JP2005275640A - 安否確認システム、安否確認方法、安否確認用プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 安否確認システムを、被確認者の生存信号を検出する生存信号検出手段102を含む安否検出装置100と、安否検出装置100から取得した情報を時系列で記憶した検出履歴を記憶する検出履歴記憶手段203と、所定時間ごとにまたは端末装置500からの要求に応じて、安否検出装置100から安否情報を取得し、取得した安否情報に被確認者が生存していることを示す生存信号が含まれていなかったとき、または安否情報を取得できなかったとき、検出履歴記憶手段203から被確認者のイベント情報を検索し、この情報を端末装置500に提示する第2の制御手段202とを有するホームサーバ200とで構成した。
【選択図】 図2
Description
したがって、異常検知の通報がない状態が続くと、確認者は、被確認者は問題なく生活していると安心する一方、あまりに長期間通報が無いと、前記した2)のような原因により、通報が無いのではないか(実は何らかの異常が発生しているのではないか)と不安に感じる場合もある。
ここで、確認者が、安否情報を取得できない理由(センサの電池切れや通信不良等)、最近の被確認者の安否情報、その安否情報の作成時刻等を知ることができれば、確認者は前記した不安を軽減することができる。
そして、安否検出装置は、ホームサーバと無線通信を行う第1の無線通信手段と、被確認者の生存信号を検出する生存信号検出手段と、生存信号の有無を含む被確認者の安否情報を作成する第1の制御手段とを有する構成とし、ホームサーバは、安否検出装置との無線通信を行う第2の無線通信手段と、安否検出装置から取得した安否情報を含む被確認者のイベント情報を時系列で記憶した検出履歴を記憶する検出履歴記憶手段と、端末装置からの要求に応じて、安否検出装置から安否情報の取得を要求した場合に、被確認者が生存していることを示す生存信号を取得できなかったとき、検出履歴記憶手段の被確認者の検出履歴を端末装置に送信する第2の制御手段とを有する構成とした。
なお、その他の構成については、後記する実施の形態で述べる。
安否確認システムは、被確認者1の安否を検出する安否検出装置100と、被確認者1の安否や入退室等、被確認者1のイベント情報を時系列で蓄積するホームサーバ200と、被確認者1の入退室を検出する入退室検出手段300と、ホームサーバ200からのメッセージを表示する表示手段400と、確認者2が各種情報の入出力を行う端末装置500と、サーバ(ホームサーバ)200および端末装置500を接続するネットワーク600とを含んで構成される。
なお、表示手段400は、例えばテレビであり、端末装置500は、例えばPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)である。また、ネットワーク600は、例えばインターネット網や地域IP網である。
ホームサーバ200が、端末装置500(確認者2)から、被確認者1の安否情報の取得要求を受けると、検出装置100へ安否情報の取得の要求を行う。
一方、安否情報を取得したが、被確認者1の生存を確認できなかったとき、つまり、取得した安否情報に被確認者1の生存信号が含まれていなかったときは、その旨と、当該ホームサーバ200に蓄積された被確認者1のイベント情報のうち、最新の情報と、そのイベントの発生時刻とを返信する。また、ホームサーバ200が被確認者1の安否情報自体を取得できなかったときは、取得できなかった理由(検出装置100の通信不良、電池切れ、脱着、被確認者1の外出等)と、その理由が発生した時刻とを端末装置500(確認者2)へ返信する。
ここで、ホームサーバ200が、端末装置500(確認者2)から被確認者1へ直接の応答確認を求めるメッセージ(応答要求)を受けた場合は、ホームサーバ200が、検出装置100または表示手段400へ、被確認者1に検出装置100への応答入力を促すメッセージを表示させる。
ここで、表示手段400に表示されるメッセージとは、例えば、画像や音声による「○○様、ご家族が元気かどうかを尋ねています。検出装置の応答入力ボタンを押して下さい」といったメッセージであり、検出装置100に表示(発信)させるメッセージとは、例えば、音、光、振動等によるアラームである。
まず、検出装置100を説明する。
さらに、検出装置100は、ホームサーバ200から被確認者1の応答確認の要求を受け付けると、被確認者1に検出装置100への応答入力を促す。そして、検出装置100が被確認者1の応答入力を検知すると、これをホームサーバ200へ送信する。
なお、本実施の形態において、「装着」とは「身体に着ける」こととし、「脱着」とは「身体からはずす」こととする。また、「着脱」とは「身体に着けたり、身体からはずす」こととする。
