JP2005274267A - 液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置 - Google Patents

液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】角筒状液体紙容器の製函に用いるブランクシートSの貼着板のスカイビング処理した肉薄部Eにおける折目dの部位に沿ってピンホール発生の有無を、精度良く、正確且つ能率的に検出できるようにすることにある。
【解決手段】搬送移動するブランクシートSの筒状端部となる貼着板5の外端部に沿って所定幅にスカイブ加工して形成した肉薄部Eに接着剤を塗布する接着剤塗布手段30と、前記肉薄部Eをその中央を通る折目dにて平坦状態から180 °折り返す折曲手段60と、該折曲手段60による折り返し途中における略直角の折曲部を挟んで該シートSの上下に離間対向して設置した投光手段41とシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向にライン状の光学受像視野を有する画像受像手段42とからなるピンホール検出手段40とを備え、折曲部に発生するピンホールを受像手段42にて受像して検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、板紙を基材層として、その表裏両面に熱融着シール可能な合成樹脂層を積層した複合シートにより形成した液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置に関する。
一般に液体紙容器としては、牛乳やジュース類や酒類などの液体を密封包装するための紙パックと称される角筒状の液体紙容器があり、板紙を基材層として、その両面に熱融着シール可能な合成樹脂層を積層し、中間層としてプラスチックフィルムやアルミニウム箔を積層した複合シートにより形成した角筒状液体紙容器がある。
一般的に、角筒状液体紙容器を作製するための包材は、複合シートを用いたブランクシートとして、容器の内外面となるブランクシートの両面に、例えば、ポリエチレン、又は容器内面となる面にポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)、その外面となる面にポリエチレンを積層した包材が使用されている。
ブランクシートの中間層としては、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレートなど合成樹脂フィルム、あるいはアルミニウム箔が用いられている。
一般に、図6(a)に示すように、角筒状液体紙容器の製箱に使用されるブランクシートSは、四側壁板1、2、3、4、及び貼着板5をそれぞれ折目を介して連設する筒状胴部A(角筒状胴部)と、各々前記四側壁板の下側に折目を介して連設する底面部Bと、該各々四側壁板の上側に折目を介して連設する上面部Cとを備え、それらの表裏には熱融着可能なポリエチレンあるいはポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂層が設けられている。
図6(a)に示す胴部Aは、四側壁板1、2、3、4と貼着板5がそれぞれ平行な縦折目aを介して連設されている。
また、底面部Bは、各々前記四側壁板の下側に順に底板21、頂角90°の下部折込二等辺三角板22、該三角板22の二等辺下側に折込板22a、22b、底板23、頂角90°の下部折込二等辺三角板24、該三角板24の二等辺下側に折込板24a、24b、前記折込板22aと底板23と折込板24aの下側に順に折返貼着内板22c、23a、24cがそれぞれ折目c、i、j、k、mを介して連設されている。
また、上面部Cは、該各々四側壁板の上側に順に蓋板11、該蓋板11上側の合掌貼着外板11a、頂角45°〜90°の上部折込二等辺三角板12、該三角板12の二等辺上側に折込板12a、12a、該折込板12a上側の貼着内板12b、12b、蓋板13、該蓋板13上側の合掌貼着外板13a、頂角45°〜90°の上部折込二等辺三角板14、該三角板14の二等辺上側に、折込板14a、14a、該折込板14a上側の貼着内板14b、14bがそれぞれ折目b、e、f、g、hを介して連設されている。
上記ブランクシートSを用いて角筒状液体紙容器を作製する場合は、図6に示すブランクシートSの側壁板4側にある貼着板5の裏面外端部(斜線領域)を折目aと平行に、研磨手段によりスカイビング(切削)加工して、図7(a)に示すブランクシートSの拡大側断面図に示すように、板紙基材層Sと、その表裏両面に積層した各々合成樹脂層S1 、S2 とからなる複合シートにより形成したブランクシートSの総厚Tに対してT/2の厚
さtの肉薄部E領域を形成し、図6に示す四側壁板1、2、3、4、貼着板5を各々折目aを介して角筒状に折り曲げるとともに、図7(b)のブランクシートの拡大側断面図に示すように、側壁板4側にある貼着板5の肉薄部E領域を折目dを介して半分に折り返して、接液面となる端部(折目d近傍)に合成樹脂層S2 による耐液性のエッジプロテクト部を形成する。
そして、角筒状に折り曲げた前記四側壁板1、2、3、4のうち、前記側壁板1の内面に貼着板5を重ね合わせて、重ね合わせ内面の樹脂層をホットエアー等にて加熱溶融し、締圧貼着し、ブランクシートを角筒状体に形成して胴部Aを形成する。
