JP2005270927A - アルカリ水生成器とその生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生成したアルカリ水がコンク液側に浸透圧で移動することが無いようにしたアルカリ水生成器を提供するものである。
【解決手段】容器本体10の内部の貯蔵室22に、コンク液を収容する陽極室24を形成したタンク部12とポンプ14と水の循環通路16とを備える。タンク部12の壁面の一部をイオン交換膜30で構成し、そのイオン交換膜30で循環通路16と陽極室24とを区画する。タンク部12の内部の陽極室24内に陽極36を備え、循環通路16内に陰極38を備える。ポンプ14を作動させて陽極36と陰極38とに通電することで、貯蔵室22の飲料水はポンプ14によって循環通路16を通過し、イオン交換膜30に接する位置でアルカリ水となって貯蔵室22に戻される。ポンプ14を停止させると、循環通路16内のイオン交換膜30位置に水が存在しなくなり、陽極室24内のコンク液に浸透圧によって水が入り込む不具合を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は水を電気分解することによってアルカリ水を生成するためのアルカリ水生成器とその生成方法に関する。
水を電気分解することでアルカリ水と酸性水を生成する電解水生成器が従来から知られている。電解水生成器は一般に、イオン交換膜と、そのイオン交換膜で区画される陰極室並びに陽極室と、陰極室内に収容される陰極と、陽極室内に収容される陽極とを有しており、陰極室内でアルカリ水が生成され、陽極室内で酸性水が生成される。アルカリ水は健康増進に適した飲料水として認められているため、アルカリ水を専用に作るためのアルカリ水生成器が従来から開発されている。
アルカリ水生成器には、水道水を大型のタンク(容器)に直接連続的に導いて大量のアルカリ水を生成する大型のもの(流水式のもの)と、小型のタンク(容器)内に例えば水道水等の水のみを入れて、アルカリ水を生成する小型携帯用のもの(バッチ式のもの)がある。水道水等の水を使用してアルカリ水と酸性水とを生成するものでは、供給した水の半分が酸性水となるため、生成した水の半分しか飲料水として使用することができない。特に、バッチ式のものでは、タンクの容量が小さいため、生成できるアルカリ水の量が少ないという欠点がある。このため、バッチ式のものでは、生成するアルカリ水の量を多くするためとアルカリ水の生成効率を高めるために、陽極室内に電解を促進するための電解質濃度の高い電解質水溶液(以下“コンク液”とする)を投入する場合が多い。このコンク液の電解質としては、塩化ナトリウムや塩化カリウム等の1−1価電解質や、塩化カルシウムや塩化マグネシウム等の2−1価電解質が知られている。
コンク液を使用する場合には、コンク液を陽極室に入れ、陰極室に水道水等の水(アルカリ水に生成するための飲料水)を入れて電気分解し、陰極室内の水をアルカリ水に生成する。コンク液を使用すれば、陽極室の容積に比べて陰極室の容積を相対的に大きくすることができるので、水のみを使用するものと比べて、アルカリ水の生成量を多くすることができる。
バッチ式のものは手軽でどのような場所においてもアルカリ水を生成できるという利点はあるが、大型の連続給水式のものに比べて容器内に水垢が溜まり易く、容器内の清掃回数を多くしなければならないという欠点がある。また、バッチ式のものは、清掃をしなければならない陰極室内が狭いため、清掃がしにくいという欠点があった。
この欠点を解消するものとして、容器本体の内部の清掃をし易くしたバッチ式のアルカリ水生成器が特許文献1に示されている。この特許文献1のアルカリ水生成器は、容器本体の内部空間は陰極室とし、その容器本体の上部を蓋部で開閉するようにし、その蓋部にバッテリーと容器本体の内部空間に挿入するための陽極室とイオン交換膜と陽極と陰極とを取付けたものである。蓋部を容器本体から外すと、容器本体の内部空間は遮るものが無くなるため、容器本体の内部の清掃がし易くなる。
特開平11−319829号(第3−4頁、図1)
特許文献1では、容器本体を覆う蓋にバッテリーを備えているので、アルカリ水生成器を冷蔵庫に入れると、バッテリーに結露が生じて電気的不具合を引き起こすおそれがある。更に、電源と接続する際には、電源コードが蓋部から下方に垂れ下がって安定性に欠けるという欠点があった。