ここで、着脱検出手段103を含む検出装置100の具体例を図3に示す。
また、この着脱検出手段103は、前記した生存信号検出手段102(脈拍センサ等)と兼用するようにしても良い。すなわち、ホームサーバ200は、脈拍等の生存信号が最初に取得されたときに、被確認者1が検出装置100を装着したと判断するようにしても良い。
また、制御手段107は、着脱検出手段103が検出装置100の装着/脱着を検出したとき、および電池残量検出手段104が低電池残量を検出したとき、これらの情報を、無線通信手段101を介してホームサーバ200へ送信する機能を有する。
なお、制御手段107が、検出装置100から各種情報を送信するときには、それぞれの情報の種別(安否情報か、着脱の情報か、低電池残量の情報か)を示すフラグと、検出装置100のID(識別情報)とを付して送信するようにしても良い。例えば、制御手段107が送信する情報が安否情報であれば、安否情報の内容(生存信号の有無等)に、その情報が安否情報であることを示すフラグと、検出装置100のIDとを付して送信する。
さらに、制御手段107は、ホームサーバ200から検出装置100の動作をチェックするための動作確認用パケットを受信したとき、検出装置100が動作可能であれば、自己の検出装置100のIDを付した返信パケットをホームサーバ200へ送信する機能を有する。ホームサーバ200は、この返信パケットの有無で、検出装置100が動作可能か否かをチェックすることができる。
この制御手段107は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等で実現され、このCPUがメモリに記憶された安否検出装置用のプログラムを実行するものとする。なお、前記した検出装置100のIDは、メモリの一部で記憶しているものとする。
ホームサーバ200は、前記したとおり、所定時間ごとに検出装置100から被確認者1の安否情報(脈拍等、生存信号の有無)や、検出装置100の着脱や電池切れ等の情報等を取得する。また、被確認者1の居室10への入退室に関する情報も取得する。そして、これらの情報(イベント情報)を取得した時刻とともに時系列で記憶する手段である。
ホームサーバ200は、無線通信手段(第2の無線通信手段)201と、制御手段(第2の制御手段)202と、検出履歴記憶手段203と、安否推定手段204とを含んで構成される。
また、制御手段202は、検出履歴記憶手段203のイベント情報を時系列で記憶した検出履歴を参照して、被確認者1の生存状態の推定や生存信号を取得できなかった理由の推定を行う安否推定手段204を有し、安否推定手段204の被確認者1の安否の推定結果と、前記検索された最新のイベント情報とを、ネットワーク600を介して端末装置500へ提示する。
なお、制御手段202は、このとき、イベントの発生時刻(発生推定時刻)に関する情報も併せて提示するようにしても良い。このようにすることにより、確認者2は、より正確な被確認者1の安否情報(安否状況)を把握することができる。
また、制御手段202は、端末装置500から、被確認者1の安否情報の取得要求や応答要求を受け付ける際には、その要求が所定の確認者2(例えば、家族)からのものか否かの認証を行う機能も有する。制御手段202がこのような機能を有することで、安否確認結果を提示する際のセキュリティ度を向上させることができる。
なお、この制御手段202は、CPUやメモリ等により実現されるものとし、このCPUがホームサーバ200の図示しない記憶部から、本実施の形態の安否確認方法を実行するプログラム(即ち、安否確認用プログラム)をメモリ上に読み出し、実行するものとする。
図4は、検出履歴記憶手段に記憶される被確認者のイベント情報の履歴(検出履歴)を例示した図である。
図4の検出履歴は、被確認者1のIDがaaaa、検出装置100のIDがbbbbの検出履歴であり、No1の情報は、2003/10/12の9:00に検出装置100が装着されたことを示す。No2の情報は、2003/10/12の9:00に検出装置100が生存信号を取得し、被確認者1は生存中と推定されることを示す。
なお、各イベントの発生時刻は、検出装置100がイベントを検出した時刻でも良いし、ホームサーバ200が、イベント情報を取得した時刻でも良い。
イベントの内容は、例えば、検出装置100の装着/脱着、被確認者1の生存信号の有り/無し、低電池残量の検出、確認者2からの被確認者1の安否情報の取得要求の有り/無し等である。
被確認者1の安否状態は、例えば、生存中、異常検知、確認不能、外出中等である。安否状態の推定は、制御手段202の安否推定手段204がイベント情報の内容を参照して行う。このときの、安否推定手段204の判定ロジックを、表1を用いて説明する。
なお、被確認者1が居室10を退室しているときは、検出装置100の着脱や生存信号の有無にかかわらず、「外出中」と推定する。または「確認不能」とする。
