JP2005275085A - クリーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スクレーパの両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制するクリーニング装置を得る。
【解決手段】 前段スクレーパ44には、前段デトーニングロール42に印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧が印加され、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法は、現像領域の幅寸法以上の長さで前段デトーニングロール42の幅42Wの寸法以下の長さとなっている。前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法を前段デトーニングロール42の幅42Wの寸法以下の長さとすることで、前段スクレーパ44の両端が前段デトーニングロール42の両端からはみ出すこともないので、前段スクレーパ44の両端エッジ部に静電的にトナーが付着するのを抑え、前段スクレーパ44の両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制することができる。
【選択図】 図5
【解決手段】 前段スクレーパ44には、前段デトーニングロール42に印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧が印加され、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法は、現像領域の幅寸法以上の長さで前段デトーニングロール42の幅42Wの寸法以下の長さとなっている。前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法を前段デトーニングロール42の幅42Wの寸法以下の長さとすることで、前段スクレーパ44の両端が前段デトーニングロール42の両端からはみ出すこともないので、前段スクレーパ44の両端エッジ部に静電的にトナーが付着するのを抑え、前段スクレーパ44の両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制することができる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング装置に関する。
クリーニング装置においては、像担持体上に残留したトナーを除去するために、ブラシにトナーを静電的に吸着させる場合がある(例えば、特許文献1参照)。このようなブラシに吸着されたトナーは、バイアス電圧の印加された回収ロールで回収された後、バイアス電圧の印加された金属スクレーパで掻き落とされることがある。この金属スクレーパは、回収ロールで回収したトナーをすべて掻き落とすために、回収ロールに比べて幅方向の寸法が長く設定される。
ここで、回収ロールに比べて金属スクレーパのほうが長いと、回収ロールからはみ出した金属スクレーパの両端エッジ部の電界が強まるので、金属スクレーパの両端エッジ部にトナーが付着しやすくなる。このトナーが剥がれると、トナーこぼれにより画質ディフェクトが発生する原因になることもあった。
特開平4−204785号公報
本発明は、上記事実を考慮して、スクレーパの両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制するクリーニング装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明のクリーニング装置は、像担持体に接し、前記像担持体上に残留したトナーを吸着除去するブラシと、前記ブラシに接し、バイアス電圧が印加されて前記ブラシに吸着された前記トナーを回収する回収ロールと、前記回収ロールに接し、前記回収ロールに印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧が印加され、横幅寸法が現像領域の幅寸法以上の長さで前記回収ロールの幅寸法以下の長さであり、前記回収ロールの表面上の前記トナーを掻き落とす金属製のスクレーパと、を有することを特徴とする。
ここで、スクレーパの横幅寸法とは、スクレーパが回収ロールと接する部分における、回収ロールの軸心と平行な方向の寸法をいう。また、「現像領域の幅寸法」とは、現像部で像担持体上に現像される領域における幅寸法をいい、「回収ロールの幅寸法」とは、回収ロールがブラシと接する外周部における、回収ロールの軸心方向の寸法をいう。
