JP2005273000A - 被削性に優れた機械構造用鋼 - Google Patents

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Abstract

【課題】Pb快削鋼に代わり環境に悪影響を及ぼすことなく、安定した被削性を発揮する機械構造用鋼を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.0%、S:0.02〜0.25%、Al:0.002〜0.030%、Ca:0.0005〜0.01%を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなる被削性に優れた機械構造用鋼である。
【選択図】図1

Description

熱間圧延ままあるいは鍛造した鋼素材に各種切削加工を施して所定の形状に加工した後、その後、焼入れ焼戻しあるいは浸炭処理や高周波焼入れ、または窒化処理等を施して使用する被削性に優れた機械構造用鋼に関する。
近年の環境負荷物質低減の時流から、主として自動車用の鋼などの分野で利用されてきたPb快削鋼に代わり、非Pb快削鋼が求められている。そこでPbに代わる被削性向上元素が検討された結果、鋼に硫黄(S)を添加して鋼中にマンガン硫化物(MnS)を生成させることにより、これを切削時の応力集中源として作用させることで被削性を改善させるS系快削鋼が有望視されている。そして、さらにS系快削鋼の超硬工具加工性を改善するためCaを添加する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、本願発明者らは、Caを添加したS系快削鋼において、鋼中のCa含有量やS含有量がほぼ同等であるにも関わらず、工具寿命がばらつき、安定した切削加工性が得られないということを見出している。
特開昭57−140853号公報
本発明が解決しようとする課題は、Pb快削鋼に代わり環境に悪影響を及ぼすことなく安定した被削性を発揮する機械構造用鋼を提供することである。
本願の発明者らは、表1に示すCaとSを添加した鋼A〜F、および参考のためにPbを含有する鋼Gを超硬工具で旋削加工した際の工具摩耗量を測定した。その結果、Ca、S量がほぼ同量の鋼においても図1に示すように超硬工具の逃げ面摩耗量およびすくい面摩耗量が異なることが判った。従来、鋼中のAl量が高いと硬質のAl23が多いために切削工具を損傷させ易いことが言われている。
Figure 2005273000
このことから、表1における供試材であるA〜F鋼中のAl23量の分析を実施した。その結果、表2に示すように、鋼中のAl量の高い鋼が必ずしも多くのAl23を含有していないことが明らかとなった。さらにまた、A、B鋼のようにAl23含有量の低い鋼においても工具摩耗が増大する事例が散見された。したがって、かならずしもAl23量が工具摩耗特性を支配していないことが分かった。
Figure 2005273000
そこで、表1の鋼A〜F中の質量%比で示すCa/Al比を指標として、図1において超硬工具のすくい面摩耗量とCa/Al比の関係を白丸で示すグラフ1とし、逃げ面摩耗量とCa/Al比の関係を黒丸で示すグラフ2として整理した。この結果、Ca/Al比と工具摩耗量の間に良好な相関関係があることを見出した。すなわち、図1においてCa/Al比が0.1以上では工具の切れ味を支配する逃げ面摩耗量がほぼ飽和し、一方、工具すくい面摩耗量についてもCa/Al比が増大するに伴って連続的に摩耗量が減少することが明らかとなった。なお、図1において、使用した切削工具のチップはP20種で刃先の曲率半径Rは0.4mm、切削条件は切削速度250m/min、1回転当たりの送り量0.25mm、切り込み0.5mm、切削油なしとして行った。
そして、さらなる発明者らの鋭意研究により、Ca/Al比が0.1以下の鋼においては、硫化物がCaをほとんど含有しないMnSであり、かつ酸化物組成がAl23に富む高融点酸化物であるのに対し、Ca/Al比が0.1以上の鋼では、硫化物中のCaが増量して、MnSから(Mn、Ca)Sに改質されるとともに、表3に示すようにAl23含有率が質量%で平均90%以下の酸化物(CaO−Al23もしくはCaO−Al23−SiO2)を含有していることが明らかとなった。
