JP2005272303A - 化粧料用保存料、及びこれを含む化粧料 - Google Patents

化粧料用保存料、及びこれを含む化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】 化粧料(頭髪洗浄剤等を含む)用の保存料、及びこれを含む化粧料において、皮膚刺激等における安全性に優れ、充分な抗菌性を有し、かつ、沈澱形成等の問題が生じないものを提供する。
【解決手段】保存料がショ糖の高級脂肪酸モノエステルからなる。ショ糖高級脂肪酸モノエステルは、構成脂肪酸の炭素数が8〜22であり、モノエステル含量が91%以上である。このショ糖高級脂肪酸モノエステルを、化粧料中に、例えば1重量%配合する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料用の保存料、及びこれを含む化粧料に関する。ここで、化粧料の語は、国際特許分類A61K 7/00に含まれる各種の化粧品及び「類似化粧品」製剤を含むものとする。したがって、ローション、保湿クリーム、シャンプー(頭髪洗浄剤)類の他に、練り歯磨きや身体用防臭剤等を含む。
化粧品や「類似化粧品」製剤には、一般に、微生物による腐敗とそれに伴う品質の低下を防止することを目的として、安息香酸類、ソルビン酸類、安息香酸エステル類、グルコン酸クロルヘキシジンなどの合成保存料が添加されている。なかでも、メチルパラベン(パラヒドロキシ安息香酸メチルエステル)、エチルパラベン(パラヒドロキシ安息香酸エチルエステル)等のパラヒドロキシ安息香酸エステル化合物(「パラベン」と呼ばれる。)が、最も広く使用されている。
しかしながらパラベンは、皮膚刺激性やアレルギー性を有するなど、安全性の点から好ましくない。
そこで、低毒性の化粧品用保存料として、グリセリン脂肪酸エステル、ε−ポリリジン、エリスリトール等を用いることも検討されている(例えば、特許文献1〜2)。しかし、これら従来の低毒性保存料は、抗菌性が充分でなかったり、他の成分との相互作用により、沈澱を形成する場合がある等の問題があった。
他方、安全性の高い乳化剤の一つであるショ糖脂肪酸エステルを、化粧料に添加することが従来より行われており、乳化性能を最適化するための検討も行われている(例えば特許文献3)。
特開2003−40724 特開平8−53335 特開平10−43573
本件発明者は、上記問題点に鑑み、従来は乳化剤としてのみ用いられた各種化合物について抗菌性能の有無を検討した。そして、従来は、まず用いられることのなかった特殊なショ糖脂肪酸エステルに高い抗菌性があることを見出した。すなわち、高級脂肪酸によるエステルのうち、モノエステル含量が極端に高い製品に、顕著な抗菌性があることを見出した。
本発明は、化粧料用保存料、及びこれを含む化粧料において、皮膚刺激等の観点からの安全性に優れ、充分な抗菌性を有し、かつ、沈澱形成や相分離等の問題が生じないものを提供しようとする。
本発明の化粧料用保存料は、構成脂肪酸の炭素数が8〜22であって、かつ、モノエステル含量が91%以上のショ糖高級脂肪酸モノエステルからなることを特徴とする。
本発明の化粧料は、上記ショ糖高級脂肪酸モノエステルを、0.1〜10重量%含むことを特徴とする。
人体に対する高い安全性と、充分な抗菌性とを実現できるとともに、製品性状等に悪影響を及ぼさない。また、水系ベースの化粧料についても良好な溶解性を示す。
本発明に用いるショ糖高級脂肪酸モノエステルの構成脂肪酸は、炭素数が8〜22、好ましくは炭素数が12〜22の飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸からなる群より選ばれる1種若しくは2種以上である。好ましい構成脂肪酸としては、パルミチン酸(ヘキサデカン酸(C16))、ステアリン酸(オクタデカン酸(C18))、ベヘン酸(ドコサン酸(C22))といった飽和脂肪酸の他、オレイン酸(cis-9-オクタデセン酸(C18:1))、エルカ酸(cis-13-ドコセン酸(C23:1))といったモノエン脂肪酸、及び、リノール酸(cis-9-、cis-12-オクタデカジエン酸(C18:2))やリノレン酸(cis-6-、cis-9-、cis-12-オクタデカトリエン酸(C18:3))といったポリエン脂肪酸を挙げることができる。2種以上を用いるものとしては、例えば、最も一般的な高級脂肪酸であるパルミチン酸(C16)とステアリン酸(C18)との組み合わせを挙げることができる。