この特許文献1の欠点を解消するものとして、図4に示すアルカリ水生成器が考えられる。図4のアルカリ水生成器は、容器本体60と電源制御部62とを分離し、下方の電源制御部62の上に容器本体60を着脱自在に取付けるものである。容器本体60はその内部にコンク液収容タンク部64を形成し、そのタンク部64の内部を陽極室66とし、容器本体60の内部においてタンク部64以外の箇所はアルカリ水を貯蔵する陰極室68とする。タンク部64の壁面の一部をイオン交換膜70で構成し、そのイオン交換膜70で陽極室66と陰極室68とを区画する。陽極室66内においてイオン交換膜70に近い位置でイオン交換膜70に平行に陽極72を備えると共に、陰極室68内においてイオン交換膜70に近い位置でイオン交換膜70に平行に陰極74を備える。
容器本体60の底部に、前記陽極72と接続する陽極端子76を外部に露出した状態で取り付けると共に、前記陰極74と接続する陰極端子78を外部に露出した状態で取り付ける。容器本体60の上部には板状の蓋80が取り付けられ、タンク部64の上部には板状の蓋82が取り付けられる。電源制御部62は、ハウジング84と、そのハウジング84の内部に備えるバッテリー86並びに制御基板88と、ハウジング84の外部に至る電源アダプタ90とを有する。電源制御部62には更に、ハウジング84の上面に露出するように、前記陽極端子76と接続するための陽極端子92と、前記陰極端子78と接続するための陰極端子94とを備えている。このアルカリ水生成器でアルカリ水を作るには、電源制御部62の上面に容器本体60を載せ、容器本体60の陽極端子76と電源制御部62の陽極端子92とを接続し、容器本体60の陰極端子78と電源制御部62の陰極端子94とを接続し、陽極72と陰極74とに通電して電気分解を行う。
図4に示したアルカリ水生成器は、アルカリ水を貯蔵する陰極室68を形成した容器本体60と、バッテリー86と電源アダプタ90とを備えた電源制御部62とを分離接続可能とする。これによって、アルカリ水生成後は容器本体60のみを冷蔵庫に保管し、バッテリー86を含む電源制御部62を冷蔵庫に入れないようにして、バッテリー86を結露から保護することができる。また、電源制御部62は容器本体60と分離できるので、電源制御部62と容器本体60とのメンテナンス性を向上させることができる。
図4に示したアルカリ水生成器において、陽極室66にコンク液を入れる場合には、陽極室66内のコンク液は陰極室68の水(アルカリ水に生成されるための飲料水)とはイオン交換膜70を介して区画されている。コンク液には電解促進目的でNaCl等の溶媒が溶けているため、コンク液は陰極室68で生成される飲料水より高濃度になっている。このため、生成したアルカリ水をそのまま陰極室68内で放置した場合、濃度の低い陰極室68側のアルカリ水が濃度の高いコンク液側にイオン交換膜70を介して浸透圧によって移動する現象が発生する。これによって、コンク液の濃度が変化し、電解条件が変化するという不具合が発生する。また、放置状態を長く続ければ、陰極室68側の飲料水からコンク液側への移動が増え続けて、図5に示すように、陽極室66内の水位が上昇して、薄められたコンク液が陰極室68内に流入し、購入者からの苦情が発生するおそれがある。
更に、イオン交換膜70のスケール析出も問題となる。例えば、電解補助剤としてCaをコンク液に添加した場合には、イオン交換膜70にCaが析出することが確認されており、機能上問題を起こすおそれもある。コンク液を使用したバッチ式では、陰極74やイオン交換膜70が飲料水に漬かっているだけで流れが滞留しやすく、これがイオン交換膜70にCaの析出の増大を引き起こす。こうしたCa析出等のスケールの洗浄は、一般には酸による浸漬しかないが、ユーザーに定期的洗浄を依頼することになり、ユーザーに洗浄等を要求する負担増となる欠点があった。一方、流水式の場合には、スケール除去のための洗浄方法については、ユーザーが洗浄を実施することのない様々な工夫がなされているが、その方法はバッチ式には応用ができないものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、生成したアルカリ水がコンク液側に浸透圧で移動することが無いようにしたアルカリ水生成器を提供することを目的とするものである。