したがって、Ca/Al比の増大による超硬工具摩耗特性の改善は、これらの改質された硫化物およびAl23含有率が質量%で平均90%以下の酸化物が切削時に工具表面に付着し、工具被覆保護に有効に作用した結果であるとの結論に至った。
なお、前述した「質量%で平均90%以下」の平均とは、表3において示した酸化物の平均組成(質量%)をいう。この平均組成は、鋼中の圧延方向の断面において観察される酸化物のうちn個の酸化物について、個々の酸化物に含まれるAl23、SiO2、CaOの含有率(質量%)を分析し、これらの含有率それぞれについてn個の平均値を算出した値である。つまり鋼Aについては、鋼中の14個の酸化物について分析したところ、Al23の分析値は93.7%よりも高いものや少ないものがあったが、14個の平均では97.3%であった。このように、鋼中の酸化物の組成にはバラツキがあるが、被削性はこれらの平均値で相関が認められることを見出したものである。なおここで、これらの分析はEDSで行うとよく、分析程度や酸化物の組成のバラツキを勘案し、大きさが1μm以上の酸化物について、少なくとも10個以上を分析することが望ましい。一方、従来から使用されてきたPb快削鋼は鋼中に微細に分散した低融点のPb粒の存在が、旋削時の切削抵抗を減ずる作用をもたらすが、工具被覆保護効果は示さないものである。
Figure 2005273000
そこで、上記の課題を解決するための本発明の手段は、質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.0%、S:0.02〜0.25%、Al:0.002〜0.030%、Ca:0.0005〜0.01%を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼である。
さらに質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.0%、S:0.02〜0.25%、Al:0.002〜0.030%、Cr:0.1〜2.5%、Ca:0.0005〜0.01%を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼である。
さらに、上記のそれぞれの鋼成分に加えて、質量%で、Ni:0.1〜2.5%、Mo:0.05〜1.50%、V:0.01〜0.50%、Ti:0.01〜0.50%、Nb:0.001〜0.30%、B:0.0003〜0.005%から選択した1種または2種以上を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼である。
さらに、上記のそれぞれの機械構造用鋼において、該鋼は酸化物を含有し、該酸化物中に含有されるAl23の割合が質量%で平均90%以下であることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼である。
上記の新機械構造用鋼とすることで、安定した被削性を発揮する機械構造用鋼材が得られる。特に上記のそれぞれの機械構造用鋼において、Ca/Al比を0.1〜1.0とし、さらにこの鋼中に含有される酸化物中に含まれるAl23の割合を質量%で平均90%以下であるとしているが、これらは切削工具被覆保護効果の向上を図るためである。
なお、鋼中に含有される酸化物中に含まれるAl23の割合を質量%で平均90%以下であるというとき、この「平均」とは、前掲したとおり、鋼中の圧延方向の断面において観察されるn個の酸化物について分析し、Al23等の酸化物の含有率(質量%)を求めて、これらの値から算出した平均値をいう。
ここで、本願発明の鋼成分の限定理由を以下に説明する。なお、それぞれの%は質量%を示すものとする。
C:0.10〜0.60%
Cは、強度確保に必要な元素で、このためには0.10%以上が必要である。しかし、0.60%を超えると被削性を低下する。そこでCは0.10〜0.60%とし、望ましくは0.10〜0.35%とする。
Si:0.05〜1.0%
Siは、脱酸剤として必要な元素で、このためには0.05%以上必要である。しかし、1.0%を超えると硬質酸化物増大による被削性の低下を招き、さらに、浸炭用途では、浸炭層表面の粒界酸化層深さが増大し、疲労寿命を低下する。そこでSiは0.05〜1.0%とし、望ましくは0.05〜0.5%とする。
Mn:0.3〜2.0%
