JP2005270810A - 濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルタエレメント及びケーシングからなる濾過器52を多数備え、原液供給ヘッダ管60、濾液回収ヘッダ管62、及び原液回収ヘッダ管64等のヘッダ管58によって、複数の濾過器52が並列的に連結されたフィルタストリング82が構成され、濾液回収集合管84によって少なくとも2列のフィルタストリング82が更に並列的に連結された構造を有するとともに、その濾液回収集合管84が濾液回収ヘッダ管62に比して高い位置に配置された濾過装置50。
【選択図】図7
Description
本発明にいう「濾過器」は、フィルタエレメント、及びケーシングから構成される。
本明細書において「フィルタエレメント」というときは、多孔質体からなる隔壁を有し、その隔壁によって、液体の流路となるセルが形成されたものを意味する。このようなフィルタエレメントによれば、原液が隔壁を透過してセル内に流入する際に、又は原液が隔壁を透過してセル外に流出する際に、隔壁において懸濁物質や病原性微生物等の有害物質が除去され、セル内に流入した液体ないしはセル外に流出した液体を浄化された処理済液体(濾液)として回収することができる。
本明細書において「ケーシング」というときは、フィルタエレメントを内蔵し得る容体を意味する。即ち、ケーシングには内部空間が形成されており、その内部空間にフィルタエレメントを内蔵し得るように構成されている。上記の如く、フィルタエレメントとしては、柱状のものが汎用されることから、ケーシングは、これらの柱状体を内蔵し得る筒状に構成されることが多い。例えば、円柱状のフィルタエレメントを用いる場合には、円筒状のケーシングが好適に用いられる。
濾過器を構成する際には、原液流路と濾液流路とをシール材により液密的に隔離させた状態でフィルタエレメントをケーシング内に内蔵する構造とすることが必要である。その構造は特に限定されないが、通常は、フィルタエレメント両端面の外縁部に沿って、セル開口部を閉塞しないようにシール材を配置し、そのシール材をケーシングの一部に当接させる構造が採用される。
本発明の濾過装置は、多数の濾過器を相互に連結する配管を備える。この配管としては、原液供給ヘッダ管、濾液回収ヘッダ管、原液回収ヘッダ管、並びに、濾液回収集合管及び/又は原液回収集合管が挙げられる。
原液供給ヘッダ管は、ケーシングの原液供給口に連結させ得る複数の開口部が形成されたヘッダ管である。このヘッダ管は、原液供給源から送液される原液を複数の濾過器に分配して供給するためのものであり、複数のフィルタエレメントからの逆洗排液を集束させて回収する際にも利用される。この原液供給ヘッダ管の複数の開口部は、通常、付設されたフランジを介して濾過器を構成するケーシングの原液供給口に連結される。
濾液回収ヘッダ管は、ケーシングの濾液送出口に連結させ得る複数の開口部が形成されたヘッダ管である。このヘッダ管は、複数のフィルタエレメントからの濾液を集束させて回収するためのものであり、逆洗用の清澄水や洗浄用薬液を複数のフィルタエレメントに分配して供給する際にも利用される。この濾液回収ヘッダ管の複数の開口部は、通常、付設されたフランジを介して濾過器を構成するケーシングの濾液送出口に連結される。
原液回収ヘッダ管は、ケーシングの原液排出口に連結させ得る複数の開口部が形成されたヘッダ管である。このヘッダ管は、水張り運転時のドレン排水を集束させて回収するためのものであり、逆洗用の圧縮エアを複数のフィルタエレメントに分配して供給する際にも利用される。この原液回収ヘッダ管の複数の開口部は、通常、付設されたフランジを介して濾過器を構成するケーシングの原液排出口に連結される。
濾液回収集合管は、濾液回収ヘッダ管に連結させ得る、少なくとも2つの開口部が形成された集合管である。この集合管は、少なくとも2本の濾液回収ヘッダ管からの濾液を集束させて回収するためのものであり、逆洗用の清澄水を少なくとも2本の濾液回収ヘッダ管に分配して供給する際にも利用される。この濾液回収集合管の少なくとも2つの開口部は、通常、付設されたフランジを介して濾液回収ヘッダ管(主管)の両端開口部の一方に連結される。
原液回収集合管は、原液回収ヘッダ管に連結させ得る、少なくとも2つの開口部が形成された集合管である。この集合管は、少なくとも2本の原液回収ヘッダ管からのドレン排水等を集束させて回収するためのものであり、逆洗用の圧縮エアを、少なくとも2本の原液回収ヘッダ管に分配して供給する際にも利用される。この原液回収集合管の少なくとも2つの開口部は、通常、付設されたフランジを介して原液回収ヘッダ管(主管)の両端開口部の一方に連結される。
Claims (5)
- 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、液体の流路となるセルが形成されたフィルタエレメント、及び前記フィルタエレメントを内蔵し得るケーシングからなり、前記フィルタエレメントが、液体を鉛直方向に流通させるように、前記ケーシング内に内蔵されてなる濾過器、を多数備えた濾過装置であって、
前記ケーシングは、前記フィルタエレメントに被処理液体(原液)を供給し得る原液供給口、前記フィルタエレメントから処理済液体(濾液)を送出し得る濾液送出口、及び前記フィルタエレメントから前記原液を排出し得る原液排出口が形成されたものであり、
