JP2008216663A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でスクリーンまでの間の距離を求めることのできるプロジェクタを得る。
【解決手段】入力映像信号に基づく出力映像信号を生成する映像信号処理部32と、出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、投射部のフォーカスを調整するフォーカス調整部と、映像信号処理部32及び投射部の動作を制御する制御部21と、フォーカス調整部のフォーカス調整位置を検出する検出部62と、を備え、制御部21は、検出部62の検出結果に基づき、投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める。
【選択図】図1
【解決手段】入力映像信号に基づく出力映像信号を生成する映像信号処理部32と、出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、投射部のフォーカスを調整するフォーカス調整部と、映像信号処理部32及び投射部の動作を制御する制御部21と、フォーカス調整部のフォーカス調整位置を検出する検出部62と、を備え、制御部21は、検出部62の検出結果に基づき、投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める。
【選択図】図1
Description
本発明は、スクリーンまでの距離を自動的に求める機能を備えたプロジェクタに関するものである。
従来、『投射レンズと投射面との間の投射距離の検出精度を向上する。』ことを目的とした技術として、『投射レンズ11と投射面との間の投射距離を検出するためのテストパターンを照射するテストパターン照射部21と、投射面上に照射されたテストパターンを撮像するための撮像部22とを有しこの撮像部22によって撮像されたテストパターンから投射距離を検出するための距離検出装置6を備える。また、撮像部22は、テストパターンを撮像するための撮像素子28と、テストパターンを撮像素子28に導くための光学系26とを有する。そして、光学系26の中心位置が、撮像素子28の受光面の中心位置よりも、受光面に平行な方向に対して、テストパターン照射部21の光軸に近づけて設けられる。』というものが提案されている(特許文献1)。
上記特許文献1に記載の技術では、スクリーンに投射したテストパターンを撮像することにより、プロジェクタとスクリーンの間の距離を求めている。しかし、テストパターンを撮像するためにCCDカメラ等を別途設ける必要があるため、コストや設置面積等の観点からの課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成でスクリーンまでの間の距離を求めることのできるプロジェクタを得ることを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成でスクリーンまでの間の距離を求めることのできるプロジェクタを得ることを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、入力映像信号に基づく出力映像信号を生成する映像信号処理部と、前記出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、前記投射部のフォーカスを調整するフォーカス調整部と、前記映像信号処理部及び前記投射部の動作を制御する制御部と、前記フォーカス調整部のフォーカス調整位置を検出する検出部と、を備え、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づき、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める。
そのため、フォーカス調整位置を検出することにより、投射距離を自動的に算出することができる。また、投射距離の算出により、輝度の自動調整や投射倍率の自動算出など、種々の処理を自動的に行うことができる。
そのため、フォーカス調整位置を検出することにより、投射距離を自動的に算出することができる。また、投射距離の算出により、輝度の自動調整や投射倍率の自動算出など、種々の処理を自動的に行うことができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、前記フォーカス調整部のフォーカス調整位置と、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離との関係を保持するテーブルを格納した記憶手段を備え、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づき前記テーブルを参照し、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める。
そのため、フォーカス調整位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタの特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
そのため、フォーカス調整位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタの特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記フォーカス調整部は、フォーカス調整位置を設定するための設定手段を備え、前記テーブルは、前記設定手段の設定位置と、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離との関係を保持しており、前記検出部は、前記設定手段の設定位置を検出し、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づき前記テーブルを参照し、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める。
