JP2005276865A - 半導体装置 - Google Patents

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泰久 山地
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Abstract

【課題】 突起電極や配線リードをファインピッチ化した場合にも、突起電極と配線リードとの良好な電気的接続性が確保される半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置は、突起電極22の電極幅と同じ、又は、突起電極22の電極幅よりも大きい配線幅のインナーリード12を有している。インナーリード12の一端は、突起電極22上で終端している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体チップに設けられた突起電極や該突起電極に接合されるリード配線がファインピッチ化された場合に特に好適な構造を有する半導体装置に関する。
液晶表示装置は、テレビやパーソナルコンピュータ用のモニタ、携帯電話等のように、種々の機器に採用されている。近年、液晶表示装置は、高精細化及び高出力化が進められ、これにより、液晶表示装置のより一層の多機能化及び高性能化が図られている。そのため、液晶表示装置に備えられる液晶ドライバには、さらなる多出力化が求められている。
そこで、特許文献1等に記載されているように、半導体チップの縮小化や、半導体チップに設けられる突起電極のファインピッチ(微細)化等を行うことにより、液晶ドライバの多出力化を図っている。このような多出力化に対応するために、現在、液晶ドライバを実装するTCP(Tape Carrier Package)よりもファインピッチ化が可能な、ベアチップを実装するCOF(Chip On Film)が多用されている。
図5に、従来の半導体装置の断面図を示し、図6に、該半導体装置の平面図を示す。COF型の半導体装置は、図5に示すように、キャリアテープ50と、ベアチップである半導体チップ60とを備えてなる。上記キャリアテープ50は、ポリイミド等からなるベースフィルム51上に、エッチングによってパターニングされた銅の上に、スズメッキが施された配線であるインナーリード52が形成されている。また、上記半導体チップ60は、接続端子となる金等からなる突起電極62を備えている。該半導体チップ60は、突起電極62にて、いわゆるインナーリードボンディング(ILB)法により、上記キャリアテープ50の先端部分に形成されたインナーリード52に接合される。
上記インナーリード52と突起電極62とは、高温条件下で、インナーリード52のスズメッキと突起電極62の金とが溶融して共晶を形成することにより、相互に接合される。COF型の半導体装置は、上記TCP型の半導体装置から派生して誕生したため、TCPのデザインルールを踏襲して、通常、図6に示すように、インナーリード52の配線幅は、突起電極62の幅よりも狭くなっている(例えば、特許文献2・3参照)。それゆえ、図6に示すように、上記インナーリード52と突起電極62とのILBに際して、インナーリード52の側部に共晶53が形成されて、インナーリード52と突起電極62とが接合される。
上述したように、液晶表示装置の多機能化及び高性能化に伴って、液晶ドライバに備えられる半導体装置の小型化や、半導体チップ60の微細化、半導体チップ60に設けられる突起電極62の微細化が急速に進められている。このような突起電極62、及び、該突起電極62に接合されるインナーリード52のファインピッチ化を実現するためには、半導体チップ60に設けられる突起電極62の大きさを小さくするとともに、インナーリード52の配線幅を小さくする必要がある。
現在の主流であるメタライジング法でキャリアテープ50を形成する場合、インナーリード52の配線幅は、15μm程度であることが好ましいと考えられている。そのため、COF型の半導体装置では、隣接するインナーリード52の中心間の距離であるインナーリード52のピッチを30μm程度にまで微細化することが可能であるとされている。
特開2003−297865号公報(2003年10月17日公開) 特開2000−299353号公報(2000年10月24日公開) 特開2002−83845号公報(2002年3月22日公開)
ところで、図6に示すように、インナーリード52の配線幅が、突起電極62の幅よりも狭い場合、突起電極62の微細化に伴って、インナーリード52の配線幅が小さくする必要がある。インナーリード52は、配線幅が狭くなればなるほど、配線としての強度が低下し、液晶パネル等への実装後に折り曲げられる等の外部からの圧力や、環境変化等によって断線が生じやすくなるという問題がある。
