JP2005271247A - Frpの補強・補修方法 - Google Patents

Frpの補強・補修方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005271247A
JP2005271247A JP2004084312A JP2004084312A JP2005271247A JP 2005271247 A JP2005271247 A JP 2005271247A JP 2004084312 A JP2004084312 A JP 2004084312A JP 2004084312 A JP2004084312 A JP 2004084312A JP 2005271247 A JP2005271247 A JP 2005271247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frp
resin
preform
reinforcing
repairing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004084312A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kotani
浩司 小谷
Yasuo Suga
康雄 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2004084312A priority Critical patent/JP2005271247A/ja
Publication of JP2005271247A publication Critical patent/JP2005271247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C73/00Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D
    • B29C73/04Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D using preformed elements
    • B29C73/10Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D using preformed elements using patches sealing on the surface of the article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C73/00Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D
    • B29C73/04Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D using preformed elements
    • B29C73/10Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D using preformed elements using patches sealing on the surface of the article
    • B29C73/12Apparatus therefor, e.g. for applying

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】
FRPの補強・補修方法において、補強・補修を補修前の形状や機能を復元しつつ、かつ、実施する場所の自由度が高いと言う利点を維持した上で、接着強度を含む強度特性の向上と安定性を高めて、品質が保証できるFRPの補強・補修方法を提供すること。
【解決手段】
本発明に係るFRPの補強・補修方法は、少なくとも以下の(A)〜(E)の工程からなることを特徴とするFRPの補強・補修方法である。
(A)FRP1の補強、補修が所望される欠陥部2の外表面に、接着層3を被覆する接着層被覆工程。
(B)接着層3の上に少なくとも強化繊維基材からなるプリフォーム4を配置するプリフォームセット工程。
(C)プリフォーム4に減圧吸引口6と樹脂注入口5とを接続し、少なくとも接着層とプリフォームの部分をバッグ材9で覆う密閉工程。
(D)バッグ材9で覆われて形成されたキャビテイ内を減圧し、樹脂注入口5から樹脂を注入してプリフォーム4内に樹脂を含浸させる樹脂含浸工程。
(E)注入した樹脂をキュアするキュア工程。
【選択図】図2

Description

本発明は、繊維強化プラスチック(以下、FRPと言う。)を補強・補修する方法に関し、詳しくは、例えば表面割れ等の欠陥部を有するFRP上に、接着層を介して真空Resin Transfer Molding(以下、真空RTMと言う。)法によりFRP層を形成することにより、前記欠陥部を高強度・高品質化することが可能なFRPの補強・補修方法に関する。
周知の通り、軽量で高強度な素材として、FRPが各種産業分野で注目されており、中でもCFRP(炭素繊維強化プラスチック)がその優れた機械特性等から注目されている。
ところで、FRPを製造または使用しているときに、FRPにクラック、表面割れ、層間剥離、打痕、樹脂の未含浸、ボイド、傷等の欠陥(以下、欠陥部と言う。)が生じた場合には、欠陥部への応力集中や剛性低下でFRPの強度が低下するため、使用できなくなる場合がある。特に巨大なFRPの場合には、多大な損失となる場合があるため、欠陥部が生じた場合でも、欠陥部が生じる前と同等以上の剛性・強度までFRPを補強・補修して、再利用する必要がある。
