JP2005276830A - 放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物及び該充填物を含有する放電ランプ - Google Patents

放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物及び該充填物を含有する放電ランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2005276830A
JP2005276830A JP2005079938A JP2005079938A JP2005276830A JP 2005276830 A JP2005276830 A JP 2005276830A JP 2005079938 A JP2005079938 A JP 2005079938A JP 2005079938 A JP2005079938 A JP 2005079938A JP 2005276830 A JP2005276830 A JP 2005276830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iodide
discharge lamp
metal halide
thallium
molar ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005079938A
Other languages
English (en)
Inventor
R Brock Lori
アール ブロック ロリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osram Sylvania Inc
Original Assignee
Osram Sylvania Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osram Sylvania Inc filed Critical Osram Sylvania Inc
Publication of JP2005276830A publication Critical patent/JP2005276830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • H01J61/34Double-wall vessels or containers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/12Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
    • H01J61/125Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having an halogenide as principal component
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/12Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
    • H01J61/18Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having a metallic vapour as the principal constituent
    • H01J61/20Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having a metallic vapour as the principal constituent mercury vapour

Landscapes

  • Discharge Lamp (AREA)

Abstract

【課題】放電ランプを減光させる際に、これらの測光特性が悪化しないようにする。
【解決手段】放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物であって、水銀及びメタルハライド塩の混合物を有し、その際、該混合物がヨウ化ナトリウムと、ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物と、ヨウ化セリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物とを含有する、メタルハライド充填物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、概して放電ランプ用のメタルハライド充填物の化学物質に関する。特に、本発明は放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物に関する。
メタルハライド放電ランプは、その高い効率及びこれらの希土類の化学元素により生成される複合的な発光スペクトルから生ずる高演色性のために好まれている。慣用の石英発光管型を超える、改善された演色性、色温度及び効率を提供する低ワット数のセラミックメタルハライドランプが特に望まれている。これは、セラミック発光管が石英発光管よりも高温で作動でき、かつ種々のメタルハライドの化学元素とほとんど反応しないからである。ほとんどのメタルハライドランプと同様に、セラミックランプは、一般的に白色光を放射するように設計されている。これには、目標とする放射のx,y色座標が黒体放射体曲線上に又はその近傍に存在することが必要である。ランプ充填物の化学物質は、目標とする放射を達成するために調節しなければならないだけでなく、このことは高い演色評価数(CRI)及び高い効率(ルーメン/ワット、LPW)を維持するのと同時になさねばならない。