また、図5に示すキャリアテープ50上に形成されるインナーリード52の配線幅が狭くなると、キャリアテープ50上でのインナーリード52の位置が僅かにずれただけで、突起電極62上にインナーリード52が配置されず、インナーリード52と突起電極62とを相互に接合することが困難となる。さらに、図5に示すように、突起電極62の端部を越えて配置されたインナーリード52の先端部分52aが、ベースフィルム51が柔らかいために垂れ下がって、半導体チップ60表面の回路配線等に接触して断線する等の不具合が引き起こされることもある。
上記のようなインナーリード52の断線や、インナーリード52と突起電極62との接合不良は、半導体装置の信頼性の低下を引き起こす原因となる。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、半導体チップに設けられた突起電極や、該突起電極に接続される配線リードをファインピッチ化した場合にも、突起電極と配線リードとの電気的に良好な接合が確保され得る、信頼性の高い半導体装置を提供することにある。
本発明に係る半導体装置は、上記課題を解決するために、半導体チップ上に所定の配列ピッチで突起電極が配設され、該突起電極に電気的に接続されるように配線リードが配置されてなる半導体装置において、上記突起電極上に配置された配線リードの配線幅は、該配線幅方向の突起電極の長さである電極幅と同じ、又は、該電極幅よりも大きく、上記配線リードの一端は、上記突起電極上で終端していることを特徴としている。
上記の構成によれば、突起電極の電極幅と配線リードの配線幅との相対的な関係が、従来とは異なり、配線リードの配線幅が、突起電極の電極幅以上の大きさを有している。そのため、ファインピッチ化された突起電極と配線リードとを接合する場合に、配線リードの位置にズレが発生しても、配線リードの配線幅が大きくなっているので、突起電極と配線リードとを接合することができる。つまり、突起電極と配線リードとの接合の際の位置合わせに際してズレが発生しても、配線リードの配線幅を充分に確保しているので、突起電極上に配線リードを配置して、突起電極と配線リードとを接合することができる。
また、突起電極のファインピッチ化に伴って、配線リードの配線幅を小さくする必要がある場合にも、従来に比べて、広い配線幅の配線リードを用いることができるので、配線リードのファインピッチ化に伴うインナーリードの断線や強度の低下等を防止することができる。
さらに、配線リードの配線幅が突起電極の電極幅以上となっているので、配線リードの一端が突起電極上に配置されても、配線リードと突起電極との良好な接合状態を確保することができる。従って、突起電極上で配線リードの一端が終端する構成を採用することにより、半導体チップ上に設けられた電子部品や回路配線等に、配線リードが接触することを防止して、ショートやリーク現象の発生を低減することができる。また、配線幅の広い配線リードを用いているので、突起電極上で配線リードが終端しても、突起電極と配線リードとの接合面積を充分に確保することができる。これにより、突起電極と配線リードとの高い接合強度や、高い電気的接続性を実現することができる。
それゆえ、上記の構成によれば、半導体装置の微細化された場合にも、突起電極と配線リードとの電気的な接続性が良好であり、かつ、ショートやリーク現象の発生が低減された、信頼性の高い半導体装置を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る半導体装置は、上記の半導体装置において、上記突起電極は、該突起電極上に絶縁層を介して設けられた導電層とともに積層構造をなし、上記絶縁層は、上記突起電極上の配線リードが配置されていない領域に対応する位置に、上記突起電極と導電層とを電気的に接続するための導通穴を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、多出力化を実現するために設計された積層構造の半導体装置にて形成される導通穴を、上記突起電極上の配線リードが配置されていない領域に対応する位置に設けている。つまり、上記の構成では、突起電極を介して、配線リードとは重ならない位置に、上記導通穴を設けている。
