JP2005273272A - 通気性タイルカーペット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多孔床パネルと通気性タイルカーペットの接着性を確保し、表層の生機と裏面層の不織布との接着耐久性を確保すると共に、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱が生じ難く、チェアキャスター性能の基準を満たし、歩行やキャスター等の動的な荷重によるせん断力をタイルカーペット表面から裏面に伝える面内せん断力に耐え、歩行等による床パネルの動きを拘束できる面内方向への弾性を有しながらも、面外方向への屈曲性に富み、多孔床パネルの段差や配線になじみやすいというフィット性を備え、かつ高い通気性を有するタイルカーペット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理した生機と、カーペットの裏面側の層を形成する不織布の間に、ガラス繊維織布又は不織布を介在させて積層接着したカーペットにおいて、カーペットの表面側から裏面側まで連通する空隙を有するように熱可塑性樹脂粉体同士が融着してできた小塊同士が部分的に融着してなる接着層を介して生機と不織布とが接着一体化された構成とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、床吹出し空調システム用の通気性タイルカーペットとして好適に用いられる通気性タイルカーペット及びその製造方法に関する。
近年、オフィスビル等における新しい空調システムとして床吹出し置換空調システムが注目されている。例えば、多数の給気孔が形成された床部材(以下、「多孔床パネル」と称する)を配設して二重床(フリーアクセスフロアと呼ばれている)を形成し、この2重床内の空間を給気チャンバーとして利用し、多孔床パネルの上に通気性のタイルカーペットを敷き詰めると共に、天井に排気口を設けた排気チャンバーを設け、前記給気チャンバーに接続された空調機の駆動によって空調空気を前記多孔床パネルの給気孔、通気性タイルカーペットの順に通過せしめて室内空間に均一に吹き出す一方、前記排気チャンバーから室外に排出させる。この空調システムによれば、空調空気を床全面から室内へゆるやかに且つ均一に送気することができ、置換空調とも呼ばれている(特許文献1参照)。
上記のような床吹出し空調システムでは、その空調効率を向上させ、事務所等で長期の使用に耐えるようにするには、床面に敷設されるタイルカーペットが十分な通気性を有しているだけでなく、浮きを生じにくく、キャスターの荷重などに耐える等使用条件に合致させることが重要である。
前記特許文献1では、タイルカーペットとして、通気性を有する不織布にナイロン原糸をタフトしたタフトカーペットの裏面にガラス繊維不織布を介して不織布マットにラテックス系接着剤を含浸させてから積層して未乾燥状態でニードリングした後、乾燥によりこれらを一体化させた構成のものを用いることが提案されている。
カーペットの表面側の層を構成する生機と、裏面側の層に含浸又は熱融着により部分的に接着した不織布を用い、両層をラテックスで部分的に接着した通気性タイルカーペット(R)も使用されている。
さらに、床下空調システム用のタイルカーペットとしては、ゴムチップ同士の接触部をバインダーで接着して得られた空隙率10〜70%のゴムチップ層の表面にパイルを静電植毛した構成のものも公知である(特許文献2参照)。
また、車両用の通気性カーペットとして、カーペットの表面側の層を構成する生機と、裏面側の層を形成する不織布の両層を熱可塑性樹脂粉体を加熱溶融樹脂を用いて部分的に接着し、所定範囲の通気度とした吸音性を高めた通気性カーペットもある(特許文献3参照)。
特開平8−42912号公報(請求項1、請求項2、段落0019、図1) 特開2001−329469号公報(請求項1) 特開2002−219989号公報(請求項1)
特許文献1に記載の通気性タイルカーペットは、所定の通気性を有し、かつキャスターの荷重による寸法安定性等のタイルカーペットに必要な各種性能をフィット性、接着性を除いて満足している。即ち、通常使用されているPVCでバッキングされた非通気性のタイルカーペットと比較すると、著しく屈曲しにくく、またピールアップボンドとの接着性に劣るので数倍の量のピールアップボンドを多孔床パネルに塗りつける必要があった。
