JP2005275120A - スクリーン傾斜検出装置、スクリーン傾斜検出方法、及び投写型プロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 正確、簡素にスクリーンの傾斜が検出できるスクリーン検出装置を提供する。
【解決手段】 スクリーン11両端の所定位置P1,P2からの反射光が入射され、その入射された反射光の明るさに応じた電圧値V1,V2を検出する単一のイメージセンサ13と、このイメージセンサ13により検出された電圧値V1,V2を基にスクリーン11の両端位置P1,P2とイメージセンサ13の間の距離Lを算出する距離算出手段と、この距離Lからスクリーン11の傾斜角を算出する傾斜角算出手段とからなるスクリーン傾斜検出装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 スクリーン11両端の所定位置P1,P2からの反射光が入射され、その入射された反射光の明るさに応じた電圧値V1,V2を検出する単一のイメージセンサ13と、このイメージセンサ13により検出された電圧値V1,V2を基にスクリーン11の両端位置P1,P2とイメージセンサ13の間の距離Lを算出する距離算出手段と、この距離Lからスクリーン11の傾斜角を算出する傾斜角算出手段とからなるスクリーン傾斜検出装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、映像光が拡大投写されるスクリーンの傾斜を検出するスクリーン傾斜検出装置、スクリーン傾斜検出方法、及び投写型プロジェクタ装置に関する。
映像信号に応じた映像光をスクリーンに拡大投写させる投写型プロジェクタ装置において、投写される映像光に対してスクリーンが傾斜していると、スクリーンに表示される映像に台形歪みや表示映像内でのフォーカスズレ等が生ずる。このため、映像光が投写される投写レンズに対してスクリーン面が傾斜しないよう最善の注意が払われて設置されている。
このスクリーンの設置の際に、スクリーン面の傾斜状態を検出する方法としては、スクリーン面の少なくとも2点の位置、例えば、スクリーン面の左右端面側の2点と、そのスクリーン面の2点に対向する前方の基準位置、例えば、投写型プロジェクタの投写レンズ面の延長上の位置との間の距離を計測し、その2点の計測距離の相違によりスクリーン面の傾斜を検出している。
このスクリーン面の2点の位置と、基準位置との間の距離の測定方法として、光は伝送距離に比例して光の明るさが減少することから、前記スクリーン面の2点のそれぞれの前方に光の明るさに応じた電圧値を生成出力する2つのイメージセンサを配置させ、その2つのイメージセンサにより検出された光の明るさに応じた電圧値からスクリーン面の傾斜を検出するスクリーン傾斜検出装置、あるいはスクリーン傾斜検出方法等が用いられている。
従来のスクリーン傾斜検出装置、あるいはスクリーン傾斜検出方法は、スクリーン面の少なくとも2点の位置からの反射光の明るさを、そのスクリーン面の2点に対向する前方の基準位置に設けた2つのイメージセンサにより電圧値としてそれぞれ検出し、その検出されたそれぞれの電圧値からスクリーン面の傾斜状態を検出している。この2つのイメージセンサによるスクリーン傾斜の検出は、スクリーン面の前方に2つのイメージセンサを配置させる必要があり、かつ、その2つのイメージセンサを配置させる基準位置に誤差が生じるとスクリーン面とイメージセンサの間の距離検出に誤差が生じる。
特に、家庭内の投写型プロジェクタ装置は、恒久的にスクリーンを設置させることは少なく、また、投写プロジェクタ装置を用いる都度、スクリーンが容易に設置できることが望まれる。そのために、スクリーンの傾斜を正確に、かつ、簡素に検出できることが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、正確に、かつ、簡素にスクリーンの傾斜が検出できるスクリーン検出装置、スクリーン検出方法、及び投写型プロジェクタ装置を提供することを目的としている。