それゆえ、突起電極と配線リードとの接合の際に加えられる接合荷重が、上記導通穴に加わることを回避することができる。従って、突起電極と配線リードとの接合時に、導通穴が破壊されることを防止することができる。また、導通穴に負荷がかかることがないため、導通穴に連結する導電層が破壊することもない。従って、上記の構成を採用することにより、積層構造を有する半導体装置においても、高い信頼性を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る半導体装置は、上記の半導体装置において、さらに、上記半導体チップ上に、該半導体チップのエッジラインからの距離が上記突起電極よりも大きくなるように、所定の配列ピッチで配設された内周側突起電極を有し、上記内周側突起電極は、上記突起電極の間を通って、該内周側突起電極に電気的に接続される内周側配線リードを備えていてもよい。
上記した半導体装置の構成は、半導体チップ上に、突起電極及び内周側突起電極が千鳥状に配置された場合にも、好適に用いることができる。
特に、突起電極及び内周側突起電極が千鳥状に配置された上記半導体装置では、上記内周側配線リードの配線幅は、上記配線リードの配線幅よりも小さいことが好ましい。
上記内周側配線リードは、互いに隣接する突起電極の間を通って、内周側突起電極に接続される。そのため、内周側配線リードは、上記突起電極に接触しないように、小さい配線幅を有していることが好ましい。従って、上記のように、内周側配線リードの配線幅を、配線リードの配線幅よりも小さくすることによって、内周側配線リードのショートやリーク現象の発生を防止することができる。これにより、突起電極及び内周側突起電極が千鳥状に配置された半導体装置においても、高い信頼性を確保することができる。
さらに、上記配線リードの配線幅方向の内周側突起電極の長さである内周側電極幅は、上記突起電極の電極幅よりも大きいことが好ましい。
上記の構成によれば、内周側配線リードの配線幅が、配線リードの配線幅よりも小さくなっている場合にも、内周側配線リードと内周側突起電極とを確実に接合することができる。すなわち、内周側配線リードと内周側突起電極との接合に際して、内周側配線リードの配置位置にズレが生じた場合にも、内周側突起電極の内周側電極幅が充分に確保されているので、内周側突起電極上に内周側配線リードを配置して、内周側突起電極と内周側配線リードとを電気的に接続することができる。
これにより、突起電極及び内周側突起電極が千鳥状に配置された半導体装置にて、ファインピッチ化を図った場合にも、信頼性の高い半導体装置を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置は、上記の半導体装置において、上記内周側配線リードの一端は、上記内周側突起電極上で終端していることが好ましい。
上記の構成によれば、半導体チップ上に設けられた電子部品や回路配線等に、内周側配線リードが接触することを防止して、ショートやリーク現象の発生を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置は、上記の半導体装置において、上記内周側突起電極は、該内周側突起電極上に内周側絶縁層を介して設けられた内周側導電層とともに積層構造をなし、上記内周側絶縁層は、上記内周側突起電極上の内周側配線リードが配置されていない領域に対応する位置に、上記内周側突起電極と内周側導電層とを電気的に接続するための内周側導通穴を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、多出力化を実現するために設計された積層構造の半導体装置にて、内周側突起電極を介して、内周側配線リードとは重ならない位置に、上記内周側導通穴が形成されている。それゆえ、内周側突起電極と内周側配線リードとの接合の際に加えられる接合荷重が、上記内周側導通穴に加わることを防止することができる。それゆえ、内周側突起電極と内周側配線リードとを接合する際に、上記内周側導通穴や、該内周側導通穴に連結する内周側導電層が破壊されることを防止することができるので、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
本発明に係る半導体装置は、以上のように、突起電極上に配置された配線リードの配線幅は、該配線幅方向の突起電極の長さである電極幅と同じ、又は、該電極幅よりも大きく、上記配線リードの一端は、上記突起電極上で終端しているものである。