ほとんどの市販のセラミックメタルハライドランプは、メタルハライド、特にヨウ化物の複合的な組合せ物を含有する。一般的に、ヨウ化物は、フッ化物よりも好まれる。それというのも、ヨウ化物は低反応性であるからである。またヨウ化物は、塩化物又は臭化物よりも好まれる。それというのも、ヨウ化物は高温でほとんど安定しない傾向があるからである。ヨウ化タリウムは、主として(x,y)色座標を、これらが黒体曲線上に存在するように調節するために使用される通常の成分である。例えば、市販の4200Kランプは、水銀の他にTlI、NaI、DyI、HoI、TmI及びCaIの混合物を含有できる。タリウムを含有するランプは、これらの定格出力で十分に作動するものの、ランプを減光させるにつれてこれらの測光特性は悪化する。これは、主としてヨウ化タリウムの蒸気圧が、他の充填物成分の蒸気圧よりもはるかに高いからである。ランプ出力を低減させるにつれて、発光管の作動温度が低下し、かつ535nmのタリウム原子の輝線がランプの発光スペクトルの優位を占め始める。タリウムの放射が不均衡に増加することにより、ランプは色温度が高くなり、かつx,y色座標が黒体曲線のかなり上にシフトする。結果として、減光されたランプは不所望な緑色の色相になる。実験により、充填物中のタリウムの百分率が高くなればなるほど、緑色へのシフトが大きくなることが示されている。
タリウム含有充填物が有する別の問題は、小さい温度変動(±50℃)が相関色温度(CCT)の大きい変動に導くことである。これは、たとえ発光管の色座標と所望の色座標とが一致していても、新たな外部ジャケット又は反射器を加えるごとに充填物化学物質を再び最適化しなければならないので問題となっている。ヨウ化タリウムはまた、幾つかのメタルハライドランプの低い力率(PF)及び高い再点火(RI)ピークに関連している。低い力率はランプ安定器系の効率が低いことを意味し、高いRIピークは過剰の管壁黒化を惹起することがある。最後に、タリウムは、米国の家庭用品における使用が1975年から禁じられている。
本発明の課題は、先行技術の欠点を除去することである。
本発明の別の課題は、請求項1の前文に記載の、タリウムを含有しないメタルハライド充填物を提供することである。
本発明の更なる課題は、請求項の前文に記載の、商業的に望ましいランプについての要求、特に該ランプをこれらの定格出力未満に減光させる際の要求を満たすタリウム不含のメタルハライド充填物を提供することである。
一実施態様においては、本発明のタリウム不含のメタルハライド充填物は、請求項1の特徴部分の充填物を使用する。特にこの充填物は、水銀と、
ヨウ化ナトリウムと、
ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物と、
ヨウ化セリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物とから構成されている。
好ましい実施態様においては、ヨウ化ナトリウムとアルカリ土類ヨウ化物とのモル比は、約0.6〜約11であり、ヨウ化ナトリウムと希土類ヨウ化物とのモル比は、約0.5〜約2.8であり、かつアルカリ土類ヨウ化物と希土類ヨウ化物とのモル比は、約0.1〜約2である。
別の実施態様においては、本発明のタリウム不含のメタルハライド充填物は、水銀及びメタルハライド塩の混合物を有し、この際、混合物は約25〜約55モルパーセントのヨウ化ナトリウム、約20〜約50モルパーセントの、ヨウ化セリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物及び約5〜約40モルパーセントの、ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物を含有する。
本発明の更に別の実施態様においては、タリウム不含のメタルハライド充填物は更に、ヨウ化リチウムを全ヨウ化物含有率の約30モルパーセント以下の量で含有する。
本発明の更に別の実施態様においては、タリウム不含のメタルハライド充填物を、白色光を放射するための放電ランプ中に、特に請求項5に記載されているようにメタルハライドランプ中に取り込ませる。特に、この放電ランプは次の特徴を有している:
口金及び外部ジャケットがセラミック放電管を密閉し、該セラミック放電管がタリウム不含のメタルハライド充填物を含有する放電室を密閉し、該放電管が、放電室内でアーク放電を発生させるために放電室内に延び、かつ口金との電気的接続部を有する、少なくとも1つの気密封止された電極集合体を有し;該ランプを作動させている際に、色度図上にプロットされる放射光線のx,y色座標は、該ランプをその定格出力未満に減光させるにつれて概して黒体軌跡に対して平行な方向に移動する。
本発明のより良い理解のために、これらの他の及び更なる課題、利点及び性能と一緒に、以下の開示及び上記図面と関連して記載した従属請求項に言及する。