多数の前記濾過器を相互に連結する配管として、前記ケーシングの前記原液供給口に連結させ得る複数の開口部を有する原液供給ヘッダ管と、前記ケーシングの前記濾液送出口に連結させ得る複数の開口部を有する濾液回収ヘッダ管と、前記ケーシングの前記原液排出口に連結させ得る複数の開口部を有する原液回収ヘッダ管と、前記濾液回収ヘッダ管に連結させ得る、少なくとも2つの開口部を有する濾液回収集合管とを備え、
前記原液供給ヘッダ管、前記濾液回収ヘッダ管、及び前記原液回収ヘッダ管によって、複数の前記濾過器が並列的に連結されたフィルタストリングが構成され、前記濾液回収集合管によって、少なくとも2列の前記フィルタストリングが更に並列的に連結された構造を有するとともに、前記濾液回収集合管が、前記濾液回収ヘッダ管に比して高い位置に配置された濾過装置。 - 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、液体の流路となるセルが形成されたフィルタエレメント、及び前記フィルタエレメントを内蔵し得るケーシングからなり、前記フィルタエレメントが、液体を鉛直方向に流通させるように、前記ケーシング内に内蔵されてなる濾過器、を多数備えた濾過装置であって、
前記ケーシングは、前記フィルタエレメントに被処理液体(原液)を供給し得る原液供給口、前記フィルタエレメントから処理済液体(濾液)を送出し得る濾液送出口、及び前記フィルタエレメントから前記原液を排出し得る原液排出口が形成されたものであり、
多数の前記濾過器を相互に連結する配管として、前記ケーシングの前記原液供給口に連結させ得る複数の開口部を有する原液供給ヘッダ管と、前記ケーシングの前記濾液送出口に連結させ得る複数の開口部を有する濾液回収ヘッダ管と、前記ケーシングの前記原液排出口に連結させ得る複数の開口部を有する原液回収ヘッダ管と、前記原液回収ヘッダ管に連結させ得る、少なくとも2つの開口部を有する原液回収集合管とを備え、
前記原液供給ヘッダ管、前記濾液回収ヘッダ管、及び前記原液回収ヘッダ管によって、複数の前記濾過器が並列的に連結されたフィルタストリングが構成され、前記原液回収集合管によって、少なくとも2列の前記フィルタストリングが更に並列的に連結された構造を有するとともに、前記原液回収集合管が、前記原液回収ヘッダ管に比して高い位置に配置された濾過装置。 - 前記配管として、前記原液回収ヘッダ管に連結させ得る、少なくとも2つの開口部を有する原液回収集合管を更に備え、
前記原液回収集合管が、前記原液回収ヘッダ管に比して高い位置に配置された請求項1に記載の濾過装置。 - 前記フィルタエレメントが、セラミック多孔質体からなるとともに、液体の流路方向が平行となるように多数のセルが形成されたモノリス状のフィルタエレメントである請求項1〜3のいずれか一項に記載の濾過装置。
- 前記濾液回収集合管及び/又は前記原液回収集合管が、エア抜き用のドレンバルブを備えたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004088162A JP2005270810A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004088162A JP2005270810A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005270810A true JP2005270810A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35171026
Family Applications (1)
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JP2004088162A Pending JP2005270810A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 濾過装置 |
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Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1897602A1 (en) * | 2005-06-30 | 2008-03-12 | Ngk Insulators, Ltd. | Filtration device |
JP2008207143A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Metawater Co Ltd | 膜ろ過装置の逆洗方法および膜ろ過装置 |
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JP2014188491A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Kubota Corp | 膜コンポーネント及び膜モジュール |
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2004
- 2004-03-25 JP JP2004088162A patent/JP2005270810A/ja active Pending
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