄積手段に送って蓄積を依頼する画像読取装置に関し、読取画像データを蓄積側に転送する前に容易にその転送を取り消しできるようにして、ファイルシステムにおける文書の蓄積保存の回避を容易化することを目的とする。
【解決手段】 スキャナ14による読取画像データをハードディスク装置19に一時記憶させた後に外部のファイル装置に転送して蓄積保持させる処理を行う際に、操作表示部18のキーポート21に配設された転送処理キャンセルキー29が押下されたとき、その読取画像データの転送処理を取り消してファイル装置での蓄積保存を禁止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読取装置に関し、詳しくは、読み取った画像データと同一のデータを蓄積手段に送って蓄積を依頼するものに関する。
従来より、重要であるために保管する文書(画像や文字が表示された文書)や、将来使用する可能性のある文書などの書類は、紙の状態のままファイルされて書棚等に整理されていた。
近年、データ処理技術の高度化・高速化と共に、データを記憶・蓄積する記憶手段の低価格化に伴って、保管する必要のある文書は、スキャナ装置により読み取らせて大容量記憶装置に蓄積させておく、所謂、ファイル装置が出現している。
しかしながら、このような従来のファイル装置は、いずれにしてもスキャナ装置により原稿を読み取らせる必要があってその作業は煩雑であるという問題があった。
この問題を解消すべく、本発明者は、鋭意検討・研究を進めることにより、ファイル装置に保管する文書は、会議に使用するために複写機によりコピーした書類であったり、ファクシミリ装置などにより取引先に送信した書類であるなどすることから、保管する文書が1回以上電気信号に変換処理されることを利用して、その電子化した画像データと同一のデータを蓄積手段に転送して蓄積保持させるファイルシステムを発明した。
この蓄積手段内への画像データの転送は、複写処理などのスタート命令の入力により開始するのが便利である(転送命令の入力により開始するようにしてもよい)。しかし、蓄積手段内への蓄積保存を希望しない原稿の画像データを蓄積手段に転送して蓄積させてしまった場合には、蓄積手段内を検索して該当するデータを消去することはできるが、このデータの消去は別途行わなければならず、その操作は煩雑である。このことから、蓄積手段内への画像データの転送を容易に禁止できるようにすれば、さらに使い勝手を向上させることができることに想到した。
そこで、本発明は、複写機やファクシミリ装置などが備える画像読取装置において、読取画像データを蓄積側に転送する前に容易にその転送を取り消しできるようにして、ファイルシステムにおける文書の蓄積保存の禁止を容易化することを目的とする。なお、画像読取装置は、複写機やファクシミリ装置などに搭載されるものに限らず、スキャナ装置として単体で使用される場合を含むものである。
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、セットされた少なくとも1枚の原稿から画像データを読み取って一文書として出力する画像読取機能を備え、読み取った画像データを一時記憶する記憶手段と、該記憶手段内の画像データを内蔵あるいは外付けされた蓄積手段に送って転送する転送手段と、を有する画像読取装置であって、原稿から読み取られた少なくとも一部の画像データが前記蓄積手段に蓄積されている状態で、入力操作手段から取消指示が入力されると、前記蓄積手段に画像データを転送することを取り消す取消手段を設けたことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明では、原稿から読み取られた少なくとも一部の画像データが蓄積手段に蓄積されている状態で取消指示が入力されると、読取画像データを転送するための記憶手段内への記憶処理や、読取画像データを蓄積手段に転送する処理が取り消される。したがって、蓄積手段内への蓄積保存を伴う画像データの読取処理が開始された後でも、取消指示を入力するだけで、画像データの蓄積保存を禁止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記蓄積手段は、ハードディスク装置であり、前記記憶手段への画像データの一時記憶の際に該画像データの特定情報を記憶するメモリを更に備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記取消手段により、前記蓄積手段に画像データを転送することが取り消された場合は、前記記憶手段又は前記メモリの少なくとも何れか一方の該当領域をクリアすることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の発明の構成に加え、前記蓄積手段への画像データの転送は、公衆回線との回線制御が実行され回線の接続又は切断が行われて相手先ファクシミリ端末へのファクシミリデータを送信する第1の出力口又はネットワークを介してシステム内へ画像データを転送する第2の出力口を介して行われることを特徴とするものである。