FRPを補強・補修する技術としては、補強・補修が所望される部分をパテのような高粘度の高分子材料を塗布することで、き裂の進展を防止するか、あるいはき裂部の上に少なくとも強化繊維からなるプリフォームを積層して、ハンドレイアップ法などの大気開放下にて樹脂を含浸させて補強・補修する方法が一般的である。また、特に接着特性の悪い部材同士の場合には、特許文献1や特許文献2に記載のように、積層の前にプライマーとして接着剤を塗布する場合もある。
しかしながら、前記補修方法の場合は、補強・補修を実施する場所を選ばず自由度が高いという点で有利であるが、大気中に晒されながらプライマーや樹脂を塗り込むため、被補強・補修部位、接着層ならびにプリフォーム内にボイドが残り易く、かつ、プリフォームの繊維体積含有率が上がらずに強度が低くなるため、部材同士の界面で破壊するか、補強・補修で所定の強度が発現できないと言う問題があった。
前記ハンドレイアップ法は、作業者の技術力の差により、品質にばらつきが出やすいため品質の安定性が低く、補強・補修部分の強度にばらつきが出る可能性がある。また、通常、常温で補修するため、補修部分に高Tgの性能が要求される場合には前記補強・補修方法では対応が困難であった。例えば航空機等に使用される部材のように、高強度・品質安定・高温特性等が要求されるような補強・補修には前記方法を適用することが難しいと言う問題があった。
また、補強効率を高めるために異形のプリフォーム(例えば、矩形、C型、I型、L型、Z型、T型、またはハット型)で補強・補修したい場合は、前記従来技術では非常に高度な技能が必要であり、さらに寸法等に高精度が要求される場合には、成形自体が困難であると言う問題があった。加えて、例えば桁材などの補強部材の一部に亀裂などの欠陥部が生じた大型FRPにおいて、欠陥部を含む桁材の一部を除去して、その除去した部分に新たに元の桁材と同一の形状と特性をもつFRPを挿入して補修したい場合などにも、前記従来技術を適用することが非常に難しいという問題があった。
特開1999−034677号公報(段落番号0016) 特開1999−270147号公報(段落番号0008)
本発明の課題は、FRPの補強・補修分野における前記従来技術の課題を解決し、補強・補修作業を補修前の形状や機能を復元しつつ実施できると共に、実施する場所の自由度が高いと言う利点を維持した上で、接着強度を含む強度特性の向上と安定性を高めて、品質が保証できるFRPの補強・補修方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るFRPの補強・補修方法は、少なくとも以下の(A)〜(E)の工程からなることを特徴とするFRPの補強・補修方法である。
(A)FRPの補強、補修が所望される欠陥部の外表面に、接着層を被覆する接着層被覆工程。
(B)接着層の上に少なくとも強化繊維基材からなるプリフォームを配置するプリフォームセット工程。
(C)プリフォームに減圧吸引口と樹脂注入口とを接続し、少なくとも接着層とプリフォームの部分をバッグ材で覆う密閉工程。
(D)バッグ材で覆われて形成されたキャビテイ内を減圧し、樹脂注入口から樹脂を注入してプリフォーム内に樹脂を含浸させる樹脂含浸工程。
(E)注入した樹脂をキュアするキュア工程。
ここで、前記接着層は、フィルム状、粉体状、液体状、またはゲル状のいずれかの樹脂材料であっても良い。
また、接着層の被覆工程(A)の前に、少なくとも欠陥部を含むFRPの一部を除去する欠陥部の除去工程を設けても良いし、接着層の被覆工程(A)の前に、前記欠陥部または前記欠陥部の除去部分を、樹脂、パテ材、または、強化繊維基材からなるプリフォームを用いて補修する工程を設けることもできる。
また、前記密閉工程(C)において、前記接着層で被覆される部分以外には注入される脂が流出しないように、樹脂の流れ止めを設けてもよい。
前記固化工程において、プリフォームの温度を50℃〜200℃に加熱しても良いし、前記注入工程において、プリフォームの温度を50℃〜100℃に加熱しても良い。前記プリフォームの加熱手段としては、局所加熱装置を利用しても良いし、加熱炉を利用しても良い。
前記繊維強化基材は少なくとも炭素繊維で構成されていても良いし、前記FRP部材が炭素繊維で形成されるCFRPであっても良い。
前記注入樹脂の粘度は前記注入温度で、10〜1500mPa・sであることが好ましく、前記プリフォーム内に樹脂拡散媒体を含むこともできる。
また、航空機、自動車、もしくは船舶の輸送機器における一次構造部材、二次構造部材、外装部材、内装部材またはそれらの部品として用いられているFRP構造体を補強・補修することも可能である。
本発明に係るFRPの補修・補強方法によれば、FRPの補強・補修が所望される部位に接着層を被覆して、その上で少なくとも強化繊維基材からなるプリフォームを真空RTM成形方法で成形するので、補強・補修を補修前の形状や機能を復元しつつ実現できるとともに、補強・補修部材の接着強度を含む強度特性に優れ、かつその安定性が高いFRPの補強・補修を行うことができる。
以下、本発明の最良の実施の形態を一実施例の図面を参照しながら工程順に説明する。
図1はFRP1の欠陥部2を補強・補修する方法の斜視図であり、図2は図1の補強・補修装置のA−A断面の矢視図である。
(A)接着層3の被覆工程