そのため、設定手段の設定位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタの特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
そのため、設定手段の設定位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタの特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記投射部はフォーカスレンズを備えており、前記フォーカス調整部は、前記フォーカスレンズの位置を調整することにより前記投射部のフォーカスを調整し、前記テーブルは、前記フォーカスレンズの位置と、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離との関係を保持しており、前記検出部は、前記フォーカスレンズの位置を検出し、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づき前記テーブルを参照し、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める。
そのため、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタの特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
そのため、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタの特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロジェクタ1の機能ブロック図である。
図1のプロジェクタ1は、光源13、液晶ライトバルブ駆動部14、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15B、投射光学系16、スクリーンSC、制御部21、映像入力部31、映像信号処理部32、フレームメモリ33、操作パネル41、操作信号処理部42、記憶部51、フォーカスリング61、検出部62を備える。
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロジェクタ1の機能ブロック図である。
図1のプロジェクタ1は、光源13、液晶ライトバルブ駆動部14、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15B、投射光学系16、スクリーンSC、制御部21、映像入力部31、映像信号処理部32、フレームメモリ33、操作パネル41、操作信号処理部42、記憶部51、フォーカスリング61、検出部62を備える。
光源13は、最終的にユーザへ表示する映像のための光源供給部であり、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bに向けて光を射出する。
液晶ライトバルブ駆動部14は、映像信号処理部32が出力する出力映像信号に基づいて、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bを駆動する。
液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bは、複数の図示しない画素がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部14により各画素の透過率が調整されることにより、光源13から射出された光を変調し、投射光学系16に向けて射出する。
液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bから射出された光は、投射光学系16によってスクリーンSC上に拡大投射される。
投射光学系16は、投写光の焦点を変更可能なフォーカスレンズを備える。
本発明における「投射部」は、光源13、液晶ライトバルブ駆動部14、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15B、及び投射光学系16がこれに該当する。
液晶ライトバルブ駆動部14は、映像信号処理部32が出力する出力映像信号に基づいて、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bを駆動する。
液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bは、複数の図示しない画素がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部14により各画素の透過率が調整されることにより、光源13から射出された光を変調し、投射光学系16に向けて射出する。
液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bから射出された光は、投射光学系16によってスクリーンSC上に拡大投射される。
投射光学系16は、投写光の焦点を変更可能なフォーカスレンズを備える。
本発明における「投射部」は、光源13、液晶ライトバルブ駆動部14、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15B、及び投射光学系16がこれに該当する。