本発明は、更に、前記画像読取機能による画像データの読取動作中に加えて、または代えて、該読取動作開始前の前記一文書の処理条件の入力操作中あるいは該読取動作終了から読取画像データを転送するまでの予め設定されている待機時間が経過する前に入力操作手段から取消指示が入力されたとき、蓄積手段に画像データを転送することを取り消す取消手段を設たことを特徴とするものである。
本発明では、画像読取機能による読取前後でも取消指示が入力されると、当該読取画像データを転送するための記憶手段内への記憶処理や、読取画像データを蓄積手段に転送する処理が取り消される。したがって、画像データの読取処理が開始される前でも、また読取処理が終了した後でも、取消指示を入力するだけで、画像データの蓄積保存を禁止することができる。
本発明は、更に、前記画像読取機能による画像データの読取動作終了から待機時間の経過前に取消指示が入力されたときに読取画像データを蓄積手段に転送することを取り消す場合に、当該待機時間を変更可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明では、画像読取機能による読取終了後の読取画像データを蓄積手段に転送するまでの待機時間を、任意の時間に変更することができる。したがって、ユーザ毎の待機時間に変更して設定することができる。
本発明は、更に、前記画像読取機能による画像データの読取動作終了から待機時間の経過前に取消指示が入力されたときに読取画像データを蓄積手段に転送することを取り消す場合に、当該待機時間中には読取画像データを蓄積手段に転送することの待機中であることを報知する待機メッセージを表示手段に表示出力することを特徴とするものである。
本発明では、画像読取機能による読取終了後の読取画像データを蓄積手段に転送するまでの待機時間には、その転送処理を開始する前であることを報知する待機メッセージが表示出力される。したがって、待機メッセージの表示出力により読取画像データの蓄積保存を禁止する取消指示を入力可能なことを認識することができる。
本発明は、更に、前記待機メッセージの表示手段への表示出力をON/OFF可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明では、待機メッセージの必要のない場合、例えば、ユーザが読取画像データの蓄積保存を取り消す必要のない場合に、その待機メッセージの表示出力をOFFすることができる。したがって、必要のない待機メッセージが邪魔にならないようにすることができる。
本発明は、更に、前記転送手段は、画像読取機能による画像データの読取動作終了から待機時間の経過前に取消指示が入力されたときに読取画像データを蓄積手段に転送することを取り消す場合に、該待機時間中に次文書の読取命令があったとき、当該待機を中断し、読取画像データを記憶手段から読み出して蓄積手段に転送することを特徴とするものである。
本発明では、画像読取機能による読取終了後の読取画像データを蓄積手段に転送するまでの待機時間中に次文書の読取処理が開始されると、読取画像データの蓄積手段への転送が開始される。したがって、待機時間中であっても読取画像データを転送すること(蓄積保存)の取消可能な期間を次の読取処理が開始されるまでにすることができる。
本発明は、更に、前記待機時間中の次文書の読取命令により読取画像データを蓄積手段に転送する場合には、該読取画像データを蓄積手段に転送することの待機を中断したことを報知する中断メッセージを表示手段に表示出力することを特徴とするものである。
本発明では、画像読取機能による読取終了後の読取画像データを蓄積手段に転送するまでの待機時間中に次文書の読取処理が開始されると、読取画像データの蓄積手段への転送の待機を中断したことを報知する中断メッセージが表示出力される。したがって、中断メッセージの表示出力により読取画像データの蓄積保存を禁止する取消指示の入力不可を認識することができる。なお、待機メッセージの出力表示をOFFしている場合にも、読取画像データの蓄積保存の取消指示が入力不可になったことを認識することができる。
本発明は、更に、前記中断メッセージの表示手段への表示出力をON/OFF可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明では、中断メッセージの必要のない場合、例えば、前記待機メッセージの表示出力をOFFしているユーザで読取画像データの蓄積保存を取り消す必要のない場合に、その中断メッセージの表示出力をもOFFすることができる。したがって、必要のない中断メッセージが邪魔にならないようにすることができる。