まず、第2図に示すように、FRP1の欠陥部2に対して、少なくとも欠陥部2の領域の外表面に接着層3を被覆する。接着層3としては、FRP1と補強・補修部材としてのプリフォーム4の接着強度を向上できる樹脂材料であれば特に限定されず、後述の含浸工程において注入される樹脂と同系の樹脂を含むことが接着強度を向上させる点から好ましい。接着層3の形態は、被塗布面に充分保持されれば特に限定されるものでは無いが、例えば、粉体状、液状、ゲル状、フィルム状の樹脂材料のいずれを用いても良い。厚みを均一化して接着強度を保証する点からは、フィルム状接着剤を用いることが好ましい。
接着層3を被覆する領域は、FRP1の欠陥部2を含む面内方向、面外方向の全ての外表面である。例えば、欠陥部2が層間クラックなどの内部欠陥の場合は、その領域の外表面を含むものである。
また、接着層3を被覆する面積は、強度・剛性計算による補強設計によって決定されるが、応力集中を分散させるためには、少なくとも欠陥部2より大きくすることが好ましい。また、FRP1とプリフォーム4の接着強度を高めるためには、接着層3を被覆する前にFRP1の被接着表面を研磨することが好ましい。
また、本工程の前に、FRP1の欠陥部2を含む領域を部分的に除去する欠陥部の除去工程を設けることも本発明の一態様である。例えば、欠陥部2が大きい場合や、または数が多く存在する場合には、FRP1上に補強部材を成形するだけでは十分な補強を行うことが困難であるし、また、補強部材が過大になりFRP1の重量が大幅に増加することがあるため、かかる工程は特に有効である。
また、例えば欠陥部2がへこみや割れなど凹状の場合には、FRP1とプリフォーム4の接着強度を向上させるために、欠陥部2を例えば高粘度の樹脂、接着剤、またはパテ材などで充填させるか、あるいは、欠陥部2に欠陥発生前と機能的に同等の強化繊維基材からなるプリフォームを配置してもよい。該プリフォームには樹脂を予め含浸させても良いし、後述の含浸工程で樹脂を同時に含浸させても良い。
(B)プリフォーム4のセット工程
次に、図2に示すように、接着層3上に少なくとも強化繊維からなる所望の形状をしたプリフォーム4をセットする。プリフォーム4の断面形状は、欠陥部2の存在により生じたFRP1の剛性低下分を、充分に補剛しうる断面形状とすることが好ましく、例えば、矩形、C型、I型、L型、Z型、T型、またはハット型にしても良い。また、樹脂を素早くプリフォーム内に流動させる必要性から、プリフォーム4上に離型性のあるピールプライ13と樹脂拡散媒体14を配置することが好ましい。ピールプライ13は、硬化後に樹脂拡散媒体14が容易に離型できれば特に材質を限定するものではないが、例えばナイロン製織布を使用することが好ましい。樹脂拡散媒体14としては、樹脂流動抵抗がプリフォーム4より低ければ特に限定するものではないが、例えば網目状のシートや樹脂流路としての溝を付けた平板を使用することが好ましい。なお、強化繊維は特に限定するものではないが、たとえば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維、金属繊維、セラミック繊維、これらの組合わせなどを使用することができる。本発明における高強度、高品質の補強・補修方法を提供できる特徴から、プリフォーム4の強化繊維に炭素繊維を用いても良いし、FRP1が炭素繊維で構成されるCFRPであっても良い。
(C)密閉工程
次に、プリフォーム4に樹脂を注入する注入口5とプリフォーム4を減圧する吸引口6とを配置し、接続する。具体的には、図2に示すように、樹脂拡散媒体14の左側に樹脂の注入口5を配置する。樹脂の注入口5は、プリフォーム4の幅方向(第2図の紙面に対して垂直方向)に樹脂が拡散しやすいようにFRP1方向に開口している型材を使用することが好ましく、例えばアルミニューム製のCチャンネルを使用することができる。樹脂ポット10は樹脂注入口5の近くに設置して、注入ライン21で注入口5と連通させる。樹脂ポット10は、補強・補修を実施する場所を選ばず自由度が高いと言う本発明の特徴を発揮させるために、移動式にすることが好ましい。
一方、プリフォーム4の右側は、吸引口6を配置して、例えば有機繊維の不織布からなる通気材料31を介してプリフォーム4と連通させる。この減圧吸引口6は減圧吸引ライン22で真空トラップ7を経由して真空ポンプ8と連通させる。真空トラップ7や真空ポンプ8は、前記樹脂ポット10と同様に移動式とすることが好ましい。減圧吸引口6も、前記の注入口4と同様に下部が開口しているものを用いる。
次に、少なくとも前記工程まででセットした補強・補修部全体を含む周囲にシーラント11を配置して、バッグ材9で全体を覆う。シーラント11はFRP1上に直接配置しても良いし、FRPを配置した成形型の上に配置しても良い。マトリックス樹脂は、プリフォーム以外の領域に含浸する場合があるため、密閉する領域は小さい方が好ましく、シーラント11はFRP1上に直接配置することが好ましい。シーラント11を配置するFRP1の表面は、表面凹凸による隙間からの空気のリークを防止するために、充分に研磨することが好ましい。バッグ材9は気密性、可撓性の高い材料で、例えば、フィルム材を使用すると良い。
また、例えば密閉する領域が広範囲になる場合には、マトリックス樹脂がプリフォーム4以外のFRP1上に含浸することを防止するために、樹脂の注入口5と減圧吸引口6を含むプリフォーム4の周囲に樹脂の流れ止めを配置することがより好ましい。樹脂の流れ止めとしては、例えばシーラント用のテープ材を使用することができる。
(D)マトリックス樹脂の含浸工程
次に、吸引側のバルブ12bを開き、減圧吸引口6よりバッグ内を減圧する。成形体内に空気を残存させないためには、20torr以下まで減圧することが好ましい。本発明では、バッグ内を減圧することにより、補強・補修部位やプリフォーム4内の空気の残存が極めて少なくなるために、補強・補修部位にボイドによる強度低下が極めて少ない補強・補修が可能となる。