本発明に用いるショ糖高級脂肪酸モノエステルにおける、モノエステル含量は、91%以上、より好ましくは95%以上である。すなわち、ジエステル、トリエステル及びその他のポリエステルの含量が9%未満、より好ましくは5%未満である。モノエステル含量が91%未満であると抗菌性能が、より低くなり、好ましくない。
モノエステル含量が91%以上であるならば、室温での簡単な撹拌操作によっても水に透明に溶解するので、水を含む化粧料中に容易かつ安定に溶解させることができる。したがって、特には、油相を分散相とし水相を連続相とする乳化状態をなすもの(O/W)に適している。
ここで、モノエステル含量(%)は、GPC分析により求めたものであり、全エステル(モノエステル〜オクタエステルの総計)に対するモノエステルの重量百分率に相当する。詳しくは、下記のようにして求めた。
<GPC測定条件>
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
カラム:Megapak gel 201(日本分光製), 2cm X 50cm X 1本、25℃
検出器:示差屈折計(昭和電工製Shodex RI, SE-31)
内部標準物質:ラウリン酸
<モノエステル含量の算出>
モノエステル含量(%)=(モノエステルのピーク面積×相対感度補正)×100
÷{(モノエステルのピーク面積×相対感度補正)
+(ジエステルのピーク面積×相対感度補正)
・・・
+(オクタエステルのピーク面積×相対感度補正)}
なお、上記の各相対感度補正は、(1)内部標準物質であるラウリン酸に対する各エステルの相対感度(モノエステルで0.501、ジエステルで0.561、トリエステルで0.595、...)、及び、(2)試料溶液中におけるショ糖脂肪酸エステルとラウリン酸との重量比に基づいて行った。
本発明に用いるショ糖高級脂肪酸モノエステルは、化粧料中に、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜2.0重量%配合することができる。配合比率が0.1重量%未満であると、抗菌性能が充分でなく、配合比率が10重量%を越えると、化粧料等の性状や物性に対する影響が過大となるか、またはコスト上好ましくない。
上記のようなショ糖高級脂肪酸モノエステルを含有した化粧料は、例えばパッチテストを行った場合に、皮膚刺激性が全く観察されないか、またはパラベン添加品に比べて著しく小さいものとなりうる。
また、本発明の保存料としてのショ糖高級脂肪酸モノエステルは、化粧料等の化粧料を構成する種々の成分との親和性が高く、また非イオン性の化合物であるために、沈澱形成や性状の変化等の不所望の作用を引き起こすことがない。
本発明の保存料や化粧料には、各種の他の保存料、安定剤等を添加・併用して用いることができる。例えば、植物由来の抗菌剤と併用することができる。また、場合によっては、エタノール、エリスリトール等のアルコール系抗菌剤と併用することもできる。
ショ糖高級脂肪酸モノエステルの添加は、化粧料組成物を調製する際の通常の処方とほぼ同様にして行うことができる。例えば、皮膚用クリームを調製する際には、ショ糖高級脂肪酸モノエステルを含む各原料物質について、加熱しつつ、ホモジナイザー装置等による強力な撹拌を加えて充分に混ぜ合わせた後、冷却するといった通常の処方を適用すれば良い。
以下の処方、調製方法にて皮膚用クリームまたは頭髪洗浄剤を調製し、抗菌保存性を評価した。
<実施例1:保湿クリームの処方及び調製方法>
下記の配合処方にて、各原料を加熱撹拌して混合した。
(1) ショ糖・高級脂肪酸モノエステル(モノエステル含量98%) 1.00 (w/w%)
(ステアリン酸(C18)/パルミチン酸(C16)=60/40)
(2) ショ糖ステアリン酸エステルA (モノエステル含量35%) 2.70
(3) ショ糖ステアリン酸エステルB (モノエステル含量70%) 0.90
(4) グリセリン・オクタン酸・デカン酸トリエステル 4.00
(カプリル酸・カプリン酸トリグリセリド)
(5) ジオクチルエーテル 5.00
(6) ポリビニルアルコール 0.25
(7) 精製水 79.25
(8) 10%水酸化ナトリウム 0.75
(9) 香料 0.15
(10) アデノシンリン酸ナトリウム等 6.00
調製方法の詳細は、下記1〜5のとおりである。
1. 上記(1)〜(5)の化合物を75℃に加熱して混合溶解し、さらに、上記(6)のポリビニルアルコールを加える。
2. 得られた混合物を、直ちに、75℃の精製水にホモミキサーで撹拌しながら加えて乳化させる。
3. ホモミキサーによる撹拌を続けつつ、10%水酸化ナトリウムを加えてから40℃まで冷却する。
4. ホモミキサーによる撹拌をさらに続けつつ上記(9)及び(10)の添加物を加える。添加後、さらに短時間だけホモミキサーによる撹拌を続ける。