Mnは、焼入性確保に必要な元素で、またMnS生成に必要な元素であり、このためには0.3%以上必要である。しかし、2.0%を超えると被削性低下を招き、さらに浸炭部品においては過剰Mnが浸炭時の浸炭異常層深さを増大し、疲労寿命を低下させる。そこでMnは0.3〜2.0%とし、望ましくは0.4〜1.0%とする。
S:0.02〜0.25%
Sは、被削性確保に必要な元素で、また切り屑処理性確保に必要な元素であり、このためには0.02%以上必要である。しかし、0.25%を超えると静的強度、疲労強度などの強度特性を低下し、さらに熱間加工性を低下する。そこでSは0.02〜0.25%とし、望ましくは0.02〜0.20%とする。
Al:0.002〜0.030%
Alは、窒化物を形成することで浸炭時の結晶粒粗大化抑制に効果のある元素で、このためには0.002%以上必要である。しかし、工具摩耗を増大させるAl23の生成を抑制する必要があるので、上限を0.030%とする。そこでAlは0.002〜0.030%とし、望ましくは0.002〜0.025%とする。
Ca:0.0005〜0.01%
Caは、硫化物形態制御に必要な元素であり、さらに工具を被覆して保護する効果を発揮して旋削加工性を向上する元素である。そのためには0.0005%以上必要である。しかし、0.01%を超えると製造性を悪化し、また製造コストの増大を招く。そこでCaは0.0005〜0.01%とし、望ましくは0.0005〜0.0050%とする。
質量%比でCa/Al:0.1〜1.0
Ca/Alにおいて、下限の0.1はCaによる酸化物および硫化物の制御に必要であり、上限の1.0を超えると工具被覆保護効果が飽和し、さらに硫化物が硬くなり過ぎるためにドリル寿命の低下を招く。そこでCa/Alは0.1〜1.0とし、望ましくは0.1〜0.8とする。
Cr:0.1〜2.5%
Crは、基地の焼入性確保に必要な元素で、このためには0.1%以上必要である。しかし、2.5%より多過ぎると切削性の低下を招く。そこでCrは0.1〜2.5%とし、望ましくは0.6〜1.5%とする。
Ni:0.1〜2.5%
Niは、焼入性および靱性の確保に必要な元素であり、このためには0.1%以上必要である。しかし、2.5%より多過ぎると切削性を低下させ、また高価な元素であるためコストアップを招く。そこNiは0.1〜2.5%とする。
Mo:0.05〜1.50%
Moは、焼入性および靱性の確保に必要な元素であり、このためには0.05%以上必要である。しかし、1.50%より多過ぎると切削性を低下し、また製造コストを増大させる。そこでMoは0.05〜1.50%とする。
V:0.01〜0.50%
Vは、焼入性および靱性の確保に必要な元素であり、このためには0.01%以上必要である。しかし、0.50%より多過ぎると切削性を低下し、また製造コストを増大させる。そこでVは0.01〜0.50%とする。
Ti:0.01〜0.50%
Tiは、炭窒化物を形成して浸炭時の結晶粒粗大化抑制に効果のある元素であり、このためには0.01%以上必要である。しかし、0.50%より多過ぎるとコストアップとなり、さらに熱間加工性および切削性を損なうTiSを抑制することができなくなる。そこでTiは0.01〜0.50%とする。
Nb:0.001〜0.30%
Nbは、炭窒化物を形成して浸炭時の結晶粒粗大化抑制に効果のある元素であり、このためには0.001%以上必要である。しかし、0.30%より多過ぎると切削性を損なうNbCを抑制することができなくなる。そこでNbは0.001〜0.30%とする。
B:0.0003〜0.005%。
Bは、焼入性確保および粒界強化に必要な元素であり、このためには0.0003%以上必要である。しかし、0.005%を超えるとその効果が飽和する。そこでBは0.0003〜0.005%とする。
本発明の機械構造用鋼は、快削性成分として環境負荷元素であるPbを含有しないにもかかわらず、優れた被削性を有し、工具寿命にばらつきのない安定した切削加工性を得ることができ、かつ環境負荷物質削減に貢献するなど、優れた効果を奏するものである。
本発明を実施するための最良の形態について、以下に表4〜表7を参照して実施例1により説明する。
表4に示す化学成分の鋼を100kg真空誘導炉で溶解し、インゴットに鋳造し、1200℃に加熱してφ65mm材および40mm角材に圧鍛し、900℃で1時間保持して空冷することで焼きならしを行い、下記試験の供試材とした。
