JP2005276485A - 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ及びコンパクト形蛍光ランプ - Google Patents

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鉄也 大野
Yuichiro Takahara
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邦彦 筏
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守 池田
Toshiya Tanaka
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Toshiyuki Ikeda
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Abstract

【課題】 光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能な蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ及びコンパクト形蛍光ランプを提供する。
【解決手段】 略直管状部材11a、11bとこれら直管状部材とその端部で互いに連結する連結部材11cとにより連続した放電路を構成した発光管を具備し、放電路を構成する発光管の管外径を6〜11mmとし、放電路長を500〜800mmとした構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光管を曲成または連結等をして放電路を構成する蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ及びコンパクト形蛍光ランプに関する。
この種の蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ及びコンパクト形蛍光ランプ、特に電球形蛍光ランプは、小型軽量化が進み、近年では一般のA形状の白熱電球と外観的にはかなり類似したものとなってきており、一段と普及が進んでいる。
特開2003−109402号公報 従来の電球形蛍光ランプは、上記特許文献1に示されるように、蛍光ランプ、カバー、点灯回路及び口金で構成され、カバー内に設けられたホルダーに蛍光ランプが取り付けられ、さらに、カバーの一端は口金に装着され、カバー4他端には蛍光ランプを覆ってグローブが装着されている。
このように構成された従来の電球形蛍光ランプは、管外径が9〜11mm程度のU字形の発光管を3本デルタ形状に連結し、放電路長が270mm程度に形成されたものが主流であり、100W白熱電球の代替品となる電球形蛍光ランプでは、管外径が約11mmのU字形の発光管を4本連結し、放電路長が400mm程度のものが市販されているが、100W白熱電球よりも小さく構成することが困難で、さらなる小型化、並びに高出力の電球形蛍光ランプが市場から要求されている。
この種、電球形蛍光ランプにおける小型化の要求の背景には省エネルギーの必要性が高まり、効率の低い白熱電球に置き換えていこうとする社会的な要求があり、各種の照明器具に使用されている如何なる形態の白熱電球でも置き換えることが可能な小型の電球形蛍光ランプの出現が要求されている。この小型化を実現することは、同時に省資源に寄与することから、一層の小型化が要請され、これを実現するためには、光源となる蛍光ランプの小型化が必要となる。
一方、この種蛍光ランプにおいて、発光管が構成する放電路長が同一であれば、発光効率は管の径が太い方が高いことが知られている。しかし、この種の茄子形をなした電球形蛍光ランプのグローブ内、すなわち、小型化のために特に限られたスペースとなるグローブ内に、曲成された放電路を有する発光管を収容する場合、管径が太いと放電路長を十分に長く取れないため、光出力が十分得られず、管径を細くして放電路長を長くとることが重要となる。
特に100W相当の光出力を得るためには、さらに放電路長を長くすることが要求される。
このように、発光管を細くすると、ガラス管内壁に塗布された蛍光体膜の単位面積あたりの負荷が増し、ライフ中の光束低下が問題となり、約3000時間程度で光束が初期値の60〜70%程度となって点灯しても暗い状態となる問題が発生する。
このことから、この種電球形蛍光ランプのおける小型化を達成するためには、如何に光束を低下させずに、細く長い放電路を確保し、小型高出力化を実現するかが重要な課題となっている。
また、小型高出力化を実現するためには、点灯回路における温度低減がさらなる課題となっている。
すなわち、電球形蛍光ランプの小型化が進むと、グローブや回路収納ケースの表面積に対するランプ電力の比が大きくなり、必然的にランプ及び点灯回路の温度が高くなり、長期使用による回路部品などの信頼性に問題が生じるおそれがあり、信頼性を高くするために点灯回路の温度を如何に低減させるかが小型高出力化を実現するための重要な課題となっている。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とし、
第1の目的は、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能な蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ及びコンパクト形蛍光ランプを提供しようとするものである。
第2の目的は、点灯回路の温度を低減して、信頼性を高めることが可能な蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ及びコンパクト形蛍光ランプを提供しようとするものである。
請求項1に記載の蛍光ランプの発明は、略直管状部材とこれら直管状部材とその端部で互いに連結する連結部材とにより連続した放電路を構成した発光管を具備し、放電路を構成する発光管の管外径を6〜11mmとし、放電路長を500〜800mmとしたことを特徴とする。
本発明によれば、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となる。
ここで、「略直管状部材とこれら直管状部材をその端部で互いに連結して連続した放電路を構成した発光管」は、1本の直管の略中間部分を曲成し、直管部をなす一対の直管状部材と、この一対の直管状部材の一端部を連結部材とで略U字形に構成された発光管が好ましいが、この曲成された発光管には限定されない。
例えば、直管部をなす一対の直管状部材と、この一対の直管状部材の一端部を連結部材とで略H字形に連結して構成した発光管でもよい。
さらに、連結部材としては直管状部材の連結予定部分を加熱・溶融して突起状の穴を形成したり、または加熱・溶融により吹き破って突起状の穴を形成し、この突起穴の開口を連結し固化させて構成した発光管でもよい。
上記により構成された管状部材と連結部材がなす形状、さらに発光管を構成するための手段、方法等は、これら上記に例示したものには限定されない。
さらに、上記のように構成された発光管は、単独で使用されても、また上記の発光管が複数用意され、これら複数の発光管が連続して連通するように連結して使用されるようにしてもよい。
「管外径の6〜11mm」は、中心値を約8.1mmとし、その下限が6mm、上限が11mmとした範囲であることが好ましいが、中心値については特に限定されず、始動電圧が上昇しランプ効率が低下したり、製造上困難にならないように、また十分な放電路長が得られるように6〜11mmの範囲で適宜選定し決定すればよい。
「放電路長の500〜800mm」は、一方の電極から管内部の略中心軸を介した他方の電極までを放電路とし、その長さの中心値を650mmとし、その下限が500mm、上限が800mmとした範囲であることが好ましいが、中心値については特に限定されず、所定の光出力が得られるように、また放電路を構成する発光管の設計上の容易性等を考慮して製造上困難にならないように500〜800mmの範囲で適宜選定し決定すればよい。また、放電路が800mmを超えるとランプ始動電圧が高くなりすぎるおそれもある。