本発明によれば、画像読取機能による読取動作中や読取前後に取消指示を入力するだけで、処理する読取画像データと同一の画像データを蓄積側に転送することを取り消しすることができ、読取画像データの蓄積保存を容易に禁止することができる。したがって、必要のない画像データの消去作業を別途行うことをほとんどなくすることができ、蓄積保存を希望しない画像データが検索読出されてしまうことを回避することができる。この結果、ファイルシステムに組み込まれる場合でも画像読取装置としての利用性が損なわれることなく、ファイルシステムの画像読取装置としての操作性を向上させることができる。
読取動作後の読取画像データを転送するまでの待機時間(取消指示を入力可能な時間)を、任意の時間に変更設定可能にすることにより、ユーザ毎の待機時間とすることができ、読取画像データの蓄積保存を禁止可能な時間をユーザに適した時間とすることができる。したがって、ユーザ毎に操作性を向上させることができる。
その待機時間中に次文書の読取処理が開始されたときに、前文書の読取画像データを蓄積側に転送することにより、読取画像データの蓄積保存を禁止可能なタイミングを待機時間中かつ次文書の読取処理前に限定することができ、取消入力する際に対象となる画像データを特定する作業が必要になることを避けることができる。したがって、操作性が損なわれることを防止することができる。
また、読取画像データを転送する前の待機中である旨の待機メッセージを表示出力させたり、その待機を中断した旨の中断メッセージを表示出力させることにより、更に、これらメッセージの表示出力をON/OFF可能にすることにより、邪魔になることなく必要に応じて、読取画像データの蓄積保存を禁止可能であるか否かを認識可能にすることができる。したがって、操作性を向上させることができる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係る画像読取装置の第1実施形態を搭載する画像処理装置を示す図であり、本実施形態は図外のファイル装置に接続されてファイルシステムを構築している。
図1において、10は事業所内で共通使用される高機能デジタル複写機(MFP:Multi Function Printer)であり、MFP10は、CPU11が予めROM12内に格納した制御プログラムを読み出してRAM13を画像データやセンサ信号などを一時記憶するワークエリアとして使用しつつ装置各部を統括制御することにより、データ処理装置としての各種処理を行うとともに、本発明に係る処理を実行する。
MFP10には、データを検索・読出可能に大容量記憶装置(蓄積手段)内に蓄積管理する図外のファイル装置をネットワークI/F(インターフェイス)20によりイントラネットを介して接続されており、ユーザの処理する画像データを転送命令の有無に拘わらずにそのファイル装置にそのまま転送することにより、処理した画像データを再利用可能にファイル(蓄積保存)するファイルシステムを構築している。なお、ファイル装置はネットワークを介して接続する構成に限らず、直接接続してもよいことはいうまでもない。
このMFP10は、CPU11にシステムバスを介して、ROM12、RAM13およびネットワークI/F20と共に、スキャナ14、プロッタ15、モデム16、NCU(網制御装置)17、操作表示部18およびハードディスク装置19が接続されており、CPU11がこれら装置各部12〜18を統括制御することにより、スキャナ14が画像読取機能として機能して、ファクシミリ通信により画像データを伝送する伝送機能と、読取画像データを記録出力する複写(コピー)機能と、受信画像データを記録出力する記録機能とを備える複合機として使用することができる。また、図1中、11aは、CPU11が装置各部を制御する際に利用するタイマ機能であり、タイマ11aは、例えば、装置各部間を同期させるためのタイミングをカウントする際に利用する。なお、MFP10は、PCから画像データを受け取って記録出力するプリンタ装置や、読取画像データをPCに送出するスキャナ装置として利用可能に構成してもよく、これら画像データを本発明により処理する画像データと同様に処理するようにしてもよい。
簡単に説明すると、スキャナ14は、例えば、原稿テーブルにセットしたシート状の原稿を自動原稿搬送装置(ADF)により1枚づつ分離給送してコンタクトガラス(読取位置)上に位置決めした後に、公知の読取方式により、その原稿(画像や文字などからなる文書)に露光ランプの光を照射してその画像面からの反射光をCCDにより光電変換して画像データを読み取る。プロッタ15は、読取/受信して画像メモリ部を構成するRAM13内にラッチする画像データを、例えば、公知の電子写真記録方式により、回転駆動させつつ帯電させた感光体上に光書き込みした静電潜像にトナーを付着させた(トナー現像した)トナー像を給紙カセットから搬送する用紙に転写・定着させ装置外に排紙する。モデム16およびNCU17は、モデム14が画像データや各種手順信号を変復調するとともに、NCU17がPSTN(公衆回線)との回線制御を実行して回線接続あるいはその切断を行うことにより、相手先のファクシミリ端末との間でファクシミリデータを送受信するファクシミリ通信を行う。なお、MFP10は、画像データを符号化圧縮するとともに、再現する際に復号化伸長するDCR(符号化復号化)として機能する画像処理部を備えていてもよく、コピー時などにはユーザにより指示されたサイズの画像に拡大・縮小する画像処理などを画像データに施すことができることはいうまでもない。