本発明に係るアルカリ水生成器は、内部に飲料水を貯蔵するための貯蔵室を形成した容器本体と、内部に電解質水溶液を収容するための陽極室を形成したタンク部と、前記貯蔵室内の水を吸い上げるポンプと、前記ポンプから吸い上げた水を通過させるものであってその水を前記貯蔵室内の水の液面より上方から前記貯蔵室内に流入させるための循環通路と、前記陽極室と前記循環通路とを区画するためのイオン交換膜と、前記陽極室内に備えられる陽極と、前記循環通路内に備えられるものであって前記イオン交換膜を中心として前記陽極の反対側に備えられる陰極とを有し、前記ポンプの作動によって前記貯蔵室内の水を循環通路を経由して再び前記貯蔵室内に戻すと共に、前記陰極と前記陽極との通電によって前記循環通路を通過する水のpH値を上昇させ、前記ポンプの作動停止時に前記イオン交換膜に対向する前記循環通路の位置に水を存在させないようにしたものである。本発明は、前記容器本体における前記ポンプの吸入口位置よりも高い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最下限位置を示す下限目印を設けるようにしたものである。本発明は、前記容器本体における前記イオン交換膜の下端位置よりも低い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最上限位置を示す上限目印を設けようにしたものである。本発明は、前記循環通路を循環パイプの内部に形成し、前記タンク部と前記ポンプと前記循環パイプとを保持部材で保持し、その保持部材を前記容器本体に着脱自在に取付けるようにしたものである。本発明は、前記循環通路の途中に健康補助剤を収容するための副室を備えるようにしたものである。本発明は、前記循環通路の途中にフィルタを収容するためのフィルタ室を備えるようにしたものである。
本発明に係るアルカリ水生成方法は、本体容器の貯蔵室に入れる水の高さをポンプの吸入口より上位位置と循環通路と電解質水溶液を収容する陽極室とを区画するイオン交換膜の下端位置より下位位置との間とし、前記ポンプによって前記貯蔵室に入れた水を前記循環通路に導入し、前記循環通路内に備えた陰極と前記陽極室内に備えた陽極との通電によって前記イオン交換膜と接触する位置における前記循環通路を通過する水のpH値を上昇させ、pH値を上昇させた水を前記循環通路から前記貯蔵室内に再び混合させるようにしたものである。本発明は、前記容器本体における前記ポンプの吸入口位置よりも高い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最下限位置を示す下限目印を設けるようにしたものである。
本発明は、前記容器本体における前記イオン交換膜の下端位置よりも低い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最上限位置を示す上限目印を設けるようにしたものである。
本発明では、ポンプは作動停止時にその入口と出口とを連通するものとし、貯蔵室内に入れる飲料水の液面の高さを、ポンプの吸入口より高い位置とイオン交換膜の下端位置より低い位置との間とする。これによって、ポンプの運転停止時に循環通路内にはイオン交換膜の下端位置より上方に水が溜まることがなくなり、飲料水が陽極室内のコンク液に浸透圧によって混合することが無くなる。この結果、コンク液の濃度が変化して電解条件が変化するという不具合を防止することができる。また、陽極室内のコンク液が溢れてコンク液が陰極室内の飲料水に混入する不具合も防止することができる。更に、イオン交換膜の飲料水側に水が無いので、イオン交換膜へのスケールの析出が従来のものと比べて少なくなり、清掃の回数を減少させることができる。
本発明では、本体容器に飲料水を入れる下限目印を付けることで、ユーザーがその下限目印より上方に飲料水を入れることで、ポンプが確実に働くようにすることができる。本発明では更に、本体容器に飲料水を入れる上限目印を付けることで、その上限目印より上方に飲料水を入れないようにすることによって、ポンプ停止時に陽極室内のコンク液に飲料水がイオン交換膜を通して浸透圧でしみ込むことを防止することができる。
次に本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るアルカリ水生成器の断面図である。アルカリ水生成器は容器本体10を有し、その容器本体10の内部にコンク液用タンク部12とポンプ14とそのポンプ14から吐出される水の循環通路16を形成する循環パイプ18とを備えている。ポンプ14は作動停止時にその入口と出口とを連通するもの(作動停止時にその内部の水位が外部の液面の水位と同じになるもの)、例えばインペラ型ポンプやベーン型ポンプを使用する。タンク部12とポンプ14と循環パイプ18とは保持部材20に取付けられ、その保持部材20は容器本体10に着脱自在に取付けられる。容器本体10の内部におけるタンク部12やポンプ14や循環通路16以外の空間を飲料水貯蔵用の貯蔵室22とし、タンク部12のコンク液を入れる空間を陽極室24とする。