請求項1に記載する本発明のクリーニング装置によれば、ブラシが、像担持体上に残留したトナーを吸着除去する。ブラシに吸着されたトナーは、バイアス電圧が印加された回収ロールによって回収された後、金属製のスクレーパによって掻き落とされる。ここで、スクレーパには、回収ロールに印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧が印加され、スクレーパの横幅寸法は、現像領域の幅寸法以上の長さで回収ロールの幅寸法以下の長さとなっている。このように、スクレーパに回収ロールに印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧を印加することで、回収ロールの表面電位を補いながら、回収ロール上のトナーを掻き落とすことができる。また、スクレーパの横幅寸法を現像領域の幅寸法以上の長さとすることで、回収ロールで回収したトナーを十分掻き落とせる。さらに、スクレーパの横幅寸法を回収ロールの幅寸法以下の長さとすることで、スクレーパの両端が回収ロールの両端からはみ出すこともないので、スクレーパの両端エッジ部に静電的にトナーが付着するのを抑え、スクレーパの両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制することができる。
以上説明したように、本発明のクリーニング装置によれば、スクレーパの両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制できるという優れた効果を有する。
本発明に係るクリーニング装置を図面に基づき説明する。図1には、クリーニング装置を備えた画像形成装置の概略構成が示されている。この画像形成装置は、電子写真複写機、レーザプリンタ等に使用される。
図1に示すように、画像形成装置10は、像担持体としての感光ドラム12を備えており、感光ドラム12は、図1における時計回り方向(矢印A方向)に回転する。この感光ドラム12を囲む円周上には、コロトロン14、露光装置16、現像装置18、転写ベルト20、プレクリーニング用コロトロン32、およびクリーニング装置34が、図1における時計回り方向(矢印A方向)に順次配設されている。
感光ドラム12の斜め上方には、感光ドラム12に対向してコロトロン14が配設されている。このコロトロン14によって、感光ドラム12の表面12Aは、負に帯電されるようになっている。コロトロン14の下流側には、露光装置16が設けられている。露光装置16は、コロトロン14により帯電された感光ドラム12の表面12Aに対して画像を書き込み、これにより、感光ドラム12の表面12Aに潜像が形成されるようになっている。
露光装置16の下流側には、現像装置18が設けられている。現像装置18は、感光ドラム12の表面12Aに、黄色、マゼンダ色、シアン色、黒色の各トナーを付着させて各色のトナー画像を形成するために、Y画像形成部18Y、M画像形成部18M、C画像形成部18C、およびBK画像形成部18Bが、図1における反時計回り方向に沿って円周状に配設されている。現像装置18が、露光装置16で形成された潜像にトナーを付着させることで、感光ドラム12の表面12Aにはトナー像が形成されるようになっている。
現像装置18の下流側には、感光ドラム12に当接する無端帯状の転写ベルト20が設けられている。転写ベルト20は、搬送ローラ19A、19B、19C、19Dによって内側から緊張した状態で保持されると共に、図1における反時計回り方向(矢印B方向)に駆動可能とされている。転写ベルト20の内側にあって、感光ドラム12に対向する位置には、転写ベルト20を正に帯電させて転写ベルト20の外側の面に感光ドラム12の表面12A上のトナーを吸着させる1次転写ローラ22が配設されている。1次転写ローラ22には、プラスの電圧が印加されている。1次転写ローラ22は、転写ベルト20に圧力を加えながら回転するので、転写ベルト20には、感光ドラム12の表面12Aに形成されたトナー像が転写されるようになっている。転写ベルト20の外側下方には、記録紙Pを正に転写させて転写ベルト20に押圧することにより、転写ベルト20に形成されたトナー像を記録紙P上に転写する2次転写ローラ24が配設されている。
転写ベルト20の下方には、2次転写ローラ24に記録紙Pを供給する記録紙供給装置26が設けられている。記録紙供給装置26は、1対の搬送ローラ26A、26Aを備えると共に、搬送ローラ26A、26Aで搬送される記録紙Pを2次転写ローラ24に向かって誘導する誘導スロープ26Bを備えている。2次転写ローラ24による記録紙Pの排出側には、記録紙P上のトナー像を定着させる定着装置28が設けられている。定着装置28は、2次転写ローラ24によってトナー像が転写された記録紙Pを加熱・押圧することにより、トナー像を定着させる1対の定着ローラ28A、28Aを備えると共に、この定着ローラ28A、28Aに向かって記録紙Pを搬送する搬送コンベア28Bを備える。なお、記録紙Pは、記録紙供給装置26と定着装置28とにより、図1において矢印Cに示す方向に搬送されるようになっている。
転写ベルト20の近傍であって、2次転写ローラ24から1次転写ローラ22へ至る中間位置には、2次転写ローラ24によって記録紙Pにトナー像を転写した後に転写ベルト20に残留したトナーを除去するトナー除去装置30が設けられている。
1次転写ローラ22と感光ドラム12とが転写ベルト20を挟持する位置から、感光ドラム12の回転方向(矢印A方向)へ若干進んだ位置には、感光ドラム12に対向してプレクリーニング用コロトロン32が配設されている。プレクリーニング用コロトロン32により、感光ドラム表面12Aに残留した転写残留トナーが除去し易くなる。プレクリーニング用コロトロン32の上方には、感光ドラム12の表面12Aを清掃して転写残留トナーを除去するクリーニング装置34が配設されている。