さらに放電路についても、一方の電極から管内部の略中心軸を介した他方の電極までの部分を厳密に意味しているのではなく、管内部に蛍光体を付した部分が放電路であるとしてもよく、要は放電がなされている部分であればよい。
請求項2に記載の蛍光ランプの発明は、請求項1に記載の蛍光ランプにおいて、前記発光管3本を横断視で略凸状をなすように連結した連結管を2本有し、この2本の連結管を凸の底面が対向するように配置して、連続した放電路を構成するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1に記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、発光管の製造が簡易になり、歩留まりを向上することが可能となる。
ここで、「前記発光管3本を横断視で略凸状をなすように連結した連結管」は、1本の発光管が凸の頂点に位置し、2本の発光管が凸の底面に位置するようにして、全体として凸状をなしているこが好ましいが、完全な凸の形状になっている必要はなく、略凸状をなしていればよい。
また、凸形状両側の凹みの角に位置する発光管の発光面である外周面ができるだけ露出するようになっていることが、光を効率よく放射するためには好ましいが、必ずしも必要な条件ではない。
また、2本の略凸状をなす連結管は、同じ形状、大きさにすることが好ましいが、多少異なった凸形状、大きさであってもよい。
請求項3に記載の蛍光ランプの発明は、断面が略円形をなす略直管状部材とこれら直管状部材をその端部で互いに連結する連結部材とにより連続した放電路を構成した発光管を、複数略直管状部材が同一面に対して連立するようにして各発光管が接する最小仮想円形内に併設し、連立する発光管の略直管状部材での断面を最小仮想円形内に投影したとき、投影されなかった空間に略直管状部材の断面略円形の直径と同一の円が描けないように配置したことを特徴とする。
本発明によれば、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、発光管からの光を効率よく放射することが可能となる。
本発明は、例えば、6本の発光管を使用して白熱電球と同等の大きさの電球形蛍光ランプを構成する場合の最小外径、換言すれば各発光管が接する最小仮想円形内の限られたスペースに、各発光管を如何に小型にして、かつ発光する光が遮られることなく効率よく放射できるようにするための配置方法である。例えば、上述のように発光管3本を横断視で略凸状をなすように連結した連結管を2本有し、この2本の連結管を凸の底面が対向するようにして、かつ直管状部材が同一面に対して各発光管が接する最小仮想円形内に併設させ、連立する発光管の断面を最小仮想円形内に投影したとき、投影されなかった空間に直管状部材の断面略円形の直径と同一の円が描けないように配置し、各発光管の少なくとも略半周面が他の発光管に遮られることなく露出するようにして、しかも限られたスペース内に発光管を効率よく配置することができるようにすることを意味しているが、これらに例示した具体的な内容には限定されない。
請求項4に記載の蛍光ランプの発明は、請求項1乃至3に記載の蛍光ランプにおいて、点灯周波数が約60kHz以下であることを特徴とする。
本発明によれば、請求項1乃至3に記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、発光管の力率を改善することが可能となる。
請求項5に記載の電球形蛍光ランプ又はコンパクト形蛍光ランプの発明は、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯するための点灯電源を供給する口金とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1乃至4記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となる。
ここで、電球形蛍光ランプはグローブレス形式の電球形蛍光ランプを、またコンパクト形蛍光ランプは点灯回路が別体でランプに内蔵していない形式のランプを意味している。
請求項6に記載の電球形蛍光ランプの発明は、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯する点灯回路と、蛍光ランプを収容するグローブと、点灯回路に電源を供給する口金とを具備し、グローブの最大外径を70mm以下とし、口金を含んだランプ全体の高さ寸法を135mm以下となしたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、白熱電球と同等の大きさにすることが可能となる。
請求項7に記載の電球形蛍光ランプの発明は、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯する点灯回路と、蛍光ランプを収容するグローブと、点灯回路に電源を供給する口金とを具備し、グローブの内容積に対し、蛍光ランプの占有率が30%以上としたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、白熱電球と同等の大きさにすることが可能となる。
グローブの内容積に対して蛍光ランプの占有率が30%以上とは、蛍光ランプを構成する発光管の放電空間内容積と、この発光管を覆うグローブ内容積を比べたものである。なお、グローブ内容積に対して30%以下であると小型化しても高出力に適さない。
最適な範囲としては30〜50%、より好ましくは35〜40%である。
請求項8に記載の電球形蛍光ランプの発明は、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯する点灯回路と、蛍光ランプを収容するグローブと、点灯回路に電源を供給する口金とを具備し、ランプ全体の高さ寸法をL1、発光管先端と封止部底面との間の封止長寸法をL2としたとき、L1/2>L2で、発光管の封止部底面と点灯回路を構成する回路基板との距離をL3、発光管先端とグローブ先端との隙間をL4としたとき、L3>L4としたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、点灯回路の温度を低減して、信頼性を高めることが可能で、かつ白熱電球と同等の大きさにすることが可能となる。
電球形蛍光ランプの小型化、高出力化が進むにつれ、グローブやカバー体からなる外囲器内空間が狭くなる一方で、ランプ電力の比が大きくなるために必然的に高温となる。一方でこのような蛍光ランプにおいては、相対的に耐熱性の低い電解コンデンサを使用することが一般的であり、折り重なる過酷な状況である。
空気は対流を起こすとは言え熱抵抗が大きく断熱効果が大きい。従って発光管と回路基板の距離を取ると回路温度は低下するが、あまり広く取りすぎることはランプが大型化するので限界がある。
温度低減に適正な距離として、発光管の封止部底面と点灯回路を構成する回路基板との距離をL3、発光管先端とグローブ先端との隙間をL4としたときに、L3>L4となる関係を満たすことが重要であるが、L3<3×L4程度が好ましい。ランプ全体の高さ寸法をL1、発光管先端と封止部底面との間の封止長寸法をL2としたとき、L1/2>L2を満たすことが熱的には好ましいが、放電路長が短くなる恐れがある。従ってU字管を複数本、例えば6本連結したり、スパイラル管との組み合わせによって実現可能となる。
ここで、「発光管先端と封止部底面との間の封止長寸法」において、「発光管先端」は、発光管をグローブ内に収容した場合に、発光管封止部から最大高さを有する部分を意味するが、発光管がガラスで構成され多少の凹凸が生じている場合に、厳密に凹凸の先端が発光管の先端部分と解するのではない。
また、「封止部底面」もガラスで構成され多少の凹凸が生じている場合に、厳密に凹凸の先端が封止部底面の部分と解するのではなく、実質的に封止部の底面となっている部分が封止部底面であることを意味している。