また、プロジェクタ1は、投射光学系16のフォーカスレンズの駆動機構(図示せず)を有し、フォーカスレンズを光軸方向に移動させることにより、フォーカス状態を調整することが可能になっている。
この駆動機構は、本実施の形態1における「フォーカス調整部」に相当する。
この駆動機構は、本実施の形態1における「フォーカス調整部」に相当する。
制御部21は、映像信号処理部32の動作を制御するための信号を、映像信号処理部32に出力する。また、操作信号処理部42より受け取った操作信号に基づき、対応する制御動作を実行する。
制御部21は、例えばマイコンやDSP(Digital Signal Processor)のような演算装置で構成することができる。
制御部21は、例えばマイコンやDSP(Digital Signal Processor)のような演算装置で構成することができる。
映像入力部31は、プロジェクタ1の外部機器等から与えられる映像信号を受け取り、アナログ映像信号であればデジタル映像信号に変換するなどの処理を施して、映像信号処理部32に出力する。
映像信号処理部32は、映像入力部31からの入力映像信号を1フレーム(1画面)毎にフレームメモリ33に記憶させるとともに、フレームメモリ33に記憶された映像(以下、フレーム映像ともいう)を読み出す機能を有し、入力映像信号と制御部21の指示に基づいてデジタルの出力映像信号を生成して液晶パネル駆動部11に出力する。
映像信号処理部32は、マイクロプロセッサ等により構成され、内蔵したプログラムを実行することにより、上記の処理を行う。
映像信号処理部32は、映像入力部31からの入力映像信号を1フレーム(1画面)毎にフレームメモリ33に記憶させるとともに、フレームメモリ33に記憶された映像(以下、フレーム映像ともいう)を読み出す機能を有し、入力映像信号と制御部21の指示に基づいてデジタルの出力映像信号を生成して液晶パネル駆動部11に出力する。
映像信号処理部32は、マイクロプロセッサ等により構成され、内蔵したプログラムを実行することにより、上記の処理を行う。
操作パネル41は、プロジェクタ1の本体筐体の外面に設けられ、ユーザの操作情報を受け付けるためのものである。
ユーザが操作パネル41に配置されたキーを押下等すると、それに対応した操作信号が操作信号処理部42に出力される。
また、リモコンRCも操作パネル41と同様にユーザの操作情報を受け付け、それに対応した操作信号を無線通信により操作信号処理部42に出力する。
操作信号処理部42は、操作パネル41やリモコンRCが出力した操作信号を受け取り、デジタル信号に変換するなどの処理を施して、制御部21に出力する。
ユーザが操作パネル41に配置されたキーを押下等すると、それに対応した操作信号が操作信号処理部42に出力される。
また、リモコンRCも操作パネル41と同様にユーザの操作情報を受け付け、それに対応した操作信号を無線通信により操作信号処理部42に出力する。
操作信号処理部42は、操作パネル41やリモコンRCが出力した操作信号を受け取り、デジタル信号に変換するなどの処理を施して、制御部21に出力する。
記憶部51は、プロジェクタ1の動作に必要な種々のデータを格納する。
記憶部51は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、NVRAM(Non Volatile RAM)等の記憶装置により構成される。
記憶部51は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、NVRAM(Non Volatile RAM)等の記憶装置により構成される。
フォーカスリング61は、投射光学系16のフォーカスレンズの駆動機構と連動し、フォーカス調整位置を可変できるように構成されている。ユーザは、フォーカスリング61の設定位置を調整することにより、投写映像のフォーカス状態を調整することができる。
また、フォーカスリング61の設定位置は、検出部62により検出可能である。
検出部62は、ロータリエンコーダ等の回転角度を検出するセンサ、電気抵抗値の変化により設定位置を検知するものなど、任意の構成を用いることができる。また、フォーカスリング61の設定位置はレンズ位置と連動しているため、検出部62をレンズ位置センサとして用いることもできる。
また、フォーカスリング61の設定位置は、検出部62により検出可能である。
検出部62は、ロータリエンコーダ等の回転角度を検出するセンサ、電気抵抗値の変化により設定位置を検知するものなど、任意の構成を用いることができる。また、フォーカスリング61の設定位置はレンズ位置と連動しているため、検出部62をレンズ位置センサとして用いることもできる。
図2は、投射距離に応じてフォーカスリング61の設定位置を調整する様子を説明するものである。
ユーザは、プロジェクタ1とスクリーンSCの間の距離(投射距離)に応じてフォーカスリング61の設定位置を調整し、投写映像のピントを調整する。即ち、投写映像のピントが合っている前提の下、投射距離とフォーカスリング61の設定位置との間には、一定の関数関係があることが分かる。
したがって、その関数関係があらかじめ判明していれば、フォーカスリング61の設定位置を検出することにより、投射距離を逆算することが可能である。
ユーザは、プロジェクタ1とスクリーンSCの間の距離(投射距離)に応じてフォーカスリング61の設定位置を調整し、投写映像のピントを調整する。即ち、投写映像のピントが合っている前提の下、投射距離とフォーカスリング61の設定位置との間には、一定の関数関係があることが分かる。
したがって、その関数関係があらかじめ判明していれば、フォーカスリング61の設定位置を検出することにより、投射距離を逆算することが可能である。
一般に、投射距離に関して、次式(1)が成立する。