タイルカーペットは、歩行やキャスター等の動的な荷重が係るが、配線替え等で剥がすことを想定しており、下地に対して強固に接着することはできないので、タイルカーペットに作用するせん断方向の力を広い面積で受けるように、面材として剛軟度には富むが面内方向には変形しにくいという弾性的性質を必要とする。汎用的に使用されているPVCでバッキングした非通気性のタイルカーペットの面内の引っ張り方向の弾性は、ガラス繊維補強布が負担し、面内の圧縮方向は比較的軟質のPVCが負担する。かつこのPVCでバッキングした非通気性のタイルカーペットは、床パネルと全面的に密着するので、床パネル自体が歩行やキャスター等の動的な荷重の大部分を受け、かつタイルカーペットが乱貼りされることによって床パネルの動きも拘束するので、複数の床パネルで荷重を受けることができる。
実際の建物に使用されている特許文献1記載の通気性タイルカーペットや前記通気性タイルカーペット(R)は、バッキング材である不織布にラテックスを含浸処理して、面材としての弾性を付与しているが、接着面は微細な凹凸がある状態で固化しているので、床パネルに薄く塗られたピールアップボンドと接触する面積が極端に少なくなり、このためにピールアップボンドを厚く塗布せざるを得なくなっている。
このようにピールアップボンドを厚く塗布しても屈曲しにくくかつ接着力されにくいことから、段差や配線がある場合には、その周りが剥がれた状態になる。その結果、空調空気の送風圧力により、しだいに浮き上がる範囲が拡大しやすいという欠点がある。また、ガラス繊維不織布を入れた状態でニードリングしているので、ガラス繊維の一部に傷が付く可能性があり、面内方向の伸びを拘束しているガラス繊維不織布の強度が十分に生かされていない。
さらに、通気孔を有する床パネル上で置かれて使用されるので、通気性タイルカーペットが硬く曲がりにくいとキャスター等の大きな荷重により反りが発生する可能性が高くなり、通気性タイルカーペット端部の浮き(カッピング)の原因となる可能性もある。
前記通気性タイルカーペット(R)については、上記のような問題点に加え、ガラス繊維による補強がなされていないことから、チェアキャスター性能の基準を満たすか疑問が残る。
また、特許文献2に記載のタイルカーペットでは、ゴム材に対してパイルを静電植毛しているのでパイルの抜脱が生じやすいという問題があった。
また、特許文献3に記載の車両用のカーペットでは、曲面になじむようにある程度屈曲性に富むほうが好ましく、タイルカーペットに要求されている高い抜糸強度、高い寸法精度と寸法安定性、面としての弾性も具備する必要もないので、車両用のカーペットで接着材として使用されている熱可塑性樹脂は、互いに独立して必要な接着力が得られるのであれば、できるだけ小さくかつ薄く延ばされ、接着面積を少なくした状態が、吸音性が高くなり好ましいことになる。同じ通気性を有するカーペットでも、車両用カーペットとタイルカーペットでは技術的に大きく異なっている。
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、多孔床パネルと裏面に不織布を用いた通気性タイルカーペットの接着性を確保することを最優先し、表層の生機と裏面層の不織布との接着耐久性を確保すると共に、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱が生じ難く、チェアキャスター性能の基準を満たし、歩行やキャスター等の動的な荷重によるせん断力をタイルカーペット表面からタイル裏面に伝える面内せん断力に耐え、歩行等による床パネルの動きを拘束する面内方向への弾性を有しながらも、面外方向への屈曲性に富み、多孔床パネルの段差や配線になじみやすいというフィット性を備え、かつ高い通気性を有するタイルカーペット及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理した生機と、カーペットの裏面側の層を形成する不織布の間に、ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布を介在させて積層接着したカーペットにおいて、カーペットの表面側から裏面側まで連通する空隙を有するように熱可塑性樹脂粉体同士が融着してできた小塊同士が部分的に融着してなる接着層を介して前記生機と前記不織布とが接着一体化されていることを特徴とする通気性タイルカーペット。