図2及び図3には、感光ドラム12に対向するクリーニング装置34の主な構成が示されている。
図2に示すように、クリーニング装置34は、感光ドラム12の表面12Aに残留して搬送される負帯電及び正帯電のトナーTをクリーニングするために、前段ブラシロール38、後段ブラシロール40の2本のブラシロールを備えている。
前段ブラシロール38は、図3に示されるように、全体として円柱状であって、感光ドラム12に近接して、感光ドラム12と軸平行に配置されている。前段ブラシロール38の軸芯としては、円柱状のブラシシャフト38Aが設けられており、このブラシシャフト38Aの周囲表面には、導電性接着剤層を介して多数の導電性繊維が放射状に植毛されてブラシ38Bを形成する。ブラシ38Bには、トナー像転写工程で印加される電圧の極性と同一極性であるプラス(例えば、+260V)の直流電圧が印加される。これにより、感光ドラム12の表面12Aとブラシ38Bとの間に電界が形成され、図2に示される感光ドラム表面12Aに残留している負帯電のトナーTがブラシ38Bに静電吸着されるようになっている。ブラシ38Bの導電性繊維には、例えば、ナイロン等が使用される。なお、本実施形態では、負帯電のトナーTは、感光ドラム12の表面12Aの残留量が多い極性のトナーとされる。
前段ブラシロール38は、図示しないモータにより感光ドラム12の回転方向(矢印A方向)と同じ回転方向(図2における時計回り方向(矢印38C方向))に回転させられ、感光ドラム表面12Aを擦って感光ドラム表面12Aに残留している負帯電のトナーTを掻き取ることができる。この前段ブラシロール38に接触する位置には、回収ロールとしての前段デトーニングロール42が配置されている。前段デトーニングロール42は、芯金42Bの外周がフェノール樹脂パイプ42Cで被覆されたものであり、図示しないモータにより前段ブラシロール38の回転方向に対して逆回転方向(図2における反時計回り方向(矢印42A方向))に回転させられる。この前段デトーニングロール42には、ブラシ38Bに印加される電圧よりも大きい(例えば、+660V)バイアス電圧が印加される。
前段デトーニングロール42の近傍には、前段スクレーパ44が配置されており、この前段スクレーパ44は、クリーニング装置34の下縁に取り付けられた保持部材35に固定されている。前段スクレーパ44は、ステンレスや鋼鉄等の金属からなり、図3に示されるように、細長い矩形薄板状に形成されて厚みは0.1mmとされている。前段スクレーパ44の縦幅方向の一方側(基端部44A側)は、L字状の保持部材35の一辺側に固定手段37により片持ち状態で固定されている。前段スクレーパ44の先端部44Bは、図2に示される前段デトーニングロール42に接触して負帯電のトナーTを除去するようになっている。なお、図2では、前段スクレーパ44の設計上の取付位置が示されているが、実施時には、前段スクレーパ44の全体が撓んで前段スクレーパ44の先端部44B(図3参照)が前段デトーニングロール42の表面を押し付けるように付勢される。この前段スクレーパ44には、図5に示されるように、前段デトーニングロール42に印加されるバイアス電圧(例えば、+660V)と等しいバイアス電圧(例えば、+660V)が印加される。
図4に示されるように、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法は、感光ドラム12における現像領域の幅12Wの寸法以下の長さであり、前段デトーニングロール42(フェノール樹脂パイプ42C)の幅42Wの寸法以上の長さである。ここで、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法とは、前段スクレーパ44が前段デトーニングロール42と接する部分における、前段デトーニングロール42の軸心42Sと平行な方向の寸法をいう。また、現像領域の幅12Wの寸法とは、図1に示される現像装置18で感光ドラム12上に現像される領域における幅寸法(図4における感光ドラム12の軸心12Sに平行な方向の寸法)をいい、図4に示される前段デトーニングロール42(フェノール樹脂パイプ42C)の幅42Wの寸法とは、前段デトーニングロール42が前段ブラシロール38と接するフェノール樹脂パイプ42Cの外周部における、前段デトーニングロール42の軸心42S方向の寸法をいう。
図2及び図3に示されるように、後段ブラシロール40は、全体として円柱状であって、前段ブラシロール38の上方で感光ドラム12に近接して、感光ドラム12と軸平行に配置されている。後段ブラシロール40の軸芯としては、円柱状のブラシシャフト40Aが設けられており、このブラシシャフト40Aの周囲表面には、導電性接着剤層を介して多数の導電性繊維が放射状に植毛されてブラシ40Bを形成する。ブラシ40Bには、前段ブラシロール38のブラシ38Bに印加される電圧の極性と逆極性であるマイナス(例えば、−400V)の直流電圧が印加される。これにより、感光ドラム12の表面12Aとブラシ40Bとの間に電界が形成され、感光ドラム表面12Aに残留している正帯電のトナーTがブラシ40Bに静電吸着されるようになっている。ブラシ40Bの導電性繊維には、例えば、ナイロン等が使用される。なお、本実施形態では、正帯電のトナーTは、感光ドラム12の表面12Aの残留量が少ない極性のトナーとされる。