容器本体10の上部に貯蔵室22を覆う蓋26が取り付けられ、タンク部12の上部に陽極室24を覆う蓋28が取り付けられる。蓋28はコンク液をタンク部12の陽極室24内に密閉できるものとする。即ち、容器本体10を傾斜させても、蓋28によってコンク液が陽極室24から貯蔵室22に漏れ出ないようになっている。タンク部12の壁面の一部はイオン交換膜30で構成されており、そのイオン交換膜30は循環通路16と陽極室24とを区画している。循環通路16は、その入口32から出口34に至るまで外部と遮断されており、その入口32はポンプ14と接続されており、その出口34は貯蔵室22内に開口している。
コンク液が入れられる陽極室24内において、イオン交換膜30に対面する位置にイオン交換膜30と平行に陽極36が備えられる。前記循環通路16内におけるイオン交換膜30を中心として陽極36の反対側の位置に、イオン交換膜30と平行に陰極38が備えられる。即ち、陰極38が備えられる循環通路16が一般のアルカリ水生成器の陰極室に相当する。イオン交換膜30や陽極36や陰極38は、それらの長手方向が鉛直方向となるよう配置する。また、循環通路16の入口32はイオン交換膜30の下端よりも低く、循環通路16の出口34はイオン交換膜30の上端よりも高い位置になるように設定する。
容器本体10には、貯蔵室22に入れる水の高さを示す上限目印40と下限目印42とを形成する。この容器本体10の上限目印40の高さと下限目印42の高さとの間に、飲料水としての水(例えば水道水)を入れる。上限目印40の高さは、イオン交換膜30の最下位位置(貯蔵室22の底からの高さHc)より低い位置とする。即ち、貯蔵室22に入れる水の液面44の高さが、ポンプ14の作動停止時にイオン交換膜30の下端に至らないようにし、循環通路16の出口34は液面44より高い位置となるように設定する。一方、下限目印42の高さは、ポンプ14の吸入口46(貯蔵室22の底からの高さHw)より高い位置とし、ポンプ14は貯蔵室22の水を確実に吸い上げることができるようにする。
図1は、貯蔵室22の上限目印40と下限目印42との間の高さに水を入れ、陽極室24内にコンク液を入れ、ポンプ14を作動させていない状態を示す。この図1のポンプ停止状態では、循環通路16内の液面50はイオン交換膜30の下端よりも低い位置にあり、循環通路16内におけるイオン交換膜30に対面する位置には水は存在しない。この図1の状態からポンプ14を作動させると、ポンプ14は貯蔵室22内の水を吸い上げて循環通路16に導入し、循環通路16に導入された水はその後循環通路16の出口34から貯蔵室22内に再び戻される(図2に示す状態)。
ポンプ14を作動させると共に陽極36と陰極38に通電する。これによって、循環通路16を通る水と陽極室24内のコンク液との間でイオン交換が行われ、循環通路16を通る水が陰極38とイオン交換膜30とに挟まれた位置でpHが上昇してアルカリ水となり、そのアルカリ水が循環通路16の出口34から貯蔵室22内に混合される。ポンプ14の作動を続けることで、循環通路16を通過する水が順次アルカリ水に変わるため、貯蔵室22内の水のpH値が徐々に高くなって、貯蔵室22内の水が飲料水として適したアルカリ水に変化する。
貯蔵室22内の水を所定のpHのアルカリ水に変化させた後、ポンプ14の作動を停止すると共に陽極36と陰極38への通電を遮断する。これによって、循環通路16内の水の高さは貯蔵室22内の水の液面44と同じ高さになる(図1)。ポンプ14の停止時には、循環通路16内の液面48の高さは貯蔵室22内の液面44の高さになるので、イオン交換膜30に対面する循環通路16の位置には水は存在しなくなる。この図1の状態で長時間放置しても、水が陽極室24内のコンク液側へ移動するという現象は発生することはない。よって、コンク液の濃度が変化して電解条件が変化するという不具合を防止することができる。また、陽極室24内からコンク液が貯蔵室22内に溢れ、コンク液が貯蔵室22内のアルカリ水に混入するという不具合を防止することができる。更に、イオン交換膜30の循環通路16側に水が無いので、イオン交換膜30へのスケールの析出が従来より少なくなり、清掃の回数を減少させることができる。
本発明では、コンク液収容タンク部12とポンプ14と水の循環通路16を形成する循環パイプ18とを保持部材20に取付け、その保持部材20を容器本体10に着脱自在に取付けるようにしたので、保持部材20を容器本体10から外せば、保持部材20の内部の清掃を容易に行うことができる。また、循環パイプ18をタンク部12から簡単に取り外せるようにしておけば、タンク部12やポンプ14や循環パイプ18のメンテナンスも容易に行うことができる。