[2]前記生機をプレコート処理した合成樹脂の付着量(乾燥状態)が50〜400g/m2 である前項1に記載の通気性タイルカーペット。
[3]前記生機を構成する1次基布として目付量80〜120g/m2 であるスパンボンド不織布が用いられている前項1または2に記載の通気性タイルカーペット。
[4]前記生機をプレコート処理する合成樹脂として、高い極性を有する樹脂が用いられている前項1〜3のいずれか1項に記載の通気性タイルカーペット。
[5]前記高い極性を有する樹脂として、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂が用いられている前項4に記載の通気性タイルカーペット。
[6]前記接着層を構成する熱可塑性樹脂としてポリオレフィン樹脂が用いられている前項1〜5のいずれか1項に記載の通気性タイルカーペット。
[7]前記カーペットの裏面側の層を形成する不織布としてニードルパンチ不織布が用いられている前項1〜6のいずれか1項に記載の通気性タイルカーペット。
[8]プレコート処理された生機の積層接着面を上にして一定速度で搬送しつつ、この積層接着面に熱可塑性樹脂粉体を散布し、加熱融着せしめた後、この上にガラス繊維織布又はガラス繊維不織布と不織布を重ね合わせつつ、ロールで加圧し、熱可塑性樹脂粉体同士が融着してできた小塊同士が部分的に融着してできた接着層(以下、三次元ネット状に硬化している熱可塑性樹脂又は樹脂接着層ともいう)を介して生機と不織布を接着一体化することを特徴とする通気性カーペットの製造方法。
発明の作用
[1]の発明では、プレコート処理された生機、接着層、ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布からなるガラス繊維補強ネット、不織布からなる2次基布の各層に空隙を持たせ、かつ各層の空隙が連通された状態にあるので、良好な通気性が確保される。また、多孔床パネルに接着される不織布には、ラテックス等を含浸させていないので、構成している繊維が柔軟性に富んでおり、従って施工時に多孔床パネル表面に塗りつけられている接着材の中に不織布の構成繊維が入り込むので、良好な接着性が得られる。
生機はプレコート処理された上に、三次元ネット状に硬化している熱可塑性樹脂と物理的に絡み、さらにガラス繊維補強ネットを介して裏面層を形成する不織布に接着されているので、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱が生じ難くなる。ガラス繊維補強ネットが、三次元ネット状に硬化している熱可塑性樹脂と物理的に絡んで接着されていることから、歩行やキャスター等の動的な荷重によるせん断力をタイルカーペット表面からタイル裏面に伝える面内せん断力に耐え、かつ歩行等による床パネルの動きを拘束できる面内方向への弾性を有しながらも、面外方向への屈曲性に富み、多孔床パネルの段差や配線になじみやすというフィット性を備えさせることができる。更に、三次元ネット状に硬化している熱可塑性樹脂とガラス繊維補強ネットが一体化していることから、外力が加わった場合でも寸法安定性に優れ、チェアキャスター性能の基準を満たすことができる。
[2]の発明では、1次基布にパイルが植設された生機の抜糸防止用としてプレコートした合成樹脂の付着量(乾燥状態)を50〜400g/m2 としているので、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱を十分に防止できると共に、全体的に造膜することがなくて十分な通気性が確保される。このような効果を十分に得るために、合成樹脂エマルジョンの形態で塗布後、乾燥することが好ましい。通気性タイルカーペットの通気抵抗が異なる製品を作製する場合には、含浸処理する合成樹脂の付着量を変化させることで対応できる。また、コロイド状の炭酸カルシウム等をフィラーとして含むエマルジョンを使用することもできる。
[3]の発明では、1次基布に目付量80〜120g/m2 のスパンボンド不織布を用いているから、強度が高くかつ伸びにくくて十分な抜糸強度が得られるだけでなく、面内方向の強度と弾性、寸法安定性を高めることができ、かつプレコート処理の際に造膜しにくいので高い通気性が得られるものとなる。