さらに、「発光管先端とグローブ先端との隙間」は、上述した発光管先端と、略半球状に形成されたグローブ先端、すなわち電球形蛍光ランプの口金から最大高さを有する部分のグローブ内面との間の隙間を意味している。
請求項1の発明によれば、放電路を構成する発光管の管外径を6〜11mmとし、放電路長を500〜800mmとしたので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となる蛍光ランプを提供することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の蛍光ランプを用い、発光管3本を横断視で略凸状をなすように連結した連結管を2本有し、この2本の連結管を凸の底面が対向するように配置して連続した放電路を構成するようにしたので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、発光管の製造が簡易になり、歩留まりを向上することが可能となる蛍光ランプを提供することができる。
請求項3の発明によれば、断面が略円形をなす略直管状部材とこれら直管状部材をその端部で互いに連結する連結部材とにより連続した放電路を構成した発光管を、複数略直管状部材が同一面に対して連立するようにして各発光管が接する最小仮想円形内に併設し、連立する発光管の略直管状部材での断面を最小仮想円形内に投影したとき、投影されなかった空間に略直管状部材の断面略円形の直径と同一の円が描けないように配置したので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、発光管からの光を効率よく放射することが可能となる蛍光ランプを提供することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3に記載の蛍光ランプを用い、点灯周波数が約60kHz以下としたので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、発光管の力率を改善することが可能となる蛍光ランプを提供することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となるグローブレス形式の電球形蛍光ランプ又はコンパクト形蛍光ランプを提供することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、グローブの最大外径を70mm以下とし、口金を含んだランプ全体の高さ寸法が135mm以下である電球形蛍光ランプを構成したので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、白熱電球と同等の大きさにすることが可能となるグローブ付の電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項7の発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、グローブの内容積に対し、蛍光ランプの占有率が30%以上としたので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、白熱電球と同等の大きさにすることが可能となるグローブ付の電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項8の発明によれば、請求項1乃至4に記載の蛍光ランプを用い、ランプ全体の高さ寸法をL1、発光管先端と封止部底面との間の封止長寸法をL2としたとき、L1/2>L2で、発光管の封止部底面と点灯回路を構成する回路基板との距離をL3、発光管先端とグローブ先端との隙間をL4としたとき、L3>L4としたので、光束を低下させずに細く長い放電路を確保して、小型高出力化を実現することが可能となると共に、点灯回路の温度を低減して、信頼性を高めることが可能で、かつ白熱電球と同等の大きさにすることが可能となるグローブ付の電球形蛍光ランプを提供することができる。
以下、本発明の第一の実施形態を白熱電球100W相当品に係る蛍光ランプ及び電球形蛍光ランプの実施例に従い説明する。
図1は第一実施形態の蛍光ランプの一部を切り欠き、展開して示す説明図、図2は第一実施形態の蛍光ランプを示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)におけるb−b線に沿う横断面図、図3は第一実施形態の蛍光ランプの電極部分を拡大し一部を切除し一部を切り欠いて示す縦断面図、図4は第一実施形態の蛍光ランプの製造方法を示す説明図で、図中(d−1)、(e―1)、(i―1)、(j−1)(k−1)は展開して示す図である。図5は第一実施形態の蛍光ランプの変形例を示す横断面図、図6は第一実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図、図7は図6と同様の第一実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図で、要部の寸法を示す図である。図8は第一実施形態の電球形蛍光ランプの点灯回路を示す回路図、図9は第一実施形態の電球形蛍光ランプにおける点灯周波数とランプ力率の関係を示すグラフ、図10は第一実施形態の蛍光ランプの変形例の一部を示す正面図、図11は第一実施形態蛍光ランプの変形例を示す横断面図、図12は第一実施形態蛍光ランプの変形例における電極部分を拡大し一部を切除し一部を切り欠いて示す縦断面図、図13は第一実施形態蛍光ランプの製造方法の変形例を示す説明図で、図中(a−1)、(b―1)は展開して示す説明図である。
まず、本実施形態の蛍光ランプの構成につき説明する。
10は蛍光ランプで、図1の展開図に示すように発光管11を有し、この発光管11は略U字形の6本の発光管12、13、14、15、16、17を連結して、いわゆる6Uの発光管として構成されている。
各6本の発光管12〜17は、略同一の形状及び寸法をなしており、断面が略円形の管状をなしたガラス管の中間部分で曲成させてなる屈曲部11cと、直管状部材である直管部11a、11bで略U字形に形成されている。
さらに、各6本の発光管12〜17は、透明な無鉛ガラスで構成され、管外径寸法aが6〜11mm、本実施形態では約8.15mmに構成され、ガラス管の内面には、例えば3波長の蛍光体膜11fが形成されている。
上記のように構成された略U字形の各発光管12〜17は、各屈曲部11cを上方にして一対の直管部により形成された架空面が平行となるように配置され、互いに隣接する発光管の直管部11a、11bの下部を加熱・溶融して突起穴を形成し、この突起穴の開口同士をつなぎ合わせた連結部11dで、6本の略U字形の各発光管12〜17が、略蛇行状に連通し連続した形をなして構成されている。
さらに、直管部11a、11b下方の開口している各端部は、加熱溶融した後にピンチシールにより封止部11eが形成されている。
ここで、略U字形の発光管11の先端、すなわち頂点から封止部11eの底面までの封止長の寸法L2は、約61mmに形成され、また突起穴をつなぎ合わせて形成した連結部11dの管径の中心部から封止部11e底面までの高さ寸法h1は、約12mmにしてある。
図1中両側に位置する発光管12と17には、電極18a、18bがピンチシールによって封入され、この各電極は、一対のジュメット線に懸架されたフィラメントコイル19a,19bを有している。
ジュメット線は鉛ガラスからなるビードガラスで支持されて下端がピンチシールによって封止部11eに封止され、さらに外部に導出されて後述する点灯回路の出力端であるリードワイヤーに接続される。
また、図3に示すように、発光管12、17内面の蛍光体膜11fは、フィラメントコイル19a、19bのコイル部分から約5mmより下側の発光に寄与しない部分を剥離してある。
これは、電極フィラメントから発光管端部までの領域は放電路から離間しているのでほとんど発光に寄与しない。したがって密に発光管を配置した場合、隣接する発光管端部の可視光を効率よく放射することができる。