これにより、半導体装置の微細化された場合にも、突起電極と配線リードとの接合面積を充分に確保することができるので、良好な電気的接続性や接合強度を得ることができる。さらに、配線リードの一端が突起電極上で終端するので、ショートやリーク現象の発生が低減することができる。それゆえ、突起電極や配線リードがファインピッチ化された場合にも、信頼性の高い半導体装置を提供することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。図1に、本実施の形態の半導体装置の平面図を示し、図2に、本実施の形態の半導体装置の断面図を示す。図3に、図1に後述するスルーホールを図示した本実施の形態の半導体装置の平面図を示す。
本実施の形態の半導体装置は、COF(Chip On Film)型の半導体装置であり、図1に示すように、半導体チップ20上に所定の配列ピッチで配設された突起電極22上に、インナーリード(リード配線)12が配置されてなる。ここで、配列ピッチとは、互いに隣接する突起電極22の中心間の距離をいう。上記突起電極22とインナーリード12とは、導電性材料を介して、あるいは、共晶結合等によって、電気的に接続される。
上記インナーリード12は、突起電極22の電極幅よりも広い配線幅を有している。また、上記インナーリード12は、半導体チップ20の端部であるスクライブライン(エッジライン)20a側から、突起電極22の、スクライブライン20a側の端部を覆って、突起電極22上に配置される。突起電極22上に配置されたインナーリード12は、半導体チップ20の内周側にある突起電極22の端部を覆うことなく、突起電極2上で終端する。つまり、インナーリード1は、突起電極2全体を覆うのではなく、突起電極2の一部を覆った状態となるように、配置される。
なお、以下では、突起電極22の電極幅とは、突起電極22上に配置されるインナーリード12の配線幅に平行な方向の長さ、言い換えれば、スクライブライン20aから半導体チップ20上に延びるインナーリード12の延伸(進入)方向に、実質的に垂直とみなせる方向の長さをいう。突起電極22の形状は、図1に示す四辺形状に限らず種々の形状が可能であり、また、半導体チップ20上での配置方向も限定されないが、インナーリード12の延伸方向に対して、半導体チップ19表面上にて実質的に垂直とみなせる方向の突起電極22の長さを、突起電極22の電極幅というものとする。さらに、インナーリード12の延伸方向に対して実質的に平行とみなせる方向の、すなわち、スクライブライン20aに対して実質的に垂直とみなせる方向の、突起電極22の端辺を側部と記載する。
上記のインナーリード12と突起電極22との接合について、図2に基づいてより詳細に説明する。COF型の半導体装置では、上記インナーリード12は、キャリアテープ10に設けられ、突起電極22は半導体チップ20に設けられている。
具体的には、上記インナーリード12は、図2に示すように、絶縁性を有するベースフィルム11上に形成されている。上記ベースフィルム11は、ポリイミド等によって形成された、自由に屈曲可能なフレキシブル配線基板である。上記インナーリード12は、ベースフィルム11上に、銅等の導体を、エッチングによってパターニングし、該導体上にスズ等による金属メッキを施して形成される。このように、ベースフィルム11上にインナーリード12が形成されて、COFのキャリアテープ10となる。
一方、上記突起電極22は、アルミニウム等によって形成された電極パッド21上に、金等で形成され、半導体チップ20の端子となる。半導体チップ20には、図2に示すように、チップ抵抗やチップコンデンサ等のディスクリート電子部品等の回路23が設けられている。上記半導体チップ20の表面は、突起電極22が露出するように、絶縁性の保護膜であるパッシベーション膜24に覆われている。
なお、本実施の形態の半導体チップ20は、図2に示すように、多出力化を図るために、より高い配線密度を実現することができる積層構造を有している。すなわち、半導体チップ20からの出力を、電極パッド21の突起電極22が設けられる側とは反対側にて取り出すために、金属層(導電層)25を設けている。
上記金属層25は、電極パッド21の突起電極22が設けられる側とは反対側に形成された絶縁膜(絶縁層)26上に設けられて、上記突起電極22と積層構造をなす。また、上記絶縁膜26には、電極パッド21と金属層25とを電気的に接続するためのスルーホール(導通穴)27が設けられている。該スルーホール27の位置で、電極パッド21及び金属層25は絶縁膜26に覆われることなく、一部が露出している。これにより、スルーホール27を介して、突起電極22から電極パッド21を介して金属層25に電気信号を伝達するようになっている。それゆえ、上記金属層25は、上記突起電極22とともに、半導体チップ20からの電気信号を出力するための端子(配線)となる。