[4]の発明では、生機の抜糸防止用としてプレコート処理する合成樹脂として、極性の高い樹脂が用いられているから、[6]の発明との組合わせにより、接着材として用いる熱可塑性樹脂(ポリオレフィン樹脂)との極性の違いから、プレコート処理された生機の裏面上にほぼ均一に熱可塑性樹脂の粉体を散布した後、熱可塑性樹脂粉体を加熱溶解した時に、軟化又は溶融した熱可塑性樹脂がはじかれて、プレコート処理された生機裏面との接触角が大きくなるので、熱可塑性樹脂の粉体が互いに融着してできる上記三次元ネット状に硬化させた熱可塑性樹脂接着層が得られやすくなる。
[5]の発明では、生機の抜糸防止用としてプレコート処理する合成樹脂として、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂が用いられているから、上記のはじきの性質と[6]の発明であるポリオレフィン樹脂と物理的な絡み合いも含めた十分な接着性が得られる。また、フィラーを含む酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂を用いる場合には、フィラーの含有量にもよるが、合成樹脂とフィラーの合計の付着量(乾燥状態)を100〜700g/m2 とすることが好ましい。
[6]の発明では、熱可塑性樹脂としてポリオレフィン樹脂が用いられるから、[4]、[5]の発明との組合わせにより、上記三次元ネット状に硬化させた熱可塑性樹脂接着層が得られやすくなる。
[7]の発明では、カーペットの裏面側の層を形成する2次基布としてバルキーなニードルパンチ不織布(合成樹脂や合成ゴムで含浸処理されていない)を使用していることから、ニードルパンチ不織布の繊維が面外方向に変形しやすく、これらの繊維が通常のPVCバッキングされたタイルカーペットの接着に用いるピールアップボンドの中に入り込むようにして接着されるので、良好な接着性を備えることができる。のみならず、多孔床パネルに接着された状態でも、多孔パネルの孔からニードルパンチ不織布に入り込んだ空調空気が水平方向にも広がりながら、熱可塑性樹脂の小塊の間に分散して存在する空隙を通って、タイルカーペット表面に抜けて行くので、多孔パネルの孔のピッチが数cm程度あっても、多孔床パネルを含めた通気抵抗はあまり大きくならない。また、優れたクッション性も付与することができる。
以上の発明の相乗作用により、多孔床パネルと通気性タイルカーペットの接着性を確保することができ、かつ表面層にある生機と裏面層の不織布との接着耐久性を確保できると共に、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱が生じ難く、歩行やキャスター等の動的な荷重によるせん断力をタイルカーペット表面からタイル裏面に伝える面内せん断力に耐え、歩行等による床パネルの動きを拘束できる面内方向への弾性を有しながらも、面外方向への屈曲性に富み、多孔床パネルの段差や配線になじみやすというフィット性を備え、かつチェアキャスター性能の基準を満たす高い通気性を有するタイルカーペットが得られる。
[8]の発明では、[1]〜[7]に示される通気性タイルカーペットの原反となる通気性カーペットを連続的に製造することができる。
この発明に係るタイルカーペットの一実施形態を図1、図2に示す。このタイルカーペット(1)では、不織布からなる1次基布(2)の上面にパイル(3)が植設されると共に、前記1次基布(2)の下面に合成樹脂のエマルジョンをプレコートすることによって、抜糸止めされた生機(10)が得られる。プレコートにより含浸されて固化した抜糸止め樹脂(4)の付着量が50〜400g/m2 (乾燥状態)に設定されているから、パイルの抜糸止め効果を発揮しつつも、表と裏を連通する空隙を有して良好な通気性が確保されるものとなる。
これに対し、例えば1次基布をパイル植設可能な織布で構成した場合には、抜糸止め樹脂(4)がこの織布に含浸され難いことから、膜状の樹脂層が形成されるものとなり、通気性が殆ど得られない。従って、本発明では、1次基布(2)として不織布を用いるものとしている。