さらに、発光管が細くなり電極を発光管に挿入するときに電極レグ部が管内壁に当たって蛍光体膜の剥がれが生じやすくなるが、この部分の蛍光体膜を予め剥離することで、この問題の発生を防止するようにしている。
この、コイル部分から約5mmより下側の部分を剥離する構成は、発光管11両端の電極部18a、18bとも同じ構成とするが、工程の簡略化等を考慮して片方のみを剥離する構成にしてもよい。
さらに図1中、略中間部に位置する発光管15には、図1中右方に位置する一方の直管部11bの下部に、細管20が管内部と連通して封止部11eにピンチシールによって封止されている。
この細管20は、発光管を構成するガラスと同様の透明な無鉛ガラスで構成され、発光管内部を排気し、封入ガスを封入した後に下端を加熱溶融して封止し、後述するカバー部材34の内面形状に沿う形に曲成される。この封止の際に細管20内には主アマルガム21が封入される。
この主アマルガム21は、ビスマス、スズ及び水銀で構成される合金で、略球状に形成されて細管20内に封入されている。
さらに、両側に位置する発光管12、17の電極18a,18bには、それぞれに補助アマルガム22a、22bが取り付けられ、さらに発光管12、17の間に位置する発光管13、14、15、16の下部に、それぞれ4個の補助アマルガム22c、22d、22e、22fが封入されている。
この4個の補助アマルガム22c、22d、22e、22fが封入されている位置は、発光管13は図1中左方の直管部11aの下部、発光管14は右方の直管部11bの下部、発光管15は細管20が設けられていない左方の直管部11aの下部、発光管16は右方の直管部11bの下部に、各補助アマルガム22c、22d、22e、22fが、それぞれサポートワイヤー23を介して封止部11eにピンチシールによって封止され封入されている。
この各補助アマルガムが発光管内に封入される封止部11e底面からの高さ寸法h2は、約12mmにしてある。
上記6個の補助アマルガム22a〜22fは、表面を主として金メッキされた材料で構成されている。
なお、発光管13に設けられた補助アマルガム22cは、図1で右方(図2(b)で左方)の直管部11bの下部に、また発光管16に設けられた補助アマルガム22fは、図1で左方(図2(b)で左方)の直管部11aの下部に設けるようにしてもよい。
この種の発光管は温度が上昇し水銀蒸気圧が高くなると効率が低下する問題が生じるが、これらの主アマルガム及び補助アマルガムによって水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用する。
主アマルガム21は、発光管全体の略中間部に位置する発光管15の細管20に封入して、蛇行状をなす長い放電路の略中央部分に位置させてあり、発光管点灯直後の水銀蒸気圧を均等に広げるようにして、光束の立ち上がりがよくなるようにしている。
また、主アマルガム21を封入した細管20は、管外径が約4mmで封止部11e底面からの長さh3を約30〜45mmに構成し、最冷部温度を低下させて水銀蒸気圧の高いアマルガムが使用できるようにしている。
グローブ付の電球形蛍光ランプであれば、グローブ内面と、グローブ内面に一番近い発光管11の先端とを、例えば熱伝導率0.15W/m・K以上のシリコーンまたは接着剤等により接続して、水銀蒸気圧を制御する方法も考えられる。
さらに、各補助アマルガム22a〜22fは、図2(b)に示すように、発光管上方からの横断視で全体をみた場合に、外側に位置する発光管の直管部に設け、比較的に全光束立ち上がりへの影響が低い内側の発光管よりも、外側の発光管を早く明るくすることが可能となる。
上記のように構成された発光管11を有する蛍光ランプ10は、加熱・溶融することによって形成される連結部11dで、6本の略U字形の各発光管12〜17が蛇行状に連通し連続した形で構成され、発光管11を構成するガラス管の内部に細く長い放電路が構成される。
この放電路の放電路長は、500〜800mmに、本実施形態では約650mmに形成されている。この放電路長は、一方の電極18aのフィラメントコイル19aから発光管11を構成する各ガラス管の各直管部11a、11b、各屈曲部11c及び各連結部11dの軸線を介した他方の電極18bのフィラメント19bまでの距離寸法である。
なお、発光管11は上記のように略U字形に曲成され連続して構成された状態でも、各直管部11a、11b及び各屈曲部11cを構成する管外径寸法aは約8.15mmに構成され、さらに略U字形の頂点から封止部11e底面までの封止長の寸法L2は、約61mmになっている。
さらに、略U字形に曲成する際の、直管部11a、11bの間隔S1及び各発光管を連結する連結部11dの間隔S2、さらに図2(b)において、中心点を通過する垂直方向及び水平方向に形成される間隔S3は、ともに略等しい寸法S1≒S2≒S3で、2〜3mm、本実施形態では約2.5mmに形成されている。
なお、この間隔S1、S2、S3の寸法は、2mm未満とすると発光管の温度が上昇したときにガラス管が熱で膨張し、特に隣接する直管部11a、11bの管同士が接触して割れる可能性があり、また管同士の間隔を狭くすると内側に配置される発光管の光が外側に配置された発光管に吸収され効率が悪くなる。また3mmを超えると後述するように、複数の発光管を組み合わせて構成した場合の全体の外径が大きくなりすぎて小型化ができない問題が生じるため、中心値を約2.5mmとし、その下限が2mm、上限が3mmとした範囲であることが好ましい。
ここで、各発光管を連結する間隔S1、S2、S3の全長、全体が厳密に約2〜3mmで構成されていることは必要条件でなく、一部に2mm未満の部分または3mmを超える部分があってもよい。
上記のように構成された発光管11を有する蛍光ランプ10は、図2(b)に示すように、横断視で、発光管13が凸形状の頂部に、発光管12と14が凸の底面に位置するように、全体として3本の発光管12、13、14が略凸状をなすように連通して連結され、同様に他方の発光管16が凸形状の頂部に、発光管17と15が凸の底面に位置するように、全体として3本の発光管15、16、17が略凸状をなすように連通して連結され、略同形状の3Uの連結管A、Bの2本が構成される。
この2本の3U連結管A、Bを、凸の底面が互いに対向するように配置して発光管14と発光管15とを連結部11dにより連結し、かつ各発光管が所定の間隔(S1≒S2≒S3)を有し、同一面に対して略垂直方向に連立するようにして、各発光管が接する最小仮想円形X内に左右、上下が対称となるように併設して配置する。
この状態で、連立する発光管の直管部での断面を最小仮想円形X内に投影したとき、投影されなかった4個所の各空間Y(一個所のみ図2(b)斜線ハッチングで示す)に、直管部の断面略円形の外径、本実施形態では約8.15mmの外径の円と、同一の円が描けないように配置してあり、限られたスペース内に発光管が効率よく配置されるようにしている。
この略円形をなす最小仮想円形Xは、6本の発光管12〜17を使用して白熱電球と同等の大きさのグローブ付の電球形蛍光ランプを構成する場合における、グローブ内の最小内径寸法と略等しい寸法か、若しくはグローブ内面と発光管との接触を避けるために形成する隙間を考慮すると若干小さい寸法でもある。
また、最小仮想円形Xの面積に対して、各発光管における直管部の断面円形面積の合計が約40%以上になるようにすることが好ましく、より好ましくは45〜60%である。なお本実施形態の場合は、約50%にしている。
この際、凸形状の両側の凹みの角に位置する発光管12の直管部11b、発光管14の直管部11a、発光管15の直管部11b、発光管17の直管部11aの発光面である外周面が外面に露出し、これら発光管の直管部が発光する光が他の発光管に遮られないように、外側に位置する発光管に隙間S4を形成して、その隙間S4から光が直接外部に放射されるようになっている。
なお、隙間S4は発光管12と13の間、発光管13と14、発光管15と16、発光管16と17の間にそれぞれ設けられており、その寸法S4は約3〜9mmにするとよい。本実施形態では約5mmとしてある。