5. ゆっくり撹拌しつつ、30℃以下にまで冷却する。
このようにして、パラベン添加品に比べて皮膚刺激性が著しく低く、また、保湿性、触感及び外観等に優れた保湿クリーム(moisture cream)を得た。
<実施例2:デイ・クリームの処方及び調製方法>
下記の配合処方にて、各原料を加熱撹拌して混合した。
(1) ショ糖・高級脂肪酸モノエステル(モノエステル含量92%) 1.00 (w/w%)
(ステアリン酸(C18)/パルミチン酸(C16)=15/85)
(2) ショ糖ステアリン酸エステル (モノエステル含量70%) 2.00
(3) 0-メトキシ桂皮酸オクチルアルコールエステル 3.00
(オクチルメトキシシンナメート)
(4) ブチルメトキシベンゾイルメタン 0.50
(5) パルミチン酸オクチルアルコールエステル 5.00
(6) 安息香酸アルキル(C15-16) 5.00
(7) セトステアリルアルコール 2.00
(8) トコフェロールアセテート 1.00
(9) グリセリン 3.00
(10) パントテノール 0.50
(11) 精製水 75.6
(12) ポリビニルアルコール 0.15
(13) キサンタンガム 0.15
(14) 10%水酸化ナトリウム 0.90
(15) 香料 0.20
調整方法の詳細は、下記1〜5のとおりである。
1. 上記(1)〜(8)の化合物を75℃の加熱下に混合し、さらに、75℃に保ったまま、上記(9)〜(10)のグリセリン及びパントテノールを加える。
2. 75℃に加熱しておいた精製水に、ホモミキサーで撹拌しつつ上記(12)〜(13)のポリビニルアルコール及びキサンタンガムの粉末を加えて分散させる。そして、直ちに、上記(1)〜(10)の混合物を加える。
3. ホモミキサーによる撹拌を続けつつ、10%水酸化ナトリウムを加えてから40℃まで冷却する。
4. ホモミキサーによる撹拌をさらに続けつつ香料を加える。添加後、さらに短時間だけホモミキサーによる撹拌を続ける。
5. ゆっくり撹拌しつつ、30℃以下にまで冷却する。
このようにして、パラベン添加品に比べて皮膚刺激性が著しく低く、また、触感、外見その他の性状が良好なデイクリーム(day cream)製品を得た。
<実施例3:コンディショニングシャンプーの処方及び調製方法(A)>
下記の配合処方にて、各原料を加熱撹拌して混合することで、特には毛髪をなめらかに仕上げることを主眼としたタイプのシャンプー液を調製した。
(1) ショ糖・高級脂肪酸モノエステル(モノエステル含量98%) 1.0 (w/w%)
(ステアリン酸(C18)/パルミチン酸(C16)=60/40)
(2) ラウリルエーテル硫酸Na 9.9
(3) コカミドプロピルベタイン液 6.6
(4) プロピレングリコール 4.0
(5) カチオン化セルロース 0.3
(6) グリセリン・オクタン酸エステル(カプリル酸グリセリル) 0.4
(防腐剤)
(7) ショ糖エルカ酸エステル (モノエステル含量0%) 0.4
(8) ノイゲンET-189(第一工業製薬(株)製) 0.01
(9) ジステアリン酸グリコール製剤(パール化製剤) 5.0
(10) クエン酸 適量
(11) 香料 適量
(12) 精製水 残り
調製方法の詳細は、下記1〜5のとおりである。
1. 上記(1)〜(6)の化合物を精製水に加え、80℃にまで加熱して、撹拌して全体を溶解させる。
2. 上記(7)のショ糖エルカ酸(C23:1)エステル100重量部に対して、上記(8)の乳化剤を2重量部の割合で添加し、精製水を加えて水を連続相とする乳液(O/W=40/60(重量比))
を調製する。この際、50℃で転相乳化を行う。このように得られたショ糖エルカ酸エステル乳液を、上述の溶解混合物に添加し、撹拌を続ける。
3. 適量のクエン酸を加えてpHを中性領域に調整し、撹拌しつつ50℃まで冷却する。
4. 上記(9)のパール化製剤を添加した後、適量の香料を加え、室温まで冷却する。
このようにして、パラベン添加品に比べて皮膚刺激性が著しく低く、また、洗浄性、毛髪仕上げ性等の諸特性に優れたコンディショニングシャンプー液を得た。
<実施例4:コンディショニングシャンプーの処方及び調製方法(B)>
下記の配合処方にて、各原料を加熱撹拌して混合することで、すすぎ時のなめらかさと、乾燥後のしっとり感とが特に良好なタイプのコンディショニングシャンプーを調製した。
(1) ショ糖・高級脂肪酸モノエステル(モノエステル含量92%) 1.0 (w/w%)
(ステアリン酸(C18)/パルミチン酸(C16)=15/85)