本発明のスクリーン傾斜検出装置は、スクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光が入射され、その入射された夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値を検出する単一のイメージセンサと、このイメージセンサにより検出された夫々の電圧値を基に前記スクリーンの傾斜を検出する傾斜検出手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明のスクリーン傾斜検出装置の前記傾斜検出手段は、前記イメージセンサにより検出された夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値から前記スクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離を算出する距離算出手段と、この距離算出手段により算出されたスクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離から前記スクリーンの傾斜角を算出する傾斜角算出手段とからなり、前記距離算出手段は、前記スクリーン両端の所定位置P1,P2からの反射光の明るさに応じて前記イメージセンサにより検出した電圧値V1,V2から前記スクリーン両端の所定位置P1,P2とイメージセンサまでの距離L1,L2をV=k/(2・L)2(但しkは定数)により算出し、前記傾斜角算出手段は、前記距離算出手段において算出された前記スクリーン両端の距離L1,L2からスクリーンの傾斜角θxをθx=tan−1{[(L2−L1)・sin(90−θc)]/(L1・sinθc+L2・sinθc)}、(但し、θcはスクリーンとイメージセンサの光軸中心と、前記スクリーンの両端所定位置との間の角度定数)により求めることを特徴としている。
本発明のスクリーン検出方法は、スクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光を単一のイメージセンサに入射させ、その単一のイメージセンサにより検出した前記スクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値から前記スクリーンの傾斜を検出する。
本発明のスクリーン傾斜検出方法は、前記イメージセンサにより検出された前記スクリーン両端の所定位置P1,P2からの反射光の明るさに応じたそれぞれの電圧V1,V2から前記スクリーンの両端の所定位置P1,P2とイメージセンサの間のそれぞれ距離L1,L2をV=k/(2・L)2(但し、kは定数)により算出し、その算出されたそれぞれの距離L1,L2からスクリーンの傾斜角θxをθx=tan−1{[(l2−L1)・sin(90−θc)]/(L1・sinθc+L2・sinθc)}(但し、θcはスクリーンとイメージセンサの光軸中心と、前記スクリーンの両端の所定位置の間の角度定数)により算出することを特徴としている。
本発明の投写型プロジェクタ装置は、映像信号に応じた映像信号をスクリーンに拡大投影する投写プロジェクタ手段と、この投写プロジェクタ手段からの映像光が投影されたスクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光が入射され、その入射された夫々の反射光に応じた夫々の電圧値を検出する単一のイメージセンサと、このイメージセンサにより検出した前記反射光の明るさに応じた夫々の電圧値を基に、前記スクリーンの傾斜を検出する傾斜検出手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の投写型プロジェクタ装置の前記傾斜検出手段は、前記イメージセンサにより検出された反射光の明るさに応じた電圧値から前記スクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離を算出する距離算出手段と、この距離算出手段により算出されたスクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離から前記スクリーンの傾斜角を算出する傾斜角算出手段とからなり、前記距離算出手段は、前記スクリーン両端の所定位置P1,P2からの反射光の明るさに応じて前記イメージセンサにより検出した電圧値V1,V2から前記スクリーン両端の所定位置P1,P2とイメージセンサまでの距離L1,L2をV=k/(2・L)2(但しkは定数)により算出し、前記傾斜角算出手段は、前記距離算出手段において算出された前記スクリーン両端の距離L1,L2からスクリーンの傾斜角θxをθx=tan−1{[(L2−L1)・sin(90−θc)]/(L1・sinθc+L2・sinθc)}、(但し、θcはスクリーンとイメージセンサの光軸中心と、前記スクリーンの両端所定位置との間の角度定数)により求めることを特徴としている。