また、図2のように各発光管11を配置した状態で、発光管の管外径寸法aを6〜9mm、各発光管を連結する連結部11dの間隔S2を2〜3mm、さらに外側に位置する発光管の隙間S4を3〜9mmに構成したときに、内側に位置する発光管の光を最も効率よく外側に放射することができる。
さらに、上記のように構成され組み立てられた発光管11がなす最大外径D1(上記の各発光管が接する最小仮想円形Xの直径に等しい)は、約38〜46mmに抑える。本実施形態では約40mmにしてある。
上記のように構成された発光管11内には、希ガスが封入されている。この希ガスはアルゴンArとクリプトンKrの混合ガスで、Krの混合比が約3〜100%、望ましくは約20〜100%、本実施形態では、約25%にした混合ガスが封入されている。
なお、Krの混合比を3%以上とすることでランプ電圧が150V以下となり、100Vの商用電源で点灯回路を安定的に動作させて蛍光ランプ10の点灯維持が容易になり、またKrを100%にしてもランプの発光効率の低下は3%程度であり、この程度であればArのみの場合と比べて大きな低下ではなく、点灯回路の設計の自由度が向上し、小型化が容易になる。
したがってランプ電圧を低下させると共にランプの効率の低下を抑制することを考慮して、Krの混合比は約3〜100%、好ましくは約20〜100%の範囲が好ましい。
以上のように構成された蛍光ランプ10は、管外径寸法aが6〜11mm、本実施形態では約8.15mmに構成され、放電路長が500〜800mm、本実施形態では約650mmの略蛇行状に屈曲した発光管を有し、周囲温度25℃に放置された状態で管内の水銀蒸気圧が約0.1Pa以上で、主及び補助アマルガムを有する小型高出力化された蛍光ランプとして構成される。
次に、上述の発光管を有する蛍光ランプの製造方法につき、図4に従い説明する。
まず、ガラス管内面に予め蛍光体膜11fを形成した略U字形の発光管6本を用意する。
図4(a)に示すように、1本の発光管の一方(図中左方)の直管部11aに、補助アマルガム22aを付した電極18aをピンチシールし、他方の直管部11bの端部を封止した発光管12を構成する。
同様に図4(b)に示すように、左方の直管部11aにサポートワイヤー23に支持された補助アマルガム22cを封止し、右方の直管部11bの端部を封止した発光管13を構成する。
さらに図4(c)に示すように、右方の直管部11bにサポートワイヤー23に支持された補助アマルガム22dを封止し、左方の直管部11aの端部を封止した発光管14を構成する。
次に、図4(d−1、d−2)に示すように、発光管12の右方の直管部11bの下部のつなぎ予定部と、発光管13の左方の直管部11aのつなぎ予定部をガスバーナーで加熱して、ガラスバルブの内圧によって突起穴をそれぞれ形成し、この両者の突起穴を図(d−2)に示すように上下(図面上で)に対向させて瞬時につなぎ合わせて連結部11dを形成する。
これにより2個の略U字形バルブが連通した、2Uの連結管を構成する。
次に、この2Uの連結管の発光管13の右方の直管部11bの下部のつなぎ予定部と、発光管14の左方の直管部11aのつなぎ予定部を同様にガスバーナーで加熱して突起穴をそれぞれ形成し、この両者の突起穴を図e−2に示すように上下(図面上で)に対向させて瞬時につなぎ合わせて連結部11dを形成する。
これにより3個の略U字形バルブが凸状に連通した、3Uの連結管Aを構成する。
さらに、図4(f)に示すように左方の直管部11aにサポートワイヤー23に支持された補助アマルガム22eを封止し、右方の直管部11bに細管20を封止した発光管15を構成する。
同様に、図4(g)に示すように右方の直管部11bにサポートワイヤー23に支持された補助アマルガム22fを封止し、左方の直管部11aの端部を封止した発光管16を構成する。
さらに、図4(h)に示すように右方の直管部11bに、補助アマルガム22bを付した電極18bをピンチシールし、左方の直管部11aの端部を封止した発光管17を構成する。
次に、図4(i−1、i−2)に示すように、発光管15の右方の直管部11bの下部のつなぎ予定部と、発光管16の左方の直管部11aのつなぎ予定部をガスバーナーで加熱して、突起穴をそれぞれ形成し、この両者の突起穴を図(i−2)に示すように上下(図面上で)に対向させて瞬時につなぎ合わせて連結部11dを形成する。
これにより2個の略U字形バルブが連通した、2Uのもう一本の連結管を構成する。
次に、この2Uの連結バルブの発光管16の右方の直管部11bの下部のつなぎ予定部と、発光管17の左方の直管部11aのつなぎ予定部を同様にガスバーナーで加熱して、突起穴をそれぞれ形成し、この両者の突起穴を図j−2に示すように上下(図面上で)に対向させて瞬時につなぎ合わせて連結部11dを形成する。
これにより3個のU字形バルブが凸状に連通した、3Uのもう1本の連結管Bを構成する。
次に、図4(k−1、k−2)に示すように、上記のように構成された、2本の3Uからなる連結管AとBを凸の底面、すなわち発光管12と17が、発光管14と15がそれぞれ対向するように、発光管12と17に封止された電極18a、18bが同一方向に併設するようにして、発光管14の直管部11bと発光管15の直管部11aのつなぎ予定部をガスバーナーで加熱して、突起穴をそれぞれ形成し、この両者の突起穴を図(k−2)に示すように上下(図面上で)に対向させて瞬時につなぎ合わせて連結部11dを形成して6Uの発光管が構成される。
その後、細管20に主アマルガム21を封入し、所定の排気、エージングを経て発光管11が構成される。
ここで、各発光管の直管部のつなぎ予定部をガスバーナーで加熱して突起穴を形成し連結部を形成する際に、突起穴周辺の蛍光体膜が剥離する恐れがあり、万が一剥離し剥がれた蛍光体膜がアマルガムに付着すると、アマルガムの固着がうまくいかない問題が生じるが、この対策として図5に示すように、エアーブロー用の細管20′を発光管17の図で左方の直管部11aに設け、この細管20′からエアーブローし、発光管15の細管20から排気をして剥離した蛍光体膜を排出すようにしてもよい。
この細管20′は、排気後にピンチシールを行って封止し、不要な部分を切断するが、切断せずに残して補助アマルガムを封入するようにしてもよい。
次に、上記のように構成された蛍光ランプを使用した電球形蛍光ランプの構成を説明する。
図6において、30は電球形蛍光ランプで、上述した蛍光ランプ10と、口金31、蛍光ランプ10の点灯回路を構成する回路部品を配線し支持する回路基板32、蛍光ランプ10を支持する支持部材である仕切板33と、仕切板を支持し回路部品を覆うカバー部材34、蛍光ランプ10を覆うグローブ35から構成されている。
図7に示すように、グローブ35の頂点から口金31底面までのランプ全体の高さ寸法L1及びグローブ35の最大外径寸法D2は、白熱電球などの一般照明電球の規格寸法及び外観形状と同一に構成され、ランプ全体の高さ寸法L1は135mm以下、本実施形態では約123mm、グローブ35の最大外径寸法D2は70mm以下で、本実施形態では約60mmに構成されている。
なお、以下、蛍光ランプ10を上側、口金31側を下側として説明する。
蛍光ランプ10は、上述で説明した構成を有しており、その下方部分を支持部材である仕切板33に取り付けることにより支持されている。
すなわち、仕切板33は浅い円形の略器状の形状をなしたものでアルミニューム等の熱伝導性のよい金属で構成され、外周面に形成されたリング状の放熱部33a、上面に一体に形成され発光管11の12個の封止部11eに対応した支持部である12個の凹部33b、下面に一体に形成された開口部33cで構成されている。円形をなす仕切板33の外径D3は、約50mm、放熱部33aの高さ寸法h4は、約9mmに構成されている。この高さh4は高く面積が広いほど放熱効果がよいが外観上の問題からはあまり大きく取れないので、外観との兼ね合いを考慮して適宜選定する。
12個の凹部33bに、蛍光ランプ11の下端の各12個の封止部11eを嵌合し、それぞれを凹部と封止部の外面周辺に耐熱性の接着剤等を塗布して固定してある。