次に注入側のバルブ12aを開放して、樹脂ポット10内の樹脂が、大気圧とプリフォーム4内の真空度の差圧により樹脂注入口5から流入して、樹脂注入口5内をプリフォームの幅方向に充填した後、樹脂拡散媒体14に拡散し、プリフォーム4内に含浸する。
本工程においては、必要に応じて、樹脂の粘度を下げるためにプリフォーム4の温度を50℃〜100℃に加熱しても良い。加熱手段としては、例えば赤外線ヒータなどの局所加熱装置15を利用して、補強・補修部位のみを局所的に加熱しても良いし、FRP1を加熱炉に入れられる環境があれば、加熱炉で加熱した方が、全体を均一に加熱出来るため好ましい。なお、使用する樹脂としては、エポキシ、不飽和ポリエステル、フェノール、ビニルエステルなどの熱硬化性樹脂が、成形性、コストの面で好ましく、樹脂の流動性を考慮すると、注入樹脂の粘度は前記注入温度で10〜1500mPa・sであることが好ましい。
(F)マトリックス樹脂のキュア工程
プリフォーム4への樹脂含浸が完了したら、注入側のバルブ12aを閉鎖する。吸引側のバルブ12bについては、揮発性のガスを抜きたい場合や充分に減圧して成形体の繊維体積含有率を上げたい場合には開放させたままで良いが、表面の平滑性が必要な場合は過剰に樹脂が吸引されないように閉止しても良い。次に、必要に応じて成形部の温度を硬化温度まで上げて、成形体を固化させる。なお、本工程においては、耐熱性が必要なFRP1の補強・補修等で、樹脂のTgを上げる必要がある場合等は、注入工程と同様にプリフォーム4の温度を80℃〜200℃に加熱することが好ましい。
樹脂のキュアが完了した後、バッグ材と副資材を除去することにより、FRP1に所定の強度特性を持つ補強・補修部材4が共に強固に接着された部材が得られる。
また、本発明に係るFRPの補強・補修方法においては、硬化時に補強・補修部材であるプリフォーム4に、バッグ内の真空圧とバッグ外の大気圧の差圧が負荷されているため、ハンドレイアップ法等に比較して、繊維含有率を高く安定させて、強度物性を高く安定させることが可能となる。
以上が発明を実施するための最良の形態であるが、その変形例について第3図と第4図を用いて説明する。
図3は、図1のFRP部材のB−B断面の矢視図、図4は図3の部材を補強・補修する装置の縦断面図であり、前記接着層の被覆工程(A)の前に、FRP1の少なくとも欠陥部2を含む部位を除去してから、補強・補修を実施する形態の変形例である。
これらの変形例は、図3に示すようなFRP1に桁材51が付いている場合等に好適である。例えば、桁材51の一部に欠陥部2がある場合に、欠陥部2を含む桁材51を任意長さの除去領域101の範囲で除去して、その部分に、形状または機能が欠陥発生前と同等であるプリフォームを用いて、図4に示すように本発明に係る補強・補修方法にて補強部材を形成することが可能である。また、加えて、前記補強部材を形成後に、桁材と前記補強部材(桁材)を力学的につなぐ補強・補修部材を、本発明に係る補強・補修方法にて形成することも本発明の実施の形態の1つである。
本発明により、すなわち、FRP1の補強・補修が所望される部位に接着層3を被覆して、その上で少なくとも強化繊維基材からなるプリフォーム4を真空RTM成形方法で補強することによって、補強・補修部材の接着強度を含む強度特性に優れ、かつ、その安定性が高いFRPの補強・補修を行うことが可能となった。
以下、本発明の一実施例について説明する。
実施例1
第2図に示すように、東レ株式会社製一方向炭素繊維織物(“トレカ”T800S×190g/m2目付)と東レ株式会社製エポキシ樹脂TR−A36からなる1000mm×500mm×5mmtのFRP1の表面に、長さ50mm×幅2mm×深さ1mmの欠陥部2(鋭利な突起物で付いた傷)が生じた。
前記欠陥部2を前記エポキシ樹脂で充填させ、硬化させた後、欠陥部2を含む150mm×100mmの領域を#240のサンディングペーパで研磨した。研磨部を脱脂した後、エポキシ系フィルム接着剤3(FM300−‘2)を同面積に被覆した。
次に、接着剤3上に東レ株式会社製一方向炭素繊維織物(“トレカ”T800S×190g/m2目付)を8ply積層したプリフォーム4をセットした。プリフォーム4の端部は、応力集中を分散させる目的で5mmずつずらしたテーパ形状となっている。次に、プリフォーム4上に離型性のあるピールプライ13(ナイロン製のタフタ)と樹脂拡散媒体14として#400メッシュのポリプロピレン製網状体を配置した。また、樹脂拡散媒体14の左側にアルミ製のCチャンネル材の開口部を下にした樹脂の注入口5を配置した。樹脂ポット10は樹脂注入口5の近くに設置して、ナイロン製の内径φ6mmの注入チューブ21で連通させた。
一方、右側には、左端部をプリフォーム4と繋いでポリエステル系不織布を通気材料23として配置し、通気材料23の右側にアルミ製のCチャンネル材の開口部を下にした減圧吸引口6を配置した。減圧吸引口6はナイロン製の内径φ6mmのチューブを使用した減圧吸引ライン22で真空トラップ7と真空ポンプ8と連通させた。
次に、前記工程まででセットしたプリフォーム4の周りを表面凹凸による隙間からの空気のリークを防止するために、#400のサンドペーパで充分に研磨した後、シーラント11を配置して、バッグ材9としてナイロン製フィルムで全体を覆った。
次に吸引側のバルブ12bを開き、減圧吸引口6よりバッグ内を5torrまで減圧した。その後、局所加熱装置15としての赤外線ヒータによりプリフォーム4を60℃に局部加熱した後、次に注入側のバルブ12aを開放して、樹脂ポット10内の樹脂TR−A36が、大気圧とプリフォーム4内の真空度の差圧により樹脂注入口5から流入して、樹脂注入口5内をプリフォームの幅方向に充填した後、樹脂拡散媒体14に拡散し、プリフォーム4内に含浸した。