続いて、胴部Aの下側にて角筒状体となった頂角90°の折込二等辺三角板22、24を、折目を介して角筒状体の内方に平坦に折り入れながら、折目を介して底板21、23を内方に平坦に折り曲げ、且つそれぞれ折返貼着内板22c、23a、24cを重ね合わせて外方に折り曲げ、折り曲げられた該折返貼着内板22c、23a、24cの上側より前記底板23上に前記底板21を平坦に重ね合わせ、底板21、23を、その重ね合わせ内外両面より押圧しなから、その重ね合わせ内面樹脂をホットエアー等にて加熱処理して溶融締圧して、密封シール状態に貼着することにより、図8(a)に示すように、胴部Aの下部に平坦な容器の底面部Bが形成される。
底面部Bが形成されると、胴部A上側の上面部Cの開口側より所定の液体内容物を所定量充填し、その後、頂角45°〜90°の上部折込二等辺三角板12、14、及びそれらと連設する折込板12a、12a、折込板14a、14aを内方に折り込み、且つ、蓋板11、13を折目を介して互いに内方に折り倒し、それによって互いに重ね合わされる合掌貼着外板11a、13a、及び貼着内板12b、12b、14b、14bを、図8(a)に示すように合掌状態にして、図8(b)に示すように、その重ね合わせ内面の樹脂をホットエアー等にて加熱処理して溶融しながら、該外板11a、13aの外側より、押圧シール手段26のシールバー27、28にて、矢印方向に両側から締圧して密封シール状態に貼着することにより上面部Cが形成されて、角筒状液体紙容器が製箱される。
ここで、前記上部折込二等辺三角板12、14の頂角が45°以上90°未満の角度の場合では、蓋板11、13は互いに傾斜した状態に突き合わされて、図8(b)に示すゲーベルトップ型(への字傾斜屋根型)の上面部Cを備えた容器が形成され、他方、90°の角度の場合では、前記蓋板11、13は互いに水平状態に平坦に折り倒されて、フラットトップ型の上面部Cを備えた容器(図示せず)が形成される。
以下に、公知の特許文献を記載する。
特開平10−72028号公報の従来の技術
ところで、上記角筒状液体紙容器の製函に用いるブランクシートSは、図6に示すブランクシートSの側壁板4側にある貼着板5の裏面外端部(斜線領域)を折目aと平行に切削手段(スカイビング手段)により切削して肉薄加工し、図7(a)に示すような肉薄部Eを形成した際には、その切削手段の切削圧や切削速度等や、板紙基材層Sと各々合成樹脂層S1 、S2 とからなるブランクシートSの材質等の微妙な加工条件の変動によって、肉薄部E領域面の板紙基材層Sや合成樹脂層S2 に、細かいピンホール(通気性の孔、通気性の生じ易い孔)が発生し易い。
特に、肉薄部Eの折目dの部位及びその近傍にピンホールが発生した場合には、折目d
を折り曲げてエッジプロテクティングした際に、製函後の容器のブランクシートSの折目d側の端部の内面耐液性が低下する支障が生じる場合があり、そのために、ブランクシートSの肉薄部Eにおける折目dの部位に沿ってピンホールの発生の有無を、精度良く正確に検査することが必要となっている。
本発明は、角筒状液体紙容器の製函に用いるブランクシートSのスカイビング処理した肉薄部Eにおける折目dの部位に沿うピンホール発生の有無を、精度良く、正確且つ能率的に検出できるようにすることにある。
本発明の請求項1に係る発明は、搬送移動する筒状液体紙容器の製函に使用されるブランクシートSの筒状端部となる貼着板5の外端部に沿って所定幅にスカイブ加工して形成した肉薄部Eに接着剤を塗布する接着剤塗布手段30と、前記肉薄部Eをその中央を通る折目dにて平坦状態から180°折り返す折曲手段60と、該折曲手段60による折り返し途中における前記薄肉部Eの折目dにて略直角に折り曲げた直角折曲部を挟んで該シートSの上下に離間対向して設置した投光手段41とブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向にライン状の光学受像視野を有する画像受像手段42とからなるピンホール検出手段40とを備え、搬送移動する前記ブランクシートSの肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した投光手段41の照射光線を、前記画像受像手段42により画像として受像して検出することによりピンホールの発生を検知するようにしたことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記接着剤塗布手段30の前段に、筒状液体紙容器の製函に使用されるブランクシートSの筒状端部となる貼着板5の外端部に沿って所定幅にスカイブ加工して肉薄部Eを形成する切削手段50を備えることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の画像受像手段42は、肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した投光手段41の照射光線を画像として検出することにより、直ちにピンホール発生検知信号を発信し、前記搬送手段30はそれを一旦停止信号として受信し、該信号に基づいて前記搬送手段30を一旦停止動作させてブランクシートSの搬送を停止させ、その停止している間に、ピンホールの発生したブランクシートSを抜き取り除去し、リセット手段により停止動作を解除することにより、搬送手段30を再搬送動作させてブランクシートSを搬送移動させてピンホールの検出を再開させるようにしたことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至3のいずれか1項に係る液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の画像受像手段42が、CCDラインセンサー又はリニア型CCDカメラであることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1乃至4のいずれか1項に係る液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の投光手段41が、ファイバーライトガイド式ハロゲン光源であることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項6に係る発明は、上記請求項1乃至5のいずれか1項に係る液体紙容器
のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の投光手段41の投光光束直径φが5mmであり、前記画像受像手段42のライン状の受像視野幅fが85mmであることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項7に係る発明は、上記請求項1乃至6のいずれか1項に係る液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記折曲手段60によって直線的に搬送される前記ブランクシートSの略直角に折り曲げた肉薄部Eの折曲部の搬送路における、少なくとも前記ピンホール検出手段40の投光手段41と画像受像手段42の設置位置及びその前後位置に、直線的に搬送される前記ブランクシートSの肉薄部Eにおける前記折曲部の水平面を水平ガイドするガイドプレート45と垂直面を垂直ガイドするガイドプレート46とを、互いに所定間隔を置いて設置したことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の請求項8に係る発明は、上記請求項7に係る液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ブランクシートSの肉薄部Eにおける折曲部の水平面を水平ガイドするガイドプレート45の前端縁における前記ピンホール検出手段40の投光手段41と画像受像手段42の対向設置相当部分に、ブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向のライン状の受像視野を拡げるための半径2.5mmの半円状の受光用切欠部45aを設けたことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置である。
本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置は、筒状液体紙容器の製函に使用されるブランクシートSの筒状端部にある貼着板5の外端部に沿って、切削手段によりスカイブ加工形成された所定幅の肉薄部Eを、接着剤塗布手段30に導入して、肉薄部Eのスカイブされた面に接着剤を塗布した後、折曲手段60に導入して、その肉薄部Eの中央部を通る折目dにて折曲板62により略直角に折り曲げた前記ブランクシートSの肉薄部Eの折曲部を直線的に搬送しながらピンホール検出手段40に導入して、前記肉薄部Eの直角に折り曲げた折曲部を挟んで一方側に設置した投光手段41の照射光線を、その肉薄部Eの折曲部に照射し、その肉薄部Eの折曲部に発生したピンホールを透過した照射光線を、他方側に設置したブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向に光学受像視野を有する画像受像手段42(CCD型ラインセンサー、又はリニア型CCDカメラ)による画像受像手段42を用いて、ピンホールを光点(例えば光点像又は光点の連続する光像)として検出することにより、ブランクシートSのピンホール発生を検知するようにしたものである。
このように本発明装置は、肉薄部Eの折目dによる折曲部に発生したピンホールを透過した照射光線を、画像受像手段42により光点像又は光像である画像として受像することによって、ピンホールの発生を検知するため、肉薄部Eの折目dを介して折り曲げられる折曲部に発生したピンホールを透過する光量が極めて微量であっても、画像として捕らえるために未検知にならず、ピンホールの発生を見逃すことなく、精度良く、正確且つ能率的に検出することができるものである。
また、本発明装置は、ブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向(搬送幅方向)に光学受像視野を有する画像受像手段42(CCD型ラインセンサー、又はリニア型CCDカメラ)による画像受像手段42を用いてピンホールを検出するため、ブランクシートSの搬送中に、その搬送位置が搬送方向と直交する搬送幅方向に多少変動した場合においても、ピンホールを検出漏れなく、光点(光像又は光点像)として検出でき、ブランクシートSの搬送精度に対する検出精度を向上でき、正確なピンホール検出が可能
となる。
また、本発明装置は、前記画像受像手段42が、肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した投光手段41の照射光線を画像として検出することにより、直ちにピンホール発生検知信号を発信して、前記接着剤塗布手段30、折曲手段60のブランクシート搬送部は、それを一旦停止信号として受信し、該信号に基づいて搬送部を一旦停止動作させて、ブランクシートSの搬送移動を停止させることができ、その停止している間に、ピンホールの発生したブランクシートSを不良品として抜き取り除去することができ、また、リセット手段により停止動作を解除することによって、前記搬送部を再搬送動作させて、ブランクシートSを搬送移動させ、ピンホールの検出動作を再開させることができるものである。