この仕切板33は、蛍光ランプ10の両端の電極18a、18bを有する発光管12、17を支持する凹部33bに、フィラメントコイル19a,19bの一対のジュメット線が凹部33b底面から外部に導出され、後述する点灯回路の回路部品とリードワイヤーにより接続される。(図では発光管17の部分のみ図示してある。)
さらに細管20を有する発光管15を支持する凹部33bには、細管20が貫通する小孔33dが形成され、発光管15の封止部11eに封止された細管20が、凹部33bの小孔33d及び後述する点灯回路の回路基板32を貫通し、カバー部材34の内面形状に沿い、かつ主アマルガム21を封入した細管20の下端が口金31内に挿入されるように配置する。
細管20における封止部11eの下端底面からの長さh3は、約30〜45mm、本実施形態で約41mmに構成されている。
なお、発光管の封止部を含めた下方部分が、仕切板に形成された穴を貫通し、仕切板の裏面に位置するようにした従来構成のもの(特許文献1)では、発光管封止部からの光が仕切板の穴を通して裏面に漏れて吸収され、外部に放射されない問題があった。
しかし、本実施形態では仕切板33には貫通した穴を設けずに凹部33bで構成した支持部となし、この凹部33bに発光管の封止部11eを支持させて、発光管はその一部でも仕切板33の裏面、換言すれば回路部品側には位置させないようにし、発光管は全て仕切板33の上面側に位置させる構成としたので、発光管封止部11eからの光もロスなく有効に外部に放射することができる。実験によれば、従来に比し約7%の光ロスを改善することが確認できた。
同時に、仕切板33はアルミニューム等の熱伝導性のよい金属で構成し、外周面にリング状の高さh4約9mmの放熱部33aを形成したので、グローブ35内の高温の空気と発光管11からの熱の伝導及び放熱によって加熱された仕切板33の熱は、放熱部33aに伝達され外気によって冷却される。その結果仕切板33全体の温度が低下し、回路基板32及び回路部品の温度の低減に寄与することができる。さらに、アルミニューム等の金属は熱の放射率が低いので仕切板33から回路部品側への熱放射も低く抑えられる。
口金31は、導電性の金属材料で構成され、商用電源に配線され接続されたソケットに、ねじ込み等の手段で電気的に接続されて取り付けられもので、例えばE26型の口金で構成され、内面に空間部31aを有し、外面には雄ねじ部31bが設けられている。
図中20aは、主アマルガム21を封入した細管20と口金31の内面に介在させ、細管をカバー内に固着するものであると共に、放熱用のシリコーンを用いることで、細管20の熱を口金31を介して外部に放熱して主アマルガム21を冷却するようにし、発光管の寸法を小型化して発光管内部の温度が上昇し、最冷部温度が上昇したにもかかわらず、放熱用シリコーンで最冷部温度を低下させて水銀蒸気圧の高いアマルガムを使用することを可能となし、さらに光束の立ち上がりを改善している。
回路部品36は、蛍光ランプ10を高周波点灯させるための後述する電気回路を構成するための電解コンデンサ、カレントトランス、フィルムコンデンサ、REC(整流素子、ダイオードブリッジ)、抵抗、トランジスタ、SCRなどのスイッチング素子等の電子部品で構成されている。
これらの回路部品36は、直径が約40.0mmの円盤形状をなしたプリント基板から構成された回路基板32の上下両面に実装され、比較的小さな部品が回路基板32の上面に、また比較的大きな部品は下面に位置するようにして配置され、下面に配置された回路部品はカバー部材34さらには一部の部品が口金31の空間部31a内に収納されるようにする。
上記のように回路部品36を実装した回路基板32は、仕切板33下面の開口部33cに嵌合され、耐熱性の接着剤等の固定手段で固定されている。
これらの回路部品36で構成された高周波点灯回路の入力端が口金31の端子部に、出力端が蛍光ランプ10の電極端子18a、18bに、それぞれリードワイヤーにより電気的に接続されている。
37はグラスウールや真空ビーズ等で構成された断熱材で、仕切板33の開口部33cの天井面と回路基板32の上面とで形成される空間内に収納され、この断熱材37により発光管11からの熱を遮断し、回路基板32及び回路部品36に伝達されないようにしている。
さらに、発光管11の封止部11eの下端と点灯回路を構成する回路基板32の上面との距離寸法L3、本実施形態では約14mm、さらに発光管11の先端とグローブ35頂点の内面との隙間寸法L4、本実施形態では約9.4mmとしたとき、L3>L4とし、回路基板32を発光管11から極力離間させて、発光管11からの熱による回路基板32の温度上昇を防止するようにして、回路基板32及び回路部品36の温度の低減を図っている。
ここで、回路基板32の温度低減に適正な距離は、L3>L4を満たすことが重要であるが、L3<3×L4程度が好ましい。
さらに、ランプ全体の高さ寸法L1とし、封止長の寸法L2としたとき、L1/2>L2を満たすことが熱的に好ましいが、放電路長が短くなる恐れがあり、上述のように略U字形の発光管6本を連結した構成で必要な放電路長を確保している。
カバー部材34は、上下に開口部を有する略円錐形の円筒状をなしたもので、ポリブチレンテレフタノール(PBT)などの耐熱性合成樹脂で構成され、円筒の上方開口部に上記仕切板33周囲の放熱部33aに形成された支持鍔部33eの下面を載置して、耐熱性の接着剤等により支持固定されている。
さらに、カバー部材34の円筒下方の開口縁部には、口金31の開口部が嵌め込まれ、かしめ、もしくは耐熱性の接着材等で固定されている。
グローブ35は、透明あるいは光拡散性を有する乳白色などの半透明で、ガラスあるいは合成樹脂により、一般白熱電球のガラス球と略同一形状の滑らかな曲面状に形成され、下方の開口部の縁部が仕切板33の支持鍔部33fの上面に嵌め込まれ耐熱性の接着剤等により支持固定されている。
上記のように構成された電球形蛍光ランプは、グローブ35の内容積に対し、蛍光ランプ10の占有率が30%以上とすることが好ましく、本実施形態では、グローブの内容積が約120cc、蛍光ランプの容積が約40ccで、蛍光ランプの占有率約33%に設定してある。
次に、上記のように構成された電球形蛍光ランプの点灯回路の構成と作動につき図8に従い説明する。
本回路は、倍電圧回路方式の点灯回路で、40は交流電源である商用電源、41は商用電源を全波整流するダイオードブリッジ、R1は限流手段である抵抗、Q1はSCRで構成されたスイッチ手段、42は倍電圧整流手段を構成する倍電圧整流回路、43は昇圧チョッパ回路、44はハーフブリッジ型インバータ等よりなる放電灯点灯装置で、その出力端に上述した蛍光ランプ10の電極18a、18bが接続されている。
昇圧チョッパ回路43は、インダクタL1、FETで構成されたスイッチ素子S1、ダイオードD1及び平滑コンデンサC1で構成され、インダクタL1とダイオードブリッジ41の出力端との間に、スイッチ手段Q1がインダクタL1と直列に接続され、スイッチ手段Q1に並列に抵抗R1が接続されている。
インダクタL1は、インダクタを1次巻線L11として巻装された2次巻線L12を有し、この2次巻線L12に倍電圧整流回路42が接続されている。
倍電圧整流回路42は、2次巻線L12に直列に接続されたコンデンサC2とコンデンサC2と2次巻線L12との直列回路に並列にダイオードD2を接続し、ダイオードD2の一端が1次巻線L11と2次巻線L12の共通端に接続されている。
さらに、ダイオードD2に直列にダイオードD2と逆極性のダイオードD3を接続し、ダイオードD2とダイオードD3の直列回路に並列にコンデンサC3が接続され、コンデンサC3に並列に抵抗R2と抵抗R3の直列回路が接続され、さらに抵抗R2とR3の中間点がスイッチ手段Q1のSCRのゲート端子に接続されて倍電圧整流回路42が構成されている。
本実施形態の点灯回路によれば、倍電圧整流回路42の倍電圧作用により、リップルのない常に一定の電圧が供給される。
また、本実施形態の点灯回路は上述のように倍電圧回路方式の構成としたので、脈流によるリップルの低下も小さくすることができ、発光管の点灯維持も十分に行える。
この結果、高調波改善のための部品の追加も不要となり回路が大きくならず、電球形蛍光ランプの小型化に寄与する回路構成となっている。