プリフォーム4への樹脂含浸が完了した段階で、注入側のバルブ12aを閉鎖した。吸引側のバルブ12bは余分な樹脂を抜くために1時間開放しておき、その後閉止した。次に、プリフォーム4の温度を130℃まで上昇させて、成形体を固化させた。樹脂のキュアが完了した後、バッグ材9と副資材を除去して、さらに180℃に上げてアフターキュアした。
以上の結果、FRP1に繊維含有率が56%で所定の強度特性を持った補強・補修部材4が共に強固に接着された部材が得られた。
実施例2
第3図に示すように、東レ株式会社製一方向炭素繊維織物(“トレカ”T800S×190g/m2目付)と東レ株式会社製エポキシ樹脂TR−A36からなるI型ストリンガー付きのFRP1のストリンガーの内部に、複数の欠陥部2(衝撃による層間剥離)が生じた。
前記欠陥部2を含むストリンガーの任意領域101をダイヤモンドカッターにて切除した。切除した部分を#240のサンディングペーパで研磨、脱脂した後、エポキシ系フィルム接着剤3(FM300−‘2)を被覆した。次に、切除した部分と形状・機能が同等の東レ株式会社製一方向炭素繊維織物(“トレカ”T800S×190g/m2目付)からなるI型ストリンガープリフォームを接着剤上にセットした。加えて、プリフォームとストリンガーを接続するために、I型ストリンガーの切除面から100mm長の部分と、プリフォームの端面から100mm長の部分に、前述と同様の方法で、フィルム接着剤を被覆して、前記炭素繊維織物からなる平板状のプリフォームを、前記接着剤の上に設置した。
次に、プリフォーム4上に離型性のあるピールプライ13(ナイロン製のタフタ)と樹脂拡散媒体14として#400メッシュのポリプロピレン製網状体を配置した。ストリンガーの腹部には、ストリンガーを高精度に形成するための成形ツール61を配置した。
次に樹脂拡散媒体14上にアルミ製のCチャンネル材の開口部を下にした樹脂の注入口5を配置した。樹脂ポット10は樹脂注入口5の近くに設置して、ナイロン製の内径φ6mmの注入チューブ21で連通させた。一方、ストリンガーの上部には、平滑面を出すためのプレッシャープレート62とアルミ製のCチャンネル材の開口部を下にした減圧吸引口6を配置した。減圧吸引口6はナイロン製の内径φ6mmのチューブを使用した減圧吸引ライン22で真空トラップ7と真空ポンプ8と連通させた。
次に、前記工程まででセットしたプリフォーム4の周りに、シーラント11を配置して、バッグ材9としてナイロン製フィルムで全体を覆った。
次に吸引側のバルブ12bを開き、減圧吸引口6よりバッグ内を5torrまで減圧した。その後、FRP1を循環熱風加熱式のオーブンの中にいれ、プリフォーム4を60℃に加熱した後、次に注入側のバルブ12aを開放して、樹脂ポット10内の樹脂TR−A36が、大気圧とプリフォーム4内の真空度の差圧により樹脂注入口5から流入して、樹脂拡散媒体14に拡散し、プリフォーム4内に含浸した。
プリフォーム4への樹脂含浸が完了したら、注入側のバルブ12aを閉鎖した。吸引側のバルブ12bは余分な樹脂を抜くために1時間開放しておき、その後閉止した。次に、プリフォーム4の温度を130℃まで上昇させて、成形体を固化させた。樹脂のキュアが完了した後、バッグ材9と副資材を除去して、さらに180℃に上げてアフターキュアした。
以上の結果、元のストリンガー付きFRP1と同等の強度と機能を有するFRPが得られた。
本発明は、航空機、自動車、もしくは船舶の輸送機器におけるFRP構造体の補強・補修に適用することがより特徴を発揮できる点から好ましいが、その他、産業用途、スポーツ用途など、広範囲なFRPの補強・補修にも適用可能である。
本発明の一実施態様に係るFRPの欠陥部を補強・補修する方法の斜視図である。 図1のA−A断面の矢視図である。 図1のB−B断面の矢視図である。 図2の変形例に係るFRPの補強・補修方法を示す装置の断面図である。
符号の説明
1:FRP
2:欠陥部
3:接着層
4:プリフォーム(補強・補修部材)
5:注入口
6:吸引口
7:真空トラップ
8:真空ポンプ
9:バッグ材
10:樹脂ポット
11:シーラント
12a:バルブ(注入側)
12b:バルブ(吸引側)
13:ピールプライ
14:樹脂拡散媒体
15:局所加熱装置
21:注入ライン
22:吸引ライン
31:通気材料
51:桁材
61:成形ツール
62:プレッシャープレート
101:切除領域

Claims (14)

  1. 少なくとも以下の(A)〜(E)の工程からなることを特徴とするFRPの補強・補修方法。
    (A)FRPの補強、補修が所望される欠陥部の外表面に、接着層を被覆する接着層被覆工程。
    (B)接着層の上に少なくとも強化繊維基材からなるプリフォームを配置するプリフォームセット工程。
    (C)プリフォームに減圧吸引口と樹脂注入口とを接続し、少なくとも接着層とプリフォームの部分をバッグ材で覆う密閉工程。
    (D)バッグ材で覆われて形成されたキャビテイ内を減圧し、樹脂注入口から樹脂を注入してプリフォーム内に樹脂を含浸させる樹脂含浸工程。
    (E)注入した樹脂をキュアするキュア工程。
  2. 接着層が、フィルム状、粉体状、液体状、またはゲル状の樹脂材料であることを特徴とする請求項1に記載のFRPの補強・補修方法。
  3. 接着層の被覆工程(A)の前に、少なくとも欠陥部を含むFRPの一部を除去する欠陥部除去工程を設けることを特徴とする請求項1または2に記載のFRPの補強・補修方法。
