JP2005273864A - 密封装置 - Google Patents

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JP2005273864A JP2004091835A JP2004091835A JP2005273864A JP 2005273864 A JP2005273864 A JP 2005273864A JP 2004091835 A JP2004091835 A JP 2004091835A JP 2004091835 A JP2004091835 A JP 2004091835A JP 2005273864 A JP2005273864 A JP 2005273864A
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Satoshi Yamanaka
聡 山中
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Abstract

【課題】環状空間に密封装置を装着する場合において、スリーブと軸との嵌合面の密封を確保するために介在させる弾性体をスリーブに加硫接着させることなく容易に結合することが出来る密封装置を提供する。
【解決手段】互いに相対可動自在に組み付けられた同心であるハウジング2と軸3との間の環状の隙間をシールするハウジング2に密着しているシール本体部10と軸3に弾性体40を介して嵌合しているスリーブ30とを有する密封装置1であって、前記スリーブ30の円筒部31の端部に形成されている凸部35と前記弾性体40の外周面に形成されている凹部43とを咬合させることによりスリーブ30と弾性体40とを結合した。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に農業機械に用いられるが建設機械・その他一般産業機械にも用いられる密封装置に関する。
従来、外部からの異物の侵入を防ぐ目的で、密封装置にスリーブを設けることが提案されている(特許文献1参照)。しかし、軸とスリーブを直接嵌合させると密封が十分でないため、その間に弾性体を介在させた図3に示すような密封装置101が知られている。この密封装置101は、互いに同心的に相対回転自在に組付けられたハウジング102と軸103との間の環状空間をシールするものであって、シール本体部104と弾性体105と結合して軸に嵌合するスリーブ106とを有している。
シール本体部104は、ゴム状弾性体のシール密封部107と金属製の芯金108とを有し、シール密封部107は、ハウジング内周に密着する固定密封部109と、固定密封部109と一体に成形されスリーブ106に摺動する複数のシールリップ110を有するシール部111とから構成されている。
スリーブ106は、軸に嵌合する円筒部112と、円筒部112の大気側一端から径方向外方に延びるフランジ部113とを有する断面略L字形の金属製であって、円筒部112の外周面およびフランジ部113の密封流体側A端面は複数のシールリップ110が摺動自在に密封接触する摺動面となっており、円筒部112の内周面およびフランジ部113の大気側B端面は弾性体105に覆われていて、円筒部112は弾性体105と結合して軸103に嵌合することにより密封を確保している。
スリーブ106を覆っている弾性体105とスリーブ106は加硫接着により結合しているため、密封装置101を環状空間に装着する前にスリーブ106と弾性体105とを加硫接着により結合する作業が必要となる。この作業は、スリーブ106への接着剤の塗布工程と、スリーブ106へ貼り合わせる弾性体105の生地を準備する工程と、スリーブ106と弾性体105の生地を加硫して接着する工程とからなり、作業が煩雑でコストが高くなるという問題点があった。
実開平07−010630号公報
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、環状空間に密封装置を装着する場合において、スリーブと軸との嵌合面の密封を確保するために介在させる弾性体をスリーブに加硫接着させることなく容易に結合することが出来る密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る密封装置は、
互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間をシールする一の部材に密着しているシール本体部と他の部材に弾性体と結合して嵌合しているスリーブとを有する密封装置であって、前記スリーブと前記弾性体とを咬合により結合させたことを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の密封装置は、一の部材に弾性体を介して嵌合するスリーブが該弾性体と咬合により結合しているので、スリーブと弾性体を加硫接着により結合する必要がない。したがって、スリーブと弾性体を加硫接着させるためのスリーブの表面処理と接着剤の塗布工程、スリーブへ弾性体を貼り合わせるための生地の準備工程、およびスリーブと弾性体の生地とを加硫接着により結合させる工程が不要となるので、コスト削減を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がないかぎりは、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。
図1は、ハウジング2と軸3の間に本発明に係る密封装置1を装着した状態を示す要部断面図であり、以下のように構成されている。
この密封装置1は、同心に組付けられた二部材であるハウジング2と軸3とで形成する環状空間に装着し密封流体が大気側Bに洩れないように、また大気側Bの異物が密封流体側Aに混入しないようにシールするもので、シール本体部10と、弾性体40と結合して軸3に嵌合しているスリーブ30とを有している。
シール本体部10は、金属製の芯金11とゴム製のシール密封部20とを有している。芯金11は、後述する固定密封部21を介してハウジング2と嵌合している円筒部12と、円筒部12の密封流体側A一端から軸3内周方向に屈折して延びるフランジ部13とから構成されている。シール密封部20は、ハウジング2に密着し芯金11に加硫接着している固定密封部21と、固定密封部21と一体に成形され芯金11のフランジ部13の先端に加硫接着しているシール部22とから構成されている。シール部22は、芯金11のフランジ部13の先端から密封流体側Aに延び後述するスリーブ円筒部31と摺動するオイルシールリップ23と、芯金11のフランジ部13の先端から大気側Bに延びスリーブ円筒部31と摺動する密封流体側Aの第一ダストシールリップ24と、それより大気側Bに位置する第二ダストシールリップ25と、後述するスリーブフランジ部32と摺動する第三ダストシールリップ26とから構成されている。
スリーブ30は、軸3と弾性体40を介して嵌合しているスリーブ円筒部31と、スリーブ円筒部31の大気側B端末からハウジング2外周方向に延びるスリーブフランジ部32からなる略L字状の形状をしていて、スリーブ円筒部31の外周面およびスリーブフランジ部32の密封流体側A端面は複数のシールリップが摺動自在に密封接触する摺動面となっている。スリーブ円筒部31の密封流体側A端部33は、図2(1)に示すように端面34を軸3内周方向に向けて屈折して凸部35を形成している。
弾性体40の外周面41には、図2(2)に示すように密封流体側Aの端部42に凹部43が形成されている。これにより、図2(3)に示すようにスリーブ円筒部31の端部33に形成されている凸部35と弾性体40の外周面41に形成されている凹部43が咬合し、スリーブ円筒部31の内周面とゴム状弾性体40の外周面が結合している。
したがって、密封装置1は、スリーブ30と弾性体40とが咬合により結合しているので、密封装置1を組み立てるときに弾性体40をスリーブ30に加硫接着により結合させる必要がなくなり、加硫接着させるための工程を省くことができる。
なお、弾性体40の材質としては、ゴムや樹脂等が一般的に用いられる。
本発明の実施例に係る密封装置の断面図 図1の部分拡大断面図 従来例に係る密封装置の断面図
符号の説明
1 密封装置
2 ハウジング
3 軸
10 シール本体部
11 芯金
12,31 円筒部
13,32 フランジ部
20 シール密封部
21 固定密封部
22 シール部
23 オイルシールリップ部
24,25,26 ダストシールリップ
30 スリーブ
33,42 端部
34 端面
35 凸部
40 弾性体
41 外周面
43 凹部
A 密封流体側
B 大気側

Claims (1)

  1. 互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間をシールする一の部材に密着しているシール本体部と他の部材に弾性体と結合して嵌合しているスリーブとを有する密封装置であって、前記スリーブと前記弾性体とを咬合により結合させたことを特徴とする密封装置。
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