図2に示されるように、後段ブラシロール40は、図示しないモータにより感光ドラム12の回転方向(矢印A方向)と同じ回転方向(図2における時計回り方向(矢印40C方向))に回転させられ、感光ドラム表面12Aを擦って感光ドラム表面12Aに残留している正帯電のトナーTを掻き取ることができる。この後段ブラシロール40に接触する位置には、回収ロールとしての後段デトーニングロール43が配置されている。後段デトーニングロール43は、芯金43Bの外周がフェノール樹脂パイプ43Cで被覆されたものであり、図示しないモータにより後段ブラシロール40の回転方向と同じ回転方向(図2における時計回り方向(矢印43A方向))に回転させられる。この後段デトーニングロール43には、ブラシ40Bに印加される電圧よりも大きい(例えば、−800V)のバイアス電圧が印加される。
後段デトーニングロール43の近傍には、後段スクレーパ46が配置されており、この後段スクレーパ46は、クリーニング装置34の上縁に取り付けられた保持部材36に固定されている。後段スクレーパ46は、ステンレスや鋼鉄等の金属からなり、図3に示されるように、細長い矩形薄板状に形成されて厚みは0.1mmとされている。後段スクレーパ46の縦幅方向の一方側(基端部46A側)は、屈曲した保持部材36の一辺側に固定手段37により片持ち状態で固定されている。後段スクレーパ46の先端部46Bは、図2に示される後段デトーニングロール43に接触して正帯電のトナーTを除去するようになっている。なお、図2では、後段スクレーパ46の設計上の取付位置が示されているが、実施時には、後段スクレーパ46の全体が撓んで後段スクレーパ46の先端部46B(図3参照)が後段デトーニングロール43の表面を押し付けるように付勢される。この後段スクレーパ46には、後段デトーニングロール43に印加されるバイアス電圧(例えば、−800V)と等しいバイアス電圧(例えば、−800V)が印加される。図4に示されるように、後段スクレーパ46の幅寸法は、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法と同様に、感光ドラム12における現像領域の幅12Wの寸法以下の長さであり、後段デトーニングロール43のフェノール樹脂パイプ43Cの幅寸法(前段デトーニングロール42のフェノール樹脂パイプ42Cの幅42Wと同一寸法)以上の長さである。
図1に示すように、クリーニング装置34の下部には、螺旋オーガ48が設けられ、前段スクレーパ44、後段スクレーパ46により除去されたトナーTを一旦受け入れた後、トナーTをクリーニング装置34から排出するようになっている。
次に、本実施形態に係るクリーニング装置34によるクリーニング動作及び作用を説明する。
図1に示される転写ベルト20への転写後に感光ドラム12の表面12Aに残留した転写残留トナーは、感光ドラム12の回転によりクリーニング装置34の配置された位置へ進入する。図2に示されるように、転写残留トナーTは、まず、前段ブラシロール38のブラシ38Bによって掻き乱される。
このとき、負帯電のトナーTは、前段ブラシロール38のブラシ38Bにプラスの電圧が印加されているために、ブラシ38Bに静電吸着される。ここで、前段ブラシロール38に隣接する前段デトーニングロール42には、前段ブラシロール38よりも高い電圧が印加されているので、ブラシ38Bに静電吸着された負帯電のトナーTは、前段デトーニングロール42に移動して付着する。前段デトーニングロール42上に付着した負帯電のトナーTは、前段スクレーパ44によって掻き落とされる。
ここで、前段スクレーパ44には、前段デトーニングロール42に印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧が印加されるので、前段デトーニングロール42の表面電位を補いながら、前段デトーニングロール42上のトナーTを掻き落とすことができる。また、図4に示されるように、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法を現像領域の幅12Wの寸法以上の長さとすることで、前段デトーニングロール42で回収したトナーT(図2参照)を十分掻き落とせる。さらに、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法を前段デトーニングロール42(フェノール樹脂パイプ42C)の幅42Wの寸法以下の長さとすることで、前段スクレーパ44の両端が前段デトーニングロール42のフェノール樹脂パイプ42Cの幅方向(矢印W方向)両端からはみ出すこともないので、前段スクレーパ44の両端エッジ部へ静電的にトナーTが付着するのを抑え、前段スクレーパ44の両端エッジ部からトナーこぼれが発生するのを抑制することができる。