また、本発明装置は、前記投光手段41にファイバーライトガイド式のハロゲン光源など投光光束の直径φの小さい光源を使用することによって、光源の強度(照度、光量)を強力にすることができ、肉薄部Eの折目dを介して折り曲げられる折曲部に発生するピンホールの直径が極めて微小(例えば、光が透過していることが目視にて認識可能な最小直径の約0.3mm程度〜0.1mm程度)であっても、透過光の強度(照度、光量)が強化でき、画像として確実に捕らえることができるために未検知にならず、ピンホールの発生を見逃すことなく、精度良く、正確且つ能率的に検出することができるものである。
また、本発明装置は、前記ブランクシートSの肉薄部Eにおける折曲部の水平面を水平ガイドするガイドプレート45の前端縁における前記投光手段41と画像受像手段42の対向設置相当部分に、半径2.5mm程度の半円状の受光用切欠部45aを設けたことにより、前記投光手段41の投光の光束直径φを5mm、前記画像受像手段42のブランクシートSの搬送方向と直交する搬送幅方向の光学受像視野幅を85mm程度に設定してピンホールの有無を検出した際には、肉薄部Eにおける折曲部の折目dに沿った部分に発生したピンホールだけでなく、その折目dを中心線としてその両側の近傍2.5mm程度離れた部分の折曲部に発生するピンホールも検出することが可能になり、微細なピンホールを透過した後の透過光の強度(照度、光量)を画像検出可能な十分な強度に増大させるとともに、ブランクシートSの肉薄部Eにおける折曲部のピンホール検出領域を拡げることが可能となる。
本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置の実施の形態を以下に詳細に説明する。
本発明装置は、図1(a)の側面図、図1(b)の平面図に示すように、折曲手段60を備え、筒状液体紙容器の製函に使用されるブランクシートS(図6参照)の筒状胴部Aの筒状端部となる貼着板5の外端部(斜線領域)に沿って、切削手段50(切削回転ローラ式切削手段など図5にて後述)により、予めスカイブ(切削)加工形成された該ブランクシートSの所定幅の肉薄部Eを、平坦な状態(図7(a)参照)から直角な状態を経て180°折り返した状態(図7(b)参照)に折り返す折曲手段60を備え、その肉薄部Eの中央を通る折目dにて、折り曲げプレート(図5にて後述)などにより、直角形状に折り曲げた後、該ブランクシートSを順次1枚ずつ直線的に水平方向に搬送するものである。
上記折曲手段60は、ブランクシートSを水平に載置する水平搬送台部と、該水平搬送台部には該ブランクシートSを搬送する搬送ローラ部を備え、該搬送ローラ部は上下に対向する一対のローラの複数対により構成され、ブランクシートSを直線的に搬送するものである。なお、折曲手段60のブランクシート搬送方式としては、特に本発明においては
限定されるものではなく、上記搬送ローラ方式以外に、例えば、ブランクシートSの後端部を押送して搬送する押送爪を間欠回転送行するエンドレスチェーンに等間隔に取り付けた押送爪方式などであってもよい。
図1(a)に示すように、前記ブランクシートSの直線的搬送路内には、ピンホール検出手段40が設置され、該ピンホール検出手段40は、ブランクシートSの肉薄部Eの折目dにて直角に折り曲げた折曲部を挟んで、該シートSの上下に離間対向して、定位置に固定して設置された投光手段41と、ブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向に光学受像視野(検出視野)を有するCCDラインセンサー又はリニア型CCDカメラ等の画像受像手段42とを備え、投光手段41と画像受像手段42との間には遮光する障害物が無い状態となっている。
図1(a)に示すように、投光手段41と画像受像手段42の互いの光軸Oは一致していて、少なくとも、肉薄部Eの直角に折り曲げた折曲部の折目dを通過するように設定されており、また、投光手段41の光軸角度θ(肉薄部Eの水平面に対する角度)は、本発明においては特に限定されるものではないが、例えば、30°〜60°程度でもよいが、45°が適当である。なお、直線ライン方向に光学受像視野を有するCCDラインセンサー又はリニア型CCDカメラ等の画像受像手段42の光軸Oは、手段42の直線ライン方向に配列した複数個のセンサーのうち中央部分のセンサーの中心を通る光軸であり、手段42のセンサー前面部に配置された集光レンズ系光軸とするものである。
前記ブランクシートSの肉薄部Eの折目dにて略直角に折り曲げた折曲部を挟んで両側に対向設置した投光手段41とリニア型CCDカメラによる画像受像手段42のうち、一方の投光手段41は投光光束の直径を極力絞り込んであり、例えば、投光光束の直径φを5mmに設定してあり、他方の画像受像手段42の光学受像視野の幅fを85mmに設定している。
前記投光手段41は定位置にて、搬送移動中のブランクシートSの肉薄部Eの直角に折り曲げた折曲部に向かって検出用の光線を照射し、画像受像手段42は定位置にてリニア型CCDカメラにより、その肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した透過光線を画像として検出して、折曲部におけるピンホールの発生を検知するものである。