本発明のタリウム不含のメタルハライド充填物は、一般的に、水銀と、(1)ヨウ化ナトリウム(NaI)、(2)ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物(AEI)及び(3)ヨウ化ツリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化セリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物(REI)から構成されるメタルハライド塩の混合物とを含有する。混合物中のメタルハライド塩の相対的な割合は、商業的に望ましいランプの特性、例えば色温度、CRI、高い効率が生ずるように設計される。好ましくは、相関色温度(CCT)が約4000〜約5000Kの範囲内であり、CRIが約80よりも大きく、かつ効率が約80LPWよりも大きい。一実施態様においては、ヨウ化ナトリウムとアルカリ土類ヨウ化物とのモル比が約0.6〜約11であり、ヨウ化ナトリウムと希土類ヨウ化物とのモル比が約0.5〜約2.8であり、かつアルカリ土類ヨウ化物と希土類ヨウ化物とのモル比が約0.1〜約2である。更に好ましい実施態様においては、メタルハライド塩の混合物が、約25〜約55モルパーセントのヨウ化ナトリウム、約5〜約40モルパーセントのアルカリ土類ヨウ化物及び約20〜約50モルパーセントの希土類ヨウ化物を有する。これは、メタルハライド塩混合物中のNaI、AEI及びREIの相対的なモル分率の三角グラフである図3に示される多角形により囲まれる領域により表現できる。充填物はまた、ヨウ化リチウムを全金属ヨウ化物含有率の約30モルパーセント以下の量で含有してよい。
図1は、セラミックメタルハライド発光管の断面図である。発光管1は、同一に成形された2つのセラミック部品を生の状態で結合させ、かつ次いでこの生の部品を高温焼結することにより製造される、2部品からなる設計物である。発光管の製造方法は、一般的に、2つの部品が結合された発光管の中央に表面継目5を残すというものである。本類型のセラミック発光管の製造方法のより詳細な説明は、本明細書中に参照として導入する米国特許第6620272号に記載され、これは参照をもって開示されたものとする。発光管は、通常、半透明の多結晶質アルミナから構成されているが、他のセラミック材料を使用してもよい。
発光管は、半球形の端部溜め部17a、17bを有しており、一般的に隆起形状と言及される。この隆起形状は好ましい。それというのも、該隆起形状は、直円柱形状、例えば米国特許第5424609号及び同第6525476号に記載されているものと比較すると、より均一な温度分布を提供するからである。この隆起形状発光管は、放電室12を密閉する、軸対称の胴部6を有する。2つの対向した細管2は、中心軸に沿って胴部6から外方向に延びている。この2部品から成る設計物においては、細管は発光管胴部と一体成形されている。発光管の放電室12は、緩衝ガス、例えば40〜400ミリバールのXe及び/又はAr並びに本明細書に記載されているようなタリウム不含のメタルハライド充填物8を含有する。
電極集合体14は、各細管2内に挿入されている。電極集合体14の一端部は発光管から突出しており、電気的接続部を提供している。放電室内に延びている電極集合体の先端部には、アーク放電のための接点を提供するタングステンコイル3又は他の類縁手段が設けられている。電極集合体は、フリット材料9(好ましくは、Al−SiO−Dy系フリット)により細管に気密封止されている。ランプを作動させている間にわたり、電極集合体は、放電室内でアークを形成させるために外部の電力源から発光管の内部へ電流を伝導させる。
図2は、セラミックメタルハライドランプの図である。発光管1は、一端部が枠線35に取り付けられているリード線31に接続され、かつ他端部がマウンティングポスト43に取り付けられているリード線36に接続されている。電力は、ねじ込み口金40を介してランプに供給される。ねじ込み口金40のねじ部61は、第2のマウンティングポスト44に接続されているリード線51を介して枠線35と電気的に接続されている。ねじ込み口金40の口金アイレット65は、絶縁体60によりねじ部61から電気的に絶縁されている。リード線32は、口金アイレット65とマウンティングポスト43との電気的接続部を提供する。UV発生始動補助装置39は、マウンティングポスト43に接続されている。リード線51及びリード線32は、ガラスステム47を貫通し、かつガラスステム47内に封止されている。ガラス外部エンベロープ30は、発光管及びそれに付随する部品を包囲し、かつステム47に封着されており、気密環境を提供している。一般的に外部エンベロープは排気されるが、幾つかの場合においては窒素ガスを534ミリバール以下で含有してよい。ゲッター板55は、エンベロープの環境の汚染を低減させるために使用されるものである。
隆起形状のセラミック発光管を用いて、幾つかの70ワットセラミックメタルハライド試験用ランプを製造した。各発光管充填物の組成を以下に示し、かつランプの測光の結果を第1表に示す。実施例2〜9の発光管充填物中のNaI、AEI及びREIの相対的なモル分率を表す点を、図3にプロットする。
実施例1(対照)
発光管充填物(タリウム含有):
4.5mgのHg、9mgのメタルハライド混合物(NaI:CaI:TlI:DyI:HoI:TmIのモル比が23:38:12:9:9:9)及び347ミリバールのアルゴン
NaI:AEIのモル比=0.60;
NaI:REIのモル比=0.85;
AEI:REIのモル比=1.4;
NaI:TlIのモル比=1.92
実施例2
発光管充填物:
4mgのHg、8.6mgのメタルハライド混合物(NaI:CaI:DyIのモル比が47:16:37である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=2.94;
NaI:REIのモル比=1.27;
AEI:REIのモル比=0.43
実施例3
発光管充填物:
4mgのHg、9.1mgのメタルハライド混合物(NaI:BaI:DyIのモル比が47.5:15:37.5である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=3.17;
NaI:REIのモル比=1.27;
AEI:REIのモル比=0.40
実施例4
発光管充填物:
4.5mgのHg、8.3mgのメタルハライド混合物(NaI:BaI:LiI:TmIのモル比が39:8:23:30である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=4.88;
NaI:REIのモル比=1.3;
AEI:REIのモル比=0.27
実施例5
発光管充填物:
4.0mgのHg、8.5mgのメタルハライド混合物(NaI:CaI:TmIのモル比が28:29:43である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=0.97;
NaI:REIのモル比=0.65;
AEI:REIのモル比=0.67
実施例6
発光管充填物:
4mgのHg、9.3mgのメタルハライド混合物(NaI:LiI:BaI:TmIのモル比が39.7:22.9:7.8:29.6である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=5.1;
NaI:REIのモル比=1.3;
AEI:REIのモル比=0.26
実施例7
発光管充填物:
4mgのHg、9.1mgのメタルハライド混合物(NaI:BaI:TmIのモル比が52:9:39である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=5.8;
NaI:REIのモル比=1.3;
AEI:REIのモル比=0.23
実施例8
発光管充填物:
4mgのHg、9.0mgのメタルハライド混合物(NaI:BaI:SrI:TmIのモル比が40.4:16.1:18.5:25.1である)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=1.2;
NaI:REIのモル比=1.6;
AEI;REIのモル比=1.4
実施例9
発光管充填物:
4.15mgのHg、9.2mgのメタルハライド混合物(NaI:BaI:TmI:CeIのモル比が47.6:9.3:36.0:7.1)及び347ミリバールのAr
NaI:AEIのモル比=5.1;
NaI:REIのモル比=1.1;
AEI:REIのモル比=0.22
第1表 測光結果
Figure 2005276830
本発明のタリウム不含のランプは、定格ランプ出力ではこれらのタリウム含有の相当品と同様の測光特性(CCT、CRI、効率及びx,y色座標)を示す。しかしながら、タリウム不含のランプは、これらのタリウム含有の相当品とは異なり、これらの定格出力未満に減光させる際に望ましい測光特性を引き続き示す。この挙動は、図4に示される色度図に見られる。第1表からの幾つかのランプの色座標を、ランプ出力を約110ワットから約40ワットに(定格出力の約160%から約60%に)変える際に測定した。図4に示される各減光曲線の点は、ランプ出力の、50〜100ワットにおける約10ワットの間隔を示す。タリウム不含のランプ(実施例5〜8)の減光曲線は、黒体放射体曲線(黒体軌跡)のわずかに下に位置し、これはランプにより放射された白色光が、望ましい、わずかに帯桃色の色合いを有することを意味する。タリウム含有ランプ(実施例1)の減光曲線は黒体曲線の上に位置し、これは放射された白色光が帯緑色の色合いを有することを意味する。更に重要なことには、70Wのランプの定格出力未満の出力値に相応するタリウム不含のランプの減光曲線の一部が、概して黒体曲線(黒体軌跡)に対して平行に走っている。このことは、タリウム不含のランプをこれらの定格出力から減光させる際に、放射光線の色のあらゆる変化が最小に知覚されるにすぎないことを意味する。しかしながら、タリウム含有ランプの減光曲線の相応する領域は、y値が増加していく黒体曲線に対して概して垂直の方向に走っている。このことは、タリウム含有ランプを減光させるにつれて放射光線が知覚的にますます、極めて不所望な緑色になることを意味する。
現在考えられる本発明の好ましい実施態様を示し記載してきたが、従属請求項により定義されるように、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は変更がなされてよいことは当業者には明白である。
セラミックメタルハライド発光管の断面図である。 セラミックメタルハライドランプの図である。 本発明のタリウム不含のメタルハライド充填物の幾つかの実施例の、ヨウ化ナトリウム、アルカリ土類ヨウ化物(AEI)及び希土類ヨウ化物(REI)の相対モル分率の三角グラフである。 減光の結果を示す、種々のセラミックメタルハライドランプの色座標についての色度図である。
符号の説明
1 発光管、 2 細管、 3 タングステンコイル、 5 表面継目、 6 胴部、 8 メタルハライド充填物、 9 フリット材料、 12 放電室、 14 電極集合体、 17a 端部溜め部、 17b 端部溜め部、 30 外部エンベロープ、 31 リード線、 32 リード線、 35 枠線、 36 リード線、 39 UV発生始動補助装置、 40 ねじ込み口金、 43 マウンティングポスト、 44 第2のマウンティングポスト、 47 ガラスステム、 51 リード線、 55 ゲッター板、 60 絶縁体、 61 ねじ部、 65 口金アイレット