更に、抜糸止め樹脂(4)を含浸処理した1次基布(2)の下面に、三次元ネット状に硬化させた熱可塑性樹脂接着層(6)を介して、ガラス繊維製織布又はガラス繊維製不織布からなるガラス繊維補強ネット(5)が積層され、このガラス繊維補強ネット(5)の下に不織布からなる2次基布(7)が接着一体化されている。前記三次元ネット状に硬化させた熱可塑性樹脂接着層(6)は、熱可塑性樹脂粉体が部分的に融着してなることが好ましい。裏面にこのような不織布からなる2次基布(7)が積層されることで、タイルカーペット(1)に良好な接着性とクッション性を付与させることができ、また多孔床パネルの孔から侵入した空気が水平方向にも広がりながら、表面層(10)と裏面層(7)を接着している三次元ネット状に硬化させた熱可塑性樹脂接着層(6)内の空隙を通って、パイル側に抜けることができる。また、この接着層(6)にはガラス繊維製織布又はガラス繊維製不織布からなるガラス繊維補強ネット(5)が積層一体化されているので、タイルカーペット(1)の寸法安定性を向上させることができる。また、熱可塑性樹脂接着層(6)は、三次元ネット状になっているので、比較的硬い熱可塑性樹脂を使用しているにもかかわらず、十分な柔軟性を付与することができる。
この発明において、前記1次基布(2)を構成する不織布としては、特に限定されるものではないが、例えばスパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布等を例示できる。これらの中でも、薄くて強度のあるスパンボンド不織布を用いるのが好ましく、この場合には抜糸止め処理しても表裏に連通した空隙がより一層多く形成されるものとなり、一層優れた通気性が得られる。
前記1次基布(2)の目付は80〜120g/m2 に設定されるのが好ましい。80g/m2 未満ではパイル(3)を1次基布(2)に安定支持状態に植設するのが難しくなるので好ましくないし、120g/m2 を超えると通気性が十分に得られなくなるので好ましくない。
前記抜糸止め樹脂(4)は、合成樹脂のエマルジョン又は溶液を塗布することによって形成された樹脂層からなる。前記合成樹脂としては、極性の高い剛性樹脂、特に酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂が好ましい。酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂を用いた場合には防炎性を向上させることができる利点がある。
前記抜糸止め処理する(プレコート処理する)合成樹脂の樹脂分付着量(乾燥状態)は50〜400g/m2 に設定される必要がある。50g/m2 未満では、十分なパイル抜糸強度が得られずパイルの抜脱が生じやすくなる。また400g/m2 を超えると十分な通気性が得られなくなる。中でも、前記抜糸止め処理する合成樹脂の樹脂分付着量(乾燥状態)は100〜200g/m2 に設定されるのが好ましい。
前記2次基布(7)を構成する不織布としては、特に限定されるものではないが、例えばニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布等を例示できる。中でも、ニードルパンチ不織布を用いるのが好ましく、この場合にはタイルカーペット(1)のクッション特性と通気性をさらに向上させることができる。
前記2次基布(7)の目付は200〜800g/m2 に設定されるのが好ましい。200g/m2 未満では十分なクッション性を確保するのが困難となるので好ましくないし、一方800g/m2 を超えると十分な通気性が得られなくなるので好ましくない。
前記通気性接着樹脂層(6)を形成するための熱可塑性樹脂粉体としては、ポリオレフィン系樹脂を用いるのが好ましい。前記ポリオレフィン系樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、APAOを例示できる。この熱可塑性樹脂粉体の塗布量、即ち通気性接着樹脂層(6)の目付量は、200〜700g/m2 に設定されるのが好ましい。200g/m2 未満では十分な接着力が得られなくなるので好ましくないし、700g/m2 を超えると十分な通気性が得られなくなり、剛軟度が高くなるので好ましくない。
前記熱可塑性樹脂粉体の平均粒径は90〜1000μmであるのが好ましい。90μm未満では、粉が舞い上がりやすく製造時における作業環境が低下するので好ましくないし、1000μmを超えると、熱可塑性樹脂粉体が溶融しにくく十分な接着強度が得られ難くなるので好ましくない。