上記本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置は、接着剤塗布手段30と、ブランクシートSに肉薄部Eを形成するための切削手段50とは切り離して設置することは可能であるが、必要に応じて、切削手段50の後段に接着剤塗布手段30、折曲手段60をインライン接続して設置し、肉薄部Eの切削加工とピンホール検査とをインラインにて実施できるようにしてもよい。
上記本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置の前記画像受像手段42は、搬送移動中のブランクシートSの肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した投光手段41の照射光線を、画像として検出した際に、直ちにピンホール発生検知信号を発信する。
そして、前記ブランクシートSを搬送している折曲手段60の搬送部は、画像受像手段42からのピンホール発生検知信号を一旦停止信号として受信することができる。
そして、前記折曲手段60の搬送部は、該一旦停止信号に基づいて一旦停止動作して、ブランクシートSの搬送移動を停止させ、その停止している間に、ピンホールの発生したブランクシートSを抜き取り除去する。
そして、停止中の前記折曲手段60の搬送部は、リセット手段(リセットボタン操作)により停止動作が解除されて、再搬送動作を開始し、ブランクシートSを搬送移動させてピンホールの検出を再開させる。
前記折曲手段60によって直線的に搬送される前記ブランクシートSの肉薄部Eの搬送路における、少なくとも前記投光手段41と画像受像手段42の設置位置及びその前後位置には、図2(a)の側面図、図2(b)の平面図及び図3(a)〜(b)の部分斜視図に示すように、折曲手段60によって直線的に搬送される前記ブランクシートSの肉薄部Eにおける折曲部の水平面を水平方向にガイドするガイドプレート45と、垂直面を垂直方向にガイドするガイドプレート46とを、投光手段41と画像受像手段42の光軸Oによる光路を遮光しないように所定間隔wを置いて設置したものである。
前記ガイドプレート45は、図3(a)〜(b)に示すように、その前端縁はブランクシートSの直線的搬送方向に平行に直線的に形成されており、また、図4(a)〜(b)に示すように、その前端縁の一部には、対向設置された前記投光手段41と画像受像手段42の光軸Oによる光路相当部分に、半径2.5mm程度の半円状の受光用切欠部45aを設けてもよい。
図5(a)に示すように、本発明のピンホール検査装置の接着剤塗布手段30前段に、スカイブ(切削)加工装置50(切削手段)を接続して、オンライン方式によりスカイブ加工ラインのピンホール検査を行うことが可能である。
スカイブ(切削)加工装置50は、図5(a)に示すように、例えば複数の上下に対向する搬送ロール51、51(搬送部)と、上下に対向するそれぞれプレスロール52と切削ロール53(ロール周面に微細凹凸状の切削面を備える)とを備え、ブランクシートSを対向する搬送ロール51、51(搬送部)の間に導入して前方に搬送しながら、途中のプレスロール52と切削ロール53の間に導入することにより、ブランクシートSの一端部に形成した貼着板5の外端部(図6に示す斜線領域)裏面を、搬送ロール51、51(搬送部)によるブランクシートSの搬送速度よりも高速度にて、搬送方向に対して同じ方向に回転する切削ロール53の回転により切削して肉薄部Eを形成するものである。
折り曲げ装置60(折曲手段)は、図5(a)に示すように、ブランクシートSを順次1枚ずつ直線的に水平方向に搬送部にて搬送しながら、予めスカイブ(切削)加工形成された該ブランクシートSの所定幅の肉薄部Eを、その肉薄部Eの中央を通る折目dにて、平坦な状態(図7(a)参照)から直角な状態を経て、180°折り返した状態(図7(b)参照)に折り返すものであり、肉薄部Eを折目dにて直角に折り曲げる折り曲げガイドプレート62を備えた直角折り手段60Aと、さらに折目dにて、Uの字状に折り返す折り返しガイドプレート64を備えた折り返し手段60Bとにより構成され、このように折り該ブランクシートSを順次1枚ずつ直線的に水平方向に搬送するものである。
直角折り手段60Aは、複数対の上下に対向する搬送ロール61、61(搬送部)と、搬送方向に対して一側方に設けられ、ブランクシートSの貼着板5に形成した肉薄部Eを折目dにて、直角に折り曲げる折り曲げ板62とを備え、該折り曲げ板62の斜面63にて、ブランクシートSの肉薄部Eを、図1(a)に示すように、直角に折り曲げるものである。
折り重ね手段60Bは、複数対の上下に対向する搬送ロール61、61(搬送部)と、搬送方向に対して一側方に設けられ、略直角に折り曲げられたブランクシートSの肉薄部Eを折目dにて、さらに内方にUの字状に折り返して肉薄部Eを折り重ねる折り重ね板64とを備え、該折り曲げ板64の斜面に沿ってブランクシートSの肉薄部Eを内方に折り
返して、図7(b)に示すように平坦に折り重ねるものである。
図5(a)に示すように、本発明装置の前記折曲手段60を構成する直角折り手段60Aによる折目dに沿う直角折り後のブランクシートSの搬送導入部分の搬送路には、第1のフォトセンサー(PHs1) と、ピンホール検出手段40と、第2のフォトセンサー(PHs2) が設置されている。なお、第1のフォトセンサー(PHs1) 及び第2のフォトセンサー(PHs2) は、ブランクシートSの表裏にそれぞれ投光部と受光部を備えた透過光検知方式、又はブランクシートSの表裏いずれか一方側に投光部と受光部とを備えた反射光検知方式のいずれでもよい。