  4. 接着層の被覆工程(A)の前に、欠陥部または欠陥部の除去部分を、樹脂、パテ材、または強化繊維基材からなるプリフォームを用いて補修する工程を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  5. 密閉工程(C)において、接着層で被覆される部分以外には注入される脂が流出しないように、樹脂の流れ止めを設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  6. キュア工程(E)において、プリフォームの温度を50℃〜200℃の範囲に加熱することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  7. 含浸工程(D)において、プリフォームの温度を50℃〜100℃の範囲に加熱することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  8. プリフォームの加熱装置として、局所加熱装置を用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  9. プリフォームの加熱装置として、加熱炉を利用することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  10. 繊維強化基材として、炭素繊維を用いることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  11. FRPは、強化繊維が少なくとも炭素繊維で形成されるCFRPであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  12. 注入樹脂の粘度として、注入温度で10〜1500mPa・sのものを用いることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  13. 密閉工程(C)において、プリフォーム上に少なくとも樹脂拡散媒体を配置することを特徴とする請求項に1〜12のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
  14. 航空機、自動車もしくは船舶の輸送機器における一次構造部材、二次構造部材、外装部材、内装部材またはそれらの部品として用いられているFRP構造体を補強・補修することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のFRPの補強・補修方法。
JP2004084312A 2004-03-23 2004-03-23 Frpの補強・補修方法 Pending JP2005271247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004084312A JP2005271247A (ja) 2004-03-23 2004-03-23 Frpの補強・補修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004084312A JP2005271247A (ja) 2004-03-23 2004-03-23 Frpの補強・補修方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005271247A true JP2005271247A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35171417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004084312A Pending JP2005271247A (ja) 2004-03-23 2004-03-23 Frpの補強・補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005271247A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187897A (ja) * 2005-01-04 2006-07-20 Fuji Heavy Ind Ltd 複合材の欠損部修理方法
JP2008501555A (ja) * 2004-06-09 2008-01-24 インダストリアル コンポジテス エンジニアリング プロプライエタリー リミテッド 高分子複合体の形成もしくは硬化方法
JP2009148952A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 樹脂製品の修理方法
WO2010058802A1 (ja) 2008-11-18 2010-05-27 三菱重工業株式会社 複合材料製造装置および複合材料製造方法
JP2011173322A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Aircraft Corp 繊維強化樹脂からなる部材の補修方法
WO2012154544A2 (en) * 2011-05-06 2012-11-15 Purdue Research Foundation Method and system of vacuum assisted resin transfer molding for repair of composite materials and structure