図6〜図8は、端末装置(確認者)からの要求に基づき、ホームサーバが安否情報を取得する際の処理手順を示したフローチャートである。
図9は、端末装置(確認者)からの要求に基づき、ホームサーバが検出装置(被確認者)へ応答要求する際の処理手順を示したフローチャートである。
まず、ホームサーバ200が検出装置100を装着した旨のイベント情報を受信すると(ステップS101のYes)、ホームサーバ200の制御手段202が、無線通信手段201を介して、検出装置100へ安否情報の取得要求を行う(ステップS102)。
なお、ホームサーバ200が所定時間以上経過しても検出装置100からの安否情報を取得できなかったときは(S103のNo)、ステップS102に戻り、再度安否情報の取得要求を行う。
次に、適宜図1〜図4を参照しつつ、図6〜図8を用いて、端末装置500(確認者2)からの要求に基づき、ホームサーバ200が安否情報を取得する際の処理手順を説明する。
ちなみに、このとき、制御手段202が、検出履歴記憶手段203に記憶されたイベント情報のうち最新のイベント情報と、このイベントの発生時刻とを併せて提示するようにしても良い。また、検出履歴に低電池残量の記録が有るか否かの判断は、現在の日時から所定期間(例えば数週間)以内に、低電池残量の記録が有るか否かで判断するようにしても良い。
なお、端末装置500に前記推定結果を提示する際、ステップS205の場合と同様に、制御手段202が、被確認者1の最新のイベント情報とこれらのイベントの発生時刻とを併せて提示するようにしても良い。
なお、前記した手順では、ホームサーバ200が安否情報の取得要求をする際、事前に検出装置100へ動作確認用パケットを送信することとしたが、このパケットを送信せず、直接安否情報の取得要求を行うようにしても良い。すなわち、検出装置100が動作するか否かは、ホームサーバ200が安否情報を取得できたか否かで判断するようにしても良い。
ここで、制御手段202が、被確認者1が入室中であると判断(推定)したとき(すなわち、被確認者1は入室中であると推定されるが、被確認者1の生存信号が無いとき)は(ステップS304のYes)、「異常発生の可能性有り」と推定する(ステップS306)。そして、制御手段202は、この推定結果と、検出履歴記憶手段203から検索した被確認者1の最新のイベント情報とそのイベントの発生時刻とを、例えば「○○様の安否情報が取得できませんでした。最後に取得できたのは、10分前です」といったメッセージで端末装置500へ提示(送信)する(ステップS307)。
なお、ここで確認者2に、被確認者1の異常検知を管理人に通報するか否かを確認する「管理人に通報しますか?」といったメッセージを端末装置500へ提示しても良い。
また、この情報には各イベントの発生時刻も含まれているので、確認者2は、被確認者1がどれくらい前の時刻に倒れたか等を推測しやすくなる。したがって、確認者2(または、居室10の管理人)の安否確認に関する不安を軽減し、被確認者1の異常発生時の対処も迅速に行うことができる。
次に、ホームサーバ200が、被確認者1へ応答確認(応答確認の要求)をする際の処理手順について、図1〜図4を適宜参照しつつ、図9を用いて詳細に説明する。
一方、検出履歴記憶手段203の被確認者1の検出履歴を参照して、被確認者1が居室10に入室中ではないと判断(推定)したとき(ステップS502のNo)は、安否推定手段204は、被確認者1は退室と推定し、検出装置100の表示手段105にアラームを出力する(ステップS504)。
このように複数の居室10を監視できるシステムを用いることで、本システムを独り暮らしの老人が多い集合住宅等へも導入も容易になる。
なお、安否確認の対象は独り暮らしの老人の他に、家族と離れて暮らす子供やハンディキャップを持つ人等も考えられる。
また、検出装置100の形状は、リストバンド型を例として説明したが、被確認者1の生体信号が取得できれば、指輪型やペンダント型であっても良い。
ここでいうコンピュータシステムとは、OS(Operating System)等のソフトウェアや周辺機器等のハードウエアを含むものである。
2 確認者
10 居室
20 無線通信手段
100 検出装置(安否検出装置)
101 無線通信手段(第1の無線通信手段)
102 生存信号検出手段
103 着脱検出手段
104 電池残量検出手段
105 表示手段
106 応答入力手段
107 制御手段(第1の制御手段)
114 バンド
115 導電線
200 ホームサーバ(サーバ)
201 無線通信手段(第2の無線通信手段)
202 制御手段(第2の制御手段)
203 検出履歴記憶手段
204 安否推定手段
300 入退室検出手段
400 表示手段
500 端末装置
600 ネットワーク
Claims (10)