このように、金属層25を設けることによって、電極パッド21の、インナーリード12と対向する側の面、及び、該インナーリード12と対向する側の面とは反対側の面のそれぞれに端子(配線)を配置することができる。これにより、半導体チップ20上に多数の電極パッド21を設けた場合にも、同一面上での配線の交差を防止して、各電極パッド21から出力を取り出すことができる。従って、半導体チップ20から取り出す出力を全体として増加させることができるので、半導体チップ20の多出力化を実現することが可能になっている。
上記キャリアテープ10と、半導体チップ20とは、ベースフィルム11上のインナーリード12と、電極パッド21上の突起電極22との位置合わせを行って接合される。このとき、図2に示すように、インナーリード12の先端部分(一端)が、半導体チップ20の突起電極22に対向するように位置合わせが行われる。言い換えれば、半導体チップ20の端辺であるスクライブライン20a側から、半導体チップ20の内周側に向けて、突起電極22を覆い、該突起電極22上で終端するように、インナーリード12を配置する。これにより、図1に示すように、突起電極2の両側部を覆うようにインナーリード12が配置され、突起電極22上にインナーリード12の一端が配置される。
ここで、図3に示すように、半導体チップ20にスルーホール27が設けられている場合には、突起電極22の、スルーホール27の形成位置上にある領域には、インナーリード12が配置されないように、インナーリード12と突起電極22との位置合わせが行われる。つまり、インナーリード12は、電極パッド21や突起電極22を介して、絶縁膜26に積層した状態となるが、スルーホール27が設けられた領域の絶縁膜26上の突起電極22表面を覆わないように、インナーリード12が配置される。これにより、図3に示すように、半導体チップ20に設けられるスルーホール27と、インナーリード12とが重ならない位置でインナーリード12が終端するように、突起電極22上にインナーリード12が配置される。
なお、図3に示すように、半導体チップ20のスクライブライン20a側にある突起電極22の一端から、突起電極22上に進入するように、突起電極22上にインナーリード12が配置される。そのため、半導体チップ20に設けられるスルーホール27は、図3に示すように、半導体チップ20のより内周側で電極パッド21から電気信号を取り出すように、設けられることが好ましい。
また、インナーリード12と突起電極22との良好な電気的接続性を確保するとともに、接合の物理的強度を充分に確保するためには、通常、突起電極22のインナーリード12と対向する領域である表面領域の50%以上の面積を覆うように、インナーリード12を配置することが好ましい。これにより、インナーリード12と突起電極22との接合面積を広く確保することができる。
このように、突起電極22とインナーリード12との位置合わせを行った後、両者を高温圧着する。これにより、インナーリード12のスズメッキと突起電極22の金とが溶融して、共晶を形成して、突起電極22とインナーリード12とが共晶接合によって強固に結合される。なお、突起電極2とインナーリード1との接合は、上記共晶接合に限らず、突起電極22とインナーリード12との間に、導電性の接着剤やハンダ等の導電性材料を塗布して両者を接合してもよい。
続いて、半導体チップ20とキャリアテープ10との間に、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂を注入する。その後、該熱硬化性樹脂を加熱処理によって硬化させて、通常、1×107 Ω以上の抵抗値を示すアンダーフィル材13を形成する。このように、アンダーフィル材13を設けることにより、上記突起電極22とインナーリード12との接合の強度が高められ、半導体装置の取扱いが容易になる。また、アンダーフィル材13によって、外部から、突起電極22とインナーリード12との接合部分に、水分や異物が注入されることを防ぐことができる。
上記のようにしてアンダーフィル材13を設けた後、ファイナルテストを行って、図2に示すCOF型の半導体装置が得られる。該半導体装置では、図1に示すように、突起電極22上に、該突起電極22の電極幅よりも広い配線幅のインナーリード12が配置される。これにより、突起電極22とインナーリード12との接合面積は、図1に示す従来の半導体装置の突起電極62とインナーリード52との接合面積と同等以上の大きさで確保される。特に、突起電極22やインナーリード12がファインピッチ化された場合には、従来の半導体装置における接合面積以上の大きさの接合面積を期待することができる。それゆえ、半導体装置のファインピッチ化が進んだ場合にも、突起電極22とインナーリード12との良好な電気的接続性を得ることができる。