この発明のタイルカーペットは、例えば次のようにして製造される。まず、不織布からなる1次基布(2)の上面にパイル(3)が植設されてなるカーペット生機の下面に、粘度500〜15000mPa・sのエマルジョンを樹脂固形分塗布量50〜400g/m2 で塗布した後、乾燥させる。コロイド状の炭酸カルシウム等をフィラーとして含むエマルジョンを使用した場合には、フィラーの比重等を考慮し、樹脂固形分とフィラーを合計した固形分塗布量は、100〜700g/m2 まで増加させるのが望ましい。
前記エマルジョンの粘度は500〜15000mPa・sの範囲に設定されるのが好ましい。500mPa・s未満ではエマルジョンがパイル(3)内に染み込み過ぎて接着力が十分に得られずパイル抜糸強度が低下するので好ましくないし、15000mPa・sを超えるとエマルジョンが1次基布(2)内に染み込み難くなって造膜する傾向が出てきて十分な通気性が得られなくなるので好ましくない。中でも、前記エマルジョンの粘度は2000〜10000mPa・sの範囲に設定されるのがより好ましい。
次に、プレコートで抜糸止め処理した前記生機(10)の積層接着面(裏面側)を上にして一定速度で搬送しつつ、この積層接着面に熱可塑性樹脂粉体をほぼ均一に散布し、赤外線ヒーターで加熱すると、多数の熱可塑性樹脂粉体が軟化し始め、粉体を構成する樹脂の分子量分布、粉体の大きさ、赤外線ヒーターと粉体間の位置関係により、早く融け始めた粉体が回りの粉体をその表面張力で引き寄せ始め、一部では複数の粒子がほぼ融着しあい、他の部分では隣の粒子と融着が始まった三次元ネットが形成された状態となる。この状態で加熱炉から出し、速やかにこの上にガラス繊維織布又はガラス繊維不織布からなるガラス繊維補強ネット(5)と、不織布からなる2次基布(7)をこの順に重ね合わせつつ、ロール間で加圧して圧着するのであるが、この時、加熱温度、加熱炉から出てからロールで圧縮する時間、ロール間の距離等の諸条件は、三次元ネットの一部が残り、空隙が確保され、かつ熱可塑性樹脂がガラス繊維補強ネット(5)を介して抜糸止めされた生機(10)及び2次基布(7)に物理的に食い込むように条件を選定して行うことによって、本発明の通気性カーペットタイルの原反が製造される。
プレコート処理に用いる樹脂に極性の高い樹脂を用い、極性の低い熱可塑性樹脂からなる粉体を使用することで、軟化又は融け始めた樹脂が広がることが抑制されるので、上記条件設定の許容幅を広げることができる。
前記原反を所定寸法に切断して得られる本発明の通気性タイルカーペット(1)は、通気性に優れていることから、床吹き出し方式の空調システム用のタイルカーペットとして好適に用いられるが、特にこのような用途に限定されるものではない。
以下、本発明を通気性タイルカーペットに具体化した実施例、及び比較例を具体的に説明する。
<実施例1>
目付100g/m2 のPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維製スパンボンド不織布からなる1次基布(2)に2800デシテックスのナイロン糸からなるパイル(3)がタフトされてなるカーペット生機の裏面に、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂100質量部、炭酸カルシウムフィラー100質量部、水200質量部からなる粘度5000mPa・sの水系エマルジョンをドクターナイフ法により1000g/m2 塗布した後、130℃で乾燥処理を行うことによって、前記カーペット生機の裏面から500g/m2 の、炭酸カルシウムフィラーを含む酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂からなる抜糸止め用の樹脂(4)を含浸せしめた。
次に、前記抜糸止め樹脂(4)を含浸せしめ抜糸止めされた生機(プレコート処理された生機)(10)をそのパイル面を下側にして一定速度で搬送しつつ、この上に平均粒径400μmのポリエチレン粉体を散布量300g/m2 で散布し、次いでこの粉体を加熱し、一部では複数の粒子がほぼ融着しあい、他の部分では隣の粒子と融着が始まった熱可塑性樹脂の三次元ネットが形成された状態とした後、加熱炉から出し、この上に、目付35g/m2 のガラス繊維製メッシュ(5)、目付500g/m2 のポリエステルニードルパンチ不織布からなる2次基布(7)の順に重ね合わせた後、水冷式の冷却加圧ロール間のギャップを調節しつつ加圧することによって、図1、図2に示すような構造と近似する通気性タイルカーペット(1)を得た。なお、加熱炉から出た時プレコート処理された生機裏面に熱可塑性樹脂粉体が半溶融状態で載った面の赤外線温度計による測定値は110℃〜120℃であった。