Claims (14)

  1. 放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物であって、水銀及びメタルハライド塩の混合物を有し、その際、該混合物がヨウ化ナトリウムと、ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物と、ヨウ化セリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物とを含有する、メタルハライド充填物。
  2. ヨウ化ナトリウムとアルカリ土類ヨウ化物とのモル比が約0.6〜約11であり、ヨウ化ナトリウムと希土類ヨウ化物とのモル比が約0.5〜約2.8であり、かつアルカリ土類ヨウ化物と希土類ヨウ化物とのモル比が約0.1〜約2である、請求項1に記載の放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物。
  3. 混合物が約25〜約55モルパーセントのヨウ化ナトリウム、約20〜約50モルパーセントの、ヨウ化セリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物及び約5〜約40モルパーセントの、ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物を含有する、請求項1に記載の放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物。
  4. 更に、ヨウ化リチウムを全ヨウ化物含有率の約30モルパーセント以下の量で含有する、請求項1から3までの何れか1項に記載のタリウム不含のメタルハライド充填物。
  5. 白色光を放射するための放電ランプであって、口金及び外部ジャケットがセラミック放電管を密閉し、該セラミック放電管がタリウム不含のメタルハライド充填物を含有する放電室を密閉し、該放電管が、放電室内でアーク放電を発生させるために放電室内に延び、かつ口金との電気的接続部を有する、少なくとも1つの気密封止された電極集合体を有し;請求項1に記載の水銀及びメタルハライド塩の混合物を有するタリウム不含のメタルハライド充填物を有し、かつ該ランプを作動させている際に、色度図上にプロットされる放射光線のx,y色座標は、該ランプをその定格出力未満に減光させるにつれて概して黒体軌跡に対して平行な方向に移動する、放電ランプ。
  6. ヨウ化ナトリウムとアルカリ土類ヨウ化物とのモル比が約0.6〜約11であり、ヨウ化ナトリウムと希土類ヨウ化物とのモル比が約0.5〜約2.8であり、かつアルカリ土類ヨウ化物と希土類ヨウ化物とのモル比が約0.1〜約2である、請求項5に記載の放電ランプ。
  7. 放電管がアルゴンガスを40〜400ミリバールの圧力で含有する、請求項6に記載の放電ランプ。
  8. 70ワットの定格出力を有する、請求項5に記載の放電ランプ。
  9. 混合物が、約25〜55モルパーセントのヨウ化ナトリウム、約20〜約50モルパーセントの、ヨウ化セリウム、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム又はこれらの組合せ物から選択された希土類ヨウ化物及び約5〜約40モルパーセントの、ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム又はこれらの組合せ物から選択されたアルカリ土類ヨウ化物を含有する、請求項5に記載の放電ランプ。
  10. 充填物が更に、ヨウ化リチウムを全金属ヨウ化物含有率の約30モルパーセント以下の量で含有する、請求項6に記載の放電ランプ。
  11. 充填物が更に、ヨウ化リチウムを全金属ヨウ化物含有率の約30モルパーセント以下の量で含有する、請求項9に記載の放電ランプ。
  12. 放電室がアルゴンガスを40〜400ミリバールの圧力で含有する、請求項9に記載の放電ランプ。
  13. 定格出力の約60%に減光される、請求項9に記載の放電ランプ。
  14. 定格出力で作動させている際に、約4000〜約5000Kの範囲内の相関色温度、約80を上回るCRI及び約80LPWを上回る効率を示す、請求項5に記載の放電ランプ。
JP2005079938A 2004-03-23 2005-03-18 放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物及び該充填物を含有する放電ランプ Pending JP2005276830A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/807,011 US7012375B2 (en) 2004-03-23 2004-03-23 Thallium-free metal halide fill for discharge lamps and discharge lamp containing same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005276830A true JP2005276830A (ja) 2005-10-06