これにより、画質ディフェクトの発生を抑えることができる。また、前段スクレーパ44の横幅44Wの寸法を前段デトーニングロール42(フェノール樹脂パイプ42C)の幅42Wの寸法以下の長さとすることで、図5に示されるように、前段スクレーパ44の両端部付近での接触圧の低下や前段デトーニングロール42に対する未接触部分(浮き)がなくなり、トナーT(図2参照)のすり抜けによって未清掃部分が生じるのを防ぐことができる。これにより、クリーニング性が向上する。前段スクレーパ44によって掻き落とされた負帯電のトナーT(図2参照)は、図1に示される螺旋オーガ48に一旦受け入れられた後、クリーニング装置34から排出される。
一方、図2に示すように、正帯電のトナーTは、前段ブラシロール38のブラシ38Bに静電吸着されることなく、感光ドラム12の表面12Aに残留した状態で、感光ドラム12の回転によって図2の上方へ移動する。前段ブラシロール38の上方では、後段ブラシロール40が感光ドラム表面12Aの正帯電のトナーTを掻き乱す。
後段ブラシロール40によって掻き乱された正帯電のトナーTは、後段ブラシロール40のブラシ40Bにマイナスの電圧が印加されているために、ブラシ40Bに静電吸着される。ここで、後段ブラシロール40に隣接する後段デトーニングロール43には、後段ブラシロール40よりも高い電圧が印加されているので、ブラシ40Bに静電吸着された正帯電のトナーTは、後段デトーニングロール43に移動して付着する。後段デトーニングロール43上に付着した正帯電のトナーTは、後段スクレーパ46によって掻き落とされる。ここで、後段スクレーパ46も前段スクレーパ44と同様に作用するので、未清掃部分を残さないと共に、トナーこぼれを抑制することができる。後段スクレーパ46によって掻き落とされた正帯電のトナーTは、図1に示される螺旋オーガ48に一旦受け入れられた後、クリーニング装置34から排出される。
なお、本実施形態のように、回収ロール(前段デトーニングロール42、後段デトーニングロール43)が樹脂で被覆されたものであると、その表面が金属等のように硬くないため、スクレーパ(前段スクレーパ44、後段スクレーパ46)の摩耗量が少なくなるという利点がある。
また、本実施形態のように、スクレーパ(前段スクレーパ44、後段スクレーパ46)の厚みを薄く(本実施形態では、0.1mm)した場合、スクレーパがある程度撓むので、衝撃や公差を吸収できるという利点がある。
上記実施形態では、スクレーパ(前段スクレーパ44、後段スクレーパ46)が細長い矩形薄板状の場合を例に挙げて説明したが、スクレーパ先端部の横幅寸法(スクレーパが回収ロールと接する部分における、回収ロールの軸心と平行な方向の寸法)が現像領域の幅寸法以上の長さで回収ロールの幅寸法以下の長さであれば、スクレーパの全体形状は他の形状であってもよい。
12 感光ドラム(像担持体)
12W 現像領域の幅
34 クリーニング装置
38 前段ブラシロール(ブラシ)
38B ブラシ
40 後段ブラシロール(ブラシ)
40B ブラシ
42 前段デトーニングロ−ル(回収ロール)
42C フェノール樹脂パイプ(回収ロール)
42W 前段デトーニングロ−ルの幅(回収ロールの幅)
43 後段デトーニングロール(回収ロール)
43C フェノール樹脂パイプ(回収ロール)
44 前段スクレーパ
44W 前段スクレーパの横幅
46 後段スクレーパ
T トナー
12W 現像領域の幅
34 クリーニング装置
38 前段ブラシロール(ブラシ)
38B ブラシ
40 後段ブラシロール(ブラシ)
40B ブラシ
42 前段デトーニングロ−ル(回収ロール)
42C フェノール樹脂パイプ(回収ロール)
42W 前段デトーニングロ−ルの幅(回収ロールの幅)
43 後段デトーニングロール(回収ロール)
43C フェノール樹脂パイプ(回収ロール)
44 前段スクレーパ
44W 前段スクレーパの横幅
46 後段スクレーパ
T トナー
Claims (1)
- 像担持体に接し、前記像担持体上に残留したトナーを吸着除去するブラシと、
前記ブラシに接し、バイアス電圧が印加されて前記ブラシに吸着された前記トナーを回収する回収ロールと、
前記回収ロールに接し、前記回収ロールに印加されるバイアス電圧と等しいバイアス電圧が印加され、横幅寸法が現像領域の幅寸法以上の長さで前記回収ロールの幅寸法以下の長さであり、前記回収ロールの表面上の前記トナーを掻き落とす金属製のスクレーパと、
を有することを特徴とするクリーニング装置。
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---|---|---|---|
JP2004089536A JP2005275085A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | クリーニング装置 |
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