本発明のスクリーン傾斜検出装置、スクリーン傾斜検出方法、及び投写型プロジェクタ装置は、1つのイメージセンサによりスクリーンの傾斜状態が確実に検出でき、スクリーン傾斜検出の構成が簡素で、スクリーン設置の都度スクリーン傾斜検出が容易に実行できる効果を有している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係るスクリーン傾斜検出装置、及びスクリーン傾斜検出方法を用いた投写型プロジェクタの構成について図3を用いて説明する。
投写型プロジェクタ10は、映像光が投写されるスクリーン11、このスクリーン11に映像光を拡大投写させる投射レンズ15、映像を表示する液晶パネル16、この液晶パネル16を駆動させる液晶駆動回路17、信号源20、この信号源20からの信号に所定の信号処理を施し映像信号を生成する映像処理回路21、映像処理回路21において生成された映像信号に文字図形信号を重畳させるオンスクリーン回路22、このオンスクリーン回路22において文字図形信号が重畳された映像信号、または文字図形信号が重畳されていない映像信号による映像がスクリーンに投写表示された際の映像の歪みを補正する歪み補正回路23、前記映像処理回路21、オンスクリーン回路22、及び歪み補正回路23の駆動を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)24、ユーザがマイコン24に対して各種指示を行う操作部25とリモコン30、前記液晶パネル16に対して投写光を投射させる光源ランプ27とその光源ランプ27を点灯させるランプ電源回路26、及び光源ランプ27を冷却させるファン29とそのファン29を駆動させるファン駆動回路28から構成されている。この投写型プロジェクタ10の投射レンズ15の近傍には、後述する本発明に係るスクリーン傾斜検出用のイメージセンサ14と、このイメージセンサ14が出力した電圧値からマイコン24の駆動制御の基でスクリーン11の傾斜状態を検出する傾斜検出回路14が設けられている。
マイコン24は、操作部25、またはリモコン30によって入力された指示に応じて、前記映像処理回路21、オンスクリーン回路22、歪み補正回路23、及び傾斜検出回路14の駆動を制御する。映像処理回路21は、信号源20からのテレビ放送信号、ビデオ機器、あるいはDVDプレーヤ等のビデオ信号、またはパーソナルコンピュータからの情報信号が入力され、その入力された信号により液晶駆動回路17を介して液晶パネル16に表示させる映像の映像信号を生成するための所定の信号処理が施される。
この映像処理回路21において処理されて生成された映像信号は、オンスクリーン回路22と歪み補正回路23により映像と共にオンスクリーン表示される文字図形の文字図形信号の重畳と、歪み補正処理が施されて液晶駆動回路17に出力される。液晶駆動回路17は、歪み補正回路23から出力された映像信号に応じて、液晶パネル16の透過光の強度を変調させて液晶パネル16に光学像を表示させる。
一方、ランプ電源回路26は、光源ランプ27を点灯させ、液晶パネル16に照明光を投射する。この光源ランプ27から投射された照明光は、液晶パネル16を透過して投射レンズ15で拡大されて、スクリーン11に投写される。なお、ファン駆動回路28はファン29を回動させて、光源ランプ27の点灯時に発生する熱を強制的に放熱冷却させる。
このような投写型プロジェクタ10において、投射レンズ15に対してスクリーン11が傾斜して設置されていると前述したように、スクリーン11に投写される映像に歪みやフォーカスズレなどが生じる。このスクリーン11の傾斜による歪みは、歪み補正回路23による歪み補正では解消されるものではなく、スクリーン11の設置時の課題となる。
そこで、イメージセンサ13と傾斜検出回路14によりスクリーン11の傾斜角を検出して、スクリーン11を投射レンズ15に対して正しく設置させる。この傾斜検出について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明に係るスクリーン傾斜検出装置、及びスクリーン傾斜検出方法によるスクリーン傾斜の検出概念を示す概念図である。
映像をスクリーンに拡大投写させる投写型プロジェクタ10において、映像光を投写させる投射レンズ15に対向して、スクリーン11が配置されている。このスクリーン11に映像光を投写させる投射レンズ15の近傍で、光軸上に集光レンズ12とイメージセンサ13を設けている。
集光レンズ12は、投射レンズ15から投写された映像光がスクリーン11により反射された反射光を集光して、イメージセンサ13に照射させる。イメージセンサ13は、フォトダイオードなどで構成され、複数のセルを有しており、複数のセルが集光レンズ12の光軸に対して左右均等に位置するように配置されている。