Family

ID=34933281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005079938A Pending JP2005276830A (ja) 2004-03-23 2005-03-18 放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物及び該充填物を含有する放電ランプ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7012375B2 (ja)
EP (1) EP1594155A3 (ja)
JP (1) JP2005276830A (ja)
CN (1) CN1681074A (ja)
CA (1) CA2489264C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059702A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 General Electric Co <Ge> ヨウ化タリウムを含まないセラミックメタルハライドランプ
JP2012113883A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Iwasaki Electric Co Ltd メタルハライドランプ
JP2013502040A (ja) * 2009-08-10 2013-01-17 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 長寿命、高効率、および高ルーメン維持の街路照明ランプ
JP5370878B1 (ja) * 2012-08-03 2013-12-18 岩崎電気株式会社 セラミックメタルハライドランプ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268495B2 (en) * 2005-01-21 2007-09-11 General Electric Company Ceramic metal halide lamp
DE102005022376B4 (de) * 2005-05-13 2009-11-19 Perkinelmer Optoelectronics Gmbh & Co.Kg Lampe und Verfahren zur Herstellung derselben
JP2009537941A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 改良された効率を有する低圧ガス放電ランプ
ATE494628T1 (de) * 2007-04-20 2011-01-15 Koninkl Philips Electronics Nv Metallhalogenlampe mit ionisierbarer salzfüllung
US8198823B2 (en) * 2009-11-20 2012-06-12 Osram Sylvania Inc. Method and gas discharge lamp with filter to control chromaticity drift during dimming
US8552646B2 (en) 2011-05-05 2013-10-08 General Electric Company Low T1I/low InI-based dose for dimming with minimal color shift and high performance
AU2011373791B2 (en) * 2011-07-26 2015-01-15 Iwasaki Electric Co., Ltd. Metal Halide Lamp and Lighting Apparatus

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63232254A (ja) * 1986-12-19 1988-09-28 ジーティーイー・プロダクツ・コーポレイション 増強せる赤色発光を有する希土類ハロゲン化物光源
JPH11233064A (ja) * 1998-02-17 1999-08-27 Ushio Inc 放電ランプ
JP2000511689A (ja) * 1997-04-09 2000-09-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ メタルハライドランプ
JP2001076670A (ja) * 1999-08-10 2001-03-23 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 水銀を含まないメタルハライドランプ
JP2001510631A (ja) * 1997-12-02 2001-07-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ メタルハライドランプ
JP2002042728A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Matsushita Electric Works Ltd メタルハライドランプ
JP2003187744A (ja) * 2001-12-03 2003-07-04 General Electric Co <Ge> セラミックメタルハライドランプ
JP2005135597A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd メタルハライドランプとそれを用いた点灯装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4801846A (en) * 1986-12-19 1989-01-31 Gte Laboratories Incorporated Rare earth halide light source with enhanced red emission
DE69329046T2 (de) 1992-09-08 2001-03-29 Koninkl Philips Electronics Nv Hochdruckentladungslampe
JP2002536786A (ja) * 1999-01-28 2002-10-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ メタルハライドランプ
KR100762531B1 (ko) 1999-04-29 2007-10-01 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 금속 할로겐화물 램프
US6501220B1 (en) 2000-10-18 2002-12-31 Matushita Research And Development Laboraties Inc Thallium free—metal halide lamp with magnesium and cerium halide filling for improved dimming properties
US6620272B2 (en) 2001-02-23 2003-09-16 Osram Sylvania Inc. Method of assembling a ceramic body
US7256546B2 (en) * 2004-11-22 2007-08-14 Osram Sylvania Inc. Metal halide lamp chemistries with magnesium and indium

