JP2005276651A

JP2005276651A - Ａｃアダプタ

Info

Publication number: JP2005276651A
Application number: JP2004088881A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Komatsu; 哲也小松; Yasuhiro Ozawa; 康宏小澤; Yasuhiro Yamashita; 康弘山下
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2004-03-25
Filing date: 2004-03-25
Publication date: 2005-10-06

Abstract

【課題】第二の電源プラグが機器本体に連結されて、第二の電源プラグから機器本体への入力電力の供給経路を確保したＡＣアダプタにおいて、第二の電源プラグの着脱を容易にし、機器の利便性向上に寄与できるＡＣアダプタを提供する。
【解決手段】第一の電源プラグに備えられた一対の栓刃間の略中央部に設けられた係合溝に、第二の電源プラグに設けられた係合軸を回動させることで係合させ、前記係合軸に内蔵されている接続端子を回動時に押し出すことにより、前記栓刃と電気的に連結させる。
【選択図】図８

Description

本発明は携帯型電子機器等に電源を供給するＡＣアダプタに関するものである。

携帯型電子機器等に電源を供給するＡＣアダプタにおいて、世界各地域の商用電源電圧にかかわらず使用することができるＡＣアダプタはすでに知られているが、電源コンセントの形状は地域によって異なるため、ＡＣアダプタの第一の電源プラグの形状が電源コンセントの形状に適合しない場合に、第一の電源プラグの形状を変換する第二の電源プラグを使用する必要がある。しかしながら、第二の電源プラグを装着した状態のＡＣアダプタは、第二の電源プラグ全体がＡＣプラグから突出することとなり、この状態で壁のコンセントなどに差し込むと壁から突出する部分が多くなってしまい、邪魔になるという問題点があった。

さらに、ＡＣアダプタの質量によっては、壁から突出する部分の質量がＡＣアダプタに備えられている第一の電源プラグ等に大きな負荷がかかり、場合によっては、第一の電源プラグ等が破損してしまうという問題点もあった。

上記の課題を解決するために、従来の図１に示されるように、機器本体１の外殻ケース２に切り欠き状の凹部３を配設し、第一の電源プラグ４を使用しない時に外殻ケース２に配設された凹部３に第一の電源プラグ４を収納するようにした構造になっており、第一の電源プラグ４が収納された状態において、第二の電源プラグ５を切り欠き状の凹部３へ摺動させるように装着し、外殻ケース２に第一の電源プラグ４を係合させて、機器本体１の質量による負荷を分散させる構造になったものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
米国特許第５，６１３，８６３号明細書

しかしながら、上記前述した従来技術では、第二の電源プラグが機器本体の質量を保持するために、第二の電源プラグと機器本体の係合部に爪状などのロック機構を設けざるを得ず、第二の電源プラグを機器本体に着脱させる場合に、第二の電源プラグを機器本体に着脱させるため、第二の電源プラグを強い力で摺動させる必要があり、第二の電源プラグを機器本体に着脱させることが困難になるという課題があった。また、第二の電源プラグが装着される凹部を、機器本体の外殻ケースの端面部に切り欠き状に設けざるを得ず、第一の電源プラグを配設する位置、及び、構造に制約を与えるため、ＡＣアダプタの使いやすさの障害になるという課題があった。本発明は、この様な課題を解決するものであり、第二の電源プラグの着脱を容易にし、利便性向上に寄与できるＡＣアダプタを提供することを目的とする。

本発明は上述した課題を解決するために、第一の電源プラグが機器本体に配設された収納部に収納される構造のＡＣアダプタにおいて、収納部に係合溝を形成し、係合溝に係合される係合軸を備えた第二の電源プラグが係合溝に着脱されることを特徴とする。第二の電源プラグは係合軸を第一の電源プラグの係合溝に挿入し、係合軸を回転中心軸として第二の電源プラグを回動させることで、第二の電源プラグを機器本体に機械的に保持することを可能としている。

第二の電源プラグが機器本体の係合溝に連結された状態において、係合溝に配設された押出し棒によって係合軸内部に配設された一対の接続端子が係合軸の円筒側面部に設けられた端子窓から係合軸の外殻部に露出されて、第一の電源プラグに設けられた一対の栓刃と一対の接続端子が接触することで、第二の電源プラグから第一の電源プラグを介して機器本体へ入力電力を供給することを可能とする。

上記手段により、第二の電源プラグを係合および連結するための係合溝は、第一の電源プラグに配設される一対の栓刃間に配設されればよいため、第一の電源プラグの位置および構造への制約を最小限にすることを可能とする。

本発明のＡＣアダプタは、機器本体と機器本体に連結される第二の電源プラグとを備えており、第二の電源プラグを回動させることで機器本体へ連結することを可能とする。また、第二の電源プラグに配設された係合軸を回転中心軸として、第二の電源プラグを捻るように回動させることで、第二の電源プラグを機器本体に連結できるので、腕力の弱い人でも容易に第二の電源プラグを着脱させることを可能とする。

以上のことからわかるように、機器本体に備えられた収納溝に第一の電源プラグが収納された状態において、第一の電源プラグに配設された一対の栓刃間の略中央部に係合溝を配設し、第二の電源プラグに係合軸および一対の接続端子を配設することで、第一の電源プラグの配設位置および構造への制約を最小限にし、かつ、第二の電源プラグを機器本体に容易に連結させることを実現し、利便性向上に寄与したＡＣアダプタを提供することが出来る。