ピンホール検出手段40は、図5(a)に示すように、その検出手段の光軸Oが、折曲手段60における直角折り手段60Aにより直角折りした後の搬送路における検出ラインOに一致するように設置されている。
また、第1のフォトセンサー(PHs1) は、図5(a)に示すように、そのセンサー光軸が、折曲手段60における直角折り手段60Aにより直角折りした後の搬送路における検出ラインOの直前のセンサー設置ラインO1 に一致するように設置され、第2のフォトセンサー(PHs2) は、図5(a)に示すように、そのセンサー光軸が、折曲手段60における直角折り手段60Aにより直角折りした後の搬送路における検出ラインOの直後のセンサー設置ラインO2 に一致するように設置されている。
上記ピンホール検出手段40の設置される検出ラインOと、それぞれセンサー設置ラインO1 、O2 とのそれぞれ離間距離L1 、L2 は、ピンホール検出手段40による検出対象のブランクシートSの搬送方向前端部及び後端部の未検出の発生を防ぐために、できる限り近接していることが望ましいが、例えば、1mm〜7.5mm、あるいは1mm〜10mm程度が適当である。
本発明装置による検査動作について、図5(a)及び図5(b)のピンホール検査装置のブロック図に基づいて以下に説明すれば、予め接着剤塗布手段30(塗布ロール31、圧ロール32、接着剤供給槽33))の塗布ロール31又は接着剤塗布ノズル部(図示せず)によってブランクシートSの肉薄部Eのスカイブ面(切削面)に接着剤を塗布したブランクシートSが、折曲手段60に導入され、該折曲手段60の搬送部によって搬送移動して、まず、そのブランクシートSの前端部が、第1のフォトセンサー(PHs1) に到達すると、該第1のフォトセンサー(PHs1) は、ブランクシートS本体のシート前端部を検知して、シート導入開始第1信号がシーケンサ70(シーケンサやシーケンスプログラムを搭載したCPU又はパーソナルコンピュータなど)に発信される。
続いて、搬送移動を継続するブランクシートSは、その一端部の貼着板5に形成された肉薄部Eが、その中央部の折目dに沿って、折曲手段60における直角折り手段60Aの折り曲げ板62の傾斜面63を通過しながら直角に折り曲げられて、肉薄部Eに折曲部が形成される。
続いて、ブランクシートSの前端部が、後段の第2のフォトセンサー(PHs2) に到達すると、該第2のフォトセンサー(PHs2) がブランクシートSのシート前端部を検知し、シート導入開始第2信号が、既にシート導入開始第1信号を受信しているシーケンサ70に継続して発信されるとともに、直角に折り曲られた肉薄部Eの折曲部(折目d)がピンホール検出手段40に到達する。
即ち、上記第1のフォトセンサー(PHs1) 及び第2のフォトセンサー(PHs2) が、例えばブランクシートSの表裏両側に投光部と受光部を備えた透過光検知方式の場合には、ブ
ランクシートSの前端部が、それぞれ第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) に到達すると、該第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) のそれぞれ投光部から受光部への検出光がシートSによって遮光されて、それぞれ受光部は投光部からの検出光を受光せず、非検知信号0を発信するとともに、NOT回路(0[=]1、1[=]0)を介して、ブランクシートS本体のシート前端部を検知した検知信号1が、それぞれシート導入開始第1信号とシート導入開始第2信号としてAND回路に発信され、AND回路は、1×1=1の信号(検知信号1)を発信する。また、上記第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) の両方のセンサーが共に、ブランクシートSを検知していない間は、該第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) のそれぞれ投光部からの検出光をそれぞれ受光部は検知して、検知信号1を発信するとともにNOT回路(1[=]0)を介して非検知信号0が、AND回路に発信され、AND回路は、0×0=0の信号(非検知信号0)を発信する。
あるいは、上記第1のフォトセンサー(PHs1) 及び第2のフォトセンサー(PHs2) が、透過光検知方式の場合には、ブランクシートSの前端部が、それぞれ第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) に到達すると、該第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) のそれぞれ投光部から受光部への検出光がシートSによって遮光されて、それぞれ受光部は投光部からの検出光を受光せず、非検知信号0を発信して、ブランクシートS本体のシート前端部を検知した非検知信号0が、それぞれシート導入開始第1信号とシート導入開始第2信号としてNAND回路に発信され、NAND回路は0×0[=]1の信号(検出信号1)を発信する。また、上記第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) の両方のセンサーが共に、ブランクシートSを検知していない間は、該第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) のそれぞれ投光部からの検出光をそれぞれ受光部は検知して、検知信号1を発信してNAND回路に発信され、NAND回路は1×1[=]0の信号(非検知信号0)を発信する。