この実施例1では、図2に示すように、接着材からなる層(6)は、平面的に見て、ポリエチレン樹脂の小球が凝集してできた小塊(厚さ約1mm、径2〜3mm)が互いの一部が融着した状態で、かつ互いの小塊の間に空隙がある状態となる。なお、図2では、小塊の間の空隙を介して抜糸止めされた生機の裏面(10X)が見えている。
<実施例2>
抜糸止め処理用の樹脂とフィラーの付着量(乾燥状態)を450g/m2 とした以外は、実施例1と同様にして通気性タイルカーペットを得た。
<実施例3>
抜糸止め処理用の樹脂とフィラーの付着量(乾燥状態)を350g/m2 とした以外は、実施例1と同様にして通気性タイルカーペットを得た。
<実施例4>
抜糸止め処理にフィラーを含まない酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂エマルジョンを用い樹脂付着量(乾燥状態)を150g/m2 とした以外は、実施例1と同様にして通気性タイルカーペットを得た。
<比較例1>
1次基布として、目付200g/m2 のPET繊維製織布(平織り)を用いるものとした以外は、実施例1と同様にして通気性タイルカーペットを得た。
<比較例2>
上記フィラーを含むエマルジョンの塗布量を100g/m2 とし、樹脂とフィラーの付着量(乾燥状態)50g/m2 とした以外は、実施例1と同様にして通気性タイルカーペットを得た。
<比較例3>
上記フィラーを含むエマルジョンの塗布量を1600g/m2 とし、樹脂とフィラーの付着量(乾燥状態)800g/m2 とした以外は、実施例1と同様にして通気性タイルカーペットを得た。
上記のようにして得られた各タイルカーペットに対して下記評価法に基づいて性能評価を行った。
<通気度評価法>
通気性試験機(KES−F8−AP1:カトーテック株式会社製)を用いてタイルカーペットの通気度を測定した。
<パイル抜糸強度評価法>
JIS L 1023.6(パイル糸引抜き強さ)に準拠して測定した。
Figure 2005273272
表1から明らかなように、この発明の実施例1〜4のタイルカーペットは、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱が生じ難い上に、通気性にも優れていた。
これに対し、1次基布として織布を用いた比較例1では通気性が殆ど得られなかった。また、パイルの抜糸止め処理に使用する樹脂量がこの発明の規定範囲よりも小さい比較例2では、十分なパイル抜糸強度が得られなかった。また、パイルの抜糸止め処理に使用する樹脂量がこの発明の規定範囲よりも大きい比較例3では、十分な通気性が得られなかった。
さらに実施例1について実施したキャスターチェアによる寸法変化率(JIS L 4406)は、たて0.1%、よこ0.09%であり、同JIS合格基準値0.15%以下を満足する。
また、実施例1について実施したカンチレバー形試験機による剛軟度(JIS L 1096 6.19A法)を表2に示す。本発明の剛軟度は、PVCバッキングした非通気性タイルカーペットと比べて若干剛軟性に劣っているが、市販製品A、市販製品Bよりも高かった。
Figure 2005273272
[発明の効果]
1)本発明の通気性タイルカーペットは、タイルカーペットの裏面層を形成する不織布(7)好ましくはニードルパンチ不織布をそのままの状態で用いているので、下地に塗り付けられるピールアップボンドとの高い接着性を確保できる。かつ通気性とクッション性、適度な面内方向の弾性を得ながらも、面外方向の剛軟度が高くなり過ぎないようにすることができる。
2)タイルカーペットの表面層を形成する抜糸止めされた生機(10)の抜糸止め処理は、造膜せず、十分なパイルの抜糸強度を付与する最小限の範囲にとどめているので、高い通気性を付与させることができる。