(1/L)+(1/V)=(1/f) ・・・(1)
ただし、f:レンズの焦点距離
L:投射距離
V:液晶パネルとレンズの間の距離
焦点距離fはレンズの特性により一意に定まる。また、液晶パネルとレンズの間の距離Vは、投射光学系16のフォーカスレンズの駆動機構で可変するものであるため、フォーカスリング61の設定位置より容易に求めることができる。
したがって、フォーカスリング61の設定位置を検出部62により検出することにより、上記式(1)を用いて、投射距離を算出することができる。
上記式(1)に表される関係は、投射光学系16の設計によって異なる場合があるため、その場合は式(1)に代えて適切な演算式を用いる。
(1/L)+(1/V)=(1/f) ・・・(1)
ただし、f:レンズの焦点距離
L:投射距離
V:液晶パネルとレンズの間の距離
焦点距離fはレンズの特性により一意に定まる。また、液晶パネルとレンズの間の距離Vは、投射光学系16のフォーカスレンズの駆動機構で可変するものであるため、フォーカスリング61の設定位置より容易に求めることができる。
したがって、フォーカスリング61の設定位置を検出部62により検出することにより、上記式(1)を用いて、投射距離を算出することができる。
上記式(1)に表される関係は、投射光学系16の設計によって異なる場合があるため、その場合は式(1)に代えて適切な演算式を用いる。
なお、検出部62は、フォーカスリング61の設定位置を検出して制御部21に出力してもよいし、さらに液晶パネルとレンズの間の距離Vを求めた上で制御部21に出力してもよい。
あるいは、検出部62に代えて、投射光学系16のフォーカスレンズの駆動機構にレンズ位置検出のためのセンサ等を設け、これよりレンズ位置を直接取得してもよい。
制御部21は、いずれの値を受け取るかに応じて、適切に演算を行う。
あるいは、検出部62に代えて、投射光学系16のフォーカスレンズの駆動機構にレンズ位置検出のためのセンサ等を設け、これよりレンズ位置を直接取得してもよい。
制御部21は、いずれの値を受け取るかに応じて、適切に演算を行う。
投射距離を算出することにより、その後の種々の処理を自動的に行うことができる。例えば、以下のようなものが考えられる。
(1)輝度の自動調整
投射距離が近い場合には輝度を自動的に下げ、遠い場合には輝度を自動的に上げることにより、投射距離によらず、視覚的に同じ明るさの映像をユーザに自動的に提供することが可能である。
(2)投射倍率の自動算出
ユーザの指示により投写映像を拡大・縮小する際、拡大・縮小に伴う投射倍率は投射距離により異なるため、あらかじめ投射距離を算出しておくことにより、投射倍率を自動算出することができる。
投射距離が近い場合には輝度を自動的に下げ、遠い場合には輝度を自動的に上げることにより、投射距離によらず、視覚的に同じ明るさの映像をユーザに自動的に提供することが可能である。
(2)投射倍率の自動算出
ユーザの指示により投写映像を拡大・縮小する際、拡大・縮小に伴う投射倍率は投射距離により異なるため、あらかじめ投射距離を算出しておくことにより、投射倍率を自動算出することができる。
なお、本発明の適用対象は、特許文献1に記載の技術のように、投射距離を検出するために設けられた専用の機能部を備えていないプロジェクタであることを付言しておく。
以上のように、本実施の形態1によれば、フォーカスリング61の設定位置を検出することにより、投射距離を自動的に算出することができる。また、投射距離の算出により、輝度の自動調整や投射倍率の自動算出など、種々の処理を自動的に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、フォーカスリング61の設定位置を検出し、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係を(間接的に)表す式(1)により投射距離を算出する構成について説明した。
本発明の実施の形態2に係るプロジェクタ1では、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係をテーブルにあらかじめ格納しておき、そのテーブルを参照することにより投射距離を求める構成について説明する。
本実施の形態2に係るプロジェクタ1の構成は、後述の図3で説明する距離テーブル51aを除き実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
なお、本実施の形態2における「設定手段」は、フォーカスリング61がこれに相当する。
実施の形態1では、フォーカスリング61の設定位置を検出し、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係を(間接的に)表す式(1)により投射距離を算出する構成について説明した。
本発明の実施の形態2に係るプロジェクタ1では、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係をテーブルにあらかじめ格納しておき、そのテーブルを参照することにより投射距離を求める構成について説明する。
本実施の形態2に係るプロジェクタ1の構成は、後述の図3で説明する距離テーブル51aを除き実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
なお、本実施の形態2における「設定手段」は、フォーカスリング61がこれに相当する。
図3は、本実施の形態2に係るプロジェクタ1の記憶部51が格納している距離テーブル51aの構成とデータ例を示すものである。
距離テーブル51aは、「リング位置」列、「投射距離」列を有する。
「リング位置」列には、フォーカスリング61の設定位置を表す値が格納される。ここでいう設定位置は、例えばフォーカスリング61の基準位置の角度(0°〜360°)を任意の刻み幅で格納すればよい。