また、上記第1のフォトセンサー(PHs1) 及び第2のフォトセンサー(PHs2) が、例えばブランクシートSの表裏いずれか一方側に投光部と受光部とを備えた反射光検知方式の場合には、ブランクシートSの前端部が、それぞれ第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) に到達すると、該第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) のそれぞれ投光部からの検出光がシートS面によって反射して、それぞれ受光部はその反射光を受光し、ブランクシートS本体のシート前端部を検知した検知信号1が、それぞれシート導入開始第1信号とシート導入開始第2信号としてAND回路に発信され、AND回路は1×1=1の信号(検知信号1)を発信する。また、上記第1のフォトセンサー(PHs1) 及び第2のフォトセンサー(PHs2) の両方のセンサーが共にブランクシートSを検知していない間は、該第1のフォトセンサー(PHs1) と第2のフォトセンサー(PHs2) のそれぞれ投光部からの検出光がシートS面で反射せず、それぞれ受光部はその反射光を受光せず、非検知信号0がAND回路に発信され、AND回路は、0×0=0の信号(非検知信号0)を発信する。
シーケンサ70は、前記シート導入開始第1信号と第2信号の両信号を継続して受信すると、第1信号と第2信号の両信号によりシーケンサ70のAND回路がONになって、該シーケンサ70から、ピンホール検出手段40の投光手段41と画像受像手段42に対して検査開始動作信号が発信され、投光手段41は検査光の照射を開始し、画像受像手段42は受像動作(又は受像動作とビデオ録画動作)を開始する。
ピンホール検出手段40に到達したブランクシートSの肉薄部Eは、ピンホール検出手段40の投光手段41と画像受像手段42の対向間に導入されて、画像受像手段42は搬送移動中の肉薄部Eの折曲部を、その折曲部に沿って画像(動画像)として受像し、肉薄
部Eにピンホールが発生している場合には、それを画像(例えば点状の光像)として受像する。
受像した画像は、直ちに、画像受像手段42からシーケンサ70に発信されて、検査シーケンス処理プログラムにより受像した画像がスキャニングされて、その画像の明暗(濃淡)のコントラスト値が測定演算され、照合分析(ピンホール発生閾値との照合、分析)されて、ピンホールの発生の有無が検出される。そして、その検出結果はシーケンサ70内に一旦メモリされる。
続いて、折曲手段60の搬送部により継続搬送されるブランクシートSの後端部が前段の第1のフォトセンサー(PHs2) を通過すると、該第1のフォトセンサー(PHs1) は、ブランクシートSのシート導入開始第1信号の継続発信を停止し、後段の第2のフォトセンサー(PHs2) により検出発信されているシート導入開始第2信号のみが継続して発信され、片方の前記第2信号によりシーケンサ70のAND回路がOFFになって、該シーケンサ70から、ブランクシートSのピンホール検査終了と検出シーケンス処理終了を知らせる検査終了信号が発信され、投光手段41は検査光の照射を停止し、画像受像手段42は受像動作(又は受像動作とビデオ録画動作)を停止する。
シーケンサ70は、検査終了信号を発信した後は、直ちに、前記検出結果がピンホール発生有りの場合には、インライン接続されている切削手段50、接着剤塗布手段30、折曲手段60に対して搬送停止指令信号を発信して、各々手段50、30、60の搬送部を一旦停止動作させ、前記検出結果がピンホール発生無しの場合には、そのまま各手段50、30、60を継続搬送動作させ、直角折りされたブランクシートSを重ね折り手段60Bに導入して、肉薄部Eを図7(b)に示すように平坦に折り重ね、内面に塗布した接着剤により接合して、貼着部5の外端部にエッジプロテクトを施したブランクシートSが形成されて搬出されるものである。
なお、シーケンサ70への検査条件の設定用データなどのデータ入力や、シーケンサ70からの検出された受像データや検査結果データなどのデータ出力は、入出力手段80(入力用キーボード(マウス)など入力装置、ディスプレイ画面やプリンターなど出力装置)により行われる。
各々手段50、30、60の搬送部を一旦停止動作させた場合には、折曲手段60の複数の対向する各搬送ローラ61、61(搬送部)のニップ圧を解除して、ピンホールの発生しているブランクシートSを折曲手段60から抜き取り除去する。また、押送爪方式の場合には、その押送爪の間からピンホールの発生しているブランクシートSを抜き取り除去するようにする。
(a)は本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置の一例を説明する部分側面図、(b)はその部分平面図。 (a)は本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置の他の例を説明する部分側面図、(b)はその部分平面図。 (a)〜(b)は本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置に使用するガイドプレートの一例を説明する斜視図。 (a)〜(b)は本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置に使用するガイドプレートの他の例を説明する斜視図。 (a)は本発明の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置の全体側面図、(b)は、その装置のブロック図。 一般的な液体紙容器のブランクシートを説明する展開図。 (a)〜(b)は一般的な液体紙容器のブランクシートのエッジプロテクトを説明する側断面。 (a)は一般的な液体紙容器を説明する全体斜視図、(b)はその密封シールを説明する概要側面図。