また、突起電極22とインナーリード12との位置合わせにおけるずれや、ベースフィルム11上に形成されるインナーリード12の形成位置のずれ等が生じても、突起電極22とインナーリード12とを接合することができる。特に、突起電極22やインナーリード12のファインピッチ化が進んだ場合にも、従来に比べ、インナーリード12の配線幅が広くなっているので、突起電極22上からズレ落ちることはない。さらに、上記ファインピッチ化に伴って、突起電極22の電極幅よりも小さい配線幅でインナーリード12を形成することはないため、インナーリード12の形成工程のエッチング等で発生する異物やゴミによる断線、インナーリード12の強度の低下を防止することができる。
さらに、突起電極22の電極幅よりも広い配線幅のインナーリード12を設けているため、突起電極22上でインナーリード12が終端しても、突起電極22とインナーリード12とを充分な接合面積で接合することができる。従って、インナーリード12の先端部分が突起電極22上に配置しても、突起電極22とインナーリード12との良好な接合状態を確保することができる。それゆえ、インナーリード12の先端部分が、半導体チップ20表面の他の配線等に接触して、インナーリード12が断線してショートする等の問題の発生を回避することができる。
また、従来の半導体装置(図5)のように、スクライブライン側から進入し、突起電極62を越えて半導体チップ60の内周側へ延びて終端するために、インナーリード52の先端部分が垂れて、半導体チップ60上に設けられた回路等に接触してショートするという問題が発生することを防止することもできる。
さらに、インナーリード12は、半導体チップ20に設けられたスルーホール27に対応する突起電極22上の位置を避けて、該突起電極22上に配置される(図3)。それゆえ、インナーリード12と突起電極22との接合時の接合荷重がスルーホール27に加えられることはない。従って、上記接合荷重によって、スルーホール27や金属層25が物理的に破壊されることを防止することができる。
なお、本実施の形態では、積層構造の半導体チップ20を用い、該半導体チップ20にスルーホール27が設けられた半導体装置を例に挙げて説明したが、一層構造の半導体チップであってもよく、スルーホールが設けられていなくてもよい。
また、上記では、インナーリード12は、突起電極22の一部を覆い、突起電極22の一部を露出するように配置される場合を例に挙げたが、突起電極22上でインナーリード12が終端していれば、突起電極22は露出していなくてもよい。特に、スルーホールを有していない場合には、突起電極22の端部の位置で、インナーリード12が終端するように配置して突起電極22全体を覆い、突起電極22を露出させないようにしてもよい。これにより、インナーリード12と突起電極22との接合面積を充分に確保することができるので、インナーリード12と突起電極22との接合強度や電気的接続性を向上することができる。
さらに、本実施の形態では、図1に示すように、突起電極22を電極幅方向に横断して、突起電極22の2つの側部を覆うように、インナーリード12が配置されているが、これに限定されない。すなわち、突起電極22の側部の一方のみを覆うように、インナーリード12と突起電極22とを接合してもよい。また、インナーリード12の配線幅は、突起電極22の電極幅と同等、あるいは、突起電極22の電極幅以上であればよい。
また、上記インナーリード12は、ベースフィルム11上に形成されているが、これに限定されず、ガラス等の絶縁性を有する硬質の基板や、フレキシブル性を有するポリエステル系の樹脂等で形成された基板であってもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に、本実施の形態の半導体装置の平面図を示す。該半導体装置は、図4に示すように、2種類の突起電極22・32を有し、これらの突起電極22・32が千鳥状に配置されている。なお、以下では、突起電極22を外周側突起電極22と記載し、突起電極32を内周側突起電極32と記載して両者を区別することがある。
上記外周側突起電極22は、半導体チップ20のスクライブライン20a側に所定の配列ピッチで配置されている。また、内周側突起電極32は、図4に示すように、上記外周側突起電極22よりも、半導体チップ20の内周側、すなわち、スクライブライン20aから遠い距離の位置に配置されている。上記内周側突起電極32は、外周側突起電極22の配列ピッチと同じ配列ピッチで配設され、内周側突起電極32の配列ピッチと外周側突起電極22の配列ピッチとは、相対的に2分の1ずれた状態となっている。