操作表示部18は、装置本体の前部上面に設けられたオペレーションポート内に準備されたキーポート21および表示ポート31により構成されており、図2に示すように、キーポート21には一般的なテンキー22、モードクリアキー23、スタートキー24、ストップキー25、読取/記録濃度キー26、27および処理枚数カウンタ28などと共に後述する転送処理キャンセルキー29が配設される一方、表示ポート31には駆動条件、装置状態、入力情報などの各種情報を表示出力すると共にユーザによる機能選択などの選択入力や設定入力等の入力操作を行うためのタッチパネル付き表示操作LCD(Liquid Crystal Display)32が配設されている。
そして、MFP10のCPU11は、転送手段として構成されており、例えば、スキャナ14で読み取った読取画像データを、プロッタ15により用紙に記録出力したり、モデム16およびNCU17によりファクシミリ送信するのと並行して、読取画像データを特定するための処理日時情報と部数情報や相手先電話番号等の特定情報を付加してハードディスク装置(記憶手段)19内にも同一の画像データを一時記憶させた後に、ネットワークI/F20を介して図外のファイル装置に送出する転送処理を行う。一方、このMFP10に接続されるファイル装置は、図示を省略して簡単に説明すると、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)により構成することができ、ディスプレイを見ながらキーボードやマウスなどを操作することによりメモリ内から読み出したアプリケーションプログラムに従って演算処理などを行うことにより、文書や画像の作成などの各種処理を行うのと同様に、MFP10から転送されてきた画像データを検索・読出して表示/記録出力することにより再利用可能に大容量記憶装置内に蓄積管理するようになっており、連続処理された一文書毎に画像データを特定情報に対応付けして大容量記憶装置に蓄積保存し、この後のユーザによる要求に応じて文書の一部(例えば、先頭ページのサムネイル画像)を処理日時などの特定情報に基づいて選択可能にカレンダ表示形式などによりディスプレイに表示出力することによって、そのうちから選択された画像データを文書単位に大容量記憶装置から読み出して、例えば、MFP10に送出するなどして記録出力などさせ、その内容を確認するなど再利用することができるようなっている。なお、文書単位の画像データをもディスプレイに順次に表示出力させることができるようにして、電子化されたままの画像データをPCで加工するなど再利用可能にしてもよい。
このMFP10のCPU11は、読取画像データをハードディスク装置19内に一時記憶させてファイル装置に送出する転送処理を、当該転送処理の実行を容易かつ誤りなく取り消すことのできるタイミングに実行するようになっており、具体的には、図3のフローチャートに示すように、スキャナ14による画像データの読取を開始して(ステップP1)、処理日時情報等の特定情報をRAM13内に一時記憶させると共に、読取画像データをハードディスク装置19内に書き込んで一時記憶させる取得処理を繰り返し行って、連続処理する一文書の画像データの読取が終了した後に(ステップP2、P3)、タイマ11aによる計時(カウント)を開始する(ステップP4)。
次の文書の画像データの読取処理が開始されずに、タイマ11aにより画像データの読取動作の終了から予めRAM13内に不揮発に設定されている待機時間(例えば、5分)が経過したときには(ステップP5、P6)、その待機時間が経過する前、すなわち部数や電話番号などの処理条件の入力操作時、スキャナ14による読取動作中、読取終了後の転送動作の待機中に、キーポート21の転送処理キャンセルキー29が押下されて読取画像データの転送処理が取り消しされてその蓄積保存が禁止されていないことを条件に(ステップP7)、ハードディスク装置19内の読取画像データと共にRAM13内の特定情報をファイル装置に送出する転送処理を実行して(ステップP8)、そのファイル装置に読取画像データを検索読出可能に蓄積保存させる。なお、この処理の終了時には、ハードディスク装置19およびRAM13内の該当領域をクリアする。
したがって、MFP10は、原稿のコピーやファクシミリ送信などをする場合には、特別な入力操作をすることなく、スキャナ14により読み取った画像データを容易に検索読出可能にファイル装置に転送して蓄積保存させることができる。
このとき、ステップP5において、次の文書の画像データの読取処理が開始されたときには、転送処理の待機時間が経過するのを待たずにステップP8に進んで、ハードディスク装置19内の読取画像データと共にRAM13内の特定情報をファイル装置に送出する転送処理を実行し、ファイル装置に読取画像データを検索読出可能に蓄積保存させる。