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63232254A (ja) * 1986-12-19 1988-09-28 ジーティーイー・プロダクツ・コーポレイション 増強せる赤色発光を有する希土類ハロゲン化物光源
JP2000511689A (ja) * 1997-04-09 2000-09-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ メタルハライドランプ
JP2001510631A (ja) * 1997-12-02 2001-07-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ メタルハライドランプ
JPH11233064A (ja) * 1998-02-17 1999-08-27 Ushio Inc 放電ランプ
JP2001076670A (ja) * 1999-08-10 2001-03-23 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 水銀を含まないメタルハライドランプ
JP2002042728A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Matsushita Electric Works Ltd メタルハライドランプ
JP2003187744A (ja) * 2001-12-03 2003-07-04 General Electric Co <Ge> セラミックメタルハライドランプ
JP2005135597A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd メタルハライドランプとそれを用いた点灯装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013502040A (ja) * 2009-08-10 2013-01-17 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 長寿命、高効率、および高ルーメン維持の街路照明ランプ
JP2012059702A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 General Electric Co <Ge> ヨウ化タリウムを含まないセラミックメタルハライドランプ
JP2012113883A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Iwasaki Electric Co Ltd メタルハライドランプ
JP5370878B1 (ja) * 2012-08-03 2013-12-18 岩崎電気株式会社 セラミックメタルハライドランプ
WO2014021049A1 (ja) * 2012-08-03 2014-02-06 岩崎電気株式会社 セラミックメタルハライドランプ

Also Published As

Publication number Publication date
CA2489264A1 (en) 2005-09-23
US20050212436A1 (en) 2005-09-29
EP1594155A3 (en) 2010-07-28
CA2489264C (en) 2013-04-02
US7012375B2 (en) 2006-03-14
EP1594155A2 (en) 2005-11-09
CN1681074A (zh) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4891596B2 (ja) マグネシウム及びインジウムを有するメタルハライドランプの化学成分
JP2005276830A (ja) 放電ランプ用のタリウム不含のメタルハライド充填物及び該充填物を含有する放電ランプ
JP3825009B2 (ja) メタルハライドランプ
US6265827B1 (en) Mercury-free metal halide lamp
JP4693995B2 (ja) メタルハライドランプ
EP0806791B1 (en) Metal halide lamp
US20080001543A1 (en) Metal Halide Lamp and Lighting Equipment
KR100710930B1 (ko) 무수은 금속 할로겐 램프
JP3921975B2 (ja) メタルハライドランプ
US7573203B2 (en) Mercury-free high-pressure discharge lamp and luminaire using the same
JP2004335464A (ja) 調光特性を向上させるために微量なTlIを充填したメタルハライドランプ
JP5411933B2 (ja) メタルハライドランプ
HU200032B (en) Metal halogenid discharge lamp with improved colour rendition
JP2004349242A (ja) 高圧放電ランプおよび照明装置
JP2001185079A (ja) 動作パラメーターの変動に対する感度の低減した高圧水銀ランプ
EP0173235B1 (en) Low wattage metal halide lamp
JPH10134765A (ja) 高圧放電ランプ
JPH04332450A (ja) 片封止形メタルハライドランプ
JP4331037B2 (ja) メタルハライドランプ
US20050082988A1 (en) Metal-halide lamp
JPH05334992A (ja) 金属蒸気放電灯
JPH11317195A (ja) セラミックス放電ランプ、ランプ装置および照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101125

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111006

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120106

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20120119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130125