(2) ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン 12.0
(3) β−ラウロイルアミノプロピオン酸ナトリウム 8.0
(4) ポリオキシエチレン・セトステアリル・ヒドロキシミリスチレンエーテル
1.0
(5) ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.5
(6) カチオン化セルロース 0.2
(7) グリセリン・オクタン酸エステル(カプリル酸グリセリル) 0.4
(防腐剤)
(8) ショ糖エルカ酸エステル (モノエステル含量0%) 0.5
(9) ノイゲンET-189(第一工業製薬(株)製) 0.01
(10) ジステアリン酸グリコール製剤(パール化製剤) 5.0
(11) クエン酸 適量
(12) 香料 適量
(13) 精製水 残り
調製方法の詳細は、下記1〜5のとおりである。
1. 上記(1)〜(7)の化合物を精製水に加え、80℃にまで加熱し撹拌して全体を溶解させる。
2. 上記(8)のショ糖エルカ酸エステル100重量部に対して、上記(9)の乳化剤を2重量部の割合で添加し、精製水を加えて水を連続相とする乳液(O/W=40/60(重量比))を調製する。この際、50℃で転相乳化を行う。このように得られたショ糖エルカ酸エステル乳液を、上述の溶解混合物に添加し、撹拌を続ける。
3. 適量のクエン酸を加えてpHを中性領域に調整し、撹拌しつつ50℃まで冷却する。
4. 上記(10)のパール化製剤を添加した後、適量の香料を加え、室温まで冷却する。
このようにして、パラベン添加品に比べて皮膚刺激性が著しく低く、洗浄性能ならびにすすぎ性能及び乾燥後のしっとり感等において優れた性能を有するコンディショニングシャンプー液を得た。
<比較例>
上記実施例1〜4におけるショ糖・高級脂肪酸モノエステルを、同重量のメチルパラベンに置き換えた処方で調整したものを、比較例1〜4とした。すなわち、メチルパラベンの配合量は1.0重量%である。また、上記実施例1におけるショ糖・高級脂肪酸モノエステル(配合処方の(1)の成分)を単なる精製水で置き換えた処方で調整したものを比較例5とした。すなわち、比較例5では、メチルパラベン、及び、本発明にかかるショ糖・高級脂肪酸モノエステルのいずれも加えなかった。
<抗菌性の評価>
上記各実施例及び各比較例のクリームまたはシャンプー液をペトリ皿に採り、枯草菌(Bacillus subtilis; IFO 3134)を、約10万個体(1×105)が入るように接種した。そして、35℃に保った恒温器中に1カ月及び3カ月間放置した後、段階希釈液を標準寒天平板培地に接種して2〜3日35℃で培養し、顕微鏡観察により菌数を計測した。
下表に測定結果をまとめて示す。
Figure 2005272303
上記表の結果から知られるように、ショ糖・高級脂肪酸モノエステルを1重量%配合することにより、メチルパラベンを標準的な分量だけ配合した場合とほぼ同程度の抗菌性が得られた。
なお、比較例5の結果から知られるように、実施例1と同様の処方でショ糖・高級脂肪酸モノエステルを省いた場合に、多量の菌が残存していた。比較例5でも、ショ糖高級脂肪酸エステルは配合されており、そのモノエステル含量は70%である。すなわち、実施例1等による抗菌性能において、モノエステル含量が70%のショ糖ステアリン酸エステルの成分の寄与は、極めて小さいことが知られる。したがって、モノエステル含量の著しく高い特定のショ糖高級脂肪酸エステルによってのみ、所望の抗菌性が得られることが確認された。

Claims (3)

  1. 炭素数が8〜22の脂肪酸とショ糖とのエステルであって、モノエステル含量が91%以上であるものからなることを特徴とする化粧料用保存料。
  2. 炭素数が8〜22の脂肪酸とショ糖とのエステルであって、モノエステル含量が91%以上であるものを保存料として0.1〜10重量%配合したことを特徴とする化粧料。
  3. 油相を分散相とし水相を連続相とする乳化状態をなすことを特徴とする請求項2の化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006042679B4 (de) 2005-09-13 2019-10-10 Denso Corporation Zuverlässiges Fernüberwachungssystem für Reifendruck mit im Energiesparmodus arbeitenden Reifenüberwachungsgeräten

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