- 被確認者の身体に装着され、前記被確認者の安否を検出する安否検出装置と、この安否検出装置からの各種情報を蓄積するサーバと、前記被確認者の安否確認を行う確認者の端末装置とを含む安否確認システムであって、
前記安否検出装置は、前記サーバと無線通信を行う第1の無線通信手段と、前記被確認者の生存信号を検出する生存信号検出手段と、前記生存信号の有無を含む前記被確認者の安否情報を作成する第1の制御手段とを有し、
前記サーバは、前記安否検出装置との無線通信を行う第2の無線通信手段と、前記安否検出装置から取得した前記安否情報を含む前記被確認者のイベント情報を時系列で記憶した検出履歴を格納する検出履歴記憶手段と、前記端末装置からの要求に応じて、前記安否検出装置に前記安否情報の取得を要求して、前記被確認者が生存していることを示す生存信号を取得できなかったときに、前記検出履歴記憶手段の前記被確認者の検出履歴を前記端末装置に送信する第2の制御手段とを有すること
を特徴とする安否確認システム。 - 前記第2の制御手段は、前記端末装置からの要求に応じて、前記安否検出装置に前記安否情報の取得を要求して、前記生存信号を取得できなかったときに、前記検出履歴記憶手段の前記被確認者の検出履歴から最新のイベント情報を前記端末装置に提示すること特徴とする請求項1に記載の安否確認システム。
- 前記安否検出装置は、前記被確認者の前記安否検出装置の着脱を検出する着脱検出手段および前記安否検出装置の電池残量が所定の値以下であることを検出する電池残量検出手段の少なくとも一方をさらに含み、
前記検出履歴記憶手段に記憶されるイベント情報は、前記安否検出装置の着脱に関する情報および電池残量に関する情報の少なくとも一方をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の安否確認システム。 - 前記被確認者の居室への入室および退室を検出し、この入退室に関する情報を前記サーバへ送信する入退室検出手段を有し、
前記検出履歴記憶手段に記憶されるイベント情報は、前記入退室に関する情報をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の安否確認システム。 - 前記第2の制御手段は、前記安否検出装置から前記生存信号を取得できなかったとき、前記検出履歴記憶手段の被確認者の検出履歴を参照して、前記安否検出装置からの前記生存信号を取得できなかった理由を推定し、この推定結果をさらに前記端末装置に提示することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の安否確認システム。
- 被確認者の安否を検出する安否検出装置から検出された被確認者の安否情報、前記安否検出装置の着脱に関する情報、前記安否検出装置の電池残量に関する情報および前記被確認者の居室への入退室に関する情報のうち少なくとも1つから構成される前記被確認者のイベント情報を蓄積するサーバを用いた安否確認方法であって、
前記サーバが、
前記被確認者のイベント情報を取得するステップと、
前記イベント情報を時系列で記憶した検出履歴を作成するステップと、
ネットワークに接続された端末装置からの要求に応じて、前記安否検出装置に前記安否情報の取得を要求して、前記被確認者の安否情報を取得できなかったときに、前記検出履歴記憶手段の前記被確認者の検出履歴を前記端末装置に提示するステップと、
を実行することを特徴とする安否確認方法。 - 前記サーバが、前記端末装置からの要求に応じて、前記安否検出装置から前記安否情報の取得を要求して、前記安否検出装置から前記安否情報を取得できなかったときに、前記検出履歴記憶手段の前記被確認者の検出履歴から最新のイベント情報を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の安否確認方法。
- 前記サーバが、前記端末装置からの要求に応じて、前記安否検出装置から前記安否情報の取得を要求して、前記安否検出装置から前記安否情報を取得できなかったときに、前記検出履歴記憶手段の被確認者の検出履歴を参照して、前記安否検出装置からの前記安否情報を取得できなかった理由を推定し、この推定結果を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の安否確認方法。
- コンピュータに、請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の安否確認方法を実行させることを特徴とする安否確認用プログラム。
- 請求項9に記載の安否確認用プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体。
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