従って、互いに隣接する外周側突起電極22の間の位置に、内周側突起電極32が配置され、互いに隣接する内周側突起電極32の間の位置に、外周側突起電極22が配置される。それゆえ、後述するように、内周側突起電極32に接合するインナーリード(以下、内周側インナーリードと記載することがある)42は、外周側突起電極22の間を通って、内周側突起電極32上に配置される。つまり、外周側突起電極22に接合されるインナーリード(以下、外周側インナーリードと記載することがある)12と、内周側突起電極32に接合される内周側インナーリード42との中心間距離であるピッチ30が、ほぼ一定となっている。
また、本実施の形態では、外周側突起電極22と内周側突起電極32とは、形状及び大きさが異なり、内周側突起電極32の電極幅(内周側電極幅)は、外周側突起電極22の電極幅よりも広くなっている。
上記外周側突起電極22に接合される外周側インナーリード12は、前記実施の形態1にて説明したように、外周側突起電極22の電極幅と同等以上の配線幅を有している。外周側インナーリード12は、外周側突起電極22上で終端している。
一方、上記内周側突起電極32に接合される内周側インナーリード42は、内周側突起電極32の電極幅よりも小さい配線幅を有している。また、内周側インナーリード42の配線幅は、上記外周側インナーリード12の配線幅よりも小さくなっている。内周側インナーリード42は、前記実施の形態1で説明したように、内周側突起電極32上の、スルーホール(内周側導通穴)37に重ならない位置で、終端している。
ここで、上記スルーホール37は、前記実施の形態1で説明した図2に示す半導体装置の構造と同様に、半導体チップ20の出力を内周側突起電極32ではなく、図示しない金属層(内周側導電層)から取り出すために設けられたものである。すなわち、上記内周側突起電極32と金属層とは、絶縁層(内周側絶縁層)を介して積層構造をなしている。該積層構造にて、内周側突起電極32と金属層とを電気的に接続するために、絶縁層にスルーホール37を設けて、半導体チップ20の出力が取り出されるようになっている。
上記のように、本実施の形態では、外周側突起電極22と内周側突起電極32とが千鳥状に配置された半導体装置にて、内周側インナーリード42の配線幅が、外周側インナーリード12よりも小さくなっている。これにより、上記内周側インナーリード42が、外周側突起電極22の間を通って、内周側突起電極22上に配置される際に、内周側インナーリード42が外周側突起電極22や外周側インナーリード12に接触して断線することを防止することができる。
また、内周側突起電極32の電極幅は、外周側突起電極22の電極幅よりも大きくなっている。それゆえ、内周側インナーリード42の形成位置のズレや、突起電極22・32とインナーリード12・42との接合位置のズレが生じた場合等にも、内周側突起電極32上に内周側インナーリード42を配置することができる。これにより、内周側突起電極32と内周側インナーリード42との良好な接合状態を確保することができる。
一方、上記外周側突起電極22と外周側インナーリード12とは、前記実施の形態1で既に説明したように、良好に接合することができる。
従って、図4に示すように、千鳥状に突起電極が設けられた半導体装置においても、外周側突起電極22と外周側インナーリード12との良好な電気的接続性、及び、内周側突起電極32と内周側インナーリード42との良好な電気的接続性を確保するとともに、内周側インナーリード42と外周側突起電極22や外周側インナーリード12との接触を防止することができる。これにより、突起電極及びインナーリードを微細化して半導体装置を設計した場合にも、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
なお、内周側突起電極32の電極幅が、外周側突起電極22の電極幅よりも大きく、内周側インナーリード42の配線幅が、外周側インナーリード12の配線幅よりも小さい構成が好ましいが、内周側突起電極32の電極幅と外周側突起電極22の電極幅とを同じにしてもよい。また、内周側インナーリード42の配線幅と外周側インナーリード12の配線幅とを同じにしてもよい。
さらに、上記では、内周側突起電極22に対応する位置に、スルーホール37を設けているが、スルーホールを設けない構成であってもよい。あるいは、内周側突起電極32に対応する位置ではなく、外周側突起電極22に対応する位置にスルーホール設けるようにしてもよく、内周側突起電極32及び外周側突起電極22の双方の対応する位置にスルーホールを設けてもよい。