JP2012245782A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Boeing Co:The ファイバプリフォームの樹脂注入を用いて構造体を再加工するための方法と装置
JP2014188997A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Mitsubishi Aircraft Corp 被修理部の修理方法および修理装置
JP2016514067A (ja) * 2013-01-11 2016-05-19 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 複合航空機構造を修理するためのシステム及び方法
CN115071167A (zh) * 2022-05-11 2022-09-20 江苏常友环保科技股份有限公司 一种环氧玻璃钢产品快速修补方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04336243A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Toray Ind Inc 繊維強化樹脂補強セメント系構造体およびセメント系構造体の補強方法
JPH07108529A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Honda Motor Co Ltd 熱可塑性複合材及びそのプリフォーム体の製造方法
JPH08151000A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インテグラル燃料タンク
JPH09165438A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Teijin Meton Kk 架橋重合体成形物の補修方法
JP2000238139A (ja) * 1999-02-17 2000-09-05 Toray Ind Inc Frp構造体の製造方法
JP2003048223A (ja) * 2001-08-07 2003-02-18 Toray Ind Inc Frpの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04336243A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Toray Ind Inc 繊維強化樹脂補強セメント系構造体およびセメント系構造体の補強方法
JPH07108529A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Honda Motor Co Ltd 熱可塑性複合材及びそのプリフォーム体の製造方法
JPH08151000A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インテグラル燃料タンク
JPH09165438A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Teijin Meton Kk 架橋重合体成形物の補修方法
JP2000238139A (ja) * 1999-02-17 2000-09-05 Toray Ind Inc Frp構造体の製造方法
JP2003048223A (ja) * 2001-08-07 2003-02-18 Toray Ind Inc Frpの製造方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501555A (ja) * 2004-06-09 2008-01-24 インダストリアル コンポジテス エンジニアリング プロプライエタリー リミテッド 高分子複合体の形成もしくは硬化方法
JP4836205B2 (ja) * 2004-06-09 2011-12-14 インダストリアル コンポジテス エンジニアリング プロプライエタリー リミテッド 高分子複合体の形成もしくは硬化方法
JP2006187897A (ja) * 2005-01-04 2006-07-20 Fuji Heavy Ind Ltd 複合材の欠損部修理方法
JP2009148952A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 樹脂製品の修理方法
US8557167B2 (en) 2008-11-18 2013-10-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Composite material manufacturing device and composite material manufacturing method
WO2010058802A1 (ja) 2008-11-18 2010-05-27 三菱重工業株式会社 複合材料製造装置および複合材料製造方法
US9050748B2 (en) 2008-11-18 2015-06-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Composite material manufacturing device and composite material manufacturing method
JP5374519B2 (ja) * 2008-11-18 2013-12-25 三菱重工業株式会社 複合材料製造装置および複合材料製造方法
JP2011173322A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Aircraft Corp 繊維強化樹脂からなる部材の補修方法