また、本実施形態の発光管は、上述したように封入希ガスとして、アルゴンArとクリプトンKrの混合ガスで、Krの混合比が約25%にした混合ガスを封入したので、発光管の電圧を低下させることができ、倍電圧回路方式の点灯回路と相まって点灯回路の設計の自由度が上がり、結果として小型の電球形蛍光ランプを提供することが可能となる。
さらに、従来のこの種の点灯回路では、電流出力は常に一定ではなく変動があり、ランプ電流が半分程度に低下することがある。電流が低下すると波形に歪が生じてランプの力率が低下し、ちらつき、立ち消えの要因となる問題がある。
また、力率が悪くなると、所望の電力を得るためにランプ電流を多く流す必要が生じて点灯回路の発熱量も多くなり、点灯回路の小型化の阻害要因ともなる問題がある。
そこで、本実施形態における点灯回路の点灯周波数は、約60kHz以下に設定し力率を改善するようにしている。
ここで、上述した蛍光ランプ10の発光管11、すなわち、管外径が約8.15mm、放電路長が約650mmの発光管につき、上記の点灯回路により点灯させ、ランプ電流を約50kHz一定とし、点灯周波数を40〜80kHzとしたときのランプ力率を検証した。
その結果、図9のグラフに示すように点灯周波数を80kHzとした場合は、力率が約90%であったのに対し、60kHz以下に設定した場合は、力率が約95%以上となり、ランプ電流が低いときでも、発光管ちらつき、立ち消えはなくなり、点灯周波数は約60kHz以下で設定することが好ましいことが実証された。
上記のように構成された電球形蛍光ランプは、グローブの最大外径が70mm以下、本実施形態では約60mm、ランプ全体の高さ寸法が135mm以下、本実施形態では約123mmで、回路損失を含めたランプ電力が25W以下で、かつ全光束が1400ルーメン(lm)以上のE26の口金を有する小型で高出力化された電球形蛍光ランプとして構成され、100W相当の白熱電球と置き換えが可能で、各種の照明器具のソケットにねじ込まれ、点灯回路に電源が投入されて蛍光ランプが点灯し照明をするようになっている。
ここで、小型高出力化とは、全消費電力/(グローブ表面積+ケース表面積)の値が、0.1W/平方センチメートル以上であることが特に顕著であるが、0.6W/平方センチメートル以上であれば本実施形態における小型高出力化の有効な範囲である。ケース表面積は、仕切板33とカバー部材34の外面に露出している部分の面積の合計である。
次に、本実施形態における変形例を説明する。
本実施形態では、1本のガラス管を中間部分で曲成させて略U字形の発光管を構成したが、図10に示すように、垂直方向の2本の直管11e、11fを、その上部で水平方向の1本の直管11gで連結し、略H字形の発光管11′を構成し この略H字形の発光管11′を6本用意し、本実施形態と同様に6Uの発光管を構成するようにしてもよい。
本実施形態において電極の配置は、図11に示すように、発光管17に設けられた電極18bを、図で左方の直管部11aに、また他方の電極18aは発光管16の右方の直管部11bに設けて、一方の電極18bが内側に位置するように配置してもよい。
この配置により、発光管17において電極18bを有さない発光部分が多い直管部11bが外側に位置することなり、発光効率がさらに改善される。
この場合の各発光管の連結は、図11に示すように発光管12の直管部11aと発光管17の直管部11bを連結部11dで連結し、発光管17と発光管16は連結しない方式とし、発光管16に設けられた電極18aから発光管15―14―13―12―発光管17の電極18bに至る放電路を構成するようにする。
さらに、主アマルガム21を有する細管20は発光管14の図で右方に位置する直管部11aに、補助アマルガム22a、22bは各電極18a、18bに、22cは発光管12の右方の直管部11aに、22dは発光管13の左方の直管部11bに、22eは発光管14の左方の直管部11b、22fは発光管15の左方の直管部11aにそれぞれ設け、主アマルガム21が放電路の略中間部に、各補助アマルガムが発光管全体の外側に極力位置するようにして配置する。
さらに、本実施形態における電極18a、18bの支持構成は、ジュメット線を鉛ガラスからなるビードガラスで支持し、下端をピンチシールによって封止部11eに封止する構成としたが、図12に示されるように構成してもよい。
すなわち、図12に示すように、ビードガラス18cとして発光管11のガラスと同様に無鉛ガラスを用いて、一対のジュメット線18d、18eを支持し、内面に蛍光体膜11fを有する発光管11の端部にビードガラス18cごと封着するようにしてもよい。
この電極支持構成は、両方の電極18a、18bとも共通の構成にするが、片方のみを本構成にするようにしてもよい。
この方法によれば、ガラス材料の共通化が図れると共に、封止部のクラックの発生が防止でき、さらにガラスビードが管内にない分、電極の位置が高くならず、発光管のさらなる小型化に寄与することができる。
本実施形態における蛍光ランプの製造方法において、略U字形の発光管3本で凸状の3Uの連結管A、Bの2組を構成し、各連結管A、Bの凸の底面を対向させてつなぎ、6Uの発光管を構成したが、図13に示すように構成してもよい。
すなわち、2本の略U字形の発光管12、14と、2本の垂直方向の直管形の発光管13a、13b、1本の水平方向の発光管13cを用意し、発光管12の図で右方の直管部11bの下部に直管形の発光管13aの下部を接続し、発光管14の左方の直管部11aの下部に直管形の発光管13bの下部を接続し、さらに直管形の発光管13a、13bの上部を水平方向の発光管13cで接続するようにして、凸状の3Uの連結管Cを構成し、同様に発光管15、16、17を連結して凸状の連結管Dを構成し、各連結管C、Dの凸の底面を対向させてつなぎ、6Uの発光管を構成するようにしてもよい。
この種の細い発光管を多数連結して長い放電路を形成する際に、各発光管のつなぎ予定部をガスバーナーで加熱して連結部を形成する際に、各発光管の連結部の隙間が狭くなりガスバーナーの炎が届き難い部分が生じ、連結部における歪取りがしにくくなるおそれがあるが、この製法、構成によれば、水平方向の発光管13c、16cを後から連結する方法であるので、全ての連結部にガスバーナーの炎が行き渡り確実に歪取りを行うことができ、歩留まりをさらに向上させることができる。
さらに、本実施形態の電球形蛍光ランプにおいて、発光管を支持する仕切板33の凹部33bをなす支持部には、細管20が貫通する小孔33dが形成され、細管20と小孔33dとの管の隙間から発光管11の光が漏れてロスが発生するので、この隙間を例えば白色シリコーンなどで塞いで光のロスをさらに低減するようにしてもよい。
また、発光管の支持部材である仕切板33は、アルミニューム等の金属でなく、例えば耐熱性の合成樹脂であるPEI(ポリエーテルイミド)で構成してもよく、実質的に外気によって仕切板が冷却されるように熱的に連結されている構成となっていればよい。
さらに、グローブ35をガラス製で略円錐形状に構成して発光管を収納し、発光管の側面に対応するグローブの内壁に反射膜を形成し、発光管からの光の放射部となる円錐底面を透明にして、いわゆるレフ形の電球形蛍光ランプとなるように構成してもよい。
口金はE26型に限らず、E17型等のエジソン口金でもよい。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
図14は第二実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図、図15は図14と同様の第二実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図で、要部の寸法を示す図である。図14、図15には第一の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態は、第一の実施形態の電球形蛍光ランプにおいて、放熱部33aを有する仕切板33に代えて、放熱部を省き、放熱部を有さない仕切板33として構成し、仕切板を全てカバー部材34内に収納したものである。