以下、本発明の一実施形態について図２〜図８を参照しながら説明する。図２において、機器本体１０と、機器本体１０の一側面に着脱連結される第二の電源プラグ１００が備えられる。

図２および図３に示すように、機器本体１０において、機器本体１０の外殻を成す外殻ケース１１、入力された電力を所定の出力電力に変換する回路１２、前記回路１２へ入力電力を供給するための第一の電源プラグ２１、前記回路１２にて変換された出力電力を電子機器に供給するための出力コード１３が備えられている。前記外殻ケース１１の一側面には、前記第一の電源プラグ２１が収納される電源プラグ収納部１４が備えられており、前記電源プラグ収納部１４の底面部１５に、係合溝１６、押出し棒１７が配設されている。

図４および図５に示すように、第二の電源プラグ１００は使用する地域のコンセント形状に対応した１組の栓刃１０１、前記第二の電源プラグ１００を前記機器本体１０に係合させるための係合軸１０２を備え、前記係合軸１０２の内部には前記第二の電源プラグ１００から前記機器本体１０へ入力電力を供給するために、一対の接続端子１０３が配設される。前記係合軸１０２の円筒側面には、前記一対の接続端子１０３が前記係合軸１０２の外殻面に露出されるよう、端子窓１０４が備えられている。前記係合軸１０２の内側には空洞状になっており、前記係合軸１０２の底面部１０５に設けられた軸穴１０６が開口部になっている。

図８に示すように、前記第二の電源プラグ１００は、前記係合軸１０２を前記機器本体１０に備えられた係合溝１６に挿入し、前記係合軸１０２を回転中心軸として前記第二の電源プラグ１００を捻るように回動させることで、前記機器本体１０へ連結される。

図６および図７に示すように、前記押出し棒１７は前記係合溝１６に前記係合軸１０２が挿入された状態で、図５に示す前記軸穴１０６に前記押出し棒１７が挿入されるように配設される。前記第二の電源プラグ１００が前記機器本体１０に連結されるときの回動を利用して、前記一対の接続端子１０３を前記係合軸１０２の外殻面へ露出させるように、前記押出し棒１７にはカム形状が形成されている。このカム機構によって前記係合軸１０２の外殻面に露出された前記一対の接続端子１０３は、前記第一の電源プラグ２１に備えられた一対の栓刃２２に接触するように配設されて、前記第二の電源プラグ１００から前記機器本体１０への入力電力の供給手段を確保するとともに、装着感を使用者に与える。

図４に示すように、前記ツバ１０７に前記機器本体１０と前記第二の電源プラグ１００の連結を保持するための嵌合凸部１０８が配設される。図８に示す前記係合溝１６には、前記嵌合凸部１０８と嵌合するように、嵌合凹部１８が配設される。前記嵌合凸部１０８および前記嵌合凹部１８は、それぞれ連結を保持することが目的であれば、その形状を凸凹に限定するものではない。

本発明によるＡＣアダプタは、機器本体に設けられた係合溝に第二の電源プラグに設けられた係合軸を連結させる構造とすることで、第一の電源プラグの位置、及び、構造への制約を最小限にすることを実現し、第二の電源プラグを機器本体に容易に連結させることを可能とした。更に、第二の電源プラグの形状が、使用する地域のコンセント形状に合わせた形状であれば、世界の各地域においても使用することを可能とし、利便性向上に寄与するＡＣアダプタを提供することが出来る。

従来のＡＣアダプタの斜視図本発明の一実施例における連結状態を示す斜視図本発明の一実施例における機器本体の一部破断斜視図本発明の一実施例における第二の電源プラグの一部破断斜視図本発明の一実施例における第二の電源プラグの底面から見た斜視図本発明の一実施例における第二の電源プラグ挿入状態での係合軸一部断面図本発明の一実施例における第二の電源プラグ連結状態での係合軸一部断面図本発明の一実施例における第二の電源プラグ連結状態での機器本体正面断面図

符号の説明

１機器本体
２外殻ケース
３切り欠き凹部
４第一の電源プラグ
５第二の電源プラグ
１０機器本体
１１外殻ケース
１２回路
１３出力コード
１４電源プラグ収納部
１５底面部
１６係合溝
１７押出し棒
１８嵌合凹部
２１第一の電源プラグ
２２一対の栓刃
１００第二の電源プラグ
１０１一組の栓刃
１０２係合軸
１０３一対の接続端子
１０４端子窓
１０５底面部
１０６軸穴
１０７ツバ
１０８嵌合凸部

Claims

可動式の第一の電源プラグと、前記第一の電源プラグが機器本体の外殻ケース面から突出しないように収納される収納部とを備えたＡＣアダプタであって、前記収納部に前記第一の電源プラグが収納された状態において、前記第一の電源プラグに備えられた一対の栓刃間の略中央部に係合溝が設けられ、第二の電源プラグに備えられた係合軸および前記係合溝によって、前記第二の電源プラグを前記機器本体に係合可能としたことを特徴とするＡＣアダプタ。
第二の電源プラグの略円筒形状を有する係合軸を中心として前記第二の電源プラグを回動させて、前記係合軸の円筒側面に備えられた一対の接続端子を、半円筒形状を有する第一の電源プラグに備えられた一対の栓刃を介して、機器本体と電気的に接続することを特徴とする請求項１記載のＡＣアダプタ。
第二の電源プラグの係合軸が第一の電源プラグの係合溝に挿入されていない状態において、一対の接続端子が前記係合軸の内側に収納されることを特徴とする請求項１または２に記載のＡＣアダプタ。