したがって、読取画像データを転送する待機時間中であっても次の読取動作が開始した後にはその転送処理を実行して、前の読取画像データの転送処理を取消可能な期間を次の読取動作を開始するまでに制限することができる。
また、ステップP7において、転送処理の待機時間が経過したが(ステップP5、P6)、転送処理キャンセルキー29が押下されて読取画像データの転送処理が取り消しされてその蓄積保存が禁止されている場合には、ステップP8を迂回して読取画像データおよび特定情報の転送処理を実行することなく、ハードディスク装置19およびRAM13内の該当領域をクリアしてこの処理を終了する。
したがって、読取画像データの転送を開始する待機時間が経過するまでに転送処理キャンセルキー29を押下するだけで読取画像データの転送処理を取消禁止することができる。
なお、RAM13内に予め設定する待機時間は、表示操作LCD32の入力操作する一メニューとして表示して設定入力することによりユーザ毎の使用環境などに応じた時間に変更することができる。
このように本実施形態においては、読取画像データをファイル装置に検索読出可能に転送して蓄積保存させるシステム構成を採用した場合でも、転送処理キャンセルキー29を押下するだけでその転送処理を取消禁止することができるので、不要な画像データをファイル装置の大容量記憶装置内から消去する作業を別途行うことをほとんどなくすことができ、他人に見られたくない画像データを検索読出されてしまうことを回避することができる。
この読取画像データの転送処理の取消禁止は、待機時間が経過する前かつ次の読取動作が開始されるまでに制限するので、大量の読取画像データをハードディスク装置19内に一時記憶することになって、その転送処理の負荷が大きくなり過ぎたり、故障によって大量の読取画像データが消失してしまったりすることがなく、また、転送処理を取り消したい読取画像データを複数の文書から特定する操作をなくすことができ、操作性が低下してしまうことがない。
また、読取画像データの転送を待機する待機時間は、操作表示部18から容易に設定変更することができるので、ユーザ毎の都合に応じた待機時間に設定することができる。
したがって、ファイルシステムに組み込まれる場合でもMFP10としての利用性が損なわれることがなく、ファイルシステムにおける操作性をも向上させることができる。
次に、図4は本発明に係る画像読取装置の第2実施形態を搭載する画像処理装置を説明する図であり、本実施形態は上述実施形態と同様に、図外のファイル装置に接続されてファイルシステムを構築している。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、図1、図2を流用して特徴部分を説明する。
図1、図2において、MFP10のCPU11は、操作表示部18の表示ポート31として配設されている表示操作LCD32に、ハードディスク装置19内の読取画像データをファイル装置に転送する転送処理を実行するまでの待機時間中に、当該転送処理の待機中でその取り消しが可能である旨を報知する待機メッセージ、例えば、「転送待機中に付き、最後の文書の蓄積保存をキャンセル可能です」などと表示出力するとともに、次の画像データの読取動作が開始されたために直前の読取画像データの転送処理を開始してその待機を中断したときには、当該転送処理の待機を中断してその転送処理の取り消しを不可にした旨を報知する中断メッセージ、例えば、「転送待機を中断して、最後の文書の転送を開始し蓄積保存します」などと表示出力するようになっている。
なお、これらメッセージは、表示操作LCD32への表示出力をON/OFFすることができるようになっており、この表示操作LCD32に表示する入力操作用の一メニューでユーザ毎の必要性に応じて個々に切替設定することができる。
また、待機メッセージとしては、転送待機中であることのみを表示してキャンセル可能なことを報知するようにしてもよく、また、中断メッセージとしては、転送待機を中断したことのみを表示してキャンセル不能になったことを報知するようにしてもよい。
具体的には、MFP10のCPU11は、図4のフローチャートに示すように、ステップP1〜P3を行って、読取画像データをハードディスク装置19内に一時記憶させると共にその特定情報をRAM13内に一時記憶させた後に、ステップP4のタイマ11aによる計時開始と同時に、待機メッセージのON/OFFを確認して(ステップP4−2)、表示OFFが選択されている場合にはそのままステップP5に進むが、表示ONが選択されている場合には待機メッセージを表示操作LCD32に表示出力する(ステップP4−3)。
したがって、待機メッセージの内容を確認したユーザは、処理原稿の読取画像データが転送され蓄積保存されること、およびその転送蓄積がキャンセル可能なことを認識することができる。