符号の説明
S…ブランクシート E…肉薄部 d…肉薄部の折目
5…貼着板
30…接着剤塗布手段 40…ピンホール検出手段 41…投光手段
42…画像受像手段 45…水平ガイドプレート 46…垂直ガイドプレート
50…切削手段 51…搬送部 53…切削ロール
60…折曲手段 60A…直角折り手段 60B…折り重ね手段
61…搬送部 62…直角折り曲げガイド板 63…傾斜面 64…折り重ねガイド板
70…シーケンサ 80…入出力手段
PHs1…第1のフォトセンサー PHs2…第2のフォトセンサー

Claims (8)

  1. 搬送移動する筒状液体紙容器の製函に使用されるブランクシートSの筒状端部となる貼着板5の外端部に沿って所定幅にスカイブ加工して形成した肉薄部Eに接着剤を塗布する接着剤塗布手段30と、前記肉薄部Eをその中央を通る折目dにて平坦状態から180°折り返す折曲手段60と、該折曲手段60による折り返し途中における前記薄肉部Eの折目dにて略直角に折り曲げた直角折曲部を挟んで該シートSの上下に離間対向して設置した投光手段41とブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向にライン状の光学受像視野を有する画像受像手段42とからなるピンホール検出手段40とを備え、搬送移動する前記ブランクシートSの肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した投光手段41の照射光線を、前記画像受像手段42により画像として受像して検出することによりピンホールの発生を検知するようにしたことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  2. 請求項1記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記接着剤塗布手段30の前段に、筒状液体紙容器の製函に使用されるブランクシートSの筒状端部となる貼着板5の外端部に沿って所定幅にスカイブ加工して肉薄部Eを形成する切削手段50を備えることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  3. 請求項1又は2記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の画像受像手段42は、肉薄部Eの折曲部に発生するピンホールを透過した投光手段41の照射光線を画像として検出することにより、直ちにピンホール発生検知信号を発信し、前記搬送手段30はそれを一旦停止信号として受信し、該信号に基づいて前記搬送手段30を一旦停止動作させてブランクシートSの搬送を停止させ、その停止している間に、ピンホールの発生したブランクシートSを抜き取り除去し、リセット手段により停止動作を解除することにより、搬送手段30を再搬送動作させてブランクシートSを搬送移動させてピンホールの検出を再開させるようにしたことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の画像受像手段42が、CCDラインセンサー又はリニア型CCDカメラであることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の投光手段41が、ファイバーライトガイド式ハロゲン光源であることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ピンホール検出手段40の投光手段41の投光光束直径φが5mmであり、前記画像受像手段42のライン状の光学受像視野幅fが85mmであることを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記折曲手段60によって直線的に搬送される前記ブランクシートSの直角に折り曲げた肉薄部Eの折曲部の搬送路における、少なくとも前記ピンホール検出手段40の投光手段41と画像受像手段42の設置位置及びその前後位置に、直線的に搬送される前記ブランクシートSの肉薄部Eにおける前記折曲部の水平面を水平ガイド
    するガイドプレート45と垂直面を垂直ガイドするガイドプレート46とを、互いに所定間隔を置いて設置したことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
  8. 請求項7記載の液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置において、前記ブランクシートSの肉薄部Eにおける折曲部の水平面を水平ガイドするガイドプレート45の前端縁における前記ピンホール検出手段40の投光手段41と画像受像手段42の対向設置相当部分に、ブランクシートSの搬送移動方向と直交する直線ライン方向の実質的なライン状の光学受像視野を拡げるための半径2.5mmの半円状の受光用切欠部45aを設けたことを特徴とする液体紙容器のスカイブ加工ラインにおけるピンホール検査装置。
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