Figure 2005273000
上記の焼きならしを行ったφ65mm材をφ60mm材に旋削して、表5に示す超硬工具旋削加工試験に供した。
Figure 2005273000
さらに、上記の焼きならしを行った40mm角材を35mm角材にフライス加工して、表6に示すドリル寿命試験に供した。
Figure 2005273000
これらの超硬工具旋削加工試験およびドリル寿命試験の結果である超硬工具旋削特性およびドリル加工性について、表7に示す。
Figure 2005273000
表7において、比較鋼のうちPbを含有するNo.4、No.10、No15、No.19、No.25は、それぞれ比較対象鋼である発明鋼のNo.1〜3、No.7〜9、No.13〜14、No.17〜18、No.21〜24に比べ、超硬工具旋削加工における工具被覆保護作用が無く、超硬工具旋削特性では、逃げ面摩耗、すくい面摩耗ともに劣っている。
比較鋼のうち、Ca/Al比が本願発明の範囲より小さいNo.5、No.11、No.16、No.20、No.26、No.28は、超硬工具旋削加工における工具被覆保護作用が極めて不十分であり、それぞれ比較対象鋼である発明鋼のNo.1〜3、No.7〜9、No.13〜14、No.17〜18、No.21〜24に比べて、超硬工具旋削特性では、逃げ面摩耗、すくい面摩耗ともに劣っている。
また、比較鋼のNo.20、No.26またはNo.28はAlの含有量が本願発明の範囲を大きく超えるもので、Al23を多く含有するために、ほぼ同量のSを添加した発明鋼のNo.18、No.22またはNo.24比べてドリル寿命にやや劣る。
比較鋼のうちCa/Al比が本願発明の範囲を超えるNo.6、No.12またはNo.27は、超硬工具旋削加工における逃げ面およびすくい面の工具摩耗量は本願発明と同等に優れるものの、硫化物が硬くなり過ぎたために、比較対象となるSをほぼ同量含有した発明鋼のNo.3、No.9またはNo.23に比べて、いずれもドリル寿命が低下している。
鋼中の質量%で示すCa/Al比に対する工具摩耗量を示す図である。
符号の説明
1 超硬工具のすくい面摩耗量とCa/Al比の関係を示すグラフ
2 超硬工具の逃げ面摩耗量とCa/Al比の関係を示すグラフ

Claims (5)

  1. 質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.0%、S:0.02〜0.25%、Al:0.002〜0.030%、Ca:0.0005〜0.01%を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼。
  2. 質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.0%、S:0.02〜0.25%、Al:0.002〜0.030%、Cr:0.1〜2.5%、Ca:0.0005〜0.01%を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼。
  3. 請求項1に記載の鋼成分に加えて、質量%で、Ni:0.1〜2.5%、Mo:0.05〜1.50%、V:0.01〜0.50%、Ti:0.01〜0.50%、Nb:0.001〜0.30%、B:0.0003〜0.005%から選択した1種または2種以上を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼。
  4. 請求項2に記載の鋼成分に加えて、質量%で、Ni:0.1〜2.5%、Mo:0.05〜1.50%、V:0.01〜0.50%、Ti:0.01〜0.50%、Nb:0.001〜0.30%、B:0.0003〜0.005%から選択した1種または2種以上を含有し、かつ、質量%比でCa/Al:0.1〜1.0からなり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項における機械構造用鋼において、該鋼は酸化物を含有し、該酸化物中に含有されるAl23の割合が質量%で平均90%以下であることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼。
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