このイメージセンサ13のセルは、図2に示すように、照射された光の明るさEに応じて電圧値Vが出力される。すなわち、イメージセンサ13の各セルは、照射された光の明るさに比例した電圧値を出力する。
これにより、投射レンズ15からスクリーン11に投写されスクリーン11において反射された反射光は、集光レンズ12により集光されてイメージセンサ13に照射され、そのイメージセンスの各セル毎に照射された反射光の明るさに応じた電圧値が出力される。
また、光は、照射距離により明るさが低減することから、イメージセンサ13の各セルに照射された光の明るさに比例して出力される電圧値は、スクリーン11とイメージセンサ13との間の距離の関係を示している。従って、イメージセンサ13のセル電圧Vと、スクリーン11と集光レンズ12との間の距離Lとは、近似的に、セル電圧V≒k/(2・L)2 (但し、kは定数)との関係となる。
この関係からスクリーン11の両端の一方端の位置P1から反射された反射光は、集光レンズ12を介してイメージセンス13の中央(光軸上)から図中右側に位置するセルに照射され、その位置P1からの反射光が照射されるセルのセル電圧V1=k/(2・L1)2 が検出される。また、スクリーン11の両端の他方端の位置P2から反射された反射光は、集光レンズ12を介してイメージセンス13の中央(光軸上)から図中左側に位置するセルに照射され、その位置P2からの反射光が照射されるセルのセル電圧V2=k/(2・L2)2が検出される。
但し、θcは、光軸と、スクリーンの位置P1,P2からの反射光が照射されるイメージセンサ13のセル位置で決まる角度(常数)である。
この数式2により算出されたスクリーン11の傾斜角θxにより、スクリーン11の傾斜状態が検出され、傾斜角θxが零になるようにスクリーン11の傾斜調整を行う。
すなわち、傾斜検出回路14である傾斜検出手段は、イメージセンサ13が検出した電圧V1,V2を用いて数式1により検出したスクリーン11の位置P1,P2と集光レンズ12の間の距離L1,L2を検出する距離算出手段と、この距離算出手段により算出されたスクリーン11の位置P1,P2と集光レンズ12の間の距離L1,L2からスクリーン11の傾斜角を数式2により算出する傾斜角算出手段とからなっている。
以上説明したように、スクリーン11に映像光を投写させる投射レンズ15の近傍で、投射レンズ15の光軸上にスクリーン11からの反射光を集光する集光レンズ12と、この集光レンズ12で集光された反射光が照射される複数のセルからなる単一のイメージセンス13からなり、イメージセンサ13に放射されたスクリーン11の両端の所定位置P1,P2からの反射光によるセル電圧値V1,V2を基に、スクリーン11の傾斜角を算出することによりスクリーン11の形状状態が把握でき、この算出傾斜角を零になるようにスクリーン11の傾斜調整が容易なスクリーン傾斜検出装置とスクリーン傾斜検出方法が提供できる。
また、このスクリーン傾斜装置は、投写型プロジェクタの投射レンズ近傍に設けることにより、投写型プロジェクタに対するスクリーン11の傾斜状態検出と、その傾斜調整が容易となる。
10 投写型プロジェクタ、11 スクリーン、12集光レンズ、13イメージセンサ、14 傾斜検出回路。
代理人 弁理士 伊藤 進
代理人 弁理士 伊藤 進
Claims (12)
- スクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光が入射され、その入射された夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値を検出する単一のイメージセンサと、
このイメージセンサにより検出された夫々の電圧値を基に前記スクリーンの傾斜を検出する傾斜検出手段と、
を具備したことを特徴とするスクリーン傾斜検出装置。 - 前記傾斜検出手段は、前記イメージセンサにより検出された夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値から前記スクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離を算出する距離算出手段と、