「投射距離」列には、フォーカスリング61の設定位置が「リング位置」列の値であり、かつ投写映像のピントが合っている場合における投射距離の値が格納される。
本テーブルを参照することにより、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係が分かる。
距離テーブル51aは、「リング位置」列、「投射距離」列を有する。
「リング位置」列には、フォーカスリング61の設定位置を表す値が格納される。ここでいう設定位置は、例えばフォーカスリング61の基準位置の角度(0°〜360°)を任意の刻み幅で格納すればよい。
「投射距離」列には、フォーカスリング61の設定位置が「リング位置」列の値であり、かつ投写映像のピントが合っている場合における投射距離の値が格納される。
本テーブルを参照することにより、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係が分かる。
次に、本実施の形態2に係るプロジェクタ1の投射距離算出動作について説明する。
(1)検出部62は、フォーカスリング61の設定位置を検出し制御部21に出力する。
(2)制御部21は、検出部62より受け取ったフォーカスリング61の設定位置に基づき、該当するエントリを距離テーブル51aから検索する。
(3)制御部21は、ステップ(2)で検索した距離テーブル51aのエントリの「投射距離」列の値を読み取り、投射距離を得る。
(1)検出部62は、フォーカスリング61の設定位置を検出し制御部21に出力する。
(2)制御部21は、検出部62より受け取ったフォーカスリング61の設定位置に基づき、該当するエントリを距離テーブル51aから検索する。
(3)制御部21は、ステップ(2)で検索した距離テーブル51aのエントリの「投射距離」列の値を読み取り、投射距離を得る。
以上のように、本実施の形態2によれば、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係を保持する距離テーブル51aを設けたので、実施の形態1で説明した式(1)を用いなくとも、投射距離を算出することができる。
これにより、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタ1の特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
これにより、フォーカスリング61の設定位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタ1の特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、レンズ位置と投射距離の関係を保持するテーブルを設け、同テーブルを参照することにより投射距離を求める構成について説明する。
本実施の形態3に係るプロジェクタ1の構成は、後述の図4で説明する距離テーブル51bを除き実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
本発明の実施の形態3では、レンズ位置と投射距離の関係を保持するテーブルを設け、同テーブルを参照することにより投射距離を求める構成について説明する。
本実施の形態3に係るプロジェクタ1の構成は、後述の図4で説明する距離テーブル51bを除き実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図4は、本実施の形態3に係るプロジェクタ1の記憶部51が格納している距離テーブル51bの構成とデータ例を示すものである。
距離テーブル51aは、「リング位置」列、「投射距離」列を有する。
「レンズ位置」列には、投射光学系16のフォーカスレンズの位置を表す値が格納される。ここでいう位置は、例えばある基準位置からのフォーカスレンズの距離を任意の刻み幅で格納すればよい。
「投射距離」列には、フォーカスレンズの位置が「レンズ位置」列の値であり、かつ投写映像のピントが合っている場合における投射距離の値が格納される。
本テーブルを参照することにより、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係が分かる。
距離テーブル51aは、「リング位置」列、「投射距離」列を有する。
「レンズ位置」列には、投射光学系16のフォーカスレンズの位置を表す値が格納される。ここでいう位置は、例えばある基準位置からのフォーカスレンズの距離を任意の刻み幅で格納すればよい。
「投射距離」列には、フォーカスレンズの位置が「レンズ位置」列の値であり、かつ投写映像のピントが合っている場合における投射距離の値が格納される。
本テーブルを参照することにより、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係が分かる。
次に、本実施の形態3に係るプロジェクタ1の投射距離算出動作について説明する。
(1)検出部62は、フォーカスレンズの位置を検出し、制御部21に出力する。
(2)制御部21は、検出部62より受け取ったフォーカスレンズの位置に基づき、該当するエントリを距離テーブル51bから検索する。
(3)制御部21は、ステップ(2)で検索した距離テーブル51bのエントリの「投射距離」列の値を読み取り、投射距離を得る。
(1)検出部62は、フォーカスレンズの位置を検出し、制御部21に出力する。
(2)制御部21は、検出部62より受け取ったフォーカスレンズの位置に基づき、該当するエントリを距離テーブル51bから検索する。
(3)制御部21は、ステップ(2)で検索した距離テーブル51bのエントリの「投射距離」列の値を読み取り、投射距離を得る。