そして、ステップP5〜P8を行って、転送処理キャンセルキー29が押下されることなく、画像データの読取動作の終了から待機時間が経過したときや、次文書の画像データの読取処理が開始されたときに、ハードディスク装置19内の読取画像データと共にRAM13内の特定情報をファイル装置に送出する転送処理を実行してファイル装置に読取画像データを検索読出可能に蓄積保存させる一方、転送処理キャンセルキー29が押下されて読取画像データの転送処理が取り消しされその蓄積保存が禁止されている場合には、読取画像データおよび特定情報の転送処理を実行することなく、ハードディスク装置19およびRAM13内の該当領域と共に、表示操作LCD32に表示出力するメッセージをクリアしてこの処理を終了する。
このとき、転送処理の待機時間中に次文書の画像データの読取処理が開始された場合には、中断メッセージのON/OFFを確認して(ステップP5−2)、表示OFFが選択されている場合にはそのままステップP8に進むが、表示ONが選択されている場合には中断メッセージを待機メッセージに代えて表示操作LCD32に表示出力するようになっている(ステップP5−3)。
したがって、中断メッセージの内容を確認したユーザは、処理原稿の読取画像データの転送蓄積がキャンセル不可になったことを認識することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態の作用効果に加えて、待機メッセージや中断メッセージを表示出力させることにより、読取画像データの転送蓄積をキャンセル可能なタイミングを明確に認識することができ、キャンセル可能であるにもかかわらずにファイル装置側でしか消去できないと判断してしまったり、キャンセル不能であるにもかかわらずに転送処理キャンセルキー29を押下して読取画像データの転送蓄積を取消禁止したと勘違いしてしまうことをなくすことができる。
また、この待機メッセージや中断メッセージの表示出力は個々にON/OFFすることができるので、必要のないメッセージが表示出力されて邪魔にならないようにすることができる。
したがって、操作性を向上させることができる。
本発明に係る画像読取装置の第1実施形態を搭載する画像処理装置を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。 その要部を示す平面図である。 その処理を説明するフローチャートである。 本発明に係る画像読取装置の第2実施形態を搭載する画像処理装置を示す図であり、その処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 MFP(高機能デジタル複写機、画像処理装置)
11 CPU(転送手段、取消手段)
11a タイマ
12 ROM
13 RAM
14 スキャナ
15 プロッタ
16 モデム
17 NCU(網制御装置)
18 操作表示部
19 ハードディスク装置(記憶手段)
20 ネットワークI/F
29 転送処理キャンセルキー
32 表示操作LCD(表示手段)

Claims (4)

  1. セットされた少なくとも1枚の原稿から画像データを読み取って一文書として出力する画像読取機能を備え、読み取った画像データを一時記憶する記憶手段と、該記憶手段内の画像データを内蔵あるいは外付けされた蓄積手段に送って転送する転送手段と、を有する画像読取装置であって、
    原稿から読み取られた少なくとも一部の画像データが前記蓄積手段に蓄積されている状態で、入力操作手段から取消指示が入力されると、前記蓄積手段に画像データを転送することを取り消す取消手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記蓄積手段は、ハードディスク装置であり、前記記憶手段への画像データの一時記憶の際に該画像データの特定情報を記憶するメモリを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記取消手段により、前記蓄積手段に画像データを転送することが取り消された場合は、前記記憶手段又は前記メモリの少なくとも何れか一方の該当領域をクリアすることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記蓄積手段への画像データの転送は、公衆回線との回線制御が実行され回線の接続又は切断が行われて相手先ファクシミリ端末へのファクシミリデータを送信する第1の出力口又はネットワークを介してシステム内へ画像データを転送する第2の出力口を介して行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
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JP2012134867A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Canon Inc 画像処理装置、その制御方法及びプログラム

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