次に、図3に示すように、循環通路16におけるイオン交換膜30や陰極38の設置位置より下流側(出口34側)に、通路断面積の大きい副室50を設け、その副室50内にミネラルやビタミン等の健康補助剤を粉末や錠剤の形で収容し、アルカリ水をミネラルやビタミン等の健康補助剤に通過させても良い。なお、副室50は、循環通路16におけるイオン交換膜30や陰極38の設置位置より上流側(入口32側)に設けるようにしても良い。
更に図3に示すように、循環通路16におけるポンプ14に近い位置にフィルタ室52を設け、そのフィルタ室52内にカルキやトリハロメタンなどの有害物質を除去するためのフィルタ54を備えても良い。なお、循環通路16の途中に副室50とフィルタ室52の両方を備える場合には、フィルタ室52を副室50よりポンプ14に近い位置に備えるようにする。
本発明に係るアルカリ水生成器の断面図である。 ポンプが作動して循環通路内を飲料水が通過した状態を示す図1相当図である。 図1の変形例を示す断面図である。 従来のアルカリ水生成器の応用例である。 図4のアルカリ水生成器において浸透圧で飲料水が陰極室側に溢れている状態を示す断面図である。
符号の説明
10 容器本体
12 タンク部
14 ポンプ
16 循環通路
18 循環パイプ
22 貯蔵室
24 陽極室
30 イオン交換膜
34 出口
36 陽極
38 陰極
40 上限目印
42 下限目印
44 液面
46 吸入口
48 液面
50 副室
52 フィルタ室
54 フィルタ

Claims (9)

  1. 内部に飲料水を貯蔵するための貯蔵室を形成した容器本体と、内部に電解質水溶液を収容するための陽極室を形成したタンク部と、前記貯蔵室内の水を吸い上げるポンプと、前記ポンプから吸い上げた水を通過させるものであってその水を前記貯蔵室内の水の液面より上方から前記貯蔵室内に流入させるための循環通路と、前記陽極室と前記循環通路とを区画するるためのイオン交換膜と、前記陽極室内に備えられる陽極と、前記循環通路内に備えられるものであって前記イオン交換膜を中心として前記陽極の反対側に備えられる陰極とを有し、前記ポンプの作動によって前記貯蔵室内の水を循環通路を経由して再び前記貯蔵室内に戻すと共に、前記陰極と前記陽極との通電によって前記循環通路を通過する水のpH値を上昇させ、前記ポンプの作動停止時に前記イオン交換膜に対向する前記循環通路の位置に水を存在させないようにしたことを特徴とするアルカリ水生成器。
  2. 前記容器本体における前記ポンプの吸入口位置よりも高い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最下限位置を示す下限目印を設けたことを特徴とする請求項1記載のアルカリ水生成器。
  3. 前記容器本体における前記イオン交換膜の下端位置よりも低い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最上限位置を示す上限目印を設けたことを特徴とする請求項1記載のアルカリ水生成器。
  4. 前記循環通路を循環パイプの内部に形成し、前記タンク部と前記ポンプと前記循環パイプとを保持部材で保持し、その保持部材を前記容器本体に着脱自在に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のアルカリ水生成器。
  5. 前記循環通路の途中に健康補助剤を収容するための副室を備えたことを特徴とする請求項1記載のアルカリ水生成器。
  6. 前記循環通路の途中にフィルタを収容するためのフィルタ室を備えたことを特徴とする請求項1記載のアルカリ水生成器。
  7. 本体容器の貯蔵室に入れる水の高さをポンプの吸入口より上位位置と循環通路と電解質水溶液を収容する陽極室とを区画するイオン交換膜の下端位置より下位位置との間とし、前記ポンプによって前記貯蔵室に入れた水を前記循環通路に導入し、前記循環通路内に備えた陰極と前記陽極室内に備えた陽極との通電によって前記イオン交換膜と接触する位置における前記循環通路を通過する水のpH値を上昇させ、pH値を上昇させた水を前記循環通路から前記貯蔵室内に再び混合させることを特徴とするアルカリ水の生成方法。
  8. 前記容器本体における前記ポンプの吸入口位置よりも高い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最下限位置を示す下限目印を設けたことを特徴とする請求項7記載のアルカリ水の生成方法。
  9. 前記容器本体における前記イオン交換膜の下端位置よりも低い位置に、前記貯蔵室内に入れる水の最上限位置を示す上限目印を設けたことを特徴とする請求項7記載のアルカリ水の生成方法。
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