3)タイルカーペットの表面層(10)と裏面層(7)を接着する接着層(6)は、硬質の熱可塑性樹脂粒子が部分的に融着させてできた通気性に優れる構造を有し、なお両層(10)(7)を確実に接着していることから、パイルの抜糸強度をさらに高めることができる。かつ裏面層(7)の表面にガラス繊維からなるガラスメッシュ等の補強ネット(補強布)を一体化するように接着しているので、チェアキャスター性能の基準を満たす高い寸法安定性と、歩行等による床パネルの動きを拘束できる面内方向への弾性を有しながらも、面外方向への屈曲性に富み、多孔床パネルの段差や配線になじみやすというフィット性を備えた通気性に優れるタイルカーペットが得られる。
4)抜糸止めされた生機(10)の含浸処理したその積層接着面を上にして一定速度で搬送しつつ、この積層接着面に熱可塑性樹脂粉体を散布し、加熱炉に導入して加熱せしめ、一部では複数の粒子がほぼ融着しあい、他の部分では隣の粒子と融着が始まった熱可塑性樹脂の三次元ネットが形成された状態とした後、加熱炉から出し、この上に、ガラス繊維メッシュ、ニードルパンチ不織布からなる2次基布をこの順に重ね合わせてから水冷式の冷却加圧ロール間のギャップを調節しつつ加圧することによって、熱可塑性樹脂の三次元ネット構造の一部と空隙を残した形態の本発明のタイルカーペットの原反を連続的に製造できる。
5)生機のプレコート処理に、酢酸ビニルー塩化ビニル共重合樹脂及びフィラーを用いているので防炎性を高めることができる。
この発明のタイルカーペットの一実施形態を示す断面図である。 図1におけるa−a線の断面図である。
符号の説明
1…タイルカーペット又はタイルカーペットの原反
2…1次基布
3…パイル
4…抜糸止め樹脂
5…ガラス繊維補強ネット(不織布又は織布)
6…通気性接着樹脂層
7…2次基布
10…抜糸止めされた生機
10X…抜糸止めされた生機の裏面

Claims (8)

  1. カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理した生機と、カーペットの裏面側の層を形成する不織布の間に、ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布を介在させて積層接着したカーペットにおいて、カーペットの表面側から裏面側まで連通する空隙を有するように熱可塑性樹脂粉体同士が融着してできた小塊同士が部分的に融着してなる接着層を介して前記生機と前記不織布とが接着一体化されていることを特徴とする通気性タイルカーペット。
  2. 前記生機をプレコート処理した合成樹脂の付着量(乾燥状態)が50〜400g/m2 である請求項1に記載の通気性タイルカーペット。
  3. 前記生機を構成する1次基布として目付量80〜120g/m2 であるスパンボンド不織布が用いられている請求項1または2に記載の通気性タイルカーペット。
  4. 前記生機をプレコート処理する合成樹脂として、高い極性を有する樹脂が用いられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の通気性タイルカーペット。
  5. 前記高い極性を有する樹脂として、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂が用いられている請求項4に記載の通気性タイルカーペット。
  6. 前記接着層を構成する熱可塑性樹脂としてポリオレフィン樹脂が用いられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の通気性タイルカーペット。
  7. 前記カーペットの裏面側の層を形成する不織布としてニードルパンチ不織布が用いられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の通気性タイルカーペット。
  8. プレコート処理された生機の積層接着面を上にして一定速度で搬送しつつ、この積層接着面に熱可塑性樹脂粉体を散布し、加熱融着せしめた後、この上にガラス繊維織布又はガラス繊維不織布と不織布を重ね合わせつつ、ロールで加圧し、熱可塑性樹脂粉体同士が融着してできた小塊同士が部分的に融着してできた接着層を介して生機と不織布を接着一体化することを特徴とする通気性カーペットの製造方法。
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