なお、検出部62がフォーカスレンズの位置を検出する際には、フォーカスリング61の設定位置を検出してその値よりフォーカスレンズの位置を算出してもよいし、検出部62自身をフォーカスレンズの位置センサとして構成してもよい。
以上のように、本実施の形態3によれば、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係を保持する距離テーブル51bを設けたので、実施の形態1で説明した式(1)を用いなくとも、投射距離を算出することができる。
これにより、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタ1の特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
これにより、フォーカスレンズの位置と投射距離との関係を詳細に設定することができるので、プロジェクタ1の特性や想定利用環境に合わせて、投射距離を適切に算出することが可能となる。
1 プロジェクタ、13 光源、14 液晶ライトバルブ駆動部、15R、15G、15B 液晶ライトバルブ、16 投射光学系、SC スクリーン、21 制御部、31 映像入力部、32 映像信号処理部、33 フレームメモリ、41 操作パネル、42 操作信号処理部、51 記憶部、51a 距離テーブル、51b 距離テーブル、61 フォーカスリング、62 検出部。
Claims (4)
- 入力映像信号に基づく出力映像信号を生成する映像信号処理部と、
前記出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、
前記投射部のフォーカスを調整するフォーカス調整部と、
前記映像信号処理部及び前記投射部の動作を制御する制御部と、
前記フォーカス調整部のフォーカス調整位置を検出する検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記検出部の検出結果に基づき、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 前記フォーカス調整部のフォーカス調整位置と、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離との関係を保持するテーブルを格納した記憶手段を備え、
前記制御部は、
前記検出部の検出結果に基づき前記テーブルを参照し、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。 - 前記フォーカス調整部は、
フォーカス調整位置を設定するための設定手段を備え、
前記テーブルは、
前記設定手段の設定位置と、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離との関係を保持しており、
前記検出部は、
前記設定手段の設定位置を検出し、
前記制御部は、
前記検出部の検出結果に基づき前記テーブルを参照し、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める
ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。 - 前記投射部はフォーカスレンズを備えており、
前記フォーカス調整部は、
前記フォーカスレンズの位置を調整することにより前記投射部のフォーカスを調整し、
前記テーブルは、
前記フォーカスレンズの位置と、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離との関係を保持しており、
前記検出部は、
前記フォーカスレンズの位置を検出し、
前記制御部は、
前記検出部の検出結果に基づき前記テーブルを参照し、前記投射部の設置位置から映像投写位置までの距離を求める
ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007054319A JP2008216663A (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007054319A JP2008216663A (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | プロジェクタ |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012145734A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置、投影方法及びプログラム |
JP2015179294A (ja) * | 2015-06-30 | 2015-10-08 | カシオ計算機株式会社 | 投影装置、投影方法及びプログラム |
JP2017204008A (ja) * | 2017-08-10 | 2017-11-16 | カシオ計算機株式会社 | 照射制御装置、照射制御方法及びプログラム |
-
2007
- 2007-03-05 JP JP2007054319A patent/JP2008216663A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012145734A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置、投影方法及びプログラム |
JP2015179294A (ja) * | 2015-06-30 | 2015-10-08 | カシオ計算機株式会社 | 投影装置、投影方法及びプログラム |
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