この距離算出手段により算出されたスクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離から前記スクリーンの傾斜角を算出する傾斜角算出手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1記載のスクリーン傾斜検出装置。 - 前記距離算出手段は、前記スクリーン両端の所定位置P1,P2からの夫々の反射光の明るさに応じて前記イメージセンサにより検出した電圧値V1,V2から前記スクリーン両端の所定位置P1,P2とイメージセンサまでの距離L1,L2をV=k/(2・L)2(但しkは定数)により算出することを特徴とした請求項2記載のスクリーン傾斜検出装置。
- 前記傾斜角算出手段は、前記距離算出手段において算出された前記スクリーン両端の距離L1,L2からスクリーンの傾斜角θxをθx=tan−1{[(L2−L1)・sin(90−θc)]/(L1・sinθc+L2・sinθc)}、(但し、θcはスクリーンとイメージセンサの光軸中心と、前記スクリーンの両端所定位置との間の角度定数)により求めることを特徴とした請求項2記載のスクリーン傾斜検出装置。
- 前記イメージセンサは、前記スクリーンからの反射光の光軸中心に配置させたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスクリーン傾斜検出装置。
- スクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光を単一のイメージセンサに入射させ、その単一のイメージセンサにより検出した前記スクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値から前記スクリーンの傾斜を検出するスクリーン傾斜検出方法。
- 前記イメージセンサにより検出された前記スクリーン両端の所定位置P1,P2からの反射光の明るさに応じたそれぞれの電圧V1,V2から前記スクリーンの両端の所定位置P1,P2とイメージセンサの間の夫々の距離L1,L2をV=k/(2・L)2(但し、kは定数)により算出し、その算出された夫々の距離L1,L2からスクリーンの傾斜角θxをθx=tan−1{[(l2−L1)・sin(90−θc)]/(L1・sinθc+L2・sinθc)}(但し、θcはスクリーンとイメージセンサの光軸中心と、前記スクリーンの両端の所定位置の間の角度定数)により算出することを特徴とした請求項6記載のスクリーン傾斜検出方法。
- 映像信号に応じた映像信号をスクリーンに拡大投影する投写プロジェクタ手段と、
この投写プロジェクタ手段からの映像光が投影されたスクリーン両端の所定位置からの夫々の反射光が入射され、その入射され夫々の反射光に応じた夫々の電圧値を検出する単一のイメージセンサと、
このイメージセンサにより検出した前記反射光の明るさに応じた夫々の電圧値を基に、前記スクリーンの傾斜を検出する傾斜検出手段と、
を具備したことを特徴とする投写型プロジェクタ装置。 - 前記傾斜検出手段は、前記イメージセンサにより検出された夫々の反射光の明るさに応じた夫々の電圧値から前記スクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離を算出する距離算出手段と、
この距離算出手段により算出されたスクリーン両端の所定位置とイメージセンサの間の距離から前記スクリーンの傾斜角を算出する傾斜角算出手段と、
を具備したことを特徴とする請求項7記載の投写型プロジェクタ装置。 - 前記距離算出手段は、前記スクリーン両端の所定位置P1,P2からの反射光の明るさに応じて前記イメージセンサにより検出した電圧値V1,V2から前記スクリーン両端の所定位置P1,P2とイメージセンサまでの距離L1,L2をV=k/(2・L)2(但しkは定数)により算出することを特徴とした請求項9記載の投写型プロジェクタ装置。
- 前記傾斜角算出手段は、前記距離算出手段において算出された前記スクリーン両端の距離L1,L2からスクリーンの傾斜角θxをθx=tan−1{[(L2−L1)・sin(90−θc)]/(L1・sinθc+L2・sinθc)}、(但し、θcはスクリーンとイメージセンサの光軸中心と、前記スクリーンの両端所定位置との間の角度定数)により求めることを特徴とした請求項9記載の投写型プロジェクタ装置。
- 前記イメージセンサは、前記投写プロジェクタ手段の投射レンズとスクリーンの光軸中心の投射レンズ近傍に設けたことを特徴とした請求項8乃至11のいずれかに記載の投写型プロジェクタ装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060217 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080123 |