また、半導体チップ20に設けられる突起電極を2列とする場合を例に挙げたが、3列以上であってもよい。突起電極を3列以上で配列させる場合には、半導体チップ20の内周側に向かうほど、インナーリードの配線幅を小さくすることが好ましく、突起電極の電極幅を大きくすることが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の半導体装置は、液晶表示装置の液晶ドライバ等に搭載されるIC(Integrated Circuit)やLSI(Large-Scale Integration)として用いることができる。特に、本発明の半導体装置は、多出力化や高性能化を実現するために、突起電極や配線リードがファインピッチ化された場合にも、突起電極と配線リードとの良好な電気的接続性及び接合強度を得ることができる。それゆえ、微細化された半導体装置の信頼性を向上することができる。
本発明における半導体装置の実施の一形態を示す平面図である。 上記半導体装置の断面図である。 図1に示す半導体装置に、スルーホールを図示した平面図である。 本発明における半導体装置の他の実施の形態を示す平面図である。 従来の半導体装置の断面図である。 従来の半導体装置の平面図である。
符号の説明
10 キャリアテープ
11 ベースフィルム
12 インナーリード(外周側インナーリード,配線リード)
20 半導体チップ
20a スクライブライン(エッジライン)
21 電極パッド
22 突起電極(外周側突起電極)
25 金属層(導電層)
26 絶縁膜(絶縁層)
27 スルーホール(導通穴)
32 内周側突起電極
37 スルーホール(内周側導通穴)
42 内周側インナーリード(内周側配線リード)

Claims (7)

  1. 半導体チップ上に所定の配列ピッチで突起電極が配設され、該突起電極に電気的に接続されるように配線リードが配置されてなる半導体装置において、
    上記突起電極上に配置された配線リードの配線幅は、該配線幅方向の突起電極の長さである電極幅と同じ、又は、該電極幅よりも大きく、
    上記配線リードの一端は、上記突起電極上で終端していることを特徴とする半導体装置。
  2. 上記突起電極は、該突起電極上に絶縁層を介して設けられた導電層とともに積層構造をなし、
    上記絶縁層は、上記突起電極上の配線リードが配置されていない領域に対応する位置に、上記突起電極と導電層とを電気的に接続するための導通穴を有していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. さらに、上記半導体チップ上に、該半導体チップのエッジラインからの距離が上記突起電極よりも大きくなるように、所定の配列ピッチで配設された内周側突起電極を有し、
    上記内周側突起電極は、上記突起電極の間を通って、該内周側突起電極に電気的に接続される内周側配線リードを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 上記内周側配線リードの配線幅は、上記配線リードの配線幅よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 上記配線リードの配線幅方向の内周側突起電極の長さである内周側電極幅は、上記突起電極の電極幅よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 上記内周側配線リードの一端は、上記内周側突起電極上で終端していることを特徴とする請求項3、4又は5に記載の半導体装置。
  7. 上記内周側突起電極は、該内周側突起電極上に内周側絶縁層を介して設けられた内周側導電層とともに積層構造をなし、
    上記内周側絶縁層は、上記内周側突起電極上の内周側配線リードが配置されていない領域に対応する位置に、上記内周側突起電極と内周側導電層とを電気的に接続するための内周側導通穴を有していることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
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JP2013239652A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Sharp Corp 半導体装置

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