WO2012154544A3 (en) * 2011-05-06 2013-01-17 Purdue Research Foundation Method and system of vacuum assisted resin transfer molding for repair of composite materials and structure
WO2012154544A2 (en) * 2011-05-06 2012-11-15 Purdue Research Foundation Method and system of vacuum assisted resin transfer molding for repair of composite materials and structure
US9944026B2 (en) 2011-05-06 2018-04-17 Purdue Research Foundation Method and system of vacuum assisted resin transfer moldings for repair of composite materials and structure
JP2012245782A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Boeing Co:The ファイバプリフォームの樹脂注入を用いて構造体を再加工するための方法と装置
JP2016514067A (ja) * 2013-01-11 2016-05-19 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 複合航空機構造を修理するためのシステム及び方法
US9817452B2 (en) 2013-01-11 2017-11-14 The Boeing Company System and method for thermal management guidance
US10216237B2 (en) 2013-01-11 2019-02-26 The Boeing Company System and method for thermal management guidance
JP2014188997A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Mitsubishi Aircraft Corp 被修理部の修理方法および修理装置
US9751266B2 (en) 2013-03-28 2017-09-05 Mitsubishi Aircraft Corporation Repair method of repair target portion, and repair apparatus
CN115071167A (zh) * 2022-05-11 2022-09-20 江苏常友环保科技股份有限公司 一种环氧玻璃钢产品快速修补方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8420002B2 (en) Method of RTM molding
Williams et al. Resin infusion under flexible tooling (RIFT): a review
JP5225965B2 (ja) 制御された大気圧樹脂注入プロセス
JP5044220B2 (ja) 炭素発泡体複合ツールおよび炭素発泡体複合ツールを使用するための方法
JP5693296B2 (ja) Rtm成形装置及びrtm成形方法、並びに半成形体
JP7075343B2 (ja) 構造物へのfrp材の接着構造および接着方法
JP2007521987A5 (ja)
US20100139839A1 (en) Integral toolface breathing
JP2005271247A (ja) Frpの補強・補修方法
JP2000179448A (ja) 風力発電装置及びその製造方法
CN104908339A (zh) 一种超长净尺寸碳纤维复合材料面板成型方法
US20080106007A1 (en) Resin infusion process utilizing a reusable vacuum bag
JP2010173165A (ja) 繊維強化プラスチックの成形方法
US20230249418A1 (en) Method for forming composite material and jig for forming composite material
US7686915B1 (en) Vacuum-bagging process using PTFE beads
JP2012245623A (ja) 多孔質型を用いた複合材の成形方法および装置
JP4104413B2 (ja) Rtm成形方法
JP4104414B2 (ja) 繊維強化樹脂成形体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070109

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090729

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Effective date: 20110413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111129