すなわち、図14において、本実施形態の仕切板33は、その外周面にリング状の支持鍔33gを一体に形成し、カバー部材34の上方開口部の内面にグローブ35の下方の開口部の縁部を嵌合して、上記支持鍔33gとで形成される空間に耐熱性の接着剤33h塗布し、グローブ35の下方の開口部の縁部、カバー部材34の上方開口部の内面及び支持鍔33gの三者を同時に固定するようになっている。
なお、本実施形態における要部の寸法は図15に示すように構成されている。
すなわち、蛍光ランプ10を構成する発光管11において、封止長L2は約65mm、連結部11dの管径の中心部から封止部11eの底面までの高さ寸法h1は約14mmに構成され、他の寸法は第一の実施形態と同様である。
さらに、電球形蛍光ランプ30において、ランプ全体の高さ寸法L1は約133mm、グローブの最大外径寸法D2は約65mm、発光管11の封止部11eの下端と回路基板32の上面との距離寸法L3は約13.4mm、さらに発光管11の先端とグローブ35頂点の内面との隙間寸法L4は約6mm、カバー部材34の上方の開口部上端がなす外径寸法D3′は、約49.5mmに構成され、さらに、グローブ35内容積が約120cc、蛍光ランプ10の容積が約40ccで、蛍光ランプ10占有率が約33%に設定してある。他の寸法は第一の実施形態と同様である。
その他の構成、作動、製造方法、作用効果、各種の変形例等は、第一の実施形態と同様である。
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。
図16は第三実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図である。図16には第一、第二の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態は、第一、第二の実施形態における電球形蛍光ランプに代えて、図16に示すようにグローブを被せずにグローブレスの電球形蛍光ランプ50を構成したものである。
本実施形態において、口金31を含んだランプ全体の高さ寸法L5は、約120mmに構成してある。
その他の構成、作動、製造方法、作用効果、各種の変形例等は、第一、第二の実施形態と同様である。
次に、本発明の第四の実施形態について説明する。
図17は第四実施形態のコンパクト形蛍光ランプを示す図面で、(a)は正面図、(b)は上面図である。各図には第一、第二、第三の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態は、第一、第二、第三の実施形態における電球形蛍光ランプに代えて、図17に示すようにコンパクト形蛍光ランプ60に構成したものである。
本実施形態において、口金31を含んだランプ全体の高さ寸法L6は、約180mmに構成してある。
その他の構成、作動、製造方法、作用効果、各種の変形例等は、第一、第二、第三の実施形態と同様である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の第一実施形態の蛍光ランプの一部を切り欠き、展開して示す説明図。 本発明の第一実施形態の蛍光ランプを示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)におけるb−b線に沿う横断面図。 本発明の第一実施形態の蛍光ランプの電極部分を拡大し一部を切除し一部を切り欠いて示す縦断面図。 本発明の第一実施形態の蛍光ランプの製造方法を示す説明図。 本発明の第一実施形態の蛍光ランプの変形例を示す横断面図。 本発明の第一実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図。 図6と同様の第一実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図で、要部の寸法を示す図。 本発明の第一実施形態の電球形蛍光ランプの点灯回路を示す回路図。 本発明の第一実施形態の電球形蛍光ランプにおける点灯周波数とランプ力率の関係を示すグラフ。 本発明の第一実施形態の蛍光ランプの変形例の一部を示す正面図。 本発明の第一実施形態蛍光ランプの変形例を示す横断面図。 本発明の第一実施形態蛍光ランプの変形例における電極部分を拡大し一部を切除し一部を切り欠いて示す縦断面図。 本発明の第一実施形態蛍光ランプの製造方法の変形例を示す説明図。 本発明の第二実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図。 図14と同様の第二実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図で、要部の寸法を示す図。 本発明の第三実施形態の電球形蛍光ランプの一部を切り欠いて示す縦断面図。 本発明の第四実施形態のコンパクト形蛍光ランプを示す図で、(a)は正面図、(b)は上面図。
符号の説明
10 蛍光ランプ
11 発光管
11a 直管状部材
11b 直管状部材
11c 連結部材
11d 連結部

Claims (8)

  1. 略直管状部材とこれら直管状部材とその端部で互いに連結する連結部材とにより連続した放電路を構成した発光管を具備し、放電路を構成する発光管の管外径を6〜11mmとし、放電路長を500〜800mmとしたことを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 前記発光管3本を横断視で略凸状をなすように連結した連結管を2本有し、この2本の連結管を凸の底面が対向するように配置して、連続した放電路を構成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ。
  3. 断面が略円形をなす略直管状部材とこれら直管状部材をその端部で互いに連結する連結部材とにより連続した放電路を構成した発光管を、複数略直管状部材が同一面に対して連立するようにして各発光管が接する最小仮想円形内に併設し、連立する発光管の略直管状部材での断面を最小仮想円形内に投影したとき、投影されなかった空間に略直管状部材の断面略円形の直径と同一の円が描けないように配置したことを特徴とする蛍光ランプ。
  4. 請求項1乃至3に記載の蛍光ランプにおいて、点灯周波数が約60kHz以下であることを特徴とする蛍光ランプ。
  5. 請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯するための点灯電源を供給する口金とを具備したことを特徴とする電球形蛍光ランプ又はコンパクト形蛍光ランプ。
  6. 請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯する点灯回路と、蛍光ランプを収容するグローブと、点灯回路に電源を供給する口金とを具備し、グローブの最大外径を70mm以下とし、口金を含んだランプ全体の高さ寸法を135mm以下となしたことを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  7. 請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯する点灯回路と、蛍光ランプを収容するグローブと、点灯回路に電源を供給する口金とを具備し、グローブの内容積に対し、蛍光ランプの占有率が30%以上としたことを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  8. 請求項1乃至4に記載の蛍光ランプと、蛍光ランプを点灯する点灯回路と、蛍光ランプを収容するグローブと、点灯回路に電源を供給する口金とを具備し、ランプ全体の高さ寸法をL1、発光管先端と封止部底面との間の封止長寸法をL2としたとき、L1/2>L2で、発光管の封止部底面と点灯回路を構成する回路基板との距離をL3、発光管先端とグローブ先端との隙間をL4としたとき、L3>L4としたことを特徴